JP5298793B2 - ガス化設備の圧力制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス化設備の圧力制御方法及び装置に関するものである。
従来より、燃料として、石炭、バイオマス、タイヤチップ等の原料を用い、ガス化ガスを生成するガス化設備の開発が進められている。
図3は開発が進められているガス化設備の一例を示すものであって、該ガス化設備は、蒸気により流動媒体(硅砂、石灰石等)の流動層1を形成して投入される原料(石炭、バイオマス、タイヤチップ等)のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉2と、該ガス化炉2で生成されたガス化ガスを抜き出すガス化ガス配管3に設けられたガス化炉内部圧力調節手段4と、前記ガス化ガス配管3途中に設けられ且つ前記ガス化ガスから流動媒体を分離するスプレ塔等の媒体分離装置7と、前記ガス化炉2で生成された可燃性固形分が流動媒体と共にループシール8を介して導入され且つ空気又は酸素等の流動用ガスにより流動層9を形成して前記可燃性固形分の燃焼を行う燃焼炉10と、該燃焼炉10の燃焼排ガスを抜き出す排ガス配管11に設けられた燃焼炉内部圧力調節手段12と、前記排ガス配管11途中に設けられ且つ前記燃焼排ガスから流動媒体を分離し該分離した流動媒体をダウンカマー15及びループシール16を介して前記ガス化炉2に供給するホットサイクロン等の媒体分離装置17とを備えてなる構成を有している。
前記ガス化炉内部圧力調節手段4は、ガス化炉誘引通風機5と該ガス化炉誘引通風機5の入側に設けられたガス化炉内部圧力調節弁6とを有し、前記ガス化炉2には、該ガス化炉内部圧力18aを検出するガス化炉内部圧力検出器18を設け、該ガス化炉内部圧力検出器18で検出されるガス化炉内部圧力18aに基づいて前記ガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉内部圧力調節弁6へ制御信号6aを出力する制御器19を設けてある。
前記燃焼炉内部圧力調節手段12は、燃焼炉誘引通風機13と該燃焼炉誘引通風機13の入側に設けられた燃焼炉内部圧力調節弁14とを有し、前記燃焼炉10には、燃焼炉上部圧力24aを検出する燃焼炉内部圧力検出器24を設け、該燃焼炉内部圧力検出器24で検出される燃焼炉上部圧力24aに基づいて、前記制御器19から前記燃焼炉内部圧力調節手段12の燃焼炉内部圧力調節弁14へ制御信号14aを出力するようにしてある。
尚、図3中、20は前記燃焼炉10の底部に接続された流動用ガス配管、21は流動用ガス配管20を介して前記燃焼炉10に流動用ガスを送り込む押込通風機、22は押込通風機21出側の流動用ガス配管20に設けられた流動用ガス流量調節弁であり、該流動用ガス流量調節弁22の開度制御を行いつつ押込通風機21の作動により燃焼炉10へ空気又は酸素等の流動用ガスを供給するようにしてある。
前述の如きガス化設備においては、通常運転時、ガス化炉2において、蒸気により流動層1が形成されており、ここに石炭、バイオマス、タイヤチップ等の原料を投入すると、該原料は水蒸気ガス化してガス化され、ガス化ガスと可燃性固形分とが生成され、前記ガス化炉2で生成された可燃性固形分は流動媒体と共にループシール8を介して、前記流動用ガスにより流動層9が形成されている燃焼炉10へ導入され、該可燃性固形分の燃焼が行われ、該燃焼炉10からの燃焼排ガスは、排ガス配管11を介してホットサイクロン等の媒体分離装置17へ導入され、該媒体分離装置17において、前記燃焼排ガスより流動媒体が分離され、該分離された流動媒体はダウンカマー15及びループシール16を介して前記ガス化炉2に戻され、循環される。
ここで、前記燃焼炉10で可燃性固形分の燃焼に伴い高温になった流動媒体が燃焼排ガスと共に排ガス配管11を通り前記媒体分離装置17で分離され、前記ダウンカマー15及びループシール16を介してガス化炉2に供給されることにより、ガス化炉2の高温が保持されると共に、原料の熱分解によって生成したガスや、その残渣原料が蒸気と反応することによって、水性ガス化反応[C+H2O=H2+CO]や水素転換反応[CO+H2O=H2+CO2]が起こり、H2やCO等の可燃性のガス化ガスが生成される。
前記ガス化炉2で生成されたガス化ガスは、前記ガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉誘引通風機5の作動によりガス化ガス配管3を通り、スプレ塔等の媒体分離装置7で煤塵等が分離除去され、図示していない化学プラント或いはガスタービン等に供給される。
因みに、前記ガス化設備における通常運転中の熱不足時、即ち前記ガス化炉2において原料のガス化のための充分な熱が得られないような場合には、前記ガス化炉2へ供給される原料と同じ石炭、バイオマス、タイヤチップ等の燃料が補助的に前記燃焼炉10へ投入されて燃焼が行われ、不足する熱を補うようになっている。又、前記ガス化設備における通常運転に到る前段階での循環予熱運転時には、前記ガス化炉2への原料の投入は行わずに、該ガス化炉2の底部から蒸気の代わりに流動用の空気を供給した状態で、前記石炭、バイオマス、タイヤチップ等の燃料が予熱用として前記燃焼炉10へ投入されて燃焼が行われ、該燃焼炉10での燃料の燃焼に伴い高温になった流動媒体が燃焼排ガスと共に排ガス配管11を通り前記媒体分離装置17で分離され、前記ダウンカマー15及びループシール16を介してガス化炉2に供給されることにより、ガス化設備の循環予熱が行われるようになっている。
そして、従来のガス化設備においては、ガス化炉内部圧力検出器18によってガス化炉内部圧力18aが実測値として検出され、該実測値としてのガス化炉内部圧力18aがある所望の設定値となるように前記制御器19からガス化炉内部圧力調節弁6へ制御信号6aが出力され、該制御信号6aにてガス化炉内部圧力調節弁6が開度制御されることにより前記ガス化炉内部圧力18aの調節が行われ、該ガス化炉内部圧力18aが安定に保たれるようになっている。又、同時に、燃焼炉内部圧力検出器24によって燃焼炉上部圧力24aが実測値として検出され、該実測値としての燃焼炉上部圧力24aがある所望の設定値となるように前記制御器19から燃焼炉内部圧力調節弁14へ制御信号14aが出力され、該制御信号14aにて燃焼炉内部圧力調節弁14が開度制御されることにより前記燃焼炉上部圧力24aの調節が行われ、該燃焼炉上部圧力24aが安定に保たれるようになっている。
尚、圧力制御によりガス化炉への外気混入を防ぐ方法の一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2005−247881号公報
ところで、前述の如き従来のガス化設備では、ガス化炉内部圧力18aを設定値に保つように制御した場合、ガス化炉2で生成されるガス化ガスの流量がある一定値以下であれば、図4の実線に示される如く、ガス化ガス配管3の内部圧力は、ガス化炉2出口から前記ガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉誘引通風機5入口へ向け徐々に低下していき、該ガス化炉誘引通風機5において昇圧された後、再び低下していく形となるが、ガス化ガスを使用する側での要求等に伴って、ガス化炉2で生成されるガス化ガスの流量が増えると、
Figure 0005298793
という関係式に基づき差圧ΔPが増えると共にスプレ塔等の媒体分離装置7の影響を受け、図4の仮想線に示される如く、ガス化ガス配管3の内部圧力の低下の勾配が大きくなり、ガス化炉誘引通風機5入口付近でのガス化ガス配管3の内部圧力が大気圧より下がって負圧になり、外気がガス化ガス配管3内部に混入してしまう可能性が高まり、このように外気がガス化ガス配管3内部に混入してしまうと、外気には窒素等も含まれていることから、ガス化ガスの品質が低下してしまう虞があった。
こうした不具合を避けるために、例えば、常に前記ガス化炉内部圧力18aを高い値に設定することも考えられるが、このように常にガス化炉内部圧力18aを高い値に設定してしまうと、ガス化ガスの生成量が少ないときでもガス化炉内部圧力18aが高くなるため、トータル的にガス化ガスが外部へ多量に漏れてしまう可能性が高まり、効率低下につながり、あまり好ましい対策であるとは言えなかった。
一方、特許文献1に開示されている方法の場合、ガス化炉への原料供給系に関しては外気の混入を防ぐことが可能となっているものの、ガス化炉より下流側におけるガス化ガスのガス化ガス配管への外気混入については全く考慮されていなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、ガス化ガス配管の内部圧力が大気圧より下がって負圧になることを防ぎ、外気がガス化ガス配管内部に混入してしまうことを避けることができ、ガス化ガスの品質低下を防止し得、又、ガス化ガスのガス化炉外部への漏洩をも防いで効率向上を図り得るガス化設備の圧力制御方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、蒸気により流動媒体の流動層を形成して投入される原料のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉と、該ガス化炉で生成されたガス化ガスを抜き出すガス化ガス配管に設けられたガス化炉内部圧力調節手段と、前記ガス化炉で生成された可燃性固形分が流動媒体と共に導入され且つ流動用ガスにより流動層を形成して前記可燃性固形分の燃焼を行いつつ該燃焼熱を前記ガス化炉に供給する燃焼炉と、該燃焼炉の燃焼排ガスを抜き出す排ガス配管に設けられた燃焼炉内部圧力調節手段とを備えたガス化設備の圧力制御方法であって、
通常時はガス化炉内部圧力が第一設定値になるように前記ガス化炉内部圧力調節手段を制御し、該ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力が前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値を引き上げ、前記ガス化炉内部圧力調節手段にてガス化炉内部圧力を上昇させることにより、ガス化ガス配管内部圧力が負圧にならないように制御することを特徴とするガス化設備の圧力制御方法にかかるものである。
前述の如く、通常時はガス化炉内部圧力が第一設定値になるように前記ガス化炉内部圧力調節手段を制御し、該ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力が前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値を引き上げ、前記ガス化炉内部圧力調節手段にてガス化炉内部圧力を上昇させることにより、ガス化ガス配管内部圧力が負圧にならないように制御すると、ガス化ガスを使用する側での要求等に伴って、ガス化炉で生成されるガス化ガスの流量が増え、ガス化ガス配管の内部圧力の低下の勾配が大きくなったとしても、ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管の内部圧力が大気圧より下がって負圧になることが避けられるため、外気がガス化ガス配管内部に混入せず、ガス化ガスの品質が低下してしまう心配がなくなる。又、常に前記ガス化炉内部圧力を高い値に設定するのではなく、ガス化ガスの生成量が少ないときにはガス化炉内部圧力は高くならないため、トータル的にガス化ガスが外部へ多量に漏れてしまう心配もなく、効率低下が避けられる。
前記ガス化設備の圧力制御方法においては、前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機を有し、該ガス化炉誘引通風機のインバータ制御により前記ガス化炉内部圧力の調節を行うようにすることができる。
又、前記ガス化設備の圧力制御方法においては、前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機と該ガス化炉誘引通風機の入側に設けられたガス化炉内部圧力調節弁とを有し、該ガス化炉内部圧力調節弁の開度制御により前記ガス化炉内部圧力の調節を行うようにすることもできる。
そして、前記ガス化設備の圧力制御方法においては、前記ガス化炉内部圧力を上昇させた際、該上昇分に見合う分だけ前記燃焼炉内部圧力調節手段を制御して燃焼炉上部圧力を上昇させることができ、このようにすると、前記ガス化炉内部圧力調節手段にてガス化炉内部圧力を上昇させた際に、圧力バランスが崩れてガス化炉と燃焼炉とをつなぐループシールによるシールが切れてしまうことを回避可能となる。
又、前記ガス化設備の圧力制御方法においては、前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機を有し、該燃焼炉誘引通風機のインバータ制御により前記燃焼炉上部圧力の調節を行うようにすることができる。
更に又、前記ガス化設備の圧力制御方法においては、前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機と該燃焼炉誘引通風機の入側に設けられた燃焼炉上部圧力調節弁とを有し、該燃焼炉上部圧力調節弁の開度制御により前記燃焼炉上部圧力の調節を行うようにすることもできる。
一方、本発明は、蒸気により流動媒体の流動層を形成して投入される原料のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉と、該ガス化炉で生成されたガス化ガスを抜き出すガス化ガス配管に設けられたガス化炉内部圧力調節手段と、前記ガス化炉で生成された可燃性固形分が流動媒体と共に導入され且つ流動用ガスにより流動層を形成して前記可燃性固形分の燃焼を行いつつ該燃焼熱を前記ガス化炉に供給する燃焼炉と、該燃焼炉の燃焼排ガスを抜き出す排ガス配管に設けられた燃焼炉内部圧力調節手段とを備えたガス化設備の圧力制御装置であって、
ガス化炉内部圧力を検出するガス化炉内部圧力検出器と、
ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力を検出するガス化ガス配管内部圧力検出器と、
通常時は前記ガス化炉内部圧力検出器で検出されるガス化炉内部圧力が第一設定値になるように前記ガス化炉内部圧力調節手段へ制御信号を出力し、前記ガス化ガス配管内部圧力検出器で検出されるガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力が前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値を引き上げ、前記ガス化炉内部圧力調節手段に対して、ガス化炉内部圧力を上昇させガス化ガス配管内部圧力が負圧にならないようにする制御信号を出力する制御器と
を備えたことを特徴とするガス化設備の圧力制御装置にかかるものである。
前述の如く構成すると、通常時は前記ガス化炉内部圧力検出器で検出されるガス化炉内部圧力が第一設定値になるように前記制御器からガス化炉内部圧力調節手段へ制御信号が出力され、前記ガス化ガス配管内部圧力検出器で検出されるガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力が前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値が引き上げられ、前記制御器からガス化炉内部圧力調節手段に対して、ガス化炉内部圧力を上昇させガス化ガス配管内部圧力が負圧にならないようにする制御信号が出力されることから、ガス化ガスを使用する側での要求等に伴って、ガス化炉で生成されるガス化ガスの流量が増え、ガス化ガス配管の内部圧力の低下の勾配が大きくなったとしても、ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管の内部圧力が大気圧より下がって負圧になることが避けられるため、外気がガス化ガス配管内部に混入せず、ガス化ガスの品質が低下してしまう心配がなくなる。又、常に前記ガス化炉内部圧力を高い値に設定するのではなく、ガス化ガスの生成量が少ないときにはガス化炉内部圧力は高くならないため、トータル的にガス化ガスが外部へ多量に漏れてしまう心配もなく、効率低下が避けられる。
前記ガス化設備の圧力制御装置においては、前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機を有し、前記制御器から出力される制御信号にてガス化炉誘引通風機をインバータ制御することにより前記ガス化炉内部圧力の調節を行うよう構成することができる。
又、前記ガス化設備の圧力制御装置においては、前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機と該ガス化炉誘引通風機の入側に設けられたガス化炉内部圧力調節弁とを有し、前記制御器から出力される制御信号にてガス化炉内部圧力調節弁を開度制御することにより前記ガス化炉内部圧力の調節を行うよう構成することもできる。
そして、前記ガス化設備の圧力制御装置においては、前記ガス化炉内部圧力を上昇させた際、該上昇分に見合う分だけ前記制御器から出力される制御信号にて前記燃焼炉内部圧力調節手段を制御することにより燃焼炉上部圧力を上昇させるよう構成することができ、このようにすると、前記ガス化炉内部圧力調節手段にてガス化炉内部圧力を上昇させた際に、圧力バランスが崩れてガス化炉と燃焼炉とをつなぐループシールによるシールが切れてしまうことを回避可能となる。
又、前記ガス化設備の圧力制御装置においては、前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機を有し、前記制御器から出力される制御信号にて燃焼炉誘引通風機をインバータ制御することにより前記燃焼炉上部圧力の調節を行うよう構成することができる。
更に又、前記ガス化設備の圧力制御装置においては、前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機と該燃焼炉誘引通風機の入側に設けられた燃焼炉上部圧力調節弁とを有し、前記制御器から出力される制御信号にて燃焼炉上部圧力調節弁を開度制御することにより前記燃焼炉上部圧力の調節を行うよう構成することもできる。
本発明のガス化設備の圧力制御方法及び装置によれば、ガス化ガス配管の内部圧力が大気圧より下がって負圧になることを防ぎ、外気がガス化ガス配管内部に混入してしまうことを避けることができ、ガス化ガスの品質低下を防止し得、又、ガス化ガスのガス化炉外部への漏洩をも防いで効率向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図3及び図4に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如く、ガス化炉内部圧力調節手段4入側のガス化ガス配管内部圧力23aを検出するガス化ガス配管内部圧力検出器23を設けると共に、通常時は前記ガス化炉内部圧力検出器18で検出されるガス化炉内部圧力18aが第一設定値になるように制御器19からガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉内部圧力調節弁6へ制御信号6aを出力し、前記ガス化ガス配管内部圧力検出器23で検出されるガス化炉内部圧力調節手段4入側のガス化ガス配管内部圧力23aが前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値を引き上げ、前記制御器19からガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉内部圧力調節弁6に対して、ガス化炉内部圧力18aを上昇させガス化ガス配管内部圧力23aが負圧になることを防ぐ制御信号6aを出力するよう構成した点にある。
本図示例の場合、前記ガス化炉内部圧力調節手段4にてガス化炉内部圧力18aを上昇させた際に、圧力バランスが崩れてガス化炉2と燃焼炉10とをつなぐループシール8によるシールが切れてしまう可能性があるため、前記ガス化炉内部圧力18aを上昇させた際、前記制御器19から出力される制御信号14aにて燃焼炉内部圧力調節手段12の燃焼炉内部圧力調節弁14を制御することにより、前記ガス化炉内部圧力18aの上昇分に見合う分だけ前記燃焼炉内部圧力検出器24で検出される燃焼炉上部圧力24aを上昇させるよう構成してある。
次に、上記図示例の作用を説明する。
前述の如く構成すると、通常時は前記ガス化炉内部圧力検出器18で検出されるガス化炉内部圧力18aが第一設定値になるように前記制御器19からガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉内部圧力調節弁6へ制御信号6aが出力され、この場合のガス化ガス配管3の内部圧力は、図2の実線に示す如く、ガス化炉2出口から前記ガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉誘引通風機5入口へ向け徐々に低下していき、該ガス化炉誘引通風機5において昇圧された後、再び低下していく形となる。
これに対し、ガス化ガスを使用する側での要求等に伴って、ガス化炉2で生成されるガス化ガスの流量が増えると、[数1]の関係式に基づき差圧ΔPが増え、図2の仮想線に示す如く、ガス化ガス配管3の内部圧力の低下の勾配が大きくなる可能性があるが、本図示例の場合、前記ガス化ガス配管内部圧力検出器23で検出されるガス化炉内部圧力調節手段4入側のガス化ガス配管内部圧力23aが前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は、図2の矢印で示す如く、前記第一設定値が引き上げられ、前記制御器19からガス化炉内部圧力調節手段4のガス化炉内部圧力調節弁6に対して、ガス化炉内部圧力18aを上昇させガス化ガス配管内部圧力23aが負圧にならないようにする制御信号6aが出力され、前記ガス化ガス配管3の内部圧力の変化は、図2(a)の破線で示すようになることから、前述の如く、ガス化ガスを使用する側での要求等に伴って、ガス化炉2で生成されるガス化ガスの流量が増え、ガス化ガス配管3の内部圧力の低下の勾配が大きくなったとしても、ガス化炉内部圧力調節手段4入側のガス化ガス配管3の内部圧力が大気圧より下がって負圧になることが避けられるため、外気がガス化ガス配管3内部に混入せず、ガス化ガスの品質が低下してしまう心配がなくなる。
又、常に前記ガス化炉内部圧力18aを高い値に設定するのではなく、ガス化ガスの生成量が少ないときにはガス化炉内部圧力18aは高くならないため、トータル的にガス化ガスが外部へ多量に漏れてしまう心配もなく、効率低下が避けられる。
更に又、本図示例の場合、前記ガス化炉内部圧力18aを上昇させた際、前記制御器19から出力される制御信号14aにて燃焼炉内部圧力調節手段12の燃焼炉内部圧力調節弁14が制御され、これにより、前記ガス化炉内部圧力18aの上昇分に見合う分だけ前記燃焼炉内部圧力検出器24で検出される燃焼炉上部圧力24aが上昇するため、前記ガス化炉内部圧力調節手段4にてガス化炉内部圧力18aを上昇させた際に、圧力バランスが崩れてガス化炉2と燃焼炉10とをつなぐループシール8によるシールが切れてしまうことを回避可能となる。因みに、前記排ガス配管11の内部圧力の変化は、前述の如く燃焼炉上部圧力24aを上昇させることに伴い、図2(b)の仮想線で示す状態から破線で示すように引き上げられて、燃焼炉10出口から前記燃焼炉内部圧力調節手段12の燃焼炉誘引通風機13入口へ向け徐々に低下していき、該燃焼炉誘引通風機13において昇圧された後、再び低下していく形となる。
こうして、ガス化ガス配管3の内部圧力が大気圧より下がって負圧になることを防ぎ、外気がガス化ガス配管3内部に混入してしまうことを避けることができ、ガス化ガスの品質低下を防止し得、又、ガス化ガスのガス化炉2外部への漏洩をも防いで効率向上を図り得る。
本図示例の場合、前記制御器19から出力される制御信号6aにて、前記ガス化炉内部圧力調節手段4としてのガス化炉誘引通風機5の入側に設けられたガス化炉内部圧力調節弁6を開度制御することにより前記ガス化炉内部圧力18aの調節を行うよう構成しているが、ガス化炉誘引通風機5のインバータ制御により前記ガス化炉内部圧力18aの調節を行うようにすることも可能である。
又、本図示例の場合、前記制御器19から出力される制御信号14aにて、前記燃焼炉内部圧力調節手段12としての燃焼炉誘引通風機13の入側に設けられた燃焼炉内部圧力調節弁14を開度制御することにより前記燃焼炉上部圧力24aの調節を行うよう構成しているが、燃焼炉誘引通風機13のインバータ制御により前記燃焼炉上部圧力24aの調節を行うようにすることも可能である。
尚、本発明のガス化設備の圧力制御方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す全体概要構成図である。 (a)は本発明を実施する形態の一例におけるガス化ガス配管内部圧力を示す線図、(b)は本発明を実施する形態の一例における排ガス配管内部圧力を示す線図である。 開発が進められているガス化炉と燃焼炉とを備えたガス化設備の一例を示す全体概要構成図である。 従来例におけるガス化ガス配管内部圧力を示す線図である。
符号の説明
1 流動層
2 ガス化炉
3 ガス化ガス配管
4 ガス化炉内部圧力調節手段
5 ガス化炉誘引通風機
6 ガス化炉内部圧力調節弁
6a 制御信号
8 ループシール
9 流動層
10 燃焼炉
11 排ガス配管
12 燃焼炉内部圧力調節手段
13 燃焼炉誘引通風機
14 燃焼炉内部圧力調節弁
14a 制御信号
18 ガス化炉内部圧力検出器
18a ガス化炉内部圧力
19 制御器
23 ガス化ガス配管内部圧力検出器
23a ガス化ガス配管内部圧力
24 燃焼炉内部圧力検出器
24a 燃焼炉上部圧力

Claims (12)

  1. 蒸気により流動媒体の流動層を形成して投入される原料のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉と、該ガス化炉で生成されたガス化ガスを抜き出すガス化ガス配管に設けられたガス化炉内部圧力調節手段と、前記ガス化炉で生成された可燃性固形分が流動媒体と共に導入され且つ流動用ガスにより流動層を形成して前記可燃性固形分の燃焼を行いつつ該燃焼熱を前記ガス化炉に供給する燃焼炉と、該燃焼炉の燃焼排ガスを抜き出す排ガス配管に設けられた燃焼炉内部圧力調節手段とを備えたガス化設備の圧力制御方法であって、
    通常時はガス化炉内部圧力が第一設定値になるように前記ガス化炉内部圧力調節手段を制御し、該ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力が前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値を引き上げ、前記ガス化炉内部圧力調節手段にてガス化炉内部圧力を上昇させることにより、ガス化ガス配管内部圧力が負圧にならないように制御することを特徴とするガス化設備の圧力制御方法。
  2. 前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機を有し、該ガス化炉誘引通風機のインバータ制御により前記ガス化炉内部圧力の調節を行うようにした請求項1記載のガス化設備の圧力制御方法。
  3. 前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機と該ガス化炉誘引通風機の入側に設けられたガス化炉内部圧力調節弁とを有し、該ガス化炉内部圧力調節弁の開度制御により前記ガス化炉内部圧力の調節を行うようにした請求項1記載のガス化設備の圧力制御方法。
  4. 前記ガス化炉内部圧力を上昇させた際、該上昇分に見合う分だけ前記燃焼炉内部圧力調節手段を制御して燃焼炉上部圧力を上昇させる請求項1〜3のいずれか一つに記載のガス化設備の圧力制御方法。
  5. 前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機を有し、該燃焼炉誘引通風機のインバータ制御により前記燃焼炉上部圧力の調節を行うようにした請求項4記載のガス化設備の圧力制御方法。
  6. 前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機と該燃焼炉誘引通風機の入側に設けられた燃焼炉上部圧力調節弁とを有し、該燃焼炉上部圧力調節弁の開度制御により前記燃焼炉上部圧力の調節を行うようにした請求項4記載のガス化設備の圧力制御方法。
  7. 蒸気により流動媒体の流動層を形成して投入される原料のガス化を行いガス化ガスと可燃性固形分とを生成するガス化炉と、該ガス化炉で生成されたガス化ガスを抜き出すガス化ガス配管に設けられたガス化炉内部圧力調節手段と、前記ガス化炉で生成された可燃性固形分が流動媒体と共に導入され且つ流動用ガスにより流動層を形成して前記可燃性固形分の燃焼を行いつつ該燃焼熱を前記ガス化炉に供給する燃焼炉と、該燃焼炉の燃焼排ガスを抜き出す排ガス配管に設けられた燃焼炉内部圧力調節手段とを備えたガス化設備の圧力制御装置であって、
    ガス化炉内部圧力を検出するガス化炉内部圧力検出器と、
    ガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力を検出するガス化ガス配管内部圧力検出器と、
    通常時は前記ガス化炉内部圧力検出器で検出されるガス化炉内部圧力が第一設定値になるように前記ガス化炉内部圧力調節手段へ制御信号を出力し、前記ガス化ガス配管内部圧力検出器で検出されるガス化炉内部圧力調節手段入側のガス化ガス配管内部圧力が前記第一設定値より低い第二設定値以下になった場合は前記第一設定値を引き上げ、前記ガス化炉内部圧力調節手段に対して、ガス化炉内部圧力を上昇させガス化ガス配管内部圧力が負圧にならないようにする制御信号を出力する制御器と
    を備えたことを特徴とするガス化設備の圧力制御装置。
  8. 前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機を有し、前記制御器から出力される制御信号にてガス化炉誘引通風機をインバータ制御することにより前記ガス化炉内部圧力の調節を行うようにした請求項7記載のガス化設備の圧力制御装置。
  9. 前記ガス化炉内部圧力調節手段がガス化炉誘引通風機と該ガス化炉誘引通風機の入側に設けられたガス化炉内部圧力調節弁とを有し、前記制御器から出力される制御信号にてガス化炉内部圧力調節弁を開度制御することにより前記ガス化炉内部圧力の調節を行うよう構成した請求項7記載のガス化設備の圧力制御装置。
  10. 前記ガス化炉内部圧力を上昇させた際、該上昇分に見合う分だけ前記制御器から出力される制御信号にて前記燃焼炉内部圧力調節手段を制御することにより燃焼炉上部圧力を上昇させるよう構成した請求項7〜9のいずれか一つに記載のガス化設備の圧力制御装置。
  11. 前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機を有し、前記制御器から出力される制御信号にて燃焼炉誘引通風機をインバータ制御することにより前記燃焼炉上部圧力の調節を行うよう構成した請求項10記載のガス化設備の圧力制御装置。
  12. 前記燃焼炉内部圧力調節手段が燃焼炉誘引通風機と該燃焼炉誘引通風機の入側に設けられた燃焼炉上部圧力調節弁とを有し、前記制御器から出力される制御信号にて燃焼炉上部圧力調節弁を開度制御することにより前記燃焼炉上部圧力の調節を行うよう構成した請求項10記載のガス化設備の圧力制御装置。
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