JP2017110165A - ガス化装置及びガス化装置の制御装置、ガス化複合発電設備 - Google Patents

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孝則 堤
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悟 松尾
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悟 松尾
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Abstract

【課題】ガス化装置及びガス化装置の制御装置、ガス化複合発電設備において、チャー流量制御の簡素化及びロバスト制の向上を図る。【解決手段】微粉炭のガス化を行うガス化炉22と、微粉炭をガス化炉22に供給する微粉炭供給装置11と、酸素をガス化炉22に供給する酸素ガス供給ラインL4と、ガス化炉22で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置14と、チャー回収装置14が回収したチャーをガス化炉22に供給する第2窒素ガス供給ラインL10と、第2窒素ガス供給ラインL10によりガス化炉22に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁31と、ガス化炉22に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する制御装置100を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、石炭やバイオマスなどの炭素含有固体燃料を部分燃焼させてガス化することでガス燃料を生成するガス化装置、このガス化装置を制御するガス化装置の制御装置、ガス化装置を備えたガス化複合発電設備に関するものである。
石炭ガス化複合発電設備は、給炭装置、ガス化装置、ガス精製装置、ガスタービン設備、蒸気タービン設備、排熱回収ボイラ、ガス浄化装置などにより構成されている。このガス化複合発電設備におけるガス化装置は、圧力容器内にガス化炉が配置され、このガス化炉の下方に燃焼装置が配置される一方、上方に熱交換器(ガス冷却器)が配置されて構成されている。そのため、この石炭ガス化複合発電装置では、ガス化装置は、石炭をガス化して得られる可燃性ガス等をガスタービンに供給し、ガスタービンは、この可燃性ガスを燃料として運転して発電し、更に、蒸気タービンは、このガスタービンの排熱やガス化炉の熱等を回収して得られる蒸気により運転して発電する。
ガス化装置は、石炭と酸化剤をガス化炉へ投入してガス化することで可燃性ガスを生成し、この可燃性ガスからガス化されなかった炭素及び灰分を含む固体分としてのチャーを回収し、再びガス化炉へ投入してガス化している。除塵装置により可燃性ガスから回収されたチャーは、一旦ホッパに貯蔵され、所定量がガス化炉へ投入される。このとき、ガス化炉に投入されるチャー流量は、ガス化炉で発生するチャー量に等しくなるように流量制御される。即ち、ホッパ内のチャー重量が常時一定になるように、ガス化炉へ投入されるチャー流量を制御している。実際に、制御装置は、ホッパ内のチャー総重量を計測し、このチャー総重量が予め設定されたチャー総重量設定値になるようにチャー供給流量調節弁の開度を設定している。なお、このようなガス化炉におけるチャー流量制御として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特許第4095829号公報
上述した従来のガス化装置では、ホッパ内のチャー重量が常時一定になるようにガス化炉へ投入されるチャー流量を制御することから、負荷が一定であれば、ガスタービンに供給される燃料(可燃性ガス)の供給量が一定となり、ガスタービンの出力(発電量)が安定する。ところが、チャーは、経路内を常時移動していることから、ホッパ内のチャー総重量を高精度に計測することが困難となる。また、ガス化装置に対する要求負荷が一定であっても、ガス化炉内の負荷変動によりチャーの発生量などが変動する。そのため、チャー流量制御の簡素化及びロバスト制の向上が望まれている。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、チャー流量制御の簡素化及びロバスト制の向上を図るガス化装置、ガス化装置の制御装置、ガス化複合発電設備を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のガス化装置は、炭素含有燃料のガス化を行うガス化炉と、前記炭素含有燃料を前記ガス化炉に供給する燃料供給装置と、酸化剤を前記ガス化炉に供給する酸化剤供給装置と、前記ガス化炉で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置と、前記チャー回収装置が回収したチャーを前記ガス化炉に供給するチャー供給装置と、前記チャー供給装置が前記ガス化炉に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁と、前記ガス化炉に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値に基づいて前記チャー供給流量調節弁の開度を制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
従って、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト性を向上することができる。
本発明のガス化装置では、前記制御装置は、ガス化炉入力指令値に基づいて前記チャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出することを特徴としている。
従って、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出することで、チャー流量制御のロバスト性を向上することができる。
本発明のガス化装置では、前記制御装置は、前記ガス化炉側の圧力と前記チャー供給装置側の圧力との偏差が大きくなると、前記先行開度指令値が小さくなるように補正することを特徴としている。
従って、ガス化炉側の圧力とチャー供給装置側の圧力との偏差が大きくなると、先行開度指令値が小さくなるように補正することで、ガス化炉内で圧力変動が発生しても、ガス化炉へのチャー供給量を一定値に維持することができる。
本発明のガス化装置では、前記制御装置は、前記炭素含有燃料を完全に燃焼させるのに必要な理論酸化剤量に対する実際の酸化剤量の比が大きくなると、前記先行開度指令値が小さくなるように補正することを特徴としている。
従って、酸化剤量の供給量に応じて先行開度指令値を調整することで、ガス化炉の運転状態に応じた高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
本発明のガス化装置では、前記燃料供給装置は、前記ガス化炉の燃焼部における上部に前記炭素含有燃料を供給する第1燃料供給部と、前記ガス化炉の燃焼部における下部に前記炭素含有燃料を供給する第2燃料供給部とを有し、前記制御装置は、前記第1燃料供給部及び前記第2燃料供給部が供給する前記炭素含有燃料の全供給量に対する第1燃料供給部が供給する前記炭素含有燃料の供給量の比が大きくなると、前記先行開度指令値が大きくなるように補正することを特徴としている。
従って、炭素含有燃料の供給位置に応じて先行開度指令値を調整することで、ガス化炉の運転状態に応じた高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
本発明のガス化装置では、前記ガス化炉入力指令値は、前記ガス化炉側の圧力指令値と前記ガス化炉側の実圧力との偏差に基づいて補正されることを特徴としている。
従って、ガス化炉内の圧力変動に応じたガス化炉入力指令値に補正することができ、高精度なチャー供給流量調節弁開度を設定することができる。
本発明のガス化装置では、前記制御装置は、前記燃料供給装置が前記ガス化炉に供給する前記炭素含有燃料の供給量に基づいて前記チャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出し、前記先行開度指令値を前記ガス化炉入力指令値に基づいて補正することを特徴としている。
従って、炭素含有燃料の供給量に応じて先行開度指令値を調整することで、ガス化炉の運転状態に応じた高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
本発明のガス化装置では、前記制御装置は、前記チャー回収装置におけるチャー総重量設定値とチャー総重量との偏差により前記先行開度指令値を補正してチャー供給流量調節弁開度を算出することを特徴としている。
従って、チャー総重量のフィードバック制御とガス化炉入力指令値のフィードフォワード制御によりチャー供給流量調節弁の開度を設定することとなり、高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
また、本発明のガス化装置は、炭素含有燃料のガス化を行うガス化炉と、前記炭素含有燃料を前記ガス化炉に供給する燃料供給装置と、酸化剤を前記ガス化炉に供給する酸化剤供給装置と、前記ガス化炉で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置と、前記チャー回収装置が回収したチャーを前記ガス化炉に供給するチャー供給装置と、前記チャー供給装置が前記ガス化炉に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁と、前記燃料供給装置が前記ガス化炉に供給する前記炭素含有燃料の供給量に基づいて前記チャー供給流量調節弁の開度を制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
従って、炭素含有燃料の供給量に基づいてチャー供給流量調節弁の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト性を向上することができる。
また、本発明のガス化装置の制御装置は、炭素含有燃料のガス化を行うガス化炉と、前記炭素含有燃料を前記ガス化炉に供給する燃料供給装置と、酸化剤を前記ガス化炉に供給する酸化剤供給装置と、前記ガス化炉で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置と、前記チャー回収装置が回収したチャーを前記ガス化炉に供給するチャー供給装置と、前記チャー供給装置が前記ガス化炉に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁と、を備えるガス化装置において、前記ガス化炉に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値に基づいて前記チャー供給流量調節弁の開度を制御する、ことを特徴とするものである。
従って、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト制を向上することができる。
また、本発明のガス化複合発電設備ガス化装置は、炭素含有燃料をガス化して可燃性ガスを生成する前記ガス化装置と、前記ガス化装置により生成された可燃性ガスから不純物を取り除くことでガス精製を行うガス精製装置と、前記ガス精製装置によりガス精製された可燃性ガスと圧縮空気との混合ガスを燃焼してタービンを回転駆動するガスタービン設備と、前記ガスタービン設備からの排ガスにより蒸気を生成する排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラにより生成された蒸気によりタービンを回転駆動する蒸気タービン設備と、を備えることを特徴とするものである。
従って、ガス化装置にて、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト制を向上することができる。その結果、プラントの運用性を向上することができる。
本発明のガス化装置、ガス化装置の制御装置、ガス化複合発電設備によれば、ガス化炉に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト制を向上することができる。
図1は、第1実施形態のガス化装置が適用された石炭ガス化複合発電設備の概略構成図である。 図2は、石炭ガス化複合発電設備における出力制御を表す制御ブロックである。 図3は、ガス化装置におけるチャー供給流量制御を表す制御ブロックである。 図4は、チャー供給流量調節弁開度に対するチャー供給流量を表すグラフである。 図5は、第2実施形態のガス化装置におけるチャー供給流量制御を表す制御ブロックである。 図6は、空気比に対するチャー発生量を表すグラフである。 図7は、ガス化炉R/Tに対するチャー発生量を表すグラフである。 図8は、第3実施形態のガス化装置におけるチャー供給流量制御を表す制御ブロックである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るガス化装置、ガス化装置の制御装置、ガス化複合発電設備の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のガス化装置が適用された石炭ガス化複合発電設備の概略構成図である。
第1実施形態の石炭ガス化複合発電設備(IGCC:Integrated Coal Gasification Combined Cycle)は、空気及び空気分離装置で発生した余剰酸素を酸化剤としてガス化装置で石炭ガスを生成する空気(または、酸素富加空気)燃焼方式を採用し、ガス精製装置で精製した後の石炭ガスを燃料ガスとしてガスタービン設備に供給して発電を行っている。即ち、第1実施形態の石炭ガス化複合発電設備は、空気(または、酸素富加空気)燃焼方式(空気吹き)の発電設備である。
第1実施形態において、図1に示すように、石炭ガス化複合発電設備10は、微粉炭供給装置11、空気分離装置12、石炭ガス化装置13、チャー回収装置14、ガス精製装置15、ガスタービン設備16、蒸気タービン設備17、発電機18、排熱回収ボイラ(HRSG:Heat Recovery Steam Generator)19を備えている。なお、石炭ガス化装置13に供給する燃料としては、石炭などの炭素含有燃料が用いられる。
微粉炭供給装置11は、石炭(炭素含有燃料)を細かい粒子状に粉砕して形成されて微粉炭を貯留する微粉炭貯留ホッパ21を有している。この微粉炭貯留ホッパ21は、石炭ガス化装置13に微粉炭を供給する微粉炭供給ラインL1が設けられている。空気分離装置12は、大気中の空気から窒素と酸素を分離生成するものである。この空気分離器12は、分離生成した窒素ガスを微粉炭供給ラインL1により石炭ガス化装置13に供給する第1窒素ガス供給ラインL2が設けられている。
石炭ガス化装置13は、微粉炭供給装置11から微粉炭が供給可能であると共に、チャー回収装置14で回収されたチャー(石炭の未燃分)が戻されてリサイクル可能となっている。石炭ガス化装置13は、ガス化炉22とガス冷却器23とから構成され、ガス化炉22は、上部からリダクタ部、ディフューザ部、コンバスタ部が設けられている。
即ち、石炭ガス化装置13は、微粉炭供給ラインL1(第1窒素ガス供給ラインL2)から分岐した第1分岐ラインL1aがリダクタ部に接続され、同様に分岐した第2分岐ラインL1bがコンバスタ部に接続されている。また、石炭ガス化装置13は、ガスタービン設備16(圧縮機)から圧縮空気供給ラインL3が接続されており、ガスタービン設備16で圧縮された圧縮空気が供給可能となっている。更に、空気分離装置12からの酸素ガス供給ラインL4は、圧縮空気供給ラインL3に接続されている。この場合、窒素ガスは、石炭やチャーの搬送用ガスとして利用され、酸素ガスは、酸化剤として利用される。
石炭ガス化装置13は、例えば、噴流床形式のガス化炉22を有し、内部に供給された炭素含有燃料しての石炭、チャー、空気(酸素)、または、ガス化剤としての水蒸気を燃焼・ガス化すると共に、一酸化炭素を主成分とする可燃性ガスが発生し、この可燃性ガスをガス化剤としてガス化反応が起こる。なお、ガス化炉22は、微粉炭の混入した異物及び微粉炭中に含まれる灰分を除去する異物除去装置24が設けられている。この場合、ガス化炉22は、噴流床ガス化炉に限らず、流動床ガス化炉や固定床ガス化炉としてもよい。そして、石炭ガス化装置13は、ガス冷却器23からチャー回収装置14に向けて可燃性ガスのガス生成ラインL5が設けられており、チャーを含む可燃性ガスが排出可能となっている。この場合、ガス冷却器23は、可燃性ガスを所定温度まで冷却してからチャー回収装置14に供給する。
チャー回収装置14は、集塵装置25と、チャービン26と、複数(本実施形態では、2個)のチャー供給ホッパ27a,27bとを有している。集塵装置25は、1つまたは複数のバグフィルタやサイクロンにより構成され、石炭ガス化装置13で生成された可燃性ガスに含有するチャーを分離することができる。そして、チャーが分離された可燃性ガスは、ガス排出ラインL6を通してガス精製装置15に送られる。チャービン26は、集塵装置25における鉛直方向の下方に配置され、集塵装置25で可燃性ガスから分離されたチャーが排出ラインL7を通して供給される。各チャー供給ホッパ27a,27bは、チャービン26から払い出されたチャーが排出ラインL8a,L8bを通して供給されて貯留するものである。排出ラインL8a,L8bは、開閉弁28a,28bが設けられている。
また、空気分離器12の第2窒素供給ラインL10は、石炭ガス化装置13におけるガス化炉22のコンバスタ部に接続されている。また、各チャー供給ホッパ27a,27bからチャー戻しラインL9a,L9bがこの第2窒素供給ラインL10に接続されている。チャー戻しラインL9a,L9bは、開閉弁29a,29bが設けられている。なお、第2窒素供給ラインL10からの分岐ラインL11a,L11bは、各チャー供給ホッパ27a,27bに接続され、開閉弁30a,30bが設けられている。そして、第2窒素供給ラインL10は、チャー戻しラインL9a,L9bの接続部より下流側にチャー供給流量調節弁31が設けられている。
ガス精製装置15は、ガス排出ラインL6を介してチャー回収装置14に接続されており、燃料ガス供給ラインL12に燃料ガス供給流量調節弁(ガバナ弁)32が設けられている。ガス精製装置15は、チャー回収装置14によりチャーが分離された可燃性ガスに対して、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物を取り除くことで、ガス精製を行うものである。そして、ガス精製装置15は、可燃性ガスを精製して燃料ガスを製造し、この燃料ガスを燃料ガス供給ラインL12によりガスタービン設備16に供給する。このとき、燃料ガス供給流量調節弁32は、燃料ガスの供給流量を調節する。
ガスタービン設備16は、圧縮機41、燃焼器42、タービン43を有しており、圧縮機41とタービン43は、回転軸44により連結されている。燃焼器42は、圧縮機41から圧縮空気供給ラインL21が接続されると共に、ガス精製装置15から燃料ガス供給ラインL12が接続され、タービン43に燃焼ガス供給ラインL22が接続されている。また、ガスタービン設備16は、圧縮機41から石炭ガス化装置13に延びる圧縮空気供給ラインL3が設けられており、中途部に昇圧機45が設けられている。そのため、燃焼器42は、圧縮機41から供給された圧縮空気とガス精製装置15から供給された燃料ガスとを混合して燃焼し、タービン43は、発生した燃焼ガスにより回転軸44を回転することで発電機18を駆動することができる。
蒸気タービン設備17は、ガスタービン設備16における回転軸44に連結されるタービン46を有しており、発電機18は、この回転軸44の基端部に連結されている。排熱回収ボイラ19は、ガスタービン設備16(タービン43)からの排ガスラインL23が設けられており、空気と高温の排ガスとの間で熱交換を行うことで、蒸気を生成するものである。そのため、排熱回収ボイラ19は、蒸気タービン設備17のタービン46との間に蒸気供給ラインL24が設けられると共に、蒸気回収ラインL25が設けられ、蒸気回収ラインL25に復水器47が設けられている。そのため、蒸気タービン設備17は、排熱回収ボイラ19から供給された蒸気によりタービン46が駆動し、回転軸44を回転することで発電機18を駆動することができる。
そして、排熱回収ボイラ19で熱が回収された排ガスは、ガス浄化装置48により有害物質を除去され、浄化された排ガスは、煙突49から大気へ放出される。
このように構成された石炭ガス化複合発電設備10にて、微粉炭供給装置11は、微粉炭を空気分離装置12から供給される窒素により第1窒素供給ラインL2を通して石炭ガス化装置13に供給される。また、チャー回収装置14で回収されたチャーが、空気分離装置12から供給される窒素により第2窒素供給ラインL10を通して石炭ガス化装置13に供給される。更に、ガスタービン設備16から抽気された圧縮空気が昇圧機45で昇圧された後、空気分離装置12から供給される酸素と共に圧縮空気供給ラインL3を通して石炭ガス化装置13に供給される。
石炭ガス化装置13は、供給された微粉炭及びチャーが圧縮空気(酸素富加空気)により部分燃焼し、微粉炭及びチャーがガス化することで、二酸化炭素を主成分とする可燃性ガス(石炭ガス)を生成する。そして、この可燃性ガスは、石炭ガス化装置13からガス生成ラインL5を通して排出され、チャー回収装置14に送られる。チャー回収装置14にて、可燃性ガスは、集塵装置25により可燃性ガスからチャーが分離され、チャーが分離された可燃性ガスは、ガス排出ラインL6を通してガス精製装置15に送られる。一方、可燃性ガスから分離した微粒チャーは、チャー供給ホッパ27a,27bに堆積され、チャー戻しラインL9a,L9bを通して石炭ガス化装置13に戻されてリサイクルされる。
チャーが分離された可燃性ガスは、ガス精製装置15にて、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物が取り除かれてガス精製され、燃料ガスが製造される。そして、ガスタービン設備16では、圧縮機41が圧縮空気を生成して燃焼器42に供給すると、この燃焼器42は、圧縮機41から供給される圧縮空気と、ガス精製装置15から供給される燃料ガスとを混合し、燃焼することで燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスによりタービン43を駆動することで、回転軸44を介して発電機18を駆動し、発電を行う。
ガスタービン設備16のタービン43から排出された排気ガスは、排熱回収ボイラ19にて、空気と熱交換を行うことで蒸気を生成し、この生成した蒸気を蒸気タービン設備17に供給する。蒸気タービン設備17は、排熱回収ボイラ19から供給された蒸気によりタービン46を駆動することで、回転軸44を介して発電機18を駆動し、発電を行う。ガス浄化装置48は、排熱回収ボイラ19から排出された排気ガスの有害物質を除去し、浄化された排ガスが煙突49から大気へ放出される。
このような石炭ガス化複合発電設備10の石炭ガス化装置は、前述したように、石炭と酸素富加空気をガス化炉22へ投入してガス化することで可燃性ガスを生成し、この可燃性ガスからガス化されなかったチャーを回収してガス化炉へ投入してガス化している。そして、可燃性ガスから回収されたチャーは、各チャー供給ホッパ27a,27bに貯蔵され、所定量がガス化炉22へ投入されるが、チャー供給流量調節弁31によりその供給量が調節される。この場合、ガス化炉22に投入されるチャー流量は、ガス化炉22で発生するチャー量に等しくなるように流量制御される。即ち、各チャー供給ホッパ27a,27bのチャー重量が常時予め設定された一定値になるようにチャー供給流量調節弁31の開度が制御される。
即ち、チャービン26及び各供給ホッパ27a,27bの重量を計測する重量センサ101が設けられており、計測値が制御装置100に入力される。制御装置100は、重量センサ101の計測値からチャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bの重量を減算することで、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bにあるチャー重量を算出する。そして、制御装置100は、このチャー総重量が予め設定されたチャー総重量設定値になるようにチャー供給流量調節弁31の開度を制御する。即ち、制御装置100は、このチャー総重量に基づくフィードバック制御によりチャー供給流量調節弁31の開度を制御している。なお、チャー総重量設定値は、石炭ガス化炉13の負荷(微粉炭供給量)、石炭性状、石炭ガス化炉13の設計値などにより設定される。
本実施形態では、このフィードバック制御に加えて、ガス化炉22に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値を用いたフィードフォワード制御によりチャー供給流量調節弁31の開度を制御する。
石炭ガス化装置13は、ガス化炉22のガス冷却器23側の出口圧力を計測する第1圧力センサ102(または、ガスタービン16入口側の圧力を計測する第3圧力センサ105)と、チャー回収装置(チャー供給装置)14側の圧力を計測する第2圧力センサ103が設けられている。第1圧力センサ102は、石炭ガス化装置13からチャー回収装置14に接続されるガス生成ラインL5の圧力を計測する。第2圧力センサ103は、第2窒素ガス供給ラインL10におけるチャー戻しラインL9a,L9bの接続部とチャー供給流量調節弁31との間の圧力を計測する。各圧力センサ102,103の計測値が制御装置100に入力される。
また、微粉炭供給装置11(微粉炭貯留ホッパ21)から石炭ガス化装置13に接続される微粉炭供給ラインL1を流れる微粉炭の供給量を計測する流量センサ104が設けられており、計測値が制御装置100に入力される。
ここで、本実施形態における石炭ガス化複合発電設備10の制御方法並びに石炭ガス化装置13におけるチャー供給流量制御について説明する。図2は、石炭ガス化複合発電設備における出力制御を表す制御ブロック、図3は、ガス化装置におけるチャー供給流量制御を表す制御ブロック、図4は、チャー供給流量調節弁開度に対するチャー供給流量を表すグラフである。
石炭ガス化複合発電設備10は、図2に示すように、プラントの発電機出力指令値(MWD;Mega Watt Demand)に基づいた各種の設定値により制御される。差分計算機50は、発電機出力指令値MWDと実際の発電機出力との偏差を算出し、ガスタービン(GT)制御部51は、発電機出力偏差に基づいてGTガバナ指令値を算出し、燃料ガス供給流量調節弁(ガバナ弁)32の開度を調節する。
一方、石炭ガス化装置13の制御部100(図1参照)は、発電機出力指令値MWDに基づいてガスタービン圧力応じたシステムガス圧力(ガス化炉22側の圧力)の設定値(システムガス圧力設定値)を求める。差分計算機52は、システムガス圧力設定値と第1圧力センサ102が計測したガス化炉22側の圧力との偏差を算出し、システムガス圧力制御信号を出力する。
加算器53は、発電機出力指令値MWDに基づいて設定されたガス化炉入力指令値GIDOに入力加速度信号GIRとシステムガス圧力制御信号とを加算して補正ガス化炉入力指令値GIDを算出する。すると、この補正ガス化炉入力指令値GIDに基づいて石炭流量指令値と酸化剤流量指令値が算出される。また、チャー供給流量調節弁制御部54は、補正ガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁制御指令値が算出される。
ここで、システムガス圧制御信号は、予め計画あるいは試験運転結果により設定されたシステム運転ガス圧力(部位としては、例えば、ガス化炉出口102またはガスタービン入口105)にガス圧力を制御するように動作するフィードバック信号であり、入力加速度信号は、負荷劣化等が予め想定される外乱に対してシステムガス圧を適正に保持(変化)するためのフィードフォワード信号である。
一方、前述したように、差分計算機55は、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bに実際にあるチャー総重量と、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bにおけるチャー総重量設定値との偏差を算出(フィードバック制御)する。加算器56は、チャー供給流量調節弁制御部54が算出したチャー供給流量調節弁制御指令値にチャー総重量偏差を加算することで、チャー供給流量調節弁制御指令値を補正(フィードフォワード制御)する。制御装置100は、この求められたチャー供給流量調節弁制御指令値に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する。
チャー供給流量調節弁制御部54は、石炭ガス化装置13に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁開度を設定する。即ち、図3に示すように、制御部61は、ガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出する。図4のグラフに示すように、予めチャー供給流量調節弁開度に対するチャー供給流量が設定されている。そして、ガス化炉入力指令値GID(ガス化炉22の負荷など)に応じてチャー設定流量値が決まっており、チャー供給流量がチャー設定流量値になるようなチャー供給流量調節弁の先行開度指令値が算出される。即ち、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値とは、石炭ガス化装置13の計画または試運転段階における静特性バランスよりガス化炉入力指令値GIDを指標としたガス化炉発生チャー量をガス化炉に投入するに必要なチャー供給流量調節弁制御指令(開度指令)である。
図3に戻り、圧力補正部62は、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差に基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正する。即ち、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が大きくなると、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値が小さくなるように補正し、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が小さくなると、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値が大きくなるように補正する。
即ち、図1に示すように、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差とは、第2窒素ガス供給ラインL10にて、チャー供給流量調節弁31の下流側の圧力と上流側の圧力の差圧である。第2窒素ガス供給ラインL10におけるチャー供給流量調節弁31の下流側の圧力より上流側の圧力の方が大きく高くて差圧が大きければ、チャーの流量は多い。一方、第2窒素ガス供給ラインL10におけるチャー供給流量調節弁31の下流側の圧力より上流側の圧力の方が小さく高くて差圧が小さければ、チャーの流量は少ない。そのため、図4のグラフに示すように、チャー供給流量調節弁開度に対するチャー供給流量の基本の特性曲線(実線)が設定されており、圧力偏差が変動したとき、チャー設定流量値が一定となるように、チャー供給流量調節弁開度に対するチャー供給流量の二次曲線(実線)が補正特性曲線(一点鎖線)に補正される。
このように第1実施形態のガス化装置にあっては、微粉炭のガス化を行うガス化炉22と、微粉炭をガス化炉22に供給する微粉炭供給装置11と、酸素をガス化炉22に供給する酸素ガス供給ラインL4と、ガス化炉22で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置14と、チャー回収装置14が回収したチャーをガス化炉22に供給する第2窒素ガス供給ラインL10と、第2窒素ガス供給ラインL10によりガス化炉22に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁31と、ガス化炉22に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する制御装置100を設けている。
従って、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁31の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト性を向上することができる。
第1実施形態のガス化装置では、ガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁31の先行開度指令値を算出する。従って、チャー流量制御のロバスト性を向上することができる。
第1実施形態のガス化装置では、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が大きくなると、先行開度指令値が小さくなるように補正する。従って、ガス化炉22内で圧力変動が発生しても、ガス化炉22へのチャー供給量を一定値に維持することができる。
第1実施形態のガス化装置では、ガス化炉入力指令値は、ガス化炉22側の圧力指令値とガス化炉22側の実圧力との偏差に基づいて補正される。従って、ガス化炉22内の圧力変動に応じたガス化炉入力指令値に補正することができ、高精度なチャー供給流量調節弁開度を設定することができる。
第1実施形態のガス化装置では、チャー回収装置14におけるチャー総重量設定値とチャー総重量との偏差により先行開度指令値を補正してチャー供給流量調節弁開度を算出する。従って、チャー総重量のフィードバック制御とガス化炉入力指令値のフィードフォワード制御によりチャー供給流量調節弁31の開度を設定することとなり、高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
また、第1実施形態のガス化装置の制御装置にあっては、ガス化炉22に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する。従って、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁31の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト性を向上することができる。
また、第1実施形態の石炭ガス化複合発電設備にあっては、微粉炭をガス化炉22に供給する微粉炭供給装置11と、微粉炭をガス化して可燃性ガスを生成する石炭ガス化装置13と、石炭ガス化装置13により生成された可燃性ガスから不純物を取り除くことでガス精製を行うガス精製装置15と、ガス精製装置15によりガス精製された可燃性ガスと圧縮空気との混合ガスを燃焼してタービンを駆動するガスタービン設備16と、ガスタービン設備16からの排ガスにより蒸気を生成する排熱回収ボイラ19と、排熱回収ボイラ19により生成された蒸気によりタービンを駆動する蒸気タービン設備17とを備えている。
従って、石炭ガス化装置13にて、ガス化炉入力指令値に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁31の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト性を向上することができる。その結果、プラントの運用性を向上することができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態のガス化装置におけるチャー供給流量制御を表す制御ブロック、図6は、空気比に対するチャー発生量を表すグラフ、図7は、ガス化炉R/Tに対するチャー発生量を表すグラフである。なお、本実施形態のガス化装置の基本的な構成は、上述した第1実施形態とほぼ同様の構成であり、図1を用いて説明すると共に、上述した第1実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態のガス化装置において、図1及び図5に示すように、発電機出力指令値MWDに基づいてガス化炉入力指令値GIDが設定されると、このガス化炉入力指令値GID(補正ガス化炉入力指令値GID)に基づいて石炭流量指令値と酸化剤流量指令値が算出される。
チャー供給流量調節弁制御部は、石炭ガス化装置13に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁開度を設定する。即ち、制御部71は、ガス化炉入力指令値GIDに基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出する。この処理は、第1実施形態の制御部61の処理と同様であることから、説明は省略する。
また、増幅器72,73は、ガス化炉入力指令値GIDを増幅する。制御部74は、ガス化炉入口空気比を用いて空気比補正信号を算出する。ここで、ガス化炉入口空気比とは、ガス化炉22に供給される石炭を完全に燃焼させるのに必要な理論空気量(理論酸化剤量)に対する実際の空気量(酸化剤量)の比である。図6に示すように、ガス化炉入口空気比が増加すると、空気量が増加して酸化雰囲気になることから微粉炭が燃焼しやすくなってチャー発生量が減少する。そのため、制御部74は、ガス化炉入口空気比が大きくなると、先行開度指令値が小さくなるような空気比補正信号を算出する。
図5に戻り、制御部75は、ガス化炉22に対する微粉炭の供給位置を用いてR/T補正信号を算出する。図1に示すように、ガス化炉22は、第1分岐ラインL1a(第1燃料供給部)がリダクタ部に接続され、第2分岐ラインL1b(第2燃料供給部)がコンバスタ部に接続されており、図示しない流量調整弁によりリダクタ部とコンバスタ部に供給する微粉炭供給量を調整可能となっている。ガス化炉R/Tとは、第1分岐ラインL1aと第2分岐ラインL1bからガス化炉22に供給される微粉炭の全供給量に対する第1分岐ラインL1aからガス化炉22に供給される微粉炭の供給量の比である。図7に示すように、ガス化炉R/Tが増加すると、圧縮空気供給ラインL3(酸素ガス供給ラインL4)からの空気(酸素)供給位置から離間した位置からの微粉炭供給量が増加して微粉炭が燃焼しにくくなってチャー発生量が増加する。そのため、制御部75は、ガス化炉R/Tが大きくなると、先行開度指令値が大きくなるようなR/T補正信号を算出する。
図5に戻り、乗算部76は、ガス化炉入力指令値GIDの増幅値に基づいて空気比補正信号を補正し、乗算部77は、ガス化炉入力指令値GIDの増幅値に基づいてR/T補正信号を補正する。そして、制御部78は、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値に空気比補正信号を乗算(または、加算)してチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正し、制御部79は、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値にR/T補正信号を乗算(または、加算)してチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正する。
なお、空気比補正信号は、計画または試運転段階における静特性バランスと実際の運転状態の差異による空気比の影響がガス化炉で発生するチャー量に与える影響を考慮した補正信号である。また、R/T補正信号は、計画または試運転段階における静特性バランスと実際の運転状態の差異によるR/Tの影響がガス化炉で発生するチャー量に与える影響を考慮した補正信号である。
圧力補正部80は、第1実施形態の圧力補正部62と同様に、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差に基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正する。即ち、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が大きくなると、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値が小さくなるように補正し、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が小さくなると、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値が大きくなるように補正する。
その後、差分計算機55は、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bに実際にあるチャー総重量と、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bにおけるチャー総重量設定値との偏差を算出(フィードバック制御)する。加算器56は、チャー供給流量調節弁制御部が算出したチャー供給流量調節弁制御指令値にチャー総重量偏差を加算することで、チャー供給流量調節弁制御指令値を補正(フィードフォワード制御)する。制御装置100は、この求められたチャー供給流量調節弁制御指令値に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する。
このように第2実施形態のガス化装置にあっては、微粉炭を完全に燃焼させるのに必要な理論空気量に対する実際の空気量の比が大きくなると、先行開度指令値が小さくなるように補正する。従って、ガス化炉22の運転状態に応じた高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
第2実施形態のガス化装置では、第1分岐ラインL1aと第2分岐ラインL1bからガス化炉22に供給される微粉炭の全供給量に対する第1分岐ラインL1aからガス化炉22のリダクタ部に供給される微粉炭の供給量の比であるガス化炉R/Tが大きくなると、先行開度指令値が大きくなるように補正する。従って、微粉炭の供給位置に応じて先行開度指令値を調整することで、ガス化炉22の運転状態に応じた高精度なチャー供給量制御を行うことができる。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態のガス化装置におけるチャー供給流量制御を表す制御ブロックである。なお、本実施形態のガス化装置の基本的な構成は、上述した第1実施形態とほぼ同様の構成であり、図1を用いて説明すると共に、上述した第1実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態のガス化装置において、図1及び図8に示すように、流量センサ104は、微粉炭供給装置11(微粉炭貯留ホッパ21)から微粉炭供給ラインL1により石炭ガス化装置13に供給される微粉炭の供給量を計測する。チャー供給流量調節弁制御部は、ガス化炉入力指令値GIDと相関関係にあるこの微粉炭供給量に基づいてチャー供給流量調節弁開度を設定する。即ち、制御部91は、微粉炭供給量に基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出する。この処理は、第1実施形態の制御部61の処理と同様であることから、説明は省略する。
また、増幅器92,93は、微粉炭供給量を増幅する。制御部94は、ガス化炉入口空気比を用いて空気比補正信号を算出する。また、制御部95は、ガス化炉22に対する微粉炭の供給位置を用いてR/T補正信号を算出する。乗算部96は、ガス化炉入力指令値GIDの増幅値に基づいて空気比補正信号を補正し、乗算部97は、ガス化炉入力指令値GIDの増幅値に基づいてR/T補正信号を補正する。そして、制御部98は、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値に空気比補正信号を乗算(または、加算)してチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正し、制御部99は、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値にR/T補正信号を乗算(または、加算)してチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正する。
圧力補正部80は、第1実施形態の圧力補正部62と同様に、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差に基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を補正する。即ち、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が大きくなると、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値が小さくなるように補正し、ガス化炉22側の圧力とチャー供給側の圧力との偏差が小さくなると、チャー供給流量調節弁の先行開度指令値が大きくなるように補正する。
その後、差分計算機55は、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bに実際にあるチャー総重量と、チャービン26及び各チャー供給ホッパ27a,27bにおけるチャー総重量設定値との偏差を算出(フィードバック制御)する。加算器56は、チャー供給流量調節弁制御部が算出したチャー供給流量調節弁制御指令値にチャー総重量偏差を加算することで、チャー供給流量調節弁制御指令値を補正(フィードフォワード制御)する。制御装置100は、この求められたチャー供給流量調節弁制御指令値に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する。
なお、本実施形態では、ガス化炉入力指令値GIDと相関関係にある微粉炭供給量に基づいてチャー供給流量調節弁開度を設定するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、微粉炭供給量に基づいてチャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出し、ガス化炉入力指令値GIDに基づいて空気比補正信号やR/T補正信号を算出してもよい。更に、ガス化炉入力指令値GIDから求められた石炭流量指令値に基づいてチャー供給流量調節弁開度を設定してもよい。
このように第3実施形態のガス化装置にあっては、微粉炭のガス化を行うガス化炉22と、微粉炭をガス化炉22に供給する微粉炭供給装置11と、酸素をガス化炉22に供給する酸素ガス供給ラインL4と、ガス化炉22で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置14と、チャー回収装置14が回収したチャーをガス化炉22に供給する第2窒素ガス供給ラインL10と、第2窒素ガス供給ラインL10によりガス化炉22に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁31と、ガス化炉22に供給する微粉炭の供給量に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御する制御装置100とを設けている。
従って、微粉炭供給量に基づいてチャー供給流量調節弁31の開度を制御することから、ガス化炉特性に応じたチャー供給流量調節弁31の開度を設定することができ、チャー流量制御を簡素化することができると共に、制御のロバスト性を向上することができる。
なお、上述した実施形態では、燃料として石炭を使用したが、高品位炭や低品位炭であっても適用可能であり、また、石炭に限らず、再生可能な生物由来の有機性資源として使用されるバイオマスであってもよく、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などを使用することも可能である。
10 石炭ガス化複合発電設備
11 微粉炭供給装置(燃料供給装置)
12 空気分離装置
13 石炭ガス化装置
14 チャー回収装置
15 ガス精製装置
16 ガスタービン設備
17 蒸気タービン設備
18 発電機
19 排熱回収ボイラ
22 ガス化炉
23 ガス冷却器
26 チャービン
27a,27b チャー供給ホッパ
31 チャー供給流量調節弁
32 燃料ガス供給流量調節弁
54 チャー供給流量調節弁制御部
L1 微粉炭供給ライン
L1a 第1分岐ライン(第1燃料供給部)
L1b 第2分岐ライン(第2燃料供給部)
L2 第1窒素ガス供給ライン
L4 酸素ガス供給ライン(酸化剤供給装置)
L10 第2窒素ガス供給ライン(チャー供給装置)

Claims (11)

  1. 炭素含有燃料のガス化を行うガス化炉と、
    前記炭素含有燃料を前記ガス化炉に供給する燃料供給装置と、
    酸化剤を前記ガス化炉に供給する酸化剤供給装置と、
    前記ガス化炉で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置と、
    前記チャー回収装置が回収したチャーを前記ガス化炉に供給するチャー供給装置と、
    前記チャー供給装置が前記ガス化炉に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁と、
    前記ガス化炉に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値に基づいて前記チャー供給流量調節弁の開度を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とするガス化装置。
  2. 前記制御装置は、ガス化炉入力指令値に基づいて前記チャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出することを特徴とする請求項1に記載のガス化装置。
  3. 前記制御装置は、前記ガス化炉側の圧力と前記チャー供給装置側の圧力との偏差が大きくなると、前記先行開度指令値が小さくなるように補正することを特徴とする請求項2に記載のガス化装置。
  4. 前記制御装置は、前記炭素含有燃料を完全に燃焼させるのに必要な理論酸化剤量に対する実際の酸化剤量の比が大きくなると、前記先行開度指令値が小さくなるように補正することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のガス化装置。
  5. 前記燃料供給装置は、前記ガス化炉の燃焼部における上部に前記炭素含有燃料を供給する第1燃料供給部と、前記ガス化炉の燃焼部における下部に前記炭素含有燃料を供給する第2燃料供給部とを有し、前記制御装置は、前記第1燃料供給部及び前記第2燃料供給部が供給する前記炭素含有燃料の全供給量に対する第1燃料供給部が供給する前記炭素含有燃料の供給量の比が大きくなると、前記先行開度指令値が大きくなるように補正することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のガス化装置。
  6. 前記ガス化炉入力指令値は、前記ガス化炉側の圧力指令値と前記ガス化炉側の実圧力との偏差に基づいて補正されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガス化装置。
  7. 前記制御装置は、前記燃料供給装置が前記ガス化炉に供給する前記炭素含有燃料の供給量に基づいて前記チャー供給流量調節弁の先行開度指令値を算出し、前記先行開度指令値を前記ガス化炉入力指令値に基づいて補正することを特徴とする請求項1に記載のガス化装置。
  8. 前記制御装置は、前記チャー回収装置におけるチャー総重量設定値とチャー総重量との偏差により前記先行開度指令値を補正してチャー供給流量調節弁開度を算出することを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のガス化装置。
  9. 炭素含有燃料のガス化を行うガス化炉と、
    前記炭素含有燃料を前記ガス化炉に供給する燃料供給装置と、
    酸化剤を前記ガス化炉に供給する酸化剤供給装置と、
    前記ガス化炉で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置と、
    前記チャー回収装置が回収したチャーを前記ガス化炉に供給するチャー供給装置と、
    前記チャー供給装置が前記ガス化炉に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁と、
    前記燃料供給装置が前記ガス化炉に供給する前記炭素含有燃料の供給量に基づいて前記チャー供給流量調節弁の開度を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とするガス化装置。
  10. 炭素含有燃料のガス化を行うガス化炉と、
    前記炭素含有燃料を前記ガス化炉に供給する燃料供給装置と、
    酸化剤を前記ガス化炉に供給する酸化剤供給装置と、
    前記ガス化炉で生成された可燃性ガスに含有するチャーを回収するチャー回収装置と、
    前記チャー回収装置が回収したチャーを前記ガス化炉に供給するチャー供給装置と、
    前記チャー供給装置が前記ガス化炉に供給するチャー供給流量を調節するチャー供給流量調節弁と、
    を備えるガス化装置において、
    前記ガス化炉に投入される入熱を規定するガス化炉入力指令値に基づいて前記チャー供給流量調節弁の開度を制御する、
    ことを特徴とするガス化装置の制御装置。
  11. 炭素含有燃料をガス化して可燃性ガスを生成する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のガス化装置と、
    前記ガス化装置により生成された可燃性ガスから不純物を取り除くことでガス精製を行うガス精製装置と、
    前記ガス精製装置によりガス精製された可燃性ガスと圧縮空気との混合ガスを燃焼してタービンを回転駆動するガスタービン設備と、
    前記ガスタービン設備からの排ガスにより蒸気を生成する排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラにより生成された蒸気によりタービンを回転駆動する蒸気タービン設備と、
    を備えることを特徴とするガス化複合発電設備。
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