JP5296836B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒に関するものである。
デジタルスチルカメラなどの撮像装置は、レンズ鏡筒を備えている。レンズ鏡筒は、光学系を含んでおり、光学系を介して、被写体の光学像を撮像素子に結像させる。このようなレンズ鏡筒では、不要光線が撮像素子に入射すると画像の品質が劣化してしまうので、撮像素子への不要光線の入射を抑制する必要がある。
例えば、特許文献1に係るレンズ鏡筒は、1群枠に光軸方向の撮像素子側に延びる円筒壁を設けることによって、撮像素子への不要光線の入射を抑制している。
特開2006−215421号公報
このように、レンズ保持枠に円筒壁を設けることによって、レンズ鏡筒内での不要光線の反射を抑制することができる。しかしながら、レンズ保持枠にアクチュエータ等の電子部品が搭載される場合には、該電子部品に電力を供給するためのケーブルを設ける必要がある。その場合、ケーブルの配設を可能とするため、又はケーブル配設の作業性を向上させるために、レンズ保持枠の壁部に開口部を設ける必要がある。レンズ保持枠の壁部に開口部を設けると、不要光線がその開口部を通過する可能性があり、その結果、撮像素子に不要光線が入射する虞がある。特に、ケーブルとして、フレキシブルケーブルを用いる場合には、開口部が大きくなり、不要光線の問題が大きくなる。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ケーブルを配設するための開口部を枠体に設ける構成において漏光を低減することにある。
ここに開示された技術は、光軸を有し、被写体の光学像を形成する撮像光学系を備えたレンズ鏡筒であって、前記光軸方向に延びる壁を有する枠体と、前記枠体に設けられた電子部品と、前記電子部品に電気的に接続されるフレキシブルケーブルとをさらに備え、前記壁には、開口部が形成されており、前記フレキシブルケーブルは、前記開口部の少なくとも一部を遮蔽することにより該開口部を介した光の通過を遮っているものとする。
前記レンズ鏡筒によれば、ケーブルを配設するための開口部を枠体に設ける構成において漏光を低減することができる。
実施形態に係るレンズ鏡筒の分解斜視図である。 レンズ鏡筒の正面図である。 レンズ鏡筒の、図2のIII−III線における断面図である。 2群枠の斜視図である。 2群枠の別の角度からの斜視図である。 (A)は、フレキシブルケーブルの平面図であり、(B)は、フレキシブルケーブルの下面図である。 折り込んだフレキシブルケーブルの、図5と同じ角度からの斜視図である。 折り込んだフレキシブルケーブルの、別の角度からの斜視図である。 フレキシブルケーブルが配設された状態の2群枠の、図5と同じ角度からの斜視図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、実施形態に係るレンズ鏡筒の分解斜視図を示し、図2は、レンズ鏡筒100の正面図を示し、図3は、レンズ鏡筒100の、図2のIII−III線における断面図を示す。
[1.レンズ鏡筒100の構成]
実施形態1に係るレンズ鏡筒100は、デジタルスチルカメラに搭載される。レンズ鏡筒100は、マスターフランジ190と、後述する各種の枠体と、これらの枠体に保持されたレンズで構成される撮像光学系と、該撮像光学系を通過して入射する光を電気信号に変換して出力する撮像素子101とを備えている。このレンズ鏡筒100は、一例であり、デジタルスチルカメラに限らず、ビデオカメラやカメラ機能付き携帯電話端末などにも搭載が可能である。撮像光学系は、第1レンズ群301と、第2レンズ群302と、フォーカスレンズ303とを含んでいる。第1レンズ群301が、最も被写体側に位置している。第1レンズ群301、第2レンズ群302、フォーカスレンズ303は、1又は複数のレンズで構成されている。撮像光学系は、被写体の光学像を撮像素子101の撮像面101aに形成する。
レンズ鏡筒100は、各種の枠体として、第1レンズ群301を保持する1群枠110と、第2レンズ群302を保持する2群枠120と、貫通カム枠130と、直進枠140と、カム枠150と、駆動枠160と、固定枠170と、フォーカスレンズ303を保持する3群枠180とを備えている。これら1群枠110、2群枠120、貫通カム枠130、直進枠140、カム枠150、駆動枠160、固定枠170及び3群枠180は、光軸Xに対して同軸上に配置されている。
マスターフランジ190には、撮像素子101が撮像面101aを被写体側へ向けた状態で固定されている。また、マスターフランジ190には、固定枠170が固定されている。固定枠170の内周面には、所定の軌跡に沿って延びる固定カム溝171と光軸方向に延びる直進溝とが形成されている。固定枠170には、ズームモータユニット173が取り付けられている。
駆動枠160の外周面には、駆動カムフォロア161とギア部とが設けられている。駆動枠160は、固定枠170内に収容される。このとき、駆動枠160の駆動カムフォロア161は、固定枠170の固定カム溝171に係合し、駆動枠160のギア部は、ズームモータユニット173に噛合する。駆動枠160は、ズームモータユニット173により光軸回りに回転駆動され、固定カム溝171に沿って固定枠170に対して相対的に光軸回りに回転しながら光軸方向に移動する。駆動枠160の内周面には、周方向に延びる円周溝と光軸方向に延びる直進溝162とが形成されている。以下、単に「回転」という場合には、光軸回りの回転を意味する。
貫通カム枠130の外周面には、固定枠170の直進溝に係合する第1係合突起133と、駆動枠160の円周溝に係合する第2係合突起とが設けられている。貫通カム枠130は、駆動枠160内に収容される。このとき、貫通カム枠130の第2係合突起は、駆動枠160の円周溝に係合している。これにより、貫通カム枠130は、駆動枠160に対して相対的に回転自在となる一方、駆動枠160に対して相対的に光軸方向に移動できないようになっている。つまり、貫通カム枠130は、駆動枠160と一体的に光軸方向に移動する。貫通カム枠130は、駆動枠160内に収容された状態で、固定枠170内に収容される。このとき第1係合突起133は、固定枠170の直進溝に係合する。固定枠170の直進溝は光軸方向に延びているため、貫通カム枠130は、固定枠170に対して相対的に回転不能な状態で光軸方向に相対移動可能に支持されている。貫通カム枠130には、所定の軌跡に沿って延びる貫通カム溝131が形成されている。また、貫通カム枠130の内周面には、光軸方向に延びる直進溝132が形成されている。
カム枠150の外周面には、カムフォロア151,151,…が設けられている。カム枠150は、貫通カム枠130内に収容される。このとき、カム枠150のカムフォロア151,151,…は、貫通カム枠130の貫通カム溝131を貫通して、駆動枠160の直進溝162に係合している。これにより、カム枠150は、駆動枠160と一体的に回転し且つ駆動枠160に対し相対的に光軸方向に進退自在に保持されている。また、カムフォロア151,151,…が貫通カム枠130の貫通カム溝131にも係合しているので、駆動枠160が回転駆動されると、カム枠150は、貫通カム溝131の形状に従って、貫通カム枠130に対して相対的に回転しながら光軸方向に移動する。カム枠150の内周には、1群カム溝152及び2群カム溝153が設けられている。また、カム枠150の内周面には、係合突起が設けられている。
直進枠140は、カム枠150内に収容される。直進枠140の外周面には、円周方向に延びる円周溝が形成されている。この円周溝には、カム枠150の係合突起が係合する。これら係合突起と円周溝との係合により、直進枠140は、カム枠150に対して相対的に回転可能である一方、光軸方向には相対的に移動できないようになっている。つまり、カム枠150が回転しながら光軸方向に移動するときには、直進枠140は、カム枠150と共に光軸方向に移動する。また、直進枠140は、その後端部において、外方に突出する係合突起141を有している。直進枠140の後端部は、カム枠150からはみ出しており、係合突起141は、貫通カム枠130の直進溝132に係合する。これら係合突起141と直進溝132との係合により、直進枠140は、貫通カム枠130に対して相対的に回転しないようになっている。また、直進枠140には、直進溝142,143が形成されている。
1群枠110は、1群カムフォロア111を有する。1群枠110は、直進枠140内に収容されている。1群枠110は、直進枠140の直進溝142に係合しており、直進枠140に対し光軸方向に進退自在で且つ直進枠140に対して相対的に回転しないようになっている。1群カムフォロア111は、カム枠150の1群カム溝152に係合している。カム枠150が回転すると、1群枠110は、1群カムフォロア111と1群カム溝152とで構成される第1カム機構によって、カム枠150に対して相対的に回転しながら光軸方向に移動する。
2群枠120は、2群カムフォロア121を有する。2群枠120は、直進枠140内に収容されている。2群枠120は、直進枠140の直進溝143に係合しており、直進枠140に対し光軸方向に進退自在で且つ直進枠140に対して相対的に回転しないようになっている。2群カムフォロア121は、カム枠150の2群カム溝153に係合している。カム枠150が回転すると、2群枠120は、2群カムフォロア121と2群カム溝153とで構成されるカム機構によって、カム枠150に対して相対的に回転しながら、カム枠150に対して相対的に光軸方向に移動する。
3群枠180は、マスターフランジ190に設けられたガイドポールに摺動自在に係合している。3群枠180は、マスターフランジ190に設けられたアクチュエータによって、他の枠体とは独立して光軸方向に駆動される。
ここで、固定枠170の固定カム溝171と、貫通カム枠130の貫通カム溝131と、カム枠150の1群カム溝152及び2群カム溝153とを、回転角度に対し適切な形状に設定することによって、第1レンズ群301及び第2レンズ群302を駆動枠160の回転量に応じて適切な位置に配置させることができると共に、撮影可能状態に無いとき(即ち、沈胴状態)のレンズ鏡筒100の光軸方向の長さを短くすることができる。
このように構成されたレンズ鏡筒100においては、ズームモータユニット173が駆動枠160を回転駆動すると、1群枠110及び2群枠120が光軸方向に移動する。これにより、撮像光学系の焦点距離が調整される。それに加えて、3群枠180を被写体とレンズ鏡筒100との距離に基づいて適切な位置に移動させることによって、光が撮像素子101上に結像し、画像が撮影される。
[2.2群枠120の構成]
続いて、2群枠120の構成について詳細に説明する。図4は、フレキシブルケーブル400が配設された状態の2群枠120の斜視図を示し、図5は、2群枠120の別の角度からの斜視図を示し、図6(A)は、フレキシブルケーブル400の平面図を示し、図6(B)は、フレキシブルケーブル400の下面図を示し、図7は、折り込んだフレキシブルケーブル400の、図5と同じ角度からの斜視図を示し、図8は、折り込んだフレキシブルケーブル400の、別の角度からの斜視図を示し、図9は、フレキシブルケーブル400が配設された状態の2群枠120の、図5と同じ角度からの斜視図を示す。
2群枠120は、ポリカーボネートなどの樹脂を金型で成型して形成される。2群枠120は、中央に開口が設けられた円盤状の円盤部122と、円盤部122の周辺に設けられた円筒状の周壁部123とを有している。周壁部123は、その大部分が円盤部122から光軸方向の被写体側へ延びており、光軸方向の撮像面側へも少しだけ延びている。周壁部123は、不要光線が2群枠120の外部に漏れることを防ぐ機能を有する。この2群枠120が枠体を構成する。
円盤部122には、光量調節部の一つである絞り機構と、光量調節部の一つであるシャッタ機構と、手振れ防止のためのOIS(Optical Image Stabilizer)機構とが設けられている。それに加えて、円盤部122には、絞り機構を駆動する絞りアクチュエータ210と、シャッタ機構を駆動するシャッタアクチュエータ220と、OIS機構を駆動するOISアクチュエータ230とが設けられている。これら絞りアクチュエータ210、シャッタアクチュエータ220及びOISアクチュエータ230は、円盤部122の被写体側の面であって且つ、周壁部123の内部に配置されている。絞りアクチュエータ210、シャッタアクチュエータ220及びOISアクチュエータ230が電子部品を構成する。
絞りアクチュエータ210は、モータを有する。絞りアクチュエータ210は、減光フィルタを備えたターレット(図示せず)を動作させる。シャッタアクチュエータ220は、モータを有する。シャッタアクチュエータ220は、メカニカルシャッタ(図示せず)を動作させる。OISアクチュエータ230は、2対のコイル231,231及びマグネット(図示せず)を有する。OISアクチュエータ230は、OISレンズ(図示せず)を光軸と直交し且つ、互いに直交する2軸方向に動作させる。
さらに、2群枠120には、フレキシブルケーブル400が設けられている。フレキシブルケーブル400は、絞りアクチュエータ210、シャッタアクチュエータ220及びOISアクチュエータ230のそれぞれに電気的に接続されていて、それらに電力を伝達する。
フレキシブルケーブル400は、導電層である銅箔をポリイミドフィルムで挟んだ3層構造である。詳しくは、フレキシブルケーブル400は、厚さ50μmのポリイミド製のベースフィルム上に、厚さ25μmの銅箔が配線パターンとして形成され、銅箔を厚さ50μmのポリイミド製のカバーフィルムで覆って構成されている。銅箔は、配線パターンに応じてパターニングされる。フレキシブルケーブル400において、銅箔が設けられていない部分は、ポリイミドフィルムのみの2層構造となる。
前記周壁部123には、フレキシブルケーブル400を配設するための第1開口部124及び第2開口部125が互いに近接した状態で形成されている。第1及び第2開口部124,125は、光軸Xを中心とした半径方向に向かって開口している。第1開口部124が開口部に相当する。フレキシブルケーブル400は、第1及び第2開口部124,125を通って、周壁部123の内側から外側に引き出されている。周壁部123には、フレキシブルケーブル400を固定するための第1〜第3支持部126〜128が設けられている。詳しくは、第2支持部127は、周壁部123のうち第1開口部124と第2開口部125との間の部分に設けられている。第1支持部126は、周壁部123のうち、第1開口部124を挟んで第2支持部127と反対側の部分から周方向に延び、第1開口部124の一部を覆っている。第3支持部128は、周壁部123のうち、第2開口部125を挟んで第2支持部127と反対側の部分に設けられている。
フレキシブルケーブル400は、大部分が直線状に延びる第1直線部410と、第1直線部410の端部からU字状に折り返す第1折り返し部420と、第1折り返し部420から第1直線部410と平行に延びる第2直線部430と、第2直線部430の端部からU字状に折り返す第2折り返し部440と、第2折り返し部440で折り返した直後に屈曲して第2直線部430と垂直な方向に直線状に延びる第3直線部450と、第3直線部450から分岐する第1〜第4分岐部460〜490とを有する。第1〜第4分岐部460〜490は、この順で、第3直線部450の基端部(第2折り返し部440側の端部)から先端部に向かって並んでいる。第1分岐部460は、第3直線部450から第1折り返し部420側へ分岐しており、先端部が鉤状に屈曲している。第2分岐部470は、第3直線部450から第2折り返し部440側へ分岐している。第2分岐部470の先端には、絞りアクチュエータ210に給電するための第1給電部471が設けられている。第3分岐部480は、第3直線部450から第2折り返し部440側へ分岐している。第3分岐部480の先端には、シャッタアクチュエータ220に給電するための第2給電部481と、OISアクチュエータ230の一方のコイル231に給電するための第3給電部482が設けられている。第4分岐部490は、第3直線部450から第2折り返し部440側へ分岐している。第4分岐部490の先端には、OISアクチュエータ230の他方のコイル231に給電するための第3給電部491が設けられている。
また、フレキシブルケーブル400の表面には、反射防止膜が設けられている。詳しくは、フレキシブルケーブル400の一方の面(図6(A)に示す面)においては、第1直線部410の一部、第1折り返し部420のうち第1直線部410側の部分、第2折り返し部440のうち第3直線部450側の部分、第3直線部450、第1分岐部460、第2分岐部470の基端部及び第3分岐部480の基端部に反射防止膜401が設けられている。一方、フレキシブルケーブル400の他方の面(図6(B)に示す面)においては、第1折り返し部420のうち第2直線部430側の部分、第2直線部430及び第2折り返し部440の第2直線部430側の部分に反射防止膜401が設けられている。反射防止膜401は、例えば、つや消し黒色塗膜で構成される。
フレキシブルケーブル400の第2折り返し部440は、折り返しの前後の部分が互いに重なるように二つ折りにされる。また、第1分岐部460は、その先端部が第2〜第4分岐部470〜490と同じ側に位置するように、その基端部で二つ折りにされる。さらに、第3直線部450は、第3分岐部480が分岐する部分よりも先端側の位置で、当該位置の前後の部分が互いに重なるように二つ折りにされる。
フレキシブルケーブル400は、このように折り込まれた状態で、2群枠120に配設される。詳しくは、第2〜第4分岐部470〜490が、周壁部123の内側に配設される。二つ折りにされた第3直線部450及び折り返された第1分岐部460は、第2開口部125に位置し、第2及び第3支持部127,128と周壁部123とで挟持される。また、二つ折りにされた第2折り返し部440は、第1開口部124に位置し、第1及び第2支持部126,127と周壁部123とで挟持される。第2直線部430は、第1開口部124から、2群枠120の外側に引き出され、撮像面側へ延びている。第1直線部410及び第1折り返し部420も2群枠120の外側に位置する。
つまり、フレキシブルケーブル400は、第1開口部124を介して2群枠120の内側から外側に引き出されている。このとき、第1開口部124は、第2直線部430及び第2折り返し部440によって遮蔽されている。また、第2開口部125は、第3直線部450及び第1分岐部460によって遮蔽されている。
さらに詳しくは、二つ折りにされた第2折り返し部440は、第2直線部430側の部分が光軸Xを中心とした半径方向外側に位置し、第3直線部450側の部分が半径方向内側に位置する。このとき、第2直線部430に設けられた反射防止膜401及び第2折り返し部440の第3直線部450側に設けられた反射防止膜401は、周壁部123の内側、即ち、アクチュエータ210〜230側を向いている。また、二つ折りにされた第3直線部450は、基端側の部分が光軸Xを中心とした半径方向外側に位置し、先端側の部分が半径方向内側に位置する。このとき、基端側の部分の反射防止膜401が、周壁部123の内側、即ち、アクチュエータ210〜230側を向いている。
また、フレキシブルケーブル400のうち、第1開口部124から引き出された部分は、直進枠140及び固定枠170を介してマスターフランジ190に取り付けられる。詳しくは、図3に示すように、第1折り返し部420は、直進枠140に取り付けられる。続いて、第1直線部410の中間に設けられた第1取付部411が、固定枠170に取り付けられる。そして、第1直線部410の、第1折り返し部420と反対側の端部に設けられた第2取付部412がマスターフランジ190に取り付けられる。
[3.実施形態の効果]
したがって、本実施形態に係るレンズ鏡筒100は、光軸Xを有し、被写体の光学像を形成する撮像光学系と、光軸方向に延びる周壁部123を有する2群枠120と、2群枠120に設けられた絞りアクチュエータ210、シャッタアクチュエータ220及びOISアクチュエータ230と、アクチュエータ210〜230に電気的に接続されるフレキシブルケーブル400とを備え、周壁部123には、第1及び第2開口部124,125が形成されており、フレキシブルケーブル400は、第1及び第2開口部124,125の少なくとも一部を遮蔽することにより第1及び第2開口部124,125を介した光の通過を遮っている。これにより、2群枠120の周壁部123には第1及び第2開口部124,125が形成された構成であっても、フレキシブルケーブル400で第1及び第2開口部124,125の一部を遮蔽することができ、第1及び第2開口部124,125を介した漏光を低減することができる。
また、フレキシブルケーブル400は、第1開口部124を介して周壁部123の内側から外側へ引き出されている。これにより、アクチュエータ210〜230に電気的に接続されたフレキシブルケーブル400を2群枠120の外方へ容易に引き出すことができるため、フレキシブルケーブル400を2群枠120に敷設する際の作業性を向上させることができる。
また、フレキシブルケーブル400のうち第1開口部124を遮蔽している部分には、少なくともアクチュエータ210〜230側の面に反射防止膜401が設けられている。詳しくは、第2折り返し部440には、アクチュエータ210〜230側の面に反射防止膜401が設けられている。こうすることで、2群枠120の内側から第1開口部124へ向かってきた光を反射防止膜401で吸収することができ、フレキシブルケーブル400での反射光の発生を低減することができる。
さらに、第2開口部125を遮蔽する第3直線部450の基端側の部分には、アクチュエータ210〜230側の面に反射防止膜401が設けられている。さらにまた、第3直線部450の基端側の部分よりも、光軸Xを中心とする半径方向内側に位置する先端側の部分にも、基端側の部分と対向する側の面ではあるが、反射防止膜401が設けられている。こうすることで、2群枠120の内側から第2開口部125へ向かってきた光を反射防止膜401で吸収することができ、フレキシブルケーブル400での反射光の発生を低減することができる。
さらにまた、フレキシブルケーブル400のうち、第1及び第2開口部124,125を遮蔽する部分には配線パターンが設けられているため、第1及び第2開口部124,125を介した漏光をこの配線パターンによってさらに低減することができる。
また、フレキシブルケーブル400のうち第1開口部124を遮蔽している部分は、第2折り返し部440であるため、フレキシブルケーブル400を、第1開口部124を遮蔽するように光軸方向の被写体側へ延設した後、折り返して、光軸方向の撮像面側へ引き出すことができる。こうすることで、フレキシブルケーブル400を、光軸方向において周壁部123が延びる方向と反対側へ引き出すことができる。例えば、フレキシブルケーブル400を、第1開口部124を遮蔽するように円盤部122から周壁部123の延びる方向へ延設して、そのまま、光軸方向の被写体側へ引き出すこともできる。つまり、第2折り返し部440を設けるか設けないかによって、フレキシブルケーブル400を周壁部123の延びる方向に拘わらず、光軸方向の何れの方向にも引き延ばすことができる。換言すれば、周壁部123をフレキシブルケーブル400とは無関係に設けることができ、周壁部123の自由度を向上させることができる。
また、フレキシブルケーブル400のうち、第1開口部124を遮蔽している部分は、折り畳まれて、少なくとも二重になっている。また、フレキシブルケーブル400のうち、第2開口部125を遮蔽している部分は、折り畳まれて、少なくとも二重(場所によっては四重)になっている。こうすることで、第1及び第2開口部124,125を介した漏光をこの折り畳まれた部分によってさらに低減することができる。
また、フレキシブルケーブル400は、第1及び第2開口部124,125において、第1〜第3支持部126〜128と周壁部123とで挟持されているため、フレキシブルケーブル400は、2群枠120の内側に倒れこまない。その結果、フレキシブルケーブル400が、アクチュエータ210〜230と干渉することを防止することができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、フレキシブルケーブル400が2群枠120に設けられているが、これに限られるものではない。フレキシブルケーブル400が2群枠120以外の他の枠体に設けられる場合であっても、同様の構成を採用することができる。
また、レンズ鏡筒100の構成は、前記の構成に限られるものではない。例えば、前記レンズ鏡筒100の構成のうち何れかの枠体を省略してもよいし、さらなる枠体を追加してもよい。
また、2群枠120に設けられた周壁部123は円筒状であるが、壁の形状はこれに限られるものではない。2群枠120に設けられる壁は、筒状のように閉断面を有する形状でなくてもよい。
また、フレキシブルケーブル400に電気的に接続される電子部品は、絞りアクチュエータ210、シャッタアクチュエータ220及びOISアクチュエータ230に限られず、その他の電子部品であってもよい。
また、フレキシブルケーブル400は、第1開口部124を通って周壁部123の内側から周壁部123の外側へ引き出されているが、第2開口部125を通って周壁部123の外側へ引き出されてもよい。さらには、フレキシブルケーブル400は、第1及び第2開口部124,125の両方を通って周壁部123の外側へ引き出されてもよい。
さらに、周壁部123には、第1及び第2開口部124,125が形成されているが、何れか一方の開口部だけでもよく、さらなる開口部が形成されていてもよい。
フレキシブルケーブル400は、第1開口部124を介して2群枠120から撮像面側へ引き出されているが、被写体側へ引き出される構成であってもよい。
フレキシブルケーブル400の形状は、前記の構成に限られるものではない。アクチュエータ210〜230に電気的に接続されて、周壁部123に形成された開口部の少なくとも一部を遮蔽しつつ該開口部を介して2群枠120の外側へ引き出される構成であれば、任意の形状採用することができる。
フレキシブルケーブル400は、周壁部123の開口部の少なくとも一部を遮蔽していればよく、開口部を遮蔽する部分に、反射防止膜401が無くてもよく、配線パターンが配設されていなくてもよい。また、フレキシブルケーブル400のうち、開口部を遮蔽する部分は、折り返されて二重になっていなくてもよい。
また、フレキシブルケーブル400の配線として、銅箔が用いられているが、銅箔以外の金属箔であってもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、レンズ鏡筒について有用である。
X 光軸
100 レンズ鏡筒
120 2群枠(枠体)
123 周壁部(壁)
124 第1開口部(開口部)
210 絞りアクチュエータ(電子部品)
220 シャッタアクチュエータ(電子部品)
230 OISアクチュエータ(電子部品)
400 フレキシブルケーブル
401 反射防止膜
440 第2折り返し部(折り返し部)

Claims (5)

  1. 光軸を有し、被写体の光学像を形成する撮像光学系を備えたレンズ鏡筒であって、
    前記光軸方向に延びる壁を有する枠体と、
    前記枠体に設けられた電子部品と、
    前記電子部品に電気的に接続されるフレキシブルケーブルとをさらに備え、
    前記壁には、第2開口部が形成されており、
    前記枠体は、前記第2開口部の周方向の両側において前記フレキシブルケーブルを支持する支持部を有し、
    前記フレキシブルケーブルは、前記第2開口部の少なくとも一部を遮蔽することにより該第2開口部を介した光の通過を遮ると共に、前記第2開口部の一方の支持部を周方向に通過して前記壁の内側から前記壁の外側に引き出されているレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記壁には、第1開口部が形成されており、
    前記フレキシブルケーブルは、前記第1開口部を通って前記壁の内側から前記壁の外側に引き出されているレンズ鏡筒。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記フレキシブルケーブルのうち前記第2開口部を遮蔽している部分には、少なくとも前記電子部品が配置される側の面に反射防止層が設けられているレンズ鏡筒。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載のレンズ鏡筒であって、
    前記フレキシブルケーブルは、金属箔を含んでおり、該金属箔によって前記第2開口部の少なくとも一部を遮蔽しているレンズ鏡筒。
  5. 請求項に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記フレキシブルケーブルは、折り返し部を有しており、該折り返し部によって前記第1開口部の少なくとも一部を遮蔽しているレンズ鏡筒。
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