JP5296788B2 - クリップレスペダル用のクリートアセンブリ - Google Patents

クリップレスペダル用のクリートアセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP5296788B2
JP5296788B2 JP2010517058A JP2010517058A JP5296788B2 JP 5296788 B2 JP5296788 B2 JP 5296788B2 JP 2010517058 A JP2010517058 A JP 2010517058A JP 2010517058 A JP2010517058 A JP 2010517058A JP 5296788 B2 JP5296788 B2 JP 5296788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cleat assembly
pedal
cap
cleat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010517058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010533621A (ja
Inventor
ブライン,リチャード,エム.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SPEEDPLAY,LLC
Original Assignee
SPEEDPLAY,LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SPEEDPLAY,LLC filed Critical SPEEDPLAY,LLC
Publication of JP2010533621A publication Critical patent/JP2010533621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5296788B2 publication Critical patent/JP5296788B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/14Shoes for cyclists
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M3/00Construction of cranks operated by hand or foot
    • B62M3/08Pedals
    • B62M3/086Attachments between shoe and pedal other than toe clips, e.g. cleats
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2164Cranks and pedals
    • Y10T74/2168Pedals
    • Y10T74/217Pedals with toe or shoe clips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、クリップレスペダル用のクリートアセンブリ(クリート組み立て体、またはクリート装置)に関するものである。
[関連出願のクロスリファレンス]
本件は、2005年10月13日にされた米国出願No.11/250911の一部継続出願に対応するものであり、その全内容がここに引用される。
本発明は主として、自転車などのペダルに対し取り外し可能に固定できるよう構成されたクリートアセンブリに関し、特に、ペダルとの取り外し可能な係合用の柔軟なスプリングクリップを組み込んだクリートアセンブリに関する。
この特別な種類のクリートアセンブリは、典型的には、スプリングハウジングと、ユーザーの靴の靴底に取り付けられるように構成された重ね底部プレートとを含む。スプリングハウジングと底部プレートは共に、ペダルを形状一致状態で受け入れるように形成された中央開口を形成する。スプリングハウジングは、その中央開口に隣接してペダルに係合してこれを取り外し可能に保持する1つ以上のスプリングクリップを支持する。
クリートアセンブリがペダルから取り外され、ユーザーが地面を歩き回るとき、クリートアセンブリの底部プレートは地面に直接触れた状態となる。底部プレートは一般に金属材料で形成されているため、この直接接触は、ユーザー(使用者)が歩き回るときに注意することをユーザーに求める。この直接接触はまた、底部プレートの好ましくない摩耗につながる。加えて、金属材料は、クリートアセンブリがペダルに係合するときに、ペダルをこすらないよう注意することをユーザーに求める。
過去において、スプリングハウジング上での底部プレートの不適切な締め過ぎが、スプリングクリップの自由な屈曲運動を時として不当に制限し、時としてスプリングクリップのペダルへの取り付け、又はペダルからの取り外しをかなり困難なものにしていた。ユーザーは、底部プレートを締める際に適当な注意を払うことによってのみ、過去における前述の欠点を克服していた。
この特別な種類のクリートアセンブリには、一般的には1つ以上のセットネジ(セットスクリュー)によってもたらされるところの、調節可能な浮き角度(float angle)を提供するよう構成されたものがある。過去には、セットネジは、一般的には手動のタップ手順(ネジ立て操作)で形成されるネジ山付きの開口部に支持されていた。このことが、不当に労働集約的でコスト高であることはわかっている。
過去、ユーザーの靴の靴底からこの特別な種類のクリートアセンブリを取り除くには、時としてユーザーがクリートアセンブリの全体を分解することが必要だった。このことはクリートアセンブリの再取付けをずっと困難にすると共に、クリートアセンブリを靴から外す際にその部品を置き違える可能性を生じさせた。
過去において、この特別な種類のクリートアセンブリ中に存在するセットネジ及びその他のネジ類は、クリートアセンブリの使用中に次第に緩む傾向があった。ユーザーがこの問題に対処する一つの手段は、ロックタイト(Loctite、商品名)のような接着剤を使用することだった。別個に接着剤を使用することは、不当に労働集約的で好ましくないことであることはわかっている。
以上の説明からわかることは、上述のような欠点を克服する改良型のクリートアセンブリに対するニーズがあるということである。特に、アセンブリの1つ以上のスプリングクリップの自由な屈曲に実質的な悪影響を及ぼすことなく、さまざまな部品の締め付けが可能となるように構成されたクリートアセンブリに対するニーズが存在する。更に、アセンブリがペダルから取り外されてユーザーが歩き回るときに、金属部品と地面との直接的な噛み合いを失くすように構成されたクリートアセンブリに対するニーズが存在する。更には、アセンブリの浮き角度を調節するための1つ以上のセットネジを含んだ種類の改良型のクリートアセンブリであって、各セットネジを支持するネジ山付き開口部を手動でネジ切り(ネジ立て)する必要性がないクリートアセンブリに対するニーズが存在する。更にユーザーがクリートアセンブリ全体を分解する必要がなく、ユーザーの靴の靴底から取り除くことができるように構成された改良型のクリートアセンブリに対するニーズが存在する。更に、クリートアセンブリ中に存在する前記セットネジおよびその他のネジ類が、別個の接着剤を必要とすること無くそれぞれの位置にとどまるように構成された改良型のクリートアセンブリに対するニーズが存在する。本発明はこれらのニーズに応えると共に、それに関連した追加の利点をもたらすものである。
本発明はクリートアセンブリ(クリート装置)を具現化したものであり、本発明のクリートアセンブリは、当該アセンブリをクリップレスペダルに取り外し可能に固定するための1つ以上のスプリングクリップを含むと共に、前記1つ以上のスプリングクリップの自由な屈曲に実質的な悪影響を及ぼすことなく、さまざまな部品の締め付けを可能とするものである。特に、そのクリートアセンブリは、ユーザーの靴の下側に隣接配置された第1のプレートと、前記第1プレート上に配置される第2のプレートとを備えている。そして第2プレートは、第1プレートの前方端よりも前方へ突出する前方フランジと、第1プレートの後方端よりも後方へ突出する後方フランジとを含んでいる。第2プレートには、クリップレスペダルを受容するように形成された開口部が区画形成されている。加えて、第1および第2のプレート間には、当該アセンブリをクリップレスペダルに取り外し可能に固定できる前記1つ以上のスプリングクリップを収容するための空間が区画形成されている。第2プレートの前方および後方フランジは、第1および第2プレート間の空間の寸法に影響すること無く、ユーザーの靴の下側に直接的に取り付けられるか、又は、ユーザーの靴の下側に取り付けられたベースプレートに対して取り付けられるように構成されている。
本発明のその他の更に詳細な特徴点としては、クリートアセンブリは更に、第2プレートの前方フランジに配置された前方キャップと、第2プレートの後方フランジに配置された後方キャップとを含む。これらのキャップは、ユーザーが地面を歩き回るときに地面に接地する。好ましくは、各キャップは、それに対応するフランジの表面のほぼ全体にわたって配置されている。加えて両キャップは、好ましくは成型エラストマー材料、例えばポリウレタンを含む。
本発明の代替的実施形態では、クリートアセンブリは、好ましくは第2プレートの底面のほぼ全体にわたって配置された単一のキャップを含む。その単一のキャップは、ユーザーが地面を歩き回るときに地面に付くものであり、成型エラストマー材料、例えばポリウレタンを含む。単一のキャップは、ユーザーの歩行時にその足が快適に運ばれる(ロールする)のを手助けすると共に、第2プレートが自転車ペダルを傷付けないようにするのに役立つ。第2プレートは、第1プレートに係合する二つのフックを持つように構成される一方で、単一のキャップは、第1プレートに係合する二つのタブを有するように構成されている。代替的には、単一のキャップは、第1プレートに係合する四つのタブを有するように構成されている。フックおよびタブは、第2プレートおよび単一キャップを第1プレートに固定して、クリートアセンブリの最初の据え付け前だけでなく、ユーザーが靴からクリートアセンブリを取り外す場合にも、第1プレート、第2プレートおよびスプリングクリップが一体固定された状態を維持する。この特徴は、クリートアセンブリの最初の取り付け及びすべての再取り付けを容易にし、クリートアセンブリを靴から取り外す際にユーザーが該アセンブリの部品を置き間違える可能性を減らす。
発明の好ましい実施形態では、クリートアセンブリは、調節可能な浮き角度(float angle)を提供するように構成されている。この実施形態では、アセンブリのスプリングクリップは、該スプリングクリップがペダルに対し回転ロックされている間、第1および第2プレートのペダルに対する回転制限を行うようなやり方で、クリップレスペダルに取り外し可能に係合することができる。クリートアセンブリは更に、スプリングクリップの一部であるフィンガー(指部)を受け入れる空間を形成する1つ又は2つのセットネジを含む。運用時、クリートアセンブリの第1および第2プレートは、セットネジがスプリングクリップの指部に接触するときに限界に達する浮き角度を介して、ペダルに対して回転自在となっている。その制限を超える回転は、スプリングクリップのペダルとの係合を解消させる。
浮き角度のサイズ(大きさ)は、前記1つ以上のセットネジを選択的に回転させることで調整し、スプリングクリップの指部を受け入れる空間のサイズ(寸法)を変更することができる。有利には、各セットネジは、第1および第2プレートの対向(対峙)する面によって区画形成されるネジ山付き開口部内に受容される。好ましくは、第1プレートは成型プラスチック材料でなり、好ましくは、第2プレートは成型プラスチック材料、好ましくはスチール(鋼鉄)でなる。加えて、第1プレートの対向面(対峙面)だけにネジ山を付与するよう構成することで生産性(製造容易性)が向上し、第2プレートの対向面(対峙面)はネジ山無しのままとすることができる。
本発明の一実施形態では、二つの孔が、前記二つのセットネジを保持する第2プレートの対向面(対峙面)に形成されている。二つの孔は、二つのセットネジがエラストマー材料製のキャップ(単数または複数)に接触することを可能にし、セットネジがクリートアセンブリから次第に緩むのを禁止(又は抑制)する。こうして、これらの孔はネジ止めのように作用し、セットネジがクリートアセンブリに固定された状態を保つのに役立つ。
その他のネジは、第1および第2プレートを共に固定する。本発明の好ましい実施形態では、キャップ(単数または複数)は複数の開口を有するように構成されており、前記複数の開口の各々は、少なくとも一本のネジの頭部を受承するように構成されている。キャップの開口は、ネジの頭部が開口の側壁に接触してネジが次第に緩むのを禁止するように、寸法設定されている。こうして、それらの開口はネジ止めのように作用し、ネジが適所に固定された状態を保つのに役立つ。
本発明のその他の特徴点および利点は、例示によって発明の原理を示す添付の図面を併用している好ましい実施形態に関する次の説明から明らかとなるであろう。
図1は、本発明に従うクリートアセンブリの第1実施形態の下側の分解斜視図である。 図2は、組立て状態で示された、クリートアセンブリの第1実施形態の下側の斜視図である。 図3は、ペダル上方に配置されたクリートアセンブリを示す、クリートアセンブリの第1実施形態の下側の斜視図である。 図4は、ペダルのすぐ上方に配置されたクリートアセンブリを示す、クリートアセンブリの第1実施形態の立面(正面)図である。 図5は、本発明に従うクリートアセンブリの第2実施形態の下側の分解斜視図である。 図6は、組立て状態で示された、クリートアセンブリの第2実施形態の下側の斜視図である。 図7は、図5および図6とは異なる視点による、ペダルに接近配置されたクリートアセンブリを示す、クリートアセンブリの第2実施形態の下側の斜視図である。 図8は、ペダルのすぐ上方に配置されたクリートアセンブリを示す、クリートアセンブリの第2実施形態の立面(正面)図である。 図9は、組立て状態で示された、本発明に従うクリートアセンブリの第3実施形態の斜視図である。 図10は、第3実施形態のクリートアセンブリの底面図である。 図11は、第3実施形態のクリートアセンブリの左側面図である。 図12は、図10のa−a線に沿ってとった第3実施形態のクリートアセンブリの断面図である。 図13は、第3実施形態のクリートアセンブリの底部プレートの斜視図である。 図14は、第3実施形態のクリートアセンブリのベースプレート、スプリングハウジング、蹄鉄型スプリングクリップ、底部プレートおよび単一のキャップを示す分解斜視図である。 図15は、スプリングハウジングと係合する前の底部プレートのフックを示す、第3実施形態のクリートアセンブリの拡大斜視図である。 図16は、スプリングハウジングに係合している底部プレートのフックを示す、第3実施形態のクリートアセンブリの拡大斜視図である。 図17は、スプリングハウジングと係合する前の単一のキャップのタブを示す、第3実施形態のクリートアセンブリの拡大斜視図である。 図18は、スプリングハウジングに係合している単一のキャップのタブを示す、第3実施形態のクリートアセンブリの拡大斜視図である。 図19は、第3実施形態のクリートアセンブリの底部プレートおよび単一のキャップの上面側を示す斜視図である。 図20は、組立て状態で示された、本発明に従うクリートアセンブリの第4実施形態の斜視図である。 図21は、第4実施形態のクリートアセンブリの底部プレートの斜視図である。 図22は、第4実施形態のクリートアセンブリの底部プレートおよび単一キャップの上面側を示す斜視図である。 図23は、第4実施形態のクリートアセンブリのスプリングハウジングの上面側、前方スプリングクリップおよび後方スプリングクリップを示す斜視図である。 図24は、第4実施形態のクリートアセンブリのベースプレート、スプリングハウジング、前方スプリングクリップ、後方スプリングクリップ、底部プレートおよび単一キャップを示す分解斜視図である。 図25は、スプリングハウジングと係合する前の単一キャップの内部タブを示す、第4実施形態のクリートアセンブリの拡大斜視図である。 図26は、スプリングハウジングに係合している単一キャップの内部タブを示す、第4実施形態のクリートアセンブリの拡大斜視図である。
[第1実施形態]
図面、特に図1〜図4を参照すると、ユーザーの靴(図示略)の靴底に対して取り付けられ、且つ、自転車ペダル12(図3及び4)に取り外し可能に固定されるように構成された、本発明に従うクリートアセンブリ10の第1実施形態が示されている。ここで描かれた特定のクリートアセンブリは、ユーザーの左の靴への取り付け用に構成されているが、同様のクリートアセンブリがユーザーの右の靴への取り付け用に対称的に構成可能であることは、わかるであろう。このクリートアセンブリは、3つの長孔16に通されたネジ(図示略)によって靴の底(図示略)に固定されるように構成されたプラスチック製のベースプレート14を含み、更には、4つのネジ22によってプラスチックベースプレート14に一体固定されるよう構成されたプラスチック製のスプリングハウジング18および鋼鉄製の底部プレート20を含む。スプリングハウジング18および底部プレート20は共同して、ペダル12を形状一致して受け入れるように寸法および形状が作られた円形の中央開口24を区画形成する。このクリートアセンブリがペダル上に位置取られたときに当該ペダルに取り外し可能に係合するための前方スプリングクリップ26fおよび後方スプリングクリップ26rが、スプリングハウジング18と底部プレート20との間に設けられている。
特に、前方および後方スプリングクリップ26f,26rは、一本のばね鋼から形成されており、各ばね鋼は、軸部28f,28r、弓形の中間部30f,30rおよび概してまっすぐな係合部32f,32rを有する特殊な形状に曲げられている。軸部28f,28rは、底部プレートに形成された小さな凹部34f,34r内に閉じ込められ、弓形の中間部30f,30rは、円形の中央開口24の一部分の周りに延びており、前記まっすぐな係合部32f,32rは、前記中央開口の前部および後部にて弦のように延びている。
前方スプリングクリップ26fのまっすぐな係合部32fは、ペダル12の前方エッジ36に係合してこれを保持するように位置取りされ(図3,4参照)、後方スプリングクリップ26rのまっすぐな係合部32rは、ペダルの後方エッジ38に係合してこれを保持するように位置取りされる。十分なスペースが前方係合部32fの前方および後方係合部32rの後方に提供されており、クリートアセンブリ10がペダルと係合するときに、これら二つの係合部が離れるように曲がることが可能となっている。足のかかとを外方向に回転させて前方および後方スプリングクリップの係合部を強制的に引っ込めることにより、クリートアセンブリをペダルから取り外すことができる。この点で、前方および後方スプリングクリップ26f,26rの形状および機能は、Richard M. Bryneの名義で発行された米国特許第5213009号に開示されたクリートアセンブリに使用されている対応する部品の形状および機能と同様である。なお、米国特許第5213009号の内容はこの明細書に引用されるものである。
過去において、前方および後方スプリングクリップの自由な屈曲運動は、時として、スプリングハウジングに対するクリートアセンブリの底部プレートの不適切な締め過ぎによって損なわれていた。図1〜4のクリートアセンブリ10は、スプリングハウジング18での底部プレート20の締め付けが前方および後方スプリングクリップ26f,26rを収容する空間のサイズには実質的に影響がないことを確保することで、前記の障害を克服している。このことは、底部プレートを、スプリングハウジングの前方端42fから前に突出する前方フランジ40fと、スプリングハウジングの後方端42rから後ろに突出する後方フランジ40rと有するように形成することで達成される。各フランジは、プラスチックベースプレート14に形成されたネジ山付き開口部46と整合する二つの長い開口を含んでいる。これらのフランジは、ベースプレートのネジ山付き開口部に係合するネジ22を用いて、ベースプレートに対し締め付けられる。その締め付けの程度は、底部プレート20とスプリングハウジング18の間の空間のサイズに実質的に影響されず、これにより、ペダルへの取り付け・取り外しの際の前方および後方スプリングクリップ26f,26rの屈曲性は損なわれない。
クリートアセンブリ10は、底部プレート20のそれぞれの前方および後方フランジ40f,40rに重ね合わされる前方および後方キャップ48f,48rを更に含む。
各キャップは、ネジ22がスプリングハウジング18に底部プレートを固定するだけでなくフランジにキャップを固定するという機能を発揮するように、対応するフランジの開口44と整合する一対の長い傾斜した開口50を有している。キャップは、底部プレートの露出面の上にわずかに突出するような大きさであり、キャップの露出されたエッジは丸められている。従ってユーザーが歩き回るときにキャップだけが地面に接地するように、底部プレートはキャップから僅かにへこんでいる。好ましくは、キャップは、地面との摩擦接触を改善して歩行をユーザーにとってより快適なものにするべく、ポリウレタンのような成型エラストマー材料で形成されている。加えて、もしキャップが歩行によって過度に擦り減るならば、それらを簡単に交換することができる。キャップの丸められた形はまた、クリートの空気力学(特性)を改善する。
[第2実施形態]
図5〜8には、本発明に従うクリートアセンブリ10’の第2実施形態が示されている。クリートアセンブリ10’は、図1〜4のクリートアセンブリ10と同様の多数の部品および特質を有するが、第1実施形態の前方および後方スプリングクリップ26f,26rに代えて、一つの蹄鉄型のスプリングクリップ52を使用したという点で異なっている。二つのクリートアセンブリにおいて互いに対応する部品は、図面において同じ参照番号が用いられている。但し図5〜8の実施形態の部品の参照番号についてはアポストロフィ記号(’)が付けられている。この第2実施形態のクリートアセンブリの部品および機能の多くは、Richard M. Bryneの名義で発行された米国特許第6494117号に開示されたクリートアセンブリのそれらと同じである。なお、米国特許第6494117号の内容はこの明細書に引用されるものである。図1〜4に描かれたクリートアセンブリ10と同様、図5〜8に描かれたクリートアセンブリ10’は、ユーザーの左の靴への取り付け用に構成されているが、同様のクリートアセンブリがユーザーの右の靴への取り付け用に対称的に構成され得るということは、わかるであろう。
図5〜8のクリートアセンブリ10’は、蹄鉄型のスプリングクリップ52を収容する空間のサイズに実質的に影響を及ぼすことなく、鋼鉄製の底部プレート20’をプラスチックのスプリングハウジング18’に締め付けることができるように構成されているという点で、図1〜4のクリートアセンブリ10に類似する。同様に、クリートアセンブリ10’は、ユーザーが歩き回るときにエラストマーキャップ48f’,49r’だけが地面に付くように構成されている。
加えて、クリートアセンブリ10’は、ペダル12’から外れる前に当該クリートアセンブリおよびユーザーの靴が辿り得る角回転量であるところの、調節可能な浮き角度を提供するように構成されている。この浮き(動作)は、ペダルをこぐときのユーザーの足の自然な回転を制約することを減らし、怪我の可能性を低減する。典型的なペダル・クリートアセンブリシステムは、プラス・マイナス(±)7.5°程度の浮きを提供する。
図5〜8のクリートアセンブリ10’の蹄鉄型のスプリングクリップ52は、スプリングハウジング18’に支持される前方脚54fおよび後方脚54rを含む。前方脚54fは、ペダル12’の前方エッジ36’と係合してこれを保持するように構成され、後方脚54rは、ペダル12’の後方エッジ38’と係合してこれを保持するように構成されている。特に、前方脚54fの内側に突出する舌片56fは、ペダルの前方エッジにおいて対応する形状の凹部58に受け入れられ、後方脚54rの同じく内側に突出する舌片56rは、ペダルの後方エッジにおいて対応する形状の凹部60に受け入れられる。
ペダルの各凹部58,60に受け入れられたスプリングクリップの舌片56f,56rによって蹄鉄型スプリングクリップ52がペダル12’に係合してこれを保持した後、クリートアセンブリ10’は、限定された範囲で時計回りにも反時計回りにも、ペダルに対し回転自在となる。この制限された回転の間は、スプリングクリップはペダルにロックされたままであり、クリートアセンブリの残り(の部分)がスプリングクリップに対して回転する。スプリングクリップの中間点から外方向に突出する指部62が二つの調節可能なセットネジ64f,64rの一方に達するときには、その回転量が制限される。浮き角度は、前記セットネジを引っ込めることで増大し、前記セットネジを引き出すことで減少する。
セットネジ64f,64rは、クリートアセンブリの鋼鉄製底部プレート20’およびプラスチックスプリングハウジング18’の各対向面により形成されたネジ山付き開口部66f,66rに受承される。有利には、二つのセットネジに係合するための雌ネジがプラスチックスプリングハウジングにだけ形成されることを要し、底部プレートの対向面は滑らかで且つネジ山無しのままとすることができる。このことは、(底部プレートを)鋼鉄製のシートメタルから打ち抜き、二つの突部を曲げてセットネジを保持する対向面を形成することで、底部プレートが作られるのを可能にする。プラスチックスプリングハウジングが例えば射出成形によって製造されると、該スプリングハウジングの対向面に配置されたネジ山が容易に形成される。
[第3実施形態]
図9〜19を参照すると、本発明に従うクリートアセンブリ10’’の第3実施形態が示されている。クリートアセンブリ10’’は、図5〜8のクリートアセンブリ10’と同様の多数の部品および特質を有するが、第2実施形態の前方および後方エラストマーキャップ48f’,48r’に代えて、単一のエラストマーキャップ70を使用したという点で異なっている。二つのクリートアセンブリにおいて互いに対応する部品は、図面において同じ参照番号を用いて、但し図9〜19の実施形態の部品の参照番号についてはダブルアポストロフィ記号(’’)を付けた状態で識別される。図5〜8に描かれたクリートアセンブリ10’と同様、図9〜19に描かれたクリートアセンブリ10’’は、ユーザーの左の靴への取り付け用に構成されているが、同様のクリートアセンブリがユーザーの右の靴への取り付け用に対称的に構成され得るということは、わかるであろう。
図9〜19のクリートアセンブリ10’’は、蹄鉄型のスプリングクリップ52を収容する空間のサイズに実質的に影響を及ぼすことなく、鋼鉄製の底部プレート20’’をプラスチックのスプリングハウジング18’’に締め付けることができるように構成されているという点で、図5〜8のクリートアセンブリ10’に類似する。同様に、クリートアセンブリ10’’は、ユーザーが歩き回るときに単一のエラストマーキャップ70だけが地面に付くように構成されている。クリートアセンブリ10’’は、図7及び8に示すペダル12’に係合するように構成されている。
加えて、クリートアセンブリ10’’は、ペダル12’から外れる前に当該クリートアセンブリおよびユーザーの靴が辿り得る角回転量であるところの、調節可能な浮き角度を提供するように構成されている。この浮き(動作)は、ペダルをこぐときのユーザーの足の自然な回転を制約することを減らし、怪我の可能性を低減する。典型的なペダル・クリートアセンブリシステムは、プラス・マイナス(±)7.5°程度の浮きを提供する。
図9〜19のクリートアセンブリ10’’の蹄鉄型スプリングクリップ52’’は、スプリングハウジング18’’に支持される前方脚54f’’および後方脚54r’’を含む。前方脚54f’’は、ペダル12’の前方エッジ36’と係合してこれを保持するように構成され、後方脚54r’’は、ペダルの後方エッジ38’と係合してこれを保持するように構成されている。特に、前方脚54f’’の内側に突出する舌片56f’’は、ペダルの前方エッジにおいて対応する形状の凹部58に受け入れられ、後方脚54r’’の同じく内側に突出する舌片56r’’は、ペダルの後方エッジにおいて対応する形状の凹部60に受け入れられる。
ペダルの各凹部58,60に受け入れられたスプリングクリップの舌片56f’’,56r’’によって蹄鉄型スプリングクリップ52’’がペダル12’に係合してこれを保持した後、クリートアセンブリ10’’は、限定された範囲で時計回りにも反時計回りにも、ペダルに対し回転自在となる。この制限された回転の間は、スプリングクリップはペダルにロックされたままであり、クリートアセンブリの残り(の部分)がスプリングクリップに対して回転する。スプリングクリップの中間点から外方向に突出する指部62’’が二つの調節可能なセットネジ64f’’,64r’’の一方に達するときには、その回転量が制限される。浮き角度は、前記セットネジを引っ込めることで増大し、前記セットネジを引き出すことで減少する。
セットネジ64f’’,64r’’は、クリートアセンブリの鋼鉄製底部プレート20’’およびプラスチックスプリングハウジング18’’の各対向面により形成されたネジ山付き開口部66f’’,66r’’に受承される。有利には、二つのセットネジに係合するための雌ネジがプラスチックスプリングハウジングにだけ形成されることを要し、底部プレートの対向面は滑らかで且つネジ山無しのままとすることができる。このことは、(底部プレートを)鋼鉄製のシートメタルから打ち抜き、二つの突部を曲げてセットネジを保持する対向面を形成することで、底部プレートが作られるのを可能にする。プラスチックスプリングハウジングが例えば射出成形によって製造されると、該スプリングハウジングの対向面に配置されたネジ山が容易に形成される。
上述のように、クリートアセンブリ10’’は単一のエラストマーキャップ70を含む。単一のエラストマーキャップ70は、好ましくは鋼鉄製の底部プレート20’’の底面86’’に係合され、底部プレートのほぼ全底面を覆うように配置されている。単一のエラストマーキャップ70は、ユーザーが地面の上を歩き回るときには地面に付くと共に、スリップ防止性の成型エラストマー材料、例えばポリウレタンを含む。単一のエラストマーキャップ70は、ユーザーの歩行時にその足が快適に運ばれる(ロールする)のを手助けすると共に、鋼鉄製底部プレート20’’が自転車ペダルを傷付けないようにするのに役立つ。
単一のエラストマーキャップ70は、スプリングハウジング18’’および底部プレート20’’とともに、ペダル12’を形状一致して受け入れる寸法および形状に作られた円形の中央開口24’’を形成する。単一のキャップ70はまた、フランジ40f’’,40r’’の開口44’’に整合する4つの長い開口50’’を有する。その4つの開口50’’内には、4つのネジ22’’が収容されており、それらのネジは、底部プレート20’’および単一キャップ70をスプリングハウジング18’’に固定すべく機能する。図9および図10に示すように、開口50’’は、ネジ22’’のネジ頭部80’’の側部が開口50’’の内壁84’’にこすりつけられて、ネジ22’’がベースプレート14’’から次第に緩むのを防止するように寸法設定されている。こうして、開口50’’はネジ止めのように作用し、ネジ22’’のベースプレートでの固定状態を保つのに役立つ。
単一のキャップ70および底部プレート20’’は、図15〜18に示すように、単一のキャップ70に形成されたタブ72f,72rによって、及び、底部プレート20’’に形成されたフック74f,74rによってスプリングハウジング18’’に取り外し可能に固定されている。フック74f,74rは、スプリングハウジング18’’に形成された凸部76f,76rに係合し、タブ72f,72rは、スプリングハウジングに形成された凹み78f,78rに係合する。図15〜18に一連で示すように、運用時、ユーザーはフック74f,74rをそれらが凸部76f,76rに係合するように位置取りする。それからユーザーは、スプリングハウジング18’’に対して単一のキャップ70および底部プレート20’’を旋回し、タブ72f,72rを凹み78f,78rに係合させる。図9には、クリートアセンブリ10’’が組立て状態で示されている。
このようにタブ72f,72rおよびフラップ74f,74rは、クリートアセンブリ10’’の靴への最初の据え付け前のみならず、ユーザーが靴からクリートアセンブリ10’’を取り外す場合においても、スプリングハウジング18’’、底部プレート20’’およびスプリングクリップ52’’を一体固定状態にしておくという機能を果たす。この特徴は、クリートアセンブリ10’’の最初の据え付け及び再度の据え付けの両方を更に容易にして、靴から外す際にユーザーがクリートアセンブリ10’’の部品を置き間違える可能性を低減する。
図13および図19に最もよく示されるように、二つの孔82が、二つのセットネジ64f’’,64r’’を保持する底部プレート20’’の対峙する面に形成されている。二つの孔82は、二つのセットネジ64f’’,64r’’がエラストマー材料の単一キャップ70に接触するのを許容し、それらセットネジ64f’’,64r’’がクリートアセンブリ10’’から次第に緩むのを防止する。こうして、孔82はネジ止めのように作用し、セットネジ64f’’,64r’’がクリートアセンブリ10’’に固定された状態を保つのに役立つ。
[第4実施形態]
図20〜26を参照すると、本発明に従うクリートアセンブリ10’’の第4実施形態が示されている。クリートアセンブリ10’’’は、図1〜4のクリートアセンブリ10と同様の多数の部品および特質を有するが、第1実施形態の前方および後方エラストマーキャップ48f,48rに代えて、単一のエラストマーキャップ70’’’を使用したという点で異なっている。二つのクリートアセンブリにおいて互いに対応する部品は、図面において同じ参照番号を用いて、但し図20〜26の実施形態の部品の参照番号についてはトリプルアポストロフィ記号(’’’)を付けた状態で識別される。図1〜4に描かれたクリートアセンブリ10と同様、図20〜26に描かれたクリートアセンブリ10’’’は、ユーザーの左の靴への取り付け用に構成されているが、同様のクリートアセンブリがユーザーの右の靴への取り付け用に対称的に構成され得るということは、わかるであろう。
図20〜26のクリートアセンブリ10’’’は、前方スプリングクリップ26f’’’および後方スプリングクリップ26r’’’を収容する空間のサイズに実質的に影響を及ぼすことなく、鋼鉄製の底部プレート20’’’をプラスチックのスプリングハウジング18’’’に締め付けることができるように構成されているという点で、図1〜4のクリートアセンブリ10に類似する。同様に、クリートアセンブリ10’’’は、ユーザーが歩き回るときに単一のエラストマーキャップ70’’’だけが地面に接地するように構成されている。クリートアセンブリ10’’’は、図3及び4に示すペダル12に係合するように構成されている。
単一のエラストマーキャップ70’’’は、好ましくは、鋼鉄製の底部プレート20’’’の底面86’’’に接合されており、その底部プレートのほぼ全底面にわたって配置されている。単一のエラストマーキャップ70’’’は、ユーザーが地面上を歩くときに地面に付くと共に、スリップ防止性の成型エラストマー材料、例えばポリウレタンを含む。単一のエラストマーキャップ70’’’は、ユーザーの歩行時にその足が快適に運ばれる(ロールする)のを手助けすると共に、鋼鉄製底部プレート20’’’が自転車ペダルを傷付けないようにするのに役立つ。
単一のエラストマーキャップ70’’’は、スプリングハウジング18’’’および底部プレート20’’’とともに、ペダル12を形状一致して受け入れる寸法および形状に作られた円形の中央開口24’’’を形成する。単一のキャップ70’’’はまた、フランジ40f’’’,40r’’’の開口44’’’に整合する4つの長い開口50’’’を有する。その4つの開口50’’’内には、4つのネジ22’’’が収容されており、それらのネジは、底部プレート20’’’および単一キャップ70’’’をスプリングハウジング18’’’に固定すべく機能する。図20に示すように、開口50’’’は、ネジ22’’’のネジ頭部80’’’の側部が開口50’’’の内壁84’’’にこすりつけられて、ネジ22’’’がベースプレート14’’’から次第に緩むのを防止するように寸法設定されている。こうして、開口50’’’はネジ止めのように作用し、ネジ22’’’がベースプレートに固定された状態を保つのに役立つ。
単一のキャップ70’’’および底部プレート20’’’は、図20,22,25および26に示すように、単一のキャップ70’’’に形成されたタブ72f’’’,72r’’’,88fおよび88rによってスプリングハウジング18’’’に取り外し可能に固定されている。タブ72f’’’,72r’’’は、スプリングハウジングに形成された凹み78f’’’,78r’’’に係合し、タブ88f,88rは、スプリングハウジングに形成された凹み90f,90rに係合する。図25,26に一連で示すように、運用時、ユーザーは、タブ72f’’’,72r’’’が凹み78f’’’,78r’’’に整合するように、スプリングハウジング18’’’に対して単一のキャップ70’’’および底部プレート20’’’を位置取りする。クリートアセンブリ10’’’の外側では、タブ88f,88rが凹み90f,90rに一致する。次にユーザーは、単一のキャップ70’’’および底部プレート20’’’をスプリングハウジング18’’’に押し付け、その結果、タブ72f’’’,72r’’’が凹み78f’’’,78r’’’に係合すると共に、タブ88f,88rが凹み90f,90rに係合する。図20には、クリートアセンブリ10’’’が組立て状態で示されている。
このようにタブ72f’’’,72r’’’,88f,88rは、クリートアセンブリ10’’’の靴への最初の据え付け前のみならず、ユーザーが靴からクリートアセンブリ10’’’を取り外す場合においても、スプリングハウジング18’’’、底部プレート20’’’、前方スプリングクリップ26f’’’および後方スプリングクリップ26r’’’を一体固定状態にしておくという機能を果たす。この特徴は、クリートアセンブリ10’’’の最初の据え付け及び再度の据え付けの両方を更に容易にして、靴から外す際にユーザーがクリートアセンブリの部品を置き間違える可能性を低減する。
これまでの説明からわかるように、本発明は、クリートアセンブリをペダルにとの外し可能に固定すべく構成された1つ以上のスプリングクリップを含む改良型のクリートアセンブリを提供するものである。より具体的には、クリートアセンブリは、ユーザーの靴の靴底へのクリートの締め付けが、ペダルに係合し又はぺダルから外れる際にスプリングクリップの自由な屈曲に実質的に影響を与えないように構成されている。加えて、一実施形態では、クリートアセンブリは、ユーザーが歩き回ったときに地面に摩擦接触する一対の柔軟なプラスチックキャップを含み、ユーザーが滑る可能性を減らすと共に、重要な装置部品の望ましくない摩耗を回避する。本発明の別の実施形態では、クリートアセンブリは、好ましくはクリート装置底のほぼ全底面を覆うように配置された単一のキャップを含み、その単一キャップは、クリートアセンブリの靴への最初の据え付け前のみならず、ユーザーが靴からクリートアセンブリを取り外す場合においても、クリートアセンブリが一体に保たれるように構成されている。更に、アセンブリの浮き角度を調節するための1つ以上の調節可能なセットネジを含む種類のクリートアセンブリの実施形態では、前記セットネジ用のネジ山付き開口部が、プラスチックの上部プレートおよび金属の底部プレートの対向(対峙)する面によって形成されている。なお、ネジは、プラスチックの上部プレートにだけ形成されている。このことは、上部プレートが射出成型プラスチック材料から容易に成形されることを可能にすると共に、底部プレートが一片のシート金属から容易に押圧成形(又は打ち抜き成形)されることを可能にする。本発明の好ましい実施形態では、1つ以上の孔が、金属の底部プレートの対向(対峙)する面に形成されており、1つ以上のセットネジがエラストマー材料のキャップ(1つ又は複数)に接触するのを可能にし、前記1つ以上のセットネジがクリートアセンブリから次第に緩むのを防止する。本発明の別の好ましい実施形態では、キャップ(1つ又は複数)が複数の開口を持つように構成されており、その複数の開口の各々は、少なくとも一つのネジの頭部を受け入れるように構成されると共に、ネジの頭部が開口の側壁に接触してネジが緩むのを防止するように寸法設定されている。
本発明は、現時点で好ましい実施形態だけを参照して詳細に説明されているけれども、当業者であれば、本発明から逸脱することなく種々の変更がなされ得ることは理解できよう。従って、発明は次の特許請求の範囲のみによって定義される。

Claims (7)

  1. クリップレスペダルに取り外し可能に固定できるように構成されたクリートアセンブリであって、
    前方端および後方端を有する第1のプレートと、
    前記第1プレート上に配置される第2のプレートであって、前記第1プレートの前方端よりも前方へ突出する前方フランジ、前記第1プレートの後方端よりも後方へ突出する後方フランジ、および、底面を有する第2のプレートと、を備え、
    前記第1および第2プレート間には空間が形成され、
    前記第2プレートには、前記クリップレスペダルを受け入れるように構成された開口部が形成されており、
    当該クリートアセンブリは更に、
    前記第2プレートの底面の全てにわたって配置されたキャップを備え、
    前記キャップには、前記クリップレスペダルを受け入れるように構成された開口部が形成されている、ことを特徴とするクリートアセンブリ。
  2. 前記第2プレートおよびキャップのうちの少なくとも一方は、当該第2プレートおよびキャップを前記第1プレートに取り外し可能に固定するための固定手段を更に備える、請求項1に記載のクリートアセンブリ。
  3. 前記第1プレートは、前記固定手段と係合するための係合手段を更に備える、請求項2に記載のクリートアセンブリ。
  4. クリップレスペダルに取り外し可能に固定できるように構成されたクリートアセンブリであって、
    第1のプレートと、
    前記第1プレート上に配置されると共に底面を有する第2のプレートと、を備え、
    前記第1および第2プレート間には空間が形成されるとともに、前記第1および第2プレートは共に、ネジ山付き開口部を形成する対向面を備えており、
    当該クリートアセンブリは更に、
    前記第1および第2プレート間の前記空間に配置されて、前記クリップレスペダルに取り外し可能に係合するためのスプリングクリップと、
    前記ネジ山付き開口部に受承される大きさで構成されたセットネジと、を備え、
    前記第1プレートは、成型されたプラスチック材料を含み、
    前記第2プレートは、金属材料を含み、
    前記第2プレートには、前記クリップレスペダルを受け入れる大きさで構成された開口部が形成されており、
    当該クリートアセンブリは更に、
    前記第2プレートの底面の全てにわたって配置されたキャップを備え、
    前記キャップには、前記クリップレスペダルを受け入れるように構成された開口部が形成されており、
    当該クリートアセンブリが前記クリップレスペダルから外れること無く当該ペダルに対して旋回できる浮き角度を定めるべく、前記ネジ山付き開口部内での前記セットネジの位置が調整可能である、ことを特徴とするクリートアセンブリ。
  5. 前記第2プレートおよびキャップのうちの少なくとも一方は、当該第2プレートおよびキャップを前記第1プレートに取り外し可能に固定するための固定手段を更に備える、請求項4に記載のクリートアセンブリ。
  6. 前記第1プレートは、前記固定手段と係合するための係合手段を更に備える、請求項5に記載のクリートアセンブリ。
  7. ペダルおよびクリートの組み立て体であって、
    ペダルは、
    ペダル本体と、
    前記ペダル本体に設けられ且つ互いに間隔を隔てられた2つの係合エッジと、
    を備えており、
    クリートは、
    前方端および後方端を有する第1のプレートと、
    前記第1プレート上に配置される第2のプレートであって、前記第1プレートの前方端よりも前方へ突出する前方フランジ、前記第1プレートの後方端よりも後方へ突出する後方フランジ、および、底面を有する第2のプレートと、を備え、
    前記第1および第2プレート間には空間が形成され、
    前記第2プレートには、前記ペダルを受け入れるように構成された開口部が形成されており、
    当該クリートは更に、前記第2プレートの底面の少なくとも一部にわたって配置されたキャップを備えており、
    前記第2プレートおよびキャップのうちの少なくとも一方は、当該第2プレートおよびキャップを前記第1プレートに取り外し可能に固定するための固定手段を更に備え、
    前記第1プレートは、前記固定手段と係合するための係合手段を更に備え、
    当該クリートは更に、前記第1および第2プレート間に形成された前記空間内に位置して、前記ペダル本体に設けられた前記2つの係合エッジに取り外し可能に係合するための1つ以上のスプリングクリップを備える、
    ことを特徴とするペダルおよびクリートの組み立て体。
JP2010517058A 2007-07-17 2008-06-27 クリップレスペダル用のクリートアセンブリ Active JP5296788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/779,206 2007-07-17
US11/779,206 US7877904B2 (en) 2005-10-13 2007-07-17 Cleat assembly for clipless pedal
PCT/US2008/068660 WO2009012042A2 (en) 2007-07-17 2008-06-27 Cleat assembly for clipless pedal

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010533621A JP2010533621A (ja) 2010-10-28
JP5296788B2 true JP5296788B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=40262267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010517058A Active JP5296788B2 (ja) 2007-07-17 2008-06-27 クリップレスペダル用のクリートアセンブリ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7877904B2 (ja)
EP (2) EP2623409B1 (ja)
JP (1) JP5296788B2 (ja)
CN (1) CN101801780B (ja)
ES (1) ES2417152T3 (ja)
TW (1) TWI381975B (ja)
WO (1) WO2009012042A2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8272150B2 (en) * 2008-12-12 2012-09-25 Speedplay, Inc. Shoe sole mounting standard for bicycle cleat
US9826794B2 (en) * 2008-12-12 2017-11-28 Speedplay, Inc. Shoe sole mounting standard for bicycle cleat
US8745900B2 (en) 2009-05-26 2014-06-10 Speedplay, Inc. Aerodynamic bicycle shoe cover and pedal cover
US9795184B2 (en) * 2009-12-14 2017-10-24 Shimano Inc. Shoe positioning plate for bicycle shoes
US8857292B2 (en) 2010-11-01 2014-10-14 Speedplay, Inc. Pedal-cleat assembly
US9254016B2 (en) * 2011-01-20 2016-02-09 Erik Henry Tews Device for adapting a shoe to attach a cycling cleat
FR2971482B1 (fr) * 2011-02-14 2013-02-08 Look Cycle Int Dispositif a pedale automatique de cycle
JP5389110B2 (ja) * 2011-07-29 2014-01-15 株式会社シマノ 自転車用ペダル
CN102700677A (zh) * 2012-06-21 2012-10-03 维格车料(昆山)有限公司 多用途自行车踏板
US9511817B2 (en) 2013-03-14 2016-12-06 Speedplay, Inc. Pedal and cleat assembly
US9499231B2 (en) 2013-03-14 2016-11-22 Speedplay, Inc. Pedal and cleat assembly
JP6523295B2 (ja) 2013-09-16 2019-05-29 スピードプレイ,インク. 改良されたペダルおよび滑り止めアセンブリ
US10188171B2 (en) 2014-01-22 2019-01-29 Speedplay, Inc. Alignment system for a cleat and base assembly
US10182609B2 (en) * 2014-07-28 2019-01-22 Speedplay, Inc. Aperture cover for bicycle cleat assembly
US10279862B2 (en) * 2014-09-02 2019-05-07 Speedplay, Inc. Cleat assembly for clipless bicycle pedal
US9907355B2 (en) * 2014-12-03 2018-03-06 Nike, Inc. Article of footwear for running and cycling
EP3538425A2 (en) 2016-11-10 2019-09-18 K88 Ehf. Clipless bicycle pedal platform adapter
US10093220B2 (en) 2017-01-20 2018-10-09 Ford Global Technologies, Llc Tie down cleat assembly having increased functionality
US10752318B2 (en) 2017-03-28 2020-08-25 Carlos Hurtado Bicycle pedal and shoe clip assembly
CN108749794A (zh) * 2018-05-30 2018-11-06 江苏宇飞金属制品有限公司 一种制动踏板衬套
KR102066795B1 (ko) * 2018-07-03 2020-01-15 이종훈 안전한 자전거 클릿 페달
TWI714311B (zh) * 2019-10-16 2020-12-21 逢甲大學 自行車及其踏板模組
KR102428316B1 (ko) * 2020-09-14 2022-08-18 주식회사 등자 신발에서 페달 위치를 전후로 미세이동 가능한 클릿
US11564453B2 (en) * 2021-02-18 2023-01-31 Cyclingdeal Usa, Inc. Adaptor for bicycle shoes
KR102507044B1 (ko) * 2021-06-21 2023-03-07 주식회사 등자 경륜 선수용 클릿
US11503882B1 (en) 2021-10-04 2022-11-22 Bike Energy Lab Ltd. Bike cleat fitting tool system and methods of use

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2559359B1 (fr) * 1984-02-14 1986-05-30 Look Sa Platine pour chaussure cycliste
IT210729Z2 (it) 1987-05-28 1989-01-11 Rapisarda Antonio Dispositivo per intercollegare un pedale di bicicletta ed una scarpa da ciclista
ATE67644T1 (de) * 1987-07-06 1991-10-15 Look Sa Radfahrerschuh.
US4942778A (en) * 1989-07-10 1990-07-24 Bryne Richard M Clipless bicycle pedal system
US5657558A (en) * 1991-08-14 1997-08-19 Pohu; Georges Assembly system on a sole, of an equipment linked to the use of a shoe
JP3170336B2 (ja) 1991-08-29 2001-05-28 株式会社シマノ 靴用クリート装置および靴
DE9111729U1 (ja) * 1991-09-19 1993-01-28 Waldemar Link Gmbh & Co, 2000 Hamburg, De
US5213009A (en) * 1991-11-18 1993-05-25 Bryne Richard M Cleat for clipless pedals
US5606894A (en) * 1994-04-29 1997-03-04 Bryne; Richard M. Clipless bicycle pedal
US5727429A (en) * 1996-08-26 1998-03-17 Shimano, Inc. Low profile bicycle pedal and cleat assembly
US5992266A (en) * 1996-09-03 1999-11-30 Jonathan R. Heim Clipless bicycle pedal
FR2775424B1 (fr) 1998-03-02 2000-03-31 Salomon Sa Chaussure de cyclisme equipee d'une cale de verrouillage automatique sur une pedale
JP3508534B2 (ja) * 1998-03-06 2004-03-22 日産自動車株式会社 自動車用ウインドシールドパネルの位置決め構造
US6244136B1 (en) 1998-08-27 2001-06-12 Chung-I Chen Foot cleat for securing a cyclist's shoe to a bicycle pedal
US6494117B1 (en) * 2001-07-13 2002-12-17 Speedplay, Inc. Pedal/cleat assembly
US7017445B2 (en) * 2003-03-27 2006-03-28 Speedplay, Inc. Pedal and related pedal/cleat assembly
US7174807B2 (en) * 2005-04-20 2007-02-13 Speedplay, Inc. Pedal/cleat assembly
TWM283797U (en) * 2005-09-30 2005-12-21 Guo-Jr Jau Clipless pedal structure without front hook
US7472498B2 (en) * 2005-10-13 2009-01-06 Speedplay, Inc. Cleat assembly for clipless pedal

Also Published As

Publication number Publication date
US20080110294A1 (en) 2008-05-15
WO2009012042A3 (en) 2009-03-12
EP2167370B1 (en) 2013-05-22
EP2167370A4 (en) 2011-03-23
CN101801780A (zh) 2010-08-11
CN101801780B (zh) 2013-09-04
EP2167370A2 (en) 2010-03-31
EP2623409A1 (en) 2013-08-07
JP2010533621A (ja) 2010-10-28
ES2417152T3 (es) 2013-08-06
TW200920653A (en) 2009-05-16
WO2009012042A2 (en) 2009-01-22
US7877904B2 (en) 2011-02-01
TWI381975B (zh) 2013-01-11
EP2623409B1 (en) 2017-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5296788B2 (ja) クリップレスペダル用のクリートアセンブリ
JP5063605B2 (ja) クリップレスペダル用クリートアッセンブリー
US10759491B2 (en) Cleat assembly for clipless bicycle pedal
US7516562B2 (en) Multi-function cycling shoe
US20110283568A1 (en) Bicycle cleat cover
US20120017471A1 (en) Shoe accessory for cycling
JP7091362B2 (ja) 自転車用クリートおよび自転車用ペダル
CN112407132A (zh) 一种高安全性的自行车踏板系统
US11396345B1 (en) Removable toe clip for bicycle pedal
NL1016158C2 (nl) Adapter ter plaatsing tussen een schoen en een clipless fietspedaal.
WO2020079139A1 (en) Fastening device for shoes and technical items

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130222

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5296788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S631 Written request for registration of reclamation of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313631

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250