JP5294905B2 - バグフィルタ装置の運転方法及びバグフィルタシステム - Google Patents

バグフィルタ装置の運転方法及びバグフィルタシステム Download PDF

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Description

本発明は、バグフィルタ装置の運転方法及びバグフィルタシステムに関する。
発電所等において用いられるボイラで燃料を燃焼する際に生じる粉塵を回収する装置としてバグフィルタ装置が用いられている。バグフィルタ装置の一例としては、粉塵を吸着するバグフィルタがそれぞれ設置された複数のセルと、各セルに圧縮空気を供給するブロワとを具備するものがある。各セルは、ボイラからの排気がその内部に流入するようにボイラと接続されており、排気に含まれる粉塵がバグフィルタに吸着されるようになっている。
一方、一台のブロワと各セルとはマニホールドを介して接続されており、バグフィルタの粉塵を吸着する面の裏側にブロワの圧縮空気が吹き付けられるようになっている。このような構成により、バグフィルタの一方面に吸着された粉塵が他方面側からの圧縮空気により剥離し、バグフィルタの下方に集積するようになっている。いわゆる逆洗式のバグフィルタ装置である。例えば特許文献1には、このようなバグフィルタ装置が開示されている。
一台のブロワと各セルとを接続するマニホールドには、セルのバグフィルタに近い方にダイアフラム弁が、ブロワに近い方に電磁弁が、セルごとに設けられている。各セルにそれぞれ配設された各電磁弁は、同時に一つの電磁弁だけが開放されるように制御される。例えば10秒間隔で各電磁弁が順次開放するように制御される。或る一つの電磁弁が開放されると、ダイアフラム弁はバグフィルタ側とブロワ側との圧力差により開放され、ブロワからの圧縮空気がバグフィルタに供給される。そして、この供給により前記圧力差が小さくなって所定の圧力差になるとダイアフラム弁は閉止される。
このように、バグフィルタ装置は、(1)ブロワが、所定の圧力になるまで空気を圧縮してマニホールド内に供給する、(2)或る一つの電磁弁を開放する、(3)(2)の電磁弁を閉止するという3つのステップを繰り返す。
ここで、或る一つのダイアフラム弁が何らかの原因により開閉動作が不十分になった場合、当該ダイアフラム弁の点検・修理のためにブロワから当該ダイアフラム弁に圧縮空気が供給されないようにする作業が行われている。具体的にはマニホールドの電磁弁よりもブロワ側に設けられたマニホールド入口弁を閉止する。これにより、当該セル、バグフィルタ、そのセルの電磁弁及びダイアフラム弁には圧縮空気が供給されなくなる。
しかしながら、マニホールド入口弁を閉止すると、(2)のステップで電磁弁が開放されてバグフィルタ側に排出されるはずだった圧縮空気がマニホールド入口弁の閉止によりマニホールド内に滞留する。そして(3)のステップ後に繰り返し実行される(1)のステップにより空気が更に圧縮されるため、次のセルに対する電磁弁を開放させた際にはこのセルのダイアフラム弁には通常時よりも高い圧力がかかることになる。このような高圧力により、正常なダイアフラム弁が損耗するということが懸念される。
特開平7−204434号公報
本発明は、かかる事情に鑑み、通常よりも高い圧力の空気により正常なダイアフラム弁等を損耗させることなくバグフィルタへの圧縮空気の供給を停止することができるバグフィルタ装置の運転方法及びバグフィルタシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、逆洗用の圧縮空気を供給するブロワと、複数のバグフィルタと、前記ブロワの前記圧縮空気を前記バグフィルタのそれぞれに供給するマニホールドと、前記バグフィルタごとに、前記ブロワと前記バグフィルタとを接続する前記マニホールドに配設されたマニホールド入口弁、電磁弁及びダイアフラム弁と、複数の前記電磁弁が同時には一つのみ開放するように複数の前記電磁弁を順次開閉させる制御手段とを備え、前記ブロワに近い順に前記マニホールド入口弁、前記電磁弁、前記ダイアフラム弁が前記マニホールドに配設され、通常運転時において、前記ダイアフラム弁が開放しかつ当該ダイアフラム弁が許容する圧力値である第1の設定圧力に前記圧縮空気の圧力を調整し、かつ前記マニホールド入口弁が開放されているバグフィルタ装置の運転方法であって、前記ダイアフラム弁に前記圧縮空気の供給を停止する際には、前記第1の設定圧力よりも低圧の第2の設定圧力に前記圧縮空気の圧力を調整し、当該ダイアフラム弁の上流側にある前記マニホールド入口弁を閉止し、前記圧縮空気を前記第1の設定圧力に調整することを特徴とするバグフィルタ装置の運転方法にある。
かかる第1の態様では、ブロワが供給する圧縮空気の圧力が第1の設定圧力よりも低圧である第2の設定圧力となるように調整した後にマニホールド入口弁を閉止する。このマニホールド入口弁の閉止によりマニホールド内の圧縮空気の圧力が上昇しても、当該圧力は第1の設定圧力以下に抑えられる。この結果、例えば不具合が生じたバグフィルタ等の部材を修理・点検するために、当該バグフィルタに圧縮空気が供給されないようにマニホールド入口弁を閉止しても、当該バグフィルタ以外のバグフィルタやこれに付随する部材、例えばダイアフラム弁などに第1の設定圧力以上の圧縮空気が供給されることはなく、ダイアフラム弁等の損耗を回避することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載するバグフィルタ装置の運転方法において、前記圧縮空気を前記第1の設定圧力に調整した後、前記圧縮空気の供給が遮断された前記ダイアフラム弁の上流側にある前記マニホールド入口弁を開放することを特徴とするバグフィルタ装置の運転方法にある。
かかる第2の態様では、圧縮空気の供給を停止したバグフィルタ等に再度圧縮空気を安全に供給することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載するバグフィルタ装置の運転方法において、前記圧縮空気の圧力は、前記マニホールドに設けられた圧力調整弁の開度を調整することにより設定されることを特徴とするバグフィルタ装置の運転方法にある。
かかる第3の態様では、圧縮空気の圧力調整のためにマニホールドに設けられた圧力調整弁を用いることができる。これにより、簡易に圧力調整を行うことができる。
上記目的を達成するための本発明の第4の態様は、逆洗用の圧縮空気を供給するブロワと、複数のバグフィルタと、前記ブロワの前記圧縮空気を前記バグフィルタのそれぞれに供給するマニホールドと、前記バグフィルタごとに、前記ブロワと前記バグフィルタとを接続する前記マニホールドに配設されたマニホールド入口弁、電磁弁及びダイアフラム弁と、複数の前記電磁弁が同時には一つのみ開放するように複数の前記電磁弁を順次開閉させる制御手段とを備え、前記ブロワに近い順に前記マニホールド入口弁、前記電磁弁、前記ダイアフラム弁が前記マニホールドに配設され、通常運転時において、前記ダイアフラム弁が開放しかつ当該ダイアフラム弁が許容する圧力値である第1の設定圧力に前記圧縮空気の圧力を調整し、かつ前記マニホールド入口弁が開放されているバグフィルタシステムであって、前記制御手段は、前記圧縮空気の圧力が第1の設定圧力を越えたときに、前記ブロワから前記各バグフィルタに供給される圧縮空気の圧力が前記第1の設定圧力より低圧の第2の設定圧力になるように調整すると共に、前記複数のバグフィルタのうち前記圧縮空気の供給を遮断するバグフィルタに対応するマニホールド入口弁を閉止し、その後前記圧縮空気が第1の設定圧力になるように調整することを特徴とするバグフィルタシステムにある。
かかる第4の態様では、ブロワが供給する圧縮空気の空気圧が第1の設定圧力以上となったとき、その原因となったバグフィルタを他のセルに高圧をかけることなく安全に切り離すことができる。
本発明によれば、マニホールド内の空気の圧力が第1の設定圧力よりも低圧である第2の設定圧力にしか上昇しないように調整した後にマニホールド入口弁を閉止する。このマニホールド入口弁の閉止によりマニホールド内の圧縮空気の圧力が上昇しても、当該圧力は第1の設定圧力以下に抑えられる。この結果、例えば不具合が生じたバグフィルタ等の部材を修理・点検するために、当該バグフィルタに圧縮空気が供給されないようにマニホールド入口弁を閉止しても、当該バグフィルタ以外のバグフィルタやこれに付随する部材、例えばダイアフラム弁などに第1の設定圧力以上の圧縮空気が供給されることはなく、ダイアフラム弁等の損耗を回避することができる。
本実施形態に係るバグフィルタ装置の概略構成図である。 圧縮空気の圧力の変化を示すグラフである。 圧縮空気の圧力の変化を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
図1は、本実施形態に係るバグフィルタ装置の概略構成図である。図示するように、バグフィルタ装置は4つに区画されたセル1a、1b、1c、1dと、これらのセル1a〜1dに圧縮空気を供給するブロワ16とを具備している。ブロワ16は、マニホールド15を介して各セル1a〜1dに圧縮空気を供給している。
各セル1a〜1dにはそれぞれバグフィルタ2が配設されている。各バグフィルタ2は、排ガス中の粉塵を吸着する濾布と、この濾布を各セル1a〜1dに固定する支持部材とから構成されており、このバグフィルタ2によって各セル1a〜1dは上下に区画されている。これによりバグフィルタ2の下側には含塵ガス室3が、上側には無塵ガス室4が形成されている。そして、4つの各含塵ガス室3はそれぞれの下側に設けられたガス吸入口3aを介して含塵ガスダクト5に連通し、また、4つの各無塵ガス室4はそれぞれのガス排出口4aを介して無塵ガスダクト6に連通している。
また、各バグフィルタ2の上方には各バグフィルタ2に圧縮空気を噴射するパルスジェット噴射器12a、12b、12c、12dが設けられている。各パルスジェット噴射器12は、マニホールド15を介してブロワ16と接続されており、バグフィルタ2の粉塵を吸着する面とは反対側の面にブロワ16からの圧縮空気を吹き付けるように配設されている。
マニホールド15の各パルスジェット噴射器12に分岐した部分には、各パルスジェット噴射器12側に4つのダイアフラム弁11a、11b、11c、11dが設けられている。同様に、これらのダイアフラム弁11a〜11dよりもブロワ16側に4つの電磁弁13a、13b、13c、13dが設けられ、これらの電磁弁13a〜13dよりもブロワ16側に4つのマニホールド入口弁17a、17b、17c、17dが設けられている。また、マニホールド15のブロワ16近傍には、圧縮空気の圧力を調整するための圧力調整弁18が設けられている。
各マニホールド入口弁17a〜17dは手動弁であり、通常運転時は常時開状態になっている。各電磁弁13a〜13dは、コントローラ9に接続されて該コントローラ9からの指令によって開閉される。本実施形態では、コントローラ9は、10秒間隔で一つの電磁弁13の開放・閉止を行うように制御している。また、各ダイアフラム弁11a〜11dは、各ダイアフラム弁11a〜11dの前後の圧力差が所定気圧以上となったときに開状態になり、所定気圧以下となったとき閉状態となる。
上述した構成のバグフィルタ装置では、ボイラ等からの含塵ガスが含塵ガスダクト5を介して各含塵ガス室3に流入する。そして含塵ガスはその含塵ガス中の粉塵がバグフィルタ2により吸着されて無塵ガスとなり、無塵ガス室4・無塵ガスダクト6を経由して大気中に排出される。
一方、各バグフィルタ2に吸着した粉塵を剥離させるステップは次のとおりである。(1)ブロワ16が第1の設定圧力になるまで空気を圧縮してバグフィルタ2に供給する。この第1の設定圧力は、少なくとも各ダイアフラム弁11a〜11dが開放するのに必要な圧力値以上であって、且つ各ダイアフラム弁11a〜11dが許容する圧力値以下とする。以後、第1の設定圧力を運転圧力と称する。具体的には、マニホールド15に設けられた圧力調整弁18の開度を調整することで圧縮空気を運転圧力に調整する。本実施形態では運転圧力は約0.09MPaである。なお、バグフィルタ2に供給される圧縮空気の圧力の調整は、圧力調整弁18の開度を調整することにより行う場合に限定されない。例えば、ブロワ16の出力を調整することにより圧縮空気の圧力調整を行ってもよい。(2)コントローラ9が各電磁弁13a〜13dのうち何れか一つの開放を行う。例えば、コントローラ9は電磁弁13aを開放する指令を電磁弁13aに与える。これにより、ブロワ16からの圧縮空気がマニホールド15・電磁弁13aを通り、そしてダイアフラム弁11aを押し広げ、パルスジェット噴射器12aを介してセル1aのバグフィルタ2に吹き付けられる。(3)コントローラ9が開放した電磁弁13を閉止する。先の例では電磁弁13aを閉止することになる。
そして、次に開放・閉止する対象を電磁弁13bとして上記ステップ(1)〜(3)を繰り返す。以降同様に、開放・閉止する対象を電磁弁13c、13d、13a、13b、13c、・・・のように順次切り替えて上記ステップを繰り返す。
図2は、圧縮空気の圧力の変化を示すグラフである。セル1aのバグフィルタ2に圧縮空気を供給するとき、時刻Ta(1)において、ステップ(1)の実行、すなわちブロワ16による空気の圧縮が行われる。この結果、徐々に圧力が上昇し、運転圧力である0.09MPaに達する。次に時刻Ta(2)のとき、ステップ(2)の実行、すなわちコントローラ9による電磁弁13aの開放が行われる。この結果、ダイアフラム弁11aも開放して圧縮空気がセル1aのバグフィルタ2に吹き付けられるため、圧縮空気の圧力も低下する。そして、時刻Ta(3)のとき、ステップ(3)の実行、すなわちコントローラ9による電磁弁13aの閉止が行われる。この結果、圧縮空気の圧力の低下が停止している。
以下、セル1b、セル1c、セル1dのバグフィルタ2に圧縮空気を供給する場合も同様であり、時刻Tb(1)・Tc(1)・Td(1)においてブロワ16による空気の圧縮が行われるため、徐々に空気圧が上昇し、運転圧力に達している。また、時刻Tb(2)・Tc(2)・Td(2)において、コントローラ9による電磁弁13b・電磁弁13c・電磁弁13dの開放が行われるため、各電磁弁13の開放後の圧力は低下している。更に時刻Tb(3)・Tc(3)・Td(3)において、コントローラ9による電磁弁13b・13c・13dの閉止が行われるため、各電磁弁13の閉止後の圧力の低下が止まっている。なお、本実施形態においては、各電磁弁13の開放の間隔、すなわちTa(2)・Tb(2)・Tc(2)・Td(2)の間隔は10秒となっている。
以上に説明したバグフィルタ装置の動作は、各ダイアフラム弁11a〜11d等に不具合等が生じていないときの通常時動作である。
ここで、ダイアフラム弁11aが何らかの原因により開放しなくなったり、完全に開放しきらない場合について説明する。従来では、このような不具合が生じた場合、単にマニホールド入口弁17aを閉止して、セル1aのバグフィルタ2に圧縮空気が供給されないようにしていた。一方、本発明に係るバグフィルタ装置の運転方法は次のようにセル1aのバグフィルタ2への圧縮空気の供給の停止を行う。
まずブロワ16が供給する圧縮空気の圧力が運転圧力よりも低圧である第2の設定圧力となるように圧力調整弁18の開度を調整する。以降、この第2の設定圧力を臨時圧力と称する。本実施形態では、臨時圧力は約0.075MPaである。次に、マニホールド入口弁17aを閉止する。そして、ブロワ16が供給する圧縮空気の圧力が運転圧力となるように圧力調整弁18の開度を再度調整する。この結果、セル1aのバグフィルタ2へは圧縮空気が供給されなくなり、ダイアフラム弁11aを安全に点検・修理することができる。
図3は、圧縮空気の圧力の変化を示すグラフである。この図を用いて、ダイアフラム弁11aの不具合時において、従来及び本発明に係るバグフィルタ装置の運転方法を適用した場合の、ブロワ16の圧縮空気の圧力の相違を説明する。
図示するように、従来のバグフィルタ装置の運転方法では、単にマニホールド入口弁17aを閉止するので、点線に示すように時刻Ta(2)において電磁弁13aが開放されても圧縮空気はマニホールド15内に滞留したままであり、その圧力は低下しない。この状態で、時刻Tb(2)に達するまで、ブロワ16はセル1bへ圧縮空気を供給するために更に空気の圧縮を行うため、時刻Tb(2)で電磁弁13bが開放される直前の圧縮空気の圧力は運転圧力を越えている。この結果、電磁弁13bが開放されたとき、ダイアフラム弁11bは正常であるにもかかわらず運転圧力を越えた高圧の空気が送り込まれるため、ダイアフラム弁11bの損耗が生じる虞がある。
一方、実線に示すように、本発明に係るバグフィルタ装置の運転方法によれば、マニホールド入口弁17aの閉止前に、ブロワ16の圧縮空気の圧力は運転圧力よりも低圧の臨時圧力となるように圧力調整弁18の開度が調整されているので、マニホールド入口弁17aの閉止によって上述のような圧力上昇が生じても、最終的な圧力は運転圧力である0.09Mpを越えることは無い。なお、圧力調整弁18の開度を調整したことで、例えば時刻Tc(2)やTd(2)におけるブロワ16の圧縮空気の圧力値は運転圧力を下回ることになるが、これはマニホールド入口弁17aを閉止した後、再度圧力調整弁18の開度を調整することで圧縮空気の圧力は運転圧力に達するようになる。
また、圧縮空気の供給を停止した部分の復旧は、マニホールド入口弁17aを開放することにより実施する。なお、このマニホールド入口弁17aの開放により、ブロワ16の圧縮空気の圧力が変動するようならば、圧力調整弁18の開度を調整して圧縮空気の圧力が運転圧力になるようにする。
以上に説明したように、本発明に係るバグフィルタ装置の運転方法によれば、ダイアフラム弁11aに不具合が生じて修理を行ったり、セル1aの定期点検等を行う際に、当該ダイアフラム弁11aやセル1aに対応するマニホールド入口弁17aを閉止しても、運転圧力を越えた圧縮空気によって正常なダイアフラム弁11b、11c、11dが損耗することを回避できる。
なお、マニホールド15内の空気圧を測定するセンサーを備え、コントローラ9(制御手段)は、該センサーからの信号に基づいて上述したように圧力調整弁18の開度を調整し、そして圧縮空気の供給を停止する対象のバグフィルタ2に対応するマニホールド入口弁17a等を閉止するように制御してもよい。
1 セル
2 バグフィルタ
3 含塵ガス室
4 無塵ガス室
5 含塵ガスダクト
6 無塵ガスダクト
9 コントローラ
11 ダイアフラム弁
12 パルスジェット噴射器
13 電磁弁
15 マニホールド
16 ブロア
17 マニホールド入口弁
18 圧力調整弁

Claims (4)

  1. 逆洗用の圧縮空気を供給するブロワと、
    複数のバグフィルタと、
    前記ブロワの前記圧縮空気を前記バグフィルタのそれぞれに供給するマニホールドと、
    前記バグフィルタごとに、前記ブロワと前記バグフィルタとを接続する前記マニホールドに配設されたマニホールド入口弁、電磁弁及びダイアフラム弁と、
    複数の前記電磁弁が同時には一つのみ開放するように複数の前記電磁弁を順次開閉させる制御手段とを備え、
    前記ブロワに近い順に前記マニホールド入口弁、前記電磁弁、前記ダイアフラム弁が前記マニホールドに配設され、
    通常運転時において、
    前記ダイアフラム弁が開放しかつ当該ダイアフラム弁が許容する圧力値である第1の設定圧力に前記圧縮空気の圧力を調整し、かつ前記マニホールド入口弁が開放されているバグフィルタ装置の運転方法であって、
    前記ダイアフラム弁に前記圧縮空気の供給を停止する際には、前記第1の設定圧力よりも低圧の第2の設定圧力に前記圧縮空気の圧力を調整し、
    当該ダイアフラム弁の上流側にある前記マニホールド入口弁を閉止し、
    前記圧縮空気を前記第1の設定圧力に調整する
    ことを特徴とするバグフィルタ装置の運転方法。
  2. 請求項1に記載するバグフィルタ装置の運転方法において、
    前記圧縮空気を前記第1の設定圧力に調整した後、前記圧縮空気の供給が遮断された前記ダイアフラム弁の上流側にある前記マニホールド入口弁を開放する
    ことを特徴とするバグフィルタ装置の運転方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するバグフィルタ装置の運転方法において、
    前記圧縮空気の圧力は、前記マニホールドに設けられた圧力調整弁の開度を調整することにより設定されることを特徴とするバグフィルタ装置の運転方法。
  4. 逆洗用の圧縮空気を供給するブロワと、
    複数のバグフィルタと、
    前記ブロワの前記圧縮空気を前記バグフィルタのそれぞれに供給するマニホールドと、
    前記バグフィルタごとに、前記ブロワと前記バグフィルタとを接続する前記マニホールドに配設されたマニホールド入口弁、電磁弁及びダイアフラム弁と、
    複数の前記電磁弁が同時には一つのみ開放するように複数の前記電磁弁を順次開閉させる制御手段とを備え、
    前記ブロワに近い順に前記マニホールド入口弁、前記電磁弁、前記ダイアフラム弁が前記マニホールドに配設され、
    通常運転時において、
    前記ダイアフラム弁が開放しかつ当該ダイアフラム弁が許容する圧力値である第1の設定圧力に前記圧縮空気の圧力を調整し、かつ前記マニホールド入口弁が開放されているバグフィルタシステムであって、
    前記制御手段は、
    前記圧縮空気の圧力が第1の設定圧力を越えたときに、前記ブロワから前記各バグフィルタに供給される圧縮空気の圧力が前記第1の設定圧力より低圧の第2の設定圧力になるように調整すると共に、前記複数のバグフィルタのうち前記圧縮空気の供給を遮断するバグフィルタに対応するマニホールド入口弁を閉止し、
    その後前記圧縮空気が第1の設定圧力になるように調整する
    ことを特徴とするバグフィルタシステム。
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