JP5294676B2 - 通信制御方法、通信装置およびマルチホップアドホックネットワーク - Google Patents

通信制御方法、通信装置およびマルチホップアドホックネットワーク Download PDF

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Description

本発明は、TDMA方式を採用するマルチホップアドホックネットワークにおける通信制御方法およびこれを利用する通信装置に関するものである。
従来、通信エリア内に存在する複数の端末装置による送信の衝突を回避するにあたっては、TDMA(Time Division Multiple Access)方式などにより分割された複数のスロットを、各端末装置が使用するタイムスロットとして割当てている。
ところで、アドホックネットワークは、ネットワーク全体を管理する装置を持たないため、各端末装置が互いに交渉し、自律的にタイムスロットの割当を決定している。タイムスロットを割当てるためのプロトコルには、たとえば、USAP(Unifying Slot Assignment Protocol)(下記、非特許文献1参照),USAP−MA(USAP−Multiple Access)(下記、非特許文献2参照),ASAP/LD(Adaptive Slot Assignment Protocol with Link Detection)(下記、非特許文献3参照)などがある。
C.D.Young,"USAP:A unifying dynamic distributed multichannel TDMA slot assignment protocol",Proc. IEEE MILCOM ’96,vol.1,pp.235−239,Oct.1996 C.D.Young,"USAP multiple access:dynamic resource allocation for mobile multihop multichannel wireless networking",Proc. IEEE MILCOM ’99,vol.1,pp.271−275,Nov.1999 神崎映光,原隆浩,西尾章治郎著 「アドホックネットワークにおけるトポロジーの変化を考慮したTDMAスロット割当手法」 電子情報通信学会論文誌 B Vol.J88−B No.5 pp.933−947
しかしながら、上記従来の方法では、新たにアドホックネットワークに参入するノードが参入メッセージを送信できるように、フレームの先頭スロットを常に確保しておく必要があった。そのため、参入がない場合にも常に1スロット分のオーバヘッドが発生し、通信帯域を有効利用できない、という問題があった。
また、従来の方法では、タイムスロットの割当にあたって端末装置間で制御メッセージを頻繁に交換する必要があるため、割当用に数フレームを用意する必要があり、参入までに時間を要する、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、TDMAを採用するマルチホップアドホックネットワークにおいて、制御用のスロットを用いることなく、アドホックネットワークへの参入を希望するノードに衝突の発生しないスロットを迅速に割当てる通信制御方法および通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数のノードにより形成されたマルチホップアドホックネットワークにおいて、当該マルチホップアドホックネットワークに新規参入を希望するノードである新規ノードを前記複数のノードの中のいずれか一つのノードが検知し、当該新規ノードに対してタイムスロットを割当てる場合の通信制御方法であって、前記新規ノードを検知したノードである第1のノードが、自身および隣接ノードである第2のノードへのタイムスロット割当状態を確認するスロット割当状態確認ステップと、前記第1のノードが、前記スロット割当状態確認ステップにおける確認結果に基づいて、前記新規ノードへ割当てるタイムスロットの候補を決定し、当該決定した候補を当該新規ノードへ通知するタイムスロット候補決定通知ステップと、前記新規ノードが、前記タイムスロット候補決定通知ステップにて通知された候補である空きスロットの中から使用するタイムスロットを選択するタイムスロット選択ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、新規ノードを検知したノードが、自ノードおよび隣接ノードへのタイムスロット割当状態に基づいて当該新規ノードへ割当てるタイムスロットの候補を決定し、通知することとしたので、新規ノードは、自身に割当可能なタイムスロットを事前に知ることができ、矛盾が生じないタイムスロット割当が可能になるとともに、新規ノードの迅速なネットワーク参入が可能となる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における通信制御方法を適用するマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。図1のアドホックネットワーク100は、無線移動ノード10,11,12,13を備え、無線移動ノード間で無線を用いたパケット通信を行う。なお、図中に示した10C,11C,12C,13Cは、それぞれ、無線移動ノード10,11,12,13からみた通信可能範囲である。また、このアドホックネットワークが行うパケット通信は、複数のタイムスロットTSからなるフレームを一周期とするTDMA方式を採用している。
図2は、無線移動ノード(以下、単にノードと記載する)の内部構成例を示すブロック図である。各ノードは、アンテナ1と、無線通信を行う無線通信部2と、自ノードの外部に存在する他のノードを測位可能な測位部3と、測位部3による測位結果から他のノードのアドホックネットワークへの参入を判定する参入判定部4と、タイムスロットの割当を行うタイムスロット割当部5と、自身のタイムスロットの情報を保持しておくためのメモリ6とを備えている。
図3は、上述した、複数のタイムスロットTSからなるフレームFの構成例を示す概念図である。各タイムスロットTSには、固有のタイムスロット番号“TS#N”(N=0,1,2,…)がナンバリングされている。ここでは、フレームFは、TS#0〜TS#7の8個のタイムスロットで構成されているとする。なお、本実施の形態においては、アドホックネットワークに参加するノード数の上限は、フレームを構成するスロットの数以下であることが予め決められているものとする。
各ノードは、転送トラフィックの有無に係わらず、自身に割当てられているタイムスロットTS#Nにおいて、自身のノードIDと現在のタイムスロット番号を含むデータパケットを送信する。各ノードは、データパケットを受信することで、隣接するノードとの接続が維持されていることを確認する。
つづいて、以上のように構成されたアドホックネットワーク100に新たなノードが参入する場合のスロット割当動作を説明する。ここでは、図1に示したアドホックネットワーク100に対してノード14が新たに参入する場合の例(図4参照)を説明する。なお、図4は、ノード14が、アドホックネットワーク100に参入するために、ノード10の無線通信範囲10C内に移動する様子を示す図である。
各ノードは、自身に割当てられているタイムスロット番号と、隣接ノードに割当てられているタイムスロット番号を、スロットマップとして保持している。図5は、各ノードが保持する自身に割当てられているスロットマップにおける、タイムスロットの割当ての状態を示す図である。ここでは、ノード10はスロットマップ10Mを,ノード11はスロットマップ11Mを,ノード12はスロットマップ12Mを,ノード13はスロットマップ13Mを保持している。なお、図5では、自身に割当てられているタイムスロットを黒塗り、隣接ノードのタイムスロットを白塗りにし、隠れ端末に割当てられているタイムスロットを“−”で表している。
各ノードの測位部3は、アドホックネットワークへ未だ参入していないノードが周囲に存在するかどうかを監視している。そして、ノード14が図4に示したような方向へ移動を行った場合、最も近い位置にあるノード10では、測位部3がノード14の存在を検知する。さらに、参入判定部4が、ノード14の移動方向および移動速度に基づいて、ノード14が自身の通信範囲である10Cに到達することが予想されるか否かを判断する。ここでは、参入判定部4は、ノード14が自身の通信範囲10Cに到達すると判断する。なお、本ネットワークに参加しているノードの数が、既にフレームの時間分割数に達していた場合、ノード10は、新規ノード14は本ネットワークに参入しない、と判断する(参入を認めない)。すなわち、参入判定部4は参入可否判定手段としての動作を行う。
移動中のノード14が通信範囲10Cに到達すると判断した場合、ノード10では、タイムスロット割当部5が、メモリ部6に保持しているスロットマップ10Mを確認し、ノード14が使用可能なタイムスロットが存在するかどうかを確認する。ここで、ノード14が使用可能なタイムスロットとは、ノード10およびその隣接ノードであるノード11に未だ割当てられていないタイムスロット(以下、空きスロットと呼ぶ)をいう。ここでは、図5に示したように、ノード14が使用可能なタイムスロットが存在するため、スロットマップ10Mを含めたデータパケットをブロードキャストする。ブロードキャストを行うにあたっては、無線通信部2がタイムスロット割当部5を介してメモリ部6からスロットマップ10Mを取得し、定期的にブロードキャストする。なお、タイムスロット割当部5が、スロット割当状態確認手段およびタイムスロット候補決定通知手段を実現する。図6は、ノード10が送信したブロードキャストによって、スロットマップ10Mが伝達される様子を示す図である。なお、空きスロットが存在しない場合の動作については、実施の形態2以降において説明する。
ノード14は、ノード10の通信範囲10Cに到達すると、無線通信部2を用いてノード10からのデータパケット(上記ブロードキャストされたデータパケット)を受信する。そして、受信したデータパケットに含まれているスロットマップ10Mを参照し、自身が接続する対象であるノード10と、ノード10の隣接ノードであり自身からみた隠れ端末であるノード11についてのタイムスロットの割当て状態を認識する。そして、ノード14のタイムスロット割当部5は、フレームFにおいて、ノード10およびノード11に割当てられていないタイムスロット(ここでは、TS#2,TS#3,TS#6,TS#7)を、自身が利用可能なタイムスロットとして設定し、接続先ノード10のタイムスロットを含んだスロットマップ14Mを作成する。すなわち、ノード14のタイムスロット割当部5はタイムスロット選択手段としての動作を行う。図7は、新規参入ノード14において作成された新規のスロットマップ14Mと、そのスロットマップ14Mに対応して隣接ノード10が作成するスロットマップ10αの例を示す図である。なお、ノード14のタイムスロット割当部5は、ノード10およびノード11に割当てられていないタイムスロットの一部のみを自身が利用可能なタイムスロットとして設定することも可能である。また、説明の便宜上ノード10が作成する予定のスロットマップ10αを一緒に示したが、実際には、後述する処理が実行されてから、ノード10によりスロットマップ10αが生成される。
スロットマップ14Mの作成が終了すると、ノード14は、設定したタイムスロットを用いて、スロットマップ14Mをデータパケットに含めて無線通信部2から送信する。図8は、新規参入ノード14が、接続先ノードであるノード10に、作成したスロットマップ14Mを送信する様子を示す図である。
ノード10は、ノード14からのデータパケットを無線通信部2により受信すると、図7に既に示したように、タイムスロット割当部5がスロットマップ10αを作成する。図7のスロットマップ10αは、図5のスロットマップ10Mと比較すると、隠れ端末が登録されていたタイムスロットTS#2,TS#3,TS#6,TS#7に、ノード14が登録されている点が異なる。
つぎに、ノード10は、図9に示すように、作成したスロットマップ10αをデータパケットに含めて送信することにより、タイムスロットの割当の変更と、ノード14の新規参入とを隣接ノードに通知する。図9は、作成されたスロットマップ10αが、隣接ノードであるノード11およびノード14に送信される様子を示す図である。
図10は、新規ノード参入後の各ノードのスロットマップを示す図である。矛盾のない(各ノードから送信されたパケット同士が衝突するおそれがない)タイムスロット割当がなされており、新規ノード参入前のスロットマップを示した図5と比較して、スロットマップ11M,12M,13Mには影響がないことが見てとれる。
以上説明したように、本実施の形態では、アドホックネットワークに参加しているノードが、自ノードおよび隣接ノードに割当てられているスロットの状態を示すスロットマップを保持し、新規ノードの接近を検知したノードが、事前に当該スロットマップを送信し、新規ノードに対して通知することとした。これにより、新規ノードは、自身に割当可能なタイムスロットを事前に知ることができるので、矛盾が生じないタイムスロット割当が可能になるとともに、新規ノードの迅速なネットワーク参入が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、アドホックネットワークに参加している各ノードが自ノードおよび隣接ノードのスロットマップを保持しておき、新規ノードの接近を検知すると、事前にそのノードが必要な情報を送信する場合について説明したが、空きスロット(新規ノードが使用可能なスロット)が常に存在しているとは限らない。そのため、本実施の形態では、新規ノードの接続先であるノードが保持するスロットマップに空きスロットが存在しない場合に、この接続先ノードに割当てられているタイムスロットの一部を開放することにより、新規ノードにタイムスロットを割当てる場合について説明する。
図11は、本実施の形態におけるマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。図11のアドホックネットワーク200は、ノード20、21および22を備えており、各ノードは、互いに1ホップで接続している。なお、各ノードの構成は、実施の形態1で示した各ノードと同じである(図2参照)。また、図中で、20C,21C,22Cは、それぞれ、ノード20,21,22からみた通信可能範囲である。
本実施の形態のアドホックネットワーク200では、実施の形態1と同様に、各ノードが、自身に割当てられているタイムスロット番号と隣接ノードに割当てられているタイムスロット番号をスロットマップとして保持している。図12は、各ノードが保持するスロットマップにおける、タイムスロットの割当ての例を示す図である。ここでは、ノード20はスロットマップ20Mを,ノード21はスロットマップ21Mを,ノード22はスロットマップ22Mを保持している。図12に示した例では、各ノードには複数のタイムスロットが割当てられており、また、空きスロットは存在していない。
以下では、上記のように構成されたアドホックネットワークにおいて、新たなノードが参入する場合のスロット割当動作を説明する。図11に示すように、新規ノード23が、アドホックネットワーク200に参入するために、ノード20の無線通信範囲20C内に移動する。このとき、ノード20の測位部3が、新規ノード23の存在を検知し、参入判定部4が、ノード23が自身の通信範囲20Cに到達すると判断したとする。この場合、スロット割当部5は、スロットマップ20Mにおいて、ノードが割当てられていないスロット(空きスロット)が存在するか否かを確認する。
ここでは、ノード20のスロットマップ20Mには空きスロットが存在しないため、スロット割当部5は、自ノードに割当てられている複数のタイムスロット(TS#0,TS#3,TS#6)のうち一部の割当てを開放する。図13は、自ノードに割当てられている複数のタイムスロットのうち一部を開放したときのスロットマップの例を示す図であり、具体的には、TS#6を開放した場合の例を示している。そして、タイムスロットを開放すると、スロット割当部5は、開放を反映したスロットマップ20αを作成し、無線通信部2は、これをデータパケットに含めてブロードキャストする。図14は、作成されたスロットマップ20αがブロードキャストされる様子を示す図である。
ノード23は、ノード20の通信範囲20Cに到達すると、無線通信部2を用いてノード20からのデータパケットを受信する。そして、含まれるスロットマップ20αから、自身が接続する対象であるノード20と、ノード20の隣接ノードであり自身からみた隠れ端末であるノード21および22についてのタイムスロットの割当て状態を認識する。そして、ノード23のタイムスロット割当部5は、フレームFにおいて、ノード20,21および22に割当てられていないタイムスロットであるTS#6を、自身が利用可能なタイムスロットとして設定し、スロットマップ23Mを作成する。図15は、新規参入ノード23において作成された新規のスロットマップ23Mの例を示す図である。
そして、ノード23は、図16に示すように、割当てたタイムスロットを用いて、スロットマップ23Mをデータパケットに含めて無線通信部2から送信する。図16は、新規参入ノード23が、接続先ノードであるノード20に対し、スロットマップ23Mを送信する様子を示す図である。
ノード20では、無線通信部2がノード23からデータパケット(スロットマップ23Mを含んだデータパケット)を受信すると、スロット割当部5は、受信したスロットマップ23Mに基づいて自身のスロットマップ20αを更新する。具体的には、自身のスロットマップ20αのタイムロットTS#6にノード23を追加することによりスロットマップ20βを作成する。そのうえで、ノード20は、スロットマップ20βをデータパケットに含めてブロードキャストすることにより、隣接ノード21および22に、自身のタイムスロット割当の変更を通知する。図17は、ノード20が、作成したスロットマップ20βを隣接ノードに送信する様子を示す図である。
ノード20からのデータパケットを受信したノード21および22は、それぞれ、スロットマップ20Mの更新を認識する。つづけて、ノード21および22のそれぞれは、各自のスロットマップ21M,22MにおけるタイムスロットTS#6に割当てられていたノード20を開放し、スロットマップ21α,22αを作成する。図18は、新規ノード23参入後の、各ノードのスロットマップの例を示す図である。矛盾のないタイムスロット割当がなされており、新規ノード参入前のスロットマップを示した図12と比較すると、ノード21,22が使用するタイムスロットには影響がなく、ノード20が使用していたタイムスロットの一部だけが譲り渡されている。なお、ノード20が上記スロットマップ20αをデータパケットに含めて送信した場合にも、隣接ノード21および22は、受け取ったスロットマップ20αに基づいてスロットマップ21Mおよび22Mをそれぞれ更新するが、本実施の形態の特徴的な動作とは直接関係無いため、説明を省略した。
以上説明したように、本実施の形態では、アドホックネットワークにおける各ノードに複数のタイムスロットが割当てられることで全てのタイムスロットが割当済みである場合に、新規ノードを検知したノードが、自ノードに割当てられたタイムスロットの一部を開放することとした。これにより、アドホックネットワーク全体のタイムスロット割当てに影響を与えることなく衝突を回避したタイムスロットを新規ノードに割当てることができるので、新規ノードの迅速なネットワーク参入が可能となる。
実施の形態3.
実施の形態2では、参入先のアドホックネットワークに空きスロットが存在しない場合であっても、接続先ノードに割当てられた複数のタイムスロットの一部を開放することとしたが、接続先ノードに割当てられたタイムスロットが単一の場合もあり得る。そのため、本実施の形態では、新規ノードの接続先ノードは、割当てられているタイムスロットが1フレーム中に1つのみであって、さらに、接続先ノードが保持するスロットマップにも空きスロットが存在しない場合について説明する。
なお、本実施の形態のアドホックネットワークの構成は、実施の形態2で示したアドホックネットワークと同じ構成をとるものとして説明を行う(図11)。また、各ノードの構成は、実施の形態1で示した各ノードと同じである(図2参照)。
本実施の形態では、実施の形態2と異なる構成および動作について説明する。図19は、図11のマルチホップアドホックネットワーク200におけるタイムスロットの実施の形態2で示したもの(図12参照)とは異なる、他の割当て例を示す図である。図19に示した例では、ノード20はスロットマップ20Nを,ノード21はスロットマップ21Nを,ノード22はスロットマップ22Nを保持している。ノード20には1つのタイムスロットのみが、ノード21および22には複数のタイムスロットが割当てられており、また、空きスロットは存在しない。
以下では、上記のように構成されたアドホックネットワーク200において、新たなノードが参入する場合のスロット割当動作を説明する。図11に示すように、新規ノード23が、アドホックネットワーク200に参入するために、ノード20の無線通信範囲20C内に移動する。ノード20は、既に述べたように、新規ノード23の存在を検知すると、ノード23が自身の通信範囲20Cに到達すると判断し、スロットマップに空きスロットが存在するか否かを確認する。
ここで、図19に示すように、ノード20のスロットマップ20Mには空きスロットが存在せず、また、ノード20に割当てられたタイムスロットはTS#0のみである。この場合、タイムスロット割当部5は、スロットマップ20Mにおいてタイムスロットの割当てが最も多いノードを判別する。この例ではノード21を判別する。そして、ノード21に向けた、タイムスロットの一部開放を要求するタイムスロット開放要求メッセージを、無線通信部2によりブロードキャストする。図20は、ノード20が、タイムスロット開放要求メッセージをブロードキャストする様子を示す図である。
ノード21は、自身に向けたタイムスロット開放要求メッセージを受信した場合、図21に示すように、自身に割当てられたタイムスロットの一部(ここではTS#7)を開放する。つづけて、ノード21は、スロットマップ21Nに開放を反映したスロットマップ21γを作成し、無線通信部2は、このスロットマップ21γをデータパケットに含めて、隣接ノード(ノード20および22)に向けて送信する。図22は、ノード21が、隣接ノードに作成したスロットマップ21γを送信する様子を示す図である。
ノード20は、ノード21が送信したスロットマップ21αを含んだデータパケットを受信すると、受け取ったスロットマップ21αに基づいてスロットマップ20Nを更新する。具体的には、ノード21が開放したタイムスロットTS#7を空きスロットとしたスロットマップ20γをタイムスロット割当部5が作成する。さらに、ノード20は、スロットマップγをデータパケットに含めて無線通信部2から送信する。図23は、開放されたタイムスロットを空きスロットとして作成したスロットマップの例を示す図であり、図24は、ノード20が、隣接ノードに、作成したスロットマップ20γを含んだデータパケットをブロードキャストする様子を示す図である。
ノード23は、ノード20の通信範囲20Cに到達すると、ノード20からのデータパケットを受信する。そして、受信したデータパケットに含まれているスロットマップ20γを参照し、接続先ノード20およびその隠れ端末であるノード21,22のタイムスロットの割当て状態を認識する。そして、ノード23は、フレームFにおいて、接続先ノード20およびその隠れ端末ノード21,22に割当てられていないタイムスロットTS#7を、自身が利用可能なタイムスロットとして割当て、スロットマップ23Nを作成する。その後、ノード23は、スロットマップ23Nを含めたデータパケットをブロードキャストし、スロットマップ23Nを含んだデータパケットは、ノード23の隣接ノード20に受信される。さらに、ノード20がこのデータパケットを転送することにより、データパケットは、ノード23から見た2ホップ隣接ノードであるノード21および22へ到達する。その結果、各ノード(ノード20,21,22)では、スロットマップがさらに作成(更新)される。図25は、新規ノード23参入後に各ノードで作成されたスロットマップを示す図である。
以上説明したように、本実施の形態では、新規ノードの接続先ノードに割当てられているタイムスロットが1つであり、かつ、接続先ノードが保持するスロットマップにも空きスロットが存在しない場合は、接続先ノードが、割当てスロットの最も多い隣接ノードに向けてスロットの開放要求を送信することで、当該隣接ノードにスロットを開放させ、開放されたスロットを新規ノードに割当てることとした。これにより、接続先ノードのスロット割当てが変更不可能な場合であっても、衝突を回避したタイムスロットを新規ノードに割当てることができ、新規ノードの迅速なネットワーク参入が可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3においては、単一のアドホックネットワークに対して新規ノードが近づいたことを検知した場合に、アドホックネットワークに参加しているノード間でタイムスロットに関する情報を送受信してタイムスロットを融通して割当てるとした。本実施の形態では、同一周期のフレームを使用し、同一の時間分割を行うアドホックネットワーク同士が合併する場合について説明する。
図26は、本実施の形態におけるマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。アドホックネットワーク301は、ノード30,31,32,33を備え、アドホックネットワーク302は、ノード34,35,36,37を備えている。アドホックネットワーク301とアドホックネットワーク302では、各ノードのタイムスロットは、同一フレーム周期、かつ同一の時分割数で割当てられているものとする。なお、各ノードの構成は、実施の形態1で示した各ノードと同じである(図2参照)。また、図中で、30C,31C,32C,33C,34C,35C,36C,37Cは、それぞれ、ノード30,31,32,33,34,35,36,37からみた通信可能範囲である。
各ノードは、自身に割当てられているタイムスロット番号と、隣接ノードに割当てられているタイムスロット番号を、スロットマップとして保持している。図27は、各ノードが保持するスロットマップにおける、タイムスロットの割当て例を示す図である。ノード30にはTS#0が,ノード31にはTS#1が,ノード32にはTS#2が,ノード33にはTS#3が,ノード34にはTS#4が,ノード35にはTS#5が,ノード36にはTS#6が,ノード37にはTS#7が、あらかじめ優先的に利用可能なタイムスロット(以下、優先スロットともいう)として、重複しないように割当てられている。その他のタイムスロットは隣接ノードおよび隠れ端末との間で重複しないように割当てられている。
以下では、上記のような構成のアドホックネットワーク同士が合併する場合における、スロット割当ての動作について説明する。図26に示すように、アドホックネットワーク302が、アドホックネットワーク301のノード30の無線通信範囲30Cまで移動する。
このとき、アドホックネットワーク301のノード30が、測位部3によりアドホックネットワーク302のノード(たとえば、ノード34および35)の存在を検知すると、参入判定部4は、これらのノードの移動方向および移動速度から、これらのノードが自身の通信範囲30Cに到達することが予想されるか否かを判断する。同様に、アドホックネットワーク302のノード34は、アドホックネットワーク301のノード(たとえば、ノード30および31)の存在を検知すると、これらのノードの移動方向と移動速度から、これらのノードが自身の通信範囲34Cに到達することが予想されるか否かを判断する。
ノード30およびノード34は、隣接するアドホックネットワークのノードが自身の通信範囲に到達すると判断した場合、空きスロットの有無にかかわらず、自身が割当てられているタイムスロットの中で、優先スロット以外を開放する。そして、ノード30および34は、それぞれの隣接ノードであるノード31および35に対しても、優先スロット以外を開放するように無線通信部2を介して通知する。
ノード30またはノード34からの通知を受信したノード31および35は、図28に示すように、それぞれのスロットマップから、ノード30またはノード34についての優先スロット以外のスロットを開放する。ここでは、スロットマップ31MではTS#4が、スロットマップ35MではTS#0が開放される。
また、ノード30は、あらかじめ自身に割当てられた優先スロットTS#0のみを利用して、自身が保持するスロットマップ30Mを含むデータパケットを無線通信部2により送信し、接続先のノードであるノード34に、自身および隣接ノード31のスロット割当て状態を通知する。ノード34も同様に、あらかじめ自身に割当てられた優先スロットTS#4のみを利用して、自身が保持するスロットマップ34Mを含むデータパケットを無線通信部2により送信し、接続先のノードであるノード30に、自身および隣接ノード35のスロット割当て状態を通知する。
ノード30では、無線通信部2がノード34からデータパケット(スロットマップ34Mを含んだデータパケット)を受信すると、スロット割当部5は、受信したスロットマップ34Mに基づいて自身のスロットマップ30Mを更新する。具体的には、自身のスロットマップ30MのタイムスロットTS#4にノード34へのスロット割当てを追加することで、スロットマップ30αを作成する。また、作成したスロットマップ30αをデータパケットに含めて各隣接ノードへブロードキャストする。一方、ノード34では、無線通信部2がノード30からデータパケット(スロットマップ30αを含んだデータパケット)を受信すると、スロット割当部5は、受信したスロットマップ30αに基づいて自身のスロットマップ34Mを更新する。具体的には、自身のスロットマップ34MのタイムスロットTS#0にノード30へのスロット割当てを追加することで、スロットマップ34αを作成する。また、作成したスロットマップ34Mをデータパケットに含めて各隣接ノードへブロードキャストする。
上記ノード30により送信された、スロットマップ30αを含んだデータパケットを受信したノード31は、開放したタイムスロットTS#4に、ノード30の隣接ノードであるノード34が割当てられたことを認識し、タイムスロットTS#4に隠れ端末が割当てられた旨を示す情報を登録する。同様に、ノード35は、タイムスロットTS#0に隠れ端末が割当てられた旨を示す情報を登録する。
以上説明したように、本実施の形態では、アドホックネットワーク同士が接近した場合、他のアドホックネットワークに属しているノードを検出したノードは、優先的に利用可能なタイムスロットとして自身に予め割当てられていたタイムスロット(優先スロット)以外を開放し、これを新規ノードに割当てることとした。これにより、衝突を回避したアドホックネットワーク同士の接続が可能になる。
なお、上記説明では、各ノードに1つの優先スロットが割当てられている場合の例について説明したが、2つ以上の優先スロットが割当てられていてもよい。また、各ノードに割当てられている優先スロットの数は必ずしも同じである必要はない。
以上のように、本発明にかかる通信制御方法は、TDMAを採用するマルチホップアドホックネットワークに適用する通信制御方法に有用であり、特に、衝突の発生しないスロットを新規ノードに迅速に割当てる方法として適している。
実施の形態1のマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。 無線移動ノードの内部構成例を示すブロック図である。 実施の形態1のマルチホップアドホックネットワークで使用するフレームの構成例を示す概念図である。 新規ノードが、アドホックネットワークに参入するために移動する様子を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップをブロードキャストする様子を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップを送信する様子を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップをブロードキャストする様子を示す図である。 実施の形態1の通信制御を実行して更新された後の各ノードにおけるタイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 新規ノードが、アドホックネットワークに参入するために移動する様子を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップをブロードキャストする様子を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップを送信する様子を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップをブロードキャストする様子を示す図である。 実施の形態2の通信制御を実行して更新された後の各ノードにおけるタイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 新規ノードを検知したノードが、割当てるタイムスロットを確保するためにスロット開放要求をブロードキャストする様子を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップをブロードキャストする様子を示す図である。 タイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 スロットマップを更新したノードが更新後のスロットマップをブロードキャストする様子を示す図である。 実施の形態3の通信制御を実行して更新された後の各ノードにおけるタイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 実施の形態4のマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。 実施の形態4のマルチホップアドホックネットワークの各ノードにおけるタイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。 実施の形態4の通信制御を実行して更新された後の各ノードにおけるタイムスロットの割当て状態の一例を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 無線通信部
3 測位部
4 参入判定部
5 タイムスロット割当部
5 メモリ
10〜14、20〜23、30〜37 無線移動ノード(ノード)

Claims (14)

  1. 一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数のノードにより形成されたマルチホップアドホックネットワークにおいて、
    当該マルチホップアドホックネットワークに新規参入を希望するノードである新規ノードを前記複数のノードの中のいずれか一つのノードが検知し、当該新規ノードに対してタイムスロットを割当てる場合の通信制御方法であって、
    前記新規ノードを検知したノードである第1のノードが、自身および隣接ノードである第2のノードへのタイムスロット割当状態を確認するスロット割当状態確認ステップと、
    前記第1のノードが、前記スロット割当状態確認ステップにおける確認結果に基づいて、前記新規ノードへ割当てるタイムスロットの候補を決定し、当該決定した候補を当該新規ノードへ通知するタイムスロット候補決定通知ステップと、
    前記新規ノードが、前記タイムスロット候補決定通知ステップにて通知された候補である空きスロットの中から使用するタイムスロットを選択するタイムスロット選択ステップと、
    を含み、
    前記第1のノードは、自身が送信した信号の到達範囲内に前記新規ノードが移動してくると予想した時点で、前記スロット割当状態確認ステップおよびタイムスロット候補決定通知ステップを実行し、前記決定した候補の情報を含んだ信号の定期的な送信を開始する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記第1のノードが、前記複数のタイムスロットの数および前記新規ノードを検知した時点で前記マルチホップアドホックネットワークに参入済みのノードの数、に基づいて、当該新規ノードの当該マルチホップアドホックネットワークへの参入を認めるかどうかを判定する参入可否判定ステップ、
    を含み、
    前記参入可否判定ステップにて「参入を認める」と判定した場合に前記スロット割当状態確認ステップ以降の処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記タイムスロット候補決定通知ステップにおいて、
    前記第1のノードは、自身および前記第2のノードに割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在する場合、当該空きスロットを前記新規ノードへ通知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
  4. 前記タイムスロット候補決定通知ステップにおいて、
    前記第1のノードは、自身および前記第2のノードに割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在する場合、
    その中の一部のタイムスロットを開放して空きスロットを生成し、当該生成した空きスロットを前記新規ノードへ通知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
  5. 前記タイムスロット候補決定通知ステップにおいて、
    前記第1のノードは、自身および前記第2のノードに割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在しない場合には、
    前記第2のノードに割当てられているタイムスロットの中の一部のタイムスロットを開放するように、当該第2のノードに対して要求し、その結果開放されたタイムスロットを空きスロットとして前記新規ノードへ通知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
  6. 一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数のノードにより形成され、当該各ノードは、少なくとも1つのタイムスロットを自身が優先的に使用するタイムスロットとして割当てられているマルチホップアドホックネットワークにおいて、
    当該マルチホップアドホックネットワークに新規参入を希望するノードである新規ノードを前記複数のノードの中のいずれか一つのノードが検知し、当該新規ノードに対してタイムスロットを割当てる場合の通信制御方法であって、
    前記新規ノードを検知したノードである第1のノードが、自身および隣接ノードである第2のノードへのタイムスロット割当状態を確認するスロット割当状態確認ステップと、
    前記第1のノードが、前記スロット割当状態確認ステップにおける確認結果に基づいて、前記新規ノードへ割当てるタイムスロットの候補を決定し、当該決定した候補を当該新規ノードへ通知するタイムスロット候補決定通知ステップと、
    前記新規ノードが、前記タイムスロット候補決定通知ステップにて通知された候補である空きスロットの中から使用するタイムスロットを選択するタイムスロット選択ステップと、
    を含み、
    前記タイムスロット候補決定通知ステップにおいて、
    前記第1のノードは、自身および前記第2のノードに割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在する場合、
    自身が優先的に使用するタイムスロット以外のタイムスロットを開放して空きスロットを生成し、当該生成した空きスロットを前記新規ノードへ通知することとし、
    前記第1のノードは、自身が送信した信号の到達範囲内に前記新規ノードが移動してくると予想した時点で、前記スロット割当状態確認ステップおよびタイムスロット候補決定通知ステップを実行し、前記決定した候補の情報を含んだ信号の定期的な送信を開始する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  7. 自身と同じ機能を有する他の通信装置とともにマルチホップアドホックネットワークを構成する機能を有し、マルチホップアドホックネットワークに参入済みの状態では一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する通信装置であって、
    自身がマルチホップアドホックネットワークに参入済みの状態で当該マルチホップアドホックネットワークに新規参入を希望する他の通信装置である参入希望通信装置を検知した場合に参入希望通信装置に対してタイムスロットを割当てるための構成として、
    自身および隣接する通信装置へのタイムスロット割当状態を確認するスロット割当状態確認手段と、
    前記スロット割当状態確認手段による確認結果に基づいて、前記参入希望通信装置へ割当てるタイムスロットの候補を決定し、当該決定した候補を当該参入希望通信装置へ通知するタイムスロット候補決定通知手段と、
    を備え
    自身が送信した信号の到達範囲内に前記参入希望通信装置が移動してくると予想した時点で、前記スロット割当状態確認手段および前記タイムスロット候補決定通知手段が動作を開始して前記候補を決定し、決定した候補の情報を含んだ信号の定期的な送信を開始する、
    ことを特徴とする通信装置。
  8. 前記参入希望通信装置を検出した場合、その時点で前記マルチホップアドホックネットワークに参入済みのノードの数、に基づいて、当該参入希望通信装置の当該マルチホップアドホックネットワークへの参入を認めるかどうかを判定する参入可否判定手段、
    を備え、
    前記スロット割当状態確認手段は、前記参入可否判定手段による判定結果が「参入を認める」旨を示す場合にスロット割当状態を確認する
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記タイムスロット候補決定通知手段は、
    自身および前記隣接する通信装置に割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在する場合、当該空きスロットを前記参入希望通信装置へ通知する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  10. 前記タイムスロット候補決定通知手段は、
    自身および前記隣接する通信装置に割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在する場合、
    その中の一部のタイムスロットを開放して空きスロットを生成し、当該生成した空きスロットを前記参入希望通信装置へ通知する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  11. 前記タイムスロット候補決定通知手段は、
    自身および前記隣接する通信装置に割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在しない場合には、
    前記隣接する通信装置に割当てられているタイムスロットの中の一部のタイムスロットを開放するように、当該隣接する通信装置に対して要求し、その結果開放されたタイムスロットを空きスロットとして前記参入希望通信装置へ通知する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  12. 自身がマルチホップアドホックネットワークに新規参入する際に、参入後に使用するタイムスロットを決定するための構成として、
    マルチホップアドホックネットワークに参入済みの他の通信装置から当該マルチホップアドホックネットワークに参入した後に使用するタイムスロットの候補を通知された場合に、当該通知された候補の中から自身が使用するタイムスロットを選択するタイムスロット選択手段、
    を備えることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一つに記載の通信装置。
  13. 自身と同じ機能を有する他の通信装置とともにマルチホップアドホックネットワークを構成する機能を有し、マルチホップアドホックネットワークに参入済みの状態では、一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部であって、自身が優先的に使用する少なくとも1つのタイムスロット含んだタイムスロットを使用してデータパケットを送信する通信装置において、
    自身がマルチホップアドホックネットワークに参入済みの状態で当該マルチホップアドホックネットワークに新規参入を希望する他の通信装置である参入希望通信装置を検知した場合に参入希望通信装置に対してタイムスロットを割当てるための構成として、
    自身および隣接する通信装置へのタイムスロット割当状態を確認するスロット割当状態確認手段と、
    前記スロット割当状態確認手段による確認結果に基づいて、前記参入希望通信装置へ割当てるタイムスロットの候補を決定し、当該決定した候補を当該参入希望通信装置へ通知するタイムスロット候補決定通知手段と、
    を備え、
    前記タイムスロット候補決定通知手段は、
    自身および前記隣接する通信装置に割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在する場合、
    自身が優先的に使用するタイムスロット以外のタイムスロットを開放して空きスロットを生成し、当該生成した空きスロットを前記参入希望通信装置へ通知することとし、
    自身が送信した信号の到達範囲内に前記参入希望通信装置が移動してくると予想した時点で、前記スロット割当状態確認手段および前記タイムスロット候補決定通知手段が動作を開始して前記候補を決定し、決定した候補の情報を含んだ信号の定期的な送信を開始する、
    ことを特徴とする通信装置。
  14. 一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数の通信装置により形成され、
    当該各通信装置は、少なくとも1つのタイムスロットを自身が優先的に使用するタイムスロットとして割当てられているマルチホップアドホックネットワークであって、
    前記通信装置は、
    自身と同じ機能を有し、自身が参入しているマルチホップアドホックネットワークとは異なる他のマルチホップアドホックネットワークに参入済みの他ネットワーク参入済み通信装置を検知した場合に、自身および隣接する通信装置へのタイムスロット割当状態を確認するスロット割当状態確認手段と、
    前記スロット割当状態確認手段による確認結果に基づいて、前記他ネットワーク参入済み通信装置へ割当てるタイムスロットの候補を決定し、当該決定した候補を当該他ネットワーク参入済み通信装置へ通知するタイムスロット候補決定通知手段と、
    を備え、
    前記タイムスロット候補決定通知手段は、
    自身および前記隣接する通信装置に割当てられていないタイムスロットである空きスロットが存在するかどうかを確認し、空きスロットが存在しない場合、さらに、
    自身に割当てられているタイムスロットが複数存在するかどうかを確認し、複数存在する場合、
    自身が優先的に使用するタイムスロット以外のタイムスロットを開放して空きスロットを生成し、当該生成した空きスロットを前記他ネットワーク参入済み通信装置へ通知することにより、自身が参入済みのマルチホップアドホックネットワークと当該他ネットワーク参入済み通信装置が参入済みのマルチホップアドホックネットワークとを合併させることとし、
    自身が送信した信号の到達範囲内に前記他ネットワーク参入済み通信装置が移動してくると予想した時点で、前記スロット割当状態確認手段および前記タイムスロット候補決定通知手段が動作を開始して前記候補を決定し、決定した候補の情報を含んだ信号の定期的な送信を開始する、
    ことを特徴とするマルチホップアドホックネットワーク。
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