JP5293834B2 - 内燃機関の潤滑システム - Google Patents
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Description
本発明は、内燃機関の潤滑システムに関し、特に発電機が発生する電力を利用して潤滑油を暖めるシステムに関する。
特許文献1には、内燃機関の潤滑油(オイル)を加熱するための加熱器(オイルヒータ)と潤滑油を冷却するための熱交換器(オイルクーラ)とを備えたシステムにおいて、潤滑油の温度が設定値以下のときは加熱器を作動させるとともに熱交換器を非作動とし、潤滑油の温度が設定値を超えるときは加熱器を非作動にするとともに熱交換器を作動させる技術が提案されている。
特許文献2,3には、車両の減速時に回生発電を行うシステムにおいて、バッテリへ充電しきれない余剰の回生電力を潤滑油用の加熱器や排気浄化装置用の加熱器へ供給する技術が提案されている。
ところで、特許文献1に開示された技術において、発電機(又は電動機)が発電した電気エネルギによって加熱器を作動させる場合は、潤滑油の加熱によるフリクションの低減量に対して、発電機の発電量増加による機関負荷の増加量が上回る可能性がある。そのような場合は、内燃機関のフリクション低減による燃料消費量の減少量に対して、機関負荷の増加による燃料消費量の増加量が多くなる可能性もある。
また、特許文献2,3に開示された技術によれば、車両が減速状態となる頻度が少ない場合、減速状態の時間が短い場合、或いはバッテリの充電量が少ない場合等は、加熱器の作動頻度が低くなる可能性がある。その場合、内燃機関の潤滑油が適温に上昇するまでの時間が長くなる可能性もある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の発生動力を利用して発電を行う発電機と、発電機が発電動作したときに発生するエネルギを利用して内燃機関の潤滑油を加熱する加熱機構と、を備えた内燃機関の潤滑システムにおいて、内燃機関の燃料消費量の増加を回避しつつフリクションの低減を図ることができる技術の提供にある。
本発明は、上記した課題を解決するために、内燃機関の発生動力を利用して発電を行う発電機と、発電機が発電動作したときに発生するエネルギを利用して内燃機関の潤滑油を加熱する加熱機構とを備え、加熱機構が潤滑油を加熱した場合における機関負荷の減少量と加熱機構の作動を目的として発電機が発電動作した場合における機関負荷の増加量とを比較し、機関負荷の減少量が機関負荷の増加量を上回る場合には、加熱機構へエネルギを供給することを目的とした発電機の発電動作を許可するようにした。
詳細には、本発明の内燃機関の潤滑システムは、
内燃機関の発生動力を利用して発電を行う発電機と、
前記発電機が発電動作したときに発生するエネルギを利用して内燃機関の潤滑油を加熱する加熱機構と、
前記加熱機構を経由する前の潤滑油の温度を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段の検出値をパラメータとして、前記加熱機構が潤滑油を加熱することによる機関負荷の減少量を演算する第1演算手段と、
前記加熱機構へエネルギを供給するために発電機が発電動作することによる機関負荷の増加量を演算する第2演算手段と、
前記第1演算手段の演算結果が前記第2演算手段の演算結果を上回る場合は、前記加熱機構へエネルギを供給するために前記発電機が発電動作することを許可する制御手段と、
を備えるようにした。
内燃機関の発生動力を利用して発電を行う発電機と、
前記発電機が発電動作したときに発生するエネルギを利用して内燃機関の潤滑油を加熱する加熱機構と、
前記加熱機構を経由する前の潤滑油の温度を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段の検出値をパラメータとして、前記加熱機構が潤滑油を加熱することによる機関負荷の減少量を演算する第1演算手段と、
前記加熱機構へエネルギを供給するために発電機が発電動作することによる機関負荷の増加量を演算する第2演算手段と、
前記第1演算手段の演算結果が前記第2演算手段の演算結果を上回る場合は、前記加熱機構へエネルギを供給するために前記発電機が発電動作することを許可する制御手段と、
を備えるようにした。
内燃機関の潤滑油は、温度が低いときに粘性が高くなる傾向がある。そのため、潤滑油の温度が低いときは、内燃機関のフリクションが増大する。内燃機関のフリクションが大きいときは、機関負荷が増加するため、燃費の悪化(燃料消費量の増加)を招くことになる。
これに対し、潤滑油の温度が低いときに加熱機構が作動すると、潤滑油の昇温により内燃機関のフリクションが低下する。内燃機関のフリクションが低下すると、機関負荷が小さくなるため、内燃機関の燃料消費量が減少する。ただし、内燃機関に負荷がかかっているとき(以下、「負荷状態」と称する)に加熱機構が作動すると、発電機の発電量増加によって機関負荷が却って増加し、それに伴って燃料消費量が増加してしまう虞があった。
ところで、本願発明者が鋭意の実験及び検証を行った結果、潤滑油の温度が低いときに加熱機構が作動(発電機の発電量が増加)すると、潤滑油の昇温による機関負荷の減少量が発電量の増加による機関負荷の増加量を上回る場合があることが見出された。
そこで、本発明の内燃機関の潤滑システムは、加熱機構を作動させる前に、加熱機構が潤滑油を加熱することによる機関負荷の減少量と加熱機構へエネルギを供給するために発電機が発電動作することによる機関負荷の増加量とを比較し、機関負荷の減少量が増加量を上回る場合には、加熱機構へエネルギを供給することを目的した発電機の発電動作を許可するようにした。
かかる発明によれば、内燃機関が負荷状態にある場合であっても、燃料消費量の増加を招くことなく、内燃機関のフリクションを低減させることが可能となる。
本発明において、発電機が発電動作したときに発生するエネルギとしては、熱エネルギを用いることができる。その場合、加熱機構としては、発電機が発電動作したときに発生する熱エネルギを潤滑油に伝達する熱交換機構を用いることができる。すなわち、加熱機構は、発電機と潤滑油との間で熱交換する機構を用いることができる。
なお、第1演算手段の演算結果が第2演算手段の演算結果を下回る場合は、発電機が回生発電可能となる条件下において発電機を回生発電させることにより、発電機から加熱機構へ熱エネルギを供給するようにしてもよい。その場合、潤滑油の温度を即座に昇温させることは難しくなるが、機関負荷の増加による燃料消費量の増加を抑制しつつ潤滑油を加熱することが可能となる。
発電機が回生発電可能な条件が成立する場合としては、内燃機関が減速運転状態にある場合、言い換えれば、内燃機関が車両の駆動輪の回転力を受けて回転している場合を例示することができる。
また、本発明において、発電機が発電動作したときに発生するエネルギとしては、電気エネルギを用いることができる。その場合、加熱機構としては、発電機が発生した電気エネルギを熱エネルギに変換して潤滑油に伝達する電気式ヒータを用いることができる。さらに、加熱機構としては、発電機が発電動作したときに発生する熱エネルギを潤滑油に伝達する熱交換機構と発電機が発生した電気エネルギを熱エネルギに変換して潤滑油に伝達する電気式ヒータとを含む機構を用いることもできる。
加熱機構が電気式ヒータを含む構成においては、第1演算手段の演算結果が第2演算手段の演算結果を下回る場合に、バッテリの電気エネルギを利用して電気式ヒータを作動させるようにしてもよい。その場合、機関負荷の増加による燃料消費量の増加を抑制しつつ潤滑油を加熱することができる。
ただし、バッテリの蓄電量が予め定められた規定量を下回っている場合は、発電機が回生発電可能となる条件下において発電機を回生発電させるとともに該発電機が発生したエネルギを加熱機構へ供給するようにしてもよい。前記した規定量は、バッテリの電気エネルギを利用して電気式ヒータを作動させても、バッテリの蓄電量が不足しないと考えられる蓄電量の下限値である。
その場合、潤滑油の温度を即座に昇温させることは難しくなるが、機関負荷の増加による燃料消費量の増加を抑制しつつ潤滑油を加熱することが可能となる。
本発明において、加熱機構による潤滑油の加熱処理(発電機から加熱機構に対するエネルギの供給処理)は、加熱機構を経由した後の潤滑油の温度が予め定められた上限温度を超えた場合に終了されればよい。ここでいう上限温度は、潤滑油の加熱が必要であると考えられる温度の上限値に相当する。
なお、本発明において、第1演算手段は、機関負荷の減少量を演算する代わりに、燃料消費量の減少量を演算するようにしてもよい。その場合、第2演算手段は、機関負荷の増加量を演算する代わりに、燃料消費量の増加量を演算するものとする。
本発明によれば、内燃機関の発生動力を利用して発電を行う発電機と、発電機が発電動作したときに発生するエネルギを利用して内燃機関の潤滑油を加熱する加熱機構と、を備えた内燃機関の潤滑システムにおいて、内燃機関の燃料消費量の増加を回避しつつフリクションの低減を図ることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
先ず、本発明の第1の実施例について図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、内燃機関の潤滑システムの概略構成を示す図である。図1において、内燃機関の潤滑システムは、内燃機関1の潤滑油としてのオイルを貯蔵するためのオイル貯蔵タンク2を備えている。オイル貯蔵タンク2は、内燃機関1の下部に取り付けられたオイルパンであってもよく、内燃機関1から分離して配置されるタンクであってもよい。
先ず、本発明の第1の実施例について図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、内燃機関の潤滑システムの概略構成を示す図である。図1において、内燃機関の潤滑システムは、内燃機関1の潤滑油としてのオイルを貯蔵するためのオイル貯蔵タンク2を備えている。オイル貯蔵タンク2は、内燃機関1の下部に取り付けられたオイルパンであってもよく、内燃機関1から分離して配置されるタンクであってもよい。
オイル貯蔵タンク2に貯蔵されたオイルは、オイルポンプ3によって吸い上げられ、内燃機関1へ向けて吐出される。オイルポンプ3から吐出されたオイルは、オイルフィルタ4、オイルクーラ5、オイルヒータ11を順次経由して内燃機関1に供給される。内燃機関1に供給されたオイルは、図示しない油路を経由した後にオイル貯蔵タンク2へ戻るようになっている。
ここで、前記したオイルポンプ3は、内燃機関1の出力軸(クランクシャフト)とベルト又はギアを介して連結され、クランクシャフトの回転エネルギにより駆動されるメカニカルポンプ、又は電動機の回転エネルギにより駆動される電動ポンプである。前記したオイルフィルタ4は、オイルに含まれる固体粒を取り除く濾過器である。
前記したオイルクーラ5は、オイルを冷却するための機構である。本実施例のオイルクーラ5は、図2に示すように、内燃機関1の冷却水とオイルとの間で熱交換を行う熱交換器50と、熱交換器50へ流入する冷却水の量を調整する流量調整弁51と、を備えている。流量調整弁51は、ステップモータやソレノイド等により開閉駆動される電動式の流量調整弁である。なお、流量調整弁51としては、オイルの温度が一定温度未満のときは閉弁(遮断)し、オイルの温度が一定温度以上のときに開弁するサーモスタット式の弁を用いることもできる。
また、オイルクーラ5としては、空冷式の熱交換器と、熱交換器を迂回してオイルを流すバイパス通路と、熱交換器又はバイパス通路の何れか一方へオイルを流通させる切換弁と、を備えるオイルクーラを用いてもよい。切換弁は、ステップモータやソレノイド等により開閉駆動される電動式の弁であってもよく、又はオイルの温度に応じて切換動作するサーモスタット式の弁であってもよい。
オイルヒータ11は、オイルを加熱する加熱器である。このオイルヒータ11は、電気エネルギを熱エネルギに変換することによりオイルを加熱する電気式の加熱器である。オイルヒータ11は、本発明の加熱機構の一実施態様である。
次に、内燃機関1には、該内燃機関1の図示しない出力軸(クランクシャフト)とベルト等を介して連結され、出力軸から伝達された運動エネルギ(回転エネルギ)を電気エネルギに変換するオルタネータ6が取り付けられている。オルタネータ6が発生した電気エネルギは、バッテリ12又はオイルヒータ11へ供給されるようになっている。
このように構成された内燃機関の潤滑システムには、内燃機関1や上記した各種の機器を制御するためのECU7が併設されている。ECU7は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等を含む電子制御ユニットである。
ECU7には、第1油温センサ80、第2油温センサ81、油圧センサ9、アクセルポジションセンサ10等の各種センサが電気的に接続されている。第1油温センサ80は、オイルヒータ11へ流入するオイルの温度(第1油温Toil1)を検出するセンサであり、オイルクーラ5とオルタネータ6との間のオイル通路に配置されている。第2油温センサ81は、オイルヒータ11から流出したオイルの温度(第2油温Toil2)を検出するセンサであり、オイルの流れ方向においてオイルヒータ11より下流に配置されている。油圧センサ9は、内燃機関1へ流入するオイルの圧力(油圧Poil)を検出するセンサである。アクセルポジションセンサ10は、図示しないアクセルペダルの操作量(アクセル開度)に対応した電気信号を出力するセンサである。
ECU7は、上記した各種センサの出力信号に基づいてオイルクーラ5、オルタネータ6、及びオイルヒータ11を電気的に制御する。たとえば、ECU7は、図3に示す油温制御ルーチンに従ってオイルクーラ5、オルタネータ6、及びオイルヒータ11を制御する。油温制御ルーチンは、予めECU7のROMに記憶されているルーチンであり、ECU7によって周期的に実行される。
図3の油温制御ルーチンにおいて、ECU7は先ずS101の処理を実行する。S101では、ECU7は、第1油温センサ80の出力信号(第1油温)Toil1とバッテリ12の充電量SOCを読み込む。
S102では、ECU7は、前記S101で読み込まれた第1油温Toil1が第1の所定温度αより高いか否かを判別する。第1の所定温度αは、オイルヒータ11の作動による機関負荷の減少量がオイルヒータ11の作動に伴うオルタネータ6の発電量増加による機関負荷の増加量より確実に大きくなると考えられる温度の上限値である。そのため、該S102において否定判定された場合(Toil1<α)は、ECU7は、S107へ進み、オルタネータ6の発電を許可する。すなわち、オイルヒータ11によるオイルの加熱が許可される。
一方、前記S102において肯定判定された場合(Toil1≧α)は、ECU7は、S103へ進む。S103では、ECU7は、前記S101で読み込まれた第1油温Toil1が第2の所定温度βより低いか否かを判別する。第2の所定温度βは、オイルヒータ11によるオイルの加熱が必要ではないと考えられる温度域の下限値(言い換えれば、オイルヒータ11によるオイルの加熱が必要であると考えられる温度域の上限値)である。
前記S103において否定判定された場合(Toil1≧β)は、オイルヒータ11によるオイルの加熱が必要ないため、ECU7は、本ルーチンの実行を一旦終了する。その場合、オイルヒータ11の作動を目的としたオルタネータ6の作動は停止される。一方、前記S103において肯定判定された場合(Toil1<β)は、ECU7は、S104へ進む。
S104では、ECU7は、前記S101で読み込まれた充電量SOCが第3所定値γ以上であるか否かを判別する。第3所定値γは、バッテリ12の充電が必要ないと考えられる充電量の下限値であり、予め実験的に求められた値である。
前記S104において否定判定された場合(SOC<γ)は、バッテリ12の充電が不可欠となるため、ECU7は、S107へ進む。S107では、ECU7は、オルタネータ6の発電を許可する。その際の発電量は、バッテリ12への充電とオイルヒータ11の作動とを賄える量に設定される。その結果、機関負荷が増加する可能性はあるものの、バッテリ12の充電量を増加させつつオイルの昇温を図ることが可能となる。
前記S104において肯定判定された場合(SOC≧γ)は、ECU7は、S105へ進む。S105では、ECU7は、オイルヒータ11がオイルを昇温させることによる機関負荷の減少量(フリクションの減少量を機関負荷(トルク)の減少量に換算した値)△Fengと、オイルヒータ11へ電気エネルギを供給するためにオルタネータ6が発電動作することによる機関負荷(トルク)の増加量△Taltと、を演算する。
オルタネータ6が発電動作することによる機関負荷の増加量△Taltは、オルタネータ6に印加される励磁電流の値とオルタネータ6の発電電圧とをパラメータとして演算することができる。その際、励磁電流と発電電圧とオルタネータ6を駆動するために必要となる機関負荷との関係は、予め実験的に求めておくようにしてもよい。
オイルヒータ11がオイルを昇温させることによる機関負荷の減少量△Fengは、第1油温Toil1をパラメータとして演算することができる。ここで、機関負荷の減少量△Fengを演算する方法について、図4乃至6に基づいて説明する。
ECU7は、先ず、第1油温センサ80の出力信号(第1油温Toil1)と油圧センサ9の出力信号(油圧Poil)とをパラメータとして、予め定められた機関回転数(以下、「基準回転数」と称する)における機関負荷(以下、「基準負荷」と称する)を演算する。
機関回転数が一定の下では、機関負荷は、図4に示すように、油温が低く、かつ油圧が高いほど大きくなる傾向がある。そこで、本実施例では、基準回転数における油温と油圧と基準負荷との関係を予め実験的に求めておくとともに、それらの関係をマップ化しておくようにした。
ECU7は、図4に示すマップを利用することにより、第1油温センサ80の出力信号(第1油温Toil1)と油圧センサ9の出力信号(油圧Poil)とを引数として基準負荷(以下、「第1基準負荷Foil01」と称する)を算出することができる。
なお、第1油温Toil1及び油圧Poilが測定されたときの機関回転数(以下、「実機関回転数」と称する)は、基準回転数と相違する可能性が高い。そのため、実機関回転数が基準回転数と相違する場合は、実機関回転数に基づいて第1基準負荷Foil01を補正する必要がある。
図5は、油圧が一定である場合において、油温と機関回転数と機関負荷との関係を測定した結果である。図5の測定結果によれば、機関負荷は、油圧及び油温が一定であっても、機関回転数が高くなるほど大きくなる傾向がある。このため、実機関回転数が基準回転数より高い場合は第1基準負荷Foil01を増量補正する必要があり、実機関回転数が基準回転数より低い場合は第1基準負荷Foil01を減量補正する必要がある。
そこで、ECU7は、実機関回転数に基づく補正係数(以下、「回転数補正係数」と称する)により第1基準負荷Foil01を補正することにより、実機関回転数における機関負荷(以下、「第1機関負荷Foil1」と称する)を求めるようにした。
図6は、回転数補正係数と機関回転数との関係を示す図である。図6に示す回転数補正係数は、各機関回転数における機関負荷(図4と同様に、機関回転数一定の下で測定された機関負荷)を基準負荷で除算した値である。図6に示す関係は、予め実験などを利用した適合作業によりマップ化されているものとする。
ECU7は、図6に示すマップを利用することにより、実機関回転数を引数として回転数補正係数を算出する。続いて、ECU7は、図6から求められた回転数補正係数を前記第1基準負荷Foil01に乗算することにより、第1機関負荷Foil1を算出する。
次に、ECU7は、オイルヒータ11が作動したと仮定した場合に第2油温センサ81が検出するであろう油温(以下、「仮第2油温Toil20」と称する)をパラメータとして、オイルヒータ11作動後における機関負荷(以下、「第2機関負荷Foil2」と称する)を推定演算する。
仮第2油温Toil20は、第1油温Toil1とオイルヒータ11の加熱量(オルタネータ6からオイルヒータ11へ供給される電流量)と単位時間当たりにオイルヒータ11を通過するオイル量とをパラメータとして演算することができる。このようにして仮第2油温Toil20が求められると、ECU7は、前述した第1機関負荷Foil1と同様の手順によって第2機関負荷Foil2を演算する。
第1機関負荷Foil1及び第2機関負荷Foil2が求められると、ECU7は、第2機関負荷Foil2から第1機関負荷Foil1を減算することにより、機関負荷の減少量△Feng(=Foil2−Foil1)を算出する。
上記した手順によりS105の処理が実行されると、本発明に係わる第1演算手段及び第2演算手段が実現される。
ここで、図3の油温制御ルーチンに戻り、ECU7は、S106へ進む。S106では、ECU7は、前記S105で求められた機関負荷の減少量△Fengと増加量△Taltとを比較する。すなわち、ECU7は、機関負荷の減少量△Fengが増加量△Taltより大きいか否かを判別する。
前記S106において肯定判定された場合(△Feng>△Talt)は、ECU7は、S107へ進み、オイルヒータ11を作動させることを目的としたオルタネータ6の発電動作を許可する。この場合、機関負荷の増加を招くことなく、オイルヒータ11を作動させることができる。その結果、燃料消費量の増加を招くことなく、内燃機関1のフリクションを低下させることができる。
前記S106において否定判定された場合(△Feng≦△TalT)は、ECU7は、S108へ進む。S108では、ECU7は、バッテリ12の充電量SOCが第4所定値ε以上であるか否かを判別する。第4所定値εは、バッテリ12の電力を利用してオイルヒータ11を作動させた場合に、バッテリ12の充電状態が前述した第3所定値γを下回らないと考えれる充電量の下限値であり、予め実験などを利用した適合作業により求められている。なお、第4所定値εは、本発明に係わる規定量に相当する。
前記S108において肯定判定された場合(SOC≧ε)は、バッテリ12の充電状態がオイルヒータ11を作動可能な状態にあるため、ECU7は、バッテリ12の電力によりオイルヒータ11を作動させる。すなわち、ECU7は、先ずS109においてオイルヒータ11を作動させることを目的としたオルタネータ6の発電動作を禁止し、次いでS110においてバッテリ12からオイルヒータ11へ電力を供給させることにより、オイルの昇温を図る。この場合、燃料消費量の増加を招くことなく、内燃機関1のフリクションを低下させることができる。
また、前記S108において否定判定された場合(SOC<ε)は、バッテリ12の充電状態がオイルヒータ11を作動不可能な状態にあるため、ECU7は、車両の減速中にオルタネータ6を回生発電させることにより、オイルヒータ11を作動させる。すなわち、ECU7は、S111において車両が減速中であるか否か、言い換えれば、車両の駆動輪の回転力が内燃機関1へ入力されている状態(駆動輪の回転力によってオルタネータ6を作動させることができる状態)であるか否かを判別する。S111において肯定判定された場合は、ECU7は、S107へ進み、オイルヒータ11の作動を目的としたオルタネータ6の作動を許可する。なお、S111において否定判定された場合は、ECU7は、オルタネータ6を作動させることなく、本ルーチンの実行を終了する。
ECU7がS106からS111の処理を実行することにより、本発明に係わる制御手段が実現される。
以上述べた実施例によれば、バッテリ12の充電量が不足している場合を除き、燃料消費量の増加を招くことなく、内燃機関1のフリクションを低下させることができる。
<実施例2>
次に、本発明の第2の実施例について図7乃至図8に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施例について図7乃至図8に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
本実施例と前述した第1の実施例との相違点は、前述した第1の実施例ではオルタネータが発生した電気エネルギを利用してオイルを加熱するのに対し、本実施例ではオルタネータが発生した熱エネルギを利用してオイルを加熱する点にある。
図7は、本実施例における内燃機関の潤滑システムの概略構成を示す図である。図7において、内燃機関の潤滑システムは、オイルヒータの変わりにオルタネータ60を備えている。本実施例のオルタネータ60は、オイルと直に熱交換することができるように構成されている。
オルタネータ60とオイルとの熱交換を実現する方法としては、オルタネータ60のハウジングに油路を形成することにより回転子等の熱がハウジング壁面を介してオイルへ伝達されるようにする方法、オルタネータ60の内部にオイルを流通又は飛散させることにより回転子(ロータ)等の熱がオイルへ伝達されるようにする方法、等を例示することができる。このようにオルタネータ60が構成されることにより、本発明の加熱機構が実現される。
次に、本実施例における油温制御について図8に沿って説明する。図8は、本実施例における油温制御ルーチンを示すフローチャートである。図8において、前述した図3の油温制御ルーチンと同様の処理には同一の符号が付されている。
図8の油温制御ルーチンにおいて、ECU7は、前述した図3のS101の変わりにS201を実行する。S201では、ECU7は、第1油温センサ80の出力信号(第1油温)Toil1を読み込む。
ECU7は、前記S201の処理を実行した後にS102へ進む。S102及びS103において肯定判定された場合は、ECU7は、S105,S106の処理を順次実行する。その際、S105では、オルタネータ60が発電動作する際に発生する熱によってオイルが昇温した場合の機関負荷の減少量△Fengと、オルタネータ60がオイルの加熱を目的として発電動作した場合の機関負荷の増加量△Taltが演算される。機関負荷の減少量△Fengと増加量△Taltの演算方法は、前述した第1の実施例と同様である。
S106において否定判定された場合(△Feng≦△Talt)は、ECU7は、S111へ進み、車両の減速中に限り、オイルの加熱を目的としたオルタネータ60の発電動作を許可する。
以上述べた実施例によれば、燃料消費量の増加を招くことなく、内燃機関1のフリクションを低下させることができる。
<実施例3>
次に、本発明の第3の実施例について図9に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施例について図9に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
本実施例と前述した第1の実施例との相違点は、前述した第1の実施例ではオルタネータが発生した電気エネルギを利用してオイルを加熱するのに対し、本実施例ではオルタネータが発生した電気エネルギと熱エネルギとを利用してオイルを加熱する点にある。
図9は、本実施例における内燃機関の潤滑システムの概略構成を示す図である。図9において、内燃機関の潤滑システムは、オイルヒータ11とオルタネータ60を備えている。本実施例のオルタネータ60は、前述した第2の実施例と同様に、該オルタネータ60が発生した熱をオイルへ伝達可能に構成されている。
このような構成によれば、オイルヒータ11を作動させた場合に、該オイルヒータ11が発生した熱に加え、オルタネータ60が発生する熱によってもオイルが加熱されることになる。そのため、オイルヒータ11の作動を目的としてオルタネータ60が作動した場合の機関負荷の減少量△Fengは、オイルヒータ11のみによってオイルを加熱した場合よりも大きくなる。よって、前述した第1の実施例と同様の効果を得ることができるとともに、オイルヒータ11を作動させることができる機会を増加させることができる。
1 内燃機関
2 オイル貯蔵タンク
3 オイルポンプ
4 オイルフィルタ
5 オイルクーラ
6 オルタネータ
7 ECU
9 油圧センサ
10 アクセルポジションセンサ
11 オイルヒータ
12 バッテリ
50 熱交換器
51 流量調整弁
60 オルタネータ
80 第1油温センサ
81 第2油温センサ
2 オイル貯蔵タンク
3 オイルポンプ
4 オイルフィルタ
5 オイルクーラ
6 オルタネータ
7 ECU
9 油圧センサ
10 アクセルポジションセンサ
11 オイルヒータ
12 バッテリ
50 熱交換器
51 流量調整弁
60 オルタネータ
80 第1油温センサ
81 第2油温センサ
Claims (8)
- 内燃機関の発生動力を利用して発電を行う発電機と、
前記発電機が発電動作したときに発生するエネルギを利用して内燃機関の潤滑油を加熱する加熱機構と、
前記加熱機構を経由する前の潤滑油の温度を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段の検出値をパラメータとして、前記加熱機構が潤滑油を加熱することによる機関負荷の減少量を演算する第1演算手段と、
前記加熱機構へエネルギを供給するために前記発電機が発電動作することによる機関負荷の増加量を演算する第2演算手段と、
前記第1演算手段の演算結果が前記第2演算手段の演算結果を上回る場合は、前記加熱機構へエネルギを供給するために前記発電機が発電動作することを許可する制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の潤滑システム。 - 請求項1において、前記発電機が発電動作したときに発生するエネルギは熱エネルギであり、
前記加熱機構は、前記発電機が発電動作したときに発生する熱エネルギを潤滑油に伝達する熱交換機構であることを特徴とする内燃機関の潤滑システム。 - 請求項2において、前記制御手段は、前記第1演算手段の演算結果が前記第2演算手段の演算結果を下回る場合は、前記発電機が回生発電可能となる条件下において前記発電機を回生発電させるとともに該発電機が発生した熱エネルギにより前記熱交換機構を作動させることを特徴とする内燃機関の潤滑システム。
- 請求項1において、前記発電機が発電動作したときに発生するエネルギは電気エネルギであり、
前記加熱機構は、前記発電機が発生した電気エネルギを熱エネルギに変換して潤滑油に伝達する電気式ヒータであることを特徴とする内燃機関の潤滑システム。 - 請求項1において、前記発電機が発電動作したときに発生するエネルギは、熱エネルギと電気エネルギであり、
前記加熱機構は、前記発電機が発電動作したときに発生する熱エネルギを潤滑油に伝達する熱交換機構と前記発電機が発生した電気エネルギを熱エネルギに変換して潤滑油に伝達する電気式ヒータとを含むことを特徴とする内燃機関の潤滑システム。 - 請求項4又は5において、前記発電機が発生した電気エネルギを蓄えるバッテリを更に備え、
前記制御手段は、前記第1演算手段の演算結果が前記第2演算手段の演算結果を下回る場合に、前記バッテリの電気エネルギを利用して前記電気式ヒータを作動させることを特徴とする内燃機関の潤滑システム。 - 請求項6において、前記制御手段は、前記バッテリの蓄電量が予め定められた規定量を下回っている場合は、前記発電機が回生発電可能となる条件下において前記発電機を回生発電させるとともに該発電機が発生したエネルギを前記加熱機構へ供給することを特徴とする内燃機関の潤滑システム。
- 請求項1乃至7の何れか一において、前記加熱機構を経由した後の潤滑油の温度を検出する第2検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記第2検出手段の検出値が予め定められた上限温度を超えた場合に、前記加熱機構へエネルギを供給するために前記発電機が発電動作することを停止させることを特徴とする内燃機関の潤滑システム。
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