JP5292760B2 - レーザろう付け装置 - Google Patents
レーザろう付け装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5292760B2 JP5292760B2 JP2007265757A JP2007265757A JP5292760B2 JP 5292760 B2 JP5292760 B2 JP 5292760B2 JP 2007265757 A JP2007265757 A JP 2007265757A JP 2007265757 A JP2007265757 A JP 2007265757A JP 5292760 B2 JP5292760 B2 JP 5292760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- laser
- brazing material
- laser torch
- torch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
このため従来、レーザろう付け装置には、ろう材の押付け力を一定に保持するための機構としてろう材供給ガイドが備えられている。
さらに、ろう材供給ガイド33の上端部33aは、レーザトーチ32と一体的に形成されるばね支持部材32bに嵌挿されるばね部材39と当接しており、ろう材供給ガイド33が図4中の上方に変位すると、ばね部材39によりろう材供給ガイド33を下方に変位させるばね力が付勢される構成としている。
ろう材供給ガイド53には、ろう材ガイドノズル53aが形成されており、このろう材ガイドノズル53aに形成される孔53bに、ろう材供給装置54から供給されるろう材60を通すことにより、照射点Qに向けた孔53bの開口方向に沿ってろう材60が供給され、ろう材60の先端を照射点Qに導く構成としている。
この第二構成例に係るレーザろう付け装置51では、ろう材60の先端をろう付け対象部材61に押圧させるときに作用する押圧力を、ガイドローラ58によって調整する構成としている。つまり、ガイドローラ58をろう付け対象部材61に押圧させた状態でレーザトーチ52を移動させてろう付けを行うことにより、レーザトーチ52とろう付け対象部材61との距離を一定に保持し、これにより、ろう材60による押圧力も一定に保持する構成としている。
このように、ろう材60のろう付け対象部材61に対する押圧力を一定に維持して、ろう付け品質を確保するようにしている。
ろう材供給ガイド73には、ろう材ガイドノズル73aが形成されており、このろう材ガイドノズル73aに形成される孔73bに、ろう材供給装置74から供給されるろう材80を通すことにより、照射点Rに向けた孔73bの開口方向に沿ってろう材80が供給され、ろう材80の先端を照射点Rに導く構成としている。
このように、ろう材80のろう付け対象部材81に対する押圧力を一定に維持して、ろう付け品質を確保するようにしている。
また、ガイドローラを用いてトーチとろう付け対象部材との距離を一定に保持する構成としたレーザろう付け装置は、ろう付け対象部材の形状に凹凸があると適切に適用できない等の制約があり、汎用的に使用することができないという問題点があった。
さらに、ろう付け対象部材の位置を検出しトーチ位置を制御する方式としたレーザろう付け装置では、各所にセンサ類が必要となる等装置が複雑なものとなり、製造コストが高くなってしまうという問題点があった。
そこで本発明では、係る現状を鑑み、簡易な構成としたろう材のガイド部材によって安定したろう材の供給を実現し、安価で信頼性の高いレーザろう付け装置を提供することを課題としている。
また、ろう材供給ガイドによってレーザ照射部で発生する熱が遮られるため、板ばねにまで熱の影響が及ばず、板ばねの劣化を低減させることができる。これにより、レーザろう付け装置の信頼性維持に寄与することができる。
図1は本発明の一実施例に係るレーザろう付け装置のレーザトーチ周辺部の構成を示す正面模式図、図2は同じく側面模式図、図3は同じくろう付けの状況を示す部分拡大正面図である。
図1、図2に示す如く、本発明に係るレーザろう付け装置1は、従来の構成と同様にレーザトーチ2、ろう材供給ガイド3、ろう材供給装置4、レーザ発振器5、多関節ロボット6等により構成している。
これにより、ろう材ガイドノズル3bによってレーザトーチ2による照射点Sで発生する熱が遮られるため、板ばね3aにまで熱の影響が及ばず、板ばね3aの劣化を低減させることができるのである。またこれにより、レーザろう付け装置1の信頼性維持に寄与することができるのである。
本発明に係るレーザろう付け装置1では、ろう材10の先端をろう付け対象部材11に押圧させるときに作用する押圧力を、ろう材供給ガイド3の板ばね3aによって吸収して調整する構成としている。
さらに詳述すると、ろう材10による押圧力が過大となるときには、ろう材ガイドノズル3bが上方に変位し、これにより板ばね3aが弾性変形により湾曲して過大な押圧力を吸収する構成としている。これにより、ろう材10のろう付け対象部材11に対する押圧力を一定に維持して、ろう付け品質を確保するようにしている。
これにより、スライド機構を用いない簡易な構成で、レーザろう付け装置1にろう材供給ガイド3を装備することができるのである。これにより、故障が少なく信頼性の高いレーザろう付け装置1を安価に提供することができるのである。
これにより、板ばね3aの弾性変形によってろう材10に作用する押圧力を吸収し、ろう材10とろう付け対象部材11との接触抵抗が低減されるため、ろう材10を安定して供給することができるのである。
2 レーザトーチ
3 ろう材供給ガイド
3a 板ばね
3b ろう材ガイドノズル
4 ろう材供給装置
10 ろう材
11 ろう付け対象部材
Claims (2)
- レーザトーチと、
ろう材供給装置と、
ろう材供給ガイドと、
を備え、
前記ろう材供給装置により供給されるろう材を、
前記ろう材供給ガイドに沿わせて、
ろう付け対象部材上の前記レーザトーチによる照射部に供給するレーザろう付け装置であって、
前記レーザトーチと、
前記ろう材供給ガイドを構成するろう材ガイドノズルとが、
板ばねを介して連結され、
前記ろう材ガイドノズルに形成される孔に前記ろう材を通すことにより、前記照射部に向けた前記孔の開口方向に沿って前記ろう材が供給され、
前記ろう材ガイドノズルが、前記レーザトーチによる照射部と、前記板ばねとの間に設けられ、前記ろう材ガイドノズルによって前記レーザトーチによる照射部で発生する熱が遮られる、
ことを特徴とするレーザろう付け装置。 - 前記レーザトーチが下降するのに伴って、
前記ろう材が、
前記ろう付け対象部材と接触して受ける反力により、
前記板ばねが弾性変形する、
ことを特徴とする請求項1記載のレーザろう付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007265757A JP5292760B2 (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | レーザろう付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007265757A JP5292760B2 (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | レーザろう付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009090360A JP2009090360A (ja) | 2009-04-30 |
JP5292760B2 true JP5292760B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=40662875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007265757A Expired - Fee Related JP5292760B2 (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | レーザろう付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5292760B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3021285B1 (fr) * | 2014-05-20 | 2016-05-13 | Renault Sa | Pavillon de toit de vehicule automobile soudo-brase aux cotes de caisse |
CN110545947B (zh) * | 2017-04-19 | 2021-05-28 | 沃尔沃卡车集团 | 具有用于接触钎焊焊丝并与检测器相关联地阻挡激光束的第一部分的夹具的激光钎焊系统、监测激光钎焊系统的方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5236853B2 (ja) * | 1973-11-09 | 1977-09-19 | ||
DE3727343A1 (de) * | 1987-08-17 | 1989-03-02 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zum dosieren der lotmenge bei einer loetvorrichtung |
JPH09108826A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ビーム半田付け方法 |
JP3171071B2 (ja) * | 1995-10-24 | 2001-05-28 | 松下電器産業株式会社 | 光ビーム半田付け方法 |
JPH10166142A (ja) * | 1996-12-06 | 1998-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半田付装置 |
JP3515962B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2004-04-05 | 株式会社大進工業研究所 | ろう付装置 |
JP2007067168A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Fujifilm Corp | レーザはんだ付け方法及びレーザはんだ付け装置 |
-
2007
- 2007-10-11 JP JP2007265757A patent/JP5292760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009090360A (ja) | 2009-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009176934A5 (ja) | ||
DE102006056252B4 (de) | Vorrichtung zur Führung eines Energiestrahls | |
JP5292760B2 (ja) | レーザろう付け装置 | |
JP2009034729A (ja) | ワークピースを加工するためのレーザ加工機ならびにワークピースをレーザビームによって加工するための機械的な方法 | |
JP2016152245A (ja) | 電子部品実装装置及び電子部品実装方法 | |
KR20200051593A (ko) | 로봇 핸드, 로봇 장치 및 전자기기의 제조 방법 | |
KR20140000911U (ko) | 티그 용접용 스프링이 설치된 와이어 송급장치 | |
JP4291844B2 (ja) | レーザー墨出し器用レーザーヘッド | |
JP2005081396A (ja) | レーザ溶着装置およびレーザ溶着方法 | |
JP5396994B2 (ja) | 溶接方法 | |
JP2009297723A (ja) | レーザろう付け装置 | |
JP6485293B2 (ja) | レーザ溶接機 | |
WO2022209929A1 (ja) | レーザ加工ヘッド及びレーザ加工システム | |
EP2537622A1 (en) | Laser processing machine and bellows device | |
JP2006187794A (ja) | シームトラッキング溶接装置 | |
KR102084546B1 (ko) | 스터드 용접 건 | |
KR20210126704A (ko) | 와이어 공급 장치 및 와이어 공급 방법 | |
WO2018221338A1 (ja) | ワイヤ送給装置 | |
JP6881121B2 (ja) | 計測機器用保護装置 | |
JP2021058908A (ja) | トーチ位置調整装置 | |
JP5050230B2 (ja) | レーザ照射装置 | |
CN110914044A (zh) | 光学头 | |
KR200442915Y1 (ko) | 레이저 용접 장치 | |
JP4414870B2 (ja) | トーチ位置検出装置及び位置誤差補正方法 | |
CN202824916U (zh) | 焊接机器人及其对准定位机构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130527 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |