JP5292504B1 - コンクリート打設用のホース保持装置およびホース保持システム - Google Patents

コンクリート打設用のホース保持装置およびホース保持システム Download PDF

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Abstract

【課題】品質の低下が生じにくく、ホースマンの労力を大幅に軽減することができ、傾斜道路の建設にも使いやすいコンクリート打設用のホース保持装置を提供する。
【解決手段】高さ1.5〜2.5mの台11と、その台の下端に取付けた複数個のキャスタ12、12と、前記台11の上端に取り付けたホース支持部13と、後キャスタ12の車軸を回転駆動する駆動機構14と、前キャスタ12の向きを変える操舵機構を備えているホース保持装置10。台11を押し引き操作する操作ハンドルを備え、その操作ハンドルが、駆動機構14とキャスタ12との連結の解除を行う解除ハンドルを兼ねている。
【選択図】図2

Description

本発明はコンクリート打設のときに、ホースを所定の高さに保持して作業者の労力を軽減できるホース保持装置およびそのホース保持装置を利用したホース保持システムに関する。
道路建設などで生コンクリートを打設するとき、型枠を組み立て、鉄筋を組み、生コンクリートをポンプ車からホースを介して流し込む。そのときのホースはクレーン車のブームで支持したり、ホースマンと呼ばれる作業者が肩にかついだりして保持する。高架道路の建設の場合は、地上に配置したポンプ車からホースによって道路上に持ち上げ、建設済みの道路に沿って複数本の配管を連結し、配管の先端にホースを連結する。そして先端近辺をホースマンが肩にかついで移動する。
特許文献1、特許文献2には、複数本のパイプ(輸送管)をスィーベルジョイントで屈曲自在に連結し、それそれのパイプをキャスタで支持するコンクリート配給装置が記載されている(特許文献1の図5A、図5B参照)。このものは先頭のパイプにホースを連結し、蛇行するパイプを経由することにより、ポンプ車から遠い位置でもコンクリートを容易に打設することができる。蛇行するパイプを真っ直ぐに延ばしていくことにより、さらに遠い位置で打設することができる。
特許文献3は、テレスコープ状にスライドする複数のアームでホースを支持する生コンクリート打設装置が記載されている。このものはアームを延ばしたときでも安定してホースを支持できるように、アームの後端側にバランスウエイトを位置調節可能に設けている。
特開平5−33495号公報 特開平6−101343号公報 特開2005−232946号公報
ブーム打設によって生コンクリートを送り出す場合、生コンクリートが鉄筋を組んだ路面に落下したときに骨材とセメントとが分離しやすい。その場合はコンクリートの品質が低下する。また、ホースマンよる場合は、重労働であり、首、肩、腰などに障害が生じ易い。とくに高速道路の出入り口のランプのように横断勾配および縦断勾配が大きい道路では、次第に上昇していく道路に沿ってホースを運ぶのが大変である。また、先端部のホースを細くすると、いくらか取り扱いが楽になるが、段差部分で詰まり易くなる。詰まりを防止するため、水分が多い柔らかめの生コンクリートにすると、品質が低下する。
特許文献1、2の装置では、道路表面へのコンクリート打設に有効であるが、壁高欄コンクリート打設に対しては、ホースマンの労力を軽減できない。他方、特許文献3の装置では、定点でコンクリート打設する建築物には有効であるが、打設地点が移動していく道路建設には使いにくい。
本発明は打設したコンクリートの品質の低下が生じにくく、ホースマンの労力を大幅に
軽減することができ、工事の進行に伴って打設地点が移動していく道路建設にも使いやすいコンクリート打設用のホース保持装置を提供することを技術課題としている。
本発明のコンクリート打設用のホース保持装置(請求項1)は、高さ1.5〜2.5mの台と、その台の下端に取付けた複数個のキャスタと、前記台の上端に取り付けたホース支持部と、前記キャスタのうち少なくとも1個を回転駆動する駆動機構とを備えていることを特徴としている。
このようなホース保持装置においては、全体を押し引き操作する操作ハンドルを備えており、その操作ハンドルが、駆動機構とキャスタとの連結の解除を行う解除ハンドルを兼ねているものが好ましい(請求項2)。さらに前記ホース支持部のホース先端側が前後にスライド自在に設けられているものが好ましい(請求項3)。さらに前記ホース支持部が台に対して高さ調節自在に設けられているものが好ましい(請求項4)。さらに前記ホース支持部が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられているものが一層好ましい(請求項5)。
前記ホース支持部が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられている場合で、前後に スライド自在に設けられているホース支持部の先端側が、伸縮自在または折り畳み自在の 支持腕によって支持されているときは、支持腕の下端も台に対して鉛直線回りに回動自在に設けるのが好ましい(請求項6)。さらに前記台に、折り畳み自在の安定脚が設けられているものが一層好ましい(請求項7)。安定脚に補助輪を設けることもできる(請求項 8)
本発明のホース保持システム(請求項)は、前記いずれかのホース保持装置と、ホースの途中を支持する複数個のホース受け台とからなり、そのホース受け台が、本体と、その本体の上面に設けたホースを支持するホース支持枠と、下面に設けたキャスターとを備えていることを特徴としている。
また、前記ホースに生コンクリートを供給するパイプを受ける複数個のパイプ受け台をさらに備えており、前記パイプ受け台が、本体と、その本体の上面に設けたパイプを支持するパイプ保持枠と、下面に設けたキャスターとを備えているホース保持システムは更に好ましい(請求項10)。
本発明のホース保持装置は、ブームを用いる場合のような高低差がないので、骨材とセメンの落下時の分離による品質低下が生じにくい。さらにホースを1.5〜2.5mの高さで保持するので、壁高欄コンクリート打設に対しても、ホースマンは肩に担ぐ必要がなく、台の上から垂れ下がるホースの先端の向きや位置をコントロールするだけでよい。さらに担ぐ部分のホースを細くする必要がなく、同径のホースを使用できるので、詰まりが生じにくい。そして台には動力で駆動するキャスタが取り付けられているため、横断縦断勾配があるランプなどの傾斜地でもホースの移動や旋回が楽であり、ホースマンの労力を大幅に軽減することができる。
全体を押し引き操作する操作ハンドルを備えており、その操作ハンドルが、駆動機構とキャスタとの連結の解除を行う解除ハンドルを兼ねているホース保持装置(請求項2)においては、駆動機構に不具合が生じた場合でも、操作ハンドルを操作して駆動機構から切り離し、手動操作で走行させることができる。
前記ホース支持部のホース先端側が前後にスライド自在に設けられている場合(請求項3)は、壁高欄にコンクリートを流し込む場合でも、型枠を超えてホースの先端を保持する作業が容易である。前記ホース支持部が台に対して昇降自在に設けられている場合(請求項4)は、壁高欄を建設する場合など、低い位置の一次打設から高い位置の数次打設まで高さを変化させることができるので、一層ホースマンの労力を軽減することができる。
前記ホース支持部が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられている場合(請求項5)は、ホースマンがホースの向きを変えるときに、台の全体を回動させるより楽に変更することができる。前記ホース支持部が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられ、前記 ホース支持部のホース先端側が前後にスライド自在に設けられると共に、伸縮自在または 折り畳み自在の支持腕によって支持され、前記支持腕の下端が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられている場合(請求項6)は、支持腕でホース支持部のホース先端側を支えながら、ホース支持部を回動させるときも支持腕でホースの重量をしっかり支えることができる。
記台に、折り畳み自在の安定脚が設けられている場合(請求項)は、ホースの重量が不均等であっても安定脚が支えるため、転倒が防止される。そして移動時には折り畳めば邪魔にならない。安定脚に補助輪を設ける場合(請求項8)は、傾斜面を走行するとき、走行中に傾きそうになっても安定脚が支える。そのため転倒防止に役立つ。
本発明のホース保持システム(請求項)は、前述のホース保持装置とホース受け台との協働作用により、ホースの引き回し操作が一層楽であるので、ホースマンの労力低減に寄与する。さらに打設したコンクリートの品質が向上する。
本発明のホース保持装置の一実施形態を示す要部平面図である。 そのホース保持装置の側面図である。 そのホース保持装置の要部正面図である。 そのホース保持装置の駆動機構および操舵機構を示す平面図である。 そのホース保持装置の駆動機構および操舵機構を示す側面図である。 そのホース保持装置の駆動機構を示す正面図である。 そのホース保持装置の操舵機構を示す平面図である。 本発明のホース保持システムの一実施形態を示す概略側面図である。 本発明のホース保持システムの他の実施形態を示す概略平面図である。 図10aおよび図10bは図9におけるホース受け台の一例を示す平面図および正面図である。 図11aおよび図11bは図9におけるパイプ受け台の一例を示す平面図および正面図である。
図1、図2に示すホース保持装置10は、大きく分けて、台11と、その台の下端に取り付けたキャスタ12と、台の上端に取り付けたホース支持部13と、後の2個のキャスタ12aを回転駆動する駆動機構(図3の符号14)と、前の2個のキャスタ12bの向きを変える操舵機構(図3の符号15)とを備えている。
この実施形態では、台11は、下台16と、その下台の上に着脱自在に取り付けられる上台17とから構成されている。台11を下台16と上台17に分離するのは、搬送しやすくするためである。ただし台11の全体を一体に構成してもよい。この実施形態では、下台16は、大小2本のリング状のパイプを同心状に配置し、それらの2本のパイプの上
面に環状ないし円板状の金属板を溶接などで接合したベース16aと、そのベースから立ち上がる4本の支柱16bと、それらの支柱の上端を連結するリング状の上枠16cとから構成されており、略円柱状の輪郭を有する。上枠16cの上面には環状あるいは円板状の金属板16dを溶接などで接合している。支柱16bおよび上枠16cは、それぞれパイプから形成されている。パイプは、いずれもたとえば鋼製で、断面円形である。
上台17は、リング状の下枠17aと、下枠から斜め上に立ち上がる4本の支柱17bと、支柱17bの上端を連結するリング状の上枠17cとを備えている。下枠17aの下面には環状または円板状の金属板17dが接合されており、上面にも環状または円板状の金属板17eが接合されている。下枠17a、支柱17bおよび上枠17cはそれぞれパイプなどから形成できる。この実施形態では上台17の下端の金属板17dが下台16の上端の金属板16dの上にボルトなどで着脱自在に取り付けられている。
つぎに図4〜6を参照して駆動機構14を説明する。図4および図6に示すように、下台16のベース16aの下面の後部(図4の左側)には左右一対の軸受け20によっ車軸21が回転自在に取り付けられている。車軸21の両端にはそれぞれ後のキャスタ12aが固定されている。図6に示すように、車軸21の中央部にはベベルギヤ22が固定されている。
図5および図6に示すように、ベース16aのいくらか上には、モータベース23が設けられており、そのモータベースにギヤードモータMが取り付けられている。ギヤードモータMは、出力軸24が下向きになるようにモータベース23に固定されている。出力軸24にはピニオン25が固定され、アイドルギヤ26を介して駆動ギヤ27と動力伝達可能に連結されている。ギヤードモータMに替えて、通常のモータと減速機を使用することもできる。さらにエンジンなどの内燃機関あるいは油圧モータやエアモータなどの流体モータを使用することもできる。ギヤードモータMへの電力供給は、通常は動力線を接続して行う。バッテリで電力供給してもよく、併用してもよい。
図5および図6に示すように、駆動ギヤ27は鉛直方向の駆動軸28に固定されている。なお、図6では、ギヤードモータMおよびアイドルギヤ26の向きを90度ずらせて図示している。駆動軸28の下部には前述の車軸21のベベルギヤ22と着脱自在に噛み合う移動ベベルギヤ29が、上下移動自在に設けられている。移動ベベルギヤ29は、下に移動しているときがトルク伝達が可能な通常の状態で、上に移動すると駆動装置14と車軸21との連結が絶たれ、車軸21をフリーにする。移動ベベルギヤ29は、たとえばスプラインなどで駆動軸28にスライド自在かつトルク伝達可能に連結されている。
図4および図5に示すように、ベース16aには、押し引き操作する操作ハンドル30が水平方向の軸心Q廻りに回動自在に取り付けられている。操作ハンドル30の上端は握り部31が設けられている。操作ハンドル30の先端部32は、二股に分かれており、前記移動ベベルギヤ29を駆動軸28に沿って滑らせながら上下に移動させることができるように、移動べべルギヤ29に係合している。
通常の状態では、作業者は操作ハンドル30に軽く手を添えてギヤードモータMを正転方向に回動させる。それによりホース保持装置10はモータ駆動で前進する。ギヤードモータMを反転方向に回動させると、ホース保持装置10は後退する。それにより作業者は傾斜道路であっても楽にホース保持装置10を移動させたり旋回させたりすることができる。
他方、作業者が操作ハンドル30を手前に引くと、移動ベベルギヤ29が上昇し、ギヤードモータMとの連結が解除される。それにより、下りまたは平坦な道路でモータ駆動が
不要な場合は、手動で走行させることができる。さらに万一、ギヤードモータMに不具合が生じた場合でも、作業者は操作ハンドル30を操作してギヤードモータMから切り離し、ホース保持装置10を手動で走行させることができる。
つぎに図4、図5および図7を参照して操舵機構15を説明する。図5に示すように、前側のキャスタ12bは二股のブラケット33に回転自在に支持されており、そのブラケット33の支持軸33aは、ベース16aに対して鉛直軸廻りに回動自在に取り付けられている。そしてブラケット33の上部から後方に向かって操舵アーム34が突出しており、それらの操舵アーム34の後端に操舵リンク35の両端が回動自在に連結されている。さらに図4に示すように、ベース16aには前後に延びる操舵レバー36が、回動軸37によって左右に揺動自在に連結されている。前記操舵リンク35の途中にはピン35aが突設されており、そのピンは操舵レバー36の先端近辺に設けた長孔36aに摺動自在に係合している。操舵レバー36の後端には、上向きに突出する操作棒38が取り付けられている。図4の符号39は、操舵レバー36の後部を摺動自在に受けるスライド板である。
図7に示すように、作業者が操作棒38を左に回動させると、操舵レバー36の先端は右に回動し、操舵リンク35を右に移動させる。それにより操舵アーム34もそれぞれ右に移動するため、前の2個のキャスタ12bは同調して平面視で反時計方向に回動する。それによりホース支持装置10を左方向に曲がるように前進走行させることができる。このような操舵機構15による左右の向きの変更は、通常はモータ駆動のときに行うが、この実施形態では走行ハンドル30と操作棒38を互いに近くに配置しているので、手動で走行させるときでも容易に左右にターンさせることができる。
つぎに図1、2に戻ってホース支持部13を説明する。ホース支持部13は、上台17に対して昇降自在に設けた昇降部材40と、その昇降部材に取り付けたホース支持枠41とを備えている。そしてこの実施形態では図3に示すように、昇降部材40とホース支持枠41の間に鉛直線P回りに回転するターンテーブル42を介在させている。さらにこの実施形態では、ホース支持枠41の前端の中央部の先端プレート41aを前後にスライド自在に、かつ、ホース支持枠41に対して出没自在に構成しており、さらに前進したときの先端プレート41aを支える支持腕43を備えている。
前記昇降部材40は、前後に延びる左右一対のガイド44と、それらの左右のガイドの前同士および後同士をそれぞれ連結して支持する横杆45と、横杆45の上に取り付けられたホース支持枠41の中央部から下方に延びるネジ軸46と、ネジ軸から離れた位置に固定され、下方に延びる前後一対のガイド棒(図3の符号47参照)とを備えている。ガイド棒47は上台17に取り付けた昇降ガイド48によってガイドされている。これらのガイド棒47と昇降ガイド48を設けるのは、ネジ棒46の上端に加わる負荷を軽減するためである。この実施形態ではガイド棒47は2本としているが、1本でもよい。
さらに上台17に前記ネジ軸46と螺合するナット50が回転自在に、かつ、上下に移動しないように取り付けられている。このように構成される昇降機構では、ナット50を回転させると、ネジ軸46が上昇または下降する。そしてガイド棒47が昇降ガイド48によって摺動自在にガイドされているため、昇降部材40全体がスムーズに昇降する。ナット50をモータなどの動力駆動で回転させることもできる。エアシリンダや油圧シリンダなどの流体シリンダで昇降駆動することもできる。また、ネジ機構を利用したモータ駆動のリニア・アクチュエータを使用してもよい。
ホース支持枠41は、図1に示すように、コンクリート供給用のホースHを支えるプレート51と、ホースの左右をガイドするガイド壁52とを備えている。ホース支持枠41
には、通常はホースHを締結するための締結ベルトを設ける。プレート51の前後は、ホースを屈曲させないように、滑らかに湾曲して斜め下方に延びている。そしてプレート51の前端は前述のように先端プレート41aとして中央部から分離されている。図3に示すように、左右のガイド壁52はアングル材などで構成することができる。それらのガイド壁52は、長孔53とネジ54によって、左右の幅Wの調節ができるように横杆45に取り付けている。
昇降部材40の前後方向に延びるガイド44は、たとえば角パイプなどで構成することができ、その場合は先端プレート41aを保持するスライド部材55は、ガイド44の内面と摺動する角柱ないし角パイプ56と、それらの角パイプ同それらの角パイプ同士を連結する横杆57などで構成する。ホース支持枠41の先端プレート41aは、横杆57に固定するのが好ましい。先端プレート41aと上台17の中心部との間には、スライド部材55に加わるホースHの重量を支える前述の支持腕43が介在されている。
先端プレート41aと上台16の中心部との間には、スライド部材55に加わるホースHの重量を支える前述の支持腕43が介在されている。ホース支持枠41の先端プレート41aを前後に移動自在にするのは、図8のように作業者SがホースHを型枠Kの内部に届くように引っ張ったときでも、ホースの重量をある程度保持できるようにするためである。支持腕43は、先端プレート41aを前にスライドさせたとき、ホースHの重量を受けさせてホース保持装置10全体を安定させるために使用する。
ターンテーブル42は、下プレート42aと、上プレート42bと、そられの間に配置されるボール42cなどの転動部材とからなる。転動部材を設けずに単にグリースなどで滑らせるようにしてもよい。下プレート42aにはストッパ42dが設けられ、上プレート42bにはそのストッパ42dと当接してターンテーブルの回動範囲を定める当接片42eが設けられている。
支持腕43は、伸縮自在または折り畳み自在で所定の長さに維持できる構成を有する。たとえば図に示すように、太いパイプ58と、そのパイプの中に摺動自在に収容される棒材ないし細いパイプ59と、太いパイプ58に軸方向に列設した調節孔に通し、前記細いパイプ59に設けた雌ネジに螺合する雄ネジ(図示されていない)などから支持腕43 構成することができる。また、スライド部材41に取り付けた雄ネジと、下台に取り付けた雄ネジと、それらの雄ネジと螺合するターンバックルとによって支持腕を構成することもできる。その場合は調節操作が迅速にできる。
また、支持腕43は、中間部で上向きに折り畳めるようにピンジョイントされた2本のリンクによって構成することもできる。それらの支持腕43は、上端43aが先端プレート41aを支持する横杆57に対して水平軸廻りに回動自在に連結され、下端43bが下台16のベース16aや上台17の下枠17aなどに水平軸廻りおよび鉛直軸回りに回動自在に、かつ、突っ張り力を発揮するように連結されている。支持43の上端43aおよび下端43bがそれぞれ水平軸回りに回動自在に連結されるのは、先端プレート41aの前後位置の調節に伴い、支持腕43の長さを変えるためである。支持腕43の下端43bを鉛直軸回りに回動自在とするのは、ターンテーブル42の回転に伴って支持腕43が追従して回動するためである。
図2に示すように、下台15の前側の支柱15bには、安定脚(アウトリガー)61が折り畳み自在に設けられている。安定脚61を下に降ろすと、後側のキャスタ12bと2本の安定脚61によって台11が安定する。安定脚61には想像線で示すように、補助輪61aを設けるのが好ましい。その場合は走行中に台11が傾いても安定する。補助輪61aは昇降の切換ができるようにするのが好ましい。走行中は下降させて補助輪61aを
有効にし、停止中は上昇させて安定させる。安定脚61は放射状に4本程度設けるようにしてもよい。それにより一層安定して支持することができる。
上記のように構成されるホース保持装置10は、図8、図9に示す高架道路65の高欄66のコンクリート打設などに用いる。図8の符号67は型枠である。ホースHの先端部はホース保持装置10のホース支持枠41上に載置され、締結ベルトで締結される。ホース保持装置10は走行させながらホースHから生コンクリートを型枠67に打設する。ホース保持枠41は走行方向に対し略直角の位置に設けられ、その位置を中心にして左右に45度程度回動可能である(図1参照)。ホースHの後部側はホース受け台68によって支持されている。ホース受け台68の下端にはキャスタ69が取り付けられている。ホース保持装置10とホース受け台68とは全体でホース支持システムを構成している。
図11に示すように、ホースHは長さ8m程度の先端ホースHaと、それに順に連結されたそれぞれ3m程度の補助ホースHb、Hb・・とからなる。それらのホースは同径とするのが好ましい。先端ホースHaは、前述のホース保持装置10と2個のホース受け台68によって支持されている。それぞれの補助ホースHbは、1本ずつホース受け台68によって支持されている。これらのホース受け台68で支持すると、道路表面上を走行するので、地面を這わすよりも作業者の引っ張りに追従させやすくなる。さらにホース保持装置10とホース受け台68を組合せたホース支持システムとして使用すると、ホースの先端の移動可能範囲が拡がるため、パイプ70の切断・再配置・延長作業の回数が少なくなる利点がある。
補助ホースHbは道路上に延設された生コンクリート供給用のパイプ70の先端に連結されている。パイプ70は長さ3m程度であり、それぞれパイプ受け台71によって支持されている。パイプ受け台71もキャスタ72を設けるのが好ましい。それにより連結されたパイプ70の全体を路面に対して移動させることができ、ホース保持装置10の位置の自由度が拡がる。ホース支持装置10、ホース受け台68およびパイプ受け台71は全体としてホース支持システムを構成している。
図10a、図10bに示すホース受け台68は、二重の環状パイプ73と、環状パイプ73の上に設けたホース支持枠74と、リング状の板材の下面の4箇所に設けたキャスタ取付け脚75とを備えている。ホース支持枠74は2本のアングル材によって構成することができる。ホース受け台68を平面視で円形にしているのは、ホースHを引っ張ってホース受け台68を追従走行させるとき、角が当たらないようにするためである。ホース支持枠74には、ホースを締結する締結バンドを引っ掛けるためのフック76が設けられている。
図11a、図11bに示すパイプ受け台71は、平面形状が角形であるほかはホース受け台68とほぼ同様である。アングル材を溶接して角形の枠を作成し、その上面に2本のアングル材からなるパイプ保持枠77を設け、下面側の四隅にキャスタ取付け脚78を設けている。多数本のコンクリート供給用のパイプ70を連結した連結体は、通常はほとんど動かさないが打設位置が大きく変るときなど、全体を走行させるとき、キャスタがあるので容易である。パイプ受け台71も4隅の角を面取りして走行時に人や物に当たらないようにしている。
10 ホース保持装置
11 台
12 キャスタ
12a 後キャスタ
12b 前キャスタ
13 ホース支持部
14 駆動機構
15 操舵機構
16 下台
16a ベース
16b 支柱
16c 上枠
17 上台
17a 下枠
17b 支柱
17c 上枠
17d 金属板
20 軸受け
21 車軸
22 べべルギヤ
23 モータベース
M ギヤードモータ
24 出力軸
25 ピニオン
26 アイドルギヤ
27 駆動ギヤ
28 駆動軸
29 移動ベベルギヤ
30 操作ハンドル
31 握り部
32 先端部
33 操舵アーム
33a 支持軸
34 操舵アーム
35 操舵リンク
35a ピン
36 操舵レバー
36a 長孔
37 回動軸
38 操作棒
39 スライド板
40 昇降部材
41 ホース支持枠
41a 先端プレート
42 ターンテーブル
42a 下プレート
42b 上プレート
42c ボール
42d ストッパ
42e 係止片
43 支持腕
44 ガイド
45 横杆
46 ネジ軸
47 ガイド棒
48 昇降ガイド
49 横杆
50 ナット
H ホース
51 プレート
52 ガイド壁
53 長孔
54 ネジ
W ガイド壁の間の左右の幅
55 スライド部材
56 角パイプ
57 横杆
S 作業者
K 型枠
58 太いパイプ
59 細いパイ
1 安定脚
61a 補助
鉛直軸
65 高架道路
66 高欄
67 型枠
68 ホース受け台
69 キャスタ
H ホース
Ha 先端ホース
Hb 補助ホース
70 パイプ
71 パイプ受け台
72 キャスタ
73 環状パイプ
74 ホース支持枠
75 キャスタ取付け脚
76 フック
77 パイプ保持枠
78 キャスタ取付け脚

Claims (10)

  1. 高さ1.5〜2.5mの台と、その台の下端に取付けた複数個のキャスタと、前記台の上端に取り付けたホース支持部と、前記キャスタのうち少なくとも1個を回転駆動する駆動機構とを備えているコンクリート打設用のホース保持装置。
  2. 全体を押し引き操作する操作ハンドルを備えており、その操作ハンドルが、駆動機構とキャスタとの連結の解除を行う解除ハンドルを兼ねている請求項1記載のホース保持装置。
  3. 前記ホース支持部のホース先端側が前後にスライド自在に設けられている請求項1または2記載のホース保持装置。
  4. 前記ホース支持部が台に対して高さ調節自在に設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のホース保持装置。
  5. 前記ホース支持部が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載のホース支持装置。
  6. 前記ホース支持部が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられ、前記ホース支持部の ホース先端側が伸縮自在または折り畳み自在の支持腕によって支持されると共に、前記支持腕の下端が台に対して鉛直線回りに回動自在に設けられている請求項3記載のホース支持装置。
  7. 前記台に、折り畳み自在の安定脚が設けられている請求項1〜のいずれかに記載のホース保持装置。
  8. 前記安定脚に補助輪が設けられている請求項記載のホース保持装置。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のホース保持装置と、ホースの途中を支持する複数個のホース受け台とからなり、そのホース受け台が、本体と、その本体の上面に設けたホースを支持するホース支持枠と、下面に設けたキャスターとを備えているホース保持システム。
  10. 前記ホースに生コンクリートを供給するパイプを受ける複数個のパイプ受け台をさらに備えており、前記パイプ受け台が、本体と、その本体の上面に設けたパイプを支持するパイプ保持枠と、下面に設けたキャスターとを備えている請求項記載のホース保持システム。
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