JP5291386B2 - 工作機械の補給部品管理システム - Google Patents

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Description

この発明は、ネットワーク接続されたコンピュータを使用して、客先に納入した工作機械の交換部品(刃物台ユニットや主軸ユニットなどのユニットを含む。)の発注や在庫管理を行うシステムに関するもので、一部の部品を共用している多種類の機械があり、かつ機能の改善やコスト低減のための設計変更(部品改訂)が度々行われることのあるこれら共用部品の管理に好適な上記システムに関するものである。
現在使用されている工作機械の多くは、制御用のコンピュータを備えている。そこで、この制御用コンピュータ又は複数の制御用コンピュータとネットワークを構成している客先の管理コンピュータで各工作機械の稼動状況の管理や機械の故障診断を行う方法及び装置が種々提案されている。更に、客先のコンピュータ(個々の機械に付属している制御用コンピュータ又は複数の制御用コンピュータを管理している管理コンピュータ。以下、「クライアント」と言う。)と工作機械の製造元に設置したサーバとをインターネットで結んでオンラインで補給部品の発注や、より詳細な故障診断を行う技術も提案されている。更に、客先に設置した工作機械の部品リスト及びインターネットを通じて受信した当該機械の稼動状況から各部品の寿命データを参照して、各部品の交換時期を予測して在庫管理を行う技術も提案されている。
例えばこの出願の出願人は、特許文献1において、クライアントと機械製造元に設置したサーバとをインターネットで接続し、クライアントから送信された機械状態データを基にサーバに搭載した故障診断システムで故障箇所を診断し、診断結果をクライアントに送信するという故障診断システムを提案している。
また、特許文献2は、管理コンピュータが、各制御用コンピュータから各駆動機構部の稼働状況に関するデータを受信し、受信したデータを基に各駆動機構部の消耗度を評価し、各駆動機構部の消耗度を一元的に管理することにより、全工作機械についての保守計画を容易に立案可能にする工作機械保守管理システムを提案している。
特許文献3は、クライアントにインターネットを介して接続されたサーバに機械出荷記録データベース、機械構成部品データベース及び部品情報データベースを接続し、サーバは、クライアントから稼働時間データを受信し、受信したデータと部品寿命、部品価格などを含む前記各データベースの情報とを用いて、各クライアントに点検時期の提案を行う機械保守管理システムを提案している。前記機械構成部品データベースには、既納機単位で当該機械および当該機械の制御装置を構成する部品・ユニットに対する製造業者やサービス業者が使用する品番、必要数量、部品図面、購入単価/売価などのリストが格納されている。
また、特許文献4は、クライアントが収集した各工作機械の各駆動機構部の稼働状況に関するデータをインターネットを介して接続されたサーバに送信し、サーバは、受信した稼働状況データを基に、各駆動機構部の消耗度を随時評価するとともに、評価した消耗度が所定の基準値を超えているか否かを判定し、超えていることを確認した場合にはその旨のアラームを出力する、工作機械の保守管理システムを提案している。
特開平11−119815号公報 特開2001−350510号公報 特開2002−244707号公報 特開2004−295348号公報
工作機械の分野では、同一メーカで製造されている工作機械であっても、製造台数の多い汎用的な機種もあれば、比較的製造台数の少ない機種もあり、更には稀にしか製造されない特殊仕様の機種もある。そして、製造台数の多い機種、少ない機種、特殊仕様の機種がそれぞれ多機種あり、かつこれらの機種間で一部共通して使用している部品(共用部品)が多数あり、更に、機械寿命に比べて新機種開発の期間が短いという状況になる場合が多く生ずる。このような場合、市場で新機種と旧機種、更に旧旧機種が使用されており、これらの新旧の機種間で一部の部品が共通し、一部の部品が改良されており、更に新機種用に改良した部品が補給部品として旧機種に使えるものも使えないものもあるというような状況になる。このような場合、従来提案されている技術では全体としての補給部品の管理を行うことができない。
工作機械メーカの設計者は、性能向上やコスト低減などの目的で、既存機種に代替する新機種を設計するとき、使用できる部品は旧部品をそのまま使用し、改良が必要な部品だけを新規に設計することが殆どである。また、従来製造していない新機種を開発するときや特殊使用の機械を受注したときは、生産台数の多い機種で使用されている部品をできるだけ多く使用し、新しく設計製作する部品をできるだけ少なくして要求される仕様を実現しようとするのが一般的である。そして、機種毎に設計者が異なり、どのような部品が共用されたかを互いに知らないことがあるため、新機種や特殊仕様の機種を客先に納入した後で生産台数の多い機種の部品が改訂されたとき、その部品を共用している生産台数の少ない新機種や特殊仕様の機種に新部品も共用できるかどうか確認されないことが往々にして起こる。
そのような状況で、新機種に置き換えられている旧機種について補給部品の発注があったとき、あるいは新部品に置換えられている旧部品を共用していた特殊使用の機械について当該旧部品の補給が必要になったときなど、当該機械の修理や保守を行うサービス担当者が当該機種については互換性のない(代替できない)新部品を使用したり、性能が向上した代替可能な新部品があるにも関わらず、旧部品で補修するなどということが起り、製造している機種が多くなればなるほど、部品の発注や保守に時間がかかり、サービス担当者の作業負担も増えるという問題があった。最悪の場合には、修理が依頼された後に、新部品が代替不可能で旧部品が生産停止になっていることが判明したため、新たに代替部品を設計製作しなければ修理ができないということが起るおそれもあった。
この発明は、定常的に生産されている機種から稀にしか製造しない機種などの生産台数が違う多数の機種があり、更にこれらの機種間で部品の共用が行われている場合であって、それらの部品の改訂が随時、あるいは頻繁に行われている場合であっても、既存の機械の修理や保守のために必要な補給部品の発注や在庫管理を間違いなく行うことができると共に、生産中止になった部品の代替品の設計製作を行うべき時期を知ることもできる補給部品管理システムを得ることを課題としている。
この発明は、一台の工作機械1を制御している制御用コンピュータ10又は複数台の制御用コンピュータを管理している客先の管理コンピュータ11(クライアント)と当該工作機械の製造者や保守担当者などの保守管理者のサーバ3とがインターネット2を介して接続されて、既納機械1の適時交換される部品や補給される部品(以下、単に「部品」と言う。)の管理をサーバ3によって行うための、工作機械の部品管理システムである。
この発明に係る部品管理システムの前記サーバは、保守管理しているすべての既納機械1についてそれらの機械が使用する部品について、旧部品と当該旧部品を改良した新部品との関係とこれら新旧部品の適用機種を登録したデータベース31、32と、このデータベースを参照して部品コードを変更する部品コード変更手段とを備えている。既納機械1の部品を管理するとき、前記部品コード変更手段により部品交換が行われている部品の部品コードを当該交換後の部品コードに変更した後、前記データベース31、32を参照して、管理対象の部品を改良した最新部品の存否及び管理している個々の既納機械についての最新部品の適用可能性ないし代替可能性を判別して、当該部品の管理を行う。
前記データベースは、改訂後の新部品コードとその改訂元となった旧部品コードとの対応を順次登録した部品改訂データベース31と、部品改訂データベース31に新部品を登録する毎にその新部品が適用される機種を一対一の関係で登録した互換性データベース32と、生産中止部品を登録した生産中止データベース33で構成することが好ましい(請求項2)。
サーバ3は、これらのDB(データベース)にレコードを新規登録し、またレコードを書換える操作画面4の表示手段を備えている。好ましい操作画面表示手段は、改訂後の新部品コード及びその改訂元となった旧部品コードの入力欄41n、41oと、当該新部品及び旧部品に新旧関係で関係付けられた関連旧部品を表示する表示欄41p、41q・・・と、これら入力欄及び表示欄に関係付けられて、それぞれの部品が適用される機種を一対多の関係で表示する適用機種表示領域42n、42o、42p、42q・・・とを備え、かつ、旧部品の適用機種表示領域42o、42p、42q・・・に表示された機種を個別に新部品の適用機種表示領域42nに移動する表示移動手段43とを備えたものである。
更に、サーバ3が、個々の既納機械1について部品の交換があったときに、交換前部品コードと交換後部品コーと交換時期とをその機械の機械IDと共に記録した部品交換履歴DB35を備え、既納機械1の部品を管理するとき、前記判別する前に、当該部品交換履歴DB35を参照して、管理対象の部品コードを変更する構成とすることが好ましい(請求項3)。
請求項4の発明は、この発明を適用した部品の発注システムである。すなわち、一台の又は複数台の既納機械1の運転履歴を管理している客先のコンピュータ10、11と保守管理者のサーバ3とがインターネット2を介して接続され、サーバ3は、保守管理しているすべての既納機械1についてそれらの既納機械が使用する保守ないし補給部品について、旧部品と当該旧部品を改良した新部品との関係とこれら新旧部品の適用機種を登録したデータベース31、32と、このデータベースを参照して部品コードを変更する部品コード変更手段と、部品の注文システム51とを備え、客先のコンピュータ10、11から既納機械1の部品の注文を受けたとき、前記データベースを参照して、受注した部品を改良した新部品の存否及び当該機械についての新部品の代替可能性を判別して、当該部品の注文処理を行うというものである。
請求項5の発明は、この発明を適用した部品の注文数予測システムである。すなわち、一台の又は複数台の既納機械1の運転履歴を管理している客先のコンピュータ10、11と保守管理者のサーバとがインターネット2を介して接続され、サーバ3は、保守管理しているすべての既納機械1についてそれらの既納機械が使用する保守ないし補給部品について、旧部品と当該旧部品を改良した新部品との関係とこれら新旧部品の適用機種を登録したデータベース31、32と、このデータベースを参照して部品コードを変更する部品コード変更手段と、部品の注文数予測システム56を備え、客先のコンピュータ10、11から既納機械1の運転履歴を収集して保守に必要な部品の将来の在庫量を予測するとき、前記データベースを参照して、各機械の部品リスト13に登録された部品について改良した新部品の存否及び当該機械についての新部品の代替可能性を判別して、各部品の必要在庫量を予測するというものである。
工作機械メーカは、新機種の開発を行う開発担当部、既存機械の軽微な部品改良や購入部品の販売中止などに伴って部品の変更を行う設計部、特殊な機械の受注設計製作を行う部門など、各部門に分かれており、製造中の及び過去に製造販売した多種類の機種を持っている。そして、機種によって生産台数が異なり、特殊仕様の機械では、一台のみ生産される機械や、再生産が数年後になると考えられる機械などがある。
この発明により、異なる部門で新機種の開発、既存機種の改良、特殊機種の製造などが行われたときでも、簡単な構造のデータベース31、32に新旧部品の関係と新部品が適用される機種を順次登録するだけで、その後の既納機械の部品管理を簡単にかつ間違いなく行うことができるようになる。また、故障などの自動診断機能で部品交換が検出されたときなど、クライアント10、11から機械ID(既納機械毎に個別の識別コード。機械IDにより機種及び納品時の部品リストは特定される。)と交換が必要と判定された部品コードをインターネット2を通してサーバ3に送信することにより、適切な交換部品を速やかに選定することが可能になり、速やかな故障の回復が可能になる。
この発明により、既納機械1毎に、その既納機械の当初の部品一覧及び互換性のある最新の部品一覧を表示でき、互換性のある交換部品の存否及びその部品コードを確認でき、各部品の寿命、価格、納期、在庫量などが登録されている部品DB34と関連付けることにより、それらの部品の納期も確認できる。また、部品交換後、部品リストを更新表示し、現状の構成部品を確認でき、交換履歴を管理できる。
更に、既納機械の運転履歴データを定期的にサーバ3にアップロードし、消耗部品の交換時期到達を画面に表示でき、故障発生前に客先に部品交換を促すことができる。更に、メーカ側で客先の機械運転状況が把握できるとともに、新旧それぞれの部品について、補給部品の適切な在庫管理を行うことができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。図1〜3は、システムの全体構成を示す図で、機械製造メーカに設置されたサーバ3がインターネット2を通じて各工作機械1・・・に付属の制御用コンピュータ10又は複数の制御用コンピュータを管理している管理コンピュータ11(クライアント)・・・に接続されている。
クライアント10、11は、機械1の運転管理を行っており、機械が設置されてからの機械1の運転状況の履歴データを記憶する運転履歴メモリ14を持っている。クライアント10、11は、制御ないし管理している機械1に使用されている部品を記録した部品リスト13と、注文画面表示手段と、注文データ送信手段とを持っている。クライアント10、11がサーバ3からある部品の注文画面を受信したとき、注文画面表示手段は、部品リストを参照して、発注ボタンを含む注文画面をクライアント10、11のモニタに表示する。発注ボタンがクリックされると、注文データ送信手段が部品コードと注文個数とを機械IDと共にインターネット2を介してサーバ3に送信する。
サーバ3の補助記憶装置には、統合部品リスト34と、部品改訂DB31と、互換性DB32と、生産中止DB33とが登録されている。統合部品リスト34は、部品管理を行っている総ての既納の機種についての部品リストが機種名と部品コードとを1対1に対応させて登録されている。ある機種名の機械が設計製作された時点で、その機種が使用する部品のリストが作成されるから、その部品リストを総ての機種について登録することにより、統合部品DB34が作成される。統合部品DB34を機種名で検索すれば、当該機種で使用している部品が総て検索され、また部品コードで検索すると、当該部品を使用している機種が総て検索できる。
部品改訂DB31には、図4に示すように、改訂前の部品コードと改訂後の部品コードとが1対1の関係で登録されている。図4に示した部品コードは、部品名(アルファベット)とそのバージョンを示す数字で示されており、部品aについて、最初に設計されたa0、それを改訂したa1とa2、a2を更に改訂したa3があることが記録されている。改訂履歴0〜3の部品改訂DB31は、旧部品の設計変更を行ったとき、その設計者が旧部品の部品コードと、それに対応する新部品の部品コードとを入力することによって作成される。
図5に示す互換性DB32は、最初は統合部品リスト34をコピーすることによって作成され、改訂部品が設計される毎にレコードを書き換えることによって作成される。図5の例では、機械A、B及びXについて部品a2が使用され、機械C及びSについては部品a1が使用され、機械T及びYについては部品a0が使用されていることが記録されている。ここで例えば機械A及びBで使用していた部品a2が部品a3に改訂され、その新部品a3が機械C及びSで使用している部品a1に代替可能であれば、レコードの内容が→で示すように書換えられる。新部品a3に書換えられない機械Xで使用している部品a2及び機械T及びYで使用している部品a0は、新部品a3がこれらの機械に適用(代替)できないか又は代替可能性について確認されていないことを意味している。
生産中止DB33は、ある部品が生産中止されたとき、その部品コードを随時登録することによって作成される。
図6は、部品改訂DB31と互換性DB32のレコードの追加と書換えとを行うことができるようにした操作画面の一例を示した図である。この操作画面を表示する前提として、部品改訂DB31には旧部品コードを関連元とし、新部品コードを関連先とする自己リレーションと、新部品コードを関連元とし、旧部品コードを関連先とする自己リレーションとの2つの自己リレーションをとり、部品改訂DB31と互換性DB32の間には、部品改訂DB31の部品コードを関連元とし、互換性DB32の部品コードを関連先として1対多の関係で機種名をサーバのモニタに表示するリレーションをとり、部品改訂DB31と生産中止DB33との間には、部品改訂DB31の部品コードを関連元とし、生産中止DB33の部品コードを関連先としてサーバ3のモニタに当該部品が生産中止されたことを表示するリレーションをとっておく。
図6において、新部品欄41nには新しく設計した部品コードが入力され、旧部品欄41oにはその新部品の改訂元となった旧部品コードが入力される。画面表示プログラムは、部品改訂DB31の2つの自己リレーションで関連付けられた部品コードを関連旧部品欄41p、41qに表示する。ここで部品改訂DB31に双方向の自己リレーションをとっているのは、旧部品から枝分かれした状態で2つの新部品が設計されたようなときにも。関連する旧部品をもれなく表示できるようにするためである。画面表示プログラムは、入力及び表示されたそれぞれの部品コードについて、互換性DB32に登録されている機種名を1対多の関係で、かつ各機種名の頭にチェックボックス43を付けた状態で表示する。更に画面表示プログラムは、表示された部品コードのどれかが生産中止DB33に登録されていれば、生産中止部品である旨44を表示する。画面表示プログラムは、更にそれぞれの処理プログラムが割り当てられた確認再表示ボタン45とOKボタン46とキャンセルボタン47とを画面に表示する。
オペレータ(新部品を設計した担当者)が、新部品コードとその改訂元となった旧部品コードとを新部品欄41nと旧部品欄41oに入力すると、関連旧部品コード、各旧部品を使用している機種名及び生産中止部品であることの表示が表示されるから、オペレータは、新部品が使用可能であることを確認した機種名のチェックボックス43をチェックし、確認再表示ボタン45をクリックする。確認再表示ボタン45に割当てられた確認再表示プログラムは、サーバの主メモリ上の部品改訂DB31に新部品コードa3と旧部品コードa2を内容とする新レコードを追加すると共に、チェックボックス43にチェックが付けられた機種名に対応する互換性DBの関連レコードの部品コードを新部品コードに書き換えて再表示する(図6に示した例で図5の適用部品欄が→の右に示した内容に書き換えられる。)。これにより、チェックボックスを付した機種名が旧部品群の表示領域42o・・・42qから新部品の表示領域42nへと移動して表示される。オペレータがOKボタン46をクリックすると、主メモリ上のデータで補助記憶装置のデータベース31、32が更新され、またキャンセルボタン47をクリックすると主メモリ上のデータは破棄される。
新部品を登録した後において、当該新部品が旧部品を共用している他の機種においても互換可能であることが確認されたときは、登録済の新部品コードを新部品欄41nに入力すると、旧部品欄41oと関連旧部品欄41p、41qに旧部品コードが表示され、同時にそれらの部品に関連付けられた機種名がチェックボックス43付きで一覧表示されるから、互換可能を確認した機種名のチェックボックス43をチェックして確認再表示し、OKボタン46をクリックすれば、互換性DB32を書き換えることができる。
サーバ3は、運転履歴受信手段と、補給部品検出手段と、注文画面送信手段と、部品発注システム51と、部品DB36と、部品交換履歴DB35とを持っている。部品DB36には、各部品の寿命、価格、在庫数、納期などが登録されている。運転履歴受信手段は、クライアント10、11から運転履歴データを受信する。補給部品検出手段は、クライアント10、11から受信した運転履歴データから各部品の負荷積算値を演算し、部品DB36に登録されているそれぞれの部品の寿命(負荷積算値)と対比して、交換が必要な部品を検出する。検出された部品が補給部品である。サーバ3は、補給部品が検出されたとき、当該部品の注文画面をクライアント10、11に送信する。
部品の寿命は、その部品の使用が開始されてからその部品が使用されているユニットに作用する負荷の大きさと時間の長さを積算した値によって設定されている。例えば旋盤の主軸を軸支している軸受であれば、主軸モータの負荷トルクと主軸モータの回転数×回転時間を積算した値がある値に達したときに、当該軸受の交換を促すことができるように、その軸受の寿命が設定されている。
発注システム51は、クライアント10、11から部品DB36に登録されている部品の注文データを受信したとき、注文伝票や製造伝票、客先への請求書や納期の連絡等を行うシステムである。部品交換履歴DB35は、図7に示すように、機械IDと、交換前部品の部品コードと、交換後部品の部品コードと、当該部品の交換日付を登録したデータベースである。部品交換履歴DB35は、クライアント10、11から部品交換終了を受信したとき、あるいは部品交換を担当したサービスマンの部品交換終了の入力を受けたとき、前記項目のレコードを順次追加することによって作成される。
図8は、発注システム51の動作手順を示すフローチャートである。クライアントからの部品注文データを受信すると、サーバに割込みが入り、発注システム51が起動する。注文データには、機械IDと注文部品コードが含まれているから、まず機械IDから機種を特定する。次に部品交換履歴DB35を検索して、部品交換が行われている部品について、注文部品コードを変更する。すなわち、部品a0についての注文を受けたとき、当該機械について既に部品a0が部品a1に交換された履歴があれば、部品a0の注文を部品a1の注文に書換える。そして、部品改訂DB31及び生産中止DB33を参照して、注文された部品が改訂されているかどうか、生産中止になっていないかどうかを判定する。互換性DB32と生産中止DB33を部品改訂DB31に関連付けておくことにより、注文対象の部品が生産されているかどうか、改訂部品があるかどうかが判定される。
改訂部品が無くて、その部品が生産中止になっていなければ、発注サブシステム52により、当該部品を自動発注する。もし改訂部品が無くかつ生産中止であれば、部品選択画面を表示してオペレータの部品選択入力を待つ。部品選択画面は、図6の画面と同様な画面で良く、部品コードが表示されるテキストボックスを当該部品の選択ボタンとし、注文数の入力欄を設けておけば良い。改訂部品があり、かつ最も新しい改訂部品に当該機種についての代替可能である旨の登録があれば(図6の画面で最新部品の領域に対象機種が表示されている状態)、発注サブシステム52でその最新部品を自動発注する。もし最新部品に機種登録が無ければ、部品選択画面を表示してオペレータの部品選択入力を待つ。オペレータは、設計者に、どの部品が交換部品として最も適しているかを問い合せ、最適な部品のボタンをクリックする。部品が選択されたら、発注サブシステム52で選択された部品の注文を行う。発注サブシステム52は、注文部品の在庫を確認し、必要な注文伝票や製造伝票、客先への請求書や納期の連絡等の指定された部品の発注処理を行うシステムであり、従来公知の注文システムを用いることができる。なお、対象部品が製造中止であり、互換可能な改訂部品がないときは、当該機種についての改訂部品を設計製作することとなる。
サーバ3は、注文数予測システム55を持っている。注文数予測システム55は、将来の各時点(例えば○年○月)において必要になると予測される交換部品の在庫量を予測するシステムである。この予測を行う前提として、クライアント10、11に、定期的に又はサーバ3からの問い合せに応答して、機械IDと運転履歴を送信させる。
図9は、注文数予測システム55の動作手順を示したフローチャートである。サーバ3は、総てのクライアント10、11から機械IDと当該機械設置後の運転履歴とを内容とする運転履歴データを収集し、機械IDから機種を特定し、クライアントの部品リスト13又はサーバの統合部品リスト34から当該機械の部品リストを入手し、部品交換履歴DB35を参照して、もしある部品について部品交換が行われていれば、部品リストの当該部品コードを交換後の部品コードに書換え、当該部品についての運転履歴をその部品交換後の運転履歴のみとする。そして、注文数予測サブシステム56により、部品DB36の寿命項目を参照して、運転履歴から各部品毎にその交換時期を予測し、各時点毎に必要となると予測される各部品の数量を積算する。注文数予測サブシステム56としては、例えば特許文献2〜4に提案されているような、保守管理システムを用いることができる。
以上のようにこの発明によれば、部品の発注や必要在庫の予測を行うとき、代替可能な新部品や生産停止されている旧部品と機種毎に異なる新旧部品の代替可能性を加味した交換部品の注文管理や在庫管理が可能になり、多機種で部品共用ないし流用が行われているときにも、それら全機種についての部品の注文処理、交換処理、必要在庫の管理などを効率よくかつ間違いなく行うことが可能になる。
システム構成図 クライアントの要部構成図 サーバの要部構成図 部品改訂DBのデータを示す図 互換性DBのデータを示す図 操作画面の一例を示す図 交換履歴DBのデータを示す図 発注システムの動作手順を示すフローチャート 注文数予測システムの動作手順を示したフローチャート
符号の説明
1 工作機械
2 インターネット
3 保守管理者のサーバ
10 制御用コンピュータ
11 客先の管理コンピュータ

Claims (5)

  1. 一台の又は複数台の既納機械の運転履歴を管理している客先のコンピュータと保守管理者のサーバとがインターネットを介して接続され、サーバは、保守管理しているすべての機械についてそれらの機械が使用する保守ないし補給部品について、旧部品と当該旧部品を改良した新部品との関係とこれら新旧部品の適用機種を登録したデータベースと、このデータベースを参照して部品コードを変更する部品コード変更手段とを備え、
    既納機械の部品を保守管理するとき、前記部品コード変更手段により部品交換が行われている部品の部品コードを当該交換後の部品コードに変更した後、前記データベースを参照して、それらの部品コードにより管理対象の部品を改良した最新部品の存否及び当該既納機械についての当該最新部品の代替可能性を判別して、当該部品の管理を行うことを特徴とする、
    工作機械の部品管理システム。
  2. 前記データベースは、改訂後の新部品コードとその改訂元となった旧部品コードとの対応を順次登録した部品改訂データベースと、部品改訂データベースに新部品を登録する毎にその新部品が適用される機種を一対一の関係で登録した互換性データベースと、生産中止部品を登録した生産中止データベースで構成されることを特徴とする、請求項1記載の部品管理システム。
  3. 前記サーバが、個々の既納機械について部品の交換があったときに、交換前部品コードと交換後部品コーと交換時期とをその機械の機械IDと共に記録した部品交換履歴データベースを備え、
    既納機械の部品を保守管理するとき、前記部品コード変更手段は、当該部品交換履歴データベースを参照して、部品交換が行われている部品の部品コードを変更することを特徴とする、請求項1又は2記載の部品管理システム。
  4. 一台の又は複数台の既納機械の運転履歴を管理している客先のコンピュータと保守管理者のサーバとがインターネットを介して接続され、サーバは、保守管理しているすべての機械についてそれらの機械が使用する保守ないし補給部品について、旧部品と当該旧部品を改良した新部品との関係とこれら新旧部品の適用機種を登録したデータベースと、このデータベースを参照して部品コードを変更する部品コード変更手段と、部品の注文システムとを備え、客先のコンピュータから既納機械の部品の注文を受けたとき、前記データベースを参照して、受注した部品を改良した新部品の存否及び当該機械についての新部品の代替可能性を判別して、当該部品の注文処理を行うことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の部品管理システム。
  5. 一台の又は複数台の既納機械の運転履歴を管理している客先のコンピュータと保守管理者のサーバとがインターネットを介して接続され、サーバは、保守管理しているすべての機械についてそれらの機械が使用する保守ないし補給部品について、旧部品と当該旧部品を改良した新部品との関係とこれら新旧部品の適用機種を登録したデータベースと、このデータベースを参照して部品コードを変更する部品コード変更手段と、部品の注文数予測システムを備え、客先のコンピュータから既納機械の運転履歴を収集して保守に必要な部品の将来の在庫量を予測するとき、前記データベースを参照して、各機械の部品リストに登録された部品について改良した新部品の存否及び当該機械についての新部品の代替可能性を判別して、各部品の必要在庫量を予測することを特徴とする、請求項1、2又は3記載の部品管理システム。
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