JP7489708B2 - 燃料等配送協力システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社間同士で燃料等の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするシステムである燃料等配送協力システム等に関する。
一般に、物理的に移動が難しい車両や機械、特に工事現場や建設現場等における車両や機械への重油や軽油(石油)等の燃料の補給は、タンクローリー車を介して行われている。燃料配送会社は、工事現場や建設現場等への燃料の配送の注文を受けると、その都度、自社のタンクローリー車を用いて現場(配送場所)まで燃料を配送する。
特許第6476232号公報
しかし、多くの燃料配送会社は、受発注に伴う管理業務が膨大であり、未だにシステム化されていない会社が多い。そのため、燃料配送の受発注に記載されるべき事項の定形されたシステムが望まれる。また、燃料配送会社は、自社のみで配送できないエリアについては燃料手配が出来ず、収益機会を逸していた。さらに、自社のみで配送可能なエリアに配送する場合であっても、配送先が遠方にある場合には、交通費等の経費がかさむ。そのため、全国に燃料の配送ネットワークを構築することで、経費を抑えることが望まれる。また、工事現場や建設現場で使用される重機に関する情報は、少なく、特に、重機ごとに、その重機が必要とする燃料データは、一般に開示されていない。そのため、ネットワークの構築により、様々な重機に関する情報を取得できる方法が望まれる。また、工事現場では、工事に伴い資材や消耗品が使用されるので、これらをタイミングよく補充しておきたいニーズがある。
さらに、上記特許文献には、荷物の配送を支援する物流支援システムが開示されているが、この物流支援システムは、発送者が受取者宛に発送した特定の荷物の配送を想定しており、配送対象区間の途中の一部区間なら配送が可能であるというような複数のキャリアを有効活用するものとなっている。これに対し、燃料配送事業では、このような特定された荷物の配送とは異なり、種類及び数量が指定された燃料を配送するものであり、さらに引火性液体等の危険物を取り扱うため、上記物流支援システムを燃料配送会社が行う現場への燃料配送事業にそのまま適用するのは困難である。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、燃料を必要とする機械がある場所に燃料等を配送できる会社間同士で、燃料等の配送の協力を容易に実現することができるシステムを提供することを目的とする。併せて、工事現場や建設現場で使用される重機の使用燃料データを取得することも本発明の目的に含まれる。
上記目的を達成するために、本発明では、燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社間同士で、燃料その他工事現場で使用する商材の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするシステムであって、管理者サーバーは、燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社が、予め、配送可能エリア(配送可能市町村)並びに配送可能日、配送価格、配送にかかる考慮条件(車両サイズ配送可能数量、油種)の情報をオンライン上に登録しておく情報記憶部を有し、発注元の会社(発注会社)から燃料その他工事現場で使用する商材の配送の依頼があった場合、配送可能である協力会社(協力会社)に対して発注依頼を送信し、協力会社は依頼内容を確認の上、オンライン上で発注会社へ配送協力して行うことができる旨を送信し、協力会社が各現場において重機別(重機番号別)の給油数量データを入力し前記管理者サーバーに送信することで収集した重機別給油データ(給油数量、給油頻度)、顧客別の重機別給油データ(給油数量、給油頻度)並びに重機番号別の燃料タンク残量データベースから、次回給油予定日、想定給油数量を予測して計算することを特徴とする燃料その他工事現場で使用する商材の配送協力システムを提供する。
また、上記した燃料その他工事現場で使用する商材の配送協力システムにおいて、情報記憶部には、燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社が保有する燃料配送車両の保有配送車情報が更に記録され、会社ごとに紐づけで記憶され、期日管理が必要となる項目(車検予定日、ホース交換予定日、その他部品交換予定日)について、予定期日の一定期日前にメールもしくはオンライン上でリマインド通知を行うようにしてもよい。また、管理者サーバーは、代行店別売上数量、売上金額、粗利金額データの作成・保管する売上データ部を有してもよい
ここで、工事現場で使用する商材とは、工事現場で使用する工具や工事用資材などをいい、燃料以外のものをいう。工事現場で使用する商材には、エンジンオイルや、グリス、ロードコーン、軍手、ねじなどが含まれる。
本発明の燃料等配送協力システムによれば、燃料を必要とする機械がある場所に、燃料その他工事現場で使用する商材(以下単に「燃料等」という。)を配送できる会社間同士で、燃料等の配送の協力を容易に実現することができ、ひいては全国に燃料等の配送ネットワークを構築することができる。これにより、現場まで燃料等をより低コストでかつ確実に配送することができる。また、燃料配送会社にとっては、自社のみで配送できないエリアや遠方への燃料等の配送についても、他社(他の燃料等配送会社)が配送することにより、新たなビジネス機会を得ることが可能となる。
また、本発明の使用燃料データによれば、そのデータ分析から、例えば、特定の重機の残存燃料等をある程度、推定することにより、燃料等配送会社が受注を取ることなく、現場に行って給油することが可能となる。
実施形態に係る燃料等配送協力システムの構成の一例を示す概略図である。 図1の管理者サーバーの構成を示すブロック図である。 図2の配送エリア等情報記憶部に記憶されている情報を示す概念図である。 保有配送車情報を示す概念図である。 図1のタブレット端末の構成を示すブロック図である。 図1の燃料等配送協力システムの動作説明のためのフローチャートである。 図1の燃料等配送協力システムの動作説明のためのフローチャートである。 図1の燃料等配送協力システムの動作説明のためのフローチャートである。 データベースのデータの一例を示す図である。 使用燃料データの一例を示す図である。 図1の燃料等配送協力システムの動作説明のためのフローチャートである。 データベースのデータの一例を示す図である。 配送予定データの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。図1は、実施形態に係る燃料等配送協力システム100の構成の一例を示す概略図である。燃料等配送協力システム100は、燃料を必要とする機械Mがある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社間同士で、燃料その他工事現場で使用する商材の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするシステムである。
ここで、燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社(以下「燃料等配送会社」という。)C1,C2は、燃料を必要とする機械Mがある場所に、燃料その他工事現場で使用する商材の配送業務を行う。ここで、燃料を必要とする機械Mは、燃料で可動する機械であり、実施形態では、例えば、運搬車両(機器)、掘削機、積み込み機、コンプレッサー、ポンプといった工事用の重機や、常用、非常用の発電機、燃料タンクをいい、具体的には、ショベルカーm1や、ロードローラーm2、プレートコンパクターm3などである。そして、燃料を要とする機械Mがある場所は、例えば、建設現場といった工事現場やイベント会場、各種工場などである。
燃料等配送会社C1,C2が配送する燃料は、例えば、工事現場などで使用される重機の燃料であり、軽油、ガソリン、重油、灯油などである。燃料等配送会社C1等が配送する工事現場で使用する商材は、燃料以外のものであって工事現場で使用する工具や工事用資材などであり、例えば、エンジンオイルや、グリス、ロードコーン、軍手、ねじなどである。燃料等配送会社C1等は、それぞれ、燃料や工事現場で使用する商材を運搬可能な配送車Tを保有する。配送車Tは、例えば、重油や軽油等の燃料を配送(搬送)可能なタンクローリー車などの車両である。なお、以下の説明では、燃料や工事現場で使用する商材を、単に「燃料等」という場合がある。
このように、燃料等配送会社C1等は、軽油、重油といった各種燃料や、グリス、ロードコーンといった工事現場で使用する商材を、配送車Tを用いて工事現場等へ配送する。一般的に、工事現場等への燃料等の配送業務における配送コストは、事業所から配送先までの距離(配送距離)に比例し上昇する。このため、燃料等の工事現場への配送を受注した燃料等配送会社C1等は、事業所から工事現場等までの距離が自社に比べて他社の方が短い場合には、自社が配送するよりも当該他社が配送した方が効率的である。そこで、燃料等配送会社C1,C2同士が配送業務を協力(例えば業務委託)して行うことが考えられる。燃料等配送会社C1等は、このような配送の協力を行う際に、燃料等配送協力システム100を用いてその受発注の依頼を行う。
図1に示すように、燃料等配送協力システム100は管理者サーバー10を備える。管理者サーバー10は、燃料等配送協力システム100の提供者あるいは管理者によって管理されるサーバーである。管理者サーバー10は、燃料等配送会社C1,C2の端末20,30と、ネットワークNを介して接続されている。ネットワークNは、例えばインターネットである。
燃料等配送会社C1等の端末20,30は、ネットワークNを介して管理者サーバー10と通信可能に接続されている。端末20,30は、それぞれ、例えば燃料等配送会社C1,C2の事業所に設置されている。また、端末20,30は、例えばPC(Personal Computer)であり、管理者サーバー10との間で情報の送受信を行うためのインタフェースである送受信部(不図示)と、情報を入力するための入力手段(例えばキーボード)21,31と、情報を表示するための表示手段(例えばディスプレイ)22,32と、を有する。
なお、燃料等配送協力システム100を利用する燃料等配送会社については、図1では燃料等配送会社C1と燃料等配送会社C2の2社の場合を示しているが、これに限定されず、3社以上であってもよい。燃料等配送協力システム100を利用する燃料等配送会社が3社以上の場合、かかる3社以上の燃料等配送会社の各端末のそれぞれは、上記した端末20,30と同様に、管理者サーバー10と通信可能となるように、ネットワークNを介して管理者サーバー10に接続される。
図2は、管理者サーバー10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、管理者サーバー10は、通信部11と、処理部12と、分析部13と、記憶部14とを備えている。管理者サーバー10は、コンピュータにより構成されている。記憶部14には、管理者サーバー10における後述する処理・機能を実現するためのプログラムが記憶されており、このプログラムの実行により、通信部11、処理部12、分析部13、記憶部14等の機能が構成される。
通信部11は、ネットワークNを介して、端末20,30、後述するタブレット端末40(図1参照)等に接続されており、例えば、端末20,30やタブレット端末40から送信されるデータの受信や、端末20,30へデータの送信を行う。
処理部12は、上記したプログラムに基づいて演算や処理を実行する。また、処理部12は、燃料等配送協力システム100が配送等の受発注を行ったとき、予定資金決済金額についてグロス(gross)、ネット(net)双方の金額の自動計算を行う。このとき自動計算される金額(予定資金決済金額)は、受発注の内容(予定の給油数量等)に基づく資金決済金額の予定(予想)の額であり、正確な資金決済金額を概算したものとして把握・利用できる。正確な資金決済金額は、協力配送後に、実際の給油数量等のデータに基づいて計算される。ここで、グロスの金額は、1件の配送等の受発注(取引)ごとにその都度発生する金額である。また、ネットの金額は、配送等の受発注により発生する金額に対して、燃料等配送会社C1,C2同士で債権・債務がある場合にそれらを加えて相殺したときの差額である。後述するとおり、本実施形態では、燃料等配送会社C1が発注会社、協燃料等配送会社C2が協力会社となる場合を説明するが、逆に、燃料等配送会社C2が協燃料等配送会社C1に配送の協力を依頼し、燃料等配送会社C2が発注会社に、協燃料等配送会社C1が協力会社になる場合もあるので、燃料等配送会社C1,C2間同士で、相互に配送協力業務にかかる債権・債務が発生することがある。
処理部12は、上述したように、予定資金決済金額を自動計算するが、(正確な)資金決済金額についても、実際に現場に配送した燃料等の数量データに基づいて、その自動計算を行ってもよい。この場合、資金決済金額は、給油完了後に管理者サーバー10のデータベース16に記憶される、後述する使用燃料データ(給油数量等)16aの情報や、配送価格、記録部15cに基づいて計算されてもよい。
分析部13は、配送効率データ部13aと、売上データ部13bと、予測部13cと、を有する。配送効率データ部13aは、後述するドライバー配送効率データを作成し保管する。売上データ部13bは、後述する、代行店別売上数量、売上金額、粗利金額データを作成し保管する。予測部13cは、後述する、収集した重機別給油データ16b、顧客別の重機別給油データ16c、並びに重機番号別の燃料タンク残量のデータ16dのデータベースに基づいて、次回給油予定日及び想定給油数量を予測して計算する。記憶部14は、配送エリア等情報記憶部(情報記憶部)15を有する。
配送エリア等情報記憶部15には、燃料等配送会社C1,C2のそれぞれの、配送可能エリア15a、配送可能日15b、配送価格15c、配送にかかる考慮条件15dの情報が記憶されている。図3は、配送エリア等情報記憶部15に記憶されている情報を示す概念図である。図3に示すように、配送エリア等情報記憶部15には、例えば、配送可能エリア(配送可能市町村)15a、配送可能日15b、配送価格15c、配送にかかる考慮条件(配送可能時間15e、車両サイズ15f、配送可能数量15g、油種15h)15dを含む情報が記憶されている。なお、以下の説明では、これらの配送可能エリア15a、配送可能日15b、配送価格15c、及び、配送にかかる考慮条件15dの情報を、まとめて「配送エリア等情報」という場合がある。
図2の説明に戻り、配送エリア等情報記憶部15には、更に、燃料等配送会社C1等のそれぞれが保有する燃料配送車両の保有配送車情報15iが記録されている。図4は保有配送車情報15iを示す概念図である。保有配送車情報15iは、図4に示すように、燃料等配送会社C1等の保有する各配送車Tについての前回車検実施日および次回車検予定日15j、前回ホース交換実施日および次回ホース交換予定日15k、前回のその他部品交換実施日および次回のその他部品交換予定日15lといった、期日管理が必要となる項目に係る情報であり、燃料等配送会社C1,C2ごと(例えば、A燃料配送会社、B燃料配送会社、C燃料配送会社ごとに)に紐づけされた状態で記憶されている。
図2の説明に戻り、燃料等配送協力システム100の運用により管理者サーバー10が受信した各種情報(すなわち管理者サーバー10が収集した情報)は、例えば整理された状態で、記憶部14に記録される。また、かかる情報はデータベース16を構成する。すなわち、燃料等配送協力システム100の稼働、運用に伴い、記憶部14には、後述する、使用燃料データ16a、重機別給油データ16b、顧客別の重機別給油データ16c、重機番号別の燃料タンク残量データ16d、重機名称テーブルデータ16e、顧客別保有重機データ16fが蓄積されており、これによりデータベース16が形成されている。
図1の説明に戻り、タブレット端末40は、例えば、配送者が保有する業務用のタブレット状携帯情報端末であり、ネットワークNを介して管理者サーバー10と通信可能に接続されている。
図5は、タブレット端末40の構成を示すブロック図である。図5に示すように、タブレット端末40は、受信部41と、送信部42と、入力部43と、表示部44と、端末処理部45、記憶部46とを有する。受信部41は、管理者サーバー10が送信したデータを受信する。送信部42は、管理者サーバー10へデータを送信する。入力部43は、配送者の操作により給油量等のデータを入力する。端末処理部45は、記憶部46のデータに基づいて、後述するように、重機Mの種別番号INが入力部43に入力されると、入力された種別番号INに対応する重機Mに関する情報(種別番号INに紐づけられた重機情報)を表示部44に表示させる。記憶部46には、種別番号INに対応する重機Mに関する情報が記憶されている。
次に、燃料等配送協力システム100の動作について説明する。
図6は、燃料等配送協力システム100の動作を説明するためのフローチャートである。図6に示すように、先ず、燃料等配送会社C1,C2の端末20,30の送受信部から管理者サーバー10の通信部11に、配送エリア等情報15a~15d(図3参照)及び保有配送車情報(図4参照)15iが送信される(ステップS01)。管理者サーバー10は、受信した配送エリア等情報15a~15d並びに保有配送車情報15iを配送エリア等情報記憶部15に記録する(ステップS02)。このように、燃料等配送会社C1,C2は、予め、自社の配送可能エリア(配送可能市町村)15a並びに配送可能日15b、配送価格15c、配送にかかる考慮条件(車両サイズや配送可能数量、油種等)15dをオンライン上に登録しておく。
ステップS02に引き続き、管理者サーバー10の処理部12は、記憶された保有配送車情報15iに基づいて、期日管理が必要となる項目(車検予定日、ホース交換予定日、その他部品交換予定日等)について、一定の期日前であるか否かを判定する(ステップS03)。このステップS03では、期日管理が必要となる項目の予定日等(車検予定日、ホース交換予定日、その他部品交換予定日等)に対して、予め設定された所定期間以内であるか否かを判定する。当該所定期間は、期日管理が必要となる項目の内容等に応じて設定され、例えば2か月に設定される。かかる場合、ステップS03では、処理部12は、期日管理が必要となる項目の予定日等の2か月以内であるか否かの判定を行う。
ステップS03において、期日管理が必要となる項目の予定日等の期日が、予め設定された所定期間以内であると判定した場合(ステップS03の「YES」)、管理者サーバー10の通信部11は、その期日を管理する燃料等配送会社C1,C2の端末20,30へ、メールもしくはオンライン上でリマインド通知を送信する(ステップS04)。このリマインド通知は、期日管理する燃料等配送会社C1等に対して、期日管理を必要とする項目(車検やホース交換等)の予定日等が近づいていることを知らせるものである。このように、燃料等配送協力システム100では、期日管理が必要となる項目の予定日が近づくと、管理者サーバー10から燃料等配送会社C1等に対して自動的にリマインド通知が送信されるので、燃料等配送会社C1等は、予定した期日の管理を容易かつ確実に行うことができる。一方、ステップS03において期日管理が必要となる項目の予定日等が予め設定された所定期間以内ではないと判定した場合には(ステップS03の「NO」)、処理部11は、所定期間経過後ステップS03を再び実行する。
続いて、燃料等配送会社C1,C2が工事現場等への燃料配送の受注を受けて燃料の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするときの燃料等配送協力システム100の動作について、図7のフローチャートに即して説明する。図7は、かかる動作を示すフローチャートである。以下では、工事現場の顧客が燃料等配送会社C1に対して燃料を注文し、かかる燃料を他の燃料等配送会社C2が協力して配送する場合を説明する。すなわち、以下の説明では、燃料等配送会社C1は発注会社であり、燃料等配送会社C2は協力会社である。
燃料等配送会社C1は、顧客(例えば工事現場にある重機の管理者)から工事現場への燃料配送の注文を受けると、端末20を介して、管理者サーバー10にアクセスする。燃料等配送協力システム100が運用されている状態において、燃料等配送会社C1の端末(発注会社端末)20は、入力手段21への操作に応じて、予め付与されたID(利用者識別番号)とパスワード(暗証番号)を使って管理者サーバー10にアクセスする(ステップS11)。これにより、端末20が管理者サーバー10にアクセス可能となる。
管理者サーバー10は、配送エリア等情報記憶部15に予め記憶されている情報15a~15d(図3参照)のデータを端末20に送信する(ステップS12)。
端末20は、管理者サーバー10から配送エリア等情報記憶部15に予め記憶されている情報15a~15d(図3参照)のデータを受信する。そして、端末20は、配送エリア等情報記憶部15に予め記憶されている情報15a~15dを表示手段22に表示する(ステップS13)。これにより、燃料等配送会社C1は、表示手段22を介して、配送可能エリア15a、配送可能日15b、配送価格15c、配送にかかる考慮条件15dに係る情報を取得する。そして、燃料等配送会社C1は、顧客から受注した燃料配送業務を、配送エリア等情報記憶部15に予め記憶されている会社のうち、どの会社に依頼するかを決定する。例えば、燃料等配送会社C1は、配送協力を依頼する会社を、図3に示すように、配送エリア等情報記憶部15に予め記憶されている会社名(A燃料配送会社、B燃料配送会社、C燃料配送会社など)の中から選択し決定する。これにより、燃料等配送会社(発注会社)C1の配送を協力する燃料等配送会社(協力会社)C2が決定される。例えば、燃料等配送会社C1が配送協力を依頼する会社をA燃料配送会社に決定した場合、燃料等配送会社(協力会社)C2はA燃料配送会社である。
ステップS13に引き続き、端末20の送受信部は、入力手段21への操作に応じて入力された依頼の内容(依頼内容)のデータを管理者サーバー10に送信する(ステップS14)。このとき、端末20から管理者サーバー10に送信されるデータには、配送依頼の内容と共に、燃料等配送会社(協力会社)C2がどの会社であるかを特定する情報(例えば、A燃料配送会社を協力会社C2とすることを示す情報)のデータが含まれる。これにより、燃料等配送会社(発注元の会社、発注会社)C1から燃料等配送会社(協力会社)C2に対する燃料の配送の依頼を行う。
管理者サーバー10の通信部11が依頼の内容のデータを受信すると、通信部11は、配送可能である燃料等配送会社(協力会社)C2の端末30に発注依頼のデータを送信する(ステップS15)。ステップS15では、通信部11は、当該燃料等配送会社C2の端末30へ、配送先や、配送日、配送する燃料の種類、燃料配送数量等の具体的な配送指示の内容(情報)を含む発注依頼データを送信する。
ステップS15に引き続き、燃料等配送会社(協力会社)C2の端末30の送受信部が発注依頼データを受信すると、その確認画面が表示手段32に表示される(ステップS16)。ステップS16では、例えば、燃料等配送会社C2の端末30は、燃料の配送先や、配送日、配送する燃料の種類、配送数量等の具体的な配送指示の内容を含む発注依頼内容(情報)を表示手段32に表示する。これにより、燃料等配送会社(協力会社)C2は、燃料等配送会社(発注会社)C1による発注依頼の内容を確認する。
ステップS16に引き続き、燃料等配送会社(協力会社)C2の端末30の送受信部は、受信した発注依頼に対する受注可能を知らせる情報のデータを、管理者サーバー10と燃料等配送会社(発注会社)C1の端末20へ送信する(ステップS17)。これにより、燃料等配送会社(協力会社)C2は、配送可能である旨オンライン上で燃料等配送会社(発注会社)C1に連絡する。燃料等配送会社(協力会社)C2が配送協力して行うことができる旨をオンライン上で燃料等配送会社(発注会社)C1に連絡することで、協力配送の受発注が成立する。
燃料等配送会社(発注会社)C1の端末20の送受信部が、ステップS17において送信された配送の協力ができることを知らせる情報のデータを受信すると、かかるデータの情報が表示手段22に表示される(ステップS18)。
管理者サーバー10の通信部11が、ステップS17において送信された配送の協力ができることを知らせる情報のデータを受信すると、処理部12は、発注会社C1と協力会社C2との配送業務の受発注にかかる予定資金決済金額について、グロス、ネット双方の金額の自動計算を行う(ステップS19)。そして、通信部11は、かかる自動計算された金額について、かかるデータを発注会社C1及び協力会社C2の端末20,30にそれぞれ送信する。このように、燃料等配送協力システム100では、配送の協力の受発注が成立すると、その予定資金決済金額を管理者サーバー10が自動計算するので、予定資金決済金額を発注会社C1及び協力会社C2のそれぞれにおいて計算することがなくなるとともに、燃料等配送会社C1,C2はこの段階で予定の資金決済金額について把握することができる。
前述した燃料等配送協力システム100の動作については、燃料を配送する場合であるが、燃料に代えてあるいは燃料とともに、工事現場で使用する商材(エンジンオイル等)(以下単に「商材」という。)を配送する業務の場合についても同様である。すなわち、燃料等配送会社C1,C2同士で商材の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするときの動作についても、前述した燃料等配送協力システム100の動作と同様である。例えば、管理者サーバー10の配送エリア等情報記憶部15には、予め、商材の配送可能エリア(配送可能市町村)並びに配送可能日、配送価格、配送にかかる考慮条件(車両サイズや配送可能数量、種類等)が記録され、発注元の会社(発注会社)C1から商材の配送の依頼があった場合、配送可能である協力会社C2に対して発注依頼を送信し、協力会社C2は依頼内容を確認の上、オンライン上で発注会社C1へ配送協力して行うことができる旨を送信する。
このように、燃料等配送協力システム100は、燃料を必要とする機械Mがある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社間C1,C2同士で、燃料その他工事現場で使用する商材の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするシステムであって、管理者サーバー10は、会社C1,C2が、予め、配送可能エリア(配送可能市町村)15a並びに配送可能日15b、配送価格15c、配送にかかる考慮条件(車両サイズや配送可能数量、油種等)15dをオンライン上に登録しておく配送エリア等情報記憶部15を有し、発注元の会社(発注会社)から燃料その他工事現場で使用する商材の配送の依頼があった場合、配送可能である協力会社(協力会社)C2に対して発注依頼を送信し、協力会社C2は依頼内容を確認の上、オンライン上で発注会社C1へ配送協力して行うことができる旨を送信する。このような燃料等配送協力システム100によれば、燃料を必要とする機械Mがある場所に、燃料等を配送できる会社間同士で、燃料等の配送の協力を容易に実現することができ、ひいては全国に燃料等の配送ネットワークを構築することができる。これにより、現場まで燃料等をより低コストでかつ確実に配送することができる。また、燃料配送会社C1にとっては、自社のみで配送できないエリアや遠方への燃料等の配送についても、他社(燃料配送会社)C2が配送することにより、新たなビジネス機会を得ることが可能となる。
続いて、燃料配送会社(協力会社)C2の配送車Tが燃料を配送するときの燃料等配送協力システム100の動作について、図8のフローチャートに即して説明する。図8は、かかる動作を説明するためのフローチャートである。
先ず、配送車Tは、例えば事業所において、発注依頼データの内容に基づき少なくとも必要量の燃料を搭載し、配送に出発する。配送車Tのタブレット端末40の送信部42は、配送車Tの出庫時に、出庫時情報のデータを管理者サーバー10へ送信する(ステップS21)。出庫時情報は、配送車Tの出庫時の時刻と、配送車Tの出庫時の距離メーター(積算走行距離計)の距離とを含む情報である。かかる情報は、例えば、配送車Tのドライバーによってタブレット端末40の入力部42に入力される。タブレット端末40から送信された出庫時情報は、管理者サーバー10の通信部11が受信し、記録部14に記録される(ステップS22)。
配送車Tが配送先(工事現場)に到着すると、配送先の重機Mに関する情報がタブレット端末40に入力される(ステップS23)。そして、タブレット端末40に入力された重機Mに関する情報のデータが管理者サーバー10へ送信される(ステップS24)。
上述したステップS23の入力作業は、例えば配送者(配送車Tのドライバーなど)が行う。また、ステップS23の入力作業は、例えば次のように行われる。すなわち、ステップS23では、タブレット端末40の表示部44に後述する重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16fのデータテーブル(図9参照)を表示させ、配送者は、表示部44に表示されたこれらのデータ16e,16fから、配送先の重機Mに関する情報を選択する。つまり、ステップS23では、例えば、配送者は、タブレット端末40を通じて、後述する重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16f(例えば、重機メーカー名や、重機種別(クレーンや、ブルドーザー、ショベルカー等)、重機毎の機番、顧客が独自に付番している重機番号等のデータ)を参照して、該当する重機Mを選択する。また、配送先に、重機名称テーブルデータ16e、顧客別保有重機データ16fに未だデータ登録されていない重機Mがある場合には、配送者は、かかる未登録の重機Mの名称(機械名)や、各メーカーが付番している重機の種別番号IN、種別、名称(個別に管理するための名)、型番といった、当該重機Mに関する情報をタブレット端末40の入力部43にテキスト入力などにより入力する。そして、ステップS23において入力された配送先にある重機Mの情報(例えば、重機種別の他、名称、型番、機械名等)は、ステップS24においてタブレット端末40の送信部41から管理者サーバー10へ送信される。
なお、ステップS23において入力部43に種別番号INが入力された場合、端末処理部45は入力された種別番号INに対応する重機Mに関する情報(種別番号INに紐づけられた重機の型番、名称、機械名等の情報)を表示部44に表示するようにしてもよい。かかる場合、ステップS24において、これにより表示部44に表示された重機に関する情報(すなわち、入力された種別番号INに対応する重機Mに関する情報)を、タブレット端末40の送信部41から管理者サーバー10へ送信するようにしてもよい。
管理者サーバー10の通信部11が重機種別の情報を受信すると、かかるデータは記憶部14に記憶(更新)される(ステップS25)。ステップS25において、重機種別の情報は、配送先の工事現場に紐付けられた状態で記憶(更新)される。このようにして、各工事現場における重機の情報が管理者サーバー10に収集される。
ステップS25で管理者サーバー10が受信した重機種別の情報は、記憶部14の重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16f(図2参照)の一部を構成する。ここで、重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16fについて説明する。図9(a)は重機名称テーブルデータ16eの一例を示す図であり、図9(b)は顧客別保有重機データ16fの一例を示す図である。
図9(a)に示すように、重機名称テーブルデータ16eは、重機の機械種別、名称、型番を含むデータである。名称とは、重機ごとに付与されるユニークな名であり、重機の一つひとつを個別に識別して管理する目的で付与される。したがって、同種の機械種別かつ同型の型番の重機を複数保有する場合であっても、それぞれ異なる名称が付与される。このように管理者サーバー10が重機の名称の情報を取得しておくことで、同一の工事現場に同種の重機が複数ある場合に、これらの重機のそれぞれを識別した上で、それぞれの給油数量のデータを取得することができる。なお、図12のデータにおける名称についても、上述した図9の名称と同様である。また、図9(b)に示すように、顧客別保有重機データ16fは、各顧客が保有する重機の機械種別、名称、型番を含むデータである。
重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16fにおける重機種別及び型番の情報については、管理者サーバー10は、例えば上述したステップS25により取得する。また、重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16fにおける重機の名称及び顧客名の情報については、例えば次の手順で管理者サーバー10に取得される。すなわち、配送先で配送者がタブレット端末40に重機Mの名称及び顧客名の情報を入力し、上述したステップS24において、タブレット端末に入力されたこれらの情報のデータを管理者サーバー10に送信し、かかるデータを管理者サーバー10が受信することで管理者サーバー10に取得される。重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16fは、いずれも燃料配送会社C1、C2が燃料を配送して給油する可能性のある全ての重機の機械種別、名称、型番を含むデータである。また、重機名称テーブルデータ16e及び顧客別保有重機データ16fは、重機別給油データ16b及び顧客別の重機別給油データ16cを作成するための基礎データでもある。
図8のフローチャートの説明に戻り、ステップS24に引き続き、タブレット端末40の表示部44に、給油数量入力画面が表示される(ステップS26)。この給油数量入力画面は、重機別、名称別、型番別に給油数量を入力可能であり、重機種別に対応する給油数量入力部を有している。給油数量入力画面は、例えば、ステップS23で入力された重機種別情報を表示する表示画面と同一画面上に表示される。給油数量入力画面には、給油完了後に給油数量が入力される(ステップS27)。
続いて、タブレット端末40の送信部42から管理者サーバー10に、ステップS27において入力された給油数量データが送信される(ステップS28)。このとき、給油数量データとともに、給油を完了した日時の情報も、管理者サーバー10に送信される。管理者サーバー10は、給油数量データを受信すると、かかる給油数量データを重機別に分類して保管する(ステップS29)。このようにして、管理者サーバー10は、工事現場の重機に対する給油数量、並びに、給油した日時にかかる情報を収集する。
燃料の配送を完了した配送車Tが事業所に戻ると、タブレット端末40の送信部42から帰庫時情報のデータ(帰庫時データ)が管理者サーバー10へ送信される(ステップS30)。帰庫時情報は、配送車Tの帰庫時の時刻と、配送車Tの帰庫時の距離メーター(積算走行距離計)の距離とを含む情報である。かかる情報は、例えば、配送車Tのドライバーによってタブレット端末40の入力部43に入力される。タブレット端末40から送信された帰庫時情報は、管理者サーバー10の通信部11が受信し、記録部14に記録される(ステップS31)。
前記ステップ(ステップS21~S31)を繰り返し実行することで、管理者サーバー10には、給油日時、給油した重機、当該重機のある場所(現場)、給油数量、燃料の種類、のデータが蓄積される。このように蓄積されたデータは、例えば重機別に整理された状態で、管理者サーバー10の記憶部14に使用燃料データ16aとして保管される。このように、燃料等配送協力システム100は、使用燃料データ16aを収集し保管する。
図10は、使用燃料データ16aの一例を示す図である。図10に示すように、使用燃料データ16aは、例えば、燃料の種類や、給油数量、給油日などのデータを有し、重機ごとに整理された状態となっている。この使用燃料データ16aは、とりわけ重機に対する給油の需要を予測する際に有用なデータである。
続いて、収集した使用燃料データ16aを活用して、燃料等配送協力システム100が、配送効率データ等の作成や、給油の需要予測をするときの動作について、図11のフローチャートに即して説明する。図11は、かかる動作を説明するためのフローチャートである。
管理者サーバー10の配送効率データ部13aはドライバー配送効率データを作成し保管する。また、売上データ部13bは売上データを作成し保管する(ステップS40)。
ドライバー配送効率データとは、配送の効率を示すデータであり、少なくとも、数量、件数、距離、時間の4軸から分析したものである。すなわち、例えば、ドライバー配送効率データは、配送車Tが配送した燃料の数量、配送した件数、配送車Tの移動距離、配送に要した時間に基づき分析したデータである。かかる分析において、これら4軸を構成する項目(数量、件数、距離、時間)のうち数量及び件数については、例えば、ステップS29で管理者サーバー10に保管された使用燃料データ16aに基づく数値が利用される。また、上記4軸を構成する項目のうち、距離及び時間については、例えば、ステップS22で記録された出庫時情報と、ステップS31で記録された帰庫時情報との差分が用いられる。すなわち、距離のデータについては、例えば、出庫時の距離メーターの数値と、帰庫時の距離メーターの数値との差分が用いられる。また、時間のデータについては、例えば、配送車Tの出庫から帰庫までの時間であり、出庫時刻及び帰庫時刻のデータに基づき算出される。ドライバー配送効率データは、例えば次のように算出される。すなわち、ドライバー配送効率データは、例えば、上記4軸を構成する各項目(数量、件数、距離、時間)に対応する数値のそれぞれに所定の係数を乗じ(所定の重み付けをし)、その合計(和)を算出した数値データである。ドライバー配送効率データは、例えば、配送車が配送から帰庫する都度作成され、配送効率を表す指標として用いることができる。売上データ部13bが作成・保管する売上データは、代行店別売上数量、売上金額、及び、粗利金額データである。代行店別売上数量は、配送を協力して行った場合の各売上数量を代行した会社(代行店)ごとにしたデータであり、例えば、配送エリア等情報記憶部15に記憶された配送価格15cや、使用燃料データ16a、ステップS19で計算された資金決済金額などのデータに基づいて作成される。
また、管理者サーバー10の予測部13cは、収集した重機別給油データ(給油数量、給油頻度)、顧客別の重機別給油データ(給油数量、給油頻度)並びに重機番号別の燃料タンク残量データ16dのデータベースに基づき、次回給油予定日、想定給油数量を予測して計算する(ステップS41)。
ここで、重機別給油データは、前述したステップ(ステップS21~S31)により収集・保管された使用燃料データ16aの一部の情報を含むデータである。図12(a)は重機別給油データ16bの一例を示す図である。重機別給油データ16bは、同図に示すように、重機のメーカー名、機械名、重機番号、燃料の種類、給油数量、給油頻度の情報を含み、各項目のデータは相互に関連付けられている。図12(b)は、顧客別の重機別給油データ16cの一例を示す図である。顧客別の重機別給油データ16cは、同図に示すように、顧客名(会社名)、現場名、機械名、燃料の種類、給油数量、給油頻度の情報を含み、各項目のデータは相互に関連付けられている。顧客名とは燃料等の需要者である。現場名とは、工事現場等の重機等の機械Mがある場所であり、燃料等の配送先でもある。図12(c)は重機番号別の燃料タンク残量データ16dの一例を示す図である。重機番号別の燃料タンク残量データ16dは、同図に示すように、重機番号、燃料の種類、燃料タンクの容量、燃料タンクにある燃料の残量の情報を含み、各項目のデータは相互に関連付けられている。なお、燃料の残量については、使用燃料データ16aなどのデータに基づいて算出される。
ステップS41において、予測部13cは、先ず、使用燃料データ16aに基づき、上述した重機別給油データ16b、顧客別の重機別給油データ16c、及び、重機番号別の燃料タンク残量データ16dを作成し、次いで、作成したこれらのデータベース16b~16dに基づいて、次回給油予定日及び想定給油数量を予測し計算する。かかる予測・計算は、例えば、記憶部14に記憶された所定のプログラムに基づき実行される。そして、後述する配送予定情報16gが作成される。なお、上述した説明では、ステップS40の後にステップS41を行うが、これに限定されず、ステップS40と同時並行でステップS41を行ってもよいし、ステップS40の前にステップS41を行ってもよい。
図13は、配送予定情報16gの一例を示す図である。同図に示すように、配送予定情報16gは、協力会社C2の名称、現場名、重機番号とともに、ステップS41で予測し算出した次回給油予定日及び想定給油数量のデータを含んでおり、各項目のデータは相互に関連付けられている。配送予定情報(配送予定データ)16gは、通信部11から燃料等配送会社C2の端末30に送信され(ステップS42)、送受信部が受信すると表示手段32に表示される(ステップS43)。管理者サーバー10によるこのようなステップS40~S43の処理は、定期的に実行され、例えば、毎日、所定の時刻に行われる。これにより、少なくとも一度、燃料を現場まで配送して給油した重機の配送予定情報16gは、日々自動作成される。
このように配送予定情報16gを作成することにより次回給油予定日及び想定給油数量を予測するが、その意義は次とおりである。すなわち、安全性等に係る法律上の規制等から、各重機の燃料タンクに燃料計(メーター)を取り付けることができない。そのため、燃料タンクの残存燃料がどれくらいかは、燃料等配送会社C1等からすれば、予測するしかない。かかる予測の具体的な手法の一例を説明すると次のとおりであり、例えば、メーカーである○○重工株式会社の製造した、重機のタイヤローラーの燃料タンクに週1回のペースで、200リットル給油したと仮定する(図12(a)参照)。この場合、1週間で200リットルを使用すると想定して、次の週には、燃料がなくなると推定する。更に、毎日、均一の時間を使用すると仮定して、1週間は7日なので、200リットル÷7日=28.571リットルを一日の燃料使用量と仮定する。そうすると、例えば、5日目の燃料の残量は、28.571×2日となるから、燃料タンク残量データベースをそのように作成する。一方で、この場合は、8日目を次回給付予定日と設定し、想定給油数量を200リットルに設定し、重機番号別にして、燃料タンク残量データベース16dとして保存しておく。そして、その後は、更に8日後、200リットルを想定給油数量と予測して計算しておく。ただし、実際には、このように単純に計算することはできないので、多くのデータが必要となる。そのため、協力会社C2は各現場において重機別(重機番号別)の給油数量データを入力する。管理者サーバー10側は、同データを収集し、想定使用数量から次回の給油をいつにするのかを決定する。そして、各協力会社C2に、次回給油予定日、次回想定給油数量を知らせる。
したがって、このような燃料等配送協力システム100によれば、顧客からのオーダー(例えば、注文の連絡)がなくても、適切な時期に適切な数量の燃料を配送することができる。すなわち、収集した重機に関する情報、及び、そのデータ分析から、例えば、特定の重機の残存燃料等をある程度、推定することにより、燃料等配送会社C1等が受注を取ることなく、現場に行って給油することが可能となる。これにより、顧客が現場の機械Mの燃料タンクの燃料残量を監視して、各機械Mの給油タイミングをそれぞれ管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、機械Mの燃料切れを確実に防止することができる。また、燃料等配送会社C1等にとっては、燃料の販売の機会を逃すことがなくなると共に、給油を計画的に行うことが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、燃料等配送協力システム100では、燃料についてその給油のタイミングや数量を予測するが、工事現場で使用する商材の配送のタイミングや数量を予測するものとしてもよい。また、上記の実施形態で説明した要件の一つ以上は、省略されることがある。そのような変更または改良、省略した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
C1 燃料等配送会社(発注会社)
C2 燃料等配送会社(協力会社)
IN 種別番号
M 重機(機械)
10 管理者サーバー
12 処理部
13a 配送効率データ部
13b 売上データ部
15 配送エリア等情報記憶部(情報記憶部)
15a 配送可能エリア
15b 配送可能日
15c 配送価格
15d 配送にかかる考慮条件
15i 保有配送車情報
16a 使用燃料データ
16d 燃料タンク残量データ(重機番号別の燃料タンク残量データベース)
40 タブレット端末
100 燃料配送協力システム

Claims (3)

  1. 燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社間同士で、燃料その他工事現場で使用する商材の配送の協力を行う際に受発注の依頼をするシステムであって、
    管理者サーバーは、
    燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社が、予め、配送可能エリア(配送可能市町村)並びに配送可能日、配送価格、配送にかかる考慮条件(車両サイズ、配送可能数量、油種)の情報をオンライン上に登録しておく情報記憶部を有し、
    発注元の会社(発注会社)から燃料その他工事現場で使用する商材の配送の依頼があった場合、配送可能である協力会社(協力会社)に対して発注依頼を送信し、
    前記協力会社は依頼内容を確認の上、オンライン上で発注会社へ配送協力して行うことができる旨を送信し、
    前記協力会社が各現場において重機別(重機番号別)の給油数量データを入力し前記管理者サーバーに送信することで収集した重機別給油データ(給油数量、給油頻度)、顧客別の重機別給油データ(給油数量、給油頻度)並びに重機番号別の燃料タンク残量データベースから、次回給油予定日、想定給油数量を予測して計算することを特徴とする燃料その他工事現場で使用する商材の配送協力システム。
  2. 記情報記憶部には、前記燃料を必要とする機械がある場所に燃料その他工事現場で使用する商材を配送できる会社が保有する燃料配送車両の保有配送車情報が更に記録され、会社ごとに紐づけで記憶され、期日管理が必要となる項目(車検予定日、ホース交換予定日、その他部品交換予定日)について、予定期日の一定期日前にメールもしくはオンライン上でリマインド通知を行う請求項1記載の燃料その他工事現場で使用する商材の配送協力システム。
  3. 前記管理者サーバーは、代行店別売上数量、売上金額、粗利金額データの作成・保管する売上データ部を有する請求項1又は請求項2に記載の燃料その他工事現場で使用する商材の配送協力システム。
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