JP5290974B2 - 血液分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚等を穿刺して血液を分析する血液分析装置に係り、例えば血糖値や乳酸値やコレステロール値を測定する血液分析装置に関する。
個人的に血糖値を測定する血液分析装置は、本体ケース内に、採血手段と、この採血手段で採血した血液の分析をする分析手段とを備えた構成となっており、個人携帯が簡単に行えるように非常にコンパクトな形状となっている(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−524496号公報
しかしながら、このような従来の血液分析装置にあっては、例えば左手で本体ケースを保持した状態で、右手の指を採血手段に臨ませ、穿刺、採血、及び分析を行うようになっていた。つまり両手で使用することが前提の構成となっていたため、片手で使用することができず、不便なものとなっていた。
本発明は、このような問題を解決したもので、片手で使用することができ、操作性を高めることができる血液分析装置を提供することを目的とする。
本発明の血液分析装置は、採血のための開口部である採血窓を有し、片手で握れる程度の大きさである本体ケースと、前記採血窓に対向して当接された指を覆う指カバーと、前記指カバーに挿入された指に対して、前記採血窓を介して穿刺して採血する採血手段と、を備える構成を採る。
本発明の血液分析装置は、採血のための開口部である採血窓を有し、片手で握れる程度の大きさである本体ケースと、前記採血窓に指を対向して当接できる指当部と、前記採血窓を介して、前記指を穿刺して採血する採血手段と、前記採血手段を始動させる採血開始機構と、を備える構成を採る。
本発明によれば、本体ケースと一体形成され、採血窓に対向して当接された指を覆う指カバーを備え、指カバーに挿入された指に対して、前記採血窓を介して穿刺して採血することにより、指カバーに指を挿入すれば本体ケースの保持ができる。採血用の指が採血窓に対応しているので、その状態で採血及び分析を行うことができる。その結果、片手使用が簡単にできるようになり、非常に利便性の高いものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る血液分析装置の斜視図である。
図1及び図2において、血液分析装置は、円形の採血窓1を有する略長方形状の本体ケース2を備えている。円形の採血窓1は、採血のための開口部である。また、本体ケース2は、片手で握れる程度の大きさである。
採血窓1に対向する本体ケース2内には、図示しない採血手段が設けられている。この採血手段としては、例えば針タイプのものと、レーザタイプのものとがある。本実施の形態ではレーザタイプを本体ケース2内に設置している。
針タイプは、穿刺に針を使用する方式であり、レーザタイプは、穿刺方式としてEr:YAGロッドなどからフラッシュランプによる励起光を利用してレーザ光を発生させ、そのレーザ光により穿刺する方式である。
レーザタイプの採血手段から発射されたレーザ光を、採血窓1から指に照射し、レーザ光により穿刺及び採血する。次にこの採血手段で採血した血液を本体ケース2内に設けた分析手段(例えば上記特許文献1で示したような構成のもの)が分析する。
本実施の形態は、採血窓1に対向する本体ケース2外において、採血窓1に当接するように当てられた指の外周部分を覆う指カバー3を設けた構成を特徴とする。
指カバー3は、略半円状となっており、この略半円状の指カバー3は本体ケース2の側面に取付けられる。また、指カバー3と本体ケース2とを一体形成してもよい。略半円状の指カバー3が本体ケース2に取付けられると、指カバー3の開口部(図2において、半円状の弓の弦部分)が本体ケース2に実質的に一体化する。
ここで、本体ケース2と指カバー3とから形成される空間は、指挿入部4を構成する。指カバー3に、指が挿入されると、挿入された指は指カバー3により固定される。
指カバー3の内面には、挿入された指を採血窓1方向に押圧する押圧手段5を設けている。
一方、本体ケース2の指カバー3の反対側には、押圧手段5を押圧操作するための押圧操作部6を設ける。押圧操作部6と押圧手段5とは、連動して動き、ユーザがこの押圧操作部6を押圧操作すれば、押圧手段5が採血窓1方向に移動する。
また、本体ケース2の指カバー3の反対側で、押圧操作部6の上方(図3において、上方向)には採血手段の採血操作部7を設ける。
さらに、本体ケース2の上面には、分析手段の分析結果を示す表示手段8を設ける。
図3乃至図6は、本発明の実施の形態1に係る血液分析装置の使用状態を説明する正面図である。
図3は、人差し指9から採血をしようとする場合の例である。図3において、まず指カバー3内に人差し指9を挿入し、次に手のひらの親指10付け根周辺の部分で、押圧操作部6を押圧操作すると、押圧手段5が採血窓1方向(図3において、指カバー3の矢印方向)に移動する。これにより、人差し指9は採血窓1の部分に適切に保持、位置決めされる。この状態で採血操作部7を親指10で操作すれば、レーザタイプの採血手段(図示せず)で発生されたレーザ光が人差し指9に照射される。そして、人差し指9により採血し、その後の分析(例えば血糖値や乳酸値やコレステロール値の測定・検査)が行われ、その結果は表示手段8に表示される。
図4は中指11から採血しようとする場合、図5は薬指12から採血しようとする場合、図6は小指13からから採血しようとする場合の例を示している。
これらの図4乃至図6に示す場合についても、図3の人差し指9から採血の場合と同様に、まず指カバー3内に該当の指(11〜13の何れか一つの指)を挿入し、次に手のひらの親指10付け根周辺の部分で、押圧操作部6を押圧操作すると、押圧手段5が採血窓1方向(図4における指カバー3の矢印方向)に移動する。これにより、該当の指(11〜13の何れか一つの指)は採血窓1の部分に適切に保持、位置決めされる。この状態で採血操作部7を親指10で操作すれば、レーザ光が該当の指(11〜13の何れか一つの指)に照射される。そして、該当する指11〜13から滲出した血液を採取し、その後の分析(例えば血糖値や乳酸値やコレステロール値の測定・検査)が行われ、その結果は表示手段8に表示される。
以上説明したように、本実施の形態の血液分析装置によれば、指カバー3内に指を挿入すればそれだけで本体ケース2の保持ができ、しかもその状態で、採血用の指が採血窓1に対応しているので、その後の採血、及び分析が行えるようになる。つまり片手でも簡単に本体ケース2の保持、その後の採血、及び分析が行えるようになり、非常に操作性の高いものとなる。
また、採血時において、レーザ光が該当の指(9、11〜13の何れか一つの指)に照射される時の衝撃で、その指(9、11〜13の何れか一つの指)が採血窓1から離れる方向へ反射的に逃げる、いわゆる指逃げが発生する場合があるが、本実施の形態では、押圧操作部6の操作で、押圧手段5が採血窓1方向に押圧し、これにより該当の指(9、11〜13の何れか一つの指)が採血窓1の部分に適切に保持、位置決めされているので、いわゆる指逃げは起きず、よってレーザ光照射による適切な採血が確実にできる。
さらに、本実施の形態1では押圧操作部6の操作で、押圧手段5の採血窓1方向への押圧力を調整できるので、指(9、11〜13の何れか一つの指)の大きさに関わらず、最適な保持ができ、安定する。
ここで、このような押圧操作部6の操作による、押圧手段5の採血窓1方向への押圧力調整は、空気圧を利用することで、簡単に行うことができる。具体的には、押圧操作部6
と押圧手段5を空気通路(図示せず)で連結しておけば、押圧操作部6を本体ケース2側に強く押せば、その空気は押圧手段5の背面側に多く流入し、エアーバッグのように膨張させ、その結果として指(9、11〜13の何れか一つの指)を本体ケース2側に強く押すこととなる。
また、押圧操作部6への押圧を解除すれば、押圧手段5による指(9、11〜13の何れか一つの指)への押圧力も解除され、これにより指(9、11〜13の何れか一つの指)を指カバー3から簡単に外すことができる。
なお、上記図3乃至図6では、右手での採血、分析を行う例を説明したが、左手でも同様に、簡単に片手で穿刺、採血、分析が行える。
また、本実施の形態1では、採血手段として、レーザ光を発生させて穿刺・採血するレーザタイプの採血手段を本体ケース2内に設けている。レーザタイプの採血手段から発射されたレーザ光が、採血窓1を介して指に照射・穿刺し、この照射・穿刺により採血されることになる。この場合、指を指カバー3の内部に挿入していないにもかかわらず、誤って採血操作部7を操作してしまった場合でも、レーザ光は指カバー3に当り、その外方向に漏れることは無く、安全性の高いものとなる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、血液分析装置は、採血窓1を有する本体ケース2と、本体ケース2と一体形成され、採血窓1に対向して当接された指を覆う指カバー3とを備えているので、指挿入部4に指を挿入すればそれだけで本体ケース2の保持ができる。また、該当の指を、採血窓1の部分に適切に保持、位置決めすることができる。さらに、採血用の指が採血窓1に対向して規制されるので、その状態で採血及び分析を行うことができる。これにより、片手使用が非常に簡単にできるようになり、操作性を格段に向上させることができる。採血検査に不慣れな人や目の不自由な人でも簡単かつ確実に使用できるという優れた効果がある。
また、本実施の形態1では、指カバー3は、挿入された指を採血窓1方向に押圧する押圧手段5と、この押圧手段5を操作する押圧操作部6を本体ケース2の指カバー3とは反対側に設けているので、採血時のいわゆる指逃げを防ぐことができ、レーザ光照射による確実な採血ができる。
また、本実施の形態1では、指カバー3は、採血実行時、指カバー3に指が当接されていない場合であっても、レーザ光を遮蔽することができるため、安全性をより一層高めることができる。
また、本実施の形態1では、指カバー3は本体ケース2に実質的に一体化しているので、装置全体が小型となって携帯に便利となる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る血液分析装置の斜視図である。図1及び図2と同一構成部分には同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図7において、血液分析装置は、本体ケース2の指カバー3と同一面、且つ、指カバー3の近傍に、採血手段の採血操作部14を少なくとも1つ以上設ける。この場合は、指カバー3の両側(図7において、上方と下方の2箇所)に採血操作部14を設けており、これにより、片手で操作する場合でも、採血する指以外の指により容易に採血操作部14を押下することができる。
実施の形態1では、押圧操作部6の上方に、親指10による採血操作部7を設置していたが、本実施の形態2においては、これに代えて指カバー3が取付けられた本体ケース2の側面に採血操作部14を設置する。
また、本体ケース2の下面にスタンド用鍔15を設け、倒れないようにしている。
本実施の形態によれば、親指10操作に代えて、他の指(9、11〜13の何れか一つの指)で採血操作部14を操作することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る血液分析装置の正面図である。図1及び図2と同一構成部分には同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図8において、血液分析装置は、押圧操作部6を、少なくとも二段押し構成とする。二段押し構成において、一段目7Aは押圧手段5の操作とし、二段目7Bは採血手段の操作とする。
(実施の形態4)
図9A及び図9Bは、本実施の形態4に係る血液検査装置の正面図を示す。図1及び図2と同一構成部分には同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図9Aは、図9Bとの比較により指カバー3の配置位置を説明する図である。図9Aは、小指を指カバー3内に挿入して穿刺する場合を示している。図9Aの場合は、指カバー3の中心線3Aが、本体ケース2の中心線2Aより上方(図9Aにおいて、上方向)の位置に配置されている。
このように図9Aでは、採血操作部7を押下しようとした場合、親指10の位置が採血操作部7と離間してしまうため、操作が困難になる。つまり、非常に操作しにくい。
上記の不具合を解決するため、本実施の形態では、図9Bに示すように、指カバー3の中心線3Aが、本体ケース2の中心線2Aの線上又はその下方(図9Aにおいて、下方向)位置に配置している。
図9Bにおいて、血液分析装置は、押圧操作部6を手のひらの親指10下部分で押圧操作した場合に、この押圧操作部6が本体ケース2外に突出する構成とする。
また、指カバー3の上下の中心線3Aは、本体ケース2の上下の中心線2Aよりも下方とする位置に、指カバー3を取り付ける。
本実施の形態によれば、押圧操作部6が本体ケース2外に突出しているので、次の親指10での採血操作部7操作が極めて行いやすくなる。また、指カバー3を、本体ケース2の上下の中心線2Aよりも下方とする位置に取り付けているので、図3乃至図6に示したような各指での採血操作がしやすくなる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5に係る血液分析装置の斜視図である。図9A及び図9Bと同一構成部分には同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図10において、血液分析装置は、本体ケース2の指カバー3の上方(図10において上方向)にストラップ取付部16とストラップ支持溝17を設ける。
ストラップ取付部16にストラップ(図示略)を取り付け、このストラップが邪魔となるときにはその一部をストラップ支持溝17に係合させる。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6に係る血液分析装置の正面図、図12は、その斜視図である。図7と同一構成部分には同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図11及び図12において、血液分析装置は、本体ケース2の下端に回転中心軸を有し、且つ支持され、本体ケース2の上端部において、回動自在な押圧操作部26を設ける。押圧操作部26と押圧手段5とは、連動して動き、ユーザがこの押圧操作部26を押圧操作、つまり本体ケース側に押し込む操作をすれば、押圧手段5を本体ケース2側に押し出すことができる。
未使用時には、押圧操作部26の上端も本体ケース2に収納され、突出部が無い状態となっており、この状態において、クリップ(図示せず)などにより保持しておく。この時、押圧手段5は本体ケース2側に最も大きく押し出されているので、指カバー3内へ、指(9、11〜13の何れか一つの指)挿入は行えない状態となっている。
使用時は、押圧操作部26を本体ケース2に収納した状態に保持している上記クリップを外すと、押圧操作部26は図11及び図12に示すように、押圧操作部26の上端が本体ケース2から回動して最も離れた状態となるので、この押圧操作部26に連動している指カバー3に設けられている押圧手段5は本体ケース2側にほとんど押し出されていない状態となっている。このため、指カバー内への指(9、11〜13の何れか一つの指)挿入は簡単に行える状態となる。
この時、指カバー3内に挿入した指(9、11〜13の何れか一つの指)における押圧手段5による保持、位置決め力は押圧操作部26の本体ケース2側への押圧量で決まり、この状態で本体ケース2の指カバー3の上方及び下方(図11,12において、上下方向)にそれぞれ設けた採血操作部14を操作すれば、採血、分析を行うことができる。この時、複数の採血操作部14の内、何れか一つ操作するだけでよい。
(実施の形態7)
図13は、本発明の実施の形態7に係る血液分析装置の斜視図、図14A及び図14Bは、その血液分析装置の穿刺部の要部拡大図、図15は、その血液分析装置の使用状態を説明する正面図である。図7と同一構成部分には同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図13において、血液分析装置は、本体ケース20を備える。本体ケース20には、指当て部21が設けられる。指当て部21には、穿刺スイッチを兼ねる穿刺部22が設けられる。すなわち、上記各実施の形態(実施の形態1〜6)の血液分析装置の指カバー3、採血窓1に代えて、実施の形態7においては、指当部21及び穿刺部22が設けられる。また、前述の実施の形態1〜6において、指カバー3内側に設けられた押圧手段5と本体ケース2に設けられている押圧操作部6は、実施の形態7においては、省かれている。さらに、実施の形態7における本体ケース20の上面には、分析手段の分析結果を示す表示手段8を設ける。
指当部21は、本体ケース20の側面に設けられた凹部である。指当部21は、本体ケース20を片手で握った場合、穿刺対象の指が収まり易い湾曲した形状となっている。
穿刺部22は、指当部21に突出して設けられた穿刺開口部を有する台座である。
また、本体ケース20内には、レーザタイプである採血手段(図示せず)が収納されており、レーザタイプの採血手段から発射されるレーザ光は前記穿刺部22を貫通して皮膚(例えば人差し指9、以下皮膚9という)を穿刺する。
図14Aに示すように、前記穿刺部22の穿刺開口部22aに患者の指等の皮膚9を当接させる。
この皮膚9を当接した状態で、図14Bに示すように、前記穿刺部22を押下する。本体ケース20内のレーザタイプの採血手段からレーザ光が発射され、このレーザ光は前記穿刺部22の穿刺開口部22aを貫通して放射される。これにより皮膚9から少量の血液が滲出する。
図15に示すように、本体ケース20は、手で握ることができる大きさの直方体形状の外形を有している。ユーザが穿刺しようとする場合は、該当する指(例えば中指11)を指当部21におき、本体ケース20を手で握り締める。本体ケース20を手で握ることにより、指当部21表面から突出している穿刺部22が押し込まれ、穿刺・採血が行われる。
また、穿刺部22は、指当部21の凹部の表面から突出しているので、適切なレーザ光の焦点距離が得られるとともに、穿刺する場所をユーザに明確に指示することができる。
さらに、上記各実施の形態のように、本体ケース20から指カバー3が突出していないので、より小型となり、携帯に便利である。
このように、本実施の形態によれば、血液分析装置は、本体ケース20の側面に凹部の指当て部21と、凹部の指当部21に穿刺開口部22aを有する台座形状の穿刺部22とを備えているので、指当部21に指を当て、穿刺部22を押下すれば、それだけで採血及び分析を行うことができる。この場合、凹部の指当部21に、該当の指を当てて、本体ケース20を軽く握るだけでよい。これにより、片手使用が非常に簡単にできるようになり、操作性を格段に向上させることができる。採血検査に不慣れな人や目の不自由な人でも簡単かつ確実に使用できるという優れた効果がある。
また、本実施の形態では、指当部21に穿刺部22が設けられ、指当部21に当てられた指が穿刺部22を押下してはじめて、採血開始機構を実行するので、安全性を確保することができる。
なお、前記採血開始機構は、前述の実施の形態1に記載されている採血操作部7と同様に、本体ケース20において、指当部21の反対側に採血操作部7を設けてもよい。
また、前記採血開始機構は、前述の実施の形態2又は実施の形態6に記載されている採血操作部14と同様に、本体ケース20において、前記指当部21と同じ側又は近傍に採血操作部14を設けてもよい。
また、本実施の形態では、本体ケース20から突出する部材がないので、装置全体をより小型化することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
上記各実施の形態では血液分析装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、血液検査装置、穿刺装置、体液測定装置等であってもよいことは勿論である。
また、上記血液分析装置を構成する各部、例えばカートリッジの種類、その数及び接続方法などはどのようなものでもよい。特に、指カバーは、どのような形状でもよい。例えば、指カバーの一部が切欠となっていて、指の全周を覆わない構成であってもよい。また、指カバーは、指を挿入したとき、挿入した指を適度に固定できる構成であることが好ましい。この観点から指カバーは、指固定部と呼称してもよい。
2007年9月4日出願の特願2007−228529の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、レーザ発射装置等の採血手段により皮膚から採血し、血液の成分を分析する血液分析装置に適用することができる。血糖値や乳酸値やコレステロール値を測定する血液分析装置等に適用して好適である。
本発明の実施の形態1に係る血液分析装置の斜視図 上記実施の形態1に係る血液分析装置の斜視図 上記実施の形態1に係る血液分析装置の使用状態を説明する正面図 上記実施の形態1に係る血液分析装置の使用状態を説明する正面図 上記実施の形態1に係る血液分析装置の使用状態を説明する正面図 上記実施の形態1に係る血液分析装置の使用状態を説明する正面図 本発明の実施の形態2に係る血液分析装置の斜視図 本発明の実施の形態3に係る血液分析装置の正面図 本発明の実施の形態4に係る血液分析装置の指カバーの配置位置を説明する正面図 上記実施の形態4に係る血液分析装置の正面図 本発明の実施の形態5に係る血液分析装置の斜視図 本発明の実施の形態6に係る血液分析装置の正面図 上記実施の形態6に係る血液分析装置の斜視図 本発明の実施の形態7に係る血液分析装置の斜視図 上記実施の形態7に係る血液分析装置の穿刺部の要部拡大図 上記実施の形態7に係る血液分析装置の穿刺部の要部拡大図 上記実施の形態7に係る血液分析装置の使用状態を説明する正面図

Claims (11)

  1. 採血のための開口部である採血窓を有し、片手で握れる程度の大きさである本体ケースと、
    前記採血窓に対向して当接された指を覆う指カバーと、
    前記指カバーに挿入された指に対して、前記採血窓を介して穿刺して採血する採血手段と、を備える血液分析装置であって、
    前記指カバーは、挿入された指を前記採血窓方向に押圧する押圧手段を備え、かつ
    前記血液分析装置は、前記本体ケースに、前記押圧手段による押圧力を調整する押圧操作部を備える、血液分析装置。
  2. 前記指カバーは、前記本体ケースと一体形成される請求項1記載の血液分析装置。
  3. 前記指カバーは、前記本体ケースの上下の中心線より前記指カバーの中心位置が下方に設置する請求項1記載の血液分析装置。
  4. 前記採血手段がレーザ光を発生して穿刺・採血を行うレーザタイプであり、前記指カバーに前記指が当接されていない場合であっても、前記レーザタイプにより発生するレーザ光を遮蔽する請求項1記載の血液分析装置。
  5. 前記本体ケースの、前記採血窓と反対側に、前記採血手段を操作する採血操作部を設ける請求項1記載の血液分析装置。
  6. 前記本体ケースの、前記採血窓と同じ側、且つ前記採血窓の近傍に、前記採血手段を操作する採血操作部を、少なくとも1つ以上設けたことを特徴とする請求項1記載の血液分析装置。
  7. 前記押圧操作部は、少なくとも、押圧操作時において、前記本体ケース外に突出する請求項記載の血液分析装置。
  8. 前記押圧操作部は、前記本体ケースの一端に設けた軸を中心に回動操作する請求項記載の血液分析装置。
  9. 前記押圧操作部は、少なくとも二段押し構成とし、一段目は前記押圧手段を操作し、二段目は前記採血手段を操作する請求項記載の血液分析装置。
  10. 前記採血手段により採血された血液の分析結果を示す表示手段を備える請求項1記載の血液分析装置。
  11. 前記本体ケースは、ストラップ取付部を備える請求項1記載の血液分析装置。
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