JP5290585B2 - 肌色評価方法、肌色評価装置、肌色評価プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

肌色評価方法、肌色評価装置、肌色評価プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、肌色評価方法、肌色評価装置、肌色評価プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体に係り、特に高精度に肌色を評価するための肌色評価方法、肌色評価装置、肌色評価プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来、顔の肌色を診断、評価する手法としては、例えば色彩計を用いて顔のある1〜数点を測色し、その結果を肌色データとして評価するという手法が用いられていた(例えば、非特許文献1,2参照。)。この手法の長所は、一定の部位に対して多くのデータを取得することで、例えばその部位の日本人女性の分布範囲や平均値を算出することができ、個人の肌色データをこれらの指標と比較することで評価することができる点にある。
ここで、図1は、従来手法における肌色評価の一例を示す図である。なお、図1の例では、縦軸に明度を示し、横軸に色相を示している。また、図1に示す例では、多数の測定結果から、例えば日本人女性のほお下の肌色の平均値11と、日本人女性のほお下の肌色の95%信頼楕円12が示されており、ある被験者がほお下の肌色を測定し、その測定した結果が平均値11や領域に対してどの位置に存在するか(例えば、95%信頼楕円12の外側か内側か等)を判断することにより、個人の肌色評価を行っている。また、同一人での化粧料の使用前後の肌色比較や他人との二者間での肌色の比較による評価も行われている。
しかしながら、「顔の中のわずか数点のデータでは、顔全体の肌色を代表できない」という問題や、顔全体の様々な部位を同時に取得して評価したいというニーズがある。そこで、最近では、デジタルカメラにより撮影した画像データにより肌色評価を行う手法が開発されている(例えば、非特許文献3,4参照。)。この手法の長所は、顔全体を数百万箇所に分け、それらの部位の肌色が把握できる点にある。
柴谷他、「皮膚色とメークアップ効果に関する研究(第1報)−皮膚色測定法の開発とベースメークアップ効果研究−」、粧技誌、Vol.17、No.2、1983. J.Shibatani et al.,「Measurements of Aging Effect of Facial Color Distribution and Applications」,J.Soc.Cosmet.Chem.Japan.V19、N1、1985. 渋江他、「女性顔面の肌色及び色ムラ評価の新しい試み−偏光画像解析システムの開発と色ムラ評価への応用−」、粧技誌、Vol.26、No.2、1992. L.Caisey他、「異なった人種グループに属する女性の皮膚の色とメイクアップ戦略」、FRAGRANCE JOURNAL 2007−4.
しかしながら、従来の手法に示すように、デジタルカメラで撮影された画像を用いる場合には、同じ(x,y)座標であっても人によって顔内の相対的な位置が異なり、また同一人であっても撮影毎に位置が異なってしまう場合がある。そのため、座標点同士で単純にデータの比較や差分を取っても高精度な評価を行うことができない。
また、有益な指標である肌色分布や平均値も算出が不可能であり、結果的に顔全体の平均値を算出したり、顔の一部分のデータのみを使用するといった活用に留まっている。更に、上述したように、容易に肌色の差分が取れないため、同一人の化粧料使用前後の比較、過去の同一箇所との比較、他人との二者間での肌色の比較をするためには2つの画像に誤差が生じるため、高精度な評価を行うことができない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、高精度に肌色を評価するための肌色評価方法、肌色評価装置、肌色評価プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、入力された顔領域を含む画像から肌色を評価する肌色評価方法において、前記画像の顔領域全体に対して予め設定される少なくとも25箇所からなる第1特徴点と、前記第1特徴点を用いて設定される第2特徴点とにより所定の領域に分割する分割ステップと、前記分割ステップにより分割された領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値を求め、求められた平均値による肌色分布を生成し、測定結果に基づく評価を行う肌色分布評価ステップと、前記測定結果又は評価結果を画面に表示する画面生成ステップとを有し、前記肌色分布評価ステップは、前記平均値により類似する領域毎に集約し、集約した領域の肌色分布に基づいて評価を行うことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、所定の分割条件により分割したそれぞれの領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値による肌色分布を用いて肌色評価を行うため、高精度に肌色を評価することができる。また、予め設定された特徴に基づいて類似する領域毎に集約することで、肌色分布の評価を容易に行うことができる。
請求項2に記載された発明は、前記分割ステップは、前記少なくとも25箇所を、顔全体画像における額、左右目付近、鼻、口、及び目より下のフェースライン毎に複数設定することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、顔の部位により肌色が異なることがわかっているため、それを考慮して特徴点を設定することで、肌色の異なる領域の評価を高精度に行うことができる。
請求項3に記載された発明は、前記分割ステップは、前記第1特徴点及び前記第2特徴点から選択される3箇所以上の特徴点により囲まれる93の領域に分割することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、特徴点を選択して最適な領域を設定することで、肌色分布の正確な評価を行うことができる。
請求項4に記載された発明は、前記肌色分布評価ステップは、前記L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて、分割された各領域の平均値により作成した肌色分布について、予め用意される複数の顔画像をモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔から分割した各領域毎の肌色分布と対応付けて評価を行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、複数の顔形状をモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔に基づいて、高精度に評価することができる。
請求項に記載された発明は、前記肌色分布評価ステップは、比較用の肌色分布として、予め設定される理想的な肌色分布、過去の肌色分布、他人の肌色分布、複数の肌色分布の平均値、及び前記集約した領域の肌色分布のうち、少なくとも1つを生成して、対象となる個人データとの比較を行い、肌色分布の評価を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、あるカテゴリー(年齢別、職業別、性別)に属する人々の平均値データや、タレント等の理想的な人のデータ、個人の過去のデータ、他人のデータ等の二者間の差分値の取得が可能となるため、化粧品販売時のカウンセリング等に役立たせることができる。
請求項に記載された発明は、入力された顔領域を含む画像から肌色を評価する肌色評価装置において、前記画像の顔領域全体に対して予め設定される少なくとも25箇所からなる第1特徴点と、前記第1特徴点を用いて設定される第2特徴点とにより所定の領域に分割する分割手段と、前記分割手段により分割された領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値を求め、求められた平均値による肌色分布を生成し、測定結果に基づく評価を行う肌色分布評価手段と、前記測定結果又は評価結果を画面に表示するための画面生成手段とを有し、前記肌色分布評価手段は、前記平均値により類似する領域毎に集約し、集約した領域の肌色分布に基づいて評価を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、所定の分割条件により分割したそれぞれの領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値による肌色分布を用いて肌色評価を行うため、高精度に肌色を評価することができる。また、予め設定された特徴に基づいて類似する領域毎に集約することで、肌色分布の評価を容易に行うことができる。
請求項に記載された発明は、前記分割手段は、前記少なくとも25箇所を、顔全体画像における額、左右目付近、鼻、口、及び目より下のフェースライン毎に複数設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、顔の部位により肌色が異なることがわかっているため、それを考慮して特徴点を設定することで、肌色の異なる領域の評価を高精度に行うことができる。
請求項に記載された発明は、前記分割手段は、前記第1特徴点及び前記第2特徴点から選択される3箇所以上の特徴点により囲まれる93の領域に分割することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、特徴点を選択して最適な領域を設定することで、肌色分布の正確な評価を行うことができる。
請求項に記載された発明は、前記肌色分布評価手段は、前記L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて、分割された各領域の平均値により作成した肌色分布について、予め用意される複数の顔画像をモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔から分割した各領域毎の肌色分布と対応付けて評価を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、複数の顔形状をモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔に基づいて、高精度に評価することができる。
請求項10に記載された発明は、前記肌色分布評価手段は、比較用の肌色分布として、予め設定される理想的な肌色分布、過去の肌色分布、他人の肌色分布、複数の肌色分布の平均値、及び前記集約した領域の肌色分布のうち、少なくとも1つを生成して、対象となる個人データとの比較を行い、肌色分布の評価を行うことを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、あるカテゴリー(年齢別、職業別、性別)に属する人々の平均値データや、タレント等の理想的な人のデータ、個人の過去のデータ、他人のデータ等の二者間の差分値の取得が可能となるため、化粧品販売時のカウンセリング等に役立たせることができる。
請求項11に記載された発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の肌色評価方法を実行させるようにコンピュータを動作させることを特徴とする肌色評価プログラムである。
請求項11記載の発明によれば、所定の分割条件により分割したそれぞれの領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値による肌色分布を用いて肌色評価を行うため、高精度に肌色を評価することができる。また、予め設定された特徴に基づいて類似する領域毎に集約することで、肌色分布の評価を容易に行うことができる。また、プログラムをインストールすることにより、汎用のパーソナルコンピュータ等で本発明における肌色分布評価を容易に実現することができる。
請求項12に記載された発明は、請求項11に記載の肌色評価プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項12記載の発明によれば、記録媒体により他の複数のコンピュータに容易に評価プログラムをインストールすることができる。また、プログラムをインストールすることにより、汎用のパーソナルコンピュータ等で本発明における肌色分布評価を容易に実現することができる。
本発明によれば、高精度に肌色を評価することができる。
<本発明の概要>
本発明は、入力される顔画像を所定の手法により分割することで顔肌色分布が把握でき、また平均顔等の標準的な顔に、その色を置き換えることで、顔の形状を除外した色情報のみのわかりやすい表現を可能とする。また、あるカテゴリーに属する人々の平均値や二者間の差分値の取得が可能となる
以下に、本発明における肌色評価方法、肌色評価装置、肌色評価プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<評価装置:機能構成例>
本実施形態における肌色評価装置の機能構成の一例について図を用いて説明する。図2は、本実施形態における肌色評価装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示す肌色評価装置20は、入力手段21と、出力手段22と、蓄積手段23と、顔分割手段24と、肌色分布評価手段25と、画面生成手段26と、制御手段27とを有するよう構成されている。
入力手段21は、ユーザ等により入力される顔領域を含む画像(もしくは映像等)に対する顔分割指示や、肌色分布評価指示、画面生成指示の各種指示の開始や終了等の入力を受け付ける。なお、入力手段21は、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイス等からなる。また、入力手段21は、デジタルカメラ等の撮像手段等により撮影されたユーザ(例えば、被施術者等)の撮像部分を含む画像を入力する機能も有する。
また、出力手段22は、入力手段21により入力された内容や、入力内容に基づいて実行された内容等の表示・出力を行う。なお、出力手段22は、ディスプレイやスピーカ等からなる。更に、出力手段22としてプリンタ等の機能を有していてもよく、その場合には、例えば入力画像や顔領域の分割結果、肌色分布評価結果等、画面生成手段26により生成される各画面等を紙等の印刷媒体に印刷して、ユーザ等に提供することもできる。
また、蓄積手段23は、顔分割手段24による顔分割結果、肌色分布評価手段25による肌色分布評価、画面生成手段26における各種画面生成結果等の各種データを蓄積する。なお、蓄積手段23は、各種画像や各処理結果等のデータが蓄積する際には、ファイル名や日時、撮影した人(被験者)の氏名や年齢(年代)、性別、人種等の個人識別情報等を付加して蓄積してもよい。また、蓄積手段23は、必要に応じて蓄積されている各種データを読み出すことができる。
また、顔分割手段24は、入力される画像に対して予め設定された手法により、所定の領域に分割を行う。具体的には、顔分割手段24は、例えば顔全体に対して予め特徴点を設定し、設定した特徴点から少なくとも3点を選択して、選択された特徴点により囲まれる領域による分割手法等を用いることで、肌色分布の評価を行うための適切な領域で分割することができる。なお、本実施形態における顔の分割手法の詳細については後述する。
肌色分布評価手段25は、顔分割手段24により得られる分割結果に基づいて、分割された領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値による肌色分布を測定する。また、肌色分布評価手段25は、測定結果に基づく肌色分布の評価を行う。
なお、上述のメラニン量及びヘモグロビン量は、例えば、舛田他、「新しいシミ計測法の開発」、粧技誌、Vol.35、No.4、2001に示されているように、予め設定されるメラニン量、ヘモグロビン量と三刺激値X、Y、Zとの関係式を用いて算出される計測手法等により得ることができるが、この手法に限定されるものではない。
また、肌色分布評価手段25は、測定結果に基づく肌色分布について、予め用意される複数の顔画像を、例えばコンピューターグラフィックス技術の1つであるモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔から分割した各領域毎の肌色分布と対応付けて評価を行う。
また、肌色分布評価手段25は、比較用の肌色分布として、予め蓄積された複数の画像データ、肌色分布データ等を用いて、例えば予め設定される理想的な肌色分布、過去の肌色分布、他人の肌色分布、複数の肌色分布の平均値、及び所定の領域毎に集約した領域の肌色分布のうち、少なくとも1つを生成し、生成した肌色分布を用いて、評価対象画像の取得データとの差分を取ることにより、肌色分布の比較、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値の類似する領域毎に集約(グループ化)し、集約後の領域の肌色分布(肌色分布プロファイル)に基づく評価等を行う。
なお、比較用の肌色分布としては、具体的には、例えば蓄積された各種データに付加されている個人識別情報等を用いて、年代別の平均顔肌色分布や人種別肌色分布等を生成する。
更に、肌色分布評価手段25は、上述した肌色分布プロファイルと予め用意された比較用肌色分布プロファイルとを比較して評価を行うこともできる。
画面生成手段26は、ユーザ等からの入力手段21による入力指示に基づいて、顔分割手段24から得られる画像データや、肌色分布評価手段25により得られる評価結果等に基づいて、ユーザ(被験者)等に提示する画面を生成して、出力手段22により表示出力する。なお、画面生成手段26は、得られる画像や数値等のデータから、例えば所定の領域に着色したり、グラフや表等を生成することもできる。
また、制御手段27は、評価装置20の各構成部全体の制御を行う。具体的には、制御手段27は、例えばユーザ等による入力手段21からの指示等に基づいて、顔分割処理や肌色分布評価処理、画面生成処理等の各制御を行う。
<肌色評価装置20:ハードウェア構成>
ここで、上述した肌色評価装置20における各構成については、各機能をコンピュータに実行させることができる実行プログラム(評価プログラム)を生成し、例えば汎用のパーソナルコンピュータ、サーバ等にその実行プログラムをインストールすることにより、本発明における肌色評価処理等を実現することができる。
ここで、本実施形態における肌色評価処理が実現可能なコンピュータのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図3は、本実施形態における肌色評価処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図3におけるコンピュータ本体には、入力装置31と、出力装置32と、ドライブ装置33と、補助記憶装置34と、メモリ装置35と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)36と、ネットワーク接続装置37とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置31は、ユーザ等が操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを有しており、ユーザ等からのプログラムの実行等、各種操作信号を入力する。また、入力装置31は、カメラ等の撮像手段から撮影された被験者の顔の一部又は全部を含む画像を入力する入力ユニットを有している。
出力装置32は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、CPU36が有する制御プログラムによりプログラムの実行経過や結果等を表示することができる。
なお、入力装置31と出力装置32とは、例えばタッチパネル等のように一体型の入出力手段であってもよく、この場合にはユーザの指やペン型の入力装置等を用いて所定の位置をタッチして入力を行うことができる。
ここで、本発明においてコンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやCD−ROM等の可搬型の記録媒体38等により提供される。プログラムを記録した記録媒体38は、ドライブ装置33にセット可能であり、記録媒体38に含まれる実行プログラムが、記録媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を蓄積し、必要に応じて入出力を行うことができる。
メモリ装置35は、CPU36により補助記憶装置34から読み出された実行プログラム等を格納する。なお、メモリ装置35は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなる。
CPU36は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及びメモリ装置35に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、肌色分布評価における各処理を実現することができる。なお、プログラムの実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置34から取得することができ、また実行結果等を格納することもできる。
ネットワーク接続装置37は、通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における実行プログラム自体を他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、本発明における肌色評価処理を実行することができる。また、プログラムをインストールすることにより、汎用のパーソナルコンピュータ等で本発明における肌色評価処理を容易に実現することができる。
<肌色評価処理手順>
次に、本実施形態における肌色評価処理手順について説明する。図4は、本実施形態における肌色評価処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4に示す肌色評価処理は、まずカメラ等の撮像手段により撮影された顔を含む評価対象画像を入力し(S01)、入力した顔画像を予め設定された分割手法により所定数に分割する(S02)。なお、S01により得られる画像は、例えば、全体が均一に照明された顔をデジタルカメラ等の撮影装置で撮影された画像を用いることができ、例えば「舛田他、画像解析を用いたしみ・そばかす定量化システムの開発、粧技誌、Vol.28、No.2、1994.」等に示されている記載された撮影装置を用いて撮影された画像を用いることができる。
具体的には、顔画像を同一条件で取り込むための照明ボックスを使用し、照明ボックス内で顔面を均一に照明するために、照明ボックスの前面に複数のハロゲン電球を配置し、TVカメラにより顔面を撮影し、撮影した顔画像を取得する。なお、本発明において用いられる画像ついては、特にこれに制限されるものではなく、例えば蛍光灯等の一般的な照明環境で撮影された画像を用いることもできる。
次に、所定の領域毎に分割した画像から肌色分布を生成し(S03)、また予め蓄積されている各種データ等を用いて、例えば比較用肌色分布を生成する(S04)。また、S03の処理で得られた個人の肌色分布と、S04の処理で得られた比較用肌色分布とを用いて肌色等を比較し(S05)、肌色分布プロファイルによる評価を行う(S06)。
また、S06の処理により得られた評価結果からユーザ等に表示する画面等を生成し(S07)、生成した画面(評価結果内容等)を出力する(S08)。
ここで、肌色評価を継続するか否かを判断し(S09)、肌色評価を継続する場合(S09において、YES)、S02の処理に戻り、例えば前回とは異なる分割手法による分割を行い、後述する処理を行う。S09の処理において、肌色評価を継続しない場合(S09において、NO)、処理を終了する。
これにより、顔の形状に関わらず高精度に肌色を評価することができる。具体的には、入力される顔画像を本発明における分割手法により所定数に分割することで、肌色分布が把握できる。また、画面生成の際には、例えば平均顔等の標準的な顔に測定した肌色を置き換えることで、顔の形状を除外した色情報のみのわかり易い表現が可能となる。
また、あるカテゴリー(年齢別、職業別、性別)に属する人々の平均値データや、タレント等の理想的な人のデータ、個人の過去のデータ、他人のデータ等の二者間の差分値の取得が可能となるため、化粧品販売時のカウンセリング等に役立たせることができる。
次に、上述した本実施形態における肌色評価処理の各主要部分の詳細について説明する。
<顔分割手段24:S02>
次に、上述した顔分割手段24における顔分割手法について具体的に説明する。顔分割手段24は、入力される顔を含むデジタル画像に対して所定の分割を行う。
図5は、本実施形態における特徴点と分割された領域の一例を示す図である。本実施形態では、一例として図5に示すように、顔全体を93個の領域に分割し、分割した各領域の平均肌色を求め、93個の肌色データにより顔肌色の分布を表現し、その分布等から肌色評価を行う。
これにより、従来手法の長所である一定の部位に対し、多くのデータを取得することで、例えばその部位の日本人女性(なお、外国人(他人種)でもよく、また男性でもよい。)の分布範囲や平均値を算出でき、その結果個人の肌色データをこれらの指標と比較することで評価することができる。また、例えば同一人物による化粧料の使用前後の肌色比較や他人との二者間での肌色の比較等も可能となる。
ここで、図5に示す分割手法は、一例として109個の特徴点を有している。また、図5に示す分割領域は、一例として3個又は4個の特徴点により構成された3角形又は4角形の形状を有する93個の領域(例えば、図5において番号1〜93で示された領域)である。
また、図6は、上述した図5に対応した109個の特徴点の顔内の位置関係の一例を示す図である。また、図7は、上述した図5に対応する各領域を構成する特徴点の組合せの一例を示す図である。なお、図6に示されている各特徴点の「No.」、「名称」、図7に示されている各領域の「領域No.」、「構成点」の名称は、上述した図5に示された内容に対応している。
ここで、分割内容を設定する際には、顔分割手段24は、例えば図6に示す特徴点のうち、最初にNo.1〜37の特徴点(例えば、図5において「●」で示された点)を第1特徴点として設定する。なお、この37個の特徴点は、例えば全顔領域のうち、額部分に5点、左右目付近に10点、鼻に7点、口に9点、目より下のフェースラインに6点設けることが好ましい。
次に、顔分割手段24は、上述した37の特徴点(第1特徴点)を基準として、例えば図6に示すNo.38〜109の特徴点(例えば、図5において「△」で示された点)を第2特徴点として設定する。
例えば、図6に示すように、No.1〜37の予め定義される特徴点1〜37と、その特徴点のうち少なくとも2つの特徴点間を通る複数の直線の交点により求まる点38〜49と、2点間の線分を所定の比率で内分する点50〜57,67〜109と、2つの特徴点間を通る直線上にあり、ある特定の点と同一の縦座標又は横座標を持つ点58〜66等により、合計109点が得られる。
また、第1及び第2特徴点(109点)のうち、図7に示すように少なくとも3個を構成点として囲まれる領域に分割する。なお、領域を構成する点の数は、図7に示すように3点又は4点でもよく、また5点以上でもよい。
ここで、図5に示す各領域(領域No.1〜93)は、多くの肌色を観察した経験を元に生理学的に意味のある分割になるよう設定されている。つまり、図5に示すような設定を行うことにより、色むらが起こり易い部分は領域が狭くなるように分割し、そうでない部分は領域が広くなるように分割している。
具体的には、図5〜7に示す分割例において、例えば額の部分は分割される領域を広く設定し、目の回りや口元、頬等は領域を狭く設定している。このように、設定される分割領域は、肌色を評価する上で重要な部分(領域)について、その領域を狭く設定することで、より詳細に高精度な評価を行うことができる。
なお、分割領域は、その領域がそれぞれどのような肌色が出易いかを予め過去のデータ等により判断し、その色の度合い等を基準に集約(グループ分け)することができる。これにより、そのグループ毎に容易に評価することができる。
ここで、上述した図5〜7の例では、予め定義される特徴点を37個(No.1〜37)としているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば少なくとも25個の特徴点(第1特徴点)を設定することで、同様の分割を行うことができる。
図8は、他の第1特徴点設定の一例を示す図である。例えば、図8に示すように、第1特徴点として額部分に4〜5点(例えば、図8において「●」に示された4点)、左右目付近に8〜10点(例えば、図8において「■」に示された8点)、鼻に5〜7点(例えば、図8において「◆」に示された5点)、口に4点〜9点(例えば、図8において「▼」で示された4点)、目より下のフェースラインに4〜6点(例えば、図8において「+」で示された4点)となるように、少なくとも25個の第1特徴点を設定し、第1特徴点に基づいて第2特徴点を設定することで、上述した図5〜7に示す特徴点を用いた場合と同様の領域の分割を実現することができる。
<顔の分割と顔肌色分布図の生成>
次に、分割した顔について顔肌色分布の生成について具体的に説明する。なお、本実施形態として、顔全体を均一に照明する照明装置とデジタルカメラを用いた撮影装置は、例えば、「舛田他、画像解析を用いたしみ・そばかす定量化システムの開発、粧技誌、V28、N2、1994.」等を用いて取得した顔画像に対して肌色分布図を生成する例について説明するが、本発明において用いられる撮影されたデジタル画像の撮影方法については、特にこれに制限されるものではない。
ここで、図9は、撮影により得られる画像に対する顔分割の流れを説明するための一例の図である。なお、図9では、上述した従来の撮影装置を用いて撮影した30代女性モデルAの画像である。
なお、図9(a)に示すように、所定の位置にセットされた被験者を撮影し、上述したように顔分割手段24により例えば37個の第1特徴点を指定することで、合計109個の特徴点を算出することができる。
また、顔分割手段24は、109個の特徴点から上述した図7に示すような設定により93個の領域に分割する。このとき、各領域の平均色で領域内を塗りつぶした結果が図9(b)に示す画像である。なお、この肌色分布は、領域毎に領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値により生成される。なお、この場合には、例えば、L表色系、XYZ表色系、及び色相H,明度V,彩度Cの3要素を採用して画像を生成する。
図9(b)において、全領域の外部及び領域内でも肌色ではない部分は評価対象外となるため、例えば肌色から大きく離れたシアン色等のある特定の色で着色されている。更に、図9(b),(c)では、皮膚の細かい情報が消えて顔肌色の分布が把握し易くなっており、例えば図9で利用されているモデルAの「目まわりの肌色が濃い」という特徴がわかる。
なお、本実施形態における肌色評価装置20において、撮影された顔の周辺部は照明の均一性が低いことがあるため、肌色分布評価手段25は、周辺部のデータを除外することができる。具体的には、肌色分布評価手段25は、分割される合計93個の領域のうち、図9(b),(c)に示すように所定の枠41を設定し、その枠41内にある所定数の領域(図9においては61個)を有効データとして、その有効データを用いて評価処理を行う。
また、同様の手法で「平均顔」を領域に分割し、得られたモデルAの93個の肌色により各領域を着色すると、例えば図9(c)に示すように、モデルの顔形状情報を除外した純粋な色情報を把握することができる。
上述した処理を行うことで、分割した領域を基準に評価することができるため、人物の顔形状情報が除外でき、顔形状が異なる人同士の肌色分布の比較を容易に行うことができる。したがって、この特徴を活かして、例えばモデルAの顔肌色分布を同年代の平均値と比較を行って評価することもできる。
なお、上述した図9(b),(c)は画像生成手段26により生成される。また、生成された画像は、出力手段22によりユーザ等に表示してもよく、蓄積手段23に蓄積されてもよい。
<比較用の顔肌色分布の生成例:S04>
次に、肌色分布評価手段25における比較用の顔肌色分布の生成例について説明する。図10は、比較用の顔肌色分布の一例を示す図である。なお、図1に示す例では、年代別肌色分布の一例を示している。また、図10(a)〜(e)は、それぞれ20代〜60代の各年代別の色分布結果を示している。
図10に示すように、年代毎の平均肌色分布として、まず蓄積手段23から対応する年代の人物が撮影されている顔画像を領域分解し、その後、例えばL表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値による肌色分布を求め、年代毎に平均値を算出することで平均肌色分布を求める。
なお、図10に示すように、求めた20代から60代までの各年代日本人女性の平均肌色分布のデータを用いて平均顔の各領域を着色する。なお、この着色した画像は、画面生成手段26により生成され、出力手段22により出力したり、蓄積手段23に蓄積される。このように、直色して表示することで、図10に示すような年代毎の平均肌色分布を生成することができ、このデータと比較することで、評価対象画像の高精度な肌色評価を行うことができる。
<肌色分布の比較>
次に、肌色分布の比較例について具体的に説明する。本実施形態では、肌色分布評価手段25により、差分を取ることによる肌色分布の比較を行う。例えば、上述した図9に示すモデルA(30代)を図10(b)における30代平均肌色分布と比較すると、モデルAの方が顔の上部の色が濃いことがわかる。
ここで、図11は、差分を取ることによる肌色分布の比較例を説明するための図である。図11に示す例では、各領域の色彩値から求めたメラニン量に関して、平均顔とモデルAの顔の両者の差分を取り、枠41内においてモデルAの方がメラニン量の多い部分を斜線で示している。
図11に示すように、モデルAの顔の上半分は、同年代の平均よりメラニン量が多いということがわかる。なお、比較する対象は、肌色分布の平均値だけでなく理想とする顔肌色分布でもよい。
上述した本実施形態により、顔画像を所定の各領域に分割することで顔肌色分布が把握でき、また平均顔等の標準的な顔にその色を置き換えることで、顔の形状を除外した色情報のみのわかり易い表現が可能となる。あるカテゴリー(年齢別、職業別、性別)に属する人々の平均値データや、タレント等の理想的な人のデータ、個人の過去のデータ、他人のデータ等の二者間の差分値の取得が可能となるため、化粧品販売時のカウンセリング等に役立たせることができる。
<肌色分布の集約(グルーピング)と肌色分布プロファイル生成例>
ここで、本実施形態において、肌色分布評価手段25は、肌色の領域において、色の傾向が類似する領域を、過去のデータ等を主成分分析し、主成分を求めることで集約(グループ分け)することができる。これにより、そのグループ毎に容易に評価することができる。
図12は、グループ分けされた領域の一例を示す図である。また、図13は、図12に対応する各グループの色の特徴と、各グループを構成する領域番号の一例を示す図である。なお、図12,図13に示す領域を構成する特徴点は、上述した図5〜7に対応している。
図12,図13に示す例では、部位(1)ほお下、(2)ほお正面、(3)まぶた・くま部位、(4)額、(5)鼻まわり、(6)口まわりがグループ分けされている。また、色の特徴として、「(1)ほお下」は高明度であり、「(2)ほお正面」は赤みよりでやや高明度であり、「(3)まぶた・くま部位」は黄みよりでやや低明度であり、「(4)額」は黄みよりでやや高明度であり、「(5)鼻まわり」は赤みよりでやや低明度であり、「(6)口まわり」は赤みよりで低明度である。
ここで、一例として20〜67歳の59名における唇の4領域を除いた有効57個の領域について色相Hの主成分分析を実施した結果、6個の主成分で57個のデータの90.1%が説明可能であるとわかった。
そこで、本実施形態では、上述した主成分を基に57個の領域を上述した(1)ほお下、(2)ほお正面、(3)まぶた・くま部位、(4)額、(5)鼻まわり、(6)口まわりの6種に分類する。また、その主成分得点のバランス(肌色プロファイル)で肌色分布を評価することもできる。
図14は、肌色分布の評価結果の一例を示す図である。図14に示す例では、レーダーチャートとして上述した(1)〜(6)の主成分に対する主成分得点を示している。なお、線51は、一例として30代女性の主成分得点の平均値を示し、線52は、上述したモデルAにおける主成分得点を示している。
なお、図14の例では、一例として、まずモデルAの唇の4領域を除いた57個の領域のメラニン量から6種の主成分に対する主成分得点(図14において「○」で示され点)を求め、顔肌色プロファイルを生成する。また、同様にして、30代の平均値からなる6種の主成分得点(図14において「△」で示された点)を求め、30代の平均プロファイルを生成する。これらの結果が図14に示されており、この結果により「モデルAは額や目まわりのメラニン量が同年代平均より多い」と一目で個人の肌色分布の特徴がわかり、肌色の高精度な評価を実現することができる。なお、上述した図14においては、6種の主成分の全てを示さなくてもよく、少なくとも1種を用いて評価結果を示してもよい。
これにより、僅か6個の情報で評価することができ、一目で肌色分布の特徴が把握できるようなわかり易い指標をユーザ等に提供することができる。なお、上述した図14においては、6種の主成分の全てを示さなくてもよく、少なくとも1種を用いて評価結果を示してもよい。
つまり、上述した図4に示す肌色評価処理手順では、S05の処理において、S03の処理で得られた個人の肌色分布とS04の処理で得られた比較用肌色分布とを用いて肌色等を比較したが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば図12〜図14等に示されるように、測定結果から肌色分布プロファイルを生成し、生成した肌色分布プロファイルを予め蓄積された比較用肌色分布プロファイルと対応させて評価することもできる。
なお、図12〜14に示すように生成された画像や値等は、出力手段22によりユーザ等に表示してもよく、蓄積手段23に蓄積されてもよい。
<従来手法と本手法との比較>
次に、従来手法と本手法との比較について説明する。図15は、グループの差による色相H、明度Vを説明するための一例を示す図であり、図16は、図15に対応する色相Hと、明度Vとのヒストグラムの一例を示す図である。なお、図16(a)は、色相Hのヒストグラムを示し、図16(b)は、明度Vのヒストグラムを示している。また、図16(a)は、横軸に色相Hの範囲を示し、縦軸に頻度(%)を示している。また、図16(b)は、横軸に明度Vの範囲を示し、縦軸に頻度(%)を示している。
本発明は、デジタルカメラによる肌色評価を行っており、ある一点のデータを取得する色彩計を用いた先行手法(非特許文献1及び2)と比較して、被験者の顔を詳細に分割して評価することができ、必要に応じて更に細分化することも容易である。
また、例えば顔の中で色彩的に同じ傾向にある類似する領域をグループ化する場合も、主成分分析という統計的手法を用いているため精度が高く、その結果、例えば非特許文献1では首を除いた顔の領域を4つのグループに分けているが、本発明では統計的解析により6つに分けられることがわかり、その分け方も従来手法とは異なっている。
また、肌色プロファイルの表示法についても、非特許文献2では色相と明度の平面にその実測値を表示しているが、本発明では、例えば図14に示すように1つの色彩値に対するレーダーチャートを採用し、個人の値と比較対象となる平均値等の値を表示する。
また同様に、デジタルカメラを用いて顔の肌色の不均一性を評価した先行研究(非特許文献3及び非特許文献4)もあるが、その手法はある範囲の全画素の明度Lや黄みの強さbの標準偏差を求める、または、頬と顎のLの差分を取るといった手法であり、顔全体の肌色の分布を解析するには至っていない。
具体的には、非特許文献1において、額中央部(○1)、(○2)は、ゾーンA(dark and reddish:暗く赤み)に分類されている。一方、同じ額でも、左額(○3)は、ゾーンC(dark and yellowish:暗く黄み)に分類され,左目の上(○4)及び左目の下(○5)と同じ分類となっている。
ここで、本発明を用いて、額中央部(本発明では領域No.13,18に対応)、左額(領域No.14,19)、左目の上及び左目の下(領域No.26,28,37)の色彩特性を調べると図15に示すようになる。
つまり、図15に示すように、色相Hに関しては、3領域(額中央部、左額、左目の上及び下)の平均値に殆ど差がなく、また図16(a)に示すヒストグラムを見ても同様の傾向があり、特に2つに分類する根拠は得られない。
一方、明度Vでは、額中央部と左額が近く、左目の上及び左目の下は明度が低いため、額中央部と左額は同じ分類とし、左目の上及び下はこれらとは別の分類にすべきであることがわかる。これは、図16(b)に示すヒストグラムからも同様のことがいえる。
したがって、本発明では、上述の事実に基づき額中央部(○1)(○2)に該当する領域No.13,18と左額(○3)に該当する領域No.14,19を同じ分類である「(4)額」とし、左目の上(○4)、左目の下(○5)に該当するNo.26,28,37は、それとは異なる「(2)まぶた・くま部位」としている。
このように、本発明における顔分割手法によるグルーピングを用いることで、より高精度に肌色評価を行うことができる。
上述したように本発明によれば、顔の形状に関わらず高精度に肌色を評価することができる。具体的には、入力される顔画像を所定の領域に分割することで肌色分布を把握することができ、また平均顔等の標準的な顔にその色を置き換えることで、顔の形状を除外した色情報のみのわかり易い表現を可能とする。また、あるカテゴリーに属する人々の平均値や二者間の差分値の取得が可能となる。
なお、上述した本実施形態では、肌色評価の対象を顔にして説明したが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、腕や手の他の部位であってもよい。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
従来手法における肌色評価の一例を示す図である。 本実施形態における肌色評価装置の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態における肌色評価処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態における肌色評価処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における特徴点と分割された領域の一例を示す図である。 上述した図5に対応した109個の特徴点の顔内の位置関係の一例を示す図である。 上述した図5に対応する各領域を構成する特徴点の組合せの一例を示す図である。 他の第1特徴点設定の一例を示す図である。 撮影により得られる画像に対する顔分割の流れを説明するための一例の図である。 比較用の肌色分布の一例を示す図である。 差分を取ることによる肌色分布の比較例を説明するための図である。 グループ分けされた領域の一例を示す図である。 図12に対応する各グループの主成分毎の色の特徴と、各グループを構成する領域番号の一例を示す図である。 肌色分布の評価結果の一例を示す図である。 グループの差による色相H、明度Vを説明するための一例を示す図である。 図15に対応する色相Hと、明度Vとのヒストグラムの一例を示す図である。
符号の説明
11 平均値
12 95%信頼楕円
20 肌色評価装置
21 入力手段
22 出力手段
23 蓄積手段
24 顔分割手段
25 肌色分布評価手段
26 画面生成手段
27 制御手段
31 入力装置
32 出力装置
33 ドライブ装置
34 補助記憶装置
35 メモリ装置
36 CPU
37 ネットワーク接続装置
38 記録媒体
41 枠
51,52 線

Claims (12)

  1. 入力された顔領域を含む画像から肌色を評価する肌色評価方法において、
    前記画像の顔領域全体に対して予め設定される少なくとも25箇所からなる第1特徴点と、前記第1特徴点を用いて設定される第2特徴点とにより所定の領域に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値を求め、求められた平均値による肌色分布を生成し、測定結果に基づく評価を行う肌色分布評価ステップと、
    前記測定結果又は評価結果を画面に表示する画面生成ステップとを有し、
    前記肌色分布評価ステップは、前記平均値により類似する領域毎に集約し、集約した領域の肌色分布に基づいて評価を行うことを特徴とする肌色評価方法。
  2. 前記分割ステップは、
    前記少なくとも25箇所を、顔全体画像における額、左右目付近、鼻、口、及び目より下のフェースライン毎に複数設定することを特徴とする請求項1に記載の肌色評価方法。
  3. 前記分割ステップは、
    前記第1特徴点及び前記第2特徴点から選択される3箇所以上の特徴点により囲まれる93の領域に分割することを特徴とする請求項1又は2に記載の肌色評価方法。
  4. 前記肌色分布評価ステップは、
    前記L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて、分割された各領域の平均値により作成した肌色分布について、予め用意される複数の顔画像をモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔から分割した各領域毎の肌色分布と対応付けて評価を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の肌色評価方法。
  5. 前記肌色分布評価ステップは、
    比較用の肌色分布として、予め設定される理想的な肌色分布、過去の肌色分布、他人の肌色分布、複数の肌色分布の平均値、及び前記集約した領域の肌色分布のうち、少なくとも1つを生成して、対象となる個人データとの比較を行い、肌色分布の評価を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の肌色評価方法。
  6. 入力された顔領域を含む画像から肌色を評価する肌色評価装置において、
    前記画像の顔領域全体に対して予め設定される少なくとも25箇所からなる第1特徴点と、前記第1特徴点を用いて設定される第2特徴点とにより所定の領域に分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された領域毎に、L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて平均値を求め、求められた平均値による肌色分布を生成し、測定結果に基づく評価を行う肌色分布評価手段と、
    前記測定結果又は評価結果を画面に表示するための画面生成手段とを有し、
    前記肌色分布評価手段は、前記平均値により類似する領域毎に集約し、集約した領域の肌色分布に基づいて評価を行うことを特徴とする肌色評価装置。
  7. 前記分割手段は、
    前記少なくとも25箇所を、顔全体画像における額、左右目付近、鼻、口、及び目より下のフェースライン毎に複数設定することを特徴とする請求項に記載の肌色評価装置。
  8. 前記分割手段は、
    前記第1特徴点及び前記第2特徴点から選択される3箇所以上の特徴点により囲まれる93の領域に分割することを特徴とする請求項又はに記載の肌色評価装置。
  9. 前記肌色分布評価手段は、
    前記L表色系におけるL,a,b、Cab 、hab、XYZ表色系における三刺激値X、Y、Z、RGBの各値、色相H、明度V、彩度C、メラニン量、及びヘモグロビン量のうち、少なくとも1つを用いて、分割された各領域の平均値により作成した肌色分布について、予め用意される複数の顔画像をモーフィング処理により合成し、顔形状を平均化させた平均顔から分割した各領域毎の肌色分布と対応付けて評価を行うことを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の肌色評価装置。
  10. 前記肌色分布評価手段は、
    比較用の肌色分布として、予め設定される理想的な肌色分布、過去の肌色分布、他人の肌色分布、複数の肌色分布の平均値、及び前記集約した領域の肌色分布のうち、少なくとも1つを生成して、対象となる個人データとの比較を行い、肌色分布の評価を行うことを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の肌色評価装置。
  11. 請求項1乃至の何れか1項に記載の肌色評価方法を実行させるようにコンピュータを動作させることを特徴とする肌色評価プログラム。
  12. 請求項11に記載の肌色評価プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
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