JP5289917B2 - 開閉体座板端部の遮蔽構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電動シャッターなどの開閉体であるシャッターカーテンの開閉先端に設けられる座板とガイドレールとの間の遮蔽性を高める開閉体座板端部の遮蔽構造に関する。
建物の開口部を開閉する開閉体としては、例えば電動シャッターのシャッターカーテンがある。シャッターカーテンは、開閉先端に座板を備え、開口部の両側に設けられた一対のガイドレールに、両側部を挿入して昇降自在にガイドされている。この電動シャッターには、特に閉鎖時における開閉先端と接地面との間の挟み込みを感知する障害物感知装置を備えるものがある。障害物感知装置は、シャッターカーテンの開閉先端(最下端)に、進退自在な感知片(座板)を備える。座板は、シャッターカーテンの両側部のガイドレール挿入分だけ短く形成されている。すなわち、左右のガイドレールの間口幅で取り付けられ、開口部における障害物の感知を可能としている。
座板は、開口幅方向で連続した長尺部材で、開口部のいずれの位置においても感知可能に感知装置が働くよう構成される(例えば特許文献1参照)。さらに、障害物感知装置には、座板に延出片を設け、ガイドレール内においても障害物を感知できるよう構成したものもある(例えば特許文献2参照)。
特開平10−46962号公報 特開平10−102949号公報
ところで、座板は金属からなるフレーム材や枠体からなる一方、接地面はコンクリート面や木枠などであり、相互を良好に密着させることが困難であった。このことから、防火・防煙・洩れ光などの遮蔽効果を向上させるために、ゴム等の弾性可撓材からなる長尺のシール材を座板下面に取り付けることが行われている。シール材が下面に取り付けられた座板では、接地面に座板が着地すると、例えばコンクリート面の凹凸に倣ってシール材が弾性変形し、座板と接地面との隙間を確実に塞ぐ(シールする)ことができた。
しかしながら、シール材は、一般的に、障害物感知装置を備えていない通常のシャッターカーテンに適用され、座板の下面に固定され、左右のガイドレールの間だけをシールするものであった。また、遮蔽性を高めるために、ガイドレール内のシャッターカーテン側部には、座板の延長上に、座板と分割して振止部を設け、その下面に同じく分割したシール材を設ける構造もあったが、分割部においてシール効果が得にくいとともに、振止部ではガイドレール内での障害物を感知することができなかった。このような事情から、ガイドレール内においても障害物感知を可能にしながら、シール効果も高めることのできる遮蔽構造の開発要請があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、シール材を、座板の下面からガイドレールの内部に渡って延設できる開閉体座板端部の遮蔽構造を提供し、もって、ガイドレール内での障害物感知を可能としながら、遮蔽性の向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の開閉体座板端部の遮蔽構造は、一対のガイドレール1に幅方向Wの両側部3を挿入して昇降自在となった開閉体5と、
該開閉体5の開閉先端7に少なくとも前記両側部3の挿入分短く設けられた開閉体先端部材9と、
少なくとも前記両側部3の挿入分短く設けられ、前記開閉体先端部材9から垂下して該開閉体先端部材9内に後退自在となった障害物感知用座板13と、
前記一対のガイドレール1に幅方向の両側部3を挿入して前記座板13に垂設される可撓性シール材15と、
前記座板13の両端から延出して前記ガイドレール1内に挿入され、前記座板13に直接または間接に取り付けられて前記シール材15の上部を覆う延出部材29と、
を具備したことを特徴とする。
この開閉体座板端部の遮蔽構造では、開閉体先端部材9に対し、座板13とともにガイドレール1内で上昇(後退)する延出部材29が設けられ、この延出部材29に、座板両端から延出してガイドレール1内に挿入したシール材15の端部19aが上部を覆われれる。すなわち、シール材15が、座板13の下面からガイドレール1の内部に渡って連続して延設される。そして、可撓性シール材15を撓めることで、開閉体5、座板13を解体せずに通常の使用状態で、シール材15を座板13から抜き取ることによる交換が可能となる。
請求項記載の開閉体座板端部の遮蔽構造は、上記開閉体座板端部の遮蔽構造であって、
前記シール材15が中空部19bを有する管状に形成され、
前記ガイドレール1内における前記延出部材29に、前記シール材15の端部を保持するブラケット33が固定され、該ブラケット33は、一対の水平片35a,35bを垂直片37に連結してなるコ字状に形成され、下側の前記水平片35bが前記シール材15の端部で開口する前記中空部19bに挿入されて前記シール材15を保持することを特徴とする。
この開閉体座板端部の遮蔽構造では、延出部材29に固定されるブラケット33が、シール材15の両端を外側から押さえることとなり、シール材15の左右方向の移動が確実に規制される。また、メンテナンス時には、シール材15をガイドレール1から引き抜く方向に撓めることで、ブラケット33に外挿した中空部19bが抜き取られて、保持が容易に解除可能となる。なお、ブラケット33を延出部材29から取り外した後にシール材15を抜き取ることとしてもよい。
請求項記載の開閉体座板端部の遮蔽構造は、請求項記載の開閉体座板端部の遮蔽構造であって、
前記シール材15が複数に分割され、両端部における該分割シール材は、先端が前記ガイドレール1内に突出し基端が前記座板13に挿入されて保持されることを特徴とする。
この開閉体座板端部の遮蔽構造では、例えばシール材15の一部分が破損した場合、破損部位に相当する分割シール材のみの交換を可能にできる。したがって、例えば二分割のシール材15では、片側のみの交換が可能となる。
本発明に係る請求項1記載の開閉体座板端部の遮蔽構造によれば、開閉体に開閉体先端部材を設け、開閉体先端部材に後退自在に座板を設け、両端がガイドレール内に突出するシール材を座板に垂設し、延出部材を座板に直接または間接に固定したので、枠体に対し、座板と一体に後退する延出部材が、シール材の上部を覆うこととなり、すなわち、シール材が、座板の下面からガイドレールの内部に渡って連続して延設される。これにより、ガイドレール内の障害物をシール材の端部によって感知できる。また、可撓性シール材の端部を撓めることで、開閉体、座板を解体せずに通常の使用状態のままで、シール材を座板から抜き取って交換でき、高いメンテナンス性を実現できる。
請求項記載の開閉体座板端部の遮蔽構造によれば、シール材を管状に形成し、一対の水平片と垂直片からなるコ字状ブラケットの下側水平片を、シール材端部の中空部に挿入してシール材を保持するので、シール材の左右方向の移動を確実に規制できるとともに、メンテナンス時には、シール材をガイドレールから引き抜く方向に撓めることで、ブラケットに外挿した中空部を抜き取って、保持を解除でき、ガイドレール内におけるシール材の保持性及び保持解除性を高めることができる。
請求項記載の開閉体座板端部の遮蔽構造によれば、シール材を複数に分割し、両端部における分割シール材は、先端がガイドレール内に突出し基端が座板に挿入されて保持されるようにしたので、例えばシール材の一部分が破損した場合の部分交換が可能となり、1本のシール材全体を交換する場合に比べ、交換部品コストを低減し、交換作業を容易にできる。
以下、本発明に係る開閉体座板端部の遮蔽構造の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る遮蔽構造を備えた電動シャッターの正面図である。
開閉体座板端部の遮蔽構造は、電動シャッター100に好適に用いることができる。電動シャッター100は、左右に一対のガイドレール1,1を設けた建物開口部2に設置される。電動シャッター100は、開閉体であるスラットカーテン5を構成部材として備える。スラットカーテン5は、一対のガイドレール1,1に幅方向Wの両側部3,3を挿入して開口部2に昇降自在にガイドされる。
本実施の形態においては、開口部2の上部に収納ケース4を設けており、収納ケース4は巻取機構6を収容する。巻取機構6は、電動モータMによって駆動され、スラットカーテン5を巻き取り・繰り出して昇降(開閉)させる。スラットカーテン5の開閉先端(座板連結構造を有した最下端のスラットカーテン)7には接地時や障害物との接触時に作動(後退)する座板13が連結され、座板13はスラットカーテン5の全閉時に開口部2の接地面Gに着地する。
図2はガイドレールに案内されるシャッターカーテンの一方の側部の拡大正面図である。
スラットカーテン5は、側部3を、挿入分Aだけガイドレール1内に挿入してガイドされる。スラットカーテン5の開閉先端7には開閉体先端部材としての枠体9がボルト・ナット等の締結手段10にて固定され、枠体9は座板13を垂下した状態に支持する。枠体9は、少なくとも両側部3の挿入分Aだけスラットカーテン5の幅方向Wの寸法より短く形成されている。つまり、ガイドレール1と干渉しないようになされている。本実施の形態では、枠体9の幅方向Wの長さが、挿入分Aに加え、後述するシール材15の交換代a分さらに開閉先端7の幅方向Wの寸法よりも短く設定されている。また、枠体9の形状は、座板13を垂下可能とし後退自在とする形状であれば限定されるものではなく、本実施の形態では下面開口の断面コ字状に形成されている。
この他、ガイドレール1には、固定片12を介して枠体9に固定されたガイド枠21、座板13に固定された目隠し板27、目隠し板27に固定された延出部材29、延出部材29に固定されたブラケット33、座板13に保持されたシール材15の両端19等が挿入される。
図3は図2のI−I断面図である。
開閉先端7の屋内側面には障害物感知装置14が取り付けられ、障害物感知装置14はガイドレール1近傍の壁部等に取り付けられる不図示の操作盤(コントローラ)との間で制御信号の送受信を行う送信機14a等を内蔵する。枠体9にはマイクロスイッチSが内設され、マイクロスイッチSは作動片16の下方からの押圧にて接点回路を閉じるよう構成される。座板13の上部には一対の逆L字状の懸架片18,18が開脚して立設され、懸架片18,18は枠体9の下面開口11に上昇可能に吊持されている。つまり、着地による接地面Gからの反力、或いは障害物からの反力により座板13が押し上げられると、懸架片18,18が上昇し、作動片16を介してマイクロスイッチSを動作させるようになっている。このマイクロスイッチSの検出信号は、送信機14aを介してコントローラに送信される。
図4はシャッターカーテン側部の分解斜視図である。
開閉先端7に固定される枠体9は、下面開口11を有する断面コ字状に形成されている。座板13は、枠体9と同一幅で形成され、上記の如く枠体9の下面開口11から垂下して枠体9内に後退自在となる。枠体9の端部にはガイド枠21が基端を挿入した状態で固定される。ガイド枠21は、下面開口25を有する断面コ字状に形成され、基端には固定片12(図2参照)に固定される鍔片21a,21aを有する。ガイド枠21は、枠体9の両端に固定され、図2に示したように先端23がガイドレール1内に挿入される。
座板13には、一対の懸架片18,18の間から延出して目隠し板27が固定され、目隠し板27は逆7字形状となって上端がガイド枠21の下面開口25に挿入される。図2に示したように、目隠し板27の上端とガイド枠21の内部天井面21bとの間には間隙Kが形成され、間隙Kは座板13が上昇したときの目隠し板27の受け入れ空間となる。座板13が吊持された通常状態において、目隠し板27の上端はガイド枠21の下面開口25に挿入され、トラップを形成する。これにより、遮光性、防煙性、通気遮断性、防音性を高めている。
座板13の端部から延出した目隠し板27の下面には、同方向に延在する延出部材29が固定ネジ20(図2参照)によって固定されている。つまり、延出部材29は目隠し板27の下面に垂設されている。延出部材29は座板13の両端から延出して、下面開口31を有する断面コ字状に形成される。この延出部材29は、下面開口31にてシール材15の上部を覆う。
なお、目隠し板27と延出部材29とは、一体構造として形成して座板13に固定、すなわち延出部材29を座板13に直接固定する構造としてもよく、或いは上記のように目隠し板27やその他の構成部材を介し、間接に延出部材29と座板13とを取り付ける構成としてもよく、シール材15の上部を覆うことが出来れば形状は任意でよい。
図5は図3のII−II断面図である。
座板13の端部から延出するガイド枠21は、ガイドレール1のガイド開口Dに挿入可能な厚みdで形成される。ガイド枠21の先端23は、ガイドレール1の奥壁1aとの間に間隙nで離間され、昇降時の干渉が回避されている。なお、図示は省略するが、ガイドレール1にはスラットカーテン5の表裏面に摺接する塞ぎ部材が設けられ、塞ぎ部材はガイド開口Dとスラットカーテン5との隙間を塞ぎシール性を高めている。
図6は座板の側面図である。
座板13は、一対の懸架片18,18の間の底板部22に、リベット24等にて目隠し板27の下部固定片27aを固定している。座板13の下面にはシール材15の取付部26が形成されている。取付部26は、座板13の底板部22に、屋内外から取り付けられる一対の板金部材26a,26bからなる。底板部22に板金部材26a,26bがリベット28にて固定されることで、座板13の端部からのシール材15の挿入取り付けを可能とする挟持部26cが形成される。つまり、挟持部26cは、既設の座板13に、板金部材26a,26bを固定することにより後付け可能となっている。
シール材15は、スラットカーテン5と同一幅で形成される。シール材15は、上部17の屋内側の面に平行な係合溝15a,15aが形成され、この係合溝15a,15aに挟持部26cの対向する先端縁26d,26dを挿入して取り付けられる。すなわち、シール材15は、挟持部26cの端部から、先端縁26d,26dに係合溝15a,15aを差し入れることで、ガイドレール1側から挿入可能となっている。挟持部26cに挿入されたシール材15は、図2に示すように、両端19がガイドレール1内に突出して垂設される。その上部は延出部材29によって覆われる。
図7は座板端部の分解斜視図である。
延出部材29の端部にはブラケット33が固定ネジ30によって固定される。ブラケット33は、ガイドレール1内における延出部材29に固定され、シール材15の両端19を保持する。
シール材15は、例えば断面D字形状の中空部19bを有する管状に形成され、クロロプレンゴム等、耐熱性耐候性良好なゴム素材により形成される。シール材15は、1本で形成されても良いが、複数に分割されて形成されても良い。この場合、両端部における分割シール材は、先端がガイドレール1内に突出し基端が座板13の取付部26に挿入されて保持される。このような分割シール材15によれば、例えばシール材15の一部分が破損した場合、破損部位に相当する分割シール材のみの交換を可能にできる。したがって、例えば二分割のシール材15,15では、片側のみの交換が可能となる。これにより、1本のシール材全体を交換する場合に比べ、交換部品コストを低減し、交換作業も容易にできる。
図8はシール材端部の保持構造の斜視図である。
シール材15の端部を支持するブラケット33は、一対の水平片35a,35bを垂直片37に連結してなるコ字状に形成される。ブラケット33は、下側の水平片35bがシール材の両端19で開口する中空部19bに挿入されて、シール材15を保持するとともに、垂直片37にて左右方向の移動を規制する。
すなわち、延出部材29に固定されたブラケット33が、シール材15のシール材の端部19aを外側から押さえることとなり、シール材15の左右方向の移動が確実に規制される。また、ガイドレール1内での振れを規制することもできる。さらに、メンテナンス時には、シール材15をガイドレール1側から引き抜く方向に撓めることで、ブラケット33の水平片35bに外挿した中空部19bが抜き取られて、保持が容易に解除可能となる。これにより、ガイドレール1内におけるシール材15の保持性及び保持解除性が高められている。
なお、シール材15は、中空部19bを有するので、その内部に障害物感知センサとしての例えばテープスイッチを設けることができる。上記したマイクロスイッチSとの併用により、より高精度な着地感知、障害物感知が可能となる。また、シール材15は、取付部26の形状を変えることで、スラットカーテン5の表裏側に2つを設ける構造としてもよい。このようなダブルパッキン構造とすることで、シール性能をさらに高めることができる。
シール材15を取り付ける取付部26には、シール材15の挿入取り付け性を良好とする表面テフロン(登録商標)処理を行っても良い。表面テフロン(登録商標)処理を行うことにより、すべり性(低摩擦性、癒着防止性)を向上させ、座板13側への取り付け、或いは取り外しを容易にできる。
次に、上記構成を有する遮蔽構造の作用を説明する。
図9は閉鎖状態のシャッターカーテン開閉先端の側面図である。
電動シャッター100は、電動モータMの駆動により巻取機構6が作動すると、スラットカーテン5が昇降される。スラットカーテン5は、両側部3がガイドレール1,1にガイドされて昇降される。これと同時に、枠体9から延設されたガイド枠21と、座板13に固定された目隠し板27と、目隠し板27に固定された延出部材29と、座板13から延出するシール材15の両端19,19もガイドレール1内を昇降する。
スラットカーテン5の閉鎖時、座板13が接地面Gに着地すると、シール材15が、シャッター自重で潰れ、ガイド開口Dを塞ぐ形状に変形し、遮蔽性が高められる。ガイドレール1内においては、接地面Gにシール材15が密着し、シール材15の上部17が延出部材29の内面に密着する。延出部材29は、図5に示したように、ガイド開口Dを水平方向でほぼ塞ぐので、座板13の下部は、開口部2とガイドレール1内に渡りシール材15にてシールされることとなる。
また、ガイドレール1内に障害物が存在した場合には、シール材15、延出部材29、及び目隠し板27を介して座板13が押し上げられる他、ガイドレール1内と座板13に渡って設けられたシール材15自体の剪断剛性によっても座板13が直接押し上げられることとなる。
このように、本実施の形態による遮蔽構造では、枠体9に対し、座板13と一体となってガイドレール1内で上昇(後退)する延出部材29にブラケット33が設けられ、このブラケット33に、座板両端から延出してガイドレール1内に挿入したシール材15の端部19が保持される。つまり、シール材15が、座板13の下面からガイドレール1の内部に渡って連続して延設される。また、ガイドレール1内における上方の開閉体両側部3と下方の延出部材29との間が、ガイド枠21とこの内方に挿入される目隠し板27にて遮蔽される。さらに、可撓性シール材15の端部19を撓めることで、ブラケット33による保持が解除可能となり、スラットカーテン5、座板13を解体せずに通常の使用状態で、シール材15を座板13から抜き取ることによる交換が可能となる。
したがって、上記の開閉体座板端部の遮蔽構造によれば、ガイドレール1内の障害物をシール材15の端部によって感知できる。また、ガイドレール1内におけるスラットカーテン5の両側部3と延出部材29との間を、ガイド枠21とこの内方に挿入される目隠し板27にて遮蔽することができ、防煙・防火性、遮光性を高めることができる。さらに、可撓性シール材15の端部19を撓めることで、ブラケット33による保持を解除でき、スラットカーテン5、座板13を解体せずに通常の使用状態のままで、シール材15を座板13から抜き取って交換でき、高いメンテナンス性を実現できる。
なお、上記の実施の形態では、開閉体がスラットカーテン5である場合を例に説明したが、本発明は、この他の、例えば、パネルやグリル、シートなど座板(障害物感知装置)を備えた開閉体であってもよい。また、開閉方向についても、上から下に閉鎖する一般的なもの以外に、下から上に閉鎖、横方向に開閉(横引きシャッター)、ほぼ水平面にて開閉するものであってもよい。
本発明に係る遮蔽構造を備えた電動シャッターの正面図である。 ガイドレールに案内されるシャッターカーテンの一方の側部の拡大正面図である。 図2のI−I断面図である。 シャッターカーテン側部の分解斜視図である。 図3のII−II断面図である。 座板の側面図である。 座板端部の分解斜視図である。 シール材端部の保持構造の斜視図である。 閉鎖状態のシャッターカーテン開閉先端の側面図である。
符号の説明
1…ガイドレール
3…両側部
5…開閉体(スラットカーテン)
7…開閉先端
9…開閉体先端部材(枠体)
13…座板
15…シール材
17…シール材の上部
19…シール材の両端
19a…シール材の端部
19b…中空部
29…延出部材
31…延出部材の下面開口
33…ブラケット
35a,35b…一対の水平片
37…垂直片
A…挿入分
W…幅方向

Claims (2)

  1. 一対のガイドレールに幅方向の両側部を挿入して昇降自在となった開閉体と、
    該開閉体の開閉先端に少なくとも前記両側部の挿入分短く設けられた開閉体先端部材と、
    少なくとも前記両側部の挿入分短く設けられ、前記開閉体先端部材から垂下して該開閉体先端部材内に後退自在となった障害物感知用座板と、
    前記一対のガイドレールに幅方向の両側部を挿入して前記座板に垂設される可撓性シール材と、
    前記座板の両端から延出して前記ガイドレール内に挿入され、前記座板に直接または間接に取り付けられて前記シール材の上部を覆う延出部材と、
    を具備し、
    前記シール材が中空部を有する管状に形成され、
    前記ガイドレール内における前記延出部材に、前記シール材の端部を保持するブラケットが固定され、該ブラケットは、一対の水平片を垂直片に連結してなるコ字状に形成され、下側の前記水平片が前記シール材の端部で開口する前記中空部に挿入されて前記シール材を保持することを特徴とする開閉体座板端部の遮蔽構造。
  2. 請求項記載の開閉体座板端部の遮蔽構造であって、
    前記シール材が複数に分割され、両端部における該分割シール材は、先端が前記ガイドレール内に突出し基端が前記座板に挿入されて保持されることを特徴とする開閉体座板端部の遮蔽構造。
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