JP5289827B2 - 木口材 - Google Patents

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Description

本発明は、パネルの木口面に装着される木口材に関し、建具や家具の技術分野に属する。
従来、木質材等で形成されたパネルの木口面を装飾したり保護したりするため、この木口面に樹脂製の木口材を装着することがある。例えば特許文献1には、ドアを構成するパネルに装着される木口材として、パネルの木口面を被覆する被覆面部と、この被覆面部の幅方向両縁部から折曲されて同方向に延び、装着状態でパネルを両面から挟持する挟持面部とを有し、断面コ字状とされたものが開示されている。
特開平10−72980号公報
ところで、この種のパネルでは、木口材を接着剤で木口面に固定するのが通例である。この場合には、一旦木口面に固定すると、木口材を取り外すのは困難であり、木口材を再利用するのは容易でないという問題がある。また、木口材をねじや釘等の止着材で木口面に固定することもある。この場合には、木口材の再利用は可能であるが、着脱作業が面倒であるという問題がある。そして、一対の挟持面部の内面間の間隔を先端側ほど狭くなるように形成し、これらの挟持面部の弾性反発力を利用して木口面に固定することが考えられる。この場合には、木口材の再利用は可能であり、また、着脱作業は容易であるものの、弾性反発力が強いと着脱作業に労力を必要とすると共に着脱時に挟持面部でパネルの側面を傷付ける可能性があり、弾性反発力が弱いと固定力不足となり、安定して良好な着脱性が得られないという問題がある。
そこで、本発明は、パネルの木口面に弾性反発力を利用して装着することにより再利用可能な木口材において、安定して良好な着脱性を得ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
即ち、請求項1に記載の発明は、パネルの木口面に装着される木口材であって、硬質樹脂により形成され、前記パネルへの装着状態で前記木口面を被覆する被覆面部と、該被覆面部の幅方向両縁部から折曲されて同方向に延び、前記パネルへの装着状態で該パネルを両面から挟持する一対の挟持面部とで断面略コ字状とされた本体を有し、該本体の前記一対の挟持面部は、前記パネルへの非装着状態で内面間の間隔が先端側ほど狭くなるように形成され、かつ該挟持面部の先端は、丸味を帯びた形状または内方から外方に向けて傾斜した形状とされていると共に、該本体の一対の挟持面部の相対向する内面に軟質樹脂でなる摩擦部材が備えられ、該摩擦部材は帯状とされて、前記本体における挟持面部の内面に複数本が所定の間隙を設けて備えられており、かつ前記一対の挟持面部は、長さが異なっていることを特徴とする。
前記請求項1に記載の発明によれば、木口材は硬質樹脂で形成されると共に被覆面部と一対の挟持面部とで断面略コ字状とされた本体を有しており、かつパネルへの非装着状態で一対の挟持面部の内面間の間隔が先端側ほど狭くなるように形成されているので、一対の挟持面部を弾性反発力に抗して押し広げながらパネルに装着したりパネルから取り外したりすることができる。
その場合に、本体の一対の挟持面部の各内面に軟質樹脂でなる摩擦部材が備えられていることから、着脱時には軟質の摩擦部材とパネルの両面とが接触するため、パネルの両面を傷付けることはなく、また、パネルへの装着状態で軟質の摩擦部材がパネルの両面になじむため、木口材とパネルとの密着性が向上する。したがって、パネルの木口面に弾性反発力を利用して装着することにより再利用可能な木口材において、安定して良好な着脱性を得ることができる。
また、この発明によれば、摩擦部材を複数本の帯状とし、かつ互いに所定の間隙を設けて配設したので、パネルへの装着状態で各摩擦部材がパネルの両面になじみ易くなり、密着性が一層向上する。
さらに、この発明によれば、挟持面部の先端を丸味を帯びた形状または内方から外方に向けて傾斜した形状としたことにより、装着時には当該部分がパネルの縁部を導き入れるガイドとなり、木口材をパネルへスムーズに装着することができる。
本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本発明に係る比較的長尺の木口材10は、木質材でなるパネル20の四方の木口面に装着されて使用される。
図2〜4に示すように、木口材10は、硬質樹脂により形成され、かつパネル20への装着状態で木口面21を被覆する被覆面部11aと、被覆面部11aの幅方向両縁部から折曲されて同方向に延び、パネル20への装着状態でパネル20を両面から挟持する一対の挟持面部11b,11bとを有する断面略コ字状とされた本体11と、一対の挟持面部11b,11bの相対向する内面に備えられた軟質樹脂でなる摩擦部材12…12とで構成されている。
本体11の一対の挟持面部11b,11bは、パネル20への非装着状態で内面間の間隔が先端側ほど狭くなるように形成されている。すなわち、両挟持面部11b,11bの内面間の間隔は、被覆面部11a側ではパネル20の厚みbより僅かに大きいa1とされ、先端側ではパネル20の厚みbより若干小さいa2とされている。その場合に、被覆面部11aと挟持面部11bとのなす角度θは90°以下、例えば88°とされている。また、各挟持面部11bの先端には、内方から外方に向けて円弧状に傾斜する傾斜部11b′が形成されている。なお、パネル20の表裏で挟持面部11b,11bの長さが異なっている。
本体11の肉厚は、一例として1.5mmとされている。肉厚が薄過ぎると繰り返し使用で変形等による外観の劣化を招き、肉厚が厚過ぎると装着状態で外観的に違和感を与えかねない。
摩擦部材12は連続した帯状とされ、各挟持面部11bの内面つまりパネル20の各側面22の側に、複数本が所定の間隙を設けて備えられている。具体的には、各摩擦部材12は、断面台形とされており、隣接する一対の摩擦部材12,12間に断面視三角形の間隙Gが形成されている。
前記硬質樹脂には、例えばABS樹脂、PP樹脂、PC樹脂、PE樹脂等が適用可能である。また、前記軟質樹脂には、例えば熱可塑性エラストマーが適用可能である。
木口材10をパネル20に装着するには、木口材10の両挟持面部11b,11bを弾性反発力に抗して押し広げながら被覆面部11aがパネル20の木口面21にほぼ当接するようになるまで押し込めばよい。一方、木口材10をパネル20から取り外すには、両挟持面部11b,11bを押し広げながらパネル20から引き抜けばよい。
なお、木口材10の製造には、生産性に優れた硬質樹脂と軟質樹脂の二色押出が適用可能である。例えば、第1押出機と第2押出機とを用いて溶融した硬質樹脂と軟質樹脂とをそれぞれ金型に供給することにより、2種類の樹脂が熱溶着して所定形状に一体化する。所定形状に一体化された成形品を、水槽等の冷却装置で冷却し、引取機で引き取り、そして、切断機で所定長さに切断することにより、前記図3に示した構成の木口材10が得られることになる。
また、その他の製造方法としては、被覆面部と一対の挟持面部とでなる略コ字状部材を押し出したのち、別工程でこの押出部材に摩擦部材を接着剤で貼着したり、加熱加圧により圧着したりしてもよい。また、硬質樹脂でなるシート状部材に摩擦部材を接着剤で貼着したり加熱加圧により圧着したりしたのち、別工程でこのシート状部材を略コ字状に成形加工してもよい。
以上のように構成したことにより、まず、木口材10は硬質樹脂で形成されると共に被覆面部11aと一対の挟持面部11b,11bとで断面略コ字状とされた本体11を有しており、かつパネル20への非装着状態で一対の挟持面部11b,11bの内面間の間隔が先端側ほど狭くなるように形成されているので、一対の挟持面部11b,11bを弾性反発力に抗して押し広げながらパネルに装着したりパネルから取り外したりすることができる。
その場合に、本体11の一対の挟持面部11b,11bの各内面に軟質樹脂でなる摩擦部材12が備えられていることから、着脱時には軟質の摩擦部材12とパネル20の両面22,22とが接触するため、パネル20の両面22,22を傷付けることはなく、また、パネル20への装着状態で軟質の摩擦部材12がパネル20の両面22,22になじむため木口材10とパネル20との密着性が向上する。したがって、パネル20の木口面21に弾性反発力を利用して装着することにより再利用可能な木口材10において、安定して良好な着脱性を得ることができる。
次に、摩擦部材12を複数本の帯状とし、かつ互いに所定の間隙Gを設けて配設したので、パネル20への装着状態で各摩擦部材12がパネル20の両面22,22になじみ易くなり、密着性が一層向上する。
そして、挟持面部11bの先端に、内方から外方に向けて円弧状に傾斜する傾斜部11b′が形成されたことにより、装着時には傾斜部11b′がパネル20の縁部を導き入れるガイドとなり、木口材10をパネル20へスムーズに装着可能となる。
また、その他の作用効果として、非装着状態で一対の挟持面部11b,11bの内面間の間隔が先端側ほど狭くなる断面略コ字状の本体11と、挟持面部11bの内面に貼付された変形し易い軟質樹脂でなる摩擦部材12とを有する構成の木口材10であるので、製作誤差の関係あるいは側面22に貼付する化粧シートの種類の関係で若干の厚み変動のあるパネル20に対しても、厚み変動を吸収してくれるメリットがある。
なお、本発明は、特許請求の範囲に記載の趣旨を逸脱しない限り、具体的に詳述した前記実施の形態に限定されない。
例えば、摩擦部材の配設数は、一例として示した3本に限らず適宜増減可能である。また、摩擦部材は、一例として示した長手方向に連続したものではなく、連続しないものでもよい。また、摩擦部材の断面形状も、一例として示した台形に限らず半円形や矩形でもよい。

そして、挟持面部の先端に、内方から外方に向けて直線状に傾斜する傾斜部を形成してもよく、また、図5に示すように、挟持面部11bの先端に、丸味を帯びた丸味部11b″を形成してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、パネルの木口面に弾性反発力を利用して装着することにより再利用可能な木口材において、安定して良好な着脱性を得ることができ、本発明は、建具や家具の技術分野に広く好適である。
本発明の実施の形態に係る木口材をパネルに装着した状態を示す正面図である。 図1のI−I線による拡大断面図である。 非装着状態の木口材の断面図である。 図3のII−II線による拡大矢視図である。 挟持面部の先端に丸味部を形成した例を示す要部断面図である。
符号の説明
10 木口材
11 本体
11a 被覆面部
11b 挟持面部
12 摩擦部材
20 パネル
21 木口面
G 間隙

Claims (1)

  1. パネルの木口面に装着される木口材であって、
    硬質樹脂により形成され、前記パネルへの装着状態で前記木口面を被覆する被覆面部と、該被覆面部の幅方向両縁部から折曲されて同方向に延び、前記パネルへの装着状態で該パネルを両面から挟持する一対の挟持面部とで断面略コ字状とされた本体を有し、
    該本体の前記一対の挟持面部は、前記パネルへの非装着状態で内面間の間隔が先端側ほど狭くなるように形成され、かつ該挟持面部の先端は、丸味を帯びた形状または内方から外方に向けて傾斜した形状とされていると共に、
    該本体の一対の挟持面部の相対向する内面に軟質樹脂でなる摩擦部材が備えられ、該摩擦部材は帯状とされて、前記本体における挟持面部の内面に複数本が所定の間隙を設けて備えられており、かつ
    前記一対の挟持面部は、長さが異なっていることを特徴とする木口材。
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