本発明の請求項1に対応する実施例1を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の管理装置となるホールコンピュータ140並びに情報表示装置となる呼び出しランプ装置200が適用された本実施例の遊技用システムを示すシステム構成図であり、図1に示すように、本実施例の遊技用システムは、遊技機であるパチンコ機2に1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2の本発明における遊技関連情報となる遊技情報を収集する呼び出しランプ装置200と、これら各呼び出しランプ装置200にて収集された各パチンコ機2の遊技情報(送信データ列)を受信し、受信したパチンコ機2の遊技情報に基づいて各パチンコ機2における各種の遊技情報を管理するホールコンピュータ140とから主に構成されている。
この本実施例の呼び出しランプ装置200は、遊技場内に設置されている各パチンコ機2に1対1に対応して、該対応するパチンコ機2の上方位置に該パチンコ機2と信号ケーブル9(図5参照)に接続されて設けられており、これら接続されているパチンコ機2並びに該パチンコ機2から排出されるアウト玉を計数するために該パチンコ機2の下方に1対1に設けられているアウト玉計数機26から出力される各種の信号が入力されるようになっている。
また、各呼び出しランプ装置200は、他の呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140と、ハブ7及び通信ケーブル8を介して接続されており、各呼び出しランプ装置200同士並びに各呼び出しランプ装置200とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされている。尚、各呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140は、ローカルエリアネットワークに接続された各呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140に固有に付与された装置IDとローカルIPアドレスとが対応付けられた図示しないローカルIPアドレステーブルを有しており、これら装置IDに基づいて送信先のローカルIPアドレスを特定してデータの送受を実施できるようになっている。
まず、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について簡潔に説明すると、該パチンコ機2は、大当り状態が発生するとともに、該大当り状態の発生後に、該大当り状態とするか否かの抽選における当選確率の高い後述する確率変動状態(確変状態)が発生する、現行において既に遊技場に設置されているいわゆる確変機である。
これらパチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103が設けられている。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部118が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
操作部118の上面には、並設されるカードユニット3においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される図示しない度数表示部と、遊技の開始または打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、度数表示部に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される図示しない貸出スイッチと、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための図示しない返却スイッチとが設けられている。
ガラス扉枠102の後方には、図2に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示されるともに各種の演出表示がなされる演出表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示される普通変動表示部110とを有する演出表示装置108が設けられている。
演出表示部109はLCD表示器(液晶表示器)にて形成されており、特別図柄である「1」〜「9」の数字を変動表示可能とされているとともに、所定の各種演出映像を表示可能とされている。具体的に、演出表示部109の表示エリアにおいては、横方向に並ぶ態様で3つの変動表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が個々に独立して変動表示できるようになっている。普通変動表示部110は、7セグメントLEDよりなる1つの図柄表示エリアに、前記普通図柄が変動表示される。
また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
また、遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通変動表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。尚、普通変動表示部110の変動表示中に打球が通過ゲート111を通過した場合にはその通過が記憶され、普通変動表示部110が停止して再度変動を開始可能な状態になってから通過記憶を「1」減算して普通変動表示部110が変動表示制御される。この通過記憶の上限は例えば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
普通変動表示部110の変動表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば「7」)となった場合に、可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、打球が始動入賞口114に入賞すると、演出表示部109の特別図柄の変動を開始できる状態であれば、演出表示部109に表示される特別図柄がスクロールを始める。例えば、すでに変動表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できない状態でなければ、演出表示部109の下部に設けられている、始動入賞口114に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器118における始動入賞記憶を一つ増やす。本実施例では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器118のLEDが1つ追加して点灯する。そして、演出表示部109において特別図柄の変動表示が開始される毎に、LEDが1つ消灯する。
始動入賞記憶表示器118にLEDが1つも点灯されていない状態で始動入賞口114にパチンコ玉が入賞するか、或いは始動入賞記憶表示器118にLEDが1つ以上点灯しているときに前回の変動表示並びに演出表示が終了すると、パチンコ機2の内部に設けられている後述する遊技制御基板231において大当り状態とするか否かの大当り抽選と、リーチ演出をするか否並びにどの種類のリーチ演出を実施するかのリーチ抽選が実施される。そして、演出表示部109においてリーチ抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の変動表示並びに演出表示が開始される。
そして、パチンコ機2において大当り抽選の結果が特定遊技状態である大当り状態に当選している場合には、予め定められた特定の表示態様(例えば「777」や「444」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出されるように制御される。そして、これら特定の表示態様となった場合に、多量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である大当り状態(特定遊技状態)が発生する。大当り状態(特定遊技状態)が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打玉の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了した後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な第2の状態となる。その後、第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、本発明における予め定められた抽選条件の成立となる前記始動入賞口114への入賞に応じて実施される大当り抽選においては、特定遊技状態(大当り状態)のみを発生させる抽選とともに、特定遊技状態(大当り状態)に続いて、該特定遊技状態(大当り状態)となる可能性が低い遊技状態である通常遊技状態における抽選での当選確率よりも高くなることで、該通常遊技状態と比較して特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が高い確率変動状態を発生させる抽選も実施され、前記抽選結果が確率変動状態を発生させる抽選に当選している抽選結果である場合には、その停止表示結果が予め定められた確率変動図柄に一致した大当り図柄の組合せ(たとえば777や333)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように変動表示が停止される演出制御が実施され、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態である大当りとするための遊技状態制御、具体的には、前記繰返し継続制御による「大当り状態」とされるとともに、該「大当り状態」の終了後に、次の大当りが発生するまでの間において再度大当りとなる当選確率が通常遊技状態の当選確率よりも高い確率状態となる確率変動状態(確変状態)となる。
この確率変動状態中においては、大当りの当選確率を高める制御とともに、さらに、後述するように、次回の大当り発生時まで普通変動表示部110の1回の変動表示時間や、演出表示部109における変動表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御するとともに、可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施される後述の時短状態にもなり、本実施例では、これら確変状態と時短状態が同時発生している状態も確率変動状態とする。尚、これら確率変動図柄での大当りを、前記確率変動図柄以外(たとえば444や888)の「通常大当り」と区別して「確変大当り」と呼称し、これら大当り状態中において後述する大当り1信号と大当り2信号とが外部出力され、確率変動状態中において後述する大当り2信号が外部に出力される。
確率変動状態においては、確率変動状態であることがパチンコ機2の前面に設けられている遊技効果ランプ等の点灯態様が確率変動状態に対応した態様に変更されることで報知されるとともに、前述したように、次の大当りが発生するまでの間において、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記変動表示装置110の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)される時短状態にもなることで、前記演出表示部109での変動表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、確率変動状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
そして、確率変動状態中において発生した大当りが、再度、確率変動図柄による「確変大当り」である場合には、該大当り状態の終了後に再度確率変動状態となるため、「確変大当り」が連続して発生することで大当り状態の連荘が継続する。
また、確率変動状態中において発生した大当りが、前記確率変動図柄以外の「通常大当り」であった場合には、確率変動状態が終了するとともに、該大当り状態の終了後に前記確率変動状態とならずに、前記演出表示部109が変動表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは前記大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、前記始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記変動表示装置110の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで向上することにより、遊技者の持ち玉が大きく減少しないように制御されるとともに、演出表示部109における変動表示時間が通常遊技状態(通常モード)中よりも短縮制御され、再度大当りとなる抽選確率は通常の確率状態と同じ低い確率状態となる時短状態が発生する。尚、この時短状態中において、大当り2信号並びに時短信号が外部出力される。
本実施例のパチンコ機2には、図5におけるブロック図に示すように、演出表示部109の表示制御を行う表示制御基板280と、打球操作ハンドル105の操作に基づき打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を遊技領域107に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231からの払出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる払出制御及び並設されるカードユニット3からの貸出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる貸出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の出力制御を行う音声制御基板270と、遊技状態などを示す外部出力信号を出力する情報出力基板298と、これら各部の制御や前述の抽選などを含む遊技の制御を行う遊技制御基板231と、が搭載されている。
また、賞球制御基板237は、図5に示すように、信号ケーブル9の一部を通じて呼び出しランプ装置200に接続されており、賞球制御基板237からは、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号が出力され、信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に入力される。
情報出力基板298は、図5に示すように、信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に接続されており、情報出力基板298からは、前述した、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、並びに、始動入賞口への入賞による始動入賞信号、演出表示部109における変動表示の終了時に出力される演出終了信号、からなる外部出力信号が出力され、これらの外部出力信号が信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に入力される。
具体的に、本実施例のパチンコ機2に搭載された情報出力基板298からは、大当り1信号は大当り状態の期間中において出力される信号であり、大当り2信号は大当り状態、確変状態、時短状態のいずれの期間中においても出力される信号であり、時短信号は時短状態の期間中においてのみ出力される信号であり、始動入賞信号は、始動入賞口114への始動入賞が検出されたときに出力される所定幅のパルス信号であり、演出終了信号は、演出表示部109の表示結果が全て導出表示されて変動表示が終了した際に出力される所定幅のパルス信号である。
次に、これら各種の信号が入力される本実施例の呼び出しランプ装置200について説明すると、本実施例の呼び出しランプ装置200は、図2並びに図3に示すように、遊技島の側面上部位置に開閉可能に設けられているランプ板に取付けられる表示ユニット209と、該表示ユニット209と別体とされ、接続ケーブル271にて表示ユニット209と接続された制御基板270を内在する制御ユニット300とから構成されている。
この本実施例に用いた表示ユニット209の構成は図3に示すように、基体280と該基体280の上部を覆うカバー体250とから成る筐体内に、表示基板260が収容された構成とされており、前記カバー体250は、基体280の両側端部位置に立設された係合爪部281が、カバー体250の側面に形成された係合孔254と係合することにより一体化されるようになっていて、図中の282は、前記表示基板260の四隅をねじ固定するための柱状突起である。
前記カバー体250の前面には、前記表示基板260上に実装された液晶表示装置266の前面が外部より目視可能なように開口251が形成されている。また、該開口251の外周における下方近傍には、遊技者が操作可能とされた入力ボタン255a〜dと、対応するリモコン(図示せず)からの赤外線を透過する受信窓257と、が形成され、前記表示基板260の上面260aには、前記入力ボタン255a〜dに対応する入力スイッチ262a〜dと、前記リモコンよりの赤外線信号を受信する受信ユニット265と、が実装されている。
また、カバー体250の左右両側には、透明樹脂材にて形成された報知ランプカバー部250aが形成され、前記表示基板260の上面260aには、各色の発光が可能なLEDモジュール267が左右対称に装着されており、これら報知ランプカバー部250aとLEDモジュール267とにより報知ランプが形成されている。
この表示基板260に実装された液晶表示装置266は、平面ディスプレイである後述の液晶(LCD)パネル263がカバー体250の開口251に臨むように配置されて表示画面261が形成され、該表示画面261には、該呼び出しランプ装置200が接続されているパチンコ機2の大当り回数や始動(スタート)回数や連荘回数、リーチ回数、リーチ履歴等の各種の遊技情報や、本発明における指標情報となるアピール情報が表示されるとともに、該表示画面261の遊技者側となる下方表示領域には、入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する入力メニューが、各入力ボタン255a〜dに臨むそれぞれの位置に表示されるようになっている。
この本実施例に用いたLCDパネル263は、フルカラー表示が可能なドットマトリックスLCDパネルを用いており、各種の文字や数字やグラフ等を、多種の表示色にて表示できるようになっている。
このように本実施例では、表示画面261を形成する表示パネルとしてドットマトリックスLCDパネルを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示画面261を、例えば、ELパネルや、LEDパネルや、蛍光管表示装置や、セグメント表示器としても良い。
また、該LCDパネル263の下部には、ELバックライト295が配置され、該ELバックライト295に所定の高周波電源を供給するドライバ回路294を接続することにより面発光し、前記LCDパネル263を下方より照光するようになっており、前記LCDパネル263およびELバックライト295とは、表示基板260に設置される基台298上に配置され、該LCDパネル263の前面を覆う透明保護部材としてのポリカーボネート板290に設けられた係合突起291が前記基台298の4角に設けられた係合溝と係合することにより、LCDパネル263及びELバックライト295が挟持された形にて一体化されており、このように係合突起291を外すことによりポリカーボネート板290が容易に着脱できるようになっている。尚、ドライバ回路294は接続ポート272(図4参照)を介して制御マイコン279に接続され、制御マイコン279によりELバックライト295の点灯が制御される。
このLCDパネル263は、表示基板260の下面260bに実装されたLCDドライバ264並びに接続ポート272(図4参照)を介して制御マイコン279に接続され、該制御マイコン279より出力される表示データに基づく表示がLCDパネル263に表示されるようになっている。
また、該制御マイコン279には前記入力スイッチ262a〜dが接続ポート272を介して接続されており、入力ボタン255a〜dが操作され入力スイッチ262a〜dからのオン信号が入力されると、前記制御マイコン279において、各画面での各入力スイッチ262a〜dに該当する処理が実施される。
また、受信ユニット265は、店員等により操作されるリモコン(図示せず)より送信される赤外線信号、例えば「決定(OK)」や、「不可(NG)」等に対応する所定信号を受信し、該受信信号を所定のデータ列に変換して後述する制御マイコン279に出力することで、該制御マイコン279が前記リモコンにて選択操作された「決定(OK)」や、「不可(NG)」等の操作内容を把握できるようになっている。
また、表示基板264の下面260bには、LEDモジュール267の点灯や消灯や点灯色等の点灯制御を行う点灯制御回路268が実装されており、該点灯制御回路268も接続ポート272(図4参照)を介して制御マイコン279に接続されていて、該制御マイコン279の指示データに基づいて点灯制御回路268が各LEDモジュール267を個別に点灯制御することで、制御マイコン279が左右各色の点灯や点灯色や消灯を制御することができる。尚、本実施例では、制御マイコン279は、各LEDモジュール267の点灯や消灯、並びに繰り返しタイミング等の状態を示す所定フォーマットの点灯制御データを点灯制御回路268に出力することで、点灯制御回路268が該点灯制御データに合致した点灯色の点灯や消灯を実施する。
これら表示ユニット209に設けられている、LCDドライバ264、点灯制御回路268、ドライバ回路294、入力スイッチ262a〜dと、受信ユニット265とは、図3に示すように、表示基板260の下面260bより導出され、前記基体280の略中央部に形成された開口283を通じて外部に引き出された接続ケーブル271により前記制御基板270に接続されている。
そして、この制御基板270には、図4に示すように、表示ユニット209に設けられている各種のデバイスや回路との各種信号の授受を実施するための接続ポート272や、当該遊技場のホールコンピュータ140や他の呼び出しランプ装置200との双方向のデータ通信を実施する通信部274と、呼び出しランプ装置200の表示動作や後述する各種の制御を行うためのプログラムが記憶され、該プログラムにより各種の制御を行う制御マイコン(MPU)279と、対応するパチンコ機2における各種の遊技情報が記憶される遊技情報テーブル(図6)や、アピール情報基準テーブル(図9)等を記憶するための不揮発性のEEPROM276と、非稼働状態となっている他のパチンコ機2に対応する他の呼び出しランプ装置200から送信される非稼働情報に含まれている遊技情報が記憶される非稼働台遊技情報テーブル(図7)や、アピール情報を決定するためのランキング(順位付け)を実施するための順位テーブル(図8)を記憶するとともに制御マイコン(MPU)279が実施する各種の制御処理における記憶に使用されるRAM275と、該呼び出しランプ装置200における初期設定の入力を行うためのディップスイッチ277と、その時点に時刻情報やカレンダ情報や計時情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)273とが設けられている。
尚、制御基板270は、電源から入力される交流電源を直流の動作電源に変換して当該制御基板270や表示ユニット209に供給する電源回路や、制御マイコン(MPU)279に動作クロックを供給する動作クロック発生回路や、制御マイコン(MPU)279をリセットするためのリセット回路等を含む。
更に制御基板270には、図4に示すように、端子1〜7の7本の入力端子を有する信号入力部278と、2つの信号入出力ポート278e、278fとを有する信号入出力部278’が設けられており、信号入力部278の端子1〜7対して、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、演出終了信号、始動入賞信号、賞球信号、アウト玉計数信号が順番に割り当てられており、各信号線が対応する入力端子に接続されることで、これら各信号の端子1〜7への入力が検出されて信号検出に応じた検出出力が制御マイコン(MPU)279に出力され、制御マイコン(MPU)279が、これら7種類の信号の出力状況を識別できるようになっている。
一方、信号入出力ポート278e、278fには、隣接する呼び出しランプ装置200の各信号入出力ポート278e、278fが接続されて、遊技島の一面に設置されている全呼び出しランプ装置200が接続されており、これら信号入出力ポート278e、278fからは、大当りの発生時において、互いに接続されている遊技島の一面の呼び出しランプ装置200が連携して順次点灯状態となるランニング点灯が実施されるように、ランニング信号出力処理においてランニング信号が、信号入出力ポート278e、278fの双方(つまり左右両方)から出力されるとともに、隣接する呼び出しランプ装置200からランニング信号の入力があったときには、該ランニング信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されることで、制御マイコン(MPU)279が割込実施するランニング点灯処理において、全LEDモジュール267が1回点灯されるとともに、ランニング信号の入力側と反対側(終端設定が有るときは入力側)の信号入出力ポート278e、278fにランニング信号が出力される。
また、本実施例の制御基板270には、前述のようにディップスイッチ277が実装されており、該ディップスイッチ277においては、ランニング信号を出力する回数、つまり、接続された各呼び出しランプ装置200にて連携してランニング点灯するランニング回数を設定できるようになっており、「0」に設定すれば、ランニング信号の出力が禁止されることで、ランニング点灯は実施されない。
また、該ディップスイッチ277において、当該呼び出しランプ装置200が、接続される呼び出しランプ装置200の終端の呼び出しランプ装置200であるか否かの終端設定が可能とされており、該終端を設定することで、前述のように、ランニング信号の入力側と同じ側の信号入出力ポート278e、278fにランニング信号が出力され、該終端を設定しないこと(デフォルト)で、ランニング信号の入力側と反対側の信号入出力ポート278e、278fにランニング信号が出力される。
制御マイコン(MPU)279は、EEPROM276に記憶されたプログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、起動時において、パチンコ機2と接続されている接続端子の接続状況を確認する接続確認処理、その時点の遊技情報データ(本日)を含む所定フォーマットの送信データ列(図10参照)をホールコンピュータ140に対して送信する送信データ列送信処理や、稼働状態の変更時に非稼働情報や稼働化情報を他の呼び出しランプ装置200やホールコンピュータ140に対して送信する処理や、入力スイッチ262a〜dの操作に応じて遊技情報テーブルに記憶されている本日、前日、前々日の各遊技情報を表示する台データ表示処理等の各種処理を含む図19に示す各種処理を実行する。
また、本実施例のRAM275には、対応するパチンコ機2において遊技球の打込がなされなくなってから非稼働と判定するまでの時間である非稼働判定時間を計時するための非稼働判定タイマや、前述の送信データ列を所定時間間隔毎に送信するためにデータ送信タイマが所定の記憶領域に設定されているとともに、ホールコンピュータ140から送信される後述する比較結果情報が所定の記憶領域に格納されている。
この本実施例の呼び出しランプ装置200に用いたEEPROM276に記憶されている遊技情報テーブルには、図6に示すように、本日を含む3日間の遊技情報、つまり、本日データ、前日データ、前々日データが記憶されている。尚、これらのデータの内、本日データについては、EEPROM276から読み出すよりも高速に読み出し処理できるようにするために、RAM275にも記憶するようにしている。
この本実施例の遊技情報テーブルには、図6に示すように、始動入賞信号並びに演出終了信号に基づき更新される保留玉数(本日のみ)と、端子1〜端子3の入力状態に基づく現在の遊技状態(本日のみ)と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に端子1〜端子3の入力状態、0:LOW/未接続、1:HIGH、本日のみ)並びに前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ、本日のみ)、営業開始時点からの総打込玉数、総賞球数、差玉数(総打込玉数−総賞球数)、総スタート回数、大当り状態の発生が識別される毎にリセットされて大当りの発生後からのスタート回数である当り後スタート回数(本日のみ)、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの確変状態の発生回数である確変回数と、営業開始時点からの時短状態の発生回数である時短回数と、大当り回数を総スタート回数で除した値である大当り確率と、連荘状態において発生した大当り回数である連荘回数と、その当日において最も連荘した回数である最高連荘回数と、からなる遊技情報が格納されており、これら遊技情報は、信号入力部278に入力される各種の信号に基づいて最新の情報に更新される。
つまり、本実施例の呼び出しランプ装置200は、パチンコ機2に対応して設けられ、対応する該パチンコ機2における遊技に関する遊技情報が後述する台データ表示処理を実施することで表示可能とされるとともに、対応する該パチンコ機2の遊技情報を遊技情報テーブルにおいて管理している。
また、EEPROM276に記憶されているアピール情報基準テーブルには、図9に示すように、遊技情報の各種別毎に、種別番号(No.)と、当該種別の遊技情報の内容と、優先順位と、時間帯A、時間帯B、時間帯Cの各時間帯においてアピール情報を決定する場合の基準とする基準ポイント数が格納されている。尚、本実施例では、開店から13時までの期間を時間帯Aとし、13時〜17時までの期間を時間帯Bとし、17時〜閉店までの期間を時間帯Cとしている。
また、RAM275に記憶されている本実施例の非稼働台遊技情報テーブルには、図7に示すように、該呼び出しランプ装置200以外のその他の呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2の各台番号に対応付けて、当該パチンコ機2の大当り回数、最高連荘回数、大当り確率、前日大当り回数が記憶されており、該非稼働台遊技情報テーブルによって、対応するパチンコ機2以外のその他の非稼働中のパチンコ機2(後述する表示対象台のみ)の各種遊技情報を把握できるようになっている。
また、RAM275に記憶されている順位テーブルには、図8に示すように、遊技情報の各種別毎に、種別番号(No.)と、当該種別の遊技情報の内容と、優先順位と、非稼働台中における対応するパチンコ機2の各種遊技情報の順位とが記憶されている。
次に、本実施例に用いたホールコンピュータ140について、図11に示すブロック図に基づいて説明すると、本実施例のホールコンピュータ140は、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、処理プログラムに従って演算を行い、ホールコンピュータ140を動作させるための処理を行うCPU(セントラルプロセッシングユニット)142、該CPU142のワークメモリ等として使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)143、時間情報を出力するRTC(リアルタイムクロック)144、ハードディスクからなる記憶装置145、キーボードやマウスからなる入力装置146、各種データを表示する表示装置147、各種データをプリント出力するプリンタ148、ハブ7を介して呼び出しランプ装置200との通信を行う通信部149が接続された通常のコンピュータである。
CPU142は、記憶装置145に記憶された処理プログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、各呼び出しランプ装置200から受信した図10に示す送信データ列に基づいて記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルAのデータの更新を行うデータ更新処理、記憶装置145に記憶されている後述のランキングテーブルや非稼働台データを更新する処理、並びに図20のフロー図に示す非稼働情報(稼働化情報)受信時処理における各種処理を実行する。
記憶装置145には、CPU142が実行する処理プログラムに加えて、アピール情報基準テーブル(図12)、台情報テーブル(図13)、遊技情報の各種別毎の上位のパチンコ機2の台番号が記憶されるランキングテーブル(図14)、非稼働中のパチンコ機2の台番号が記憶される非稼働台データ、各パチンコ機2毎の本日の稼働状態や遊技情報が格納される遊技情報テーブルA(図16参照)と、パチンコ機2の台番号毎に、当該パチンコ機の前日から一週間前の日までの各日付おける遊技情報が記憶される遊技情報テーブルB(図17参照)とが記憶されている。
本実施例のアピール情報基準テーブルには、図12に示すように、遊技情報の各種別毎に、種別番号(No.)と、優先順位と、時間帯A、時間帯B、時間帯Cの各時間帯においてアピール情報を決定する場合の基準とする基準ポイント数が格納されている。尚、本実施例では、開店から13時までの期間を時間帯Aとし、13時〜17時までの期間を時間帯Bとし、17時〜閉店までの期間を時間帯Cとしている。
また、本実施例の台情報テーブルには、図13に示すように、遊技場内に設置されている各パチンコ機2の台番号に対応付けて、当該パチンコ機2の機種名、機種コード、設置島番号、並びに当該パチンコ機2に対応して設けられている呼び出しランプ装置200に固有に付与された装置ID(対応呼び出しランプ装置ID)とが格納されており、各パチンコ機2の機種や、設置場所、並びに対応して設けられている呼び出しランプ装置200の装置IDを、該台情報テーブルにおいて特定できるようになっている。
また、本実施例のランキングテーブルには、図14に示すように、遊技情報の各種別毎に、種別番号(No.)と、当該種別の遊技情報の内容と、優先順位と、後述するアピール情報表示設定画面(図18参照)にて設定されたアピール情報の表示対象とされた表示対象台であって、その時点において非稼働中の各パチンコ機2の各種遊技情報を対象とした1〜3位の各順位の台番号が格納されており、該ランキングテーブルにおいて、表示対象台の内で、その時点において非稼働となっている各パチンコ2の各種遊技情報の内、どの遊技情報が上位となっているかを把握できるようになっている。
また、本実施例の非稼働台データには、受信した非稼働情報に含まれている台番号が追加記憶され、受信した稼働化情報に含まれている台番号が削除されることで、その時点において非稼働となっている表示対象台の台番号を特定できるようになっている。
また、本実施例の遊技情報テーブルAには、図16に示すように、パチンコ機2の台番号に対応付けて、当該パチンコ機2の稼働状態と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に端子1〜端子3の入力状態、0:LOW、1:HIGH)、前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ)、営業開始時点からのアウト玉計数信号に基づき集計された総打込玉数、営業開始時点からの賞球信号に基づき集計された総賞球数、差玉数(総打込玉数−総賞球数)、営業開始時点からの演出終了信号に基づき集計された総スタート回数、最新の大当り後からの演出終了信号に基づき集計された当り後スタート回数、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの確変回数、営業開始時点からの時短回数、大当り回数を総スタート回数で除した値である大当り確率と、その当日において最も連荘した回数である最高連荘回数と、が格納されており、これら遊技情報は、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
また、本実施例の遊技情報テーブルBには、図17に示すように、パチンコ機2の台番号に対応付けて、機種コード並びに前日から一週間前まので各日付が記憶されているとともに、これら各日付に対応付けて、当該日付において遊技情報テーブルAにて集計された営業終了時における総打込玉数、総賞球数、差玉数、総スタート回数、大当り回数、確変回数、時短回数、大当り確率と、最高連荘回数と、が格納されており、これら遊技情報は、営業終了後における終了時処理において更新されることで、該遊技場に設置されている各パチンコ機2の前日から1週間前までの各日の遊技情報(台データ)が把握できるように管理されている。
つまり、本実施例のホールコンピュータ140は、複数の呼び出しランプ装置200とデータ通信可能に接続されるとともに、各呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2を個々に識別可能な台番号(遊技機識別情報)に対応付けて当該パチンコ機2の遊技情報(遊技関連情報)を管理している。
また、ホールコンピュータ140には、図25に示す表示情報表示設定画面が、所定操作に応じて表示されるようになっており、該表示情報表示設定画面において、各パチンコ機2の特定の遊技情報に関する比較結果を表示させる呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2、つまり、表示情報の表示対象台と、表示の対象とする遊技情報と、比較結果における上位の表示対象とする順位や、表示対象とする連荘回数の下限値とを選択して設定できるようになっている。
具体的に本実施例の表示情報表示設定画面には、図25に示すように、表示情報を表示させる「表示対象台」の項目と、これら表示対象(比較対象)とする遊技情報を選択指定するための「対象情報」の項目と、比較結果における上位、つまり、後述する一位に対応する「ベスト台」や、二位に対応する「準ベスト台」等を表示させる対象とする順位、または連荘達成表示を実施する下限の閾値を選択指定するための「対象順位」の項目とが設けられている。
この表示情報表示設定画面における「表示対象台」の項目には、図25に示すように、排他選択可能とされた「島単位」と「機種単位」の各選択メニュー毎にチェックボックス並びに選択ウインドウとが設けられており、1つの島に設置されているパチンコ機2を表示対象台として設定する場合には、「島単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいて表示情報の表示対象としたいパチンコ機2が設置されている島番号を選択する一方、1つの機種の全台を表示対象台として設定する場合には、「機種単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいて表示情報の表示対象としたいパチンコ機2の機種名を選択すれば良い。
そして、これら「表示対象台」の項目にて選択したパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200に表示される比較結果情報の比較対象とする遊技情報を、「対象情報」の項目において選択する。
具体的には、「比較対象情報」の項目内の選択ウインドウにおいて表示されるポップアップウインドウ内に表示される「大当り回数」、「確変回数」、「大当り確率」、「連荘回数」の内から1つを選択すれば良い。
さらに、比較対象情報として「連荘回数」以外の遊技情報を選択した場合には、「上位表示対象」の項目において、比較における上位の何位までの台に対応する呼び出しランプ装置200に、上位であることに対応する「ベスト台」(一位)や「準ベスト台」(二位)等の表示させるかの順位を選択指定する。つまり、一位のみに対応する呼び出しランプ装置200に「ベスト台」を表示させたい場合には、「1」を選択指定すれば良いし、一位並びに二位に対応する呼び出しランプ装置200に「ベスト台」や「準ベスト台」を表示させたい場合には、「2」を選択指定すれば良い。
また、比較対象情報として「連荘回数」を選択した場合には、下限の閾値とする回数を選択指定することで、該閾値に連荘回数が達した場合に、該閾値以上となった連荘回数の達成が、表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に表示される。
そして、これら表示情報表示設定画面における各項目において設定内容を選択した後に、該表示情報表示設定画面の下方に設けられている「設定」の選択入力部を選択入力することで、該表示情報表示設定画面にて選択した内容が記憶装置145に記憶されることにより、該表示情報表示設定画面にて選択した内容の設定が実施される。
そして、これら表示情報表示設定画面において、図25に示すように、例えば、表示対象台として機種aのパチンコ機2が、対象情報として大当り回数が、対象順位として「2」が選択されて設定されている場合を例に、図26に示す表示情報生成送信処理について説明する。
まず、ホールコンピュータ140(CPU142)は、送信データ列の受信に応じて実施するデータ更新処理において遊技状態が変化した場合において、これらのデータに対応する台番号のパチンコ機2が、表示情報表示設定画面において表示対象台として設定されている、例えば機種aに該当するか否かを判定し、該当する場合において表示情報生成送信処理を実施する。つまり、本実施例において表示情報生成送信処理は、表示情報表示設定画面にて設定された表示対象台の内、いずれかの遊技状態が変更する毎に実施される。
この本実施例の表示情報生成送信処理においては、まず、図26に示すように、変化した遊技情報が連荘回数であるか否かを判定する(SX0)。
そして、変化した遊技情報が連荘回数である場合には、Sx10のステップに進み、連荘回数が対象情報として選択されているか否かを判定し、連荘回数が選択されているときには、変化後の連荘回数が対象順位の項目において選択された連荘閾値、例えば、10回に達しているか否かを判定し(SX11)、該連荘閾値である10回に達している場合には、比較結果情報が生成されて送信される(SX12)。
具体的には、連荘回数が連荘閾値に達したのが、例えば110番台であれば、該110番台に対応する呼び出しランプ装置200に対しては、「10連荘達成!」のテキストデータを含む比較結果情報が送信される。
一方、変化した遊技情報が連荘回数でない場合にはSX1のステップに進み、表示対象台として設定されているパチンコ機2の対象情報である大当り回数を、遊技情報テーブルAから全て抽出する。
そして、該抽出した各パチンコ機2の大当り回数を比較して、順位付け(ランキング)を実施する(SX2)。
そして、該順位付け(ランキング)において、上位表示対象の順位として、上述したように、例えば「2」が設定されている場合には、1位と2位の台番号を特定し(SX3)、特定した台番号、例えば、1位の台番号が107番であれば、「107番台ベスト」の比較結果情報を生成する(SX4)。
そして、該生成した「107番台ベスト」のテキストデータから成る比較結果情報、つまり、1位の台番号を含む比較結果情報を、上記にて特定した1位と2位の台番号以外の表示対象台、つまり、1位と2位の台番号以外の機種aである各パチンコ機2に対応して設けられている呼び出しランプ装置200に対して送信する(SX5)。
次いで、1位の台番号である107番台に対応する呼び出しランプ装置200に対して、1位に対応する所定の表示情報、具体的には「★ベスト台」のテキストデータから成る比較結果情報を送信するとともに、2位の台番号、例えば2位が101番台であれば、該101番台に対応する呼び出しランプ装置200に対して、2位に対応する所定の比較結果情報、具体的には「☆準ベスト台」のテキストデータから成る比較結果情報を送信して当該処理を終了する。
つまり、本実施例の表示情報生成送信処理のSX2のステップにおいては、ホールコンピュータ140において管理している遊技情報(遊技関連情報)の内、各パチンコ機2の特定の遊技関連情報となる表示情報表示設定画面にて設定された遊技情報を比較して各パチンコ機2毎の比較結果を特定しており、該SX2のステップを実施するCPU142によって本発明の比較結果特定手段が形成され、SX2のステップにて特定した比較結果を特定可能な比較結果のテキストデータ(比較結果特定情報)を、SX5のステップにて、当該パチンコ機2に対応して設けられている呼び出しランプ装置200(情報表示装置)に送信しており、該SX5のステップを実施するCPU142によって本発明の比較結果特定情報送信手段が形成されている。
尚、上記では、遊技情報として大当り回数について詳述したが、確変回数についても大当り回数と同じように実施され、大当り確率でも、大当り確率が大きい(高い)、つまり、分母の数字の少ない順にランキングされて、順位が特定される。
また、本実施例のホールコンピュータ140には、図18に示すアピール情報表示設定画面が所定の操作により表示されるようになっており、該アピール情報表示設定画面において、アピール情報を表示させる呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2、つまり、アピール情報の表示対象台と、アピール情報を決定する主体と、アピール情報を決定する方法とを選択して設定できるようになっている。
具体的に本実施例のアピール情報表示設定画面には、図18に示すように、表示対象台を選択指定するための「表示対象台」の項目と、アピール情報の決定主体を選択指定するための「アピール情報決定主体」の項目と、アピール情報を決定する方式を選択指定するための「決定方式」の項目とが設けられている。
このアピール情報表示設定画面における「表示対象台」の項目には、図18に示すように、排他選択可能とされた「島単位」と「機種単位」の各選択メニュー毎にチェックボックス並びに選択ウインドウとが設けられており、1つの島に設置されているパチンコ機2を表示対象台として設定する場合には、「島単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいてアピール情報の表示対象としたいパチンコ機2が設置されている島番号を選択する一方、1つの機種の全パチンコ機2を表示対象台として設定する場合には、「機種単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいてアピール情報の表示対象としたいパチンコ機2の機種名を選択すれば良い。
そして、これら「表示対象台」の項目にて選択した表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に表示されるアピール情報を、ホールコンピュータ140側で決定する場合には、アピール情報表示設定画面における「アピール情報決定主体」の項目における「集中決定(ホールコン)」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックし、アピール情報を各呼び出しランプ装置200側で決定する場合には「個別決定(呼出ランプ)」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックする。
さらに、「アピール情報決定主体」にて選択した決定主体においてアピール情報を決定する決定方式を「決定方式」の項目において選択する。
具体的には、「表示対象台」の項目において選択した表示対象台の内で、非稼働状態になっているパチンコ機2の各種遊技情報を比較してランキング(順位)付けを実施することで、各ランキングにおける上位所定順位までの遊技情報をアピール情報として決定する「ランキング方式」の選択メニューと、これら非稼働状態の複数のパチンコ機2の遊技情報を比較したランキングを実施せずに、個々のパチンコ機2においてアピール情報とする基準値よりも高い遊技情報をアピール情報として決定する「単独方式」の選択メニューとが、各メニュー毎のチェックボックスとともに排他選択可能に設けられている。
尚、本実施例では、図18に示すように、「ランキング方式」に対応するチェックボックスをチェックすることにより、選択可能(アクティブ)化される「表示順位」の選択ウインドウが、「ランキング方式」の選択メニューに対応付けて設けられており、該「表示順位」の選択ウインドウにおいて、アピール情報として決定するランキングの所定順位を、1位置から3位まで可変設定できるようになっている。尚、本実施例では、ランキングの所定順位の選択範囲を1〜3位としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの順位は、表示対象台とするパチンコ機2の台数等から適宜に選択すれば良い。
そして、これらアピール情報表示設定画面における各項目において設定内容を選択した後に、該アピール情報表示設定画面の下方に設けられている「設定」の選択入力部を選択入力することで、該アピール情報表示設定画面にて選択した内容、具体的な設定内容の組合せとしては、集中決定によるランキング方式(以下、集中ランキング設定と呼称する)、集中決定による単独方式(以下、集中単独設定と呼称する)、個別決定によるランキング方式(以下、個別ランキング設定と呼称する)、個別決定による単独方式(以下、個別単独設定と呼称する)の4通りの設定を実施できるようになっている。
これらアピール情報表示設定画面における4通りのそれぞれの設定で、ホールコンピュータ140並びに呼び出しランプ装置200の動作(処理)が異なるので、以下において、これら4つの各設定毎に、その動作について説明する。
尚、アピール情報表示設定画面において「設定」の選択入力部が選択された場合には、表示対象台の項目において選択された各パチンコ機2に対応して設けられている各呼び出しランプ装置200に対して、これら各呼び出しランプ装置200の装置IDと、アピール情報表示設定画面における設定内容(具縦的には、4通りの設定のどの設定状態かを示すデータ)を含むアピール表示設定データが送信されることで、該アピール表示設定データを受信した各呼び出しランプ装置200が、非稼働時においてアピール表示を実施するようになるとともに、受信したアピール表示設定データに含まれている装置IDを記憶しておくことで、これら記憶された装置IDの内、自己に割り当てられた装置ID以外の他の装置IDの呼び出しランプ装置200に対して、後述する非稼働情報や稼働化情報を送信できるようになっている。
まず、アピール情報表示設定画面において集中ランキング設定がなされている場合について以下に説明すると、表示対象台として選択されたパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200においては図19に示す割込監視処理が実施されるとともに、該割込監視処理が実施されることによりこれら呼び出しランプ装置200から送信される非稼働情報や稼働化情報の受信に応じて、図20に示す非稼働情報(稼働化情報)受信時処理がホールコンピュータ140において実施される。
まず、図19に示す割込監視処理について説明すると、本実施例の呼び出しランプ装置200の制御マイコン279は、Sw1〜SW5+の各ステップを巡回実施することで、対応するパチンコ機2並びにアウト玉計数器26から出力される信号の入力状態の変化または信号入力の有無、データ送信タイマのタイマアップ、非稼働判定タイマのタイマアップ、ホールコンピュータ140からのアピール情報の受信、非稼働情報または稼働化情報の受信、比較結果情報の受信の有無を検知する監視状態となる。
このSw1〜Sw5+の監視状態において、大当り1信号、大当り2信号、時短信号の入力状態が変化、若しくは、始動入賞信号、演出終了信号、賞球信号、アウト玉計数信号の入力があった場合には、これら変化若しくは信号入力がSw1にて検知されてSw6に進み、信号の種別に応じて、図6に示す遊技情報テーブルを更新する遊技情報テーブル更新処理を実施する。
具体的に、本実施例の遊技情報テーブル更新処理においては、まず、大当り1信号、大当り2信号、時短信号に対応する端子1〜端子3の入力状態が変化したか否かを、その時点において遊技状態データ(現在)に格納されている状態データと比較することで判定し、変化がある場合には、各信号の入力状態に応じた遊技状態を特定する。つまり、大当り1信号(端子1)と大当り2信号(端子2)と時短信号(端子3)の全てが非出力状態「0」である状態データが「000」の状態であれば通常遊技状態であると特定し、大当り1信号(端子1)と大当り2信号(端子2)がともに出力状態「1」であって時短信号(端子3)が非出力状態「0」である状態データが「110」の状態であれば大当り状態であると特定し、大当り1信号(端子1)と時短信号(端子3)が非出力状態「0」であって、大当り2信号のみが出力状態「1」である状態データが「010」の状態であれば確変状態であると特定し、大当り1信号(端子1)が非出力状態「0」であって大当り2信号(端子2)と時短信号(端子3)が出力状態「1」である状態データが「011」の状態であれば時短状態であると特定する。
そして、その時点において遊技状態データ(現在)に格納されている状態データを遊技状態データ(前回)に移動して格納するとともに、上記にて特定した新たな遊技状態の状態別データを遊技状態データ(現在)に格納して各遊技状態データを更新する。そして、該当するデータ、具体的には、上記にて特定した新たな遊技状態が大当り状態であれば大当り回数に1を加算更新するとともに、関連する大当り確率や連荘回数(遊技状態データ(前回)が確変状態を示す状態データである場合に1を加算)や最高連荘回数(連荘回数が最高連荘回数を超えている場合)を更新し、新たな遊技状態が確変状態であれば確変回数に1を加算更新し、新たな遊技状態が時短状態であれば時短回数に1を加算更新する。
一方、端子1〜端子3の入力状態が変化してない場合、すなわち、始動入賞信号、演出終了信号、賞球信号、若しくはアウト玉計数信号のいずれかの入力があった場合には、入力信号に対応するデータを更新する。
具体的には、入力信号が始動入賞信号であった場合には、保留玉数が上限値である4未満である場合において該保留玉数に1を加算更新し、入力信号が演出終了信号であった場合には保留玉数から1を減算更新するとともに総スタート回数と当り後スタート回数に1を加算更新し、入力信号が賞球信号であった場合には、総賞球数に所定数(本実施例では、10球のカウント毎に賞球信号が出力されるので10)を加算するとともに、加算後の総賞球数に基づいて差玉数を更新し、入力信号がアウト玉計数信号であった場合には、総打込玉数に所定数(本実施例では、10球のカウント毎にアウト玉計数信号が出力されるので10)を加算するとともに、加算後の総打込玉数に基づいて差玉数を更新する。
そして、これらSw6のステップにおける遊技情報テーブル更新処理の実施後にSw7のステップに進み、Sw6の遊技情報テーブル更新処理においてアウト玉計数信号の入力による総打込玉数の更新があったか否かを判定する。
このSw7のステップにおいて、総打込玉数の更新があったと判定された場合には、Sw10のステップに進んで非稼働判定タイマをリセットした後、Sw10+のステップに進み、稼働化判定処理を実施して、新たな遊技が対応するパチンコ機2において開始されることで対応するパチンコ機2が稼働化したか否かを判定する一方、総打込玉数の更新がなかったと判定された場合にはSw8のステップに進む。
具体的に本実施例の稼働化判定処理においては、その時点において遊技状態(現在)に「非稼働」が格納されている場合には、非稼働から稼働状態に移行したものと判定して、遊技状態(現在)に「稼働」を格納するともに、該呼び出しランプ装置200の装置IDと稼働状態に移行した旨とを示す所定データを含む稼働化情報を、表示対象台に対応して設けられているその他の呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140に対して送信する。
そして、Sw8のステップに進み、Sw6の遊技情報テーブル更新処理において遊技状態の変化、つまり、端子1〜3の信号入力状態に変化があったか否かを判定する。
該Sw8の判定において遊技状態が変化したと判定された場合には、Sw9のステップに進み送信データ列送信処理を実施する一方、遊技状態が変化していないと判定された場合には、Sw9のステップを経由することなくSw1〜Sw5+の監視状態に戻る。
このSw9のステップにおける送信データ列送信処理においては、図10に示すように、当該呼び出しランプ装置200の装置IDと、対応するパチンコ機2の台番号と、その時点において遊技情報テーブルの本日データに記憶している新たな遊技状態のデータを含む遊技情報データと、送信データのエラー修正に使用されるECCデータとが配列された送信データ列を生成してホールコンピュータ140に対して送信することで、対応するパチンコ機2の遊技状態が変更したことをホールコンピュータ140に対して迅速に通知するようになっている。尚、送信データ列を送信することで、データ送信タイマをリセットする。
尚、本実施例では、送信データ列に含まれる遊技情報データとして、遊技情報テーブルの本日データに記憶している遊技情報データの全てを送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技情報データの内、前回の送信データ列の送信後において変更があった遊技情報のデータのみを送信するようにしても良い。
また、本実施例の呼び出しランプ装置200は、前記送信データ列を所定時間間隔(本実施例では、約10秒毎)に送信するために所定時間の経過によりタイマアップするデータ送信タイマを有しており、このデータ送信タイマのタイマアップがSw2のステップにおいて検知されてSw11のステップに進み、前述したSw9の送信データ列送信処理と同様に、その時点の遊技情報データを含む送信データ列を生成してホールコンピュータ140に対して送信し、データ送信タイマをリセットした後、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る。
つまり、本実施例の呼び出しランプ装置200は、対応するパチンコ機2の本日の遊技情報データを含む送信データ列を、データ送信タイマのがタイマアップする所定時間毎にホールコンピュータ140に対して送信してパチンコ機2の遊技情報データを通知するとともに、対応するパチンコ機2における遊技状態が変化したときには、その変化した時点において送信データ列を送信するようになっており、ホールコンピュータ140においては、これら受信した送信データ列により、送信データ列に含まれる台番号に対応して遊技情報テーブルAに記憶されている遊技情報データを、受信した送信データ列に含まれる遊技情報のデータに更新することで、各呼び出しランプ装置200が対応する遊技場内に設置された各パチンコ機2の遊技状態や遊技情報を正確に把握できるようになっている。
また、前述のSw10においてリセットされた非稼働判定タイマがタイマアップした場合には、該タイマアップがSw3のステップにおいて検知されてSw12のステップに進み、非稼働判定処理が実施される。
この非稼働判定処理においては、まず、その時点の遊技状態が、非稼働に該当する通常遊技状態であるか否かを判定する。そして、通常遊技状態でない場合、すなわち大当り状態、確変状態、時短状態である場合には非稼働ではなく稼働中(休憩中)であると判定する一方、通常遊技状態である場合には非稼働状態であると判定する。
そして、Sw13のステップに進み、非稼働判定処理における判定結果が非稼働判定であるか否か判別して、非稼働判定でない場合にはSw16のステップに進んで非稼働判定タイマをリセットした後、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る一方、非稼働判定である場合にはSw14のステップに進み、遊技情報テーブル(図6)における本日データの遊技状態(現在)のデータを、「非稼働」に更新した後、当該呼び出しランプ装置200の装置IDと対応するパチンコ機2の台番号と、遊技状態が非稼働状態となった旨を示す所定のデータと、その時点において遊技情報テーブルに記憶されている本日データおよび前日の大当り回数とを含む非稼働情報を、その他の表示対象台に対応して設けられている他の呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140に対して送信する非稼働情報送信処理を実施した後(Sw15)、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る。
また、その他の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200から非稼働情報またはSw10+の稼働化判定処理により送信される前述の稼働化情報が送信された場合には、該非稼働情報(稼働化情報)の受信がSw5のステップにおいて検知されてSw20のステップに進み、図7に示す非稼働台遊技情報テーブル更新処理を実施する。
具体的に本実施例の非稼働台遊技情報テーブル更新処理においては、非稼働情報を受信した場合であれば、該受信した非稼働情報に含まれている装置IDが、表示対象台に対応する他の呼び出しランプ装置200の装置IDであるか否か、つまり、ホールコンピュータ140から受信した前述のアピール表示設定データに含まれていた装置IDに一致するか否かに基づいて確認し、一致する場合には、受信した非稼働情報に含まれている台番号に対応付けて、受信した非稼働情報に含まれている遊技情報のデータの内、大当り回数、最高連荘回数、大当り確率、前日大当り回数を非稼働台遊技情報テーブルに記憶して非稼働台遊技情報テーブルを更新する。
一方、稼働化情報を受信した場合であれば、該受信した稼働化情報に含まれている台番号が非稼働台遊技情報テーブルに記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には、該台番号並びに該台番号に対応する大当り回数、最高連荘回数、大当り確率、前日大当り回数のデータを消去して非稼働台遊技情報テーブルを更新する。
つまり、このように非稼働台遊技情報テーブル更新処理を実施することにより、非稼働台遊技情報テーブルには、対応するパチンコ機2以外の表示対象台であってその時点において非稼働となっているパチンコ機2の台番号、大当り回数、最高連荘回数、大当り確率、前日大当り回数のデータが、対応するパチンコ機2の大当り回数、最高連荘回数、大当り確率、前日大当り回数と比較可能に管理されるようになっている。
また、これら非稼働情報並びに稼働化情報は、表示対象台に対応する他の呼び出しランプ装置200とともに、前述したように、ホールコンピュータ140にも送信されるようになっており、ここで、これら非稼働情報並びに稼働化情報を受信した際においてホールコンピュータ140にて実施される処理を、図20に示すフロー図に基づいて説明すると、ホールコンピュータ140(CPU142)においては、非稼働情報若しくは稼働化情報の受信に応じて、図20に示す非稼働情報(稼働化情報)受信時処理が実施される。
この本実施例の非稼働情報(稼働化情報)受信時処理においては、まず、受信した情報が非稼働情報であるか否かを判定する(S1)。
そして、受信した情報が稼働化情報である場合には、S7のステップに進み、受信した稼働化情報に基づいて遊技情報テーブルAを更新する。具体的には、受信した稼働化情報に含まれる台番号に対応付けて遊技情報テーブルAに記憶されている稼働状態を「非稼働」から「稼働」に更新する。
そして、S8のステップに進み、受信した稼働化情報に含まれる台番号を、非稼働台データから削除して処理を終了する。
一方、受信した情報が非稼働情報である場合には、S2のステップに進み、受信した非稼働情報に基づいて遊技情報テーブルAを更新する。具体的には、受信した非稼働情報に含まれる台番号に対応付けて遊技情報テーブルAに記憶されている各遊技情報のデータを受信した非稼働情報に含まれる遊技情報のデータに更新するとともに、該台番号に対応する稼働状態を「稼働」から「非稼働」に更新する。これにより、非稼働となったパチンコ機2の最新の遊技情報のデータが遊技情報テーブルAにおいて管理される。
そして、S3のステップに進み、受信した非稼働情報に含まれる台番号を、非稼働台データに追加記憶する。
そして、S4のステップに進み、これらS3のステップによる非稼働台の追加に伴って、これら追加された新たに非稼働台となったパチンコ機2を比較対象とした各種の遊技情報毎のランキング(順位付け)を実施して、ランキングテーブルを更新するランキング更新処理を実施する。
具体的に本実施例のランキング更新処理においては、まず、非稼働台データに記憶されている台番号が、アピール情報表示設定画面にて設定された表示対象台の台番号と一致するか否かを判定し、一致しない台番号が存在する場合には、その台番号の記憶(登録)を削除した後、該非稼働台データに記憶されている台番号から、その時点において非稼働となっている表示対象台を特定する。
つまり、本実施例においてCPU142は、S4のランキング更新処理において、非稼働台データに基づいて、その時点において非稼働状態である表示対象台(遊技機)を特定しており、該ランキング更新処理を実施するCPU142によって本発明における非稼働遊技機特定手段が形成されている。
尚、本実施例では、非稼働台データに基づいて非稼働となっている表示対象台の台番号を特定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技情報テーブルAにおいて、表示対象台として設定されている台番号に対応する稼働状態が、「非稼働」となっている台番号を、その都度抽出することで、その時点において非稼働となっている表示対象台の台番号を特定するようにしても良い。
そして、このようにして特定した非稼働となっている表示対象台の各台番号に対応して遊技情報テーブルA並びに遊技情報テーブルBに記憶されている各種別の遊技情報を、順次抽出、比較して順位付け(ランキング)を行い、上位の3位までの遊技情報の台番号を当該種別の遊技情報に対応する各順位に格納することでランキングテーブルを更新する。
例えば、種別が高大当り台であれば、非稼働台データに記憶されている各台番号に対応して遊技情報テーブルAに記憶されている本日の大当り回数を抽出し、該抽出した大当り回数の中で最も大きな数値の台番号を1位に格納し、次に大きな数値の台番号を2位に、次に大きな数値の台番号を3位に格納する。また、種別が確率安定台であれば、非稼働台データに記憶されている各台番号に対応して遊技情報テーブルA並びに遊技情報テーブルBに記憶されている本日、前日、前々日の3日間の大当り確率を抽出してその平均値を算出し、該算出した3日間の大当り確率平均中で最も確率が高い台番号を1位に格納し、次に確率の高い台番号を2位に、次に確率の高い台番号3位に格納する。
尚、本実施例ではこれらランキング更新処理により台番号が格納される順位としては、アピール情報表示設定画面の決定方式の項目において選択された順位、つまり、3位が選択されている場合には3位までが順位付けされて格納され、2位が選択されている場合には2位までが順位付けされて格納され、1位が選択されている場合には1位のみが順位付けされて格納される。
そして、このようにしてランキングテーブルを更新した後、S5のステップに進んで、これら更新後のランキングテーブルにおける順位に基づきアピール情報を決定するアピール情報決定処理を実施する。
本実施例のアピール情報決定処理においては、まず、優先順位の高い種別の順に、1位からアピール情報を決定する処理を実施していき、全ての種別の1位についての処理の終了後に、順次2位、3位についてアピール情報を決定する処理を実施する。
具体的には、優先順位1の種別である「高大当り台」のランキング順位1位に格納されている台番号、例えば、図14であれば、台番号「102」を特定し、該台番号「102」に対応する呼び出しランプ装置200にて表示するアピール情報として種別番号「1」の大当り回数(本日)を決定し、次に、優先順位2の種別である「高連荘台」のランキング順位1位に格納されている台番号、例えば、図14であれば、台番号「115」を特定し、該台番号「115」に対応する呼び出しランプ装置200にて表示するアピール情報として種別番号「2」の最高連荘回数(本日)を決定する。
そして、次に、優先順位3の種別である「高確率台」のランキング順位1位に格納されている台番号、例えば、図14であれば、台番号「102」を特定するが、該台番号「102」のアピール情報は、既に「高大当り台」として決定されており、「高大当り台」の優先順位が「高確率台」の優先順位よりも高いので、該1位に基づくアピール情報の決定は実施しない。つまり、同一のパチンコ機2が複数の種別のランキングにおいて同一の順位である場合には、優先順位の高い種別の遊技情報がアピール情報として決定される。
次いで、優先順位4の種別である「大当り安定台」のランキング順位1位に格納されている台番号、例えば、図14であれば、台番号「115」を特定するが、該台番号「115」のアピール情報は、既に「高連荘台」として決定されており、「高連荘台」の優先順位が「大当り安定台」の優先順位よりも高いので、該1位に基づくアピール情報の決定は実施しない。
次いで、優先順位5の種別である「安定連荘台」のランキング順位1位に格納されている台番号、例えば、図14であれば、台番号「108」を特定し、この台番号「108」に対しては、未だアピール情報が決定されていないので、該台番号「108」に対応する呼び出しランプ装置200にて表示するアピール情報として種別番号「6」の本日、前日、前々日の3日間の最高連荘回数平均を決定する。
同様に優先順位6の種別である「確率安定台」のランキング順位1位に格納されている台番号「102」のアピール情報は既に決定されているので当該順位に対応する決定は実施せず、優先順位7の種別である「前日高大当り台」のランキング順位1位に格納されている台番号「105」に対しては、未だアピール情報が決定されていないので、該台番号「105」に対応する呼び出しランプ装置200にて表示するアピール情報として種別番号「7」の前日大当り回数を決定する。
このように各種別毎の1位についてのアピール情報決定の処理が終了した後、存在する場合には、同様に各種別毎の2位についての処理を実施してアピール情報を決定していき、更に存在する場合には、同様に各種別毎の3位についての処理を実施してアピール情報を決定していくことで、ランキングにおいて所定上位となる3位までの遊技情報が、非稼働の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200にて表示するアピール情報として決定される。よって、いずれの種別のランキングにおいても所定上位である3位までにランクインしなかった台番号については、アピール情報が決定されないことになる。
つまり、本実施例のS5のアピール情報決定処理においてCPU142は、S4のランキング更新処理において非稼働中の表示対象台の順位付けを行うとともに該順位付けの結果における所定の上位順位である1〜3位までの表示対象台についてアピール情報を決定している。
また、本実施例のS5のアピール情報決定処理においてCPU142は、各種別(種類)毎、並びに本日の大当り回数や前日の大当り回数のように、各日別に遊技情報をランキング(比較)してアピール情報を決定している。
また、本実施例のS5のアピール情報決定処理においてCPU142は、ランキング更新処理において特定した非稼働状態である表示対象台の台番号に対応付けて遊技情報テーブルA並びに遊技情報テーブルBに管理している遊技情報(遊技関連情報)とランキング所定順位以上という予め定められた条件とに基づいて、遊技者にとってそれぞれの表示対象台を選択する上で指標となるアピール情報(指標情報)を決定しており、該アピール情報決定処理を実施するCPU142によって本発明における指標情報決定手段が形成されている。
また、本実施例のアピール情報決定処理においてCPU142は、S4のランキング更新処理において特定した非稼働状態である複数の表示対象台の各台番号に対応付けて管理している遊技情報のランキングによりアピール情報を決定している。
そして、これらアピール情報決定処理において各アピール情報(種別番号)が決定された後、S6のステップに進み、該アピール情報決定処理において決定された各アピール情報(種別番号)を、対応する台番号のパチンコ機2に対応して設けられている呼び出しランプ装置200に対して送信するアピール情報送信処理を実施する。
尚、本実施例では、アピール情報の送信先の呼び出しランプ装置200において、対応するパチンコ機2の遊技情報が管理されているので、アピール情報として本発明における指標情報特定情報となる種別番号のみを送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、送信先の情報表示装置において、対応する遊技機の遊技情報を管理していない場合等においては、これらアピール情報として種別番号ではなく、該種別番号が該当する遊技情報、例えば、種別番号が「1」であれば「1」に対応する本日の大当り回数のデータ自体並びにこれらのデータを表示する際に使用する文字データ(図21(a)においては「本日高連荘台」の文字データ)を含むアピール情報を送信するようにすれば良い。
つまり、これら非稼働情報(稼働化情報)受信時処理を実施することで、表示対象台が新たに非稼働になった場合、例えば、表示対象台である台番号「115」のパチンコ機2が新たに非稼働になった場合には、これら新たに非稼働になった台番号「115」のパチンコ機2を比較対象として含むランキングが新たに実施されて、該ランキングに基づいてアピール情報が決定され、該決定されたアピール情報が非稼働となっている各表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に送信される。
すなわち、本実施例のホールコンピュータ140は、表示対象台の稼働状態が非稼働化することにより呼び出しランプ装置200から送信される非稼働情報を受信することで、非稼働台データにて特定される非稼働状態の表示対象台が変化する毎に、各種の遊技情報をランキング(比較)するS4のランキング更新処理を実施して新たなアピール情報を決定している。
また、本実施例においてCPU142は、S6のアピール情報送信処理において、S5のアピール情報決定処理にて決定したアピール情報を特定可能な指標情報特定情報となる種別番号を含むアピール情報を、該アピール情報に対応する台番号(遊技機識別情報)、具体的には、非稼働台データに記憶されている台番号から特定されるパチンコ機2に対応して設けられている呼び出しランプ装置200に送信しており、該アピール情報送信処理を実施するCPU142によって本発明における指標情報特定情報送信手段が形成されている。
そして、このようにしてホールコンピュータ140から送信されたアピール情報の受信は、呼び出しランプ装置200の制御マイコン279が実施する割込監視処理のSw4のステップにて検知されてSw17のステップに進み、その時点において対応するパチンコ機2の状態が非稼働状態であるか否かを判定する。
該判定において非稼働状態でなければ処理を終了してSw1〜Sw5+の監視状態に戻る一方、非稼働状態である場合にはSw18のステップに進んで、既に表示画面261にアピール情報を表示中であるか否かを判定する。
そして、該判定において表示画面261にアピール情報を既に表示中である場合には、受信したアピール情報に表示画面261の表示を更新することなく処理を終了してSw1〜Sw5+の監視状態に戻ることで、それまで表示画面261に表示していたアピール情報の表示を変更せずに継続する一方、表示画面261にアピール情報を表示していない場合には、Sw19のステップに進んで、アピール情報表示処理を実施する。
この本実施例におけるアピール情報表示処理においては、Sw4にて受信したアピール情報(種別No.)から表示する遊技情報を特定する。具体的に、例えば、対応するパチンコ機2が、新たに非稼働となった台番号「115」のパチンコ機2であって、アピール情報として種別No.「2」を受信した場合には、図9に示すアピール情報基準テーブルにおいて、該受信した種別No.「2」に対応する遊技情報の内容から、アピール情報として使用する遊技情報が「最高連荘回数(本日)」であると特定し、該特定した「最高連荘回数(本日)」の遊技情報、すなわち、図6に示す遊技情報テーブルの本日データの内、最高連荘回数を抽出し、該抽出した最高連荘回数(本日)を、例えば、図21(a)に示すように表示画面261に表示して、対応するパチンコ機2を遊技者に対してアピールする。尚、これらアピール情報の表示は、Sw10+の稼働化判定処理における稼働化情報の送信に応じて終了されるまで、つまり、対応するパチンコ機2が非稼働中において継続して表示される。
つまり、本実施例の呼び出しランプ装置200が実施するSw19のアピール情報表示処理において、ホールコンピュータ140が実施するS6のアピール情報送信処理において送信されたアピール情報(指標情報)が表示されている。
尚、Sw4にて受信したアピール情報(種別No.)が、例えば、種別No.「6」である場合には、図6に示す遊技情報テーブルの本日、前日、前々日の大当り確率の平均値を算出し、該算出した大当り確率平均を図21(b)に示すように表示画面261に表示してアピールし、Sw4にて受信したアピール情報(種別No.)が、例えば、種別No.「7」である場合には、図6に示す遊技情報テーブルの前日の大当り回数を抽出し、該抽出した前日の大当り回数を図21(c)に示すように表示画面261に表示してアピールする。
ただし、図21(a),(b)は、いずれも、表示情報表示設定画面において表示設定がなされていない場合の表示例を示すものである。
また、ホールコンピュータ140において前述した表示情報生成送信処理が実施されることにより該ホールコンピュータ140から比較結果情報が送信された場合には、該比較結果情報の受信がSw5+のステップにおいて検知されてSw21のステップに進み、該受信した比較結果情報をRAM275に更新記憶する。
そしてSw22のステップに進み、該受信した比較結果情報に含まれているテキストデータが、各表示画面において画面上部両隅部位置に表示されるように表示背景画面を更新する表示背景画面更新処理を実施した後、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る。
このように、表示背景画面が更新されることにより、比較結果情報を受信した各呼び出しランプ装置200においては、受信した比較結果が図27〜図29に示すように表示される。
具体的には、前述したように、例えば、大当り回数1位の台番号である107番台に対応する呼び出しランプ装置200においては、図27(a)に示すように、非稼働中に表示されるアピール情報の表示画面や、図29(a)に示す台データ表示を含む通常表示画面の上部両隅部位置に、「★ベスト台」の表示が表示されることで、当該呼び出しランプ装置200が対応する台番号107番のパチンコ機2が、大当り回数において、1位(ベスト)であることが遊技者に対して告知される。
また、同様に、2位の台番号である101番台に対応する呼び出しランプ装置200においても、図27(b)に示すアピール情報表示画面や通常表示画面の上部両隅部位置に、「☆準ベスト台」の表示が表示されることで、当該呼び出しランプ装置200が対応する台番号101番のパチンコ機2が、大当り回数において、2位(準ベスト)であることが遊技者に対して告知される。
また、同様に、3位以下の台番号に対応する各呼び出しランプ装置200においては、図27(c)に示すアピール情報表示画面や通常表示画面の上部両隅部位置に、1位の台番号を含む「107番台ベスト」の表示が表示されることで、大当り回数において、当該呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2と同一機種において1位のパチンコ機2の台番号が、遊技者に対して告知される。
尚、ここでは、特定の遊技情報として大当り回数を例に説明したが、大当り回数以外の遊技情報である「確変回数」を選択した場合には、大当り回数に代えて、各表示対象台の遊技情報テーブルAにおける確変回数が抽出され、該確変回数による順位付けが実施されて、大当り回数と同様に比較結果情報が生成されて送信される。尚、この際、生成される比較結果情報としては、一位の表示情報として「確変ベスト台」や、下位の表示情報として「**台確変ベスト台」のように、比較対象とした遊技情報の種別の情報を含む表示情報が生成されて送信され、表示対象台に対応して設けられている各呼び出しランプ装置200において表示される。
また、同様に、対象情報として「大当り確率」を選択した場合には、大当り回数に代えて、各表示対象台の遊技情報テーブルAにおける大当り確率が抽出され、該大当り確率による順位付けが実施されて、比較結果情報が生成されて送信される。尚、この際、生成される表示情報としては、一位の表示情報として「確率ベスト台」や、下位の表示情報として「**台確率ベスト台」のように、比較対象とした遊技情報の種別の情報を含む表示情報が生成されて送信され、表示対象台に対応して設けられている各呼び出しランプ装置200において表示される。
また、表示情報表示設定画面において対象情報として「連荘回数」が選択されている場合には、図28(a)に示すアピール情報表示画面や図29(b)に示す通常表示画面の上部両隅部位置に、例えば、「10連荘達成!」の表示が、所定時間に亘り表示されることで、当該呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2が連荘回数において、所定の連荘閾値以上の連荘が発生したことが遊技者に対して告知され、その他の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に対しては、図28(b)に示すように「105番台10連荘達成!」のテキストデータを含む比較結果情報が送信されて所定時間に亘って表示されることで、105番台において所定の連荘閾値以上の連荘が発生したことが遊技者に対して告知される。
つまり、本実施例の呼び出しランプ装置200(情報表示装置)は、比較結果特定情報送信手段となる表示情報生成送信処理において送信されてきた比較結果特定情報となる比較結果特定情報から特定される比較結果を表示している。
次に、アピール情報表示設定画面において集中単独設定がなされている場合について以下に説明する。尚、この集中単独設定の場合における呼び出しランプ装置200の動作については、上述した集中ランキング設定の場合と同じであるので、説明を省略し、動作の異なるホールコンピュータ140における非稼働情報(稼働化情報)受信時処理について、図22のフロー図に基づいて説明する。
この集中単独設定がなされている場合の非稼働情報(稼働化情報)受信時処理においてホールコンピュータ140(CPU142)は、まず、受信した情報が非稼働情報であるか否かを判定する(S1)。
そして、受信した情報が稼働化情報である場合には、S7のステップに進み、受信した稼働化情報に基づいて遊技情報テーブルAを更新する。具体的には、受信した稼働化情報に含まれる台番号に対応付けて遊技情報テーブルAに記憶されている稼働状態を「非稼働」から「稼働」に更新して処理を終了する。
一方、受信した情報が非稼働情報である場合には、S2のステップに進み、受信した非稼働情報に基づいて遊技情報テーブルAを更新する。具体的には、受信した非稼働情報に含まれる台番号に対応付けて遊技情報テーブルAに記憶されている各遊技情報のデータを受信した非稼働情報に含まれる遊技情報のデータに更新するとともに、該台番号に対応する稼働状態を「稼働」から「非稼働」に更新する。
そして、S5’のステップに進み、受信した非稼働情報に含まれている台番号が、表示対象台の台番号であるか否かを判定し、表示対象台の台番号である場合には、該非稼働情報の送信元の呼び出しランプ装置200において該非稼働中において表示するアピール情報を決定するアピール情報決定処理を実施する。尚、表示対象台の台番号でない場合には、当該処理を終了する。
このS5’のステップにおけるアピール情報決定処理においては、まず、受信した非稼働情報に含まれている台番号に対応付けて遊技情報テーブルA並びに遊技情報テーブルBに記憶されている各種の遊技情報に基づいて、アピール情報基準テーブルに格納されている各種別毎のポイント数を特定する。
具体的には、受信した非稼働情報に含まれていた遊技情報により更新された後の遊技情報テーブルAにおける大当り回数が、例えば、5回であれば、図12に示すように、4〜6回の範囲に該当するので2ポイントとしてポイント数を特定する。そして、最高連荘回数、大当り確率についても同様にポイント数を特定する。
また、「大当り安定台」に対応するポイント数としては、本日、前日、前々日の各大当り回数を遊技情報テーブルA並びに遊技情報テーブルBから抽出して、それぞれの大当り回数が該当するポイント数を合算した値を3で除することで、3日間の平均ポイントを算出する。
そして、「安定連荘台」についても、「大当り安定台」と同様に、本日、前日、前々日の最高連荘回数の各ポイント数の平均値を算出するとともに、「確率安定台」についても同様に、本日、前日、前々日の大当り確率の各ポイント数の平均値を算出する。
また、「前日高大当り台」については、遊技情報テーブルBにおいて受信した非稼働情報に含まれる台番号に対応する前日の日付の大当り回数が該当するポイント数を特定する。
そして、このようにして特定したポイント数の内、最もポイント数の大きな種別の遊技情報をアピール情報の候補として選定する。例えば、特定したポイント数の内、本日の大当り回数のポイント数が、2ポイントで最も大きい場合には、種別番号「1」の高大当り台をアピール情報の候補として選定する。
尚、この選定において、同一のポイント数である種別が複数存在する場合には、アピール情報基準テーブルの優先順位に格納されている優先順位が最も高い種別をアピール情報の候補として選定する。
次に、このようにして選定した候補のポイント数がアピール情報基準テーブルに格納されている該当する基準ポイント数以上であるか否かを確認し、基準ポイント数以上であれば当該選定した種別番号「1」の高大当り台をアピール情報として決定し、基準ポイント数未満であれば、特定したその他の種別のポイント数の内、該当する基準ポイント数以上である種別を特定し、該種別をアピール情報として決定する。尚、基準ポイント数以上である種別が複数存在する場合には、アピール情報基準テーブルの優先順位に格納されている優先順位が最も高い種別をアピール情報として決定する。
具体的に、選定した候補のポイント数が前述のように2ポイントである場合であって、その時の時刻が、時間帯Bに該当する時刻である場合には、図12のアピール情報基準テーブルに示すように、高大当り台の基準ポイント数が2ポイントであり、選定した候補のポイント数が基準ポイント数以上である条件を満たすので、選定した種別番号「1」の高大当り台をアピール情報として決定する。
一方、選定した候補のポイント数が前述のように2ポイントである場合であって、その時の時刻が、時間帯Cに該当する時刻である場合には、図12のアピール情報基準テーブルに示すように、高大当り台の基準ポイント数が3ポイントであり、選定した候補のポイント数である2ポイントが、基準ポイント数である3ポイント未満となり、基準ポイント数以上である条件を満たさないので、選定した種別番号「1」の高大当り台以外の種別のポイント数、例えば、高連荘台のポイント数も同様に2ポイントであれば、当該高連荘台の基準ポイントである2ポイント以上であるので、該高連荘台をアピール情報として決定する。
そして、S6のステップに進み、S5’のアピール情報決定処理において決定したアピール情報(種別番号)を、受信した非稼働情報の送信元の呼び出しランプ装置200に対して送信するアピール情報送信処理を実施した後、当該処理を終了する。
つまり、これら非稼働情報(稼働化情報)受信時処理を実施することで、表示対象台が新たに非稼働になった場合には、他の非稼働中の表示対象台とのランキングを実施することなく、各種別の遊技情報のポイント数と基準ポイントとに基づいてアピール情報が決定され、該決定されたアピール情報が非稼働となった表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に送信される。
そして、このようにしてホールコンピュータ140から送信されたアピール情報の受信は、呼び出しランプ装置200の制御マイコン279が実施する割込監視処理のSw4のステップにて検知されて、前述したSw17〜Sw19の処理が実施されることで、対応するパチンコ機2が非稼働状態であって既にアピール情報を表示中でないことを条件に、受信したアピール情報が表示画面261に表示される。
次に、アピール情報表示設定画面において個別ランキング設定がなされている場合における呼び出しランプ装置200の動作について以下に説明する。尚、この設定の場合においては、ホールコンピュータ140側では、表示対象台の稼働状態の特定や、ランキングや、アピール情報の決定を実施する必要がないので、図20に示す非稼働情報(稼働化情報)受信時処理が実施されない。
この個別ランキング設定がなされている場合において呼び出しランプ装置200の制御マイコン279は、図23に示す割込監視処理を実施する。
該設定における割込監視処理は、図23に示すように、前述の集中ランキング設定における割込監視処理(図19参照)と同一の処理ステップを含んでおり、これら同一のステップについては説明を省略し、本設定における特徴となるSw12〜Sw15cの処理について以下に詳述する。
尚、本設定における割込監視処理においては、ホールコンピュータ140からアピール情報が送信されないので、アピール情報の受信を監視するSw4のステップと、該Sw4のステップにてアピール情報を受信した際に実施されるSw17〜Sw19のステップが除外されているとともに、Sw15のステップ以降に、Sw15a〜Sw15cの各ステップが追加されている。
この図23に示す割込監視処理において、非稼働判定タイマがタイマアップした場合には、該タイマアップが、Sw1〜Sw5+の監視状態のSw3のステップにおいて検知されてSw12のステップに進み、非稼働判定処理が実施される。
この非稼働判定処理においては、まず、その時点の遊技状態が、非稼働に該当する通常遊技状態であるか否かを判定する。そして、通常遊技状態でない場合、すなわち大当り状態、確変状態、時短状態である場合には非稼働ではなく稼働中(休憩中)であると判定する一方、通常遊技状態である場合には非稼働状態であると判定する。
つまり、本実施例のSw12の非稼働判定処理において制御マイコン279は、対応するパチンコ機2が非稼働か否かを判定しており、該非稼働判定処理を実施する制御マイコン279によって本発明における非稼働判定手段が形成されている。
そして、Sw13のステップに進み、非稼働判定処理における判定結果が非稼働判定であるか否か判別して、非稼働判定でない場合にはSw16のステップに進んで非稼働判定タイマをリセットした後、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る一方、非稼働判定である場合にはSw14のステップに進み、遊技情報テーブル(図6)における本日データの遊技状態(現在)のデータを、「非稼働」に更新した後、当該呼び出しランプ装置200の装置IDと対応するパチンコ機2の台番号と、遊技状態が非稼働状態となった旨を示す所定のデータと、その時点において遊技情報テーブルに記憶されている本日データおよび前日の大当り回数とを含む非稼働情報を、その他の表示対象台に対応して設けられている他の呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140に対して送信する非稼働情報送信処理を実施する(Sw15)。
次いで、Sw15aのステップに進み、図7の非稼働台遊技情報テーブルに記憶されている各種の遊技情報と、遊技情報テーブルに記憶されている対応するパチンコ機2の遊技情報とに基づいて、図8に示す順位テーブルを更新するランキング更新処理を実施する。
具体的にSw15aのランキング更新処理においては、まず、ランキングを行う各種別に対応する遊技情報を遊技情報テーブルから抽出する。つまり、「高大当り台」に対応する本日データの大当り回数、「高連荘台」に対応する本日データの最高連荘回数、「高確率台」に対応する本日データの大当り確率、「前日高大当り台」に対応する前日データの大当り回数をそれぞれ抽出する。
そして、これら抽出した各数値を、非稼働台遊技情報テーブルに記憶されている、その時点において非稼働となっている他の表示対象台の該当する種別の数値と比較して、抽出した各数値が該当する順位を特定して順位テーブルに格納する。
具体的には、抽出した「高大当り台」に対応する本日データの大当り回数については、非稼働台遊技情報テーブルに記憶されている各大当り回数と比較し、該抽出した大当り回数が、例えば3番目に大きな値である場合、つまり3位である場合には、順位テーブルの「高大当り台」に対応する順位に「3」を格納し、同様に、「高連荘台」に対応する本日データの最高連荘回数については、非稼働台遊技情報テーブルに記憶されている各最高連荘回数と比較し、該抽出した最高連荘回数が、例えば2番目に大きな値である場合、つまり2位である場合には、順位テーブルの「高連荘台」に対応する順位に「2」を格納し、「高確率台」に対応する本日データの大当り確率については、非稼働台遊技情報テーブルに記憶されている各大当り確率と比較し、該抽出した大当り確率が、例えば1番目に大きな値である場合、つまり1位である場合には、順位テーブルの「高確率台」に対応する順位に「1」を格納し、「前日高大当り台」に対応する前日データの大当り回数については、非稼働台遊技情報テーブルに記憶されている各前日大当り回数と比較し、該抽出した前日データの大当り回数が例えば1番目に大きな値である場合、つまり1位である場合には、順位テーブルの「前日高大当り台」に対応する順位に「1」を格納して、順位テーブルを更新する。
次に、Sw15bのステップに進んでアピール情報決定処理を実施する。このSw15bにおけるアピール情報決定処理においては、まず、Sw15aのランキング更新処理において更新した順位テーブルにおいて、アピール情報表示設定画面において設定されている順位、例えば設定順位が3位であれば3位以内の順位が存在するか否かを判定する。
そして、該判定において存在しない場合にはアピール情報を決定することなく当該処理を終了してSw1〜Sw5+の監視状態に戻る一方、設定順位以内の順位が存在する場合には、最も高い順位が格納されている種別の内、最も優先順位が高い種別、例えば、図8に示す順位テーブルであれば、最も高い順位である1位が格納されている種別の内、優先順位が高い「高確率台」をアピール情報として決定する。
つまり、本実施例におけるSw15bのアピール情報決定処理において制御マイコン279は、遊技情報テーブルに管理している対応するパチンコ機2の遊技情報と予め定められた条件であるランキング順位が所定順位以上であることに基づいて、遊技者にとって対応するパチンコ機2を選択する上で指標となるアピール情報(指標情報)を決定しており、該アピール情報決定処理を実施する制御マイコン279によって本発明における請求項7の指標情報決定手段が形成されている。
また、本実施例のSw15bのアピール情報決定処理において制御マイコン279は、各種別(種類)毎、並びに本日の大当り回数や前日の大当り回数のように、各日別に遊技情報をランキング(比較)してアピール情報を決定している。
次いでSw15cのステップに進み、Sw15bのアピール情報決定処理にて決定したアピール情報である、例えば、「高確率台」に該当する本日データの大当り確率を、表示画面261に表示するアピール情報表示処理を実施した後、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る。尚、このアピール情報の表示は、Sw10+の稼働化判定処理において稼働と判定されることにより稼働化情報が送信されることで終了される。
つまり、Sw13のステップにおいてYesと判定されること、すなわち非稼働判定処理にて非稼働と判定されたことに基づいて、Sw15bのアピール情報決定処理にて決定されたアピール情報を表示するアピール情報表示処理を実施しており、該アピール情報表示処理を実施する制御マイコン279によって本発明における指標情報表示手段が形成されている。
次に、アピール情報表示設定画面において個別単独設定がなされている場合における呼び出しランプ装置200の動作について以下に説明する。尚、この設定の場合においても、ホールコンピュータ140側では、表示対象台の稼働状態の特定や、ランキングや、アピール情報の決定を実施する必要がないので、図20に示す非稼働情報(稼働化情報)受信時処理が実施されない。
この個別単独設定がなされている場合において呼び出しランプ装置200の制御マイコン279は、図24に示す割込監視処理を実施する。
該設定における割込監視処理は、図24に示すように、前述の個別ランキング設定における割込監視処理(図23参照)と同一の処理ステップを含んでおり、これら同一のステップについては説明を省略し、本設定における特徴となるSw12〜Sw15cの処理について以下に詳述する。
この図24に示す割込監視処理において、非稼働判定タイマがタイマアップした場合には、該タイマアップがSw3のステップにおいて検知されてSw12のステップに進み、前述した非稼働判定処理を実施した後、Sw13の判定を実施する。
非稼働判定である場合にはSw13からSw14のステップに進んで、前述の非稼働情報送信処理を実施した後、Sw15b’のアピール情報決定処理を実施する。
このSw15b’のアピール情報決定処理においては、遊技情報テーブルに記憶されている各種の遊技情報に基づいて、アピール情報基準テーブルに格納されている各種別毎のポイント数を特定する。
具体的には、本日データの大当り回数が、例えば、6回であれば、図9に示すように、4〜6回の範囲に該当するので2ポイントとしてポイント数を特定する。そして、最高連荘回数、大当り確率についても同様にポイント数を特定する。
また、「大当り安定台」に対応するポイント数としては、本日、前日、前々日の各大当り回数を遊技情報テーブルから抽出して、それぞれの大当り回数が該当するポイント数を合算した値を3で除することで、3日間の平均ポイントを算出する。
そして、「安定連荘台」についても、「大当り安定台」と同様に、本日、前日、前々日の最高連荘回数の各ポイント数の平均値を算出するとともに、「確率安定台」についても同様に、本日、前日、前々日の大当り確率の各ポイント数の平均値を算出する。
また、「前日高大当り台」については、遊技情報テーブルの前日データの大当り回数が該当するポイント数を特定する。
そして、このようにして特定したポイント数の内、最もポイント数の大きな種別の遊技情報をアピール情報の候補として選定する。例えば、特定したポイント数の内、本日の大当り回数のポイント数が、2ポイントで最も大きい場合には、種別番号「1」の高大当り台をアピール情報の候補として選定する。
尚、この選定において、同一のポイント数である種別が複数存在する場合には、アピール情報基準テーブルの優先順位に格納されている優先順位が最も高い種別をアピール情報の候補として選定する。
次に、このようにして選定した候補のポイント数がアピール情報基準テーブルに格納されている該当する基準ポイント数以上であるか否かを確認し、基準ポイント数以上であれば当該選定した種別番号「1」の高大当り台をアピール情報として決定し、基準ポイント数未満であれば、特定したその他の種別のポイント数の内、該当する基準ポイント数以上である種別を特定し、該種別をアピール情報として決定する。尚、基準ポイント数以上である種別が複数存在する場合には、アピール情報基準テーブルの優先順位に格納されている優先順位が最も高い種別をアピール情報として決定する。
具体的に、選定した候補のポイント数が前述のように2ポイントである場合であって、その時の時刻が、時間帯Bに該当する時刻である場合には、図9のアピール情報基準テーブルに示すように、高大当り台の基準ポイント数が2ポイントであり、選定した候補のポイント数が基準ポイント数以上である条件を満たすので、選定した種別番号「1」の高大当り台をアピール情報として決定する。
一方、選定した候補のポイント数が前述のように2ポイントである場合であって、その時の時刻が、時間帯Cに該当する時刻である場合には、図9のアピール情報基準テーブルに示すように、高大当り台の基準ポイント数が3ポイントであり、選定した候補のポイント数である2ポイントが、基準ポイント数である3ポイント未満となり、基準ポイント数以上である条件を満たさないので、選定した種別番号「1」の高大当り台以外の種別のポイント数、例えば、前日高大当り台のポイント数も同様に2ポイントであれば、当該前日高大当り台の基準ポイントである2ポイント以上であるので、該前日高大当り台をアピール情報として決定する。
つまり、本実施例におけるSw15b’のアピール情報決定処理において制御マイコン279は、遊技情報テーブルに管理している対応するパチンコ機2の遊技情報と予め定められた条件である基準ポイント以上であることに基づいて、遊技者にとって対応するパチンコ機2を選択する上で指標となるアピール情報(指標情報)を決定しており、該Sw15b’のアピール情報決定処理を実施する制御マイコン279によって本発明における請求項7の指標情報決定手段が形成されている。
また、本実施例のSw15b’のアピール情報決定処理において制御マイコン279は、
各種別の遊技情報が予め定められた所定の基準値である基準ポイントに該当する値以上であることを条件としてアピール情報を決定している。
また、本実施例のSw15b’のアピール情報決定処理において制御マイコン279は、各種別(種類)毎、並びに本日の大当り回数や前日の大当り回数のように、各日別の遊技情報のポイント数によりアピール情報を決定している。
次いでSw15cのステップに進み、Sw15b’のアピール情報決定処理にて決定したアピール情報である、例えば、時間帯Bであれば「高大当り台」に該当する本日データの大当り回数を表示画面261に表示し、時間帯Cであれば「前日高大当り台」に該当する前日データの大当り回数を、図21(c)に示すように表示画面261に表示するアピール情報表示処理を実施した後、Sw1〜Sw5+の監視状態に戻る。尚、このアピール情報の表示は、Sw10+の稼働化判定処理において稼働と判定されることにより稼働化情報が送信されることで終了される。
次に、本発明の請求項11に対応する実施例4に係る遊技用システムに関して、図37〜図40を参照して説明する。尚、本実施例4の特徴としては、前述した実施例1〜3においては全て、ホールコンピュータ140において比較結果情報を生成して各呼び出しランプ装置200に送信しているのに対し、本実施例4では、比較結果情報をアピール情報とともに呼び出しランプ装置200側において生成している点であり、その他のシステム構成等は、前述の実施例1の遊技用システムと同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例4の特徴部分について以下に説明する。
まず、図37は、本実施例4のホールコンピュータ140において表示される呼び出しランプ表示情報設定画面を示す図である。
この本実施例4の呼び出しランプ表示情報設定画面には、図37に示すように、画面上方位置に、該呼び出しランプ表示情報設定画面における表示設定の対象とする呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2を指定するための設定対象台指定部と、画面中央位置に、呼び出しランプ装置200にてアピール情報を決定する決定方式を指定するためのアピール情報設定部と、画面下方位置に、比較結果情報に関する設定を行うための比較情報表示設定部とが設けられている。
設定対象台指定部には、図37に示すように、排他選択可能とされた「島単位」と「機種単位」の各選択メニュー毎にチェックボックス並びに選択ウインドウとが設けられており、1つの島に設置されているパチンコ機2を設定対象として指定する場合には、「島単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいて設定対象としたいパチンコ機2が設置されている島番号を選択する一方、1つの機種の全台を設定対象として指定する場合には、「機種単位」の選択メニューに対応するチェックボックスをチェックするとともに、対応する選択ウインドウにおいて設定対象としたいパチンコ機2の機種名を選択すれば良い。
そして、これら設定対象台指定部にて指定したパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200に表示するアピール情報に関する設定を行う。
具体的には、実施例1のアピール情報表示設定画面における「決定方式」の項目における設定内容と同一とされており、「表示対象台」の項目において選択した表示対象台の内で、非稼働状態になっているパチンコ機2の各種遊技情報を比較してランキング(順位)付けを実施することで、各ランキングにおける「表示順位」の項目において指定された上位所定順位までの遊技情報をアピール情報として決定する「ランキング方式」の選択メニューと、これら非稼働状態の複数のパチンコ機2の遊技情報を比較したランキングを実施せずに、個々のパチンコ機2においてアピール情報とする基準値よりも高い遊技情報をアピール情報として決定する「単独方式」の選択メニューとが、各メニュー毎のチェックボックスとともに排他選択可能に設けられている。
つまり、決定方式をランキング方式とした場合におけるランキングの順位において、一位のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200にのみアピール情報を表示させたいときには、「ランキング方式」に対応するチェックボックスをチェックすることにより選択可能(アクティブ)化される「表示順位」の選択ウインドウの項目において、一位を選択し、一位と二位のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200にアピール情報を表示させたいときには二位を選択し、一位と二位と三位のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200にアピール情報を表示させたいときには三位を選択すれば良い。
つまり、本実施例4では、上述したように、実施例1のアピール情報決定主体の項目において「個別決定」が選択された場合と同じく、アピール情報の決定主体は呼び出しランプ装置200のみとされており、アピール情報設定部においてランキング方式を選択した場合は、実施例1における個別ランキング設定の場合と同じくしてアピール情報が決定され、アピール情報設定部において単独方式を選択した場合は、実施例1における個別単独設定の場合と同じくしてアピール情報が決定される。
また、比較情報表示設定部には、設定対象台指定部にて指定したパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200に表示される比較結果の比較対象とする遊技情報を指定するための「対象情報」の項目と、該指定した遊技情報に関する比較において、上位の何位までの台に対応する呼び出しランプ装置200に、上位であることに対応する「ベスト台」(一位)や「準ベスト台」(二位)等の表示させるかの順位を指定するための「表示対象順位」の項目とが設けられている。
尚、本実施例4の「対象情報」の項目においても、実施例1と同様に、「大当り回数」、「確変回数」、「大当り確率」並びに「最高連荘回数」が選択可能とされており、これらの遊技情報の内から1つの遊技情報を比較対象の遊技情報として指定すれば良い。
また、本実施例4の「表示対象順位」の項目には、一位、二位、三位の各順位を選択可能な選択ウインドウが設けられており、各順位を選択することで、実施例1と同様に、1〜3位の順位を指定できるようになっている。
つまり、表示対象台を対象とするランキングにおいて、一位のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200にのみベスト台表示をさせたいときには一位を選択し、一位と二位のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200に、ベスト台表示と準ベスト台表示をさせたいときには二位を選択し、一位と二位と三位のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200に、ベスト台表示、準ベスト台表示、準々ベスト台をさせたいときには三位を選択すれば良い。
そして、呼び出しランプ表示情報設定画面の下方に設けられている「設定」の選択入力部を選択入力することにより、ホールコンピュータ140(CPU142)は、設定対象台指定部にて指定されたパチンコ機2、例えば、設定対象台指定部にて遊技島XXが指定されている場合であれば、遊技島XXに設置されている全てのパチンコ機2に対応する各呼び出しランプ装置200に対して、遊技島XXに設置されている全てのパチンコ機2の台番号(全ての表示対象台の台番号)と該パチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200の装置IDと、アピール情報設定部に指定された決定方式と順位(ランキング方式のみ)の情報と、比較情報表示設定部において指定された対象情報の種別並びに表示対象順位の情報とを含む表示設定情報を送信する。
また、本実施例4の呼び出しランプ装置200のRAM275には、図38に示す表示対象台遊技情報テーブルが記憶されており、該表示対象台遊技情報テーブルにおいて、該呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2以外のパチンコ機2であって、表示対象台として指定されたパチンコ機2の各台番号に対応付けて、当該パチンコ機2の大当り回数、確変回数、大当り確率、最高連荘回数が格納されるようになっており、これらの各遊技情報が、対応するパチンコ機2以外のその他の表示対象台のパチンコ機2から送信される送信データ列の受信に応じて更新されることにより、該表示対象台遊技情報テーブルにおいて、対応するパチンコ機2以外のその他の表示対象台の各種遊技情報を把握できるようになっている。
図39は、上述したアピール情報設定部においてランキング方式を指定した場合、つまり、表示設定情報にアピール情報の決定方式がランキング方式である旨が含まれている場合において、本実施例4の呼び出しランプ装置200の制御マイコン279が実施する割込監視処理を示すフロー図であり、図40は、上述したアピール情報設定部において単独方式を指定した場合、つまり、表示設定情報にアピール情報の決定方式が単独方式である旨が含まれている場合において、本実施例4の呼び出しランプ装置200の制御マイコン279が実施する割込監視処理を示すフロー図である。
この図39に示す割込監視処理は、実施例1の個別決定によるランキング方式の設定時において呼び出しランプ装置200にて実施される図23に示す割込監視処理とほぼ同様とされているが、本実施例4の特徴である比較結果を特定する処理、並びにホールコンピュータ140から送信される表示設定情報の受信等に関する処理が追加されている点が異なっている。
具体的に、本実施例4の割込監視処理において制御マイコン279は、Sw1〜Sw3、Sw5、Sw5++、Sw5’の各ステップを巡回実施することで、対応するパチンコ機2並びにアウト玉計数器26から出力される信号の入力状態の変化または信号入力の有無、データ送信タイマのタイマアップの有無、非稼働判定タイマのタイマアップの有無、非稼働情報または稼働化情報の受信の有無、表示設定情報の受信の有無、送信データ列の受信の有無を検知する監視状態となる。
Sw1〜Sw5’の監視状態において表示設定情報の受信があった場合には、表示設定情報の受信がSw5++において検知されてSW23のステップに進み、RAM275の所定の記憶領域に記憶されている表示設定情報を、該受信した表示設定情報に更新する。
そして、更新した表示設定情報に含まれる台番号の内、対応するパチンコ機2の台番号の除いた他の表示対象台の台番号を表示対象台遊技情報テーブルに格納して表示対象台遊技情報テーブルを更新した後、Sw1〜Sw5’の監視状態に戻る。
Sw1〜Sw5’の監視状態において大当り1信号、大当り2信号、時短信号の入力状態が変化、若しくは、始動入賞信号、演出終了信号、賞球信号、アウト玉計数信号の入力があった場合には、これら変化若しくは信号入力がSw1にて検知されてSw6に進み、信号の種別に応じて、図6に示す遊技情報テーブルを更新する遊技情報テーブル更新処理を実施する。
そして、遊技情報テーブル更新処理の実施後にSw7のステップに進み、Sw6の遊技情報テーブル更新処理においてアウト玉計数信号の入力による総打込玉数の更新があったか否かを判定した後、Sw8のステップに進み、Sw6の遊技情報テーブル更新処理において遊技状態の変化、つまり、端子1〜3の信号入力状態に変化があったか否かを判定する。
該Sw8の判定において遊技状態が変化したと判定された場合には、Sw9’のステップに進み送信データ列送信処理を実施する一方、遊技状態が変化していないと判定された場合には、Sw9’のステップを経由することなくSw1〜Sw5’の監視状態に戻る。
このSw9’のステップにおける送信データ列送信処理においては、図10に示すように、当該呼び出しランプ装置200の装置IDと、対応するパチンコ機2の台番号と、その時点において遊技情報テーブルの本日データに記憶している新たな遊技状態のデータを含む遊技情報データと、送信データのエラー修正に使用されるECCデータとが配列された送信データ列をホールコンピュータ140並びに、表示対象台遊技情報テーブルに記憶されている他の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に対して送信することで、対応するパチンコ機2の遊技状態が変更したことをホールコンピュータ140に対して迅速に通知するとともに、更新後の遊技情報を他の表示対象台に対して通知するようになっている。尚、送信データ列を送信することで、データ送信タイマをリセットする。
このようにして他の表示対象台から送信される送信データ列の受信は、Sw1〜Sw5’の監視状態においてSw5’のステップにて検知されてSw31のステップに進み、該送信データ列に含まれる台番号に対応して表示対象台遊技情報テーブルに記憶されている各遊技情報が、受信した送信データ列に含まれる遊技情報、つまり、大当り回数、確変回数、大当り確率、最高連荘回数に更新される(表示対象台遊技情報テーブル更新処理)。
そして、これら更新後の表示対象台遊技情報テーブルのデータに基づいて比較結果を特定する比較結果特定処理を実施する(Sw32)。
具体的に本実施例の比較結果特定処理においては、実施例1における表示情報生成送信処理と同様に、まず、表示対象台遊技情報テーブル更新処理により変化した遊技情報が、表示設定情報に含まれる比較対象の遊技情報であるか否かを判定し、比較対象の遊技情報でない場合には、Sw33の処理を実施することなくSw1〜Sw5’の監視状態に戻る。
一方、変化した遊技情報が、表示設定情報に含まれる比較対象の遊技情報である場合には、該比較対象の遊技情報、例えば、大当り確率を表示対象台遊技情報テーブルから全て抽出するとともに、対応するパチンコ機2の大当り確率を遊技情報テーブルから抽出してランキングを行う。
そして、該ランキングによる対応するパチンコ機2の大当り確率の順位を特定し、該特定した順位が表示設定情報に含まれる表示対象順位の範囲内、例えば2位以内であるか否かを判定する。
該判定において、表示対象順位の範囲内である場合、例えば、一位であれば、比較結果がベスト台であると特定し、二位であれば、比較結果が準ベスト台であると特定する一方、表示対象順位の範囲外である場合、つまり、3位以下であれば、一位の表示対象台の台番号を特定し、「**番台ベスト台」を比較結果として特定する。
そして、Sw33のステップに進み、Sw32の比較結果特定処理にて特定した比較結果が、各表示画面において画面上部両隅部位置に表示されるように表示背景画面を更新する表示背景画面更新処理を実施した後、Sw1〜Sw5’の監視状態に戻る。
このように、表示背景画面が更新されることにより、実施例1と同様に、各呼び出しランプ装置200においては、特定した比較結果が表示されるとともに、非稼働判定時においてSw14〜Sw15cの処理が実施されることにより、実施例1と同様にアピール情報も表示される。
また、図40に示す割込監視処理は、実施例1の個別決定による単独方式の設定時において呼び出しランプ装置200にて実施される図24に示す割込監視処理とほぼ同様とされているが、図39の場合と同様に本実施例4の特徴である比較結果を特定するための処理となるSw5’とSw31〜33の各ステップとが追加されている点、並びにホールコンピュータ140から送信される表示設定情報の受信等に関する処理となるSw5++とSw23のステップが追加されている点が異なっている。
これら追加されているSw5’とSw31〜33の各ステップの処理内容、並びにSw5++とSw23のステップの処理内容は、上述した図39の割込監視処理における処理と同一であるのでここでの説明は省略し、図39の割込監視処理と異なるSw15b’のステップにおける処理について説明する。
この本実施例4のSw15b’のアピール情報決定処理においては、遊技情報テーブルに記憶されている各種の遊技情報に基づいて、アピール情報基準テーブルに格納されている各種別毎のポイント数、具体的には、本日データの大当り回数、最高連荘回数、大当り確率、大当り安定台(大当り回数に関する3日間の平均ポイント)、「前日高大当り台」のポイント数を特定する。
そして、このようにして特定したポイント数の内、最もポイント数の大きな種別の遊技情報をアピール情報の候補として選定し、同一のポイント数である種別が複数存在する場合には、アピール情報基準テーブルの優先順位に格納されている優先順位が最も高い種別をアピール情報の候補として選定する。
そして、このようにして選定した候補のポイント数がアピール情報基準テーブルに格納されている該当する基準ポイント数以上であるか否かを確認し、基準ポイント数以上であれば当該選定した種別の遊技情報をアピール情報として決定する。
次いでSw15cのステップに進み、Sw15b’のアピール情報決定処理にて決定したアピール情報を表示画面261に表示するアピール情報表示処理を実施することにより、各呼び出しランプ装置200においては、該呼び出しランプ装置200にて決定された各種のアピール情報が、実施例1と同様に表示されるとともに、該呼び出しランプ装置200にて特定された比較結果も表示画面261に表示される。
つまり、本実施例4の呼び出しランプ装置200は、遊技情報テーブルにおいて対応するパチンコ機2の遊技に関する遊技情報(遊技関連情報)を管理し、非稼働台遊技情報テーブル並びに表示対象台遊技情報テーブルにおいて、対応するパチンコ機2以外の他の遊技機を個々に識別可能な台番号(遊技機識別情報)に対応付けて当該パチンコ機2の遊技情報(遊技関連情報)を管理している。
また、割込監視処理のSw15bのステップにおいて、非稼働台遊技情報テーブルにおける遊技情報(遊技関連情報)と予め定められた条件となる表示設定情報とに基づいて、遊技者にとって対応するパチンコ機2を選択する上で指標となるアピール情報(指標情報)を決定しており、該割込監視処理のSw15bのステップを実施する制御マイコン279によって、本発明における指標情報決定手段が形成されている。
また、割込監視処理のSw12のステップにおいて、対応するパチンコ機2が非稼働か否かを判定しており、該Sw12のステップを実施する制御マイコン279によって、本発明における非稼働判定手段が形成されている。
また、割込監視処理のSw32の比較結果特定処理において、表示対象台遊技情報テーブルにて管理している遊技情報(遊技関連情報)の内、比較対象に設定された特定の遊技情報(遊技関連情報)を比較して対応するパチンコ機2の比較結果を特定しており、該比較結果特定処理を実施する制御マイコン279によって、本発明における比較結果特定手段が形成されている。
また、割込監視処理のSw33の表示背景画面更新処理において、各表示画面にSw32の比較結果特定処理において特定された比較結果が表示されるように表示背景画面を更新することで、制御マイコン279は、これら表示背景画面更新処理にて更新された表示背景画面を用いて各種の画面を表示する表示処理を実施しており、該表示処理を行う制御マイコン279によって本発明における比較結果表示手段が形成されている。
また、割込監視処理のSw15cのアピール情報表示処理において、Sw12の非稼働判定処理にて非稼働と判定されたことに基づいて、Sw15b(図39)またはSw15b’(図40)のステップのアピール情報決定処理(指標情報決定手段)において決定されたアピール情報(指標情報)を表示しており、該アピール情報表示処理を実施する制御マイコン279によって、本発明における指標情報表示手段が形成されている。
また、本実施例におけるSw15b’のアピール情報決定処理において制御マイコン279は、遊技情報テーブルに管理している対応するパチンコ機2の遊技情報と予め定められた条件である基準ポイント以上であることに基づいて、遊技者にとって対応するパチンコ機2を選択する上で指標となるアピール情報(指標情報)を決定しており、該Sw15b’のアピール情報決定処理を実施する制御マイコン279によって本発明における請求項13の指標情報決定手段が形成されている。
また、本実施例のSw15b’のアピール情報決定処理において制御マイコン279は、遊技情報の各種類毎にアピール情報(指標情報)を決定している。
また、本実施例のSw15b’のアピール情報決定処理において制御マイコン279は、各種別(種類)毎、並びに本日の大当り回数や前日の大当り回数のように、各日別の遊技情報のポイント数によりアピール情報を決定している。
次に、本発明の請求項12に対応する実施例5に係る遊技用システムに関して、図41を参照して説明する。尚、本実施例5の特徴としては、前述した実施例4においては、比較結果情報とアピール情報の双方を呼び出しランプ装置200にて表示しているのに対し、本実施例5では、ディップスイッチ277の設定に応じて、比較結果情報或いはアピール情報のいずれか一方を呼び出しランプ装置200側において表示する点であり、その他のシステム構成等は、前述の実施例4の遊技用システムと同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、実施例4からの変更点となる本実施例5の特徴部分について以下に説明する。
尚、本実施例5においては実施例4と同様に、アピール情報は、ランキング方式または単独方式により呼び出しランプ装置200にて決定されることから、本実施例5の制御マイコン279は、図41に示す割込監視処理または図42に示す割込監視処理を実施する。
また、本実施例5では、図35に示すように、ディップスイッチ277のNo1のON/OFFにより、各呼び出しランプ装置200毎に、アピール情報(指標情報)と比較結果のいずれを表示するかが設定されている。
また、本実施例5のホールコンピュータ140においても、実施例4と同様に、図37に示す呼び出しランプ表示情報設定画面が表示されて設定が実施されることで、表示設定情報がホールコンピュータ140から各表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に送信されてRAM275に記憶されている。
本実施例5の割込監視処理は、図41並びに図42に示すように、Sw13の非稼働判定であると判断された際の処理内容、並びに送信データ列を受信した際の処理内容が、図39並びに図40に示す実施例4の割込監視処理と異なるのみであるので、これら以外の処理のここでの説明は省略する。
Sw13のステップにおいて本実施例5の制御マイコン279は、非稼働判定処理における判定結果が非稼働判定であるか否か判別して、非稼働判定でない場合にはSw16のステップに進んで非稼働判定タイマをリセットした後、Sw1〜Sw5’の監視状態に戻る一方、非稼働判定である場合にはSw14のステップに進み、遊技情報テーブル(図6)における本日データの遊技状態(現在)のデータを、「非稼働」に更新した後、当該呼び出しランプ装置200の装置IDと対応するパチンコ機2の台番号と、遊技状態が非稼働状態となった旨を示す所定のデータと、その時点において遊技情報テーブルに記憶されている本日データおよび前日の大当り回数とを含む非稼働情報を、その他の表示対象台に対応して設けられている他の呼び出しランプ装置200並びにホールコンピュータ140に対して送信する非稼働情報送信処理を実施する(Sw15)。
次いで、Sw15+のステップに進み、ディップスイッチ277のNo1のスイッチの設定がONか、つまり、アピール情報の表示設定であるか否かを判定し、判定結果が「No」である場合、つまり、アピール情報の表示設定でない場合には、Sw15a〜Sw15cの各ステップの処理を実施することなくSw1〜Sw5’の監視状態に戻り、判定結果が「Yes」である場合、つまり、アピール情報の表示設定である場合には、Sw15a〜Sw15cの各ステップの処理(図41)、或いはSw15b’、Sw15cの各ステップの処理(図42)を実施してSw1〜Sw5’の監視状態に戻ることにより、アピール情報が決定され、該決定されたアピール情報が非稼働中において表示される。
また、Sw1〜Sw5’の監視状態において送信データ列の受信があった場合には、Sw5’のステップにて検知されてSw31のステップに進み、該送信データ列に含まれる台番号に対応して表示対象台遊技情報テーブルに記憶されている各遊技情報が、受信した送信データ列に含まれる遊技情報、つまり、大当り回数、確変回数、大当り確率、最高連荘回数に更新される(表示対象台遊技情報テーブル更新処理)。
そして、Sw31+のステップに進み、ディップスイッチ277のNo1のスイッチの設定がOFFか、つまり、比較結果の表示設定であるか否かを判定し、判定結果が「No」である場合、つまり、比較結果の表示設定でない場合には、Sw32〜Sw33の各ステップの処理を実施することなくSw1〜Sw5’の監視状態に戻り、判定結果が「Yes」である場合、つまり、比較結果の表示設定である場合には、Sw32〜Sw33の各ステップの処理を実施してSw1〜Sw5’の監視状態に戻ることにより、ランキングに基づく比較結果が特定され、該特定された比較結果を含む表示背景画面に更新されることで、各表示画面に比較結果が表示されるようになる。
すなわち、ディップスイッチ277のNo1のスイッチの設定がON、つまりアピール情報の表示設定である場合には、Sw31+のステップにおいては「No」と判定されることで、呼び出しランプ装置200において比較結果が表示されない一方、Sw15+のステップにおいては「Yes」と判定されてSw15a〜Sw15cの各ステップの処理が実施されることにより、呼び出しランプ装置200においてアピール情報のみが表示される。
また、ディップスイッチ277のNo1のスイッチの設定がOFF、つまり比較結果の表示設定である場合には、Sw15+のステップにおいては「No」と判定されることで、呼び出しランプ装置200においてアピール情報は表示されない一方、Sw31+のステップにおいては「Yes」と判定されてSw32〜Sw33の処理が実施されることにより、呼び出しランプ装置200において比較結果のみが表示される。
つまり、本実施例5のディップスイッチ277においては、アピール情報(指標情報)と比較結果のいずれを表示するかの設定を受付けており、該ディップスイッチ277によって本発明における表示設定受付け手段が形成されている。
また、本実施例5の制御マイコン279は、ディップスイッチ277(表示設定受付け手段)において受付けた設定がアピール情報(指標情報)を表示させる設定(ON)であって、Sw12の非稼働判定処理(非稼働判定手段)にて非稼働と判定されたことを条件に、Sw15bのアピール情報決定処理(指標情報決定手段)にて決定されたアピール情報(指標情報)を表示する一方、ディップスイッチ277(表示設定受付け手段)において受付けた設定が比較結果を表示させる設定(OFF)であることを条件に、Sw32の比較結果特定処理(比較結果特定手段)にて特定した比較結果を表示する表示処理を実施しており、該表示処理を行う制御マイコン279によって本発明の表示手段が形成されている。
尚、ディップスイッチ277ではなく、ホールコンピュータ140にてアピール情報と比較結果のいずれを表示するかの表示情報種別の設定を受付け、該表示情報種別の設定内容を含む表示設定情報を送信し、各呼び出しランプ装置200の制御マイコン279が、実施例3に示すように、該表示設定情報の表示情報種別の内容に基づいて、Sw15+並びにSw31+の判定を実施することにより、アピール情報と比較結果のいずれを表示するかの設定も、ホールコンピュータ140にて実施できるようにしても良い。
以上、前記各実施例のようにすれば、非稼働状態のパチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200において、非稼働状態の表示対象台を対象とする該呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2を遊技者が選択する上で指標となるアピール情報(指標情報)が表示されるようになるので、該非稼働状態のパチンコ機2を遊技者に効果的にアピールすることができ、当該パチンコ機2における遊技を促すことによって稼働率の向上を得ることができるとともに、他のパチンコ機2(遊技機)との特定の遊技情報(遊技関連情報)についての比較結果が表示されるので、対応するパチンコ機2を遊技する遊技者の意欲を向上できる。
また、本実施例のように集中ランキング設定や個別ランキング設定とすれば、非稼働の表示対象台の遊技情報をランキング(比較、による順位付け)してアピール情報(指標情報)を決定するので、遊技者がパチンコ機2を選択する上で、より有用なアピール情報を提供できる。
また、本実施例のように集中ランキング設定や個別ランキング設定とすれば、パチンコ機2の稼働状態が非稼働状態に変化する毎に、その時点において非稼働状態である表示対象台の各種遊技情報を比較してアピール情報(指標情報)を決定するので、その時点において非稼働である表示対象台の遊技情報を対象とした適切なアピール情報(指標情報)が決定されて呼び出しランプ装置200に表示されるようになるので、的確なアピールを実施できる。
また、本実施例のようにすれば、遊技者が重要視する遊技情報(遊技関連情報)の種類は、各遊技者により異なるので、これら各種類(種別)毎にランキングを実施してアピール情報(指標情報)を決定することで、様々な遊技者の関心を喚起できるので、より多くの遊技者に対する効果的なアピールを実施できる。
また、本実施例のようにすれば、遊技者が重要視する遊技関連情報として、その当日以外に、前日や前々日といった各日別の遊技情報を重要視する遊技者もいるので、本実施例の本日大当り回数による高大当り台や、前日大当り回数による前日高大当り台のように、これら各日別にアピール情報(指標情報)を決定することで、これら各日別の遊技情報(遊技関連情報)を重要視する遊技者の関心を喚起できるので、より多くの遊技者に対する効果的なアピールを実施できる。
また、本実施例のようにすれば、ランキング(順位付け)による所定の上位順位である例えば3位までの表示対象台(パチンコ機2)に対応する呼び出しランプ装置200にのみアピール情報(指標情報)が表示されるようになり、4位以下の下位順位の表示対象台(パチンコ機2)に対応する呼び出しランプ装置200にはアピール情報(指標情報)が表示されなくなるので、これらアピール情報(指標情報)に対する遊技者の信頼を向上させることができ、よって該非稼働状態の表示対象台(パチンコ機2)をより強く遊技者にアピールすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、呼び出しランプ装置200に表示するアピール情報を1つのみ決定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらアピール情報として、例えば、図8の順位テーブルや図14のランキングテーブルにおいてランクインした全ての種別の遊技情報を、優先順位等にかかわらずアピール情報として決定して、順次、表示画面261に切り替え表示しても良いし、基準ポイント以上の全ての種別の遊技情報をアピール情報として決定して、順次、表示画面261に切り替え表示しても良い。
つまり、前記実施例では、アピール情報として、本日の大当り回数のランキングによる高大当り台と前日の大当り回数のランキングによる前日高大当り台が共に1位にランクインしている場合でも、優先順位が高い本日データに基づく高大当り台のみがアピール情報として表示されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら本日データに基づく高大当り台と、前日高大当り台とを交互に表示して遊技者にアピールしても良いし、これら本日データに基づく高大当り台と前日高大当り台とを同時に表示しても良い。
また、前記実施例では、呼び出しランプ装置200において既にアピール情報を表示している状態において新たなアピール情報を受信しても、呼び出しランプ装置200側において、これら受信した新たなアピール情報への表示更新を実施しないことで、非稼働になって一度表示されたアピール情報が、稼働状態となるまでは継続して表示されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理装置となるホールコンピュータ140側において、例えば、非稼働台データに記憶されている各台番号毎に、アピール情報の送信の有無を識別可能なフラグデータを記憶しておくことで、該にアピール情報を送信済みであるか否かを確認できるようにしておき、新たにアピール情報を送信しようとする場合において、送信対象の呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2の台番号に対応するフラグデータが、アピール情報の送信済みを示すフラグデータである場合には、新たなアピール情報の送信を実施しないようにすることで、呼び出しランプ装置200において非稼働になって一度表示されたアピール情報が、稼働状態となるまで継続して表示されるようにしても良い。
また、前記実施例では、非稼働状態において呼び出しランプ装置200に表示されるアピール情報の種別が頻繁に変化すると、遊技者を困惑させたり、不信感を与えてしまう場合があることから、非稼働になって一度表示されたアピール情報が、対応するパチンコ機2が稼働状態となるまで継続して表示されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、呼び出しランプ装置200側において、新たなアピール情報を受信する毎に、該受信した新たなアピール情報に表示を更新するようにしても良い。但し、このように、新たなアピール情報を受信する毎に、表示するアピール情報を更新する場合において、例えば、遊技者が呼び出しランプ装置200を操作して台データを表示させている状況においてアピール情報が更新されると、台データの表示前と表示後において異なるアピール情報が表示されることになってしまうので、これら遊技者が呼び出しランプ装置200を操作して台データ等が表示されている間においては、アピール情報の更新を実施しないようにすれば良い。
また、前記実施例では、各パチンコ機2に対応する呼び出しランプ装置200側において、対応するパチンコ機2の稼働/非稼働を判定して、他の呼び出しランプ装置200やホールコンピュータ140に対して通知するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら稼働/非稼働を呼び出しランプ装置200において実施せずに、前述の実施例における遊技情報のデータを含む送信データ列に加えて、例えば、端子1〜端子7の信号入力状態を示す信号入力データを含む送信データ列をホールコンピュータ140に対して送信することで、ホールコンピュータ140において、これら信号入力データに基づいて各パチンコ機2の稼働/非稼働を判定するようにしても良い。
また、前記実施例では、個別ランキング設定がなされた場合において、個々の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200において、それぞれ非稼働の表示対象台の遊技情報を対象とするランキングを実施してアピール情報を決定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら非稼働の表示対象台の遊技情報を対象とするランキングを、特定の呼び出しランプ装置200においてのみ実施して、個々の呼び出しランプ装置200に表示するアピール情報を決定し、該決定したアピール情報を個々の呼び出しランプ装置200に送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、情報表示装置として呼び出しランプ装置200を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら情報表示装置としては、カードユニット3に遊技情報を表示するための表示パネルを設けて、該表示パネルに前記実施例におけるアピール情報等の各種のデータを表示するものとしても良いし、更には、これらプリペイドカードを受付けてパチンコ玉の貸出を実施するものではなく、会員カードのみを受付けて貯玉による再プレイを可能とするための会員用再プレイ装置に表示パネルを設けたものであっても良いし、いずれのカードも受付けることなく、単純に遊技情報等の各種情報を表示するための表示パネルを呼び出しランプ装置200が設置される幕板に設けた幕板パネル等の情報表示装置であっても良い。
また、前記実施例においては、稼働化判定処理並びに非稼働判定処理において、ホールコンピュータ140に加えて、その他の表示対象台に対しても稼働化情報や非稼働情報を一義的に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、集中ランキング設定や集中単独設定がなされていることで、ホールコンピュータ140にてアピール情報が決定される場合においては、これら稼働化情報や非稼働情報をホールコンピュータ140に対してのみ送信するようにしても良く、この場合にあっては、図19の割込監視処理において、Sw5並びにSw20のステップを有しない割込監視処理としても良いし、個別ランキング設定や個別単独設定がなされていることで呼び出しランプ装置200においてアピール情報が決定される場合においては、これら稼働化情報や非稼働情報を、その他の表示対象台に対してのみ送信するようにしても良い。
また、前記実施例においては、管理装置であるホールコンピュータ140と遊技場内に設置されている情報表示装置である全ての呼び出しランプ装置200とが、データ通信可能に接続されている形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前述したように、個別ランキング設定や個別単独設定がなされている場合には、アピール情報の決定のためにホールコンピュータ140と各呼び出しランプ装置200とを接続する必要がないので、例えば、これら個別ランキング設定や個別単独設定を、呼び出しランプ装置200において、ディップスイッチ277やリモコンにより実施できるようにして、ホールコンピュータ140と接続しない構成としても良い。
つまり、ホールコンピュータがない場合や、ホールコンピュータがあっても呼び出しランプ装置200と接続されていない場合や、ホールコンピュータが呼び出しランプ装置200と接続されていても設定変更機能を有していない場合には、呼び出しランプ装置200において、ディップスイッチ277やリモコンにより、個別ランキング設定と個別単独設定とを設定変更できるようにしても良い。尚、このように、個別ランキング設定と個別単独設定とを設定変更する場合においても、個別単独設定においては、稼働化情報や非稼働情報の送受信を必要としないので、該個別単独設定における図24の割込処理において、前述したように、Sw5並びにSw20のステップを有しない割込監視処理としても良い。
また、呼び出しランプ装置200において、ディップスイッチ277やリモコンにより、個別ランキング設定と個別単独設定とを設定変更する場合には、個々の呼び出しランプ装置200において設定変更を実施するようにしても良いし、いずれかの呼び出しランプ装置200において設定変更を実施することで、他の全ての呼び出しランプ装置200に設定内容(ランキングまたは単独)を送信し、他の全ての呼び出しランプ装置200においても同様に設定変更が実施されるようにしても良い。
また、前記実施例においては、前述した集中ランキング設定、集中単独設定、個別ランキング設定、個別単独設定の4種類の設定のいずれにも対応できる機能を有する呼び出しランプ装置200としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、集中単独設定における図24の割込監視処理のみを実施可能とされた単機能の呼び出しランプ装置200としても良いし、個別ランキング設定における図23の割込監視処理のみを実施可能とされた単機能の呼び出しランプ装置200としても良いし、更に、集中ランキング設定並びに集中単独設定における図19の割込監視処理のみを実施することで、ホールコンピュータ140にて決定されたアピール情報を表示する機能のみを有する呼び出しランプ装置200としても良い。
また、前記実施例においては、集中ランキング設定並びに集中単独設定におけるアピール情報の決定を、遊技情報を管理する一台の管理装置であるホールコンピュータ140にて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら管理装置を、遊技情報を管理するホールコンピュータ140と、アピール情報の決定を実施するアピール情報決定用コンピュータとの2つのコンピュータにて形成し、アピール情報決定用コンピュータからアピール情報を、各呼び出しランプ装置200に対して送信するようにしても良い。
また、前記実施例においては、比較対象情報として「大当り回数」、「確変回数」、「大当り確率」、「連荘回数」の4つの遊技情報を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技情報として、例えば、対応するパチンコ機が、通常遊技状態から大当りに比較して遊技者が獲得する遊技媒体の数量が非常に少ない小当り(第2特別遊技状態)が発生した後、確率変動状態に移行することで、突然的に確率変動状態が発生したような突然確変(突確)の遊技性を有する遊技機である場合には、これら突然確変の回数や、突然確変と通常確変の合計回数や、小当り回数や、時短回数を対象情報として、順位付け(ランキング)や比較を実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、比較対象情報を1つとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら比較対象情報の遊技情報を複数指定可能として、呼び出しランプ装置200においてこれら複数の対象情報に基づく比較結果を順次、切り替えて表示するようにしても良い。
また、前記実施例4、5では、表示対象台の遊技情報データを、各表示対象台に対応している個々の呼び出しランプ装置200が、他の表示対象台に対応している個々の呼び出しランプ装置200に対して送信データ列を送信することにより、各呼び出しランプ装置200にて管理するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各表示対象台の遊技情報データを、ホールコンピュータ140に対して、表示対象台データ送信要求を送信して、各表示対象台のその時点の台データや、比較対象とされているその時点の遊技情報を、ホールコンピュータ140から取得するようにして良い。
また、前記実施例では、表示情報の決定方法として、大当り回数や大当り確率等のように、表示対象台の大当り回数や大当り確率等を全て抽出し、比較による順位付け(ランキング)にて表示情報を決定する場合と、連荘回数のように、他の表示対象台の連荘回数と比較することなしに、表示対象台の連荘回数が連荘閾値回数に達したことを条件として表示情報を決定する場合との2つの場合を備えた実施形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみ、特には、他の表示対象台と比較することなしに表示情報を決定する連荘回数のみについて表示情報を決定するものとしても良い。
また、前記実施例では、比較による順位付け(ランキング)にて1位並びに2位の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に、「★ベスト台」や「☆準ベスト台」の表示情報を表示させるとともに、他の表示対象台にも「107番台ベスト」のように、表示情報を表示させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ランキング1位の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200のみに、「★ベスト台」を表示させて、その他の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200には表示情報を送信しないことにより、これら呼び出しランプ装置200には、「107番台ベスト」のような表示情報の表示を実施しない構成としても良く、このようにすれば、少なくとも107番台で遊技している遊技者は優越感が得られ、遊技意欲の向上に繋がる。又、前記実施例のように107番台以外にも送信する場合には、他台の遊技機の遊技者は、107番台を追い越そうと思うようになり、遊技意欲の向上に繋がる。
尚、上記したように、その他の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200には表示情報を送信しない場合にあっては、表示する情報が「★ベスト台」のように固定された情報であるので、これら表示データと該表示データを特定可能とする表示IDとが対応付けられた表示情報テーブル等のデータを、予め呼び出しランプ装置200とホールコンピュータ140の双方において記憶しておき、送信する表示情報としては、表示情報を特定可能な表示情報特定情報となる表示IDのみを送信するようにしても良い。
また、前記実施例1では、ホールコンピュータ140側にのみ、表示情報表示設定画面において選択された連荘閾値を記憶して、連荘回数が該連荘閾値に達している場合において、比較結果情報が生成されて送信されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示情報表示設定画面において選択された連荘閾値を、表示対象台に対応する各呼び出しランプ装置200に送信することにより、これら呼び出しランプ装置200側においても連荘閾値を記憶するようにしておき、表示対象台、例えば110番台において連荘閾値に達する10連荘が発生した場合には、該110番台に対応する呼び出しランプ装置200は、該呼び出しランプ装置200が記憶している連荘閾値と、図6に示す遊技情報テーブルに記憶されている対応する110番台の連荘回数とに基づいて、「10連荘達成!」の表示を実施するとともに、110番台以外の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200は、ホールコンピュータ140に記憶されている連荘閾値と図16に示す遊技情報テーブルAに記憶されている110番台の連荘回数とに基づいて、送信される表示情報の受信に応じて、「101番台10連荘達成!」の表示を実施するようにしても良い。つまり、この場合にあってホールコンピュータ140は、少なくとも連荘閾値に達した表示対象台以外の表示対象台に対応する呼び出しランプ装置200に表示情報特定情報を送信すれば良く、このようにすれば、少なくとも107番台で遊技している遊技者は優越感が得られ、遊技意欲の向上に繋がる。又、ホールコンピュータ140が表示情報特定情報を送信する場合には、他台の遊技機の遊技者は、107番台を追い越そうと思うようになり、遊技意欲の向上に繋がる。
また、比較結果情報とアピール情報の双方を表示する実施例1並びに実施例4においては、比較結果情報とアピール情報を同一の画面において表示する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら比較結果情報の画面とアピール情報の画面とを逐次切り替えて表示するようにしても良い。