JP5289246B2 - 流体分散ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、気体及び液体などの2つの流体を分散させながら、これらの分散流体を送液するための流体分散ポンプに関する。
工業的分野において、2つの流体を分散させ、さらに分散流体を搬送する操作については広く行なわれているところである。
特に近年、例えば、液体に気体を分散する分野において、工程の多様化に伴い、また、反応の効率化や迅速化などのため、気体を微細化して液体中に分散したいという要求が多くなってきている。
気泡を微細化するための微細気泡発生装置は、非特許文献1などに多種類のものが提案されている。例えば、(a)ベンチュリ管等を用いた流路拡大方式(非特許文献2及び特許文献1を参照)、(b)加圧溶解気体の過飽和析出方式(加圧溶解式)、(c)旋回流気泡せん断方式(旋回流式)、(d)オリフィス等を用いた高圧開放方式、(e)微細孔からの気体吐出方式、(f)超音波や機械による気泡破壊方式などである。
いずれの方法も気泡発生方式や発生気泡の破壊方法を様々に工夫している。特に、(a)〜(d)の方法は圧力変動や水流によるもの、(e)の方法は気体を吐出する孔径を小さくすることによるもの、(f)の方法は水流以外の動力(媒質の振動や機械によるせん断)によるものである。
特開2003−230824
大成博文,「マイクロバブルの基礎」,泡のエンジニアリング,2005年,pp.423−429 藤原暁子,「ベンチュリ管を用いたマイクロバブル発生手法」,エコインダストリー,2006,Vol.11,No.3,27−30
これらの各種方法には、それぞれ利点及び欠点があるが、特に問題となるのは、圧力を発生させるためのポンプを必要とすることである。例えば、(a)の方式ではベンチュリ管に気液混合流体を搬送するため、(b)(d)の方式では加圧のため、(e)の方式では流体を微細孔に通すため、などにそれぞれ流体を加圧させるためのポンプが必要となる。
さらに、上記の各種方法では、気泡を微細化して分散させた気液分散流体を使用目的に応じて反応槽などへ流動させるために別にポンプが必要となる。すなわち、微細気泡を作成するためと微細気泡を作成した気液混合流を搬送するために、それぞれポンプが必要となり、その結果、装置が全体として大型化するという問題を生じていた。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、2つの流体を分散させながら、これらの分散流体を送液することができる流体分散ポンプを提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第1態様によれば、回転可能に支持され、円板状の本体部の一面に遠心羽根を有する第1流体を吸排するインペラと、
一方の軸方向端部が前記インペラに接続され、前記インペラを回転させるモータと、
前記インペラ本体部に対して前記遠心羽根が設けられていない他面側に設けられ、前記インペラの回転軸と同軸で回転する循環羽根と、
前記インペラと循環羽根を収容し第1流体の供給口と分散流体の吐出口及び第2流体の供給口を有する収容室が画定された筐体と、
前記収容室内の前記インペラの遠心羽根に対する背面側の循環空間に前記インペラ及び循環羽根に隣接して配置され、前記循環羽根の遠心方向延在位置から開口し前記循環羽根から離れるにつれて拡大する流路が設けられた環状の分散部と、
を備えたことを特徴とする、流体分散ポンプを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記流路は、前記循環羽根から離れるにつれて、断面積が徐々に縮小するように構成された流路縮小部と、前記流路の断面積が徐々に拡大するように構成された流路拡大部と、前記流路縮小部と流路拡大部との接続部分に環状の隙間最小部を備えた、環状スリットを備えることを特徴とする、第1態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記循環羽根は、前記遠心羽根よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする、第1又は第2態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記循環羽根は、前記インペラ本体部の他面上に設けられていることを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つの流体分散ポンプを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記循環羽根は、前記インペラ本体部に対向して設けられた循環羽根支持部に設けられていることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つの流体分散ポンプを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記分散部は、
対向して設けられた複数枚の板状部材で構成され、
これらの板状部材の間の隙間が前記流路として画定されたことを特徴とする、第1から第5態様のいずれか1つの流体分散ポンプを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記分散部を構成する板状部材のうち少なくとも1枚は、前記インペラ本体部を構成することを特徴とする、第6態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記分散部を構成する板状部材は、環状に構成され、前記インペラ本体部の外径側に隣接して配置され、
さらに、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部には、前記板状部材と前記インペラ本体部の間から流体が漏れ出すことを防止する漏れ防止機構が設けられていることを特徴とする、第6態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面にそれぞれ対向して設けられた突状縁部であることを特徴とする、第8態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第10態様によれば、前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面から開口し、前記インペラの中心部分にまで伸びる前記インペラ本体部内に設けられた経路であることを特徴とする、第8又は第9態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第11態様によれば、前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面を互いに噛み合う凹凸形状で構成されることを特徴とする、第8態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第12態様によれば、前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面に設けられたダブルオリフィスであることを特徴とする、第11態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第13態様によれば、前記漏れ防止機構は、前記循環羽根支持部に設けられた漏れ防止羽根であることを特徴とする、第8態様の流体分散ポンプを提供する。
本発明の第14態様によれば、前記モータは、前記インペラの回転軸と同軸で回転するロータを含むキャンドモータであることを特徴とする第1から第13態様のいずれか1つの流体分散ポンプを提供する。
本発明によれば、筐体の収容室内に設けられたインペラ本体部により、収納室内を区画する。収容室内では、インペラの遠心羽根の回転によって、回転軸から遠くなるにつれて高圧となるように流体に圧力分布が与えられる。この圧力分布によって、遠心羽根が設けられていない循環空間で流体がインペラ本体部に対して求心方向へ流動する。また、循環空間に設けられた循環羽根の回転により、求心方向に移動した流体をインペラ本体部に対して遠心方向へ送り出すことができるため、循環空間で、流体が、求心方向及び遠心方向に循環することとなる。また、分散部がインペラ及び循環羽根に隣接して配置されているため、循環羽根の回転によって流体に与えられた力は、分散部の流路を通過するための原動力として用いることができる。このため、流体を分散部の流路を容易に通すことができ、気泡の微細化及び分散の条件を調整しやすくすることができる。
特に、流路が前記循環羽根の遠心方向延在位置から開口するように配置されることによって、循環羽根の回転によって与えられた遠心力を、効率よく流路を通過させるための原動力として用いやすくすることができる。
本発明の第2態様によれば、分散部の流路がベンチュリ管と同様の効果を呈し、流体が気液混合流体の場合など流体中の気泡を微細化することができる。流路の具体的な構成は、環状スリットでもよいし、単なる管路であってもよい。
本発明の第3態様によれば、循環羽根を遠心羽根よりも大きくすることで、遠心羽根の回転によって与えられた圧力よりもさらに大きい圧力を循環流に与えることができ、循環空間内の流体を流出口側へ導きやすくすることができる。
本発明の第4態様によれば、循環羽根をインペラ本体部の他面側に設けることで、収納室をより小型化することができる。
本発明の第5態様によれば、循環羽根をインペラとは別に構成された循環羽根支持部に設けることにより、分散部の位置に応じて、循環羽根の取り付け位置を調整することができる。
本発明の第6態様によれば、簡単な構成で、分散部の流路を作成することができる。また、板状部材の1枚をインペラ本体部と共用することにより、装置の小型化を図ることができる。
本発明の第8態様によれば、板状部材の1枚を環状に構成し、インペラ本体部の外径側に設けることで、収納室の厚み寸法を小さくすることができる。また、漏れ防止機構を備えることによって、インペラ本体部と板状部材の間の隙間を通って、流体が漏れ出さないようにすることができる。
漏れ防止機構としては、具体的には、板状部材と前記インペラ本体部の対向面に突状縁部を設けて両者間の隙間に形成される流路を長くする構成や、ダブルオリフィスなどの対向面を凹凸状にする構成など、隙間の通過抵抗を増す構成があげられる。また、管路を設けて隙間に存在する流体を再度中心部側に戻す構成などがあげられる。さらに、循環羽根とは別の漏れ防止羽根を設ける構成を採用してもよい。
本発明の第14態様によれば、キャンドモータの特性により液漏れのおそれがなく、どのような設置場所にも設置でき、さらに、高温、高圧、高真空の系にも使用することができる。
本発明の第1実施形態にかかる気液分散ポンプの断面図である。 図1の気液分散ポンプの送液気泡分散部の部分拡大図である。 図1の気液分散ポンプの収納室の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第3実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第4実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第5実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第6実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第7実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第8実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第9実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第10実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第11実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第12実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第13実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第14実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。 本発明の第15実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。
以下、本発明の流体分散ポンプにかかる実施形態の気液分散ポンプについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下、各実施形態は、第1流体として液体、第2流体として気体を用い、微細気泡にした気体を液体中に分散させて流出する気液分散ポンプについて説明するが、本発明の流体分散ポンプは気液分散ポンプに限定されるものではなく、液体中に液体を分散させるポンプなどを含むものである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる気液分散ポンプの断面図である。図1において、気液分散ポンプ1aは、液体中に供給された気体を微細気泡として分散させるものであり、キャンドモータ12と送液気泡分散部13とを備えている。
キャンドモータ12は、回転子16と固定子26とを備える。回転子16には回転軸17が圧入固着され、この回転軸17の前後部にそれぞれスリーブ18,19およびスラストカラー20,21が装着されている。回転軸17は、これらスリーブ18,19およびスラストカラー20,21を介して前後部の軸受22,23に回転自在に支持されている。これら軸受22,23は、各々前部軸受箱24、後部軸受箱25に挿入されて固定されている。
前部軸受箱24は、固定子26を挿入固着した固定子枠27の前部フランジ28面に固定され、後部軸受箱25はガスケット30を介して固定子枠27の後部端面31に液密に締結固定されている。
回転子16は非磁性で薄肉円筒状の回転子キャン33と側板34とが液密に溶着されて密封されており、固定子26は固定子枠27の端部と非磁性で薄肉円筒状の固定子キャン35とが液密に溶着されており、回転子16と固定子26とはキャン隙間36を介して対向配設されている。
後部軸受箱25には、潤滑液注入口37が設けられている。本実施形態では潤滑液は、本実施形態にかかる気液分散ポンプの吐出液であり、潤滑液流出口38から吐出され、潤滑液管路46を通って潤滑液注入口37へ供給される。
筐体39は、前部軸受箱24に液密に締結固定されている。筐体39と前部軸受箱24は、収納室40を画定する。
筐体39には、液体供給口44及び液体流出口43が設けられている。液体供給口44は、回転子16の回転軸17の延在位置に設けられ、液体流出口43は、筐体39の回転軸17に対し交差する方向に位置する面に開口する。
収納室40内には、インペラ48が収納される。インペラ48は、キャンドモータ12の回転軸17の先端に締結される。図1および図2に示すように、インペラ48は、クローズタイプの遠心インペラで構成され、円板状のインペラ後面部に前部カバーを備えたインペラ本体部50の内側に送液用の遠心羽根51を備えた構成となっている。なお、遠心羽根51は、インペラ48の中心から放射状に伸びる羽根であり、設置枚数は送液量などの諸条件により決定される。
インペラ48は、収納室40内において、前部軸受箱24のインペラ本体部50の対向面24aとインペラ48との間に十分な空間が形成されるように配置されている。インペラ本体部50によって、収納室40内は、送液空間41と循環空間42に区画される。送液空間41は、インペラ48の遠心羽根51によって、収納室40内の流体を液体流出口43側に搬送し、循環空間42では、遠心羽根51によって吐出された流体の一部が送液空間41から移動し、インペラ48の遠心羽根51の回転によって生じた圧力差によって、インペラ本体部50の遠心方向及び求心方向へ循環する。
また、回転軸17には、循環羽根支持部58を介して循環羽根52が設けられている。循環羽根支持部58は、循環空間42内に配置されている。循環羽根支持部58は、インペラ48の本体部と対向するように設けられた円板状の部材であり、循環羽根52を内部にすなわち、インペラ48に対して対向しない面側に備えている。
なお、本実施形態においては、循環羽根52は、遠心羽根51に比較して大径に又は設置枚数が多くなるように構成されており、循環羽根52の回転による流体に与える遠心力は、遠心羽根51よりも大きいものとなっている。
前部軸受箱24のインペラ本体部50の対向面24aとインペラ48との間の空間には、気泡分散部53が設けられる。気泡分散部53は、循環羽根52の外側領域を囲うようにして配置される。気泡分散部53は、図3に示すように、2枚の円板54,55で構成された気泡分散部本体を備え、これら円板54,55の対向面との隙間が分散流路56として画定される。すなわち、分散流路56は、円板54,55の全周にわたって環状に形成される。
2枚の円板54,55がそれぞれ対向する側の対向面には、図3に示すように、内径側から外径側に向かって狭まるようにテーパー部が対向して形成されており、流路56には、内径側から外径側に向かうに従って分散流路56の間隙が縮小していく流路縮小部56aが設けられる。また、この流路縮小部56aの外径側で分散流路56の間隙が内径側から外径側に向かうに従って拡大していく流路拡大部56bが形成され、これら流路縮小部56aと流路拡大部56bとの間に分散流路56の間隙が最も小さくなる隙間最小部56cが設けられている。
2つの円板54,55は、図3に示すとおり、上記の分散流路56を構成する部分から内側方向に向かって、仕切り部54a,55aが設けられている。仕切り部54a,55aの間には、循環羽根支持部58が収まり、上記分散流路56は、循環羽根52の遠心方向に沿って伸びるように構成されている。
仕切り部55aは、インペラ48に近接して配置され、インペラ48との間に生じる隙間42bは小さいものとなっている。一方、仕切り部54aは、前部軸受箱24との間に隙間42bよりも大きい隙間42aを設けるように配置されている。したがって、気泡分散部53は、当該隙間42aを通るように、流体の流動方向を案内することができる。
前部軸受箱24を貫通する管路として設けられた気体供給流路45は、送液空間41の回転軸17の近接位置に開口する。
次に、図1から図3を用いて気液分散ポンプ1aの動作を説明する。なお、以下、液体供給口44から供給される流体を液体とし、気体供給流路45から供給され液体に気泡分散部53で分散する流体を空気として説明する。
キャンドモータ12の運転の前提として、収納室40及び分散室内に流体が充填されていることが必要である。このとき、流体気液分散ポンプ1a内に存在する空気は、図示しない空気抜きユニットから抜かれ、流体気液分散ポンプ1a内に液体が充填される。
キャンドモータ12に対して供給される潤滑液は、矢印81に示すように、潤滑液注入口37より注入され、後部の軸受23を潤滑冷却し、キャン隙間36を通って回転子16と固定子26とを冷却し、前部の軸受22を潤滑冷却し、収納室40内に戻って外部に排出される。
キャンドモータ12の回転軸17が回転すると、インペラ48及び循環羽根52も一体に回転し、矢印90に示すように、液体を液体供給口44より取り入れる。インペラ48が回転することにより、液体が回転軸17から遠心方向に送られ、一部が液体流出口43から流出する。
インペラ48の回転により収納室40内の液体の圧力分布が生じる。回転軸17から離れるにつれて圧力が高くなり、図3に示すように、回転軸17から遠い側の領域A2の方が、回転軸17に近い側の領域A1よりも高圧になる。
液体流出口43から流出しなかった液体は、送液空間41から循環空間42へ移動し、筐体39と気泡分散部53との隙間を通り低圧側の回転軸方向へ移動する。循環空間42では、気体供給流路45から空気が取り込まれるため、流体は気液混合流体として存在する。また、循環羽根52が回転することで、気液混合流体は、気泡分散部53の仕切り部54aと回転軸17の間を通って循環羽根52側に引き寄せられ、循環羽根52の回転によって遠心力が付加される。
循環羽根52の回転によって、遠心力が付加された気液混合流体は、循環羽根の遠心方向へ移動し、循環羽根の遠心方向位置に開口する分散流路56の流路縮小部56aおよび流路拡大部56bを順に通過する。そして、気体と液体との混合物が流路縮小部56aを経て流路拡大部56bを通るとき、流路間隙の変化により気体と液体との混合物は流速が変化して圧力が変化し、気体が微細化される。
この気体の微細化は、主として、液体の流速、気体の量、隙間最小部56cおよび流路拡大部56bの間隙寸法などによって決定される。例えば、液体の流速がある閾値以下であると、気泡の径が小さくならず十分な微細化が行われない。この場合、微細化される気泡の径は、主として、隙間最小部56cおよび流路拡大部56aの間隙寸法によって調整することができる。一方、液体の流速が閾値以上になると、気泡の径が小さくなって十分な微細化が行われる。分散流路56に設けられた流路拡大部56bがベンチュリ管と同様の効果を呈し、気体を伴った液体が気泡分散部53の分散流路56内を通過することにより、気体を微細化することができる。
微細気泡分散液は分散流路56を通って気泡分散部53の外側へ移動する。上記のように、循環羽根52は遠心羽根51よりも大径に構成されているため、循環羽根52の回転によって与えられた流体の圧力は、遠心羽根51の回転によって与えられた圧力よりも高い圧力となり、液体吐出口43側へ移動して、筐体39の外部へ吐出される。
本実施形態にかかる気液分散ポンプ1aは、収納室40内で遠心羽根51の回転によって加圧された流体の一部が遠心羽根51の背後で循環流を起こす機構を有している。また、循環流路に供給された空気を微細気泡として液体中に分散させて、液体流出口43から流出させることができる。すなわち、気液分散ポンプ1aは、流体の搬送と微細気泡の生成とを1つの装置で行なうことができる。また、収納室内に循環羽根を備えることで、加圧条件下での使用であっても、差圧を発生させることができ、気泡の微細化を行なうことができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第2実施形態にかかる気液分散ポンプ1bは、気泡分散部53を構成する円板の1つをインペラ本体部50のインペラ後面部を利用したものである。
インペラ本体部50の後面の外縁部分は肉厚に構成されており、当該肉厚部59に気泡分散部53の円板55が密接して固定されている。肉厚部59と円板55の対向面の隙間は、分散流路56を形成し、流路縮小部56aと流路拡大部56bが形成される。
また、循環羽根52は循環羽根支持部ではなく、インペラ本体部50の遠心羽根51が設けられていない側の後面上の肉厚部の内径側に直接設けられている。
上記構成を採用することにより、気泡分散部53の一部を構成するインペラ48の回転によって循環羽根52が回転し、気液混合流体がインペラ本体部50の後面に沿って遠心方向に送られる。また、インペラ本体部50の外縁部分は気泡分散部としての分散流路56を構成し、気液混合流体が分散流路を通過することで、気泡が微細化される。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。第3実施形態にかかる気液分散ポンプ1cは、気泡分散部53を構成する円板の1つをインペラ本体部50のインペラ後面部を利用したものである。
第3実施形態にかかる気液分散ポンプ1cでは、気泡分散部53を一枚の円板状の板部材55で構成し、循環羽根52に隣接するように構成する。板部材55は、循環羽根52の外側部分にまで延在し、外側部分に分散流路の隙間最小部56cを画定する突起60を全周にわたって設けている。
突起60によって、板部材55とインペラ本体部50との隙間寸法が異なるため、流路拡大部と流路縮小部が形成され、当該部分を通過した気液混合流体を微細気泡分散液とすることができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。第4実施形態にかかる気液分散ポンプ1dは、インペラ本体部50の背面側に設けられる循環空間42の容積を小さくするとともに、循環空間42内に供給される流体を潤滑液注入口37(図1参照)からキャン隙間36に供給された潤滑液を利用するものである。
潤滑液注入口37から供給された潤滑液は、キャン隙間36及び前部軸受22を通り、矢印92に示すようにインペラの背面側の循環空間42に到達する。循環空間42では、気体供給流路45が開口し、潤滑液に空気を供給する。また、循環空間42内に設けられた循環羽根52の回転によって、潤滑液が遠心方向へ移動する。
循環空間には、前部軸受箱24の対向面24aの循環羽根22の外側部分に設けられた環状の気泡分散部53が設けられている。気泡分散部53とインペラ本体部50との隙間は、分散流路56を形成する。気泡分散部53のインペラ本体部50との対向面がテーパー状に形成されており、分散流路56中に、流路拡大部56a、流路縮小部56b、隙間最小部56cを画定する。
気泡分散部53とインペラ本体部50との隙間寸法が異なるため、分散流路56を通過した流体中の気液が微細気泡に生成される。
(第5実施形態)
図7は、本発明の第5実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。第5実施形態にかかる気液分散ポンプ1eは、第4実施形態にかかる気液分散ポンプ1dと大部分の構成を共通にするが、気体供給流路45の開口が、気泡分散部53の分散流路56中に設けられている点で異なる。
この構成を採用することにより、分散流路56中の流体の流速が速くなる部分に気体供給流路45が開口されているため、流体の差圧により気体供給流路45を通る空気の自吸が促進される。
(第6実施形態)
図8は、本発明の第6実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第6実施形態にかかる気液分散ポンプ1fは、気泡分散部を鉤型に構成することによって、簡易な構成で微細気泡を発生させることができるようにしたものである。具体的には、循環羽根52の背面側に配置された気液分散部53を、循環羽根52の外側で鉤型に屈曲させ、インペラ本体部50の側壁50aと気泡分散部の対向面とで隙間最小部56cを形成する。さらに、隙間最小部56cの前後に流路縮小部と流路拡大部を形成するために、気泡分散部53の対向部位にテーパー部を設け、インペラ本体部50の側壁50aとの隙間に分散流路56を画定するようにしてある。
上記構成を採用することにより、簡単な構成により、気泡分散部の流路を構成することができ、微細気泡を発生させることができる。
(第7実施形態)
図9は、本発明の第7実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第7実施形態にかかる気液分散ポンプ1gでは、循環羽根52が回転軸17に直接設けられている。また、気泡分散部53により画定される分散流路56中に空気を供給するために、気体供給流路45から分離した分岐管61を備えている。
本実施形態にかかる気液分散ポンプ1gによれば、気泡分散部53と前部軸受箱24のとの間の隙間寸法を大きくして、循環空間42内を通って循環する、流量を多くすることができ、さらに、気泡分散部53に空気を直接供給することができるため、微細気泡の分散量を増大することができる。
(第8実施形態)
図10は、本発明の第8実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第8実施形態にかかる気液分散ポンプ1hは、循環羽根支持部58の両面及び側面にも循環羽根52を設けた構成であり、循環流に与えられる遠心力を高める構成である。
また、気泡分散部53に設けられる分散流路56は、途中で90度屈曲するように構成されており、分散流路56の流路拡大部56bから流出した流体を液体流出口43の近傍に位置するよう構成されている。
本実施形態にかかる気液分散ポンプ1hは、分散流路56を屈曲させて微細気泡分散液を効率よく装置外部に流出させるように構成される。また、分散流路56の屈曲による流動抵抗の増加分を補うために、循環羽根52の面積を大きくし、より分散流路56に気液混合流体が通過しやすいように構成されている。
(第9実施形態)
図11は、本発明の第9実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第9実施形態にかかる気液分散ポンプ1iは、図1に示す第1実施形態の循環羽根52がインペラ本体部の後面上に構成されている。また、気泡分散部53を構成する1枚の円板55は、インペラ本体部50の円板とほぼ同一平面となるように配置されている。この構成により循環空間42の容積を小さくすることができる。
一方で、インペラ本体部と気泡分散部53の円板55との間には、隙間62が形成される。この隙間62は循環羽根52により遠心力が与えられた流体が通過しにくくするためにより小さくすることが好ましい。ただし、インペラ48の高速回転時にも円板55に接触しない程度に隙間62を構成することが好ましい。
図11の第9実施形態にかかる気液分散ポンプは、収納室の循環空間の容量を小さくすることができる。
(第10実施形態)
図12は、本発明の第10実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第10実施形態にかかる気液分散ポンプ1jは、図11に示す第9実施形態と同様に、循環羽根52がインペラ本体部の後面上に構成されている。また、図12に示すように、気泡分散部53を構成する1枚の円板55の面55bは、インペラ本体部50の円板の遠心羽根51が設けられている側の面とほぼ同一平面となるように配置されている。
このように構成することにより、収納室の循環空間の容量を小さくすることができるが、インペラ本体部と気泡分散部53の円板55との間には、隙間62が形成される。本実施形態では、この隙間62を通過する流体の量を少なくするために、インペラ本体部50及び円板55の対向面に突状縁部63が設けられている。この突状縁部63は、当該隙間62を通過して送液空間41に流体が漏れ出すことを防止する漏れ防止機構として機能する。
突状縁部63は、対向配置されており、インペラ本体部50及び円板55が対向する面を大きくして流動抵抗を大きくする。突状縁部63を設けることにより、インペラ本体部50及び円板55との隙間を通って流体が送液空間41に漏れ出すこと防止することができる。
(第11実施形態)
図13は、本発明の第11実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第11実施形態にかかる気液分散ポンプ1kは、第9実施形態にかかる気液分散ポンプと比較し、インペラ本体部内に循環空間42とインペラ本体部の側面とを結ぶ経路64が形成されている点で異なる。この経路64は、円板状のインペラ本体部の内部に中空状に形成されており、漏れ防止機構として形成されているものである。
この経路64は、インペラ本体部50の側面から開口しインペラ48の回転中心近傍にまで伸びるように構成されている。循環羽根52が回転すると、遠心方向に流体が送られる一方、回転軸17近傍に流体が移動する。当該循環羽根52の回転に伴い、インペラ本体部50及び円板55との隙間に存在する流体を経路64内に吸込み循環羽根52の中心近傍から吐出する。
第11実施形態にかかる気液分散ポンプ1kによれば、インペラ本体部50及び円板55との隙間に存在する流体を経路64内に吸込むことで、当該隙間に存在する流体が送液空間41に漏れ出すことを防止することができる。
(第12実施形態)
図14は、本発明の第12実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第12実施形態にかかる気液分散ポンプ1Lは、第9実施形態にかかる気液分散ポンプと比較し、インペラ本体部50と円板55の対向面が互いに噛み合うように凹凸構造65に構成されている点で異なる。この凹凸構造65は、漏れ防止機構として形成されているものである。
凹凸構造65は、気泡分散部53の円板55及びインペラ本体部50の対向面がそれぞれ厚み方向に噛み合う薄肉部分を備え、当該薄肉部分が対向するように構成されている。この凹凸構造65により、インペラ本体部50及び円板55との隙間は屈曲するため、当該隙間を通過する流体の流動抵抗が大きくなる。
第12実施形態にかかる気液分散ポンプ1Lによれば、インペラ本体部50及び円板55との隙間を屈曲させて、流体が当該隙間を通過しにくくすることができる。したがって、当該隙間に存在する流体が送液空間41に漏れ出すことを防止することができる。
(第13実施形態)
図15は、本発明の第13実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第13実施形態にかかる気液分散ポンプ1mは、第12実施形態にかかる気液分散ポンプ1Lと同様にインペラ本体部50と円板55の対向面が互いに噛み合うように凹凸構造65としたものである。ただし、凹凸構造により形成される隙間は、流路縮小部56a、流路拡大部56b、隙間最小部56cが形成される、第2の分散流路56sとなるように構成されている。
第13実施形態にかかる気液分散ポンプ1mによれば、インペラ本体部50及び円板55との隙間を屈曲させて、流体が当該隙間を通過しにくくすることができる。また、当該隙間は、分散流路としての機能を備えるように流路縮小部56a、流路拡大部56b、隙間最小部56cが形成され、微細気泡を発生することができる。したがって、当該隙間に存在する流体が送液空間41に漏れ出すことを防止でき、また、当該隙間を通過した流体中の気液を微細気泡とすることができる。
(第14実施形態)
図16は、本発明の第14実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第14実施形態にかかる気液分散ポンプ1nは、第12実施形態にかかる気液分散ポンプ1Lと同様にインペラ本体部50と円板55の対向面が互いに噛み合うように凹凸構造65としたものである。ただし、凹凸構造により形成される隙間は、ダブルオリフィス66となるように構成されている。また、突状縁部63がインペラ本体部50と円板55の対向面に設けられている。
第14実施形態にかかる気液分散ポンプ1nによれば、インペラ本体部50及び円板55との隙間を屈曲させて、流体が当該隙間を通過しにくくすることができる。また、当該隙間は、ダブルオリフィス66で構成されているため、当該隙間を通過する流体は著しく制限される。また、突状縁部63により、隙間に入り込む流体の量を制限することができるため、ダブルオリフィス66との相互作用により、当該隙間を通過して送液空間41に流体が漏れ出すことを効果的に防止することができる。
(第15実施形態)
図17は、本発明の第15実施形態にかかる気液分散ポンプの部分拡大図である。この第15実施形態にかかる気液分散ポンプ1oは、第1実施形態にかかる気液分散ポンプと比較して、気泡分散部53を構成する1つの円板55の仕切り部が短くなった構成である。当該円板55の仕切り部55aを短くすることで、循環羽根支持部58とインペラ48との隙間68の流体の流通を促進することができる。しかし、円板55とインペラ本体部50との間の隙間62を流体が流動しやすくなり、流体が気泡分散部53を通過せずに送液空間41に漏れ出す可能性が高くなる。
本実施形態にかかる気液分散ポンプ1oは、循環羽根支持部58の循環羽根52が設けられていない側の面に漏れ防止羽根67を備える。漏れ防止羽根67は、循環羽根支持部58の外縁領域にのみ設けられ、循環羽根支持部58とインペラ48との隙間68の流体を遠心方向に移動させる。このため、遠心力が負荷された流体が隙間62を通る向きと逆向きに流体を移動させる。
本実施形態にかかる気液分散ポンプ1oによれば、漏れ防止羽根67によって、インペラ48と循環羽根支持部58との隙間68に流体が入り込まないように攪拌し、循環羽根52の回転により遠心力が与えられた流体が隙間68を通過することを防止し、より多くの流体を気泡分散部53に送り込むことができるようにできる。
本発明の各実施形態にかかる気液分散ポンプは、収納室40内で遠心羽根51によって加圧された流体の一部が遠心羽根51の背後で循環流を起こす機構を有している。空気を遠心羽根51の流れに合流させて、液体流出口43から流出させることができる。また、循環流の途中に気泡分散部を備え、気泡の微細化を行なうことができるため、流体の搬送と微細気泡の生成とを1つの装置で行なうことができる。収納室内に循環羽根を備えることで、気泡分散部への流路を効率よく通過させることができ、加圧条件下での使用であっても、差圧を発生させることができ、気泡の微細化を行なうことができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態にかかる気液分散ポンプによれば、流体搬送機能を有するポンプの遠心羽根の背後に流体を循環させることができる循環空間を確保し、当該循環空間に設けられた気泡分散部により、流体中に分散されている気体を微細化して分散させることができる。循環空間で流体を循環させるために、吐出用の遠心羽根によって生じた圧力差を用いることができる。また、微細化した気泡を表側領域に戻して液体流出口から流出させることができるため、本実施形態にかかる気液分散ポンプのみで、微細気泡の分散と分散した流体の吐出を行うことができる。
気泡分散部によって分散される気泡のサイズは、液体の流速、気体の量、気泡分散部の構成などによって決定され、マイクロバブルのレベルにまで微細化することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本発明にかかる流体分散ポンプは、2つの流体、特に気体を微細気泡のレベルにまで微細化して液体中に効率よく分散させ、さらに流出することができるため、化学プラントなどの種々のプラントにおいて好適に利用することができる。
1a〜1o 気液分散ポンプ
12 キャンドモータ
13 送液分散部
16 回転子
17 回転軸
18,19 スリーブ
20,21 スラストカラー
22,23 軸受
24 前部軸受箱
25 後部軸受箱
26 固定子
27 固定子枠
28 前部フランジ
30 ガスケット
31 後部端面
33 回転子キャン
34 側板
35 固定子キャン
36 キャン隙間
37 潤滑液注入口
38 潤滑液流出口
39 筐体
40 収納室
41 送液空間
42 循環空間
43 液体流出口
44 液体供給口
45 気体供給流路
46 潤滑液管路
48 インペラ
50 インペラ本体部
51 遠心羽根
52 循環羽根
53 気泡分散部
54,55 円板
56 分散流路
56a 流路縮小部
56b 流路拡大部
56c 隙間最小部
58 循環羽根支持部
62 隙間
63 突状縁部
64 経路
65 凹凸構造
66 ダブルオリフィス
67 漏れ防止羽根
68 隙間

Claims (14)

  1. 回転可能に支持され、円板状の本体部の一面に遠心羽根を有する第1流体を吸排するインペラと、
    一方の軸方向端部が前記インペラに接続され、前記インペラを回転させるモータと、
    前記インペラ本体部に対して前記遠心羽根が設けられていない他面側に設けられ、前記インペラの回転軸と同軸で回転する循環羽根と、
    前記インペラと循環羽根を収容し第1流体の供給口と分散流体の吐出口及び第2流体の供給口を有する収容室が画定された筐体と、
    前記収容室内の前記インペラの遠心羽根に対する背面側の循環空間に前記インペラ及び循環羽根に隣接して配置され、前記循環羽根の遠心方向延在位置から開口し前記循環羽根から離れるにつれて拡大する流路が設けられた環状の分散部と、
    を備えたことを特徴とする、流体分散ポンプ。
  2. 前記流路は、前記循環羽根から離れるにつれて、断面積が徐々に縮小するように構成された流路縮小部と、前記流路の断面積が徐々に拡大するように構成された流路拡大部と、前記流路縮小部と流路拡大部との接続部分に環状の隙間最小部を備えた、環状スリットを備えることを特徴とする、請求項1に記載の流体分散ポンプ。
  3. 前記循環羽根は、前記遠心羽根よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の流体分散ポンプ。
  4. 前記循環羽根は、前記インペラ本体部の他面上に設けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
  5. 前記循環羽根は、前記インペラ本体部に対向して設けられた循環羽根支持部に設けられていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
  6. 前記分散部は、
    対向して設けられた複数枚の板状部材で構成され、
    これらの板状部材の間の隙間が前記流路として画定されたことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
  7. 前記分散部を構成する板状部材のうち少なくとも1枚は、前記インペラ本体部を構成することを特徴とする、請求項6に記載の流体分散ポンプ。
  8. 前記分散部を構成する板状部材は、環状に構成され、前記インペラ本体部の外径側にインペラ本体部に隣接して配置され、
    さらに、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部には、前記板状部材と前記インペラ本体部の間から流体が漏れ出すことを防止する漏れ防止機構が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の流体分散ポンプ。
  9. 前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面にそれぞれ対向して設けられた突状縁部であることを特徴とする、請求項8に記載の流体分散ポンプ。
  10. 前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面から開口し、前記インペラ中心部分にまで伸びる前記インペラ本体部内に設けられた経路であることを特徴とする、請求項8又は9に記載の流体分散ポンプ。
  11. 前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面を互いに噛み合う凹凸形状で構成されることを特徴とする、請求項8に記載の流体分散ポンプ。
  12. 前記漏れ防止機構は、前記隣接配置された板状部材と前記インペラ本体部の対向面に設けられたダブルオリフィスであることを特徴とする、請求項11に記載の流体分散ポンプ。
  13. 前記漏れ防止機構は、前記循環羽根支持部に設けられた漏れ防止羽根であることを特徴とする、請求項8に記載の流体分散ポンプ。
  14. 前記モータは、前記インペラの回転軸と同軸で回転するロータを含むキャンドモータであることを特徴とする請求項1から13のいずれか1つに記載の流体分散ポンプ。
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