JP5288719B2 - 液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータおよびその製造方法ならびに液体吐出ヘッド - Google Patents

液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータおよびその製造方法ならびに液体吐出ヘッド Download PDF

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Description

本発明は、例えば燃料噴射用インジェクタ、インクジェットプリンタ等に適し、特に広がり振動、伸び振動、厚みたて振動を利用した液体吐出ヘッドとそれに好適に用いられる積層圧電アクチュエータおよびそれの製造方法に関するものである。
従来、圧電セラミックスを利用した製品としては、例えば圧電アクチュエータ、フィルタ、圧電共振子(発振子を含む)、超音波振動子、超音波モーター、圧電センサ等がある。これらの中で、圧電アクチュエータは、電気信号に対する応答速度が10−6秒台と非常に高速であるため、半導体製造装置のXYステージの位置決め用圧電アクチュエータやインクジェットプリンタの印刷ヘッドに用いられる圧電アクチュエータ等に応用されている。特に、最近のカラープリンタの高速化、低価格化により、インクジェットプリンタ等のインク吐出用圧電アクチュエータへの使用要求が高まっている。
このような圧電アクチュエータとして、例えば特許文献1には、圧電アクチュエータの振動板として作用するセラミックス基板(セラミック振動板)と、その上に設けられた第1の電極膜(共通電極)、圧電膜(圧電セラミック層)、および第2の電極膜(個別駆動電極)からなる膜型の圧電作動部から構成される変位素子を備えたものが記載されている。
また、近年インクジェットプリンタにおいても写真プリントと同様な高画質の画像記録を行なうことが望まれており、さらに10mPa・s以上の高粘度のUVインクでも印字できるインクジェットプリンタが望まれている。そのためにはノズルを高密度に形成するために変位素子を小型化しても、変位素子の変位が大きい圧電アクチュエータが必要となる。
そのような圧電アクチュエータとして、特許文献2には、セラミック圧電体層と電極層が交互に積層され、電極層間を接続する配線が形成された圧電アクチュエータが開示されており、この圧電アクチュエータは、エアロゾル法を用いて圧電体層、電極層、配線を堆積形成されている。この手法を用いると、複数の個別駆動電極層を有する圧電アクチュエータを作製することができる。
そして、個別電極層と共通電極層に挟まれ、これらの電極間に電位差を印加した際に圧電性により変位する圧電体層を活性層と言い、この活性層の層数が増えると同じ電圧を加えた場合でも駆動力が大きくなり、変位素子の変位を大きくできる。
国際公開公報02/073710号パンフレット 特開2005−268631号公報
しかしながら、例えば、特許文献2記載のエアロゾル法で作製した圧電アクチュエータで十分な特性を得ようとするならば、高温度の熱処理が不可欠であるが、高温熱処理を行なうことにより、圧電層の収縮が生じるため、各個別駆動電極の位置ずれが生じてしまう。個別駆動電極と内部個別駆動電極の位置ずれの程度は、複数の変位素子で異なるため、複数の変位素子の間に特性バラツキが生じるという問題があった。
変位素子の特性バラツキは、例えば、圧電アクチュエータをインクジェット印刷ヘッドに用いた場合、インク吐出速度のバラツキなどに影響を与え、記録される画質が低下してしまうことになる。
また、あらかじめ個別駆動電極層を有するグリーンシートを積層し、焼成する方法であ
っても、同様に焼成収縮により内部個別駆動電極と表面の個別駆動電極との位置ずれが生じてしまい、複数の変位素子の間の特性バラツキが大きいという問題がある。
したがって、本発明の目的は、複数層に形成された個別駆動電極の位置ずれが抑制され、変位素子の変位バラツキが小さい液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータ、および、それを用いた液体吐出ヘッド、ならびに、液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータの製造方法を提供することである。
本発明の液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータは、振動板上に、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とをこの順に積層し、さらに圧電セラミック層、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とを積層してなる積層部を1以上積層してなる積層圧電アクチュエータであって、前記圧電セラミック層はいずれも、前記複数の個別駆動電極間にわたって存在し、前記積層圧電アクチュエータの内部の前記個別駆動電極層を挟んで配置されている圧電セラミック層同士が前記個別駆動電極層の周囲で接着層を介して接合されていることを特徴とするものである。
また、本発明の液体吐出ヘッドは、前記積層圧電アクチュエータと流路部材とからなり、該流路部材は、複数の前記個別駆動電極にそれぞれ対応した、液体吐出孔を有する複数の液体圧力室が配設されていることを特徴とするものである。
また、本発明の液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータの製造方法は、動板上に、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とをこの順に積層し、さらに圧電セラミック層、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とを積層してなる積層部を1以上積層してなる積層圧電アクチュエータの製造方法であって、焼成により圧電セラミック層を作製する工程と、前記共通電極層となる導体ペーストを、前記振動板上、前記振動板となるセラミック成形体、前記圧電セラミック層、前記圧電セラミック層となるセラミック成形体の少なくともひとつに塗布する工程と、必要であれば、前記振動板となるセラミック成形体と前記圧電セラミック層となるセラミック成形体とを積層する工程とを含み、記個別駆動電極層の形成は、焼成後の圧電セラミック層に導体ペーストを塗布し、焼成して行なうとともに、少なくとも前記積層圧電アクチュエータの内部の前記個別駆動電極層を挟んで配置される前記圧電セラミック層同士は、前記個別駆動電極層が焼成後の前記圧電セラミック層の主面に形成された後に、前記個別駆動電極層の焼成よりも低温で、接着層を介して接合することを特徴とするものである。
本発明の積層圧電アクチュエータによれば、振動板上に、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とをこの順に積層し、さらに圧電セラミック層、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とを積層してなる積層部を1以上積層してなる積層圧電アクチュエータであって、前記圧電セラミック層はいずれも、前記複数の個別駆動電極間にわたって存在し、前記積層圧電アクチュエータの内部の前記個別駆動電極層を挟んで配置されている圧電セラミック層同士が前記個別電極層の周囲で接着層を介して接合されていることにより複数層ある個別駆動電極の、層間の位置ずれを少なくすることができ、多数の個別圧電素子の特性バラツキを抑制することができる。
また、本発明の液体吐出ヘッドは、前記積層圧電アクチュエータと流路部材とからなり、該流路部材は、複数の前記個別駆動電極にそれぞれ対応した、液体吐出孔を有する複数の液体圧力室が配設されていることにより、液体圧力室と個別駆動電極の位置ずれが少なくなり、液体圧力室と個別駆動電極の位置ずれにより生じる前記個別駆動電極、前記共通電極、前記液体圧力室および前記液体吐出孔からなる液体吐出素子の液体吐出速度のバラツキを低減できる。
本発明の積層圧電アクチュエータの製造方法によれば、動板上に、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とをこの順に積層し、さらに圧電セラミック層、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とを積層してなる積層部を1以上積層してなる積層圧電アクチュエータの製造方法であって、焼成により圧電セラミック層を作製する工程と、前記共通電極層となる導体ペーストを、前記振動板上、前記振動板となるセラミック成形体、前記圧電セラミック層、前記圧電セラミック層となるセラミック成形体の少なくともひとつに塗布する工程と、必要であれば、前記振動板となるセラミック成形体と前記圧電セラミック層となるセラミック成形体とを積層する工程とを含み、記個別駆動電極層の形成は、焼成後の圧電セラミック層に導体ペーストを塗布し、焼成して行なうとともに、少なくとも前記積層圧電アクチュエータの内部の前記個別駆動電極層を挟んで配置される前記圧電セラミック層同士は、前記個別駆動電極層が焼成後の前記圧電セラミック層の主面に形成された後に、前記個別駆動電極層の焼成よりも低温で、接着層を介して接合することにより、圧電セラミック層の焼成収縮のばらつきにより生じる前記個別駆動電極の位置ずれを抑制できる。
本発明の積層圧電アクチュエータについて図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は、本発明の積層圧電アクチュエータの一例の部分縦断面図である。
積層圧電アクチュエータ1は、圧電セラミック層11、振動板12、接着層13、共通電極層15、個別駆動電極が複数含まれる個別駆動電極層17およびスルーホール導体19で構成したものであり、振動板12上に、共通電極層15、圧電セラミック層11、個別駆動電極層17が積層され、さらに個別駆動電極層17上に、圧電セラミック層11、共通電極層15、圧電セラミック層11、個別駆動電極層17を積層してなる積層部が1つ積層されている。そして、積層圧電アクチェータ1の内部の個別電極層17を挟んで配置されている圧電セラミック層11同士は前記個別電極層の周囲で接着層を介して接合されている。積層圧電アクチュエータ1内部の個別駆動電極層17と積層圧電アクチュエータ1表面の個別駆動電極層17とは、各個別駆動電極が重なり合うように配置され、スルーホール導体19で電気的に接続されている。
なお、図示した積層圧電アクチュエータは、圧電セラミック層11、共通電極層15、圧電セラミック層11、個別駆動電極層17を積層してなる積層部が1つ積層されているものであるが、この積層部を複数積層してもよい。
個別駆動電極層17とそれに面する共通電極層15は変位素子10の電極を構成するものであり、個別駆動電極層17と共通電極層15に挟まれた圧電セラミック層11は、圧電特性、例えば、分極されて横振動モードの圧電変位特性を持つものである。そして、個別駆動電極層17および共通電極層15を外部回路と電気的に接続し、個別駆動電極層17と共通電極層15との間に駆動電圧を印加することにより変位素子10が変位する。
積層アクチュエータ1は、図1(b)に示した積層体1Aと積層体1Bに個別駆動電極層17を形成し、接着層13で接合したものである。積層体1Aは、2層の圧電セラミック層11の間に共通電極層15が形成され、さらに積層体1Aを貫通してスルーホール導体19が形成されたものであり、積層体1Bは、振動板12と圧電セラミック層11との間に共通電極層15が形成されたものである。
積層体1Aおよび積層体1Bは、例えば次のように作製できる。まず、原料として圧電性セラミックス粉末、例えば、純度99%、平均粒子径1μm以下のPZT粉末を準備する。この圧電セラミックス粉末に、適当な有機バインダーを添加・混合し、薄いシート状に成形し、圧電セラミック粉末のグリーンシートを作製する。このグリーンシートの一部に共通電極層15となるAg−Pdペーストを塗布し、この共通電極層15上にさらに圧電セラミック粉末のグリーンシートを積層し、10〜50MPaの圧力で加圧した後、所望の形状に切断する。これを、400℃程度に加熱処理し、脱有機バインダーし、その後、圧電セラミックスの焼結する温度で焼成する。
以上により積層体1Bが作製できる。続いて、所望の位置にレーザーなどにより貫通孔を形成し、その貫通孔にスルーホール導体19となるAg−Pdペーストを充填する。以上により積層体1Aが作製できる。なお、貫通孔の形成およびAg−Pdペーストを充填は圧電セラミック層11の焼成前に行ってもかまわない。
本発明の積層圧電アクチュエータの製造方法によれば、個別駆動電極層17が形成されていない複数の積層体1A、IBを作製し、前記複数の積層体1A、1Bに個別駆動電極層17となる導体ペーストなどを塗布し、焼成し個別駆動電極層17を形成した後、前記複数の積層体1A、IBの接合を接着層13で行なうことが重要である。なお、接着は各層の個別駆動電極層17の位置ズレを少なくするように位置を合わせて接着層13を介して接合する。ここでいう位置ズレとは各層に形成されている個別電極層が積層方向とは垂直な方向に位置がずれるものである。
接着層13として用いられる接着剤としては、有機樹脂接着剤、無機接着剤のいずれでもよい。無機接着剤としては、例えば、ガラスが例示できる。接着剤による接着は、圧電セラミック層11の変形の防止、共通電極層15や個別駆動電極層17と圧電セラミック層11との反応の防止、低コスト化のために前述の共通電極層15や個別駆動電極層17を形成する温度以下(例えば、それらが導体ペーストを焼成して形成されるのであれば、その焼成温度以下)で行なうのが好ましい。
ここで、図5に示す従来の積層圧電アクチュエータ501を作る際の位置ずれについてまとめる。積層圧電アクチュエータ501は、振動板512上に、共通電極層515、圧電セラミック層511、個別駆動電極層517、圧電セラミック層511、共通電極層515、圧電セラミック層511、個別駆動電極層517をこの順にそれぞれ2層積層されており、積層圧電アクチュエータ501内部の個別駆動電極層517と積層圧電アクチュエータ501表面の個別駆動電極層517とは、各個別駆動電極が重なり合うように配置され、スルーホール導体519で電気的に接続されている。
このような、積層圧電アクチュエータ501は、圧電セラミック層511となるとグリーンシート、振動板512となるグリーンシート、個別駆動電極層517および共通電極層515となる導体ペーストが積層された積層体を作製し、各グリーンシートと導体ペーストを同時焼成する。圧電セラミック層511と個別電極層517を同時焼成する場合の個別駆動電極層517の精度の劣化は、次の2つに分けられる。ひとつには、複数層の個別駆動電極517の位置が積層方向と垂直に相対的にずれる位置ずれと、圧電セラミック層511が焼成により積層方向と垂直な方向に収縮する際に焼成収縮のバラツキにより個別駆動電極517の大きさが設計寸法からずれる寸法ずれとがある。これらのずれは、積層圧電アクチュエータ単体501で動作させた際にも、変位素子の変位量がばらつくことになる。
もうひとつは、圧電セラミック層511が焼成により積層方向と垂直な方向に収縮する際に、積層圧電アクチュエータ501全体の収縮率が設計と異なってしまったり、積層圧電アクチュエータ501の部位によって収縮率が異なっていることにより、歪んだ形状になってしまったりする寸法ずれである。これらのずれは、積層圧電アクチュエータ501単体で動作させた際の変位素子の変位量には影響は少ないが、積層圧電アクチュエータ501を流路部材に接合させると、複数ある変位素子と流路部材の液体加圧室の位置がずれるため、液体吐出素子の液体吐出の状態、例えば液体吐出速度などがばらつくことになる。
従来の製造方法では、内部に個別駆動電極が形成された圧電アクチュエータを作製する際に、例えば、圧電セラミック層11と個別駆動電極層17を同時焼成するなど、焼成時の変形により個別駆動電極層17の形成精度が劣化していたが、個別駆動電極層17を焼成された圧電セラミック層11上に形成し、圧電セラミック層11の収縮変形を伴わない接着を行なうことにより、個別駆動電極層17を高精度に形成できる。
すなわち、積層圧電アクチュエータ内部の個別駆動電極層17は圧電セラミック層11を焼成して作製した後、個別駆動電極層17に近接する上下の前記圧電セラミック層同士を接着層13で接合することにより、圧電セラミック層11を焼成焼結収縮による積層圧電アクチュエータ表面の個別駆動電極層17と積層圧電アクチュエータ内部の個別駆動電極層17との位置ずれを抑制することができる。そして、その結果、多数の変位素子10の特性バラツキが抑制され、特性バラツキの少ない複数の変位素子10を有する積層圧電アクチュエータを提供できる。
各積層体1A、1Bを接着後、分極して積層圧電体である積層圧電アクチュエータ1を得ることができる。
上述の例では、個別駆動電極層17が2層、共通電極層15が2層のものを示したが、さらに、3層以上に多層化してもよい。
振動板12は圧電セラミックスからなり、圧電セラミック層11は、セラミック振動板12と略同一組成の圧電セラミックスからなる。ここで、本発明における圧電セラミックスとは、圧電性を示すセラミックスを意味し、例えばBi層状化合物やタングステンブロンズ構造物質、Nb酸アルカリ化合物のペロブスカイト構造化合物、Pbを含有するジルコン酸チタン酸鉛(PZT)やチタン酸鉛(PT)等を含有するペロブスカイト構造化合物、チタン酸バリウム(BT)等を例示できるが、これら中でもPbを含むジルコン酸チタン酸鉛(PZT)やチタン酸鉛(PT)が、電極(共通電極層15、個別駆動電極層17)との濡れ性を高めるとともに、電極との密着強度を高める点で好適である。
特に、本発明では、Aサイト構成元素としてPbを含有し、かつBサイト構成元素としてZrおよびTiを含有する結晶であるジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等のジルコン酸チタン酸鉛系化合物が、より絶対値の高い圧電定数d31を有する安定な圧電セラミックス(積層圧電アクチュエータ1)を得られるため好ましい。
また、圧電セラミック層11および振動板12を形成する圧電セラミックスは、Sr、Ba、Ni、Sb、Nb、Zn、YbおよびTeのうち少なくとも1種を含むことが好ましい。これによって、より安定した圧電セラミックス(積層圧電アクチュエータ1)を得ることがでる。このような圧電セラミック層11および振動板12を形成する圧電セラミックスとしては、例えば副成分としてPb(Zn1/3Sb2/3)OおよびPb(Ni1/2Te1/2)Oを固溶してなるものを例示できる。
また、圧電セラミック層11および振動板12を形成する圧電セラミックスは、特に、Aサイト構成元素として、さらにアルカリ土類元素を含有することが望ましい。アルカリ土類元素としては、Ba、Srが高い変位を得られる点で好ましく、Baを0.02〜0.08モル、Srを0.02〜0.12モル含むことが、正方晶組成が主体の組成の場合に変位が大きくなるため好ましい。
このような圧電セラミックスとしては、例えば、Pb1−x―ySrBa(Zn1/3Sb2/3(Ni1/2Te1/2Zr1−a−b−cTi+αwt%Pb1/2NbO(0≦x≦0.14、0≦y≦0.14、0.05≦a≦0.1、0.002≦b≦0.01、0.44≦c≦0.50、α=0.1〜1.0)等で表されものが挙げられる。
また、本発明にかかる圧電セラミックスのc軸の格子定数とa軸の格子定数の比c/aは、1.01〜1.016の範囲であることが、高い変位と耐久性を確保する点で好ましい。本発明では、特に、変位バラツキの点から1.012〜1.014の範囲が好ましい。なお、前記c/aは、例えば後述のように、X線回折(XRD: X-Ray diffraction)が測定でき、それらから求めることができる。
グリーンシートを積層して積層体1A、1Bを作製する場合に、圧電セラミック層11を焼成する際には、グリーンシートと実質的に同一組成の圧電セラミックスと、有機組成物からなる拘束シートとを、積層体1A、1Bの両面もしくは片面に配置し、加圧密着を行なうことが好ましい。このように、拘束シートで外側のグリーンシートの収縮を抑制することによって、積層体1A、1Bのソリを低減するという効果が期待でき、後述する流路部材(液体流路を形成するステンレス鋼(SUS)パーツ)との接着の際の応力低減を可能にする。
さらに、焼結前の生密度が4.5g/cm以上であることが好ましい。焼結体密度を4.5g/cm以上に上げることにより、より低温での焼成が可能であり、さらに生密度を上げると、Pbの蒸発を抑制することが可能である。
なお、上述の例では、積層圧電アクチュエータ1を作製する中間段階として、圧電セラミック層11を焼成済みの積層体1Aおよび圧電セラミック層11を焼成済みの積層体1Bを作製し、それらに個別駆動電極層17を形成し、積層体1Aと積層体1Bを接着しているが、中間段階の積層体としては、別の形態のものを作製してもよい。
例えば、図4(a)に示すように積層体101A(積層されたものではないが、便宜上このように呼ぶ。以降も同様。)として圧電セラミック層111、積層体101Bとして共通電極層115の形成された圧電セラミック層111、積層体101Cとして圧電セラミック層111、積層体101Dとして共通電極層115の形成された振動板112、を作製し、積層体101Aおよび積層体10Cに個別駆動電極117を形成した後、各積層体を、101A、101B、101C、101Dの順に接着してもよい。なお、共通電極層115は、圧電セラミック層111の焼成時に形成せず、圧電セラミック層111を焼成後に形成してもよい。
さらに、例えば、図4(b)に示すように、積層圧電アクチュエータ201内部の個別駆動電極層217は、積層体201Aの積層圧電アクチュエータ201表面の個別駆動電極層217と対向する面に形成してもよい。
本発明の積層圧電アクチュエータ1、101、102は、上記の積層圧電体を具備するものであり、このような積層圧電アクチュエータ1、101,102は、高い変位を有するという特徴を有する。特に、前記積層圧電体が、流路部材に接合されてなるものであることが好ましい。
本発明の積層圧電アクチュエータは1、101、102、上述のように、一基板(セラミック振動板)上に複数の変位素子10を備えているので、インクジェット方式を利用した記録装置に用いられるインクジェット式印刷ヘッドに好適に用いることができる。
以下、本発明の積層圧電アクチュエータを液体吐出ヘッドの一例であるインクジェット式印刷ヘッドに用いた一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施形態の印刷ヘッド示す概略縦断面図であり、このインクジェット式印刷ヘッドは、複数の液体加圧室23が設けられ、各液体加圧室23を仕切る壁として隔壁21を形成した流路部材3上に図1の構造を有する積層圧電アクチュエータ1が接合されている。接合は、振動板12が各液体加圧室23の空間を覆うように流路部材3上に接着剤等を用いて行われている。より具体的には、変位素子10の個別駆動電極層17と、各液体加圧室23とが対応するように接合されている。図3(a)は積層圧電アクチュエータ1の平面図であり、図3(b)は流路部材3の平面図である。積層圧電アクチュエータ1の表面には個別駆動電極層17がマトリックス状に形成されている。流路部材3には、複数の液体加圧室25がマトリックス状に形成され、各液体加圧室23には液体吐出孔25が形成されている。なお、図2および図3(b)では省略してあるが、各液体加圧室には液体を供給する液体流路が接続されている。
このインクジェット式印刷ヘッドは、セラミック振動板12上に、共通電極層15、圧電セラミック層11および個別駆動電極層17が積層され、個別駆動電極層17が圧電セラミック層11の表面に複数配列された積層圧電アクチュエータ10を、液体加圧室23の直上に駆動電極17が配置されるように流路部材16に接着したものである。
そして、個別駆動電極層17と共通電極層15との間に駆動回路より電圧を印加し、電圧が印加され変位した変位素子10に対応する液体加圧室23内の液体を加圧し、積層圧電アクチュエータ1を振動させることにより、各液体加圧室23内の液体を流路部材3の底面に開口させた液体吐出孔25より液滴を吐出させる。
このような印刷ヘッド5のアクチュエータとして本発明の積層圧電体である積層圧電アクチュエータを用いることによって、安価なICを用いて印刷ヘッド5を実現することができる。この印刷ヘッドは変位特性に優れるので、高速で高精度な吐出というという特徴が得られ、その結果、高速印刷に好適な印刷ヘッドを提供することができる。また、本発明の印刷ヘッド5をプリンタに搭載することによって、例えば、印刷ヘッド5に液体を供給する液体タンクと、記録紙に印刷するための記録紙搬送機構とを備えているプリンタでは、従来に比べて高速・高精度の印刷を容易に達成することができる。そして、接着層を介して接合することにより高剛性を有する積層圧電アクチュエータ1を有することができ、剛性が高いため10mPa・s以上の高粘度の液体を吐出することができる。
なお、振動板12は圧電セラミック層11と同一組成の圧電セラミックスからなるのが好ましいが、振動板12の組成は圧電セラミック層11の組成と完全に一致している必要はなく、本発明の効果、すなわち変位劣化を抑制し、優れた駆動耐久性を奏することができる範囲内で、その組成が異なっていてもよい。
また、図2では、図1の構造を有する積層圧電アクチュエータ1を印刷ヘッド5に適用した例を示したが、図4(a)および図4(b)の構造を有する積層圧電アクチュエータ101、201を流路部材3に接合した印刷ヘッドでも同様の作用効果が得られることはいうまでもない。
以下、実施例を挙げて本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
原料として純度99%以上のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を含有する圧電セラミックス粉末、チタン酸鉛(PT)を含有する圧電セラミックス粉末およびチタン酸バリウム(BT)を含有する圧電セラミックス粉末をそれぞれ準備した。そして、準備した各圧電セラミックス粉末を表1に示す組み合わせで用いてグリーンシート(圧電セラミック層用および振動板用)を作製した。すなわち、表1に示す各圧電セラミック粉末に、水系バインダーとしてブチルメタクリレート、分散剤にポリカルポン酸アンモニウム塩、溶剤にイソプロビルアルコールと純水を各々添加して混合し、このスラリーをドクターブレード法によりキャリアフィルム上に、厚さ9〜45μmのシート形状に、それぞれ作製した。
ついで、共通電極用のペーストを、振動板用のグリーンシートの表面に厚さ4μmで印刷し、共通電極を形成した。さらに、共通電極が印刷された面を上向きにして振動板用グリーンシートの上に圧電セラミック層用グリーンシートを積層し、加圧プレスして積層体を得た。
さらに、前記積層体の収縮率からあらかじめ駆動電極が配置される位置にレーザーで貫通孔を形成し、その貫通孔にスルーホール導体となる共通電極用ペーストを流し込んだものを作製した。
上記の積層体を脱脂処理した後に、1030℃、酸素99%以上の雰囲気中で4時間保持して焼結し、圧電セラミック層と振動板と共通電極とからなる積層体を作製した。ついで、この積層体の表面の片側に個別駆動電極を形成した。個別駆動電極は、スクリーン印刷でAuペーストを塗布した。これを600〜800℃、大気中で焼付けて形成した。次に、図1に示すように、内部の個別駆動電極と表面の個別駆動電極の位置を合わせて、積層体1Aと積層体1Bとを接着層を用いて接着した。試料No.2〜5では接着層としてエポキシ系接着剤で接着を行った。試料No.1では接着層としてガラスペーストを塗布し、500℃に加熱して接着を行なった。最後に、駆動電極にリード線を半田で接続し、図1に示すような形状の圧電素子である積層圧電アクチュエータ15を作製した。これらの積層圧電アクチュエータ15は個別駆動電極と共通電極の間に圧電セラミック層が3層あり、活性層が3層である。
試料No.6としては、個別駆動電極と積層体1Aをもう一組作成し、積層体1A、積層体1A、積層体1Bの順に積層し、エポキシ系接着剤で接着した。この積層圧電アクチュエータは活性層が5層である。
試料No.7としては、圧電セラミック層焼成の前に、個別駆動電極層を共通電極用のペーストと同じペースト用いてスクリーン印刷で印刷し、4層のグリーンシートを積層し、焼成して、図5に示したの積層圧電アクチュエータを作製した。
試料No.8としては、圧電セラミック層焼成の前に、個別駆動電極層を共通電極用のペーストと同じペースト用いてスクリーン印刷で印刷し、2層のグリーンシートを積層し、焼成して、個別駆動電極層1層、共通電極1層を含む活性層1層のアクチュエータを作製した。
積層圧電アクチュエータの物性を示す格子定数比c/aは以下のようにして測定した。その測定結果を表1に示す。
(格子定数比c/a)
各圧電セラミック層の格子定数比c/aは、上記で説明したa軸配向度の測定と同様にして、X線回折からa軸の格子定数とc軸の格子定数の比率を求めた。
(変位バラツキの評価方法)
上記で得られた積層圧電アクチュエータを8mm×8mmの大きさに加工して試験片を作製し、この試験片を10mm×10mmの外形に4mm×4mmの孔を空けた金属基板に接着し、変位測定用サンプルとした。そして、共通電極と個別駆動電極間との厚み方向に3kv/mmの直流電圧を5分間印加して分極を行った。ついで、共通電極および個別駆動電極間に駆動電圧を20V印加して変位を測定した。変位量が100nm以上、および平均変位量に対する各素子28点の変位バラツキ3σの比率が15%以内のものを良品とした。
Figure 0005288719
表1から明らかなように、本発明の範囲内である試料No.1〜7変位量が100nm以上、変位バラツキ比率15%以内であった。一方、本発明の範囲外である試料No.7は、変位バラツキが15%以上と大きい結果を示した。また、発明の範囲外である試料No.8は、変位量が85nmと小さかった。
(a)は本発明の積層圧電アクチュエータの一例を示す部分縦断面図であり、(b)は、(a)に示した積層圧電アクチュエータの接着前の状態を示した部分縦断面図である。 本発明の液体吐出ヘッドの一例を示す部分縦断面図である。 (a)は本発明の積層圧電アクチュエータの一例の平面図であり、(b)は、(a)の積層圧電アクチュエータに接合される流路部材の平面図である。 (a)は本発明の積層圧電アクチュエータの別の例を示す部分縦断面図であり、(b)は本発明の積層圧電アクチュエータのさらに別の例を示す部分縦断面図である。 従来の本発明の液体吐出ヘッドの部分縦断面図である。
符号の説明
1・・・積層圧電アクチュエータ
3・・・流路部材
5・・・液体吐出ヘッド
11、111、211・・・圧電セラミック層
12、112、212・・・振動板
13、113、213・・・接着層
15、115、215・・・共通電極(共通電極層)
17、117、217・・・個別駆動電極(個別駆動電極層)
19、119、219・・・スルーホール導体
21・・・隔壁
23・・・液体加圧室
25・・・インク吐出孔
31・・・液体吐出素子

Claims (3)

  1. 振動板上に、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とをこの順に積層し、さらに圧電セラミック層、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とを積層してなる積層部を1以上積層してなる積層圧電アクチュエータであって、前記圧電セラミック層はいずれも、前記複数の個別駆動電極間にわたって存在し記積層圧電アクチュエータの内部の前記個別駆動電極層を挟んで配置されている圧電セラミック層同士が前記個別駆動電極層の周囲で接着層を介して接合されていることを特徴とする液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の積層圧電アクチュエータと流路部材とが積み重ねられた液体吐出ヘッドであって、前記流路部材に、複数の前記個別駆動電極にそれぞれ対応した位置に、液体吐出孔を有する複数の液体圧力室が配設されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 振動板上に、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とをこの順に積層し、さらに圧電セラミック層、共通電極層、圧電セラミック層、複数の個別駆動電極を含む個別駆動電極層とを積層してなる積層部を1以上積層してなる積層圧電アクチュエータの製造方法であって、焼成により圧電セラミック層を作製する工程と、前記共通電極層となる導体ペーストを、前記振動板、前記振動板となるセラミック成形体、前記圧電セラミック層、前記圧電セラミック層となるセラミック成形体の少なくともひとつに塗布する工程とを含み、前記個別駆動電極層の形成は、焼成後の圧電セラミック層に導体ペーストを塗布し焼成して行なうとともに、少なくとも前記積層圧電アクチュエータの内部の前記個別駆動電極層を挟んで配置される前記圧電セラミック層同士を、前記個別駆動電極層を焼成後の前記圧電セラミック層の主面に形成した後に、前記個別駆動電極層の焼成よりも低温で、接着層を介して接合することを特徴とする液体吐出ヘッド用積層圧電アクチュエータの製造方法。
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