JP5288551B2 - ラチェット式ワンウェイクラッチ及びツメ部材 - Google Patents

ラチェット式ワンウェイクラッチ及びツメ部材 Download PDF

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本発明は一方向にのみ回転するようにロック機構としてラチェットを用いたラチェット式ワンウェイクラッチ、及びラチェット式ワンウェイクラッチを構成するツメ部材に関するものである。
自動変速機などに用いられるワンウェイクラッチは、相対回転する外輪及び内輪を有し、外輪と内輪との間でトルクを伝達するスプラグやローラなどが外輪または内輪の軌道面に設けたカム面に噛み合うことで、一方向のみに回転トルクを伝達している。そして、逆方向では空転する構成となっている。
このようなワンウェイクラッチの中で、外輪と内輪との間でトルクを伝達するトルク伝達部材としてラチェットを用いたラチェット式ワンウェイクラッチがある。ラチェット式ワンウェイクラッチは、内周に窪みを有する外輪と、外輪と同軸上に配置されて外周にラックを有する内輪と、上記窪みに収納され内輪のラックに係合してワンウェイクラッチをロック状態にし、内輪と外輪との間でトルクを伝達させるツメ部材と、ツメ部材を内輪へ付勢するスプリングなどの弾性体とによって構成されている。
そこで、該ラチェット式ワンウェイクラッチは、一方向に回転するとツメ部材が内輪の外周に対してフリーで摺動するので、外輪と内輪とは相対的に空転する。しかし、反対方向に回転しようとするとツメ部材がラックに係合し、ワンウェイクラッチはロック状態になる。
このように、ラチェット式ワンウェイクラッチは複数のラック(切欠き)を有す内輪(若しくは外輪)と複数の窪みを有す外輪(若しくは内輪)、そしてラックと係合するように窪みに配置されたツメ部材及び該ツメ部材を係合位置に向けるバネを設けている。ところで、このラチェット式ワンウェイクラッチは変速機内に組み込まれ、その為に入力されるトルクに耐えることが出来るように、金属部品によって構成している。その為に、空転状態からロック状態となる際には衝撃音が発生し、ラチェット式ワンウェイクラッチを車両に採用する場合には騒音が問題となる場合もある。
特開2002−5201号に係る「ラチェット型ワンウェイクラッチ」は、バックラッシュによる打音を防ぎ、騒音を抑えると共に、爪部材と凹部に噛み合う際の衝撃を減少し、寿命を向上させることを目的としている。
そこで、 同軸上に設けられ相対回転自在に配置された内輪及び外輪と、内輪及び外輪の間に配置され、内輪の外周の凹部に嵌合しトルクを伝達する爪部材と、爪部材が凹部に嵌合する際に生じる衝撃を吸収する手段とから構成している。
ここで、衝撃を吸収する手段としては同公開特許公報の添付図面から明らかなように所定の形状に成形した板バネを使用し、該板バネにて爪部材を拘束した構造としているが、金属製の爪部材が金属製の凹部に嵌合する際の衝撃音を抑える効果は小さいと考えられる。
特開2003−56605号に係る「ラチェットワンウェイクラッチ及びラチェットワンウェイクラッチを用いたステータ」は、爪部材が凹部に嵌合するときに発生する衝撃を吸収し、振動や衝撃音を抑えたラチェットワンウェイクラッチである。
すなわち、 同軸上に配置された内輪及び外輪を備え、内輪または外輪のうちの一方にトルクを伝達する爪部材及び爪部材を付勢する付勢部材を配置し、他方に爪部材が嵌合する凹部を設けたラチェットワンウェイクラッチであって、爪部材が凹部に嵌合する際に発生する衝撃を吸収または緩衝するための衝撃吸収部材が設けられている。
この衝撃吸収部材としてはゴム質を使用することで爪部材が凹部に嵌合する際の衝撃は吸収されるであろうが、外輪と内輪の間に爪部材を配置する以外に別部品となる衝撃吸収部材を取付けなくてはならない。
特開2002−5201号に係る「ラチェット型ワンウェイクラッチ」 特開2003−56605号に係る「ラチェットワンウェイクラッチ及びラチェットワンウェイクラッチを用いたステータ」
このように、従来のラチェット式ワンウェイクラッチには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であって、ツメ部材がラック(凹部)に係合する際の衝撃音を殆ど発生することなく、そして構造が簡単であってツメ部材を外輪と内輪間に組付ける作業も容易なラチェット式ワンウェイクラッチ、並びにラチェット式ワンウェイクラッチを構成するツメ部材提供する。
本発明に係るワンウェイクラッチはラチェット式ワンウェイクラッチであり、同心を成して取付けられている内輪と外輪の間に概略リング状の空間を形成し、この空間内に複数のツメ部材を配列している。外輪の内周には窪み(凹部)が一定ピッチで設けられ、内輪の外周にはラック(切欠き)が一定ピッチで形成されており、複数の上記ツメ部材はリング状のリボンスプリングに取付けられると共に、頭部は窪みに嵌り、先端はラックに係合することが出来る。
一方、ツメ部材の配列形態を逆にして、外輪の内周にはラック(切欠き)を一定ピッチで設け、内輪の外周には窪み(凹部)を一定ピッチで形成する場合もある。そして、リング状のリボンスプリングに取付けられた複数のツメ部材は窪みに嵌り、その先端をラックに係合させることも出来る。
ところで、ツメ部材は金属製のツメと樹脂製のベースにて構成され、該ツメの底にはベースが設けられ、そしてベースの先端はツメの先端より僅かに延びている。ツメ部材の頭部は窪みに嵌り、先端はラックに係合するが、ツメより延びているベースの先端がラック底面に当り、負荷が作用してベース先端が圧縮したところでツメ先端がラック底面に当接する。
そして、ツメ部材はリング状のリボンスプリングに取付けられて、該リボンスプリングに形成した押圧片にて押圧されて、先端はラックに係合するようにバネ力が付勢されている。ここで、リボンスプリングに形成される押圧片の形状は特に限定しないが、リボンスプリングと一体的に形成されている。一方、本発明のラチェット式ワンウェイクラッチは上記リボンスプリングにツメ部材を取付けることなく、内輪と外輪の間に形成される概略リング状の空間内に複数のツメ部材を直接配列することもある。
ラチェット式ワンウェイクラッチは、一方向に回転するとツメ部材がラック外周に対してフリーで摺動するので、外輪と内輪とは相対的に空転する。しかし、反対方向に回転しようとするとツメ部材がラックに係合し、ワンウェイクラッチはロック状態になる。従って、ワンウェイクラッチをロック状態として内輪と外輪との間でトルクを伝達することが出来、ツメ部材の先端をラックに係合するために先端部を押圧する押圧片はリボンスプリングに一体的に形成している。勿論、リボンスプリングにツメ部材を取付けなくてもワンウェイクラッチとして十分機能する。
そして、ツメ部材は金属製のツメと樹脂製のベースが組み合わされて構成され、ベースの先端はツメ先端より僅かに突出している為に、空転状態からロックされる時、ツメ部材がラックに係合する際にはベース先端がラック底面に当接する。その後、トルクが作用すると突出している樹脂製のベース先端は圧縮されてツメにて負荷を受けることになるが、先にベース先端が係合することで衝撃は緩和され、衝撃音は抑制される。
本発明のツメ部材は金属製のツメに樹脂製のベースが組み合わされた一体構造であり、すなわちツメ部材自体に緩衝材が一体化している為に、該ツメ部材を組付けることで衝撃対策を成し得ることが出来る。すなわち、ツメ部材の他に衝撃吸収部材を取付ける必要はなく、本発明のラチェット式ワンウェイクラッチの構造は簡単となる。
図1はトルクコンバータに内蔵されるステータを表している。該ステータには本発明に係るラチェット式ワンウェイクラッチが組み込まれ、一方向にのみ回転が許容される構造と成っている。同図の1は外輪、2は内輪、3はブレードを表し、ブレード3,3・・・は外輪1の外周に放射状を成して延びており、ブレード3,3・・・の外周はコア7に連結している。内輪2には軸穴4が設けられ、該軸穴4の内周はスプライン歯形が形成されたスプライン穴と成っている。
ステータはトルクコンバータ内において、作動流体の流れを規制するものであり、軸穴4に嵌った固定軸によって内輪2は回転することは出来ない。タービンランナの回転速度が低い時には、該タービンランナから流れ出る作動流体がステータの上記ブレード3,3・・・に当って向きを変え、ポンプインペラのブレードへ送り込まれる。勿論、この状態ではブレード3,3・・・は回転しないようにラチェット式ワンウェイクラッチはロック状態と成っている。
ところが、タービンランナの回転速度が高くなると、該タービンランナから流れ出る作動流体の向きが変わり、ブレード3,3・・・の背面に当るようになる。その結果、ブレード3,3・・・が回転するようにラチェット式ワンウェイクラッチは解除されて外輪1は空転することが出来る。このように、ステータのブレードを低速回転では停止し、高速回転では回転させることでタービンランナから流れ出る作動流体をポンプインペラのブレードへ導くことが出来、トルクコンバータの効率の向上を図っている。
ところで、外輪1と内輪2との間には概略リング状の空間5が形成され、このリング状空間5に複数のツメ部材6,6・・・が等間隔で配列され、これらツメ部材6,6・・・を介して外輪1の空転又はロックを行うことが出来る。そこで、外輪1の内周面には窪み(凹部)が一定ピッチで設けられ、内輪2の外周面にはラック(切欠き)が同じく一定ピッチで形成されている。
図2ではリング状空間5に介在するツメ部材6を表している。ツメ部材6の頭部8は外輪1の内周面に形成した窪み9に嵌り、先端10は内輪2の外周面に形成したラック11と係合している。同図は部分拡大図であって、1個のツメ部材6を示しているが、リング状空間5には複数のツメ部材6,6・・・が等間隔で配列している。そこで、各ツメ部材6,6・・・はリング状のリボンスプリング12に取付けられて位置決めされ、しかし完全に固定されるものではなくリボンスプリング12が変形してツメ部材6,6・・・はその向きを変えることが可能なように取付けられている。
ここで、内輪2は回転することなく固定され、外輪1の右方向回転(時計方向回転)は許容されるが、左方向回転(反時計方向回転)をすることは出来ない。外輪1が右方向へ回転する場合には、上記ツメ部材6は内輪2の外周面に形成しているラック11,11・・・の上を滑り移動し、逆に左方向へ回転する場合には、ツメ部材6は同図に示すようにラック11と係合する。従って、外輪1の左方向回転は阻止される。
図3はツメ部材6を単独で表しており、(a)は平面図、(b)正面図、(c)は(a)のA−A断面図である。ツメ部材6は同図に示すように、金属製のツメ13と樹脂製のベース14で構成され、ベース14はツメ13の底を覆い、中間部位にはバンド15を設けてツメ13を抱き込んでいる。従って、ベース14とツメ13は一体化し、そしてベース14の先端はツメ13の先端より僅かな長さaだけ突出している。ここで、ベース先端に圧力(負荷)が働いた場合、該ベース14が位置ズレしないように、ツメ13と一体成形されている。
すなわち、別途製作した金属製のツメ13を射出成形用金型のキャビティ内にセットし、溶融した樹脂を流し込むことでベース14とツメ13を一体化して製作することが出来る。この場合、ツメ13の底面に凹溝を設け、中央部にも凹溝を形成しておくことで、これら凹溝に樹脂が充填されてベース14はツメ13の底に固定され、バンド15は側面及び上面に固定される。すなわち、樹脂製のベース14はツメ13に固定される。
図4はリボンスプリング12の部分拡大図であり、(a)は平面図、(b)は断面図を示している。一定幅を有すリング状のリボンスプリング12の所々には長方形の穴16,16・・・が貫通し、この穴16に上記ツメ部材6が嵌ることが出来る。そして、穴16の一方側(ツメ部材の先端側)には押圧片17が形成されている。押圧片17は外方向へ膨らむと共に先端が内側へ延びる湾曲した形状で、その先端18は前記図2に示しているようにツメ部材6の先端部上面に当ることになる。
ところで、外輪1が右方向回転(時計方向回転)する場合、外輪1の内周面に設けている窪み9に嵌っているツメ部材6も右方向へ外輪1と共に回転する。リボンスプリング12に取付けられている複数のツメ部材6,6・・・はラック11の上面を滑り移動するが、この場合、凹凸した各ラック11,11・・・の上面をその向きを変えながら(揺動しながら)回転移動することが出来る。
ツメ部材6はリボンスプリング12に形成している押圧片17によって、その先端側が内方向へ押圧されている為に、ラック11の上面に沿って移動する際には、ツメ部材6の先端部がラックによって押上げられ、押圧片17並びにリング状のリボンスプリング12を変形させてその向きを変えることが出来る。1つのラック11上面に沿って先端側は上昇し、次のラック11に達すると降下し、この動きを繰返しながら右方向へ回転移動することが出来る。
そして、外輪1が停止し、逆に左方向(反時計方向)へ回転するならば、ツメ部材6の先端はラック11の底面に係止して左方向への回転が阻止される。本発明のツメ部材6はその底面が樹脂製のベース14にて被覆され、しかもベース先端はツメ先端より僅かな長さaだけ突出している。従って、外輪1が右方向回転する場合、凹凸している各ラック11,11・・・の上を滑り移動するが、樹脂製のベース14がラック11に当ることで衝撃は緩和される。
そして、右回転している外輪1が停止し、左方向へ回転する際にはツメ部材6の先端がラック底に係合するが、この場合、樹脂製のベース先端19がラック底に当る。従って、該ツメ部材6がラック11に係合する際の衝撃及び該衝撃に伴う衝撃音は殆ど発生しない。係合した後は突出しているベース先端19が圧縮して金属製のツメ先端が当り、回転トルクに伴う負荷に耐えることが出来る。
図5(a)、(b)はツメ部材6がラック11に係合する場合の動作を示す模式図である。(a)はツメ部材6がラック11に係合した場合の初期状態であり、樹脂製のベース先端19がラック底に当接する。しかし、ツメ13の先端はラック底に当接せず、クリアランスaを残している。その為に、ラック11に係合する瞬間には金属製のツメ先端が当らない為に、係合に伴う衝撃音は殆ど発生しなくなる。
図5(b)はツメ先端がラック底に当接して係合が完了した状態である。樹脂製のベース先端19がラック底に当り、その後の負荷によってベース先端19が圧縮することでラック底との間に残されるクリアランスaがなくなり、金属製のツメ先端が当接することになる。その結果、外輪1の左方向回転(反時計方向回転)は阻止される。
以上説明した実施例では、外輪1の内周面に窪み9(凹部)を形成し、内輪2の外周にラック11を設けているが、逆のパターンとして構成することもある。すなわち、内輪2の外周にツメ部材6の頭部が嵌る窪みを設け、外輪1の内周にツメ部材6の先端が係合するラックを形成することも可能である。一方、実施例ではリボンスプリング12に設けた穴16,16・・・にツメ部材6,6・・・を嵌めてセットし、この状態で外輪1と内輪2の間に形成したリング状空間5に配列した場合を説明しているが、本発明では上記リボンスプリング12を用いることなくツメ部材6,6・・・をリング状空間5に直接配置することも出来る。
本発明に係るラチェット式ワンウェイクラッチを備えたステータ。 外輪と内輪のリング状空間に介在するツメ部材。 ツメ部材の具体例。 ツメ部材を取付けるリボンスプリングの部分拡大図。 ツメ部材がラックに係合する際の動作を示す模式図。
1 外輪
2 内輪
3 ブレード
4 軸穴
5 リング状空間
6 ツメ部材
7 コア
8 頭部
9 窪み
10 先端
11 ラック
12 リボンスプリング
13 ツメ
14 ベース
15 バンド
16 穴
17 押圧片
18 先端
19 ベース先端

Claims (4)

  1. 互いに相対回転するように同軸を成して軸支された外輪と内輪の間には概略リング状の空間を形成し、この概略リング状空間には複数のツメ部材を一定ピッチで配列し、該ツメ部材の頭部は外輪の内周に設けた窪み(凹部)に嵌め、ツメ部材の先端は内輪の外周に形成したラックに係合可能として一方向にのみ回転することが出来るラチェット式ワンウェイクラッチにおいて、上記ツメ部材は金属製のツメと樹脂製のベースを結合した構造とし、ベースはツメの底を覆って固定され、ベース先端はツメ先端より僅かに突出し、ツメ部材がラックに係合する際には上記ベース先端がラック底面に当接し、トルクが作用することでベース先端は圧縮されてツメにて負荷を受けるように機能することを特徴とするラチェット式ワンウェイクラッチ。
  2. 互いに相対回転するように同軸を成して軸支された外輪と内輪の間には概略リング状の空間を形成し、この概略リング状空間には複数のツメ部材を一定ピッチで配列し、該ツメ部材の頭部は外輪の内周に設けた窪み(凹部)に嵌め、ツメ部材の先端は内輪の外周に形成したラックに係合可能として一方向にのみ回転することが出来るラチェット式ワンウェイクラッチにおいて、上記ツメ部材はリング状のリボンスプリングに取付けられると共に、該リボンスプリングに形成した押圧片によってツメ部材の先端側をラック側へ押圧するバネ力を付勢し、そして該ツメ部材は金属製のツメと樹脂製のベースを結合した構造とし、ベースはツメの底を覆って固定され、ベース先端はツメ先端より僅かに突出し、ツメ部材がラックに係合する際には上記ベース先端がラック底面に当接し、トルクが作用することでベース先端は圧縮されてツメにて負荷を受けるように機能することを特徴とするラチェット式ワンウェイクラッチ。
  3. 互いに相対回転するように同軸を成して軸支された外輪と内輪の間には概略リング状の空間を形成し、この概略リング状空間には複数のツメ部材を一定ピッチで配列し、該ツメ部材の頭部は内輪の外周に設けた窪み(凹部)に嵌め、ツメ部材の先端は外輪の内周に形成したラックに係合可能として一方向にのみ回転することが出来るラチェット式ワンウェイクラッチにおいて、上記ツメ部材はリング状のリボンスプリングに取付けられると共に、該リボンスプリングに形成した押圧片によってツメ部材の先端側をラック側へ押圧するバネ力を付勢し、そして該ツメ部材は金属製のツメと樹脂製のベースを結合した構造とし、ベースはツメの底を覆って固定され、ベース先端はツメ先端より僅かに突出し、ツメ部材がラックに係合する際には上記ベース先端がラック底面に当接し、トルクが作用することでベース先端は圧縮されてツメにて負荷を受けるように機能することを特徴とするラチェット式ワンウェイクラッチ。
  4. 互いに相対回転するように同軸を成して軸支された外輪と内輪の間には概略リング状の空間を形成し、この概略リング状空間に介在して一方向のみの回転を許容するようにするラチェット式ワンウェイクラッチのツメ部材において、該ツメ部材は金属製のツメと樹脂製のベースを結合した構造とし、
    ベースはツメの底を覆って固定され、ベース先端はツメ先端より僅かに突出し、ツメ部材がラックに係合する際には上記ベース先端がラック底面に当接し、トルクが作用することでベース先端は圧縮されてツメにて負荷を受けるように機能することを特徴とするラチェット式ワンウェイクラッチのツメ部材。
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