JP5287676B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
従来から、メモリー性を有する変調媒体(コレステリック液晶や電気泳動分散液)を用いた光書き込み型表示装置が知られている。例えば下記特許文献1には、光書き込み型表示装置として、光照射により抵抗値が変化する可変抵抗層と、画像表示を行う表示媒体層との間に、分圧制御層を介して接続電極と駆動電極と解除電極とが積層された多層電極構造を形成することが開示されている。
特開2007−171260号公報
特許文献1記載の光書き込み型表示装置によれば、光を照射することなく表示領域に表示された画像の全面消去(リセット)が可能であった。しかしその一方で、多層構造の電極を画素ごとに形成するために構造が複雑になっていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、比較的簡素な構成で、簡便に画像表示ができるとともに手書き入力も可能な電気光学装置及び電子機器を提供することを目的の一つとする。
本発明の電気光学装置は、上記課題を解決するために、第1の基板と第2の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が前記第1の基板上に形成されており、前記第1の表示部には複数の第1の画素がマトリクス状に配置されており、前記第1の画素の各々には、第1の画素電極と、前記各第1の画素電極にドレインが接続される第1のトランジスタと、が形成され、前記第1の表示部には、前記第1のトランジスタのゲートと接続されるとともに走査線駆動回路に接続される複数の第1の走査線と、前記第1のトランジスタのソースと接続されるとともにデータ線駆動回路に接続された複数の第1のデータ線と、が形成され、前記第2の表示部には複数の第2の画素がマトリクス状に配置されており、前記第2の画素の各々には、第2の画素電極と、前記第2の画素電極にドレインが接続された第2のトランジスタと、が形成され、前記第2の表示部には、前記第2のトランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続された第2の走査線と、前記第2のトランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続された第2のデータ線と、が形成され、前記第2の表示部においては、前記光入力により光が照射された前記第2の画素において前記第2のトランジスタにリーク電流を生じさせ、前記第2の画素電極の電位を変化させることで前記画像表示の書き換えが行われることを特徴とする。
また、第1の基板と第2の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が前記第1の基板上に形成されており、前記第1の表示部には複数の第1の画素がマトリクス状に配置されており、前記第1の画素の各々には、第1の画素電極と、前記各第1の画素電極にドレインが接続される第1のトランジスタと、が形成され、前記第1の表示部には、前記第1のトランジスタのゲートと接続されるとともに第1の走査線駆動回路に接続される複数の第1の走査線と、前記第1のトランジスタのソースと接続されるとともに第1のデータ線駆動回路に接続された複数の第1のデータ線と、が形成され、前記第2の表示部には複数の第2の画素がマトリクス状に配置されており、前記第2の画素の各々には、第2の画素電極と、前記第2の画素電極にドレインが接続された第2のトランジスタと、が形成され、前記第2の表示部には、前記第2のトランジスタのゲートと接続されるとともに第2の走査線駆動回路に接続される複数の第2の走査線と、前記第2のトランジスタのソースと接続されるとともに第2のデータ線駆動回路に接続された複数の第2のデータ線と、が形成され、前記第2の表示部においては、前記光入力により光が照射された前記第2の画素において前記第2のトランジスタにリーク電流を生じさせ、前記第2の画素電極の電位を変化させることで前記画像表示の書き換えが行われることを特徴とする。
また、第1の基板と第2の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が前記第1の基板上に形成されており、前記第1の表示部には複数の第1の画素がマトリクス状に配置されており、前記第1の画素の各々には、第1の画素電極と、前記各第1の画素電極にドレインが接続される第1のトランジスタと、が形成され、前記第1の表示部には、前記第1のトランジスタのゲートと接続されるとともに走査線駆動回路に接続される複数の第1の走査線と、前記第1のトランジスタのソースと接続されるとともにデータ線駆動回路に接続された複数の第1のデータ線と、が形成され、前記第2の表示部には複数の第2の画素がマトリクス状に配置されており、前記第2の画素の各々には、第2の画素電極と、前記第2の画素電極にドレインが接続された第2のトランジスタと、が形成され、前記第2の表示部には、前記第2のトランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続された第2の走査線と、前記第2のトランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続された第2のデータ線と、が形成され、前記第2のトランジスタは、前記ゲートと前記ソースとを短絡したダイオード接続から構成されており、前記第2の表示部においては、前記光入力により光が照射された前記第2の画素において前記第2のトランジスタにリーク電流を生じさせ、前記画素電極の電位を変化させることで前記画像表示の書き換えが行われることを特徴とする。
また、一対の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が同一の前記基板上に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、画素スイッチング素子としてトランジスタを用いているため簡素な構造とすることができるとともに、各走査線にトランジスタをオン状態とする走査信号を入力するとともに、各データ線に電気光学物質層を所定の表示状態とする画像信号を入力することで、容易かつ迅速に第1の表示部の全体を所定の表示状態に移行させることができる。
しかも、本発明では、画像信号入力による電子的な画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が同一の基板上に形成されている構成とされているため、それぞれの形態で画像を表示させることができる。
例えば、第1の表示部に所定の画像を表示させながら、第2の表示部に光書き込みによる(手書き入力による)画像表示を行うことが可能である。したがって、比較的簡素な構成で簡便に画像表示ができるとともに、手書き入力も可能な電気光学装置となる。
また、前記第1の表示部には複数の第1の画素が配列され、各々の前記第1の画素には、画素電極と、前記画素電極にドレインが接続されたトランジスタとが形成され、また前記複数の第1の画素を複数の第1の組に分け、該各組毎に前記トランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続され、走査線駆動回路に接続された複数の走査線と、前記複数の第1の画素を複数の第2の組に分け、該各組毎に前記トランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続され、データ線駆動回路に接続された複数のデータ線と、が形成され、前記第2の表示部には複数の第2の画素が配列され、各々の前記第2の画素には、画素電極と、前記画素電極にドレインが接続されたトランジスタとが形成され、また、前記トランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続された走査線と、前記トランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続されたデータ線と、が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、画素スイッチング素子としてトランジスタを用いているため簡素な構成とすることができるとともに、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路を介して第1の表示部に属するトランジスタを個別に駆動することで、容易且つ迅速に第1の表示部に所定の画像表示を行うことができる。
また、第2の表示部に属するとともに、相互に接続された走査線及び相互に接続されたデータ線に所定の電位を入力することで、容易且つ迅速に第2の表示部の全体を同一の表示状態に移行させることができ、手書き入力が可能となる。
これにより、第1の表示部において電子的な画像表示が可能とされ、第2の表示部において手書き入力による表示が実現される。
また、前記第1の表示部には複数の第1の画素が配列され、各々の前記第1の画素には、画素電極と、前記画素電極にドレインが接続されたトランジスタとが形成され、また、前記複数の第1の画素を複数の第1の組に分け、該各組毎に、前記トランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続され、走査線駆動回路に接続された複数の走査線と、前記複数の第1の画素を複数の第2の組に分け、該各組毎に前記トランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続されデータ線駆動回路に接続された複数のデータ線と、が形成されている一方、前記第2の表示部には複数の第2の画素が配列され、各々の前記第2の画素には、画素電極と、前記画素電極にドレインが接続されたトランジスタとが形成され、また、前記複数の第2の画素を複数の第3の組に分け、該各組毎に、前記トランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続され、走査線駆動回路に接続された複数の走査線と、前記複数の第2の画素を複数の第4の組に分け、該各組毎に前記トランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続され、データ線駆動回路に接続された複数のデータ線と、が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、画素スイッチング素子としてトランジスタを用いているため簡素な構成とすることができるとともに、第1の表示部において電子的な表示が実現され、第2の表示部において手書き入力による表示あるいは電子的な表示が実現される。
つまり、第1の表示部に属する走査線及びデータ線に対して、これらにそれぞれ接続する走査線駆動回路及びデータ線駆動回路を介して所定の電位を入力することにより、第1の表示部に属するトランジスタを個別に駆動でき、容易且つ迅速に第1の表示部に所定の画像表示を行うことができる。
また、第2の表示部に属する走査線及びデータ線に対して、これらに接続された走査線駆動回路及びデータ線駆動回路を介して所定の電位を入力することにより、第2の表示部に属するトランジスタを個別に駆動でき、第1の表示部同様、第2の表示部にも電子的な画像表示を行うことができる。勿論、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路により第2の表示部の全体を同一の表示状態に移行させることも可能なため、第2の表示部において手書き入力が可能となる。
このように、第2の表示部に属する複数のトランジスタを個別に駆動させることができるので、手書き入力が可能な第2の表示部においても必要に応じて電子的な画像表示が可能となる。
また、前記第1の表示部には複数の第1の画素が配列され、各々の前記第1の画素には、画素電極と、前記画素電極にドレインが接続されたトランジスタとが形成され、また、前記複数の第1の画素を複数の第1の組に分け、該各組毎に前記トランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続され、走査線駆動回路に接続された複数の走査線と、前記複数の第1の画素を複数の第2の組に分け、該各組毎に前記トランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続され、データ線駆動回路に接続された複数のデータ線と、が形成されている一方、前記第2の表示部には複数の第2の画素が配列され、各々の前記第2の画素には、画素電極と、前記画素電極に第1の端子を介して接続されたダイオードと、前記ダイオードの第2の端子と接続されるとともに相互に接続された信号線が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、画素スイッチング素子としてダイオードを用いているため簡素な構成とすることができるとともに、相互に直接接続された信号線に所定の電位を入力することで、容易且つ迅速に第2の表示部の全体を同一の表示状態に移行させることができる。これにより、第2の表示部において手書き入力が可能となる。
また、平面的に区画された第1の領域と第2の領域とを備え、前記第1の領域に前記第1の表示部に属する複数の前記第1の画素が配列される一方、前記第2の領域には前記第2の表示部に属する複数の前記第2の画素が配列されていることが好ましい。
本発明によれば、第1の表域(第1の表示部)を画像表示領域として使用しつつ、第2の領域(第2の表示部)に手書き入力等が可能な領域として使用することが可能となる。
また、前記第1の画素と前記第2の画素とが前記走査線または前記データ線の延在方向に沿って交互に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、第1の表示部に属する画素と、第2の表示部に属する画素とを混在させた表示部となるので、例えば、第1の表示部に属する画素によって所望の画像を表示させ、第2の表示部に属する画素によって手書き入力等による上書き機能を実現することができる。
本発明の電子機器は、先に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、機能性及び製造性に優れた電気光学装置からなる表示手段を備えた電子機器を提供することができる。
第1実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図。 第1実施形態に係る第1の表示部および第2の表示部に属する各画素の構成図。 同、電気泳動表示装置の平面図、断面図、マイクロカプセルの断面図。 1画素における素子基板の平面図及び断面図。 電気泳動素子の動作説明図。 第1実施形態に係る駆動方法を示すフローチャート。 第1実施形態に係る駆動方法(光書き込み)を示すタイミングチャート。 第1実施形態に係る駆動方法(光書き込み)の説明対象とした2画素を示す図。 第1実施形態に係る駆動方法(光書き込み)の説明対象とした2画素を示す図。 第1実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図及び動作説明図。 画素回路の変形例を示す図。 第2実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図。 第2実施形態の電気泳動表示装置の平面図及び動作説明図。 第3実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図。 第4実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図。 第2の表示部における他の回路構成図。 第2の表示部における他の回路構成図。 電子機器の一例を示す図。 電子機器の一例を示す図。
以下、図面を用いて本発明の電気光学装置について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の電気光学装置の第1の実施形態である電気泳動表示装置の回路構成図である。図2(a)は、第1の表示部における画素の構成を示す図であり、図2(b)は、第2の表示部における画素の構成を示す図である。
図1に示すように電気泳動表示装置(電気光学装置)100は、複数の画素(第1の画素)40、画素(第2の画素)340をそれぞれマトリクス状に配列してなる表示部5を備えている。本実施形態の表示部5は、複数の画素40が配列された電子的表示型の第1の表示部5Aと、複数の画素340が配列された光書き込み表示型の第2の表示部5Bとを有して構成されている。
第1の表示部5Aには、m1本の走査線66(Y1、Y2、…、Ym1)とn1本のデータ線68(X1、X2、…、Xn1)が互いに交差する方向に延びており、走査線66とデータ線68との交差位置に対応して画素40が設けられている。
第2の表示部5Bには、m2本の走査線76(Y1、Y2、…、Ym2)とn2本のデータ線78(X1、X2、…、Xn2)とが互いに交差する方向に延びており、走査線76とデータ線78との交差位置に対応して画素340が設けられている。
第1の表示部5A(表示部5)の周辺には、第1の表示部5Aから延出された複数の走査線66に接続する走査線駆動回路16と、第1の表示部5Aから延出された複数のデータ線68に接続するデータ線駆動回路17とが設けられている。そして、走査線駆動回路16は、上記複数の走査線66を介して画素40に接続され、データ線駆動回路17は、上記複数のデータ線68を介して画素40に接続されている。
図2(a)に示すように、第1の表示部5Aの各画素40には、選択トランジスタ41と、画素電極35と、電気泳動表示素子32(電気光学物質層)と、共通電極37と、保持容量39とが設けられている。
保持容量39の一方の電極は選択トランジスタ41に接続され、他方の電極は容量線Cに接続されている。この保持容量39によって、選択トランジスタ41を介して書き込まれた画像信号を第1の表示部5Aに一定期間だけ維持することが可能となっている。
この画素回路においては、走査線66が選択されると選択トランジスタ41がオン状態となり、データ線68上の電圧に保持容量を充電する。走査線66が非選択となると選択トランジスタ41はオフ状態となるが、保持容量に蓄えられたエネルギーで電気泳動表示素子32の荷電粒子を移動させる。
第2の表示部5B(表示部5)の周辺には、第2の表示部5Bから延出された複数の走査線76の端部同士を接続する接続配線76aと、第2の表示部5Bから延出された複数のデータ線78の端部同士を接続する接続配線78aと、接続端子6,7,8とが形成されている。接続端子6は接続配線76aと接続され、接続配線76aを介して表示部5の全ての走査線76と接続されている。また、接続端子8は接続配線78aと接続され、接続配線78aを介して第2の表示部5Bの全てのデータ線78と接続されている。接続端子7は、複数の画素340に共通の電極として形成された共通電極37と接続されている。
図2(b)に示すように、第2の表示部5Bの各画素340には、選択トランジスタ41と、画素電極35と、電気泳動表示素子32(電気光学物質層)と、共通電極37とがそれぞれ設けられている。なお、図示しないが画素電極35と容量線Cの間に保持容量を設けても良い。
選択トランジスタ41は、例えばNMOS(Negative Metal Oxide Semiconductor)−TFT(Thin Film Transistor)からなる画素スイッチング素子である。選択トランジスタ41のゲート端子は走査線66(76)に接続され、ソース端子はデータ線68(78)に接続され、ドレイン端子は画素電極35に接続されている。
即ち、第1の表示部5Aの画素40を形成する選択トランジスタ41のゲートは行毎の組単位で各走査線66と接続し、走査線駆動回路16と接続する。そして、第1の表示部5Aの画素40を形成する選択トランジスタ41のソースは列毎の組単位で各データ線68と接続し、データ線駆動回路17と接続する。
次に、図3(a)は、電気泳動表示装置100の平面図であり、図3(b)は、表示部5における電気泳動表示装置100の部分断面図である。
図3(a)に示すように、素子基板30と対向基板31とが平面視で重なる領域に表示部5が形成されており、素子基板30の右辺に走査線駆動回路16が実装され、表示部5から延出された複数の走査線66と各々電気接続してある。同様に素子基板30の上辺にデータ線駆動回路17が実装され、複数のデータ線68と各々電気接続してある。接続端子6,8の間に形成された接続端子7は、素子基板30上に形成された接続配線67、及び素子基板30と対向基板31とを電気的に接続する基板間接続部9を介して、共通電極37と接続されている。
電気泳動表示装置100は、コントローラー363(制御部)からの電源や制御信号線によって動作し、図では矢印を伴った線で概略的な配線接続を示すが、接続端子6〜8、走査線駆動回路16及びデータ線駆動回路17に接続されている。
これにより、コントローラー363は、表示部5に属する複数の画素40を走査線駆動回路16及びデータ線駆動回路17を介した電位入力により制御するとともに、複数の画素340を接続端子6,8を介した電位入力により制御することができる。
図3(b)に示すように、電気泳動表示装置100は、素子基板(基板)30と対向基板(基板)31との間に、複数のマイクロカプセル20を配列してなる電気泳動表示素子32を挟持した構成を備えている。
表示部5において、素子基板30の電気泳動表示素子32側には、走査線66,76、データ線68,78、選択トランジスタ41などが形成された回路層34が設けられており、回路層34上に複数の画素電極35が配列形成されている。
素子基板30は、ガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示面とは反対側に配置されるため透明なものでなくてもよい。画素電極35は、Cu(銅)箔上にニッケルメッキと金メッキとをこの順番で積層したものや、Al(アルミニウム)、ITO(インジウム・スズ酸化物)などにより形成された電気泳動表示素子32に電圧を印加する電極である。
ここで図4(a)は、1つの画素340における素子基板30の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A’線に沿う位置における断面図である。
図4(a)に示すように、選択トランジスタ41は、平面視略矩形状の半導体層41aと、データ線78から延出されたソース電極41cと、半導体層41aと画素電極35とを接続するドレイン電極41dと、走査線76から延出されたゲート電極41eと、を有する。
図4(b)に示す断面構造を見ると、素子基板30上に、AlやAl合金からなるゲート電極41e(走査線76)が形成されており、ゲート電極41eを覆ってシリコン酸化物やシリコン窒化物からなるゲート絶縁膜41bが形成されている。ゲート絶縁膜41bを介してゲート電極41eと対向する領域にアモルファスシリコンやポリシリコンからなる半導体層41aが形成されている。半導体層41aに一部乗り上げるようにして、AlやAl合金からなるソース電極41cとドレイン電極41dとが形成されている。ソース電極41c(データ線78)、ドレイン電極41d、半導体層41a、ゲート絶縁膜41bを覆ってシリコン酸化物やシリコン窒化物からなる層間絶縁膜34aが形成されている。層間絶縁膜34a上に画素電極35が形成されている。層間絶縁膜34aを貫通しドレイン電極41dに達するコンタクトホール34bを介して画素電極35とドレイン電極41dとが接続されている。
なお、画素40は、画素340に保持容量39を追加した構成とすればよい。
本実施形態の電気泳動表示装置100において、走査線66の本数m1及びデータ線68の本数n1、並びに、走査線76の本数m2及びデータ線78の本数n2は任意の自然数に設定することができる。すなわち、第1の表示部5A及び第2の表示部5Bは、それぞれ任意の個数の画素40、340により構成することができる。
また、第1の表示部5Aと第2の表示部5Bとで画素40、340の精細度が異なっていてもよい。例えば、第1の表示部5Aを文字や画像の表示に適した精細度(例えば300〜600ppi程度)とし、第2の表示部5Bを手書き入力に適した精細度(例えば50〜100ppi程度)としてもよい。
さらに、第1の表示部5A及び第2の表示部5Bの外形状は矩形状に限られるものではなく、三角形状、五角形以上の多角形状、円形又は楕円形状など、任意の平面形状とすることができる。
図3(b)に戻り、対向基板31の電気泳動表示素子32側には、複数の画素電極35と対向する平面形状の共通電極37が形成されており、共通電極37上に電気泳動表示素子32が設けられている。
対向基板31はガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示側に配置されるため透明基板とされる。共通電極37は、画素電極35とともに電気泳動表示素子32に電圧を印加する電極であり、MgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)などから形成された透明電極である。
そして、電気泳動表示素子32と画素電極35とが、接着剤層33を介して接着されることで、素子基板30と対向基板31とが接合されている。
なお、電気泳動表示素子32は、あらかじめ対向基板31側に形成され、接着剤層33までを含めた電気泳動シートとして取り扱われるのが一般的である。製造工程において、電気泳動シートは接着剤層33の表面に保護用の離型シートが貼り付けられた状態で取り扱われる。そして、別途製造された素子基板30(画素電極35や各種回路などが形成されている)に対して、離型シートを剥がした当該電気泳動シートを貼り付けることによって、表示部5を形成する。このため、接着剤層33は画素電極35側のみに存在することになる。
図3(c)は、マイクロカプセル20の模式断面図である。マイクロカプセル20は、例えば50μm程度の粒径を有しており、内部に分散媒21と、複数の白色粒子(電気泳動粒子)27と、複数の黒色粒子(電気泳動粒子)26とを封入した球状体である。マイクロカプセル20は、図3(b)に示すように共通電極37と画素電極35とに挟持され、1つの画素40,340内に1つ又は複数のマイクロカプセル20が配置される。1つのマイクロカプセル20が複数の画素40,340にわたって配置される構成としてもよい。
マイクロカプセル20の外殻部(壁膜)は、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアガムなどの透光性を持つ高分子樹脂などを用いて形成される。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
白色粒子27は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されて用いられる。黒色粒子26は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されて用いられる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
図5は、電気泳動素子の動作説明図である。図5(a)は、画素40,340を白表示する場合、図5(b)は、画素40,340を黒表示する場合をそれぞれ示している。
図5(a)に示す白表示の場合には、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位に保持される。これにより、負に帯電した白色粒子27が共通電極37に引き寄せられる一方、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35に引き寄せられる。その結果、表示面側となる共通電極37側からこの画素を見ると、白色(W)が認識される。
図5(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
なお、図5は、黒粒子が正に、白粒子が負に帯電している場合の動作説明図であるが、必要に応じて、黒粒子を負に、白粒子を正に帯電させてもよい。この場合、上記と同様に電位を供給すると、白表示と黒表示とを反転した表示が得られる。
[駆動方法]
次に、本実施形態の電気泳動表示装置の駆動方法について、図6から図8を参照して説明する。
図6は、電気泳動表示装置100の駆動方法の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の電気泳動表示装置100の駆動方法は、図6に示すように、第1の画像消去ステップS101と、第1の画像信号入力ステップS102と、第1の画像保持ステップS103と、第2の画像消去ステップS104と、第2の画像書込ステップS105と、第2の画像保持ステップS106と、を含む。
ここで、第1の画像消去ステップS101から第1の画像保持ステップS103では、表示部5における第1の表示部5Aの複数の画素40の配列に対して、所望の画像の書き込みが成される。
具体的に、第1の画像消去ステップS101から第1の画像保持ステップS103では、第1の表示部5Aに対して、例えば、図10(a)に示すような文字情報TXTの書き込みが成される。
ここで、第1の画像消去ステップS101以前の表示部5では、走査線駆動回路16およびデータ線駆動回路17には電圧が印加されていないため、画素電極35及び共通電極37はいずれも電気的に切断されたハイインピーダンス状態(Hi−Z)であり、各々の画素40は黒表示あるいは白表示あるいは階調表示したままの状態となっている。即ち、無電力で表示が記憶されている。
第1の画像消去ステップS101では、コントローラー363から走査線駆動回路16を介して、第1の表示部5Aの全ての走査線66に、選択トランジスタ41をオン状態とするハイレベルの電位が入力され、データ線駆動回路17を介して全てのデータ線68に、電気泳動表示素子32を白表示させるためのローレベル電位VL(例えば−10V)が入力される。また、不図示の共通電極配線を介して共通電極37にグランド電位GND(0V)が入力される。これにより、第1の表示部5Aの全ての画素40が白表示され、消去状態となる。
なお、第1の画像消去ステップS101では、表示部5の全ての画素40を単一の階調に移行させることができればよく、かかる目的を達成できる範囲で具体的な駆動方法を変更することができる。例えば、上記では共通電極37の電位Vcomをグランド電位GND(0V)としたが、ハイレベル電位VH(例えば10V)としてもよい。
次に、第1の画像信号入力ステップS102では、第1の表示部5Aの各画素40に属する画素電極35と共通電極37とにそれぞれ所定の電位を入力することで、電気泳動表示素子32(マイクロカプセル20)に駆動電圧を印加する。具体的には、各走査線66に選択信号(例えば40Vのハイレベル)を順次、一定期間入力する。これにより、選択された走査線66を介して選択トランジスタ41がオンされ、データ線68から各画素40に画像データ電圧が入力され、画素40内の保持容量39がこの電圧で充電され、この静電エネルギーに応じた階調表示がなされる。このようにして、第1の表示部5Aに所定の画像が書き込まれる。
なお、本実施形態では、第1の画像信号入力ステップS102において共通電極37の電位Vcomをグランド電位GNDに保持することとしているが、ローレベル電位VL(例えば−10V)に保持してもよい。
次に、第1の画像保持ステップS103に移行すると、コントローラー363からデータ線駆動回路17を介して、データ線68(電位Vs)にグランド電位GNDが入力され、不図示の共通電極配線を介して共通電極37(電位Vcom)にグランド電位GNDが入力される。これにより、以降の画素40の表示状態の変更が防止され、表示画像が保持される。
なお、第1の画像保持ステップS103において、データ線68と共通電極37とは必ずしも同電位とされなくてもよい。具体的には、データ線68の電位Vsと共通電極37の電位Vcomとの電位差が、電気泳動表示素子32のしきい値電圧以下となるように電位Vs、Vcomが設定されていればよい。ここで、明確なしきい値電圧が無い場合もあるが実質的に光学特性に影響を及ぼさない電圧に設定すればよい。
以上により、第1の表示部5Aに文字情報TXTが表示されたならば、光ペンによる手書き入力モードに移行する。かかる手書き入力モードでは、第2の画像消去ステップS104〜第2の画像保持ステップS106が繰り返して実行される。
なお、手書き入力モード(ステップS104〜S106)において、第1の表示部5Aは、上記した第1の画像保持ステップS103の電位状態を保持しており、第1の表示部5Aの表示画像は変化しない。
図7は、手書き入力モードに対応するタイミングチャートであって、画素340を黒表示させる(画素340Aとする。)場合と、白表示のままとする(画素340Bとする)。場合のダイミングチャートが示されている。図8及び図9は、本実施形態の光書き込み入力方法の各ステップにおける2つの画素の電位状態を示す説明図である。
図7には、接続端子6を介して入力される走査線76の電位Vgと、接続端子8を介して入力されるデータ線78の電位Vsと、接続端子7を介して入力される共通電極37の電位Vcomと、画素340Aに属する画素電極35Aの電位Vaと、画素340Bに属する画素電極35Bの電位Vbと、が示されている。
なお、図8及び図9において、各符号の「A」「B」の添字は、説明の対象とした2つの画素340(340A、340B)と、それらに属する構成要素を明確に区別するために付したものであって他意はない。
まず、第2の画像消去ステップS104では、コントローラー363から接続端子6を介して、第2の表示部5Bの全ての走査線76に、選択トランジスタ41をオン状態とするハイレベルの電位が入力され、接続端子8を介して全てのデータ線78に、電気泳動表示素子32を白表示させるためのローレベル電位VL(例えば−10V)が入力される。また、接続端子7を介して共通電極37にグランド電位GND(0V)が入力される。これにより、第2の表示部5Bの全面が白表示され、消去状態となる。
次に、第2の画像書込ステップS105では、図10(b)に示すように、電気泳動表示装置100の第2の表示部5Bに光ペン250による手書き入力が成される。
第2の画像書込ステップS105では、コントローラー363から接続端子6、8を介して、走査線76に選択トランジスタ41をオフ状態とするローレベルの電位が入力され、データ線78にハイレベル電位VH(例えば10V)が入力される。また、接続端子7を介して共通電極37(電位Vcom)にグランド電位GND(0V)が入力される。これにより、第2の表示部5Bが画像書き込み可能な状態とされる。
そして、上記の電圧印加状態に保持された第2の表示部5Bに対して、図10(b)に示すように光ペン250を接近させると、光ペン250の光LTを照射された画素340において選択トランジスタ41にリーク電流が生じ、画素電極35の電位が上昇する。その結果、光を照射された画素340が選択的に黒表示に移行され、第2の表示部5Bに黒色マークが記入される。
その後、第2の画像保持ステップS106に移行すると、図10(b)及び図8に示すように、コントローラー363から接続端子8を介してデータ線78にグランド電位GNDが入力され、接続端子7を介して共通電極37にグランド電位GNDが入力される。このようにデータ線78と共通電極37とが同電位とされることで、第2の表示部5Bの画素340に光が照射されたときに誤書き込みがなされるのを防止することができる。すなわち、第2の画像保持ステップS106において画素340に光が照射され選択トランジスタ41に光リークが生じたとしても、光が照射された画素340に属する画素電極35の電位はグランド電位GNDになるため、同じくグランド電位GNDに保持された共通電極37との間に電位差は生じず、電気泳動表示素子32の表示状態が変化することはない。
このようにして、第2の表示部5Bの表示状態の変化が防止され、記入された黒色マークが保持される。
以上、詳細に説明したように、本実施形態の電気泳動表示装置100によれば、画像信号入力による電子的な表示が可能な第1の表示部5Aと光書き込みによる表示が可能な第2の表示部5Bとを有する表示部5により、電子的な表示と光書き込みによる表示とが同一の表示パネルで実現される。第1の表示部5Aと第2の表示部5Bとは互いに独立して動作させることが可能なため、第1の表示部5Aの表示状態を固定しつつ、第2の表示部5Bのみを画像書き込み可能な状態とすることができる。
つまり、走査線駆動回路16及びデータ線駆動回路17を介して第1の表示部5Aに属する選択トランジスタ41を個別に駆動することで、容易且つ迅速に第1の表示部5Aに所定の画像表示を行うことができる。また、第2の表示部5Bに属するとともに、相互に接続された走査線76及び相互に接続されたデータ線78に所定の電位を入力することで、容易且つ迅速に第2の表示部5Bの全体を同一の表示状態に移行させることができ、手書き入力が可能となる。
これにより、例えば、横書きの文字情報を電子的に第1の表示部5Aに表示させておき、その後、光ペン250等で行頭部分(第2の表示部5B)にチェック記号等を加筆するような用途に好適に用いることができる。したがって、比較的簡素な構成で簡便に画像表示ができるとともに、手書き入力も可能な電気泳動表示装置100となる。
また、第1の表示部5Aと第2の表示部5Bとが同一のパネルに設けられていることから、各表示部5A,5Bに設けられる選択トランジスタ41、画素電極35、走査線66,76及びデータ線68,78等を同一の製造工程において形成することが可能となる。
なお、本実施形態の電気泳動表示装置100において、光ペン250が電気泳動表示装置300に接触又は接近したかどうかを判断する機構を設けてもよい。これにより、必要なときに光ペン250で書き込みを行うことができるとともに、外光等の入射による誤動作(意図しない書き込み)を防止することができる。
また、図10(a)に示す第2の表示部5Bは、第1の表示部5Aに表示された文字情報TXTの行頭(図示左側)だけでなく、行末(図示右側)に設けてもよい。さらに、第1の表示部5Aにおける文字情報TXTの列方向(行方向と直交する方向)の一方の辺部(上辺部)や、他方の辺部(下辺部)に設けてもよい。
なお、本実施形態の電気泳動表示装置100において、第1の表示部5Aにおける各画素40の画素回路の構成は上述したものに限らない。
例えば、図11に示すように、選択トランジスタ41Aと、駆動トランジスタ41Bと、画素電極35と、電気泳動表示素子32と、共通電極37と、保持容量39とを備え、保持容量39と駆動トランジスタ41Bとが、走査線66と同様に行単位で形成された電源線Eに接続された構成であってもよい。
図11において、走査線66からの制御信号に基づいて選択トランジスタ41Aをオン状態とし、データ線68からのデータ信号の電位を保持容量39に保持させる。駆動トランジスタ41Bは、保持容量39に保持されたデータ信号の電位に応じて電源線Eから電気泳動表示素子32に駆動電流を供給する。走査線66が非選択となっても、保持容量39により電気泳動表示素子32に所定の電流が供給され続ける。
したがって、所定の時間で選択トランジスタ41Aを再選択して保持容量39の電圧を0にすれば、電気泳動表示素子32への電力の供給がなくなるので階調表示が可能となる。
このように、走査線66を順次選択して、選択した行の選択トランジスタ41Aをオン状態にし、保持容量39をデータ線68に印加している電圧まで充電することで、電気泳動表示素子32内の荷電粒子を移動させ、第1の表示部5Aにおいて電子的に表示を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。
図12は、第2実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図であり、図13は、第2実施形態に係る電気泳動表示装置の作用説明図である。
なお、以下で参照する各図において、先の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態の電気泳動表示装置200は、複数の画素40と複数の画素340とが交互に配列された表示部150を備えている。
表示部150には、複数の走査線66と、複数のデータ線68とが形成されており、走査線66とデータ線68との交差部に対応して画素40が設けられている。全ての走査線66は走査線駆動回路16に接続され、全てのデータ線68はデータ線駆動回路17に接続されている。なお、図を簡素化する為に、保持容量39の図示は省略してある。
また、複数の走査線76と、複数のデータ線78とが形成されており、走査線76とデータ線78との交差部に対応して画素340が形成されている。全ての走査線76は接続配線76aを介して接続端子6に接続されており、全てのデータ線78は接続配線78aを介して接続端子8に接続されている。
画素40、340は、いずれも、選択トランジスタ41と、画素電極35と、電気泳動表示素子32と、共通電極37とを備えて構成されている。
そして、本実施形態の場合、表示部150において、画素40と画素340とが行方向(走査線66、76の延在方向)及び列方向(データ線68、78の延在方向)において相互に隣り合うように交互に配置されている。すなわち本実施形態の電気泳動表示装置100は、第1実施形態に係る第1の表示部5Aの画素40と、第2の表示部5Bの画素340とを市松状に混在させて配置した構成を備えている。
図13(a)は、電気泳動表示装置200の概略構成を示す平面図である。
電気泳動表示装置200は、素子基板230と、対向基板31とを備えており、素子基板230と対向基板31とが平面視で重なる領域に表示部150が形成されている。素子基板230の対向基板31よりも張り出した領域に、コントローラー363(制御部)が実装されている。コントローラー363は図示しない配線を介して図12に示した接続端子6〜8及び走査線駆動回路16、データ線駆動回路17と接続されている。
素子基板230は、画素40と画素340の配列以外は、第1実施形態に係る素子基板30と同様の構成である。コントローラー363は、接続端子6〜8及び走査線駆動回路16、データ線駆動回路17に所定の電位を供給可能に構成されており、表示部150に属する複数の画素40を接続端子6,8を介した電位入力により制御するとともに、複数の画素340を走査線駆動回路16、データ線駆動回路17を介した電位入力により制御することができる。
[駆動方法]
次に、本実施形態の電気泳動表示装置200の駆動方法について説明する。
本実施形態の電気泳動表示装置200の駆動方法には、第1実施形態の図6に示したフローチャートを適用することができる。
本実施形態における第1の画像消去ステップS101から第1の画像保持ステップS103では、表示部150の複数の画素40の配列に対して、所望の画像の書き込みが成される。
まず、第1の画像消去ステップS101では、コントローラー363から、走査線駆動回路16を介して走査線66に選択トランジスタ41をオン状態とするハイレベルの電位が入力され、データ線駆動回路17を介してデータ線68にローレベル電位VLが入力される。これにより、表示部150の全ての画素40が白表示され、消去状態となる。
次に、第1の画像信号入力ステップS102では、表示部150の各画素40に属する画素電極35と共通電極37とにそれぞれ所定の電位を入力することで、電気泳動表示素子32(μカプセル20)に駆動電圧を印加する。具体的には、走査線66に選択信号(40Vのハイレベル)を一定期間入力する。これにより、走査線66を介して選択トランジスタ41がオンされ、データ線68から各画素40に画像データが入力され、各画素40は入力された画像データを記憶する。このようにして、表示部150に所定の画像が書き込まれる。
次に、第1の画像保持ステップS103に移行すると、コントローラー363からデータ線駆動回路17を介して、データ線68(電位Vs)にグランド電位GNDが入力され、不図示の共通電極配線を介して共通電極37(電位Vcom)にグランド電位GNDが入力される。これにより、以降の画素40の表示状態の変更が防止され、表示画像が保持される。
以上により、表示部150に所定の画像が表示されたならば、光ペンによる手書き入力モードに移行する。かかる手書き入力モードにおいて、各画素40は、上記した第1の画像保持ステップS103の電位状態を保持しており、表示画像は変化しない。
そして、第2の画像消去ステップS104では、コントローラー363から接続端子6を介して走査線76に、選択トランジスタ41をオン状態とするハイレベルの電位が入力され、接続端子8を介してデータ線78に、電気泳動表示素子32を白表示させるためのローレベル電位VL(例えば−10V)が入力される。また、接続端子7を介して共通電極37にグランド電位GND(0V)が入力される。これにより、表示部150の全ての画素340が白表示され、消去状態となる。
次に、第2の画像書込ステップS105では、図13(b)に示すように、電気泳動表示装置200の表示部150のうち画素340からなる領域に光ペン250による手書き入力が成される。
第2の画像書込ステップS105では、コントローラー363から接続端子6、8を介して、走査線76に選択トランジスタ41をオフ状態とするローレベルの電位が入力され、データ線78にハイレベル電位VH(例えば10V)が入力される。また、接続端子7を介して共通電極37(電位Vcom)にグランド電位GND(0V)が入力される。これにより、表示部150の各画素340が画像書き込み可能な状態とされる。
そして、上記の電圧印加状態に保持された表示部150上を図13(b)に示すように光ペン250で走査すると、光ペン250の光LTを照射された画素340において選択トランジスタ41にリーク電流が生じ、画素電極35の電位が上昇する。その結果、光を照射された画素340が選択的に黒表示に移行され、図示のように画像を上書きすることができる。
その後、第2の画像保持ステップS106に移行すると、コントローラー363から接続端子8を介してデータ線78にグランド電位GNDが入力され、接続端子7を介して共通電極37にグランド電位GNDが入力される。これにより、画素340からなる画像についても表示状態の変化が防止され、記入された画像が保持される。
以上、説明したように、第2実施形態の電気泳動表示装置200によれば、画素40と画素340とが市松状に混在して配置されているので、画素40によって表示部150に所望の画像を表示させるとともに、画素340を利用した手書き入力を行うことができる。これにより、例えば、画素40によって添削前の文字情報などを電子的に表示させておき、その上から光ペン250等でチェック記号や線分などを加筆するような用途に好適に用いることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図14を参照して説明する。
図14は、第3実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図である。
なお、以下で参照する各図において、先の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
本実施形態の電気泳動表示装置300は、電子的表示が可能な第1の表示部5Aと光書き込みによる表示が可能な第2の表示部5Bとを有する表示部5を備えてなり、第1の表示部5Aの走査線66に接続される走査線駆動回路16Aと、データ線68に接続されるデータ線駆動回路17A以外に、第2の表示部5Bの走査線76に接続される走査線駆動回路16Bと、データ線78に接続されるデータ線駆動回路17Bとを備えている。
このように、第2の表示部5Bにも走査線駆動回路16B及びデータ線駆動回路17Bを設けて、各走査線76と各データ線78に対して個別に駆動電圧波形を印加できるようにすることで、第2の表示部5Bにおいて電子的な表示も可能となる。
勿論、各走査線76と各データ線78を全体的に駆動することも可能なため、上述の光書き込みシーケンスが可能であり、必要に応じて光書き込みによる表示も可能となる。
このように、第2の表示部5Bに属する複数の選択トランジスタ41Aを個別に駆動させることができるので、手書き入力が可能な第2の表示部5Bにおいても必要に応じて電子的な画像表示が可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図15を参照して説明する。
図15は、第4実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図である。
なお、以下で参照する各図において、先の実施形態及びその変形例、並びに先の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
本実施形態の電気泳動表示装置400は、複数の画素40と複数の画素340とが市松状に配置された表示部150を備えてなり、表示部150の走査線66に接続される走査線駆動回路16Aとデータ線68に接続されるデータ線駆動回路17Aを介して各画素40の表示駆動がなされ、表示部150の走査線76に接続される走査線駆動回路16Bとデータ線78に接続されるデータ線駆動回路17Bを介して各画素340の表示駆動がなされる構成となっている。
本実施形態では、第3の実施形態とは反対に、走査線駆動回路16Aおよびデータ線駆動回路17Aを介して表示部150における各走査線66及び各データ線68を全体的に駆動することで光書き込みシーケンスが可能となり、必要に応じて電子的な表示を行う画素40に対しても光書き込みによる表示が可能となる。
このように本実施形態によれば、各走査線駆動回路16A,16B及びデータ線駆動回路17A,17Bを介して表示部150における走査線66,76及びデータ線68,78を全体的に駆動することで、表示部150全体において光書き込みによる表示が可能となる。
なお、光書き込みによる表示が可能な第2の表示部5Bの構成としては、先の実施形態に限るものではなく、例えば、薄膜トランジスタに代えてダイオードを用いる構成としてもよい。
図16に示すように、第2の表示部5Bの各画素340には、ダイオード51と、画素電極35と、電気泳動表示素子32と、共通電極37とが設けられている。ダイオード51のアノード端子(第2の端子)は信号線56に接続され、カソード端子(第1の端子)は画素電極35に接続されている。
また、図17に示すように、ダイオード51として、トランジスタをダイオード接続した構成(ソース端子とゲート端子とを短絡した構成)を採用する。図示構成の場合、信号線56と交差する方向に延びる複数の信号線58を形成し、これらの信号線58にダイオード51を構成するトランジスタのソース端子が接続されている。
このような構成とすることで、アクティブマトリクス型液晶装置と同様の電極構造を用いることができるため、構造と簡素なものとすることができ、製造性に優れ、コスト面でも有利な構成である。また、信号線56を介してダイオード51に所定の電位を入力するのみで表示部5の全体を単一階調に移行させることができ、容易かつ迅速にリセット動作を実行することができる。
(電子機器)
次に、上記各実施形態の電気泳動表示装置100、200、300、400を、電子機器に適用した場合について説明する。
図18は電子ペーパー1100の構成を示す斜視図である。電子ペーパー1100は、上記実施形態の電気泳動表示装置100(200、300、400)を表示領域1101に備えている。電子ペーパー1100は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1102を備えて構成されている。
図19は、電子ノート1200の構成を示す斜視図である。電子ノート1200は、上記の電子ペーパー1100が複数枚束ねられ、カバー1201に挟まれているものである。カバー1201は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
以上の電子ペーパー1100及び電子ノート1200によれば、本発明に係る電気泳動表示装置が採用されているので、簡素な構造で容易にリセット動作可能に構成された光書き込み型の表示手段を備えた電子機器となる。
なお、上記の電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置(光書き込み型表示装置)は好適に用いることができる。
100,200,300,400…電気泳動表示素子(電気光学装置)、30…素子基板、31…対向基板、5A…第1の表示部、5B…第2の表示部、40…第1の画素、340…第2の画素、35A,35B…画素電極、41…選択トランジスタ、16…走査線駆動回路、17…データ線駆動回路、66,76…走査線、68,78…データ線、41c…ソース電極、41e…ゲート電極、56,58…信号線、51…ダイオード、50,150…表示部、1100…電子ペーパー(電子機器)、1200…電子ノート(電子機器)

Claims (7)

  1. 第1の基板と第2の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、
    画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が前記第1の基板上に形成されており、
    前記第1の表示部には複数の第1の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記第1の画素の各々には、第1の画素電極と、
    前記各第1の画素電極にドレインが接続される第1のトランジスタと、が形成され、
    前記第1の表示部には、前記第1のトランジスタのゲートと接続されるとともに走査線駆動回路に接続される複数の第1の走査線と、
    前記第1のトランジスタのソースと接続されるとともにデータ線駆動回路に接続された複数の第1のデータ線と、が形成され、
    前記第2の表示部には複数の第2の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記第2の画素の各々には、第2の画素電極と、
    前記第2の画素電極にドレインが接続された第2のトランジスタと、が形成され、
    前記第2の表示部には、前記第2のトランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続された第2の走査線と、
    前記第2のトランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続された第2のデータ線と、が形成され、
    前記第2の表示部においては、前記光入力により光が照射された前記第2の画素において前記第2のトランジスタにリーク電流を生じさせ、前記第2の画素電極の電位を変化させることで前記画像表示の書き換えが行われることを特徴とする電気光学装置。
  2. 第1の基板と第2の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、
    画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が前記第1の基板上に形成されており、
    前記第1の表示部には複数の第1の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記第1の画素の各々には、第1の画素電極と、
    前記各第1の画素電極にドレインが接続される第1のトランジスタと、が形成され、
    前記第1の表示部には、前記第1のトランジスタのゲートと接続されるとともに第1の走査線駆動回路に接続される複数の第1の走査線と、
    前記第1のトランジスタのソースと接続されるとともに第1のデータ線駆動回路に接続された複数の第1のデータ線と、が形成され、
    前記第2の表示部には複数の第2の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記第2の画素の各々には、第2の画素電極と、
    前記第2の画素電極にドレインが接続された第2のトランジスタと、が形成され、
    前記第2の表示部には、前記第2のトランジスタのゲートと接続されるとともに第2の走査線駆動回路に接続される複数の第2の走査線と、
    前記第2のトランジスタのソースと接続されるとともに第2のデータ線駆動回路に接続された複数の第2のデータ線と、が形成され、
    前記第2の表示部においては、前記光入力により光が照射された前記第2の画素において前記第2のトランジスタにリーク電流を生じさせ、前記第2の画素電極の電位を変化させることで前記画像表示の書き換えが行われることを特徴とする電気光学装置。
  3. 第1の基板と第2の基板間に記憶性を有する電気光学物質層を備えた電気光学装置であって、
    画像信号入力による画像表示の書き換えが可能な第1の表示部と、光入力による画像表示の書き換えが可能な第2の表示部と、が前記第1の基板上に形成されており、
    前記第1の表示部には複数の第1の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記第1の画素の各々には、第1の画素電極と、
    前記各第1の画素電極にドレインが接続される第1のトランジスタと、が形成され、
    前記第1の表示部には、前記第1のトランジスタのゲートと接続されるとともに走査線駆動回路に接続される複数の第1の走査線と、
    前記第1のトランジスタのソースと接続されるとともにデータ線駆動回路に接続された複数の第1のデータ線と、が形成され、
    前記第2の表示部には複数の第2の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記第2の画素の各々には、第2の画素電極と、
    前記第2の画素電極にドレインが接続された第2のトランジスタと、が形成され、
    前記第2の表示部には、前記第2のトランジスタのゲートと接続されるとともに相互に接続された第2の走査線と、
    前記第2のトランジスタのソースと接続されるとともに相互に接続された第2のデータ線と、が形成され、
    前記第2のトランジスタは、前記ゲートと前記ソースとを短絡したダイオード接続から構成されており、
    前記第2の表示部においては、前記光入力により光が照射された前記第2の画素において前記第2のトランジスタにリーク電流を生じさせ、前記画素電極の電位を変化させることで前記画像表示の書き換えが行われることを特徴とする電気光学装置。
  4. 前記第2の基板上に設けられた共通電極を備え、
    前記第2の表示部においては、前記画像表示の書き換え時に、前記共通電極に供給する電位とは異なる電位を前記第2のデータに供給した状態とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 平面的に区画された第1の領域と第2の領域とを備え、
    前記第1の領域に前記第1の表示部に属する複数の前記第1の画素が配列される一方、前記第2の領域には前記第2の表示部に属する複数の前記第2の画素が配列されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記第1の画素と前記第2の画素とが前記走査線または前記データ線の延在方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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