JP5287429B2 - 通信制御方法及び無線端末 - Google Patents

通信制御方法及び無線端末

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Description

本発明は、通信制御方法、無線基地局及び無線端末に関する。前記通信制御方法、無線基地局及び無線端末は、例えば、無線基地局からの無線信号を無線端末に中継する中継局を有する無線通信システムに用いられる場合がある。
無線通信技術の1つとして、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)と呼ばれる技術がある。WiMAXは、Wireless MAN(Metropolitan Area Network)を構築する手法として開発された技術である。WiMAXは、例えば、電話回線や光ファイバ回線などの代わりに、通信事業者とユーザ宅との間を無線により接続し、都市部や特定地域のLAN(Local Area Network)などを相互に接続する広域ネットワークであるMANを無線化する。これにより、1台の無線基地局(Base Station、BS)で、最大70メガビット/秒程度の伝送速度で半径約50kmのエリアをカバーすることができるとされている。
上記WiMAXなどの無線アクセス網では、例えば、BSが提供する無線エリア(例えば、セル、セクタなど)がなるべく重複しないように、かつ、無線エリア間にすき間がなるべくできないように複数のBSを配置して、無線通信のカバーエリアを広げていく。
しかし、地下街などのように、BSの電波が直接届きにくい場所では、無線エリアを安価に拡大すべく、BSの代わりにアナログリピータ(Analog Repeater、AR)を配置することがある。このような場合、ARとBSとの通信干渉を避けるため、ARは、例えば、BSが使用する無線周波数とは異なる中心周波数を用いて無線通信を行なう。
そこで、移動端末(Mobile Station、MS)がBSまたはAR間を移動する場合、MSは、無線通信に用いる周波数の切り替えを行なう。
上記の無線通信システムに関する技術としては、ネットワーク制御管理装置により、基地局の利用可能無線リソースが移動局の所望QoS(Quality Of Service)から算出される第1のトラヒック無線リソース以上であるかを判定し、真と判定された各中継局について、中継局の利用可能無線リソースが所望QoSから算出される第2のトラヒック無線リソース以上であるかを判定し、真と判定された中継局のいずれか1つに、移動局を接続させるように制御する方法などが知られている。
特開2008−54160号公報
MSが通信を継続したまま周波数を切り替える方法として、ハンドオーバ(Hand Over、HO)がある。HOには、例えば、制御下ハンドオーバ(Controlled HO)と、非制御下ハンドオーバ(Uncontrolled HO)とがある。
Controlled HOでは、MSは、例えば、通信中のBS〔Serving BS、(SBS)〕から定期的に(例えば、約30秒に1回の割合で)隣接BS情報広告(MOB_NBR-ADV)メッセージを受信する。MOB_NBR-ADVメッセージには、SBSに隣接する隣接BS〔Neighboring BS(NBS)〕に関する情報(例えば、NBSの中心周波数などの、NBSとの同期処理に用いる情報)が含まれる。
MSは、SBSからの電波強度が所定の閾値よりも低下したことを検出すると、NBSからの電波強度を測定(スキャン)し、HO先のBSを探す。そして、SBSからの電波強度がさらに低下し、あるHO閾値を下回ると、MSはSBSとネゴシエーション処理を行ない、NBSにHOする。具体的には、例えば、MSが、NBSに同期(例えば、フレーム同期)するとともに、Network re-entry(端末登録手順)と呼ばれる接続手順を実行して、SBSとの最後の接続状態(各種の通信情報など)を引き継ぐ。
一方、Uncontrolled HOでは、MSがSBSと前述のネゴシエーション処理を行なわずにSBSとの通信が切断された場合に、NBSに同期して、Network re-entry処理を実行する。
Uncontrolled HOでは、MSがHOすることが予めNBSに伝えられていないので、通信開始に用いる各種の通信情報(例えば、コンテクスト情報など)の複製が、MSがNBSに接続したときから始まる点でControlled HOと異なる。その結果、Uncontrolled HOでは、Controlled HOよりもHOに要する時間が増大する。
ところで、既述のARを有する無線通信システムの場合、BSは、ARに関する情報をMSに伝達する手段を有さないため、MSは、ARを発見することができない。また、ARを管理するBS(参照元BS)とARとの従属関係を知る手段もないため、仮にARを発見できたとしても、接続先の切り替え手順を正常に実施することができない場合がある。
例えば、AR(無線周波数:f2)を管理するSBS(無線周波数:f1)と通信中のMSが、当該ARの配下に移動する場合、MSは、SBSからMOB_NBR-ADVメッセージを受信するが、このMOB_NBR-ADVメッセージには上記ARに関する情報は含まれない。従来のMOB_NBR-ADVメッセージは、NBSに関する情報を含むに留まり、且つ、ARはBSではないからである。
従って、MSは、ARの無線周波数(f2)でスキャンを行なうことができず、ARをHO先として予め発見することができない。
このような場合、MSは、SBSからの電波強度があるHO閾値を下回ると、SBSと通信できなくなるので、例えば、既知の無線周波数をスキャン(サーチ)する。このとき、NBSまたはARを発見できなければ、HOすることもできず、通信が切断される場合がある。一方、ARの無線周波数(f2)を偶然発見することができれば、MSは、例えば、上述のUncontrolled HO又は初期エントリ処理を行なう。初期エントリ処理は、MSが、SBSがMSについての情報を保持している期間(Resource Retain Time)内にSBSとの通信を再開できない場合に行なう接続開始手順である。しかし、MSが初期エントリ処理を行なう場合、通信処理に要する時間がHOに要する時間の数倍程度になる。
また、MSがUncontrolled HO処理を行なう場合、MSは、HOに伴いNetwork re-entry処理を実施する。ところが、HO先のARは、SBSと無線周波数が異なる(f1≠f2)だけで、実質的には、SBSと通信することになるため、Network re-entry処理が行なわれると、SBSに重複して接続(2重エントリ)することになる。結果、BS側又はMS側で通信の不整合を生じる場合があり、再接続を開始すべくNetwork re-entry処理を実行することになるので、やはり、通信処理に要する時間が増大する。
以上のように、ARを有する無線通信システムにおいて、MSが通信先を切り替える場合、通信処理に要する時間が増大することがある。
そこで、本発明は、MSの接続処理を効率化することを目的の1つとする。
(1)第1の案として、無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける通信制御方法であって、該無線基地局は、一つ以上の無線基地局、又は一つ以上の中継局の該送信周波数に関する情報を広告し、該無線端末は、該無線基地局から直接、又は該中継局を介して広告された前記情報に基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する該無線信号に含まれる、送信元識別情報が一致するかどうかを判定し、一致すると判定した場合、該無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する、通信制御方法を用いる。
)第の案として、無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける該無線端末であって、該無線基地局から広告される、一つ以上の無線基地局、又は一つ以上の中継局の該送信周波数に関する情報を受信する受信部と、前記受信部で該無線基地局から直接、又は該中継局を介して受信した前記情報に基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する該無線信号に含まれる、送信元識別情報が一致するかどうかを判定する判定部と、前記判定部により一致すると判定した場合、該無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する制御部と、をそなえた無線端末を用いる。
無線端末の接続処理を効率化することが可能となる。
一実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図1に示す無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図1に示す無線通信システムの構成の一例を示す図である。 MSの移動パターンを示す図である。 図3に示す無線通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。 BSIDの一例を示す図である。 隣接BSリストの一例を示す図である。 MOB_NBR-ADVメッセージの一例を示す図である。 BS情報テーブルの一例を示す図である。 図1に示す無線通信システムの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。なお、説明の都合上、以下では、Network re-entry処理及び初期エントリ処理を、単にネットワークエントリ処理(端末登録手順)ということがある。
〔1〕一実施形態
図1は、一実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
この図1に示す無線通信システムは、例示的に、無線基地局(BS)10と、アナログリピータ(AR)20と、移動端末(MS)30とをそなえる。
ここで、BS10は、MS30及びAR20と無線通信を行なう。また、BS10は、他のBSと有線あるいは無線で通信を行なうことができる。
BS10は、セルまたはセクタなどの無線エリアを提供し、当該無線エリアに属するMS30宛に、所定の無線周波数(例えば、f1)でデータを送信することができる。本例のBS10は、例えば、地上側に配置され、BS10の図示しない上位ノード〔例えば、Access Service Network-Gateway(ASN−GW)など〕から受信したデータをMSへ送信するようにしてもよい。
また、MS30は、BS10及びAR20と無線通信を行なう。例えば、MS30は、BS10の提供する無線エリアでは、BS10から周波数f1で無線信号を受信することができる一方、AR20と通信する際には、無線周波数をf1からf2(≠f1)に切り替えてAR20から中継された無線信号を受信することができる。
AR20は、セルまたはセクタなどの無線エリアを提供し、当該無線エリアに属するMS30宛に、BS10から受信した無線信号を中継して送信する。このときAR20は、例えば、BS10との通信干渉を防ぐため、BS10の無線周波数f1とは異なる無線周波数f2を用いることができる。また、本例のAR20は、例えば、地下側(例えば地下街、地下駐車場、地下鉄の車内または駅構内、地下道など)に配置されるが、地上側(例えば、高速道路、鉄道、一般道等のトンネル内部、建物の内部、高層または中層建築物の半地下構造地帯、山岳地帯、渓谷など)に配置されてもよい。なお、BS10及びAR20の数は、図1に示す例に限定されない。
ここで、図2にBS10,MS30及びASN−GW40の各構成の一例を示す。
(1.1)ASN−GW40
ASN−GW40は、例示的に、通信インタフェース(IF)部41と、通信制御部42と、リピータ情報登録部43とをそなえる。
リピータ情報登録部43は、AR20に関する情報(AR情報)を隣接情報テーブル422に登録する。AR情報は、例えば、一つ以上のAR20の中心周波数に関する情報と、AR20を管理するBS10を識別する送信元識別情報(例えば、Preamble Index)とを含む。
また、AR情報は、例えば、AR20を識別するための識別情報(例えば、BSID)と、AR20とBS10との関連付けを示す関連付け情報(例えば、Reference BS)を含んでいてもよい。この関連付け情報は、AR20とBS10との間に、参照(従属)関係があるかどうかを示す情報である。リピータ情報登録部43により登録される上記AR情報は、例えば、システム管理者などにより手動入力されてもよいし、ASN−GW40により収集、登録されてもよい。
さらに、リピータ情報登録部43は、BS10に隣接する他のBS(隣接BS)10に関する情報(隣接BS情報)を登録するようにしてもよい。この隣接BS情報は、例えば、隣接BS10を識別するための識別情報(BSID)と、一つ以上の隣接BS10が使用する送信周波数に関する情報と、送信元識別情報(Preamble Index)とを含んでいてもよい。なお、隣接BS情報は、例えば、システム管理者などにより手動入力されてもよいし、ASN−GW40により収集、登録されてもよい。
通信制御部42は、ASN−GW40配下の複数のBS10を管理、制御する。例えば、複数のBS10との間で通信あるいは呼に関する制御メッセージを送受信することにより、接続を維持して通信制御を行なう。
また、通信制御部42は、例えば、リピータ情報登録部43により登録された上記AR情報及び隣接BS情報をBS10宛に通知することができる。このため、通信制御部42は、例示的に、中継処理部421と、隣接情報テーブル422とをそなえる。
隣接情報テーブル422は、リピータ情報登録部43により登録された上記AR情報を格納、保持する。また、隣接情報テーブル422は、例えば、上記の隣接BS情報を保持することもできる。なお、隣接情報テーブル422は、通信制御部42に専用の記憶装置(例えば、メモリ)に設けられてもよいし、ASN−GW40で共用のメモリに設けられてもよい。
中継処理部421は、隣接情報テーブル422に格納、保持されたAR情報と隣接BS情報とのいずれかまたはその双方を含む隣接情報広告指示メッセージを作成して、BS10宛に当該隣接情報広告指示メッセージを通知する。これにより、BS10に、AR情報の内容及び隣接BS情報の内容を広告(ブロードキャスト)させることができる。
通信IF部41は、ASN−GW40配下の複数のBSと送受信する通信インタフェース機能を具備する。通信IF部41は、例えば、中継処理部421により作成された上記の隣接情報広告指示メッセージを、バックボーンネットワーク(図示省略)を介して、BS10へ送信することができる。
(1.2)BS10
次に、BS10は、例示的に、送受信部11と、通信制御部12とをそなえる。
通信制御部12は、MS30との間で、例えば、通信あるいは呼に関する制御メッセージを送受信し、MS30との接続を維持して通信制御を行なう。
また、通信制御部12は、例えば、ASN−GW40からの隣接情報広告指示メッセージに含まれるAR情報及び隣接BS情報の内容を広告することができる。このため、通信制御部12は、例示的に、隣接情報広告処理部121と、隣接情報テーブル122とをそなえる。
隣接情報テーブル122は、ASN−GW40からの隣接情報広告指示メッセージに含まれるAR情報と隣接BS情報とのいずれかあるいは双方を格納、保持する。
即ち、本例の隣接情報テーブル122は、AR20の送信周波数(例えば、f2)に関する情報を記憶する記憶部の一例として機能する。
隣接情報広告処理部121は、隣接情報テーブル122に格納、保持されたAR情報と隣接BS情報とのいずれかあるいは双方を有する広告メッセージ(例えば、MOB_NBR-ADVメッセージ)を作成する。隣接情報広告処理部121が作成した広告メッセージは、送受信部11により、MS30宛に送信される。
即ち、本例の隣接情報広告処理部121は、隣接情報テーブル122に記憶されたAR20の周波数に関する情報を広告する広告部の一例として機能する。
なお、隣接情報テーブル122は、例えば、隣接情報広告処理部121により作成された広告メッセージの内容を、広告メッセージの版数毎に管理することができる。
送受信部11は、MS30と所定の無線周波数(例えば、f1)で無線通信する。また、送受信部11は、他のBSまたはASN−GW40と有線(または無線)により通信することができる。
このため、送受信部11は、例示的に、無線送受信部111と、バックボーン送受信部112とをそなえる。
無線送受信部111は、BS10が作成した各種制御メッセージ(例えば、広告メッセージなど)に所定の無線送信処理を施しMS30宛に無線送信する一方、MS30から送信された無線信号を受信する。また、無線送受信部111は、MS30宛の無線信号をAR20に無線送信することができる。
BS10から送信される無線信号には、その送信元であるBS10を識別する送信元識別情報(例えば、Preamble Indexなど)が含まれる。AR20から中継送信される無線信号にも送信元識別情報が含まれるが、AR20は参照元であるBS10からの無線信号を中継しているに過ぎないので、当該送信元識別情報は、参照元のBS10からの無線信号に含まれる送信元識別情報と同じになる。
バックボーン送受信部112は、例えば、他のBSまたは図示しないASN−GWとバックボーンネットワークを介して各種メッセージを送受信する。例えば、広告メッセージなどを他のBSまたはASN−GWから受信するようにしてもよい。
(1.3)AR20
AR20は、BS10から受信したMS30宛の無線信号を、BS10の送信周波数(例えば、f1)とは異なる送信周波数〔例えば、f2(≠f1)〕でMS30宛に中継して送信する。例えば、AR20は、所定の無線エリアを提供し、この無線エリアに位置するMS30宛に、BS10から受信した無線信号を中継して送信することができる。なお、上述のように、AR20から中継送信される無線信号には、参照元のBS10からの無線信号に含まれる送信元識別情報と同じ送信元識別情報が含まれる。
(1.4)MS30
一方、MS30は、例示的に、無線送受信部31と、通信制御部32と、同一性判定部33とをそなえる。
無線送受信部31は、BS10から直接、又はAR20を介して無線信号を受信する。例えば、BS10からの送信フレームと同期をとることにより、無線フレームを受信したり、BS10宛に無線フレームを送信したりすることができる。この無線信号は、例えば、BS10が作成した広告メッセージが含まれていてもよい。
即ち、本例の無線送受信部31は、BS10から広告される、一つ以上の(隣接)BS10、又は一つ以上のAR20の送信周波数(f2)に関する情報を受信する受信部の一例として機能する。
通信制御部32は、BS10との間で、例えば、通信あるいは呼に関する制御メッセージを送受信し、BS10との通信を維持及び制御する。また、通信制御部32は、例えば、通信中のBS10からの電波強度を測定し、電波強度が所定の閾値以下となった場合、BS10からの広告メッセージの内容に基づき、他の通信先をスキャン(サーチ)して受信周波数を切り替えることができる。
このため、通信制御部32は、隣接情報受信部321と、BS情報テーブル322とをそなえる。
隣接情報受信部321は、無線送受信部31が受信したBS10からの広告メッセージからAR情報の内容または隣接BS情報内容あるいはその双方を抽出する。隣接情報受信部321は、例えば、上記抽出した情報内容をBS情報テーブル322に登録する。このとき、登録される内容は、AR情報及び隣接BS情報の内容の一部であってもよいし、全部であってもよい。
BS情報テーブル322は、隣接情報受信部321により登録されたAR情報の内容または隣接BS情報の内容あるいはその双方を格納、保持する。これにより、通信制御部32は、BS情報テーブル322が保持するAR20または隣接BS10の無線周波数に関する情報に基づいて、SBS10から他の通信装置(AR20または隣接BS10)へ周波数の切り替えを行なうことができる。
同一性判定部33は、MS30が、通信中のBS(SBS)10から他の装置〔例えば、AR20や隣接BS(NBS)10など〕へ通信先を変更する場合に、その変更の前後で受信する無線信号に含まれる送信元識別情報が一致するかどうかを判定する。
例えば、同一性判定部33は、通信制御部32によりBS情報テーブル322に基づく受信周波数の切り替え先の選択がなされた後、当該BS情報テーブル322の内容(例えば、切り替え前後の通信装置に対応する送信元識別情報)に基づいて、当該切り替えの前後での同一性の判定を行なうことができる。
即ち、本例の同一性判定部33は、無線送受信部31でBS10から直接、又はAR20を介して受信した広告メッセージに基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する無線信号に含まれる送信元識別情報が一致するかどうかを判定する判定部の一例として機能する。
また、例えば、同一性判定部33は、上記受信周波数の切り替えが行なわれた後、切り替え前後で受信した無線信号に含まれる送信元識別情報を検出して、その検出結果に基づいて、上記判定を行なうようにしてもよい。
さらに、同一性判定部33は、例えば、BS情報テーブル322の内容(例えば、切り替え前後の通信装置に対応する関連付け情報)に基づき、受信周波数を切り替える前に同一性の判定を行なうようにしてもよい。
通信制御部32は、同一性判定部33での判定結果に応じて、所定の通信接続処理を行なう。例えば、通信制御部32は、同一性判定部33により、切り替え前後での送信元識別情報が一致すると判定された場合、周波数の切り替えを行なうとともに、無線通信システムへフレーム同期し、Network re-entry処理(端末登録手順)を省略する。
ここで、端末登録手順の一例について説明する。
端末登録手順においては、まず、MS30とBS10との間で、初期レンジング処理が行なわれる。この初期レンジング処理は、例えば、BS10とMS30との間での送信電力などの調整制御処理を含んでいてもよい。次に、BS10とMS30との間で、ベーシックキャパビリティの取得を行なうことにより、BS10及びMS30の物理層の能力〔送信電力、FEC(Forward Error Correction)など〕を相互に交換する。そして、BS10及びMS30のそれぞれが、相手から送られてくるデータを復号化できるようにすべく、認証シーケンスを行ない、復号鍵を交換する。次に、MS30は、MAC層の関連機能をBS10に通知し、正式な接続IDをBS10から通知してもらう。そして、BS10及びMS30は、IPアドレスを取得し、ユーザデータ交換のためのコネクション制御、QOS制御などのサービスフロー制御を行ない、通信サービスを開始する。
本例の通信制御部32は、同一性判定部33により、切り替え前後での送信元識別情報が一致すると判定された場合、無線通信システムへフレーム同期し、上述の端末登録手順を省略するのである。
一方、本例の通信制御部32は、同一性判定部33により、切り替え前後での送信元識別情報が一致しないと判定された場合、周波数の切り替えを行なうとともに、無線通信システムへフレーム同期し、Network re-entry処理(端末登録手順)を実施する。または、ハンドオーバ(HO)を行なう。このとき、周波数切り替え前の接続情報(通信パラメータやサービスフローに関する情報)の一部を引き継いでHOを行なってもよい。
即ち、本例の通信制御部32は、同一性判定部33により上記切り替え前後で送信元識別情報が一致すると判定した場合、無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する制御部の一例として機能する。
以上のようにして、本例のMS30は、一つ以上の(隣接)BS10、又は一つ以上のAR20の使用周波数(f2)に関する情報をBS10から通知されるので、AR20(あるいは隣接BS10)をスキャン対象に含めることができる。また、前記スキャンの結果、発見したAR20の無線周波数(f2)に周波数を切り替える前後での無線信号に含まれる送信元識別情報に基づき、接続先が実質的に同一であるかどうかを判定することができる。そして、周波数の切り替え前後で送信元識別情報が一致する場合、MS30は、無線通信システムへフレーム同期した後のNetwork re-entry処理を省略する。
これにより、冗長なプロトコル手順を省略できるので、AR20経由のBS10との無線通信を高速に再開し、また、MS30の接続処理を効率化することが可能となる。
(1.5)動作例
次に、上記無線通信システムの動作例について、図3〜図9を用いて説明する。説明の前提となる無線通信システムの一例を図3に示す。
この図3に示すように、本例の無線通信システムは、例示的に、MS30と、SBS10−1と、ARSBS120−1と、ARSBS220−2と、隣接BS(NBS)10−2と、ARNBS20−3とをそなえる。ARSBS120−1及びARSBS220−2は、SBS10−1を参照元として、SBS10−1からの無線信号を中継して送信する。また、ARNBS20−3は、NBS10−2を参照元として、NBS10−2からの無線信号を中継して送信する。
なお、ARSBS120−1,ARSBS220−2及びARNBS20−3を区別しない場合は、単にAR20と称し、SBS10−1及びNBS10−2を区別しない場合は、単にBS10と称する。また、AR20及びNBS10−2の数は、図3に示す例に限定されない。
SBS10−1は、MS30と通信中のBS10である。本例のSBS10−1は、例えば、自局10−1が提供する無線エリアに属するMS30宛に、無線周波数f1で無線信号を送信する。また、SBS10−1には、例えば、BS10を識別するための識別情報(BSID)として「0x000001」が付され、SBS10から送信される無線信号には、送信元識別情報(Preamble Index)として「P1」が含まれる。
ARSBS120−1及びARSBS220−2は、SBS10−1からMS30宛に無線周波数f1で送信された無線信号を受信し、f1と異なる無線周波数でMS30宛に当該無線信号を中継して送信する。例えば、ARSBS120−1は、無線周波数f2(≠f1)で、また、ARSBS120−2は、無線周波数f3(≠f1及びf2)で、SBS10−1からの無線信号をMS30宛に再送信することができる。
ここで、ARSBS120−1には、例えば、BSIDとして「0x400001」が付され、ARSBS220−2には、BSIDとして「0x400002」が付される。ARSBS120−1及びARSBS220−2はSBS10−1からの無線信号を周波数だけ変えてそのまま中継送信するので、ARSBS120−1及びARSBS220−2から中継送信される無線信号には、SBS10−1と同じPreamble Index「P1」が含まれる。
一方、NBS10−2は、SBS10−1に隣接するBS10である。本例のNBS10−2は、例えば、自局10−2の提供する無線エリアに属するMS30宛に、無線周波数f3(≠f1,f2及びf4)で無線信号を送信する。また、NBS10−2には、例えば、BSIDとして「0x000002」が付され、NBS10−2から送信される無線信号には、Preamble Index「P2」が含まれる。
ARNBS20−3は、NBS10−2からMS30宛に無線周波数f3で送信された無線信号を受信し、f3と異なる無線周波数f4(≠f3)でMS30宛に当該無線信号を中継して送信することができる。また、ARNBS20−3には、BSIDとして「0x400101」が付される。ARNBS20−3はNBS10−2からの無線信号を周波数だけ変えてそのまま中継送信するので、ARNBS20−3から中継送信される無線信号には、NBS10−2と同じPreamble Index「P2」が含まれる。
このような無線通信システムにおいて、MS30は、例えば、図3中の(1)〜(7)の各矢印に示すような移動パターンを有する。
矢印(1)に示す移動パターンは、MS30が、ARSBS120−1が提供する無線エリアからSBS10−1が提供する無線エリアへ移動する移動パターンである。矢印(2)に示す移動パターンは、矢印(1)の移動パターンとは逆に、MS30が、SBS10−1が提供する無線エリアからARSBS120−1が提供する無線エリアへ移動する移動パターンである。
また、矢印(3)に示す移動パターンは、MS30が、ARSBS120−1が提供する無線エリアからARNBS20−3が提供する無線エリアへ移動する移動パターンであり、矢印(4)に示す移動パターンは、MS30が、SBS10−1が提供する無線エリアからARNBS20−3が提供する無線エリアへ移動する移動パターンである。
さらに、矢印(5)に示す移動パターンは、MS30が、SBS10−1が提供する無線エリアからNBS10−2が提供する無線エリアへ移動する移動パターンであり、矢印(6)に示す移動パターンは、MS30が、ARSBS120−1が提供する無線エリアからNBS10−2が提供する無線エリアへ移動する移動パターンである。また、矢印(7)に示す移動パターンは、MS30が、ARSBS120−1が提供する無線エリアからARSBS220−2が提供する無線エリアへ移動する移動パターンである。
以上の矢印(1)〜矢印(7)に例示するMS30の移動パターンを図4の表にまとめると、各移動パターンに応じて、MS30は、2種類の動作をとることができる。
例えば、(1),(2)及び(7)の移動パターンの場合、MS30は、移動前後で実質的に同一のBS(例えば、SBS10−1)と通信するので、無線周波数の切り替えのみを行ない、Network re-entry処理を省略する。一方、例えば、(3),(4),(5)及び(6)の移動パターンの場合、MS30は、移動前後で異なるBS(例えば、NBS10−2)に属することになるので、無線周波数の切り替えを行なうとともに、ハンドオーバ(HO)及びNetwork re-entry処理を行なう。
以下、本例のMS30の動作の一例を説明する。
ここで、図5は本例の無線通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、この図5に例示するように、リピータ情報登録部43が、AR20及びNBS10−2に関する情報(AR情報及び隣接BS情報)を隣接BSリストとして登録する(ステップS201)。
このAR情報は、例えば、AR20を識別するBSID,AR20とAR20を管理するBS(参照元BS)10との関連付けを示す関連付け情報(Reference BS),AR20の送信周波数(Frequency)及び送信元識別情報(Preamble Index)を含む。
ここで、AR20に付与するBSIDには、例えば、以下に例示するルールを適用することができる。
図6に例示するように、BSIDは、48bitsのユニークな識別番号である。BSIDの上位24bits〔Most Significant Bits(MSB)〕は無線アクセス網を提供する通信キャリアを識別するキャリア識別情報(Operator ID/NAP ID)のための領域であり、同一の通信キャリアに属する通信装置のBSIDには同じ値が設定される。一方、BSIDの下位24bits〔Least Significant Bits(LSB)〕のうち、最上位ビットはNSP Identifier flagとして既に予約されている。
本例では、例えば、BSIDのLSBのうち、下位から23ビット目をRepeater Identifier flagとして使用する。つまり、AR20にBSIDを付与する際は、このRepeater Identifier flagに「1」をセットする。これにより、BSIDにより、その通信装置がBS10かAR20かを識別することができる。なお、AR20に対するBSIDの付与方法はこれに限らない。
隣接情報テーブル422に格納される隣接BSリストの一例を図7に示す。
この図7に示す例では、SBS10−1用の隣接BSリストとして、SBS10−1に隣接する、NBS10−2,ARSBS120−1,ARSBS220−2及びARNBS20−3の各情報(隣接BS情報、AR情報)が格納される。隣接情報テーブル422には、ASN−GW40が管理、制御するBS10毎に、当該BS10に隣接するBS10またはAR20に関する隣接BSリストをそれぞれ格納することができる。図7に示す隣接BSリストは、SBS10−1に対する、隣接BSリストの一エントリである。
この隣接BSリスト中、BSID(48bits)は、リピータ情報登録部43により、BS10またはAR20に付与される識別情報である。本例では、前述のように、AR20に付与するBSIDには、BSIDの下位から23ビット目に「1」をセットするので、AR20のBSIDのLSBは、「4」から始まる。
図7に示す隣接BSリストの例では、NBS10−2のBSIDに「0xAAAAAA−000002」が付与され、ARSBS120−1のBSIDに「0xAAAAAA−400001」が付与される。また、ARSBS220−2のBSIDに「0xAAAAAA−400002」が付与され、ARNBS20−3のBSIDに「0xAAAAAA−400101」が付与される。なお、各BSIDのMSBである「0xAAAAAA」は、前述のように、通信キャリアを識別するOperator ID/NAP IDである。
また、Reference BS(関連付け情報)は、AR20が中継する無線信号の送信元であるBS10を示す情報である。なお、BS10自体には、送信元(参照元)であるBS10を定義できないので、例えば、「0xFFFFFF−FFFFFF」を付与することとする。
図7に示す例では、NBS10−2の関連付け情報に「0xFFFFFF−FFFFFF」が付与され、ARSBS120−1の関連付け情報に、SBS10−1のBSID「0xAAAAAA−000001」が付与される。また、同様に、ARSBS220−2の関連付け情報に「0xAAAAAA−000001」が付与され、ARNBS20−3の関連付け情報に、NBS10−2のBSID「0xAAAAAA−000002」が付与される。
Frequencyは、BS10またはAR20が使用する各送信周波数を示す。図7に示す例では、NBS10−2,ARSBS120−1,ARSBS220−2,ARNBS20−3の送信周波数は、順に、f3,f2,f3,f4である。
Preamble Index(8bits)は、無線信号上でBS10を区別するための送信元識別情報である。本例では、SBS10−1から送信される無線信号には「P1」が含まれ、NBS10−2から送信される無線信号には「P2」が含まれる。
また、AR20から中継送信される無線信号には、参照元のBS10と同じPreamble Indexが含まれる。本例では、例えば、NBS10−2及びNBS10−2が管理するARNBS20−3から送信される無線信号には、「P2」が含まれる。また、SBS10−1及びSBS10−1が管理するARSBS120−1及びARSBS220−2から送信される無線信号には「P1」が含まれる。そこで、図7に示す隣接BSリストには、各通信装置から送信される無線信号に含まれるPreamble Indexが登録される。なお、隣接BSリストは、上記パラメータ以外にも、BS10またはAR20毎に固有のパラメータを有していてもよい。これらの固有パラメータもリピータ情報登録部43により登録することができる。
次いで、ASN−GW40は、リピータ情報登録部43により登録された上記隣接BSリストの内容を隣接情報広告指示メッセージに含めて、バックボーン回線を介してSBS10−1に定期または不定期に通知する(ステップS202)。これにより、隣接情報広告指示メッセージを受信したBS10は、上記隣接BSリストの内容をMS30に対して広告することができる。なお、ASN−GW40は、他のBS10−2などに対しても隣接情報広告指示メッセージを通知することができる。
この隣接情報広告指示メッセージには、例えば、上記隣接BSリスト(図7参照)の内容と、MS30がBS10に接続する際に用いられるDownlink Channel Descriptor(DCD),Uplink Channel Descriptor(UCD)などの接続用パラメータとが含まれる。
ASN−GW40から隣接情報広告指示メッセージを受信したSBS10−1は、上記隣接BSリストの内容を含むMOB_NBR-ADVメッセージを作成して、このMOB_NBR-ADVメッセージをMS30に対して広告(ブロードキャスト)する(ステップS101)。
ここで、図8に、MOB_NBR-ADVメッセージのフィールド,サイズ,値の一例を示す。
Management Message Typeは、当該メッセージの種類を示す。IEEE802.16e-2005では、「0x53」が、MOB_NBR-ADVメッセージであることを示す値として定義されている。
Configuration Change Countは、メッセージの版数を示す。Configuration Change Countは、BS10とMS30とで共有される。この値を用いて、例えば、MS30は、BS10に対して、Configuration Change Count及びメッセージ中で隣接BS10が記述されている順番(index)を指定して、当該メッセージに含まれるフィールド内容を指示することができる。
N_NEIGHBORSは、メッセージ中に含まれる隣接BS10またはAR20の数を示す。このN_NEIGHBORS以降には、隣接BS10またはAR20に関する情報がFORループを単位としてN_NEIGHBORSの数だけ繰り返し記述される。図7に示す例では、N_NEIGHBORS=4であるので、NBS10−2,ARSBS120−1,ARSBS220−2及びARNBS20−3の4個の通信装置に関する情報要素群が格納される。
Lengthは、上記FORループ内の一つの隣接BS10またはAR20に関する情報要素のサイズの総和を示す。
PHY Profile IDは、隣接BS10またはAR20の各種設定がSBS10−1の設定と同じであるかどうかを示すパラメータである。本パラメータにより、SBS10−1と設定が同じである情報についてはメッセージ中から当該情報を省略することができる。この場合、MS30はSBS10−1のパラメータをコピーして使用することができる。
Neighbor BSIDは、隣接BS10またはAR20に付与したBSIDである。
Preamble Index/Subchannel Indexは、隣接BS10またはAR20が送信する無線信号のPreamble部分に埋め込まれる、基地局の識別コードである。
HO Process Optimizationは、Network Re-entry手順のうち、どの処理を省略することができるかを示す情報である。例えば、MS30が、隣接BS10にHOする場合、Network Re-entry手順が必要となるが、SBS10−1から隣接BS10にMS30との接続情報の一部を移管することにより、Network Re-entry手順のいくつかを省略することができる。MS30は、本情報を基に、Network Re-entry手順がなるべく短時間で終わるBS10をHO候補として選択することができる。
DCD Configuration Change Countは、隣接BS10が送信しているDCDの版数を示す。また、UCD Configuration Change Countは、隣接BS10が送信しているUCDの版数を示す。MOB_NBR-ADVメッセージは、隣接BS10が定期的に送信しているDCD及びUCDの内容をDCD_settings及びUCD_settingsとして含む。
DCD_settingsは、複数のTLV(Type/Length/Value)から構成される複合TLVであり、隣接BS10が送信しているDCD内の各種TLVがDCD_setting TLVの中にまとめて格納される。なお、DCD_settingsは、SBS10−1のDCDと異なるTLVのみを含む。
frequencyは、隣接BS10またはAR20の送信周波数を示し、DCD_settings TLVに含まれるサブTLVである。送信周波数がSBS10−1の無線周波数と同じ場合は、frequencyを省略することができる。
UCD_settingsは、は複数のTLVから構成される複合TLVであり、NBS10−2が送信しているUCD内の各種TLVがUCD_setting TLVの中にまとめて格納される。なお、UCD_settingsは、SBS10−1のUCDと異なるTLVのみを含んでもよい。
次いで、MS30は、SBS10−1からMOB_NBR-ADVメッセージを受信すると、当該MOB_NBR-ADVメッセージに含まれるAR情報及び隣接BS情報の内容をBS情報テーブル322に登録する(ステップS1)。
また、MS30は、例えば、AR20からSBS10−1への周波数切り替えを可能とするため、SBS10−1と通信中にSBS10−1に関する情報(BSID,Frequency,Preamble Index,BS種別など)を取得し、BS情報テーブル322に格納する。SBS10−1から受信したMOB_NBR-ADVメッセージには、SBS10−1に関する情報が含まれないからである。これにより、MS30は、通信先をSBS10−1へ切り替えることができる。
ここで、図9にBS情報テーブル322の内容の一例を示す。
BSID(24bits)は、BS10及びAR20に付与されたBSIDのLSBを示す。通信キャリアが同一であれば、BSIDのMSBは同一であるので、BSIDのLSBだけでもBS10及びAR20を識別できる。なお、MS30は、BSIDの全ビットをBS情報テーブル322に格納するようにしてもよい。
BS種別は、通信装置の種別を示す情報である。図9に示す例では、SBS10−1のBS種別に「SBS」が付与され、NBS10−2のBS種別に「NBS」が付与される。また、ARSBS120−1,ARSBS220−2及びARNBS20−3のBS種別にそれぞれ「NBS」が付与される。つまり、本例のMS30は、SBS10−1以外の通信装置(NBS10−2及びAR20)を隣接BS10として認識することができる。
図9に示すように、MS30は、例えば、SBS10−1に関する情報として、BSID「000001」,Frequency「f1」,Preamble Index「P1」,BS種別「SBS」を登録する。また、MS30は、MOB_NBR-ADVメッセージに基づき、NBS10−2の情報として、BSID「000002」,送信周波数「f3」,Preamble Index「P2」,BS種別「NBS」を登録する。さらに、ARSBS120−1の情報として、BSID「400001」,送信周波数「f2」,Preamble Index「P1」,BS種別「NBS」を、また、ARSBS220−2の情報として、BSID「400002」,送信周波数「f3」,Preamble Index「P1」,BS種別「NBS」を登録する。そして、ARNBS20−3の情報として、BSID「400101」,送信周波数「f4」,Preamble Index「P2」,BS種別「NBS」を登録する。
次いで、MS30は、SBS10−1からの電波強度が予め設定したスキャン閾値以下であるかどうかを判定する(ステップS2)。SBS10−1からの電波強度がスキャン閾値以下であると判定すると、SBS10−1にスキャン期間を要求するための制御メッセージ(MOB_SCN-REQメッセージ)を送信する(ステップS3)。MOB_SCN-REQメッセージには、例えば、BS情報テーブル322に保持するNBS10−2及びAR20に関する情報を含んでいてもよい。
MOB_SCN-REQメッセージを受信したSBS10−1は、MS30がアソシエーションなしのスキャン処理を要求しているか、アソシエーションありのスキャン処理を要求しているかを判定する。アソシエーションとは、MS30がHO候補となるNBS10−1またはAR20に対して、Ranging処理を行なうことで、HOを行なう前の段落で電力調整、周波数調整、タイミング調整を予め済ませてしまうことをいう。これにより、HO処理後のNetwork Re-entry処理を早く終わらせることができる。
アソシエーションなしの場合、MOB_SCN-REQメッセージを受信したSBS10−1は、当該メッセージで指定されたスキャン対象のNBS10−2またはAR20にバックボーン経由で上記アソシエーションを予めネゴシエートしなくてよい。従って、SBS10−1は、MS30がMOB_SCN-REQメッセージにより要求したスキャン処理時間,Interleaving interval,スキャン繰り返し回数などに対して、MOB_SCN-RSPメッセージにより応答する。
一方、アソシエーションありの場合、MOB_SCN-REQメッセージを受信したSBS10−1は、当該メッセージで指定されたスキャン対象のNBS10−2またはAR20にバックボーン経由で上記アソシエーションを予めネゴシエートする。この場合、SBS10−1は、MOB_SCN-REQメッセージに含まれるBSIDに基づき、スキャン対象がBS10である場合は当該BS10にネゴシエート処理を行ない、また、スキャン対象がAR20である場合は当該AR20の参照元であるBS10に対しネゴシエート処理を行なう。そして、SBS10−1は、MS30がMOB_SCN-REQメッセージにより要求したスキャン処理時間,Interleaving interval,スキャン繰り返し回数などに対して、MOB_SCN-RSPメッセージにより応答する。
SBS10−1からMOB_SCN-RSPメッセージを受信したMS30は、BS情報テーブル322の内容に基づき、NBS10−2及びAR20の無線周波数についてスキャンを開始する(ステップS4)。
例えば、MS30は、Preamble同期まで実施し、その周波数でどのBS10またはAR20に同期可能かどうかを確認する。
本例では、無線周波数f2,f3,f4の各周波数に同期することができ、f2において、ARSBS120−1のPreamble index「P1」を発見する。同様に、f3において、NBS10−2のPreamble index「P2」及びARSBS220−2のPreamble index「P1」を発見する。また、f4において、ARNBS20−3のPreamble index「P2」を発見する。次いで、MS30は、NBS10−2及びAR20に対してプリアンブル同期を行ない、それぞれの電波強度を測定し、NBS10−2,AR20の送信周波数(f2〜f4)についてのスキャン処理を終了する(ステップS5)。
なお、上記スキャン処理の期間中(ステップS102〜ステップS103)、SBS10−1は、MS30宛のパケット送信を停止するようにしてもよく、また、MS30宛にDL−MAPを通知することができる。このDL−MAPには、NBS10−2及びAR20のBSIDなどが含まれていてもよい。
次に、MS30は、SBS10−1からの電波強度が所定のHO閾値以下であるかどうかを判定する(ステップS6)。そして、SBS10−1からの電波強度が所定のHO閾値以下であると判定すると、MS30は、BS情報テーブル322に保持するNBS10−2及びAR20から切り替え先を選択する(ステップS7)。このとき、MS30は、BS情報テーブル322に保持するNBS10−2及びAR20のうち最も電波強度の大きい通信装置を選択することができる。
すると、MS30の同一性判定部33が、プリアンブル同期の際に取得した切り替え先通信装置のPreamble indexを参照し、切り替え前後でPreamble indexが一致するかどうかを判定する(ステップS8)。
MS30は、切り替え前後でPreamble indexが一致すると判定すると(ステップS8のYesルート)、切り替え前後で実質的に同一のSBS10−1と接続することになるので、周波数の切り替えを実施する(ステップS12)。一方、新たな通信先のAR20はSBS10−1の無線信号をそのまま中継送信しているため、AR20に便宜的に付与したBSID「0xAAAAAA−400001」は、実際の無線信号中に含まれない。そこで、MS30は、BS情報テーブル322内のPreamble indexから辿って、AR20が中継送信しているSBS10−1のBSID「0xAAAAAA−000001」が受信信号に含まれるBSIDとなるよう、BSIDの置き換えを実施する(ステップS13)。なお、周波数切り替え前後で用いる通信接続パラメータには、それまでSBS10−1との通信で使用していたパラメータ(周波数以外)をそのまま使用することができる。
一方、MS30は、切り替え前後でPreamble indexが一致しないと判定すると(ステップS8のNoルート)、切り替え前後で実質的に異なるNBS10−2と接続することになるので、HO処理を実施する(ステップS9)。具体的には、MS30の通信制御部32が、SBS10−1に対してMOB_MSHO-REQメッセージを送信する。MOB_MSHO-REQメッセージには、例えば、HO先の通信装置であるNBS10−2またはARNBS20−3のBSIDを含む。
MOB_MSHO-REQメッセージを受信したSBS10−1は、MOB_MSHO-REQメッセージに含まれるBSIDのRepeater Identifier flagを参照して、HO先のBS種別を判定することができる。
HO先がNBS10−2である(BSIDのLSBが「4」で始まらない)場合、当該NBS10−2に対して、HOのための情報を送信する。一方、HO先がARNBS20−3である(BSIDのLSBが「4」で始まる)場合、ARNBS20−3の参照元であるNBS10−2に対して、HOのための情報を送信する。ただし、MOB_MSHO-REQメッセージに含まれるHO先のAR20の参照元のBS10が、当該メッセージ中のHO候補のBS10として含まれる場合、BS10に対してのみ上記情報を送信すればよい。
次いで、SBS10−1は、MS30に対して、MOB_BSHO-RSPを返信する。そして、MOB_BSHO-RSPを受信したMS30は、HO先のBSIDをMOB_HO-INDメッセージに含めてSBS10−1に送信する。なお、HO先がAR20である(BSIDのLSBが「4」で始まる)場合は、当該AR20の参照元のBS10のBSIDを含める。
次に、MS30の通信制御部32は、無線送受信部31に周波数の切り替えを指示する(ステップS10)。例えば、SBS10−1からARNBS20−3にHOを行なう場合は、周波数をf1からf4に切り替える。
MS30は、周波数の切り替えを完了しHO先と同期をとれると、通信制御部32は、Network Re-entry処理を実施する(ステップS11)。Network Re-entry処理を行なうことにより、HO先のNBS10−2またはARNBS20−3に再接続し、それまで接続していたSBS10−1から、通信接続パラメータやサービスフローなどに関する情報を引き継ぐことができる。
以上のように、本例の通信制御方法によれば、MS30は、周波数の切り替え前後での無線信号に含まれる送信元識別情報に基づき、接続先が実質的に同一であるかどうかを判定することができる。そして、周波数の切り替え前後で送信元識別情報が一致する場合、MS30は、Network re-entry処理を省略することができる。
この結果、冗長なプロトコル手順を省略することができ、AR20経由のBS10との無線通信を高速に再開することが可能である。また、MS30の接続処理を効率化することが可能となる。
〔2〕その他
上述した無線通信システムでは、ASN−GW40によりAR情報を登録したが、図10に例示するように、BS10´がリピータ情報登録部43´を有することにより、BS10´において、AR情報を登録することもできる。なお、図2と同様の符号を付した部分は、既に説明したものと同様の機能を具備する。
図10に例示するような無線システムにおいても、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、上述したBS10,10´,AR20,MS30及びASN−GW40の各構成及び各機能は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせてもよい。
また、同一性判定部33は、周波数切り替え前後で実際に受信した無線信号に含まれる情報(例えば、関連付け情報)に基づいて、接続先の実質的な同一性を判定するようにしてもよい。
さらに、同一性判定部33は、送信元識別情報や関連付け情報以外にも、BSIDの一部の情報などを用いて、同一性を判定するようにしてもよい。例えば、BSIDのLSBの一部あるいは全部に基づいて、周波数切り替え前後での接続先の実質的同一性を判定することができる。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔3〕付記
(付記1)
無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける通信制御方法であって、
該無線基地局は、一つ以上の無線基地局、又は一つ以上の中継局の該送信周波数に関する情報を広告し、
該無線端末は、該無線基地局から直接、又は該中継局を介して広告された前記情報に基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する該無線信号に含まれる、送信元識別情報が一致するかどうかを判定し、一致すると判定した場合、該無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する、
ことを特徴とする、通信制御方法。
(付記2)
該無線端末は、前記情報に基づき、前記受信周波数の切り替えを行ない、
前記切り替え前後で受信した無線信号に含まれる送信元識別情報に基づき、前記判定を行なう、
ことを特徴とする、付記1記載の通信制御方法。
(付記3)
該無線基地局は、該無線基地局と該中継局との関連付けを示す関連付け情報を広告し、
該無線端末は、該関連付け情報に基づき、前記判定を行なう、
ことを特徴とする、付記1記載の通信制御方法。
(付記4)
前記関連付け情報は、該無線基地局を制御するゲートウェイ装置により設定される、
ことを特徴とする、付記3記載の通信制御方法。
(付記5)
該無線端末は、
前記切り替え前後で前記送信元識別情報が一致しないと判定した場合、前記切り替え前の接続情報の一部を用いてハンドオーバを行なう、
ことを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の通信制御方法。
(付記6)
前記切り替えは、該無線基地局の送信周波数への切り替えを含む、
ことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の通信制御方法。
(付記7)
前記情報は、該無線基地局を制御するゲートウェイ装置により設定される、
ことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の通信制御方法。
(付記8)
無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける該無線基地局であって、
該中継局の該送信周波数に関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記情報を広告する広告部と、
をそなえたことを特徴とする、無線基地局。
(付記9)
無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける該無線端末であって、
該無線基地局から広告される、一つ以上の無線基地局、又は一つ以上の中継局の該送信周波数に関する情報を受信する受信部と、
前記受信部で該無線基地局から直接、又は該中継局を介して受信した前記情報に基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する該無線信号に含まれる、送信元識別情報が一致するかどうかを判定する判定部と、
前記判定部により一致すると判定した場合、該無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する制御部と、
をそなえたことを特徴とする、無線端末。
以上詳述したように、本発明によれば、端末登録手順を省略することにより、無線端末の接続処理を効率化することができるので、無線通信技術分野に極めて有用と考えられる。
10,10´ 無線基地局(BS)
11 送受信部
111 無線送受信部
112 バックボーン送受信部
12,12´ 通信制御部
121 隣接情報広告処理部
122 隣接情報テーブル
13 リピータ情報登録部
20 アナログリピータ(AR)
30 移動端末(MS)
31 無線送受信部
32 通信制御部
321 隣接情報受信部
322 BS情報テーブル
33 同一性判定部
40 上位ノード(ASN−GW)
41 通信インタフェース部(通信IF部)
42 通信制御部
421 中継処理部
422 隣接情報テーブル
43 リピータ情報登録部

Claims (7)

  1. 無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける通信制御方法であって、
    該無線基地局は、一つ以上の無線基地局、又は一つ以上の中継局の該送信周波数に関する情報を広告し、
    該無線端末は、該無線基地局から直接、又は該中継局を介して広告された前記情報に基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する該無線信号に含まれる、送信元識別情報が一致するかどうかを判定し、一致すると判定した場合、該無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する、
    ことを特徴とする、通信制御方法。
  2. 該無線端末は、前記情報に基づき、前記受信周波数の切り替えを行ない、
    前記切り替え前後で受信した無線信号に含まれる送信元識別情報に基づき、前記判定を行なう、
    ことを特徴とする、請求項1記載の通信制御方法。
  3. 該無線基地局は、該無線基地局と該中継局との関連付けを示す関連付け情報を広告し、
    該無線端末は、該関連付け情報に基づき、前記判定を行なう、
    ことを特徴とする、請求項1記載の通信制御方法。
  4. 該無線端末は、
    前記切り替え前後で前記送信元識別情報が一致しないと判定した場合、前記切り替え前の接続情報の一部を用いてハンドオーバを行なう、
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  5. 前記切り替えは、該無線基地局の送信周波数への切り替えを含む、
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  6. 前記情報は、該無線基地局を制御するゲートウェイ装置により設定される、
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信制御方法
  7. 無線基地局と、無線端末と、該無線基地局から送信された無線信号を受信し、受信した周波数と異なる送信周波数で前記無線信号を該無線端末に中継する中継局とを含む無線通信システムにおける該無線端末であって、
    該無線基地局から広告される、一つ以上の無線基地局、又は一つ以上の中継局の該送信周波数に関する情報を受信する受信部と、
    前記受信部で該無線基地局から直接、又は該中継局を介して受信した前記情報に基づいて受信周波数を切り替える前後で受信する該無線信号に含まれる、送信元識別情報が一致するかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部により一致すると判定した場合、該無線通信システムへフレーム同期した後の端末登録手順を省略する制御部と、
    をそなえたことを特徴とする、無線端末。
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