JP5287288B2 - 車両用周囲監視装置および車両用周囲監視方法 - Google Patents

車両用周囲監視装置および車両用周囲監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用周囲監視装置および車両用周囲監視方法に関するものである。
従来より、カメラを用いて車両の後方を撮影し、撮影した映像を車両内に備えられたディスプレイなどの表示装置に表示することにより運転支援を行う運転支援装置が用いられている。このような運転支援装置においては、カメラで撮影した車両後方の映像に、運転手のステアリング操作に連動した予想進路線を重畳表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−6097号公報
しかしながら、従来技術においては、ステアリング操作による操舵角が大きい場合に、表示装置の縦横比の影響により、表示装置上において、予想進路線が潰れたように表示されてしまい、そのため、障害物との接触の可能性が判断し難い場合があるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、ステアリング操作による操舵角が大きい場合においても、障害物との接触の可能性を適切に判断可能な車両用周囲監視装置および車両用周囲監視方法を提供することである。
本発明は、車両の周囲を撮像し、前記車両の操舵角に基づいて、前記車両の予想進路線を生成し、撮像した撮像映像に、生成した予想進路線を重畳し、前記予想進路線が重畳された撮像映像に対して、重畳された予想進路線が直線状となるように、前記撮像映像を補正し、補正後の撮像映像に、前記補正後の撮像映像に応じた直線状の予想進路線を重畳させて表示することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、車両の操舵角に基づいて生成した予想進路線が直線状となるように、車両の周囲を撮像した撮像映像を補正することにより、予想進路線を直線状にでき、さらには、補正後の撮影映像を実際の進行方向に対応したものとすることができるため、これにより、障害物との接触の可能性を適切に判断可能なものとすることができる。
図1は、本実施形態に係る車両1の構成を示すブロック図である。 図2は、車両1の直進時における、ディスプレイ16に表示される合成映像の一例を示す図である。 図3は、車両1の旋回時において、補正前の合成映像をディスプレイ16に表示した場合における、予想進路線の表示例を示す図である。 図4は、図3に示す表示例において、合成映像の補正方法を説明するための図である。 図5は、図3に示す表示例において、合成映像の補正方法を説明するための図である。 図6は、図3に示す表示例において、合成映像の補正方法を説明するための図である。 図7は、補正後の合成映像の一例を示す図である。 図8は、車両1の低速走行時において、車両1が旋回した場合における、車両1の予想走行軌道の算出方法を説明するための図である。 図9は、鳥瞰映像表示において、上面座標上のY方向の任意の点を表示座標上の点に変換する座標変換式(Y方向)を説明するための図である。 図10は、鳥瞰映像表示において、上面座標上のX方向の任意の点を表示座標上の点に変換する座標変換式(X方向)を説明するための図である。
図1は、本実施形態に係る車両1の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る車両1は、図1に示すように、コントローラ10、カメラ14、舵角センサ15、およびディスプレイ16を備えている。
カメラ14は、車両1の前方を撮影し、撮影した画像を電気信号に変換して、映像信号として、コントローラ10に出力する。カメラ14としては、複数の受光素子を備える撮像素子を有するものであれば良く、このような撮像素子としては、たとえば、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などが挙げられる。
舵角センサ15は、たとえば、ステアリングコラムまたはステアリングホイール(不図示)付近に取り付けられた角度センサであり、ステアリングシャフトの回転からドライバの転舵による操舵角を検出する。舵角センサ15により検出した操舵角は、コントローラ10に出力される。
ディスプレイ16は、たとえば、液晶モニタであり、カメラ14からコントローラ10に出力された映像信号を、コントローラ10から受信することで、カメラ14により撮影された車両1の前方の映像を表示する。なお、ディスプレイ16に表示される車両1の前方の映像は、後述するコントローラ10によって作製される車両1の予想進路線が重畳された合成映像として表示される。また、ディスプレイ16に表示される車両1の前方の映像は、後述するようにコントローラ10によって補正された状態で表示される。さらに、ディスプレイ16は、車両1の前方の映像を表示する他、ナビゲーション装置(不図示)により提供される情報を表示するためにも用いられる。
コントローラ10は、カメラ14から出力される車両1の前方の映像を含む信号を受信し、車両1の前方の映像に、車両1の予想進路線を重畳して合成映像とし、これを補正し、補正後の合成映像を、ディスプレイ16に送信することで、ディスプレイ16に、この補正後の合成映像を表示させ、これにより、車両1の周囲を監視できるようにするための制御装置である。このようなコントローラ10は、車両1の周囲を監視するための映像をディスプレイ16に表示させるためのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)11、各種プログラムを格納したROM(Read Only Memory)12、および、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)13を有している。
そして、このような構成を有するコントローラ10は、以下に説明する各種機能を備えている。すなわち、カメラ14からの映像信号を入力する映像信号入力機能、舵角センサ15により検出された車両1の操舵角を入力する舵角入力機能、車両1の操舵角に基づいて車両1の予想進路線を生成する予想進路線生成機能、車両1の予想進路線と映像信号入力機能により入力された映像信号に含まれる映像とを重畳して合成映像を生成する合成映像生成機能、合成映像を補正する補正機能、および、補正後の合成映像をディスプレイ16に表示させるための映像を出力する出力機能、を有する。
コントローラ10の映像信号入力機能は、カメラ14から出力された映像信号をコントローラ10に入力する。また、映像信号入力機能は、コントローラ10に備えられたRAM13に記憶させる。
コントローラ10の舵角入力機能は、舵角センサ15から出力された車両1の操舵角をコントローラ10に入力する。
コントローラ10の予想進路線生成機能は、舵角入力機能により入力された車両1の操舵角に基づいて、車両1の進路を予想し、これに基づき予想進路線を生成する。そして、予想進路線生成機能によって生成された予想進路線は、図2に示すように、後述する合成映像生成機能によって、カメラ14で撮影された車両1の前方の映像に重畳される。そして、ディスプレイ16には、予想進路線が重畳された合成映像がディスプレイ16上に表示されることとなる。なお、図2は、ディスプレイ16に表示される、車両1の前方の映像と車両1の予想進路線とを重畳して得られる合成映像の一例を示す図であり、図2においては、車両1が直進している場合における合成映像の一例を示している。ここで、図2に示すように、予想進路線は、たとえば、車両1の車幅に応じた一対の線として、ディスプレイ16に表示させることができる。なお、予想進路線の具体的な生成方法については、後に詳述する。
コントローラ10の合成映像生成機能は、予想進路線生成機能により生成された予想進路線を、映像信号入力機能により入力された映像信号に含まれる映像に重畳させることにより、合成映像を生成する。
コントローラ10の補正機能は、合成映像生成機能により生成された合成映像を、車両1の予想進路線に基づいて、補正する。
たとえば、ドライバによるステアリング操作により、車両1が旋回した場合には、舵角センサ15により検出された操舵角もそれに応じて変化する。そのため、予想進路線生成機能により生成される車両1の予想進路線は、図3に示す態様でディスプレイ16に表示されることとなる。ここで、図3は、車両1の旋回時において、補正前の合成映像をディスプレイ16に表示した場合における、予想進路線の表示例を示す図である。なお、図3においては、カメラ14による撮像範囲を点線で示している。なお、図3からも確認できるように、本実施形態においては、ディスプレイ16には、カメラ14によって撮像された映像のうち一部が表示されるようになっている。
そして、図3に示すように車両1の操舵角が大きい場合には、補正機能により、合成映像を補正しない場合(補正する前)には、ディスプレイ16の表示画面の縦横比により、予想進路線生成機能により生成される予想進路線は潰れたように表示されてしまうことがある。さらには、予想進路線生成機能により生成される予想進路線のうち、一部は、カメラ14による撮像範囲内となっているものの、ディスプレイ16に表示した際に、ディスプレイ16の表示画面からはみ出した形で生成されていまい、ディスプレイ16上に充分に表示されない場合がある。そして、その結果として、自車両1の進行軌道が分かり難くなり、障害物に対する接触の可能性を判断し難くなる場合がある。
そのため、本実施形態では、コントローラ10の補正機能により、まず、図4に示すように、カメラ14によって撮像された映像信号に基づく映像を、車両1の車幅方向に沿って撮像領域ごとに分割して(すなわち、ディスプレイ16の左右方向に沿って撮像領域ごとに分割して)、複数の映像データとする。そして、図5に示すように、各映像データに重畳されている予想進路線が直線状となるように、これら映像データを車幅方向に沿ってずらし、再結合させることにより、合成映像の補正を行う。なお、図6は、本実施形態における、補正機能による、ディスプレイ16に実際に表示される撮像領域を示す図である。そして、図6においては、図5に示すように、映像データを車幅方向に沿ってずらし、再結合させた結果、図6中に一点鎖線で示した撮像領域における映像を合成したものが、ディスプレイ16上に表示されることとなる。なお、この場合において、必要に応じて、補正後の合成映像中における予想進路線について、補正後の合成映像に応じて、直線化する処理を行っても良い。
また、図7は、コントローラ10の補正機能により補正された合成映像の一例である。図7に示すように、本実施形態によれば、分割された映像データを再結合することにより、車両1の進行方向に応じた映像をディスプレイ16上に表示させることが可能となる。
なお、コントローラ10の補正機能による合成映像の補正方法については、後に詳述する。
また、本実施形態では、舵角入力機能により入力された車両1の操舵角が実質的にゼロである場合や合成映像生成機能により生成された合成映像中における予想進路線が直線状である場合(たとえば、図2に示すような場合)には、コントローラ10の補正機能による合成映像の補正を行わないような態様としても良い。
コントローラ10の出力機能は、補正機能により補正された補正後の合成画像を、ディスプレイ16の表示画面上に表示するのに適したサイズに変換し、これをディスプレイ16に送出し、補正後の合成画像を、ディスプレイ16の表示画面上に表示させる。
そして、本実施形態においては、次のように動作することにより、ディスプレイ16の表示画面上に、車両1の周囲を監視するための映像の表示を行う。なお、車両1の周囲を監視するための画像の表示は、たとえば、ドライバによって監視画像を表示させるための操作が行われることにより開始される。
すなわち、まず、カメラ14から車両1の前方の撮影映像を含む映像信号が、コントローラ10の映像信号入力機能によってコントローラ10に入力されると、コントローラ10の予想進路線生成機能は、コントローラ10の舵角入力機能により入力された車両1の操舵角に基づいて、予想進路線を生成する。そして、コントローラ10の合成映像生成機能により、予想進路線と、映像信号入力機能により入力された映像信号に含まれる映像とを重畳させて、合成映像が生成される。そして、コントローラ10の補正機能により、補正後の合成映像における予想進路線が直線状となるように、合成映像が補正され、最後に、コントローラ10の出力機能により、図7に示すような補正後の合成映像が、ディスプレイ16に出力され、補正後の合成映像が、ディスプレイ16の表示画面上に表示されることとなる。そして、このような処理は、カメラ14により撮像される映像および操舵角センサ15により検出される車両1の舵角に対応して、連続的に行われ、これにより、図7に示すような補正後の合成映像が、ディスプレイ16の表示画面上に表示されることとなる。
次いで、予想進路線生成機能による予想進路線の具体的な生成方法について説明する。本実施形態では、予想進路線を生成する際には、まず、上面座標における車両1の予想走行軌道を求める。そして、上面座標における車両1の予想走行軌道を、カメラ14により撮像された車両1の前方の撮影映像に重畳可能となるように、鳥瞰投射映像の座標(投射座標)に変換することにより、予想進路線は生成される。
まず、上面座標における車両1の予想走行軌道の算出方法について、図8を用いて説明する。ここで、図8は、車両1の低速走行時において、車両1が旋回した場合における、車両1の予想走行軌道の算出方法を説明するための図である。
図8中において、
(X,Y):各車輪の旋回円の原点
:右前車輪の旋回円の半径
:右後車輪の旋回円の半径
:左前車輪の旋回円の半径
:左後車輪の旋回円の半径
WB:車両1のホイールベース
TR:車両1のトレッド幅
α:右前車輪の舵角
β:左前車輪の舵角
である。また、図8中においては、車両1の車幅方向をX軸方向(車両1の幅方向の中心をX=0)とし、車両1の前方方向をY軸方向(左右後車輪の中心をY=0)として、設定している。
そして、図8より、各車輪の旋回円の半径R、R、R、R、および、各車輪の旋回円の原点(X,Y)は、車両1のホイールベースWB、車両1のトレッド幅TR、左右前車輪の舵角α、βに基づいて、下記式(1)〜(6)にて示すことができる。
=WB/sinα …(1)
=cosα・R=cosα・WB/sinα …(2)
=WB/sinβ …(3)
=R+TR=cosβ・R=cosβ・WB/sinβ …(4)
=R+TR/2=cosα・WB/sinα+TR/2 …(5)
=0 …(6)
そっして、上記式(1)〜(6)に従って、各車輪の旋回円の半径R、R、R、R、および、各車輪の旋回円の原点(X,Y)を求めることができ、これらに基づいて、上面座標における車両1の予想走行軌道を求めることができる。
次いで、上記のようにして求められた上面座標における車両1の予想走行軌道を、鳥瞰投射映像の座標(投射座標)に変換して、予想進路線を求める方法について、図9、図10を参照しつつ説明する。なお、以下においては、図9、図10に示す上面座標上の任意の点Bを鳥瞰投射映像の座標上の点Cに変換するための方法を例示して説明する。
まず、Y軸方向の変換方法を、図9を参照しつつ説明する。図9中において、Yで示された軸は上面座標系におけるY座標軸である。点Aは鳥瞰投射映像の視点の位置を示す。hは視点の上面座標における高さである。θは視点からの見下ろし角度を示す。
また、図9中において、yで示された軸は投射座標におけるy座標軸であり、上面座標が変換されて投射される投射面(鳥瞰投射映像が映し出される面であって、投射座標系によって定義される)のy軸を規定する。この投射面は車両1の載置面に対して所定の角度γ(0<γ≦90°)を有するように設定されている。また投射面は、視点Aから所定の距離DSだけ離れた位置に設定されている。この距離DSは、ディスプレイ16を介して表示する表示映像の大きさに応じて決定される。
そして、上面座標系の任意の点Bを、投射座標系に投射させた点Cのy座標値「y」は、
y=−DS・tanθ−DS・tanω=−DS(tanθ+tanω) …(7)
DS:視点Aから投射面までの距離
θ:視点Aからの見下ろし角度
ω:視点Aから角度θで見下ろした視線と線分ABのなす角度
となる。
一方、上面座標系における任意の点BのY座標値「Y」は、
Y={h/sin(θ+ω)}・(cosω/cosθ)+c …(8)
h:カメラの高さ
c:映像のマージン(予め設定された値)
となる。
そして、上記式(8)を整理すると、
Y={h/(tanθ+tanω)}・(1/cosθ)+c …(9)
を満たす。
次いで、上記式(7)と上記式(9)とから、
Y=(−h・DS/cosθ)・(1/y)+c …(10)
を得る。
ここで、
b=h・DS/cosθ …(11)
とおけば、上記式(10)は、
Y=(−b/y)+c …(12)
と整理でき、上面座標系の点Bのy座標値「Y」と投射座標系の点Cのy座標値「y」との相互の変換式を得ることができる。
続いて、X軸方向の変換方法を、図10を参照しつつ説明する。図10中において、Xで示された軸は上面全体映像の上面座標におけるX座標軸である。また、xで示された軸は鳥瞰投射映像の投射座標におけるx座標軸である。
視点Aから任意の点Bを含む上面座標のX軸までの距離qと、上面座標系の任意の点BのX座標値(上面座標)との比は、DSと投射点Cのx座標値「x」との比に等しい。そのため、上面座標系の任意の点B(点BのX座標値は「X」)を、投射座標系に投射させた投射点Cのx座標値「x」は、
X/q=x/DS …(13)
となる。
ここで、qは図9の視点Aと点D間の距離に相当する。このADの距離は、図9の点Bと点E間の距離と同じであり、
q=(Y−c)cosθ …(14)
で表すことができる。そのため、上記式(13)に、qを代入して、式を整理すると、
X=(cosθ/DS)・x・(Y−c) …(15)
となる。
そして、上記式(12)を用いて、上記式(15)を変形すると、
X=(cosθ/DS)・x・(−b/y) …(16)
X=−b・(cosθ/DS)・(x/y) …(17)
となる。
ここで、
a=b・(cosθ/DS) …(18)
とおけば、
X=−a・(x/y) …(19)
となり、上面座標系の任意の点Bのx座標値「X」を、投射座標系の点Cの座標値「x」へ変換することができる。
すなわち、上記式(12)および上記式(19)の各定数a,b,cに具体的な数値(カメラ14の設置位置、ディスプレイ16における表示範囲等に対応する数値)を代入して、B(X,Y)から投射座標系のC(x,y)を求めることができる。そして、本実施形態では、上記式(12)および上記式(19)に従って、上面座標における車両1の予想走行軌道から、予想進路線を生成することができる。
次いで、補正機能によって、図3に示す映像において、図4に示すように各映像データに分割し、図5に示すように、予想進路線が直線状となるように、分割した各映像データを移動させて結合させることにより、補正後の映像を求める方法について、詳細に説明する。
なお、以下においては、図8に示す車両1の右前輪の軌道が直線となるように、映像を補正する場合を例示して説明する。
まず、車両1の右前輪の軌道上における任意の点B(X,Y)は、下記式(20)を満足する。
(X−X+(Y−Y=(R …(20)
そして、上記式(20)をXについて整理すると、
X=X+√{(R−(Y−Y} …(21)
となる。
次いで、上記式(12)および上記式(19)を、x、yについて整理すると、
y=−b/(Y−c) …(22)
x=−X・y/a …(23)
となる。
そして、コントローラ10の補正機能により、合成映像を補正することにより、補正前の映像中における投射座標系の点C(点Cのx座標値は「x」)が、点C’(点C’のx座標値は「x’」)となるとした場合に、x’は、xと比較して、Yの関数f(Y)に応じた値だけ移動することとなるとすると、
x’=f(Y)−x=f(Y)−X・y/a …(24)
で表される。
ここで、車両1の右前輪の軌道が直線状となるためには、
x’=f(Y)−〔X+√{(R−(Y−Y}〕・{−b/(Y−c)}/a=X+d・y …(25)
が成立する必要がある。
そして、上記式(25)をf(Y)について整理すると、
f(Y)=〔X+√{(R−(Y−Y}〕・{−b/(Y−c)}/a+X+d・y …(26)
となる。この式(26)に、上記式(24)を代入すると、
x’=〔X+√{(R−(Y−Y}〕・{−b/(Y−c)}/a+X−d・b/(Y−c)+X・b/(Y−c)/a …(27)
となる。ただし、上記式(27)において、R、X、Yは上述したように、
=WB/sinα …(1)
=R+TR/2=cosα・WB/sinα+TR/2 …(5)
=0 …(6)
と表される。
この上記式(27)の各定数a,b,c,d,WB,TR,αに具体的な数値(カメラ14の設置位置、ディスプレイ16における表示範囲、ホイールベース、トレッド幅、右前輪の舵角等に対応する値)を代入することにより、補正前の点Cの座標値「x」から、補正後の点C’の座標値「x’」を求めることができる。そして、本実施形態では、上記式(27)に従って、補正機能により、予想進路線が直線状となるように、合成映像を補正し、補正後の合成映像を得ることができる。
本実施形態によれば、カメラ14で撮像した車両1の撮像映像に、車両1の操舵角に基づいて生成した予想進路線を重畳して合成映像とし、この合成映像に重畳した予想進路線が直線状となるように、合成映像を補正し、補正後の合成映像をディスプレイ16の表示画面に表示するため、ディスプレイ16の表示画面に表示される予想進路線を直線状とすることができるとともに、ディスプレイ16の表示画面に表示される合成映像を、車両1の実際の進行方向に対応したものとすることができる。そのため、本実施形態によれば、ディスプレイ16の表示画面に表示される合成映像をドライバが参照することにより、車両1の操舵角が大きくなった場合でも、障害物との接触の可能性の判断を容易なものとすることができる。
なお、上述した実施形態において、カメラ14は本発明の撮像手段に、舵角センサ15は本発明の検出手段に、コントローラ10の予想進路線生成機能は本発明の予想進路線生成手段に、コントローラ10の補正機能は本発明の補正手段に、それぞれ相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述の実施形態においては、カメラ14により撮像する映像を、車両1の前方の映像とする構成を例示したが、カメラ14により車両1の後方を撮像する構成とし、車両1の後方の映像について、上述したような処理を行うような構成としても良い。あるいは、カメラ14を複数設けて、車両1の前方および後方を撮像する構成とし、車両1の前方の映像および後方の映像について、上述したような処理を行うような構成としても良い。
1…車両
10…コントローラ
14…カメラ
15…舵角センサ
16…ディスプレイ

Claims (5)

  1. 車両の周囲を撮像する撮像手段と、
    前記車両の操舵角を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した操舵角に基づいて、前記車両の進路を予想し、前記車両の予想進路線を生成する予想進路線生成手段と、
    前記撮像手段により撮像した撮像映像に、前記予想進路線生成手段により生成した予想進路線を重畳する合成画像生成手段と、
    前記合成画像生成手段により前記予想進路線が重畳された撮像映像に対して、重畳された予想進路線が直線状となるように、前記撮像映像を補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された補正後の撮像映像に、前記補正後の撮像映像に応じた直線状の予想進路線を重畳させて表示する表示手段と、を備える車両用周囲監視装置。
  2. 前記補正手段は、前記撮像映像を、撮像領域ごとに分割して複数の映像データとし、前記予想進路線が直線状となるように、前記複数の映像データを再結合することにより、前記撮像映像を補正する請求項1に記載の車両用周囲監視装置。
  3. 前記補正手段は、前記撮像映像を、前記車両の車幅方向に沿って撮像領域ごとに分割して複数の映像データとし、前記予想進路線が直線状となるように、前記複数の映像データを前記車両の車幅方向にずらした状態で再結合することにより、前記撮影映像を補正する請求項2に記載の車両用周囲監視装置。
  4. 前記撮像手段は、前記車両の前方または後方のいずれか一方を撮像する請求項1〜3のいずれかに記載の車両用周囲監視装置。
  5. 車両の周囲を撮像し、
    前記車両の操舵角に基づいて、前記車両の予想進路線を生成し、
    撮像した撮像映像に、生成した予想進路線を重畳し、
    前記予想進路線が重畳された撮像映像に対して、重畳された予想進路線が直線状となるように、前記撮像映像を補正し、
    補正後の撮像映像に、前記補正後の撮像映像に応じた直線状の予想進路線を重畳させて表示する車両用周囲監視方法。
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