JP5287181B2 - 電池、及び、電池の製造方法 - Google Patents

電池、及び、電池の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電池、及び、その製造方法に関する。
スペース効率の良い電池として、負極板(第1電極板)と正極板(第2電極板)とセパレータとが積層されて扁平形状に捲回されてなる電極体と、この電極体を収容する直方体形状の電池ケースと、を備える電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の電池では、負極板(第1電極板)の電荷を集電する第1集電端子部材が、負極板(第1電極板)の負極捲回部(第1金属部)の表面に溶接されている。
特許文献1では、第1集電端子部材と負極捲回部(第1金属部)との溶接方法として、スポット溶接(抵抗溶接)が例示されている。スポット溶接(抵抗溶接)する場合は、例えば、第1集電端子部材と負極捲回部をなす金属シート(第1金属箔)とを、電極体の厚み方向に圧接した状態で、第1集電端子部材の先端部(第1端子溶接部)と負極捲回部の一部(第1金属溶接部)とを抵抗溶接(スポット溶接)する。
特開2007−18968号公報
ところで、特許文献1では、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接(スポット溶接)するとき、第1集電端子部材のうち負極捲回部(第1金属部)と抵抗溶接される第1端子溶接部以外の部位も、負極捲回部(第1金属部)と接触している。具体的には、第1集電端子部材の先端部(第1端子溶接部)と負極捲回部の一部(第1金属溶接部)とを抵抗溶接する場合、第1集電端子部材の先端部(第1端子溶接部)から負極端子側に延びる部位(第1端子延長部)が、負極捲回部(第1金属部)と接触した状態で、抵抗溶接される。
このため、抵抗溶接時に、第1端子延長部と第1金属部との間で溶接電流の分流が生じ、スパッタが発生する虞がある。スパッタの発生により、第1金属箔の一部(異物)が飛散して、この異物が電極体に付着してしまうことがある。これにより、電池内部に異物が混入してしまい、電池の信頼性が低下する虞があった。さらには、溶接電流の分流の影響で、第1金属溶接部と第1端子溶接部との間の溶接不良が生じる虞もあった。この影響で、電池の信頼性が低下する虞もあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電池内部への異物の混入が抑制され、且つ、第1金属部と第1端子溶接部とが適切に溶接された信頼性の高い電池、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、第1電極板、第2電極板、及びセパレータを扁平形状に捲回した電極体と、上記電極体に溶接された第1集電端子部材と、を備える電池の製造方法において、上記電極体は、上記第1電極板と上記第2電極板と上記セパレータとが重なり合う発電部、及び、上記発電部と隣り合い、上記第1電極板の活物質未塗工部のみが重なり合う第1金属部、を有し、上記発電部は、発電平坦部と、上記発電部の一端部をなす一端側発電弧状部と、上記発電部の他端部をなす他端側発電弧状部と、を有し、上記第1金属部は、上記発電平坦部に隣り合う平坦な隣接金属部を有し、上記第1集電端子部材は、上記第1集電端子部材の先端部をなし、上記第1金属部の表面に接触して上記第1金属部と溶接される第1端子溶接部と、上記第1端子溶接部から延びる第1端子延長部と、を有し、上記第1集電端子部材を上記電極体の厚み方向に平面視したときに、上記第1端子延長部が上記他端側発電弧状部から上記一端側発電弧状部に向かう方向に延びる向きで、上記第1端子溶接部を上記第1金属部の上記隣接金属部に含まれる第1金属溶接部上に配置し、上記第1端子溶接部及び上記第1金属溶接部を上記電極体の厚み方向に圧接すると共に、上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態で、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する抵抗溶接工程、を備える電池の製造方法である。
本発明の製造方法では、第1集電端子部材の第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態で、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接する。これにより、抵抗溶接時に、第1端子延長部と第1金属部との間における溶接電流の分流を防止して、スパッタの発生を防止することができる。これにより、スパッタの発生に伴う電極体への異物の付着を防止できるので、電池内部への異物の混入を抑制することができる。さらには、溶接電流の分流の影響による第1金属溶接部と第1端子溶接部との間の溶接不良を抑制することもできる。従って、本発明の製造方法によれば、信頼性の高い電池を得ることができる。
なお、本発明の製造方法では、第1集電端子部材の第1端子溶接部に溶接される第1金属溶接部が、平坦な隣接金属部(第1電極板の活物質未塗工部が平面状をなして電極体の厚み方向に積層された部位)に含まれるようにしている。すなわち、第1集電端子部材を、第1金属部のうち平坦な隣接金属部において抵抗溶接する。
仮に、第1金属部のうち、一端側発電弧状部と隣り合い、第1活物質未塗工部が弧状をなして重なる部位(以下、一端側金属弧状部ともいう)において、第1集電端子部材を抵抗溶接した場合には、一端側金属弧状部を圧接したときに、一端側金属弧状部をなす第1金属箔(第1活物質未塗工部)に大きなシワ(座屈)が生じ、このシワが第1塗工部にまで及んでしまう。これにより、第1金属箔の表面上に塗工されていた第1電極合材層の一部が剥離するなどの不具合が生じ、電池特性が大きく低下する虞がある。
これに対し、本発明の製造方法のように、第1集電端子部材を、平坦な隣接金属部において抵抗溶接すれば、隣接金属部を圧接しても、隣接金属部をなす第1金属箔(第1活物質未塗工部)に大きなシワ(座屈)が生じることがなく、第1電極合材層の一部が剥離するなどの不具合が生じる虞がない。
なお、第1電極板の活物質未塗工部とは、活物質を含む電極合材層を有することなく、第1電極板を構成する金属箔(金属板)のみからなる部位をいう。
また、発電平坦部とは、第1電極板と第2電極板とセパレータとが平面状をなして電極体の厚み方向に積層された部位をいう。また、一端側発電弧状部とは、発電部の一端側で、第1電極板と第2電極板とセパレータとが弧状をなして重なる部位をいう。また、他端側発電弧状部とは、発電部の他端側で、第1電極板と第2電極板とセパレータとが弧状をなして重なる部位をいう。
さらに、上記の電池の製造方法であって、前記第1集電端子部材の前記第1端子延長部は、前記第1端子溶接部から屈曲して、前記第1金属部の表面から遠ざかる方向に延びる延長第1部分と、上記延長第1部分から屈曲して、前記他端側発電弧状部から前記一端側発電弧状部に向かう方向に延びる延長第2部分と、を有する電池の製造方法とすると良い。
第1集電端子部材を上記形態とすることで、第1端子延長部を、第1金属部の表面から遠ざけることができる。このため、第1端子溶接部を第1金属溶接部側に押圧して、第1端子溶接部及び第1金属溶接部を圧接させたときに、第1端子延長部と第1金属部とを離間させ易くなる。例えば、電気絶縁性の樹脂からなる2つの押圧部材で、第1金属部のうち第1金属溶接部を除いた部位の一部(例えば、第1金属溶接部に近接する部位)を、電極体の厚み方向に挟んで押圧(圧縮)して、第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態とする場合、押圧部材による圧縮量を小さくしても、確実に、第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態とすることができる。このため、押圧部材の押圧(圧縮)により、第1金属部にシワが発生するのを抑制することができる。
さらに、上記いずれかの電池の製造方法であって、前記抵抗溶接工程は、前記第1金属部のうち前記第1金属溶接部を除いた部位の少なくとも一部を前記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と前記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、前記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、抵抗溶接工程において、第1金属部のうち第1金属溶接部を除いた部位の少なくとも一部を電極体の厚み方向に押圧することで、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態とする。具体的には、例えば、電気絶縁性の樹脂からなる2つの押圧部材で、第1金属部のうち第1金属溶接部を除いた部位の一部(例えば、第1金属溶接部に近接する部位)を、電極体の厚み方向に挟んで押圧(圧縮)して、第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態とする。これにより、第1端子延長部と第1金属部との間における溶接電流の分流を、確実に防止することができる。
さらに、上記の電池の製造方法であって、前記第1集電端子部材と溶接する前の前記第1金属部は、前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなり、前記抵抗溶接工程は、上記第1集電端子部材の前記第1端子溶接部を、上記一端側金属弧状部から離間して位置する前記第1金属溶接部の表面上に配置し、上記隣接金属部の一端部であって、上記第1金属溶接部と上記一端側金属弧状部とに挟まれた平坦一端部の少なくとも一部を、前記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、上記第1集電端子部材の上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、抵抗溶接工程において、隣接金属部の一端部である平坦一端部(第1金属溶接部と一端側金属弧状部とに挟まれた部位)の少なくとも一部を、電極体の厚み方向に押圧する。これにより、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、第1金属部(具体的には、平坦一端部及び一端側金属弧状部)を、第1集電端子部材の第1端子延長部から離間させた状態とする。これにより、第1端子延長部と第1金属部との間における溶接電流の分流を、確実に防止することができる。
特に、本発明の製造方法では、抵抗溶接工程において一端側金属弧状部を押圧しないので、第1金属部をなす第1金属箔(第1活物質未塗工部)に大きなシワ(座屈)が生じることがなく、第1電極合材層の一部が剥離するなどの不具合が生じる虞がない。
なお、一端側金属弧状部とは、第1金属部の一端側で、活物質未塗工部が弧状をなして重なる部位をいう。また、他端側金属弧状部とは、第1金属部の他端側で、活物質未塗工部が弧状をなして重なる部位をいう。
あるいは、前記の電池の製造方法であって、前記第1集電端子部材と溶接する前の前記第1金属部は、前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなり、前記抵抗溶接工程は、上記第1金属部の上記一端側金属弧状部の少なくとも一部を前記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、上記第1集電端子部材の上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、抵抗溶接工程において、第1金属部の一端側金属弧状部の少なくとも一部を、電極体の厚み方向に押圧する。これにより、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、第1金属部(具体的には、第1金属部のうち、第1金属部の厚み方向について第1端子延長部と重なる部位)を、第1集電端子部材の第1端子延長部から離間させた状態とする。これにより、第1端子延長部と第1金属部との間における溶接電流の分流を、確実に防止することができる。
なお、一端側金属弧状部を電極体の厚み方向に押圧するときは、一端側金属弧状部をなす第1金属箔に大きなシワが生じない(座屈しない)程度に押圧する。
あるいは、前記の電池の製造方法であって、前記第1集電端子部材と溶接する前の前記第1金属部は、前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなり、上記第1集電端子部材の前記第1端子延長部の幅寸法は、上記第1金属部の幅寸法よりも小さく、前記抵抗溶接工程は、上記第1集電端子部材の前記第1端子溶接部を、上記第1金属部の前記第1金属溶接部の表面上に配置したときに、上記第1金属部のうち、上記第1端子延長部の幅方向について上記第1端子延長部に隣り合って位置する部位を幅方向隣接部とすると、上記幅方向隣接部の少なくとも一部を上記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、上記第1集電端子部材の上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、抵抗溶接工程において、第1金属部の幅方向隣接部の少なくとも一部を、電極体の厚み方向に押圧する。これにより、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、第1金属部(具体的には、第1金属部のうち、第1金属部の厚み方向について第1端子延長部と重なる部位)を、第1集電端子部材の第1端子延長部から離間させた状態とする。これにより、第1端子延長部と第1金属部との間における溶接電流の分流を、確実に防止することができる。
なお、第1端子延長部の幅寸法とは、第1端子延長部の幅方向(電極体の第1金属部と発電部とが隣り合う方向に一致する)にかかる寸法をいう。第1金属部の幅寸法とは、第1金属部の幅方向(第1金属部が発電部と隣り合う方向に一致する)にかかる寸法をいう。
また、前記いずれかの電池の製造方法であって、前記抵抗溶接工程に先立って、前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなる前記第1金属部のうち、上記一端側金属弧状部を切除する切除工程を備え、前記抵抗溶接工程は、上記隣接金属部の一端部であって、上記一端側金属弧状部を切除した後に上記第1金属部の一端部をなす金属一端部を、前記第1金属溶接部として、上記第1金属溶接部と前記第1端子溶接部とを抵抗溶接する電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、抵抗溶接工程に先立って、第1金属部の一端側金属弧状部を切除する。しかも、抵抗溶接工程では、隣接金属部の一端部であって、一端側金属弧状部を切除した後に第1金属部の一端部をなす金属一端部を第1金属溶接部として、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接する。すなわち、一端側金属弧状部を切除した後に第1金属部の一端部となった金属一端部に対し、第1集電端子部材の第1端子溶接部を抵抗溶接する。
このため、抵抗溶接時に、第1集電端子部材の第1端子延長部(電極体の厚み方向に見たときに他端側発電弧状部から一端側発電弧状部に向かう方向に延びている)と第1金属部とが接触することがない。従って、第1集電端子部材の第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態で、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接することができる。これにより、第1端子延長部と第1金属部との間における溶接電流の分流を、確実に防止することができる。
他の解決手段は、第1電極板、第2電極板、及びセパレータを扁平形状に捲回した電極体と、上記電極体に溶接された第1集電端子部材と、を備える電池であって、上記電極体は、上記第1電極板と上記第2電極板と上記セパレータとが重なり合う発電部、及び、上記発電部と隣り合い、上記第1電極板の活物質未塗工部のみが重なり合う第1金属部、を有し、上記発電部は、発電平坦部と、上記発電部の一端部をなす一端側発電弧状部と、上記発電部の他端部をなす他端側発電弧状部と、を有し、上記第1集電端子部材は、上記第1集電端子部材の先端部をなし、上記第1金属部の表面に接触して上記第1金属部と溶接された第1端子溶接部と、上記第1端子溶接部から延びる第1端子延長部と、を有し、上記第1金属部は、上記一端側発電弧状部と隣り合う部位を有することなく、上記発電平坦部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす金属一端部を含む隣接金属部と、上記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、からなり、上記第1集電端子部材を上記電極体の厚み方向に平面視したときに、上記第1端子延長部が上記他端側発電弧状部から上記一端側発電弧状部に向かう方向に延びる向きで、上記第1集電端子部材の上記第1端子溶接部が、上記第1金属部の上記金属一端部と抵抗溶接されてなる電池である。
本発明の電池では、第1金属部として、発電平面部と隣り合う隣接金属部と、他端側発電弧状部と隣り合う他端側金属弧状部とからなる第1金属部を有している。すなわち、扁平形状に捲回した電極体を有しているにも拘わらず、従来の電池と異なり、一端側発電弧状部に隣り合う位置で第1活物質未塗工部が弧状をなして重なる一端側金属弧状部を有していない。しかも、第1集電端子部材の第1端子溶接部は、第1金属部の一端部をなす第1金属部の金属一端部と抵抗溶接されている。このように、第1集電端子部材の第1端子溶接部を、第1金属部の一端部と抵抗溶接することで、抵抗溶接時に、第1集電端子部材の第1端子延長部(第1集電端子部材を電極体の厚み方向に平面視したときに他端側発電弧状部から一端側発電弧状部に向かう方向に延びている)と第1金属部とが接触することがない。従って、第1集電端子部材の第1端子延長部と第1金属部とを離間させた状態で、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接することができる。
従って、本発明の電池では、第1金属溶接部と第1端子溶接部とを抵抗溶接したとき、スパッタの発生に伴う電極体への異物の付着や、溶接電流の分流の影響による第1金属溶接部と第1端子溶接部との間の溶接不良が抑制されているといえる。このようなことから、本発明の電池は、電池内部への異物の混入が抑制され、且つ、第1金属部と第1端子溶接部とが適切に溶接された信頼性の高い電池となる。
(実施例1)
実施例1にかかる電池の製造方法について説明する前に、本実施例1の製造方法により製造された電池1について説明する。
電池1は、図1に示すように、蓋部材71及び電池ケース本体72からなる直方体形状の電池ケース70と、電池ケース70の内部に収容された電極体40とを備えている。電極体40は、第1電極板10と第2電極板20とセパレータ30とが積層されて、扁平形状に捲回されてなる電極体(図4及び図5参照)である。
第1電極板10は、図2に示すように、第1金属箔11が延びる長手方向(図2において上下方向)の一方辺10bに沿って延び、第1金属箔11及び第1電極合材層12を有する第1塗工部14と、この第1塗工部14と隣り合い、長手方向の一方辺10bに沿って延び、第1電極合材層12を有することなく、第1金属箔11からなる第1活物質未塗工部13とを有している。なお、本実施例1では、第1金属箔11として、銅箔を用いている。また、第1電極合材層12は、第1電極活物質やバインダなどにより構成されている。このうち、第1電極活物質としては、例えば、天然黒鉛を用いることができる。
第2電極板20は、図3に示すように、第2金属箔21が延びる長手方向(図3において上下方向)の一方辺20bに沿って延び、第2金属箔21及び第2電極合材層22を有する第2塗工部24と、この第2塗工部24と隣り合い、長手方向の一方辺20bに沿って延び、第2電極合材層22を有することなく、第2金属箔21からなる第2未塗工部23とを有している。なお、本実施例1では、第2金属箔21として、アルミニウム箔を用いている。また、第2電極合材層22は、第2電極活物質やバインダなどにより構成されている。このうち、第2電極活物質としては、例えば、ニッケル酸リチウムを用いることができる。
電極体40は、第1電極板10の第1塗工部14と第2電極板20の第2塗工部24とがセパレータ30を介して重なり合う発電部42と、この発電部42の一方側(図1において左側)に隣り合い、第1活物質未塗工部13(第1金属箔11)のみが捲回されて重なり合う第1金属部44と、発電部42の他方側(図1において右側)に隣り合い、第2未塗工部23(第2金属箔21)のみが捲回されてが重なり合う第2金属部46とを有する。
発電部42は、発電部42の一端部(図1及び図5において上端部)をなし、第1塗工部14と第2塗工部24とセパレータ30とが弧状をなして重なる一端側発電弧状部42bと、発電部42の他端部(図1及び図5において下端部)をなし、第1塗工部14と第2塗工部24とセパレータ30とが弧状をなして重なる他端側発電弧状部42cと、一端側発電弧状部42bと他端側発電弧状部42cとの間に位置し、第1塗工部14と第2塗工部24とセパレータ30とが平面状をなして電極体40の厚み方向(図1において紙面に直交する方向)に積層されてなる発電平坦部42dとからなる。
電極体40の第1金属部44には、第1電極板10の電荷を集電する第1集電端子部材50が、抵抗溶接されている。この第1集電端子部材50は、第1集電端子部材50の先端部をなし、第1金属部44の表面に接触して第1金属部44と溶接される第1端子溶接部53と、第1端子溶接部53から延びる第1端子延長部55とを有している。さらに、第1端子延長部55と連結する平板形状の鍔部57と、この鍔部57に立設された第1電極端子59とを有している(図1参照)。
第1端子延長部55は、第1金属部44の表面の上に位置している。詳細には、第1端子延長部55を、電極体40の厚み方向に平面視したとき(図1において紙面手前から奥に向かって見たとき)、第1金属部44の表面の上を、他端側発電弧状部42cから一端側発電弧状部42bに向かう方向(図1において下から上に向かう方向)に延びている。詳細には、第1端子延長部55は、図10に示すように、第1端子溶接部53から屈曲して、第1金属部44の表面44gから遠ざかる方向(図10において上方)に延びる延長第1部分55bと、延長第1部分55bから屈曲して、他端側発電弧状部42cから一端側発電弧状部42bに向かう方向(図10において右から左に向かう方向)に延びる延長第2部分55cとを有する。なお、図10は、図1のA−A矢視断面図に相当する。
また、電極体40の第2金属部46には、第2電極板20の電荷を集電する第2集電端子部材60が超音波溶接されている。この第2集電端子部材60も、第1集電端子部材50と同様に、第2金属部46と溶接される第2端子溶接部63と、第2端子溶接部63から延びる第2端子延長部65とを有している。
次に、実施例1にかかる電池の製造方法について、以下に説明する。
まず、図2に示すように、帯状の第1金属箔11の表面に第1電極合材層12が塗工された第1電極板10を用意する。さらに、図3に示すように、帯状の第2金属箔21の表面に第2電極合材層22を配置した第2電極板20を用意する。
次に、図4に示すように、第2電極板20、セパレータ30、第1電極板10、及びセパレータ30を、この順に積層する。具体的には、第1電極板10の第1活物質未塗工部13と第2電極板20の第2未塗工部23が、幅方向(図4において左右方向)で互いに背向する向きで、第1活物質未塗工部13がセパレータ30及び第2電極板20と重なり合わないように、且つ、第2未塗工部23がセパレータ30及び第1電極板10と重なり合わないように積層する。その後、積層した第2電極板20、セパレータ30、第1電極板10、及びセパレータ30を、扁平形状に捲回して、電極体40を形成する(図5参照)。
電極体40の第1金属部44は、第1金属部44の一端部(図5において上端部)をなす一端側金属弧状部44bと、第1金属部44の他端部(図5において下端部)をなす他端側金属弧状部44cと、一端側金属弧状部44bと他端側金属弧状部44cとの間に位置する隣接金属部44dとからなる。このうち、一端側金属弧状部44bは、発電部42の一端側発電弧状部42bと隣り合い、第1活物質未塗工部13が弧状をなして重なっている。他端側金属弧状部44cは、発電部42の他端側発電弧状部42cと隣り合い、第1活物質未塗工部13が弧状をなして重なっている。隣接金属部44dは、発電部42の発電平坦部42dと隣り合い、第1活物質未塗工部13が平面状をなして電極体40の厚み方向に積層されており、第1集電端子部材50の第1端子溶接部53に溶接される第1金属溶接部44fを含む。
また、第1電極板10の電荷を集電する第1集電端子部材50(図6及び図7参照)を用意する。なお、第1集電端子部材50は、第1金属箔11と同じ材質(銅)とするのが好ましい。さらに、第2電極板20の電荷を集電する第2集電端子部材60(図1参照)を用意する。
また、平板状の蓋部材71を用意し、電気絶縁性を有する樹脂からなる円筒形状の絶縁部材75,76を、蓋部材71の貫通孔71b,71c内に嵌合させる。さらに、第1集電端子部材50の第1電極端子59を、絶縁部材75の貫通孔に挿通させて固定すると共に、第2集電端子部材60の第2電極端子69を絶縁部材76の貫通孔に挿通させて固定する。これにより、蓋部材71に、第1集電端子部材50と第2集電端子部材60が固定される(図1参照)。
次に、抵抗溶接工程に進み、第1金属部44の第1金属溶接部44fと第1集電端子部材50の第1端子溶接部53とを抵抗溶接(具体的には、スポット溶接)する。具体的には、図6及び図7に示すように、まず、第1集電端子部材50の第1端子溶接部53を、第1金属部44の一端側金属弧状部44bから離間して位置する第1金属溶接部44f(隣接金属部44dの一部)の表面上に配置する。但し、第1端子延長部55を電極体40の厚み方向に平面視したとき(図1及び図6において紙面手前から奥に向かって見たとき)に、第1端子延長部55が、他端側発電弧状部42cから一端側発電弧状部42bに向かって(図6において右から左に向かって)に延びる向きで、第1集電端子部材50を配置する。
なお、図6は、第1集電端子部材50が配置された電極体40を、電極体40の上方から電極体40の厚み方向に見たときの平面図である。また、図6及び図7では、第1金属部44の一端側金属弧状部44bと隣接金属部44dとの境界、及び、隣接金属部44dと他端側金属弧状部44cとの境界を、二点鎖線で示している。また、図7及び図9では、発電部42等の図示を省略している。
その後、図8及び図9に示すように、抵抗溶接機90の第1電極91と第2電極92とで、第1金属溶接部44fをなす第1金属箔11及び第1端子溶接部53を、電極体40の厚み方向(図9において上下方向)に挟んで圧接する。これと同時に、押圧装置80の第1押圧部材81と第2押圧部材82とで、隣接金属部44dの一端部であって、第1金属溶接部44fと一端側金属弧状部44bとに挟まれた平坦一端部44hの一部を、電極体40の厚み方向(図9において上下方向)に挟んで押圧する。なお、本実施例1では、平坦一端部44hのうち、第1端子延長部55の幅方向(図8において上下方向)について第1端子延長部55に隣り合って位置する部位を押圧する。
これにより、図9に示すように、第1金属溶接部44fをなす第1金属箔11及び第1端子溶接部53を圧接しつつも、第1集電端子部材50の第1端子延長部55と第1金属部44(具体的には、平坦一端部44h及び一端側金属弧状部44b)とを、間隙G1をあけて離間させた状態にできる。
なお、第1押圧部材81と第2押圧部材82は、電気絶縁性を有する樹脂により形成されている。
次いで、この状態で、第1電極91と第2電極92との間に電流を流し、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部53とを抵抗溶接する。なお、本実施例1では、第1電極91と第2電極92との間の圧接圧力を100kgf(980N)、溶接電流値を7000A、溶接電流通電時間を100msとしている。
その後、第1電極91と第2電極92を、第1端子溶接部53と第1金属溶接部44fから離間させると共に、第1押圧部材81と第2押圧部材82を、平坦一端部44hから離間させて、抵抗溶接工程を終了する。
このように、本実施例1では、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部53とを抵抗溶接する期間中、第1集電端子部材50の第1端子延長部55と第1金属部44(具体的には、平坦一端部44h及び一端側金属弧状部44b)とを離間させた状態としている。これにより、抵抗溶接時に、第1端子延長部55と第1金属部44との間における溶接電流の分流を防止して、スパッタの発生を防止することができる。これにより、スパッタの発生に伴う電極体40への異物の付着を防止できるので、電池内部への異物の混入を抑制することができる。さらには、溶接電流の分流の影響による第1金属溶接部44fと第1端子溶接部53との間の溶接不良を抑制することもできる。従って、図10に示すように、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部53とを確実に溶接することができる。
しかも、本実施例1では、押圧装置80の第1押圧部材81と第2押圧部材82とにより、一端側金属弧状部44bを押圧することなく、隣接金属部44d(具体的には、平坦一端部44hの一部)を押圧するので、隣接金属部44d及び一端側金属弧状部44bをなす第1金属箔11(第1活物質未塗工部13)に大きなシワ(座屈)が生じることがない。これにより、第1電極合材層12の一部が剥離するなどの不具合を防止できる。
次いで、電極体40の第2金属部46と第2集電端子部材60の第2端子溶接部63とを超音波溶接する。その後、第1集電端子部材50及び第2集電端子部材60が溶接された電極体40を、直方体形状の電池ケース本体72内に収容すると共に、蓋部材71で電池ケース本体72の開口部72dを閉塞する。次いで、蓋部材71と電池ケース本体72とを溶接した後、図示しない注液孔を通じて、電池ケース70内に電解液を注入する。その後、注液孔を封止して、電池1(図1参照)が完成する。なお、蓋部材71と電池ケース本体72とを溶接することで、両部材が一体となった電池ケース70となる。
(実施例2)
次に、実施例2にかかる電池の製造方法について説明する。
まず、実施例1と同様にして、電極体40を形成する(図5参照)。また、第1電極板10の電荷を集電する第1集電端子部材150(図11及び図12参照)を用意する。なお、第1集電端子部材150は、実施例1の第1集電端子部材50と比較して、第1端子延長部の形態が異なっている。具体的には、第1集電端子部材150では、第1集電端子部材50よりも鍔部57に近い位置(図12において左側)で、延長第1部分155b及び延長第2部分155cが屈曲している。さらに、実施例1と同様に、第2集電端子部材60(図1参照)を用意する。その後、実施例1と同様にして、蓋部材71に、第1集電端子部材150と第2集電端子部材60を固定する。
次に、抵抗溶接工程に進み、第1金属部44の第1金属溶接部44fと第1集電端子部材150の第1端子溶接部153とを抵抗溶接(具体的には、スポット溶接)する。具体的には、図11及び図12に示すように、まず、第1集電端子部材150の第1端子溶接部153を、隣接金属部44dに含まれる第1金属溶接部44fの表面上に配置する。なお、図11及び図12では、第1金属部44の一端側金属弧状部44bと隣接金属部44dとの境界、及び、隣接金属部44dと他端側金属弧状部44cとの境界を、二点鎖線で示している。また、図12、図14、及び図16では、発電部42等の図示を省略している。
次いで、図13及び図14に示すように、押圧装置180の第1押圧部材181と第2押圧部材182とで、第1金属部44の一端側金属弧状部44bを、電極体40の厚み方向(図14において上下方向)に挟んで押圧(圧縮)する。但し、一端側金属弧状部44bをなす第1金属箔11に大きなシワが生じない(座屈しない)程度に、一端側金属弧状部44bを押圧(圧縮)する。なお、第1押圧部材181と第2押圧部材182は、電気絶縁性を有する樹脂により形成されている。
その後、この状態で、実施例1と同様に、抵抗溶接機90の第1電極91と第2電極92とで、第1金属溶接部44fをなす第1金属箔11及び第1端子溶接部53を、電極体40の厚み方向(図16において上下方向)に挟んで圧接する。このとき、図16に示すように、第1集電端子部材150の第1端子延長部155と第1金属部44(具体的には、第1金属部44のうち電極体40の厚み方向について第1端子延長部155と重なる部位44j、すなわち、図16において第1金属溶接部44fより左側に位置する部位)とを、間隙G2をあけて離間させた状態にできる。先に、第1押圧部材181と第2押圧部材182とで、第1金属部44の一端側金属弧状部44bを、電極体40の厚み方向(図16において上下方向)に挟んで押圧(圧縮)しているからである。
次いで、この状態で、第1電極91と第2電極92との間に電流を流し、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部153とを抵抗溶接する。なお、本実施例2でも、第1電極91と第2電極92との間の圧接圧力を100kgf(980N)、溶接電流値を7000A、溶接電流通電時間を100msとしている。
その後、第1電極91と第2電極92を、第1端子溶接部153と第1金属溶接部44fから離間させると共に、第1押圧部材181と第2押圧部材182を、一端側金属弧状部44bから離間させて(図17参照)、抵抗溶接工程を終了する。
このように、本実施例2でも、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部153とを抵抗溶接する期間中、第1集電端子部材150の第1端子延長部155と第1金属部44とを離間させた状態としている。これにより、抵抗溶接時に、第1端子延長部155と第1金属部44との間における溶接電流の分流を防止して、スパッタの発生を防止することができる。これにより、スパッタの発生に伴う電極体40への異物の付着を防止できるので、電池内部への異物の混入を抑制することができる。さらには、溶接電流の分流の影響による第1金属溶接部44fと第1端子溶接部153との間の溶接不良を抑制することもできる。従って、図17に示すように、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部153とを確実に溶接することができる。
その後、実施例1と同様に、電極体40の第2金属部46と第2集電端子部材60の第2端子溶接部63とを超音波溶接する。その後、第1集電端子部材150及び第2集電端子部材60が溶接された電極体40を、直方体形状の電池ケース本体72内に収容すると共に、蓋部材71で電池ケース本体72の開口部72dを閉塞する。次いで、蓋部材71と電池ケース本体72とを溶接した後、図示しない注液孔を通じて、電池ケース70内に電解液を注入する。その後、注液孔を封止して、電池100(図1参照)が完成する。
(実施例3)
次に、実施例3にかかる電池の製造方法について説明する。
まず、実施例1と同様にして、電極体40を形成する(図5参照)。また、第1電極板10の電荷を集電する第1集電端子部材250(図18及び図19参照)を用意する。なお、第1集電端子部材250は、実施例1の第1集電端子部材50と比較して、第1端子延長部の形態が異なっている。具体的には、第1集電端子部材250では、第1集電端子部材50よりも第1端子延長部の幅寸法Xが小さく、第1金属部44の幅寸法Yの1/2以下となっている。さらに、実施例1と同様に、第2集電端子部材60(図1参照)を用意する。その後、実施例1と同様にして、蓋部材71に、第1集電端子部材250と第2集電端子部材60を固定する。
次に、抵抗溶接工程に進み、第1金属部44の第1金属溶接部44fと第1集電端子部材250の第1端子溶接部253とを抵抗溶接(具体的には、スポット溶接)する。具体的には、図18及び図19に示すように、まず、第1集電端子部材250の第1端子溶接部253を、隣接金属部44dに含まれる第1金属溶接部44fの表面上に配置する。なお、図18及び図19では、第1金属部44の一端側金属弧状部44bと隣接金属部44dとの境界、及び、隣接金属部44dと他端側金属弧状部44cとの境界を、二点鎖線で示している。また、図19及び図21では、発電部42等の図示を省略している。
その後、図20及び図21に示すように、抵抗溶接機90の第1電極91と第2電極92とで、第1金属溶接部44fをなす第1金属箔11及び第1端子溶接部253を、電極体40の厚み方向(図21において上下方向)に挟んで圧接する。これと同時に、押圧装置280の第1押圧部材281と第2押圧部材282とで、第1金属部44の幅方向隣接部44k(電極体40の厚み方向に見たとき、第1端子延長部255の幅方向(図20において上下方向)について第1端子延長部255に隣り合って位置する部位)の一部を、電極体40の厚み方向(図21において上下方向)に挟んで押圧する。
これにより、図21に示すように、第1端子溶接部253及び第1金属溶接部44fをなす第1金属箔11を圧接しつつも、第1集電端子部材250の第1端子延長部255と第1金属部44(具体的には、第1金属部44のうち電極体40の厚み方向について第1端子延長部255と重なる部位44m)とを、間隙G3をあけて離間させた状態にできる。なお、第1押圧部材281と第2押圧部材282は、電気絶縁性を有する樹脂により形成されている。
次いで、この状態で、第1電極91と第2電極92との間に電流を流し、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部253とを抵抗溶接する。なお、本実施例3でも、第1電極91と第2電極92との間の圧接圧力を100kgf(980N)、溶接電流値を7000A、溶接電流通電時間を100msとしている。
その後、第1電極91と第2電極92を、第1端子溶接部253と第1金属溶接部44fから離間させると共に、第1押圧部材281と第2押圧部材282を、幅方向隣接部44kから離間させて(図22参照)、抵抗溶接工程を終了する。
このように、本実施例3でも、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部253とを抵抗溶接する期間中、第1集電端子部材250の第1端子延長部255と第1金属部44とを離間させた状態としている。これにより、抵抗溶接時に、第1端子延長部255と第1金属部44との間における溶接電流の分流を防止して、スパッタの発生を防止することができる。これにより、スパッタの発生に伴う電極体40への異物の付着を防止できるので、電池内部への異物の混入を抑制することができる。さらには、溶接電流の分流の影響による第1金属溶接部44fと第1端子溶接部253との間の溶接不良を抑制することもできる。従って、図22に示すように、第1金属溶接部44fと第1端子溶接部253とを確実に溶接することができる。
その後、実施例1と同様に、電極体40の第2金属部46と第2集電端子部材60の第2端子溶接部63とを超音波溶接する。その後、第1集電端子部材250及び第2集電端子部材60が溶接された電極体40を、直方体形状の電池ケース本体72内に収容すると共に、蓋部材71で電池ケース本体72の開口部72dを閉塞する。次いで、蓋部材71と電池ケース本体72とを溶接した後、図示しない注液孔を通じて、電池ケース70内に電解液を注入する。その後、注液孔を封止して、電池200(図1参照)が完成する。
(実施例4)
次に、実施例4にかかる電池300について説明する。
電池300は、図23に示すように、実施例2で製造した電池100と比較して、電極体が異なる。具体的には、電極体40について第1金属部44の一端側金属弧状部44bを切除した、電極体340を有している。すなわち、図29に示すように、電極体340は、一端側金属弧状部44bを有することなく、隣接金属部44dと他端側金属弧状部44cとからなる第1金属部344を有している。また、第1集電端子部材150の第1端子溶接部153が、第1金属部344の一端部をなす金属一端部344nと抵抗溶接されている。すなわち、金属一端部344nを、第1金属溶接部344fとしている。
次に、本実施例4にかかる電池の製造方法について説明する。
まず、実施例2と同様にして、電極体40を形成する(図5参照)。また、実施例2と同様に、第1集電端子部材150及び第2集電端子部材60を用意する。その後、実施例2と同様にして、蓋部材71に、第1集電端子部材150と第2集電端子部材60を固定する。
次いで、切除工程に進み、図示しない切断機により、電極体40の第1金属部44のうち、一端側金属弧状部44b(図24においてハッチングで示す部位)を切除する。ここで、電極体40から一端側金属弧状部44bが切除されたものを電極体340とし、第1金属部44から一端側金属弧状部44bが切除されたものを第1金属部344とする(図25及び図26参照)。
このとき、隣接金属部44dの一端部が、第1金属部344の一端部をなす金属一端部344nとなる。この金属一端部344nの一部が、第1集電端子部材150の第1端子溶接部153に溶接される第1金属溶接部344fになる。
なお、図24は、電極体40の平面図であり、電極体40をその厚み方向に見たときの電極体40の一部を示している。
次に、抵抗溶接工程に進み、第1金属部344の第1金属溶接部344f(金属一端部344n)と第1集電端子部材150の第1端子溶接部153とを抵抗溶接(具体的には、スポット溶接)する。具体的には、図25及び図26に示すように、まず、第1集電端子部材150の第1端子溶接部153を、第1金属溶接部344f(金属一端部344n)の表面上に配置する。なお、図26及び図28では、発電部42等の図示を省略している。
その後、図27及び図28に示すように、抵抗溶接機90の第1電極91と第2電極92とで、第1金属溶接部344f(金属一端部344n)をなす第1金属箔11及び第1端子溶接部153を、電極体340の厚み方向(図28において上下方向)に挟んで圧接する。このとき、第1集電端子部材150の第1端子延長部155と第1金属部344とを離間させた状態にできる。先の切除工程において、第1金属部344の一端側金属弧状部44bを切除しているからである。
次いで、この状態で、第1電極91と第2電極92との間に電流を流し、第1金属溶接部344f(金属一端部344n)と第1端子溶接部153とを抵抗溶接する。なお、本実施例4でも、第1電極91と第2電極92との間の圧接圧力を100kgf(980N)、溶接電流値を7000A、溶接電流通電時間を100msとしている。
その後、第1電極91と第2電極92を、第1端子溶接部153と第1金属溶接部344f(金属一端部344n)から離間させて(図29参照)、抵抗溶接工程を終了する。
このように、本実施例4でも、第1金属溶接部344fと第1端子溶接部153とを抵抗溶接する期間中、第1集電端子部材150の第1端子延長部155と第1金属部344とを離間させた状態としている。これにより、抵抗溶接時に、第1端子延長部155と第1金属部344との間における溶接電流の分流を防止して、スパッタの発生を防止することができる。これにより、スパッタの発生に伴う電極体340への異物の付着を防止できるので、電池内部への異物の混入を抑制することができる。さらには、溶接電流の分流の影響による第1金属溶接部344fと第1端子溶接部153との間の溶接不良を抑制することもできる。従って、図29に示すように、第1金属溶接部344fと第1端子溶接部153とを確実に溶接することができる。
その後、実施例2と同様にして、電極体340の第2金属部46と第2集電端子部材60の第2端子溶接部63とを超音波溶接する。その後、第1集電端子部材150及び第2集電端子部材60が溶接された電極体340を、直方体形状の電池ケース本体72内に収容すると共に、蓋部材71で電池ケース本体72の開口部72dを閉塞する。次いで、蓋部材71と電池ケース本体72とを溶接した後、図示しない注液孔を通じて、電池ケース70内に電解液を注入する。その後、注液孔を封止して、電池300(図23参照)が完成する。
以上において、本発明を実施例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例1〜3にかかる電池の縦断面図である。 実施例1〜4にかかる第1電極板を示す図である。 実施例1〜4にかかる第2電極板を示す図である。 第1電極板、第2電極板、及び、セパレータを積層して、捲回する工程を説明する図である。 第1電極板、第2電極板、及び、セパレータを積層して、扁平形状に捲回した電極体の側面図である。 実施例1にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例1にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図6のB−B矢視断面図に相当する。 実施例1にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例1にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図8のC−C矢視断面図に相当する。 第1集電端子部材と抵抗溶接された第1金属部を示す図であり、図1のA−A矢視断面図に相当する。 実施例2にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例2にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図11のD−D矢視断面図に相当する。 実施例2にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例2にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図13のE−E矢視断面図に相当する。 実施例2にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例2にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図15のF−F矢視断面図に相当する。 第1集電端子部材と抵抗溶接された第1金属部を示す図であり、図1のA−A矢視断面図に相当する。 実施例3にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例3にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図18のH−H矢視断面図に相当する。 実施例3にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例3にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図20のJ−J矢視断面図に相当する。 第1集電端子部材と抵抗溶接された第1金属部を示す図であり、図1のA−A矢視断面図に相当する。 実施例4にかかる電池を示す図である。 実施例4にかかる切除工程を説明する説明図である。 実施例4にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例4にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図25のK−K矢視断面図に相当する。 実施例4にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図である。 実施例4にかかる抵抗溶接工程を説明する説明図であり、図27のL−L矢視断面図に相当する。 第1集電端子部材と抵抗溶接された第1金属部を示す図であり、図23のM−M矢視断面図に相当する。
符号の説明
1,100,200,300 電池
10 第1電極板
11 第1金属箔
12 第1電極合材層
13 第1活物質未塗工部(活物質未塗工部)
14 第1塗工部
20 第2電極板
30 セパレータ
40,340 電極体
42 発電部
42b 一端側発電弧状部
42c 他端側発電弧状部
42d 発電平坦部
44,344 第1金属部
44b 一端側金属弧状部
44c 他端側金属弧状部
44d 隣接金属部
44f,344f 第1金属溶接部
44h 平坦一端部
44k 幅方向隣接部
344n 金属一端部
50,150,250 第1集電端子部材
53,153,253 第1端子溶接部
55,155,255 第1端子延長部
55b,155b,255b 延長第1部分
55c,155c,255c 延長第2部分

Claims (8)

  1. 第1電極板、第2電極板、及びセパレータを扁平形状に捲回した電極体と、
    上記電極体に溶接された第1集電端子部材と、を備える
    電池の製造方法において、
    上記電極体は、
    上記第1電極板と上記第2電極板と上記セパレータとが重なり合う発電部、及び、
    上記発電部と隣り合い、上記第1電極板の活物質未塗工部のみが重なり合う第1金属部、を有し、
    上記発電部は、発電平坦部と、上記発電部の一端部をなす一端側発電弧状部と、上記発電部の他端部をなす他端側発電弧状部と、を有し、
    上記第1金属部は、上記発電平坦部に隣り合う平坦な隣接金属部を有し、
    上記第1集電端子部材は、
    上記第1集電端子部材の先端部をなし、上記第1金属部の表面に接触して上記第1金属部と溶接される第1端子溶接部と、
    上記第1端子溶接部から延びる第1端子延長部と、を有し、
    上記第1集電端子部材を上記電極体の厚み方向に平面視したときに、上記第1端子延長部が上記他端側発電弧状部から上記一端側発電弧状部に向かう方向に延びる向きで、上記第1端子溶接部を上記第1金属部の上記隣接金属部に含まれる第1金属溶接部上に配置し、上記第1端子溶接部及び上記第1金属溶接部を上記電極体の厚み方向に圧接すると共に、上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態で、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する抵抗溶接工程、を備える
    電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電池の製造方法であって、
    前記第1集電端子部材の前記第1端子延長部は、
    前記第1端子溶接部から屈曲して、前記第1金属部の表面から遠ざかる方向に延びる延長第1部分と、
    上記延長第1部分から屈曲して、前記他端側発電弧状部から前記一端側発電弧状部に向かう方向に延びる延長第2部分と、を有する
    電池の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池の製造方法であって、
    前記抵抗溶接工程は、
    前記第1金属部のうち前記第1金属溶接部を除いた部位の少なくとも一部を前記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と前記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、前記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする
    電池の製造方法。
  4. 請求項3に記載の電池の製造方法であって、
    前記第1集電端子部材と溶接する前の前記第1金属部は、
    前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、
    前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、
    上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなり、
    前記抵抗溶接工程は、
    上記第1集電端子部材の前記第1端子溶接部を、上記一端側金属弧状部から離間して位置する前記第1金属溶接部の表面上に配置し、
    上記隣接金属部の一端部であって、上記第1金属溶接部と上記一端側金属弧状部とに挟まれた平坦一端部の少なくとも一部を、前記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、上記第1集電端子部材の上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする
    電池の製造方法。
  5. 請求項3に記載の電池の製造方法であって、
    前記第1集電端子部材と溶接する前の前記第1金属部は、
    前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、
    前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、
    上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなり、
    前記抵抗溶接工程は、
    上記第1金属部の上記一端側金属弧状部の少なくとも一部を前記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、上記第1集電端子部材の上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする
    電池の製造方法。
  6. 請求項3に記載の電池の製造方法であって、
    前記第1集電端子部材と溶接する前の前記第1金属部は、
    前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、
    前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、
    上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなり、
    上記第1集電端子部材の前記第1端子延長部の幅寸法は、上記第1金属部の幅寸法よりも小さく、
    前記抵抗溶接工程は、
    上記第1集電端子部材の前記第1端子溶接部を、上記第1金属部の前記第1金属溶接部の表面上に配置したときに、上記第1金属部のうち、上記第1端子延長部の幅方向について上記第1端子延長部に隣り合って位置する部位を幅方向隣接部とすると、
    上記幅方向隣接部の少なくとも一部を上記電極体の厚み方向に押圧して、上記第1金属溶接部と上記第1端子溶接部とを抵抗溶接する期間中、上記第1集電端子部材の上記第1端子延長部と上記第1金属部とを離間させた状態とする
    電池の製造方法。
  7. 請求項1または請求項2に記載の電池の製造方法であって、
    前記抵抗溶接工程に先立って、
    前記一端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす一端側金属弧状部と、
    前記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、
    上記一端側金属弧状部と上記他端側金属弧状部との間に位置する平坦な前記隣接金属部と、からなる
    前記第1金属部のうち、上記一端側金属弧状部を切除する切除工程を備え、
    前記抵抗溶接工程は、
    上記隣接金属部の一端部であって、上記一端側金属弧状部を切除した後に上記第1金属部の一端部をなす金属一端部を、前記第1金属溶接部として、上記第1金属溶接部と前記第1端子溶接部とを抵抗溶接する
    電池の製造方法。
  8. 第1電極板、第2電極板、及びセパレータを扁平形状に捲回した電極体と、
    上記電極体に溶接された第1集電端子部材と、を備える
    電池であって、
    上記電極体は、
    上記第1電極板と上記第2電極板と上記セパレータとが重なり合う発電部、及び、
    上記発電部と隣り合い、上記第1電極板の活物質未塗工部のみが重なり合う第1金属部、を有し、
    上記発電部は、発電平坦部と、上記発電部の一端部をなす一端側発電弧状部と、上記発電部の他端部をなす他端側発電弧状部と、を有し、
    上記第1集電端子部材は、
    上記第1集電端子部材の先端部をなし、上記第1金属部の表面に接触して上記第1金属部と溶接された第1端子溶接部と、
    上記第1端子溶接部から延びる第1端子延長部と、を有し、
    上記第1金属部は、
    上記一端側発電弧状部と隣り合う部位を有することなく、
    上記発電平坦部と隣り合い、上記第1金属部の一端部をなす金属一端部を含む隣接金属部と、
    上記他端側発電弧状部と隣り合い、上記第1金属部の他端部をなす他端側金属弧状部と、からなり、
    上記第1集電端子部材を上記電極体の厚み方向に平面視したときに、上記第1端子延長部が上記他端側発電弧状部から上記一端側発電弧状部に向かう方向に延びる向きで、上記第1集電端子部材の上記第1端子溶接部が、上記第1金属部の上記金属一端部と抵抗溶接されてなる
    電池。
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