JP5285314B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの加工中に生じる切屑をクーラントとともに回収して切屑とクーラントとを分離する切屑処理装置を備えた工作機械に関する。
この種の工作機械として、従来、ワークの加工によって発生する切屑を混入したクーラントは、工作機械の後方までチップコンベアにより搬送され、チップコンベアの後端部に設けられた濾過機構によりクーラントを濾過して清浄なクーラントを別に設けたクーラントタンクへ送り出して貯留するようにしていた。これにより、クーラント経路や別置のクーラントタンクの配置にスペースが必要となり、工作機械の後部の作業スペースが制約される等の問題があった。
又、従来、特許文献1に開示されたものも提案されている。この工作機械はベッドの下部の左右両側の部分を脚部とし、これらの脚部の間をクーラントタンクの配置空間としてベッドの下部にクーラントタンクを後方へ延在させて取り付けている。そして、このクーラントタンク内にチップコンベアを収容し、該コンベアの後端排出口から切屑を外部に搬出するようにしている。
特開2008−23647号公報
ところが、特許文献1に開示された工作機械は、切屑処理装置を構成するクーラントタンクが大型化するので、該タンクを収容するために、ベッドの下部に中央から後端部にかけて大きな設置スペースが必要になるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、容量の大きいクーラントタンクを別途設置する必要がなく、部品点数を減少し、設置スペースも省略でき、ひいては工作機械を小型化して、作業スペースを容易に確保することができる工作機械を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、床面に据え付けられる脚部と、この脚部に立設されたコラムとにより機台を構成し、前記コラムにワークを支持するテーブルを装着するとともにワークに対し相対移動してワークの加工を行う主軸装置を装着し、ワークの加工領域の下方において前記機台の内側にワークの加工領域から落下した切屑とクーラントを回収して濾過機構により濾過する切屑処理装置を備えた工作機械において、前記脚部の内部に前記切屑処理装置で濾過された清浄なクーラントを貯留する貯留室を設け、前記脚部には前記貯留室内のクーラントをポンプにより汲み上げてワークの加工部に供給するクーラント供給装置を設け、前記脚部に貯留室の容積を調整するための調整用脚部を脱着可能に連結したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記脚部は、中空四角筒状に形成されるとともに、前記コラムの左右両側下端を支える位置にそれぞれ前後方向に指向するように配置され、両脚部の少なくとも一方の脚部の内部に前記貯留室を設けたことを要旨とする。
求項に記載の発明は、請求項1又は2において、前記脚部の左右両側上面には、前記コラムの左右両側下端縁が取り外し可能に連結されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2において、前記コラムの左右両側下端縁には、横四角筒状の支持筒がそれぞれ連結され、両支持筒には、前記脚部が貫通固定されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項において、前記切屑処理装置のケース体には、濾過機構により濾過された清浄なクーラントを導出する導出口が設けられ、前記脚部の上面には前記導出口より下方に位置するように導入口が設けられ、前記ケース体と前記脚部の上面との間に前記導出口と導入口を連通する連通パイプを連結したことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2において、前記ポンプは脚部の貯留室に対応して設けられ、該ポンプに接続されたクーラント供給配管は、前記貯留室の内部及びコラムの内部に形成された空洞部を経由してワークの加工部に対応する噴射ノズルに接続されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2において、前記主軸装置、該主軸装置に装着される工具ホルダ及び工具の中心部には、クーラント供給通路が形成され、前記脚部には貯留室内のクーラントを、前記クーラント供給通路に供給するためのポンプが設けられ、該ポンプに接続されたクーラント供給配管は、前記貯留室及びコラムの空洞部を経由して前記クーラント供給通路に接続されていることを要旨とする。
本発明によれば、ワークの加工領域の直下に、切屑処理装置が配設され、脚部の内部にクーラントの貯留室が形成されているので、別途専用のクーラントタンクを配設する構造と比較して、クーラントの流動経路やクーラントの貯留室の占有スペースを低減し、工作機械全体の小型化を図ることができる。従来の工作機械のベッドには、クーラントタンクが配設されるので、設計上の制約があったが、本発明では、設計上の制約を緩和することができるので、脚部、機台及び切屑処理装置のそれぞれの高剛性化を図り、それらのレイアウトを最適化することができる。また、脚部に調整用脚部を取り外し可能に装着したので、貯留室の容積を増大することもでき、大量にクーラントを必要とする工作機械のクーラントタンクとして好ましいものとなる。
以下、本発明を具体化した工作機械の一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、この工作機械の機台11は、概略的に見て、床面に据え付けられる脚部12と、コラム13とによって構成されている。前記コラム13の前面にはワーク支持機構14が装着され、コラム13の上部には加工ユニット15が装着されている。前記脚部12の前半部にはワークの加工中に生じる切屑を加工部に供給されるクーラントとともに回収して切屑とクーラントとを分離するための切屑処理装置16が装着されている。
そこで、上記機台11の脚部12、コラム13、ワーク支持機構14、加工ユニット15及び切屑処理装置16について順次説明する。
図2に示すように、前記脚部12は、それ自体がクーラントタンク21を構成するものであり、該クーラントタンク21は、横四角筒状の角パイプにより平面視でU字状に形成され、その下面には高さ調節可能に構成された支持具22が複数(この実施形態では3)箇所に設けられている。前記クーラントタンク21の左右両側上面には次に述べるコラム13の装着用のボルト23が複数箇所に立設されている。
図3に示すように、前記コラム13は四角筒状の角パイプよりなる左右一対の支持筒部24,25と、両支持筒部24,25の上端部間及び中間高さ位置にそれぞれ水平に架橋された上部連結筒部26及び下部連結筒部27とにより構成されている。前記支持筒部24,25の下端部にはフランジ24a,25aが形成され、両フランジ24a,25aに形成されたボルト挿通孔24b,25bに前記クーラントタンク21側に設けられたボルト23を挿入しナット28によってクーラントタンク21と支持筒部24,25を連結するようにしている。
図3に示すように、両支持筒部24,25の前面には前記下部連結筒部27とほぼ同じ高さに位置するように左右一対の支持アーム29が前方に指向するように片持ち固定されている。両支持アーム29の上面には軸受30を介して回転軸31が支持され、両回転軸31に旋回テーブル32が装着されている。そして、図示しないモータにより回転軸31が回転されると、旋回テーブル32が水平軸線の周りで旋回されるようになっている。
次に、前記加工ユニット15について説明すると、上部連結筒部26、下部連結筒部27には図示しないX軸移動機構を介してX軸サドル35がX軸(左右)方向の往復移動可能に装着されている。このX軸サドル35には同じく図示しないY軸移動機構を介してY軸サドル36がY軸(上下)方向の往復移動可能に装着されている。Y軸サドル36には図示しないZ軸移動機構を介してZ軸サドル37がZ軸方向の往復移動可能に装着されている。このZ軸サドル37には主軸装置38が装着され、該主軸装置38に設けられた主軸39には工具ホルダ40を介して工具Tが装着され、この工具Tによって旋回テーブル32の上面に支持されたワークが加工されるようになっている。
次に、図1〜図3に基づいて、前記主軸装置38に装着された工具Tにより前記旋回テーブル32に支持されたワークが加工されているときに、工具Tの冷却と加工部の潤滑を行うためのクーラントを供給するクーラント供給装置について説明する。
図2に示すように、前記クーラントタンク21の内部には清浄なクーラントを貯留するための貯留室41が全域にわたって形成されている。前記クーラントタンク21の一端部には前記貯留室41の内部に位置するようにポンプ42が収容され、クーラントタンク21の上面に固着したモータ43によって駆動されるようになっている。前記ポンプ42の吐出口には汲み上げたクーラントを前記ワークの加工部に導くためのクーラント供給配管44の一端部が接続されている。このクーラント供給配管44は前記貯留室41を経由してクーラントタンク21の上面に形成された導出孔21aから外部に導出されている。この導出されたクーラント供給配管44は図3示すように、前記支持筒部24の内部に上方向に向けて配管された後、上部連結筒部26の内部に配管され、該配管44の先端は前記上部連結筒部26の前面左右両側より突設されたシャワー用パイプ45に接続され、シャワー用パイプ45には、複数の噴射ノズル45aがワークの加工部に向かって取り付けられている。
次に、図1及び図4〜図6に基づいて前記切屑処理装置16について説明する。
図1に示すように、前記クーラントタンク21の上面には切屑処理装置16を構成する四角箱状のケース体51が前記旋回テーブル32(加工領域)の直下に位置するように装着されている。このケース体51には図4に示すようにワークの加工中に生じる切屑をクーラントとともに回収して切屑とクーラントを分離するための濾過室51aが形成されている。図5に示すように前記ケース体51の左右両側板51b,51cの内側面には支持リング52が互いに対向するように取り付けられ、両支持リング52には図示しないベアリングを介して被動プーリ53が回転可能に支持されている。図6に示すように、前記ケース体51の上部には回転軸54が図示しないモータによって回転可能に支持され、この回転軸54には前記被動プーリ53と対応するように駆動プーリ55が嵌合固定されている。前記両駆動プーリ55及び両被動プーリ53にはベルト56が掛装され、両ベルト56には切屑を排出するための多数本のスクレーパ57が架橋されている。前記ケース体51の下半部には前記スクレーパ57の周回軌跡に沿うように半円弧状の案内部51dが形成されている。前記回転軸54及び駆動プーリ55と対応するように、前記ケース体51の上部前側には切屑の排出口58が形成されている。
従って、図6において、前記回転軸54及び駆動プーリ55が図示しないモータによって、時計回り方向に周回されると、スクレーパ57によって切屑が案内部51dに案内され排出口58に移動されて外部に排出される。
図5及び図6に示すように前記ケース体51の中心部には該ケース体51の濾過室51aに貯留されたクーラントに含まれる切屑を濾過して分離するドラムフィルタ59が収容されている。このドラムフィルタ59の内部には濾過されたクーラントを外部に導く通路60が形成され、その通路60の一端部は前記側板51bに形成された導出口51eから外部に導出されるようになっている。図1及び図5に示すように前記側板51bの導出口51eと対応するように前記クーラントタンク21の上面にはクーラントを該タンク21内の貯留室41に導くための導入口21bが形成されている。前記側板51bの外側面と前記下部連結筒部27の上面との間には、前記ケース体51と導入口21bを連通する四角筒状の連通パイプ61が接続されている。そして、前記ドラムフィルタ59によって濾過され、通路60に進入した清浄なクーラントを導出口51e、連通パイプ61及び導入口21bを通してクーラントタンク21内の貯留室41に導くようになっている。
次に、前記のように構成された工作機械の動作について説明する。
図1に示す工作機械のワーク支持機構14の旋回テーブル32の上面に図示しないクランプ機構を介してワークを支持する。この状態で加工ユニット15を構成する主軸装置38を図示しない3軸移動機構を作動させて3軸方向にそれぞれ移動するとともに、主軸39により工具ホルダ40及び工具Tを回転させて、ワークの加工作業を行う。
一方、前記モータ43によってポンプ42を作動させることにより、クーラントタンク21の貯留室41内に貯留された清浄なクーラントをクーラント供給配管44を介して噴射ノズル45aから加工中のワークに供給する。ワークの加工中に生じる切屑はクーラントとともに切屑処理装置16の濾過室51a内に回収される。そして、切屑は図6に示すベルト56及びスクレーパ57の周回動作によって濾過室51aの内部から排出口58に移動されて外部に排出される。濾過室51aに貯留された切屑を含むクーラントは、ドラムフィルタ59を透過して通路60に進入する過程で濾過されて清浄なクーラントとなり、通路60から導出口51eを介して連通パイプ61内に導かれ、クーラントタンク21の導入口21bより貯留室41に貯留され、ワークの加工部の潤滑と冷却に再利用される。
次に前記のように構成された工作機械の効果について説明する。
(1)上記実施形態では、ワークの加工領域の直下に、切屑処理装置16が配設され、機台11を構成する脚部12をクーラントタンク21として、該タンク21の内部に清浄なクーラントの貯留室41を形成した。このため、専用のクーラントタンクを別途配設する構造と比較して、クーラントの流動経路やクーラントの貯留室の占有スペースを低減して、設置スペースを低減し、工作機械全体の小型化を図ることができる。又、部品点数を低減して、製造及び組付作業を容易に行うことができ、コストを低減することができる。さらに、クーラントタンク21の設計上の制約を緩和することができるので、脚部、機台及び切屑処理装置のそれぞれの高剛性化を図り、それらのレイアウトを最適化することができる。
(2)上記実施形態では、前記切屑処理装置16のケース体51の濾過室51aの位置を、前記クーラントタンク21よりも上方に設定し、濾過室51aからオーバーフローした清浄なクーラントを連通パイプ61を介してクーラントタンク21の貯留室41の内部に導くようにした。このため、濾過室51a内の清浄なクーラントをクーラントタンク21の貯留室41内に移動するためのポンプが不要となり、部品点数を低減して、製造及び組付作業を容易に行うことができ、コストを低減することができる。
(3)上記実施形態では、ポンプ42によって汲み上げられた清浄なクーラントをクーラント供給配管44を介して噴射ノズル45aからワークに供給するように構成するとともに、前記クーラント供給配管44をクーラントタンク21の貯留室41内及びコラム13を構成する支持筒部24及び上部連結筒部26の空洞部を経由して噴射ノズル45aに導くようにしたので、前記クーラント供給配管44が外部に露出するのをなくして、外観を向上することができる。
(4)上記実施形態では、クーラントタンク21の上面に対し、コラム13の支持筒部24,25の下端部を取り外し可能に連結したので、前記クーラント供給配管44の貯留室41、支持筒部24及び上部連結筒部26の空洞部への引き回し作業を容易に行うことができる。
(5)上記実施形態では、前記クーラントタンク21の前半部上面に、切屑処理装置16のケース体51を、ワークの加工領域の直下に配設し、ケース体51の側板51bに形成された導出口51eと、クーラントタンク21に形成された導入口21bを連通パイプ61によって連通するようにした。このため、前記機台11に対し、切屑処理装置16をコンパクトに組み込むことができ、この点からも工作機械の小型化を図ることができる。
次に、この発明の別の実施形態を図7〜図10に基づいて順次説明する。
なお、前記実施形態と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付して説明を省略あるいは簡略化する。
図7に示す実施形態は、横四角筒状をなす左右一対の脚部12の上面に対し、コラム13の支持筒部24,25の下端開口縁を溶接により連結している。又、両脚部12の前端部間及び後端部間には、補強用の連結プレート71が溶接により連結されている。前側の連結プレート71の下面及び前記脚部12の後端寄り下面には、支持具22が連結されている。前記クーラントタンク21は、直線状の横四角筒状に形成され、左側に位置する脚部12の後端開口部から挿入され、前記導入口21bが脚部12に形成された開口部12aと対応する位置で脚部12に対しクーラントタンク21が図示しないボルト等によって連結固定されるようになっている。右側に位置する脚部12の後端開口部には、制御ボックス72を支持した横四角筒状をなす支持筒体73の前端部に設けた小径の接続筒部73aが挿入され、図示しないボルト等によって連結固定されるようになっている。
この実施形態においては、両脚部12とコラム13が一体的に構成され、脚部12の下面及び連結プレート71の下面に支持具22が3箇所に設けられているので、前記クーラントタンク21及び支持筒体73を取り外した状態においても、脚部12及びコラム13をそのままの姿勢に保持することができる。
図8に示す実施形態は、横四角筒体により平面視コ字状に形成された第1脚部74と、第2脚部としてのクーラントタンク21と、四角筒体よりなる直線状の第3脚部75とによって脚部12が構成されるようにしている。前記クーラントタンク21の先端部には、小径の接続筒部21cが一体的に形成され、接続筒部21cの上面には、前記導入口21bが形成されている。そして、前記第1脚部74の左側の開口部から前記クーラントタンク21の接続筒部21cを挿入し、前記導入口21bを前記第1脚部74に形成された開口74aと対応させた状態で、クーラントタンク21と第1脚部74を図示しないボルト等によって連結するようになっている。一方、前記第3脚部75の前端部には、前記第1脚部74の右側の開口部に挿入される接続筒部75aが形成されている。そして、前記第1脚部74の開口部に第3脚部75の接続筒部75aを挿入して、図示しないボルト等によって連結するようになっている。
この実施形態においては、第1脚部74に対し容積の異なるクーラントタンク21を交換して脱着することにより、クーラントタンク21に貯留されるクーラントの量を変えることが容易となる。又、脚部12を3つのピースに分割することができるので、収容及び運搬作業を容易に行うことができる。
図9に示す実施形態は、前記クーラントタンク21の後端の開口端縁にフランジ部21dを形成するとともに、容積の調整用脚部としてのクーラントタンク76の開口部に形成されたフランジ部76aを、前記フランジ部21dに接合して、ボルト77及びナット孔78によって取り外し可能に連結している。又、前記クーラントタンク76には中圧クーラント供給装置を構成するモータ79を有するポンプ80が収容され、ポンプ80の吐出口にはクーラント供給配管81が接続されている。このクーラント供給配管81の先端部は、前記主軸装置38、主軸39、工具ホルダ40及び工具Tの中心部に設けたクーラント供給通路82に接続され、工具Tの先端部からクーラントをワークの加工部に供給するようになっている。
この実施形態においては、クーラントタンク21に対しクーラントタンク76を取り外し可能に装着したので、クーラントタンク21の貯留室41の容積を増大することもでき、大量にクーラントを必要とする工作機械のクーラントタンクとして好ましいものとなる。
図10に示す実施形態は、前記コラム13を構成する支持筒部24,25の下端部に四角筒状の脚部12を一体的に連結し、この脚部12に対し平面視でU字状のクーラントタンク83を前方から取り外し可能に挿入固定することができるように構成されている。
上記実施形態では、容積の異なるクーラントタンク83を交換することによって、クーラントの貯留容積を容易に変更することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図11に示すように、クーラントタンク21の下面に支持軸84を介して、キャスタ85を取り付けるとともに、前記脚部12の下面に前記支持軸84を案内移動させるための直線状のスリット12bを形成しても良い。
・図12に示すように、前記第1脚部74の後端開口部に挿入される第3脚部75の先端部に四角環状の鍔86を形成して、第1脚部74に対する第3脚部75の挿入量を設定するようにしてもよい。
・図13に示すように、第1脚部74に対する第3脚部75の連結手段として、連結板87及び連結ボルト88を用いてもよい。
・図14に示すように、前記第3脚部75の接続筒部75aの上面にネジ孔75bを複数箇所に設け、前記第1脚部74の上面に対し複数本のボルト91を貫通する孔74bを形成し、第1脚部74の開口部に第3脚部75の接続筒部75aが挿入された状態で、前記ボルト91をネジ孔75bに螺合することにより、第1脚部74と第3脚部75を連結するようにしてもよい。
・図15に示すように、第3脚部75の接続筒部75aの上面にスリット75cを上下方向に貫通形成し、前記第1脚部74の上面にスリット74cを形成し、前記第1脚部74の開口部に第3脚部75の接続筒部75aが挿入された状態で、上下方向に関して対応されたスリット74c及びスリット75cに対し、ロックプレート92を挿入し、第1脚部74と第3脚部75を連結するようにしてもよい。
・図16に示すように、前記第3脚部75の接続筒部75aに前記スリット75cを3箇所に形成するとともに、前記第1脚部74の上面及び左右両側面に対し前記スリット74cを延長形成し、前記第1脚部74の開口部に第3脚部75の接続筒部75aが挿入された状態で、ロックプレート92に設けられた3つの係止爪93を前記スリット75c及びスリット74cに挿入係止するようにしてもよい。
・図17及び図18に示すように、前記第3脚部75の接続筒部75aの上面に形成されたスリット75cに対し、係止爪94を上方へ出没可能に装着し、板バネ95によって常には、前記係止爪94を上方へ付勢するようにしてもよい。そして、前記第1脚部74に第3脚部75の接続筒部75aが挿入される際に、前記係止爪94が板バネ95の勢力に抗して、一時的に没入されて、第1脚部74のスリット74cに前記係止爪94が挿入係止されるようにしてもよい。第1脚部74から第3脚部75を分離する場合には、例えばドライバ等により前記係止爪94を板バネ95の弾性力に抗して下方に押し込み、係止爪94の係止状態を解除する。
・切屑処理装置16の前記ベルト56に装着されたスクレーパ57を金網により形成してもよい。
・図示しないが、図1に示す実施形態において、前記クーラントタンク21の上面に対し、コラム13の支持筒部24,25の下端開口部を溶接により連結固定するようにしてもよい。
・前記支持アーム29、軸受30、回転軸31及び旋回テーブル32を省略し、前記下部連結筒部27に対しワークの支持テーブルを固定的に取り付けるようにした工作機械に具体化してもよい。
・前記切屑処理装置16の構成を、例えば従来周知のチップコンベアに変更してもよい。
・前記支持筒部24、上部連結筒部26の内部のクーラント供給配管44に連続するように、さらに、複数のシャワー用パイプ45を設けて、多方向からワーク加工部へ向けてクーラントを供給するようにしてもよい。
・前記加工ユニット15の構成を、例えば、前後方向にのみ前記主軸装置38が往復移動されるタイプの工作機械に具体化してもよい。
・前記主軸39の方向を垂直とした立体形工作機械に具体化してもよい。
この発明の工作機械を具体化した1実施形態を示す斜視図。 機台を構成する脚部の一部破断斜視図。 機台を構成するコラム及びワークを支持機構を示す斜視図。 切屑処理装置の斜視図。 切屑処理装置の中央部縦断面図。 切屑処理装置の横断面図。 この発明の別の実施形態を示す脚部、クーラントタンク及び制御ボックスの分離斜視図。 この発明の別の実施形態を示すクーラントタンク及び脚部の分離斜視図。 この発明の別の実施形態を示すクーラントタンクの縦断面図。 この発明の別の実施形態を示すクーラントタンクの斜視図。 この発明の別の実施形態を示すクーラントタンクの斜視図。 この発明の別の実施形態の第1脚部と第3脚部の連結構造を説明する斜視図。 この発明の別の実施形態の第1脚部と第3脚部の連結構造を説明する斜視図。 この発明の別の実施形態の第1脚部と第3脚部の連結構造を説明する斜視図。 この発明の別の実施形態の第1脚部と第3脚部の連結構造を説明する斜視図。 この発明の別の実施形態の第1脚部と第3脚部の連結構造を説明する斜視図。 この発明の別の実施形態の第1脚部と第3脚部の連結構造を説明する斜視図。 図17に示す第1脚部と第3脚部の連結構造の部分縦断面図。
符号の説明
T…工具、11…機台、12…脚部、13…コラム、16…切屑処理装置、21b…導入口、38…主軸装置、40…工具ホルダ、41…貯留室、42,80…ポンプ、44,81…クーラント供給配管、45a…噴射ノズル、51…ケース体、51e…導出口、61…連通パイプ、82…クーラント供給通路。

Claims (7)

  1. 床面に据え付けられる脚部と、この脚部に立設されたコラムとにより機台を構成し、前記コラムにワークを支持するテーブルを装着するとともにワークに対し相対移動してワークの加工を行う主軸装置を装着し、ワークの加工領域の下方において前記機台の内側にワークの加工領域から落下した切屑とクーラントを回収して濾過機構により濾過する切屑処理装置を備えた工作機械において、
    前記脚部の内部に前記切屑処理装置で濾過された清浄なクーラントを貯留する貯留室を設け、前記脚部には前記貯留室内のクーラントをポンプにより汲み上げてワークの加工部に供給するクーラント供給装置を設け、前記脚部に貯留室の容積を調整するための調整用脚部を脱着可能に連結したことを特徴とする工作機械。
  2. 請求項1において、前記脚部は、中空四角筒状に形成されるとともに、前記コラムの左右両側下端を支える位置にそれぞれ前後方向に指向するように配置され、両脚部の少なくとも一方の脚部の内部に前記貯留室を設けたことを特徴とする工作機械。
  3. 請求項1又は2において、前記脚部の左右両側上面には、前記コラムの左右両側下端縁が取り外し可能に連結されていることを特徴とする工作機械。
  4. 請求項1又は2において、前記コラムの左右両側下端縁には、横四角筒状の支持筒がそれぞれ連結され、両支持筒には、前記脚部が貫通固定されていることを特徴とする工作機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記切屑処理装置のケース体には、濾過機構により濾過された清浄なクーラントを導出する導出口が設けられ、前記脚部の上面には前記導出口より下方に位置するように導入口が設けられ、前記ケース体と前記脚部の上面との間に前記導出口と導入口を連通する連通パイプを連結したことを特徴とする工作機械。
  6. 請求項1又は2において、前記ポンプは脚部の貯留室に対応して設けられ、該ポンプに接続されたクーラント供給配管は、前記貯留室の内部及びコラムの内部に形成された空洞部を経由してワークの加工部に対応する噴射ノズルに接続されていることを特徴とする工作機械。
  7. 請求項1又は2において、前記主軸装置、該主軸装置に装着される工具ホルダ及び工具の中心部には、クーラント供給通路が形成され、前記脚部には貯留室内のクーラントを、前記クーラント供給通路に供給するためのポンプが設けられ、該ポンプに接続されたクーラント供給配管は、前記貯留室及びコラムの空洞部を経由して前記クーラント供給通路に接続されていることを特徴とする工作機械。
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