JP5285300B2 - 光学部材 - Google Patents

光学部材 Download PDF

Info

Publication number
JP5285300B2
JP5285300B2 JP2008043418A JP2008043418A JP5285300B2 JP 5285300 B2 JP5285300 B2 JP 5285300B2 JP 2008043418 A JP2008043418 A JP 2008043418A JP 2008043418 A JP2008043418 A JP 2008043418A JP 5285300 B2 JP5285300 B2 JP 5285300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
refractive index
sio
index layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008043418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009199022A (ja
Inventor
直美 小川
剛史 三石
幸弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2008043418A priority Critical patent/JP5285300B2/ja
Publication of JP2009199022A publication Critical patent/JP2009199022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5285300B2 publication Critical patent/JP5285300B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は、反射防止膜を有する光学部材に関する。さらに詳しくは、視感反射率が小さく、視感透過率が高いという優れた反射防止膜を有するだけでなく、プラスチック基材上における、耐スクラッチ性(耐摩耗性)に優れた良好な反射防止膜を有する光学部材、特に眼鏡用プラスチックレンズに関する。
従来から、プラスチック基材に、無機物質を蒸着してなる反射防止膜を設けた光学部材が知られている。かかる光学部材は優れた反射防止性、耐スクラッチ性を有している。しかしながら、このような反射防止膜を有する光学部材は、耐衝撃性及び耐熱性が十分ではない。その課題を解決する方法として、例えば、プラスチック基材と反射防止膜との間に有機化合物よりなるプライマー層を施すことが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このプライマー層は、プライマー液をプラスチック基材に塗布し、その後、加熱して硬化させて、反射防止膜を蒸着により形成させるため、プライマー層の膜厚が、均一にならないことがあった。
また、視感反射率が小さく、視感透過率が高いという優れた反射防止膜を有するだけでなく、プラスチック基材上における、耐衝撃性、密着性、耐熱性、耐スクラッチ性及び耐アルカリ性に優れた良好な光学部材として、プラスチック基材と、真空蒸着法で形成された反射防止膜とを有する光学部材の少なくとも1層の反射防止膜中に、無機物質及び有機物質よりなるハイブリッド層を有する反射防止膜を有する光学部材が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、さらなる耐スクラッチ性の改善された光学部材が求められている。
特開昭63−141001号公報 特開2003−202407号公報
本発明はかかる状況下でなされたもので、視感反射率が小さく、視感透過率が高いという優れた反射防止膜を有するだけでなく、光学部材のSiO2とAl23によりなる成膜原料を用いた層から構成された低屈折率層の薄膜において、膜密度を向上させ、耐スクラッチ性の改善された光学部材を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、反射防止膜の構成層の少なくとも1層にSiO2とAl23とからなる成膜原料を用いた層を具備し、ナノインデンテーション測定法((株)エリオニクス、超微小押し込み硬さ試験機、ENT−2100使用)での測定において、特定の物性を有する低屈折率層を設けることにより、耐スクラッチ性が改善された反射防止膜を有する光学部材が得られることを見出し、この知見により、本発明を完成した。
すなわち、本発明の光学部材は、プラスチック基材と、真空蒸着法で形成された反射防止膜とを有する光学部材であって、この反射防止膜の少なくとも1層に、SiO2とAl23とからなる、成膜原料を用いた層を具備し、その層がナノインデンテーション測定法での測定において、押し込み荷重0.98mNのときの押し込み深さが70〜95nmである、低屈折率層を有することを特徴とする。
本発明によれば、視感反射率が小さく、視感透過率が高いという優れた反射防止膜を有するだけでなく、光学部材のSiO2とAl23からなる成膜原料を用いた低屈折率層を具備する反射防止膜の、膜密度を向上させ、耐スクラッチ性の改善された光学部材を提供することができる。
以下、詳細に本発明について説明する。
本発明の光学部材は、真空蒸着法によって形成される反射防止膜中に、SiO2とAl23とからなる、成膜原料を用いた層を有し、その層はナノインデンテーション測定法での測定において、押し込み荷重0.98mNのときの押し込み深さが70〜95nmである低屈折率層であり、該層を形成することで、反射防止膜の膜内応力低減を図ることが可能となり、耐衝撃性を損なうことなく、さらに、耐スクラッチ性が向上した反射防止膜を有する光学部材を提供することができる。
さらに、本発明では、イオンアシスト法における出力を高くすることにより、SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いた膜密度の高い層が形成され、さらに耐スクラッチ性の高い薄膜となる。また、プライマー液を大気中にて、塗布、加熱してなるプライマー層を設ける必要がないので、硬化を行う時間を必要とせず、異物の混入を防ぎ、さらに、反射防止膜の膜厚をより正確に制御することもできる。
前記低屈折率層は、反射防止膜中の任意の層に形成できるが、反射率特性、上述した物性、特に、耐スクラッチ性を改善するために、反射防止膜の少なくとも最外層、すなわちプラスチック基材側から最も遠い層に形成されるのが特に好ましい。また、前記反射防止膜は、複数の層から形成されることが好ましく、前記低屈折率層は、良好な膜強度及び密着性を得るためイオンアシスト法で形成されていることが好ましい。
イオンアシスト法において、出力に関し好ましい範囲は、特に、良好な低屈折率層を得る観点から、特許文献2に記載の加速電圧50〜150V、加速電流30〜100mAに比べて高く、加速電圧は250V〜450V、加速電流160〜220mAである。前記イオンアシスト法を実施する際に使用されるイオン化ガスは、アルゴンと酸素との混合ガスを用いるのが好ましく、該アルゴン/酸素の混合比(分圧比)は90/10〜25/75程度が好ましい。特に好ましくは、75/25〜40/60である。
ここで、本発明の反射防止膜はプラスチック基材層上に直接形成してもよく、また、ニッケル(Ni)、銀(Ag),白金(Pt)、ニオブ(Nb)及びチタニウム(Ti)などの下地層を介して形成してもよい。
下地層を介して形成する場合には、プラスチック基材と下地層との密着性確保及び蒸着物質の初期膜形成状態の均一化を図るために、下地層を形成する前にイオン銃前処理を行ってもよい。イオン銃前処理におけるイオン化ガスは、酸素、アルゴン(Ar)などを用いることができ、出力で好ましい範囲は、特に良好な密着性、耐スクラッチ性を得る観点から、加速電圧が50〜200V、加速電流が50〜150mAである。
低屈折率層に用いられるSiO2とAl23の混合比率は、SiO2に対してAl23が1〜10質量%が好ましく、より好ましくは3〜5質量%である。Al23をこの範囲で混合することによりSiO2の成膜中に発生する圧縮応力を抑えることが可能となり、かつ、イオンアシスト法によって成膜することで膜密度の高いSiO2を主成分とする膜が形成され、耐スクラッチ性が高められた薄膜とすることができる。
本発明の反射防止膜の低屈折率層以外の膜構成層に関しては、必要に応じて、物理的蒸着法(PVD法)、化学的蒸着法(CVD法)、スパッタリング法、イオンプレーティング法、プラズマCVD法等で形成することもできる。これらの層は特に限定されないが、良好な反射防止効果等の物性を得るため、低屈折率層として、SiO2層、SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いた層、SiO2とAl23との混合層、高屈折率層として、Nb25層、Ta25層、ZrO2層、ITO層、TiN層及びTiO2層の中から選ばれる少なくとも1種類の層を有することが好ましい。
イオンアシスト法を実施する際に使用されるイオン化ガスは、前記したように、成膜中の反応性の点からアルゴンと酸素との混合ガスを用いるのが好ましい。アルゴンガスのみでも成膜自体は可能であるがSiO2膜が酸欠状態(SiO(2-n))になりやすく、結果的に膜が茶色に着色してしまう。この不足する酸素を補うために酸素ガスを併用することでこの問題は解決される。
本発明のイオンアシスト法において、出力に関しては、加速電圧は250V〜450V、加速電流160〜220mAが好ましい。かかるイオンアシスト出力にてイオンアシストすることにより、ナノインデンテーション測定法での測定において、押し込み荷重0.98mNのときの押し込み深さが70〜95nm、好ましくは70〜90nmである低屈折率層を形成することができる。
このとき、該出力を上げすぎるとSiO2やAl23が、例えば高屈折率層の内部に入ってしまい、アバタ等の光学的欠陥が生じ、また、出力が足りないと耐スクラッチ性等眼鏡に必要な膜硬度が確保できないといった弊害が生じる。
本発明におけるプラスチック基材上に形成される反射防止膜の構成としては、例えば以下のようなものが好ましい。
例1
第1層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 10〜180nm)、
第2層:Nb25からなる高屈折率層(層厚 1〜25nm)、
第3層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚10〜500nm)、
第4層:Nb25からなる高屈折率層(層厚 10〜55nm)、
第5層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚 10〜50nm)、
第6層:Nb25からなる高屈折率層(層厚 10〜120nm)、
第7層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 70〜100nm)。
上記層厚範囲は、プラスチック基材上に反射防止膜を有した光学部材の耐衝撃性、密着性、耐熱性及び耐スクラッチ性において好ましい範囲である。
ここで、第1層がプラスチック基材側である。
例2
第1層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 10〜180nm)、
第2層:Ta25からなる高屈折率層(層厚 1〜25nm)、
第3層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚10〜500nm)、
第4層:Ta25からなる高屈折率層(層厚 10〜55nm)、
第5層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚 10〜50nm)、
第6層:Ta25からなる高屈折率層(層厚 10〜120nm)、
第7層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 70〜100nm)。
上記層厚範囲は、プラスチック基材上に反射防止膜を有した光学部材の耐衝撃性、密着性、耐熱性及び耐スクラッチ性において好ましい範囲である。
ここで、第1層がプラスチック基材側である。
また、以下のような反射防止膜の構成も好ましい。
例3
下地層:Nb層(層厚 1〜5nm)、
第1層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 10〜180nm)、
第2層:Nb25からなる高屈折率層(層厚1〜25nm)、
第3層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚10〜500nm)、
第4層:Nb25からなる高屈折率層(層厚 10〜55nm)、
第5層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚 10〜50nm)、
第6層:Nb25からなる高屈折率層(層厚 10〜120nm)、
第7層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 70〜100nm)。
ここで、第1層がプラスチック基材側である。
例4
下地層:Nb層(層厚 1〜5nm)、
第1層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 10〜180nm)、
第2層:Ta25からなる高屈折率層(層厚 1〜25nm)、
第3層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚10〜500nm)、
第4層:Ta25からなる高屈折率層(層厚 10〜55nm)、
第5層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる通常の低屈折率層(層 厚 10〜50nm)、
第6層:Ta25からなる高屈折率層(層厚 10〜120nm)、
第7層:SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる本発明に係る低屈折率 層(層厚 70〜100nm)。
ここで、第1層がプラスチック基材側である。
上記層厚範囲は、プラスチック基材上に反射防止膜を有した光学部材の耐衝撃性、密着性、耐熱性及び耐スクラッチ性において好ましい範囲である。上記本発明に係るSiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる低屈折率層の好ましい屈折率の範囲は、良好な反射防止性を得る観点から1.47〜1.55である。
本発明で使用するプラスチック基材の材質は、特に限定されず、例えば、メチルメタクリレ−ト単独重合体、メチルメタクリレ−トと1種以上の他のモノマ−との共重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート単独重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ−トと1種以上の他のモノマ−との共重合体、イオウ含有共重合体、ハロゲン共重合体、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、不飽和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、ポリチオウレタン、エピスルフィド化合物などが挙げられる。
本発明の光学部材は、前記プラスチック基材と前記下地層との間に、硬化被膜を有しても良い。硬化被膜としては、通常、金属酸化物コロイド粒子と下記一般式
(R1a(R2)bSi(OR34-(a+b)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜8のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数1〜8のアシル基、ハロゲン原子、グリシドキシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、メタクリロキシ基及びシアノ基の中から選ばれる有機基を示し、R3は炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8アシル基及び炭素数6〜10のアリール基の中から選ばれる有機基を示し、a及びbは、それぞれ独立に0又は1の整数である)で表される有機ケイ素化合物とからなる組成物が使用される。
前記金属酸化物コロイド粒子としては、例えば、酸化タングステン(WO3)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化チタニウム(TiO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化スズ(SnO2)、酸化ベリリウム(BeO)又は酸化アンチモン(Sb25)等が挙げられ、単独又は2種以上を併用することができる。
前記一般式で示される有機ケイ素化合物としては、例えば、メチルシリケート、エチルシリケート、n−プロピルシリケート、i−プロピルシリケート、n−ブチルシリケート、sec−ブチルシリケート、t−ブチルシリケート、テトラアセトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリアミロキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、メチルトリベンジルオキシシラン、メチルトリフェネチルオキシシラン、グリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリフェノキシシラン、α−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリブトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリフェノキシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメトキシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジメトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジエトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリアセトキシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、β−シアノエチルトリエトキシシラン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ジメチルジアセトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン等が挙げられる。
前記硬化被膜を作るコ−ティング組成物は、従来知られている方法で調製される。所望により、硬化触媒、塗布時における濡れ性を向上させ硬化被膜の平滑性を向上させる目的で各種の有機溶剤や界面活性剤を含有させることもできる。さらに、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、老化防止剤等もコーティング組成物及び硬化被膜の所望の物性が得られる限り添加することができる。
コ−ティング組成物の硬化は、熱風乾燥または活性エネルギー線照射によって行い、硬化条件としては、70〜200℃の熱風中にて行うのが良く、特に好ましくは90〜150℃である。なお活性エネルギー線としては遠赤外線等があり、熱による損傷を低く抑えることができる。また、コ−ティング組成物よりなる硬化膜を基材上に形成する方法としては、上述したコ−ティング組成物を基材に塗布する方法が挙げられる。塗布手段としてはディッピング法、スピンコーティング法、スプレー法等の通常行われる方法が適用できるが、面精度の面からディッピング法、スピンコーティング法が特に好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において得られた光学部材の物性評価は以下のようにして行った。
(1)耐スクラッチ性
プラスチックレンズの表面にスチールウールにて19.6N/cm2、29.4N/cm2の荷重をかけ、10ストローク擦り、表面状態により以下の基準で評価した。この試験を3回行なった。
○:殆ど傷なし、
×:傷あり
得点:荷重19.6N/cm2で○のときを2点、29.4N/cm2、で○のときを3点、とし、その合計点で示した。
(2)ナノインデンテーション測定法による押し込み深さの測定
ガラス板に、光学部材のSiO2とAl23からなる成膜原料を用いてなる低屈折率層の単層薄膜を200nmの厚みで形成し、ナノインデンテーション測定法の測定装置((株)エリオニクス 超微小押し込み硬さ試験機 ENT−2100)を用いて押込み試験を行った。測定には、稜間隔115度の三角錐ダイヤモンド圧子を用いた。測定は圧子が0.2mgf/secの荷重速度で負荷をし、最大荷重0.98mNを1秒間保持した後、同様の荷重速度で除荷をするよう設定した。この測定から得られる圧子押込み深さ−荷重曲線から、最大荷重に到達した時の押込み深さを読み取った。
また、インデンテーション硬さHは次の式を用いて求めた。
H=Pmax/A(hA)・・・・・(1)
ナノインデンテーション測定法から得られる、荷重−変位曲線を図1に示す。
ここで、Pmaxは最大荷重、A(hA)は圧子の接触投影面積である。A(hA)はまず、hAを最大押込み深さhmaxおよび除荷曲線勾配と変位軸の交点hSから求めた後で、ダイヤモンドからなる正三角錐(バーコビッチ型)圧子の幾何学形状(対頂角65.03°)から求めた。hA、A(hA)はそれぞれ以下の式で表される。
A=hmax−0.75(hmax−hS)・・・・・・・・(2)
A(hA)=3√3tan2(65.03°)hA 2・・・(3)
(ここで、(2)式の0.75はバーコビッチ型圧子の定数である。)
さらに、複合ヤング率E*は、荷重−変位曲線の、除荷曲線の傾き(接触剛性)S、および圧子との接触投影面積Aを用い、以下の式より求めた。
S=(2/π1/2)E*1/2・・・・・(4)
(3)視感反射率
視感反射率は、分光光度計U−4100((株)日立ハイテクノロジーズ)を用い、視感反射率Y%を測定した。
(4)視感透過率
視感透過率は、分光光度計U−4100((株)日立ハイテクノロジーズ)を用い、視感反射率Yt%を測定した。
(5)イオンアシスト法
イオンアシストは、(株)シンクロン製、真空蒸着装置、CES−1050−HP型に設置のイオン銃 RIS−120−Dを使用して行った。
また、蒸着物質成膜中は常時イオンアシスト状態で使用した。
実施例1
単層膜は、前記真空装置、イオンアシスト装置を用いて成膜を実施した。
使用原料は、SiO2とAl23を96:4で混合している市販のL5(商品名:メルク(株)製)で、ガラス基板上に200nmの厚さで膜を形成した。イオンアシストは、350V/170mA、イオン化ガスはArとO2を50:50で導入した。
ナノインデンテーション測定法による押し込み深さの測定(4回測定と、平均値表示)を表1に示した。なお、その測定チャートを図2に示した。
表記した様に、押込み深さは95nm以下である。又、複合弾性係数E*は73.6GPaを示している。
実施例2
実施例1に記載の単層膜の条件を使用して作成した単層膜(低屈折率層)を最外層とする7層からなり、高屈折率層にはTa25を使用した反射射防止膜を基材A、基材B上にそれぞれ形成し、得られた反射防止膜の視感反射率、視感透過率および耐スクラッチ性を測定し、その膜性能評価結果を表2に示した。
基材A:EYNOA基材(商品名、HOYA(株)製造、ポリチオウレタン樹脂)、屈折率1.67、中心厚1.0mm、レンズ度数0.00
基材B:EYRY基材(商品名、HOYA(株)製、エピスルフィド化合物)、屈折率1.70、中心厚1.0mm、レンズ度数0.00
実施例1に記載の単層膜の条件を使用して作成した単層膜を低屈折率層に有する、7層構成の反射防止膜で、高屈折率層にはTa25を使用した。反射防止膜の膜構成と成膜条件を以下に示す。
前記硬化膜上に真空蒸着法(真空度2.67×10-3Pa(2×10-5Torr))と、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるL5からなる層〔屈折率1.48、膜厚0.10λ(λは550nmである)〕を形成し、次に酸素イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られる二酸化タンタルからなる層(膜厚0.06λ)、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるL5からなる層〔屈折率1.48(膜厚0.50λ)〕を設けた。さらに、イオンビームアシスト法で得られる二酸化タンタルからなる層よりなる3層等価高屈折率層の第1層〔屈折率2.20、膜厚0.2λ〕を形成した。この第1層の上に、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるL5からなる、第2層〔屈折率1.48(膜厚0.12λ)〕を設けた。さらに、イオンビームアシスト法により二酸化タンタルからなる第3層(屈折率2.20、膜厚0.22λ)を形成し、3層等価高屈折率を設けた。その次に、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるL5からなる層〔屈折率1.48(膜厚0.25λ)〕を形成し反射防止膜付きプラスチックレンズを得た。このレンズの視感反射率は0.4%、視感透過率は99.1%であった。
比較例1
単層膜を、前記真空装置、イオンアシスト装置を用いて成膜を実施した。
使用原料は、エマロンL(商品名:(株)東京製品開発研究所製)で、ガラス基板上に200nmの厚さで膜を形成した。イオンアシストは、350V/170mA、イオン化ガスは、ArとO2を50:50で導入した。
ナノインデンテーション測定法による押し込み深さの測定を表1に示した。なお、その測定チャートを図3に示した。
押込み深さは100nm以上で、又、複合弾性係数E*は64.1GPaであった。
測定結果を表1に示す。
比較例2
比較例1に記載の単層膜の条件を使用して作成した単層膜(低屈折率層)を最外層とする7層からなり、高屈折率層にはTa25を使用した反射防止膜を基材A、基材B上にそれぞれ形成した。得られた反射防止膜の視感反射率、視感透過率および耐スクラッチ性を測定し、その膜性能評価結果を表2に示した。
比較例1に記載の単層膜の条件を使用して作成した単層膜を低屈折率層に有する、7層構成の反射防止膜で、高屈折率層にはTa25を使用した。反射防止膜の膜構成と成膜条件を以下に示す。
前記硬化膜上に真空蒸着法(真空度2.67×10-3Pa(2×10-5Torr))と、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるSio2からなる層〔屈折率1.468、膜厚0.11λ(λは550nmである)〕を形成し、次に酸素イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られる二酸化タンタルからなる層(膜厚0.06λ)、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるSiO2からなる層〔屈折率1.468(膜厚0.50λ)〕を設けた。さらにイオンビームアシスト法で得られる二酸化タンタルからなる層よりなる3層等価高屈折率層の第1層〔屈折率2.20(膜厚0.2λ)〕を形成した。この第1層の上に、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるSiO2からなる、第2層〔屈折率1.468(膜厚0.12λ)〕を設けた。さらに、イオンビームアシスト法により二酸化タンタルからなる第3層〔屈折率2.20(膜厚0.22λ)〕を形成し、3層等価高屈折率を設けた。その次に、酸素、アルゴン混合イオンビームを照射するイオンビームアシスト法で得られるSiO2からなる層〔屈折率1.68(膜厚0.25λ)〕を形成し反射防止膜付きプラスチックレンズを得た。このレンズの視感反射率は0.4%、であった。
反射防止膜の視感反射率、視感透過率および耐スクラッチ性を測定し、その膜性能評価結果を表2に示す。
Figure 0005285300
Figure 0005285300
実施例2の耐スクラッチ性の測定結果に示した様に、実施例1の成膜物質、成膜方法を使用することで、耐スクラッチ性が向上している。
また、ナノインデンテーション測定法での、押し込み深さの測定結果より、実施例2の膜は、比較例2の膜より、押込み変化量が少なく、又、縦弾性係数値が高いことにより、変形しにくい膜質であることが分かった。
従って、ナノインデンテーション測定法での押し込み深さの測定値は、膜の耐スクラッチ性を示す数値として有効であることが示された。
視感反射率が小さく、視感透過率が高いという優れた反射防止膜を有するだけでなく、光学部材のSiO2とAl23からなる、成膜原料を用いてなる低屈折率層の薄膜において、膜密度を向上させ、耐スクラッチ性に優れた光学部材を提供することができる。
ナノインデンテーション測定法により得られる荷重−変位曲線を示す。 実施例1のナノインデンテーション測定法による測定結果を示す。 比較例1のナノインデンテーション測定法による測定結果を示す。

Claims (4)

  1. プラスチック基材と、真空蒸着法で形成された反射防止膜とを有する光学部材であって、反射防止膜中の低屈折率層の少なくとも1層が、SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いた、イオンアシスト法で形成されてなる光学薄膜であり、かつ前記低屈折率層に用いられる前記SiO 2 と前記Al 2 3 の混合比率が、SiO 2 に対してAl 2 3 が1〜10質量%であり、さらに前記光学薄膜が、ナノインデンテーション測定法での測定において、押し込み荷重0.98mNのときの押し込み深さが70〜95nmの低屈折率層である反射防止膜を有する光学部材。
  2. 前記SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いた低屈折率層が、アルゴンと酸素の混合ガスを用いたイオンアシスト法によって形成されてなる請求項に記載の反射防止膜を有する光学部材。
  3. 前記SiO2とAl23とからなる成膜原料を用いてなる低屈折率層が、加速電圧250〜450V、加速電流160〜220mAの出力で実施されるイオンアシスト法で形成されてなる請求項又はに記載の反射防止膜を有する光学部材。
  4. 反射防止膜の少なくとも最外層が請求項1に記載の低屈折率層で形成された反射防止膜を有する光学部材。
JP2008043418A 2008-02-25 2008-02-25 光学部材 Expired - Fee Related JP5285300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008043418A JP5285300B2 (ja) 2008-02-25 2008-02-25 光学部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008043418A JP5285300B2 (ja) 2008-02-25 2008-02-25 光学部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009199022A JP2009199022A (ja) 2009-09-03
JP5285300B2 true JP5285300B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=41142525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008043418A Expired - Fee Related JP5285300B2 (ja) 2008-02-25 2008-02-25 光学部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5285300B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186149A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Olympus Corp 光学部品及びその製造方法
KR101362420B1 (ko) 2012-05-24 2014-02-14 주식회사 삼화옵틱스 시트 코팅 방법
US9703011B2 (en) * 2013-05-07 2017-07-11 Corning Incorporated Scratch-resistant articles with a gradient layer
US9110230B2 (en) 2013-05-07 2015-08-18 Corning Incorporated Scratch-resistant articles with retained optical properties
US9366784B2 (en) 2013-05-07 2016-06-14 Corning Incorporated Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film
US9335444B2 (en) 2014-05-12 2016-05-10 Corning Incorporated Durable and scratch-resistant anti-reflective articles
US11267973B2 (en) 2014-05-12 2022-03-08 Corning Incorporated Durable anti-reflective articles
US9790593B2 (en) 2014-08-01 2017-10-17 Corning Incorporated Scratch-resistant materials and articles including the same
JP6548404B2 (ja) * 2015-02-24 2019-07-24 シチズン時計株式会社 多層基板、発光装置および多層基板の製造方法
EP3300520B1 (en) 2015-09-14 2020-11-25 Corning Incorporated High light transmission and scratch-resistant anti-reflective articles
JP7279713B2 (ja) * 2018-04-27 2023-05-23 コニカミノルタ株式会社 光学薄膜、光学部材及び光学薄膜の製造方法
WO2020037042A1 (en) 2018-08-17 2020-02-20 Corning Incorporated Inorganic oxide articles with thin, durable anti-reflective structures

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03129301A (ja) * 1989-10-16 1991-06-03 Canon Inc 多層反射防止膜
JP2956629B2 (ja) * 1997-01-10 1999-10-04 ホーヤ株式会社 プラスチックレンズ用プライマー組成物
JP2000266905A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Seiko Epson Corp プラスチックカラーレンズの製造方法およびプラスチックカラーレンズ
JP4220232B2 (ja) * 2002-12-26 2009-02-04 Hoya株式会社 反射防止膜を有する光学部材
JP2004354828A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Konica Minolta Opto Inc 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを有する偏光板及び表示装置
JP4989846B2 (ja) * 2004-08-27 2012-08-01 Hoya株式会社 光学部材及びその製造方法
JP2006095601A (ja) * 2004-08-30 2006-04-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd 加工機用レーザーガイド及びその製造方法
JP2006195120A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Konica Minolta Photo Imaging Inc 光学部材及びそれを用いた撮影レンズ
JP2007035313A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Mitsubishi Chemicals Corp 光取出し膜、光取出し膜付き透光体及びエレクトロルミネッセンス素子
JP2008001929A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toppan Printing Co Ltd 反射防止積層体の製造方法、光学機能性フィルタおよび光学表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009199022A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5285300B2 (ja) 光学部材
EP1306695B1 (en) Optical element having antireflection film
JP3510845B2 (ja) 反射防止膜を有する光学部材
US6958172B2 (en) Hybrid film, antireflection film comprising it, optical product, and method for restoring the defogging property of hybrid film
US4765729A (en) Anti-reflection optical article
JP6625049B2 (ja) 眼鏡レンズ
WO2015163467A1 (ja) 眼鏡レンズ
WO2015163465A1 (ja) 眼鏡レンズ
WO2015163466A1 (ja) 眼鏡レンズ
JP4362032B2 (ja) 反射防止膜を有する光学部材及びその製造方法
JP3353058B2 (ja) 硬化被覆膜を有する光学部材
CN107430211A (zh) 具有低Rv和低Ruv的减反射溅射叠层
WO2022209092A1 (ja) 眼鏡レンズ及び眼鏡
JP2003255107A (ja) ハイブリッド薄膜、それを用いてなる反射防止膜、光学部材及びハイブリッド薄膜の防曇性能復元方法
WO2015163463A1 (ja) 眼鏡レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees