JP5284645B2 - 機能水生成器と機能水生成方法 - Google Patents

機能水生成器と機能水生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5284645B2
JP5284645B2 JP2007542239A JP2007542239A JP5284645B2 JP 5284645 B2 JP5284645 B2 JP 5284645B2 JP 2007542239 A JP2007542239 A JP 2007542239A JP 2007542239 A JP2007542239 A JP 2007542239A JP 5284645 B2 JP5284645 B2 JP 5284645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
water
functional water
pressure
functional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007542239A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007049377A1 (ja
Inventor
哲彦 藤里
Original Assignee
哲彦 藤里
池田 好明
藤里 修行
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 哲彦 藤里, 池田 好明, 藤里 修行 filed Critical 哲彦 藤里
Priority to JP2007542239A priority Critical patent/JP5284645B2/ja
Publication of JPWO2007049377A1 publication Critical patent/JPWO2007049377A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5284645B2 publication Critical patent/JP5284645B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/10Mixing by creating a vortex flow, e.g. by tangential introduction of flow components
    • B01F25/101Mixing by creating a vortex flow, e.g. by tangential introduction of flow components wherein the vortex flows in a spherical shaped receptacle or chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/10Mixing by creating a vortex flow, e.g. by tangential introduction of flow components
    • B01F25/104Mixing by creating a vortex flow, e.g. by tangential introduction of flow components characterised by the arrangement of the discharge opening

Description

本発明は、水道水又はポンプ及び水頭差等により作られた圧力水及び流動水を用いて、気体を高濃度に溶解し多量に微細な気泡を含有した水を作ることで、石鹸及び洗剤等の使用量を最小限に抑えることなどができる機能水や、所望に応じて各種の金属イオンを溶解させて、還元水、各種ミネラル水、殺菌水、液肥等を作ることのできる機能水生成器と機能水生成方法に関する。
近年、水の機能を高めることを目的として電解水製造装置、電磁超音波照射、遠赤外線セラミック、イオン交換膜等を用いて作られた様々な機能水の開発が行われている。
例えば下記の特許文献1においては、電磁波の波形分布空域内に、シリカ微粒子を分散させた後、水を通過させて、水のゼータ電位の絶対値を上げ溶解性及び浸透性を保持した機能水が提案されている。
また、下記特許文献2においては、被処理液中で金属を電気分解して水に溶解させ、金属イオンを付加した機能水が提案されている。
特開2005−28341号公報 特開2004−218020号公報
しかしながら、特許文献1の機能水は、シリカ微粒子を被処理水中に加えた機能水なので、所望の場合に被処理水中からシリカ微粒子を取り除かなければならないという課題を有する。
また、特許文献2の金属イオンを付加した機能水は、被処理水中に陽極と陰極を配置して通電しなければならない。また、溶出する金属の量を安定させるために電流調整回路や電極間距離を調整する複雑機能を備えなければならないという課題を有する。
また、上記の他に異種の金属を密着させて、イオン化傾向の大きい金属(電位の低い)の方からイオン化傾向の小さい金属(電位の高い)の方へ電子を移動させ、イオン化傾向の大きい金属(電位の低い)の方から金属イオンを水中に溶出させる方法がある。
しかしながら、短時間にイオン化傾向の大きい金属の表面に酸化被膜が形成されて電子が移動できなくなり、金属イオンが水中に溶出しなくなるという課題を有していた。
本発明は上記の課題を解決するもので、水道水又はポンプ等により作られた圧力水や水頭差による流動水を用いて、洗浄水、還元水、ミネラル水、又は金属イオンを溶解させ殺菌力を持った水等、複種類の機能水を供給できる機能水生成器とその生成方法を提供することを目的とする。
また、近年エネルギーの大量消費により大気中への二酸化炭素の排出削減が求められている。しかし、各家庭に供給されている水道水は宅内へ送水することが主な目的で、今日まで水道水の水圧エネルギーはあまり利用されずに無駄に捨てられている。
この機能水生成器と機能水生成方法は、無駄に捨てられている水圧エネルギーを最大限に有効に利用することで、二酸化炭素の排出削減に貢献できることも目的としている。
本発明の請求項1に記載の発明は、水道水・ポンプ・水頭差によって作られる圧力水を用いる機能水生成器であって、回転対称に形成され回転対称軸の軸方向の一方又は双方に向かって縮径した中空部を有する器体と、器体の周壁部に接線方向に開口された気液導入孔と、中空部の回転対称軸の方向に開口して中空部の縮径部分に設けられた気液噴出孔と、気液噴出孔に接続され出口に向かって漸次拡径する流路を器体の外側に形成するとともに、気液噴出孔の一部を覆うように回転対象軸上に壁部が設けられるディフューザ部と、を備え、気液噴出孔が器体内に流入した気液混合流体の旋回流により形成される負圧の気体軸の位置にあわせて穿設されている。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)空中において負圧の気体軸が、ディフューザ部の壁に当たるように接続されているので、負圧の気体軸と外部の大気とが直接接触することがなく、気体軸の負圧が保たれ機能水製造器を空中で使用しても微細気泡を多量に生成することができる。
(2)気液導入孔から気液混合液又は液体の圧力流体を供給すると、器体の内壁に沿って旋回することにより、液体には遠心力が働き、気体には向心力が働くことで、連続的に器体の中心部分に気体が集まり負圧の気体軸が形成される。
(3)形成された負圧の気体軸の位置にあわせて穿設されている前記気液噴出孔に、ディフューザ部が接続されているので、負圧の気体軸に集まる気体が増加し、ディフューザ部の壁との間で旋回流による剪断力が働き気体は微細気泡になり、微細気泡を含有した圧力水の状態でディフューザ部内へ送り込まれる。
(4)ディフューザ部内は流路断面積が緩やかに拡大しているので、微細気泡は急激な圧力変動による衝撃圧により崩壊し、更に小さな微細気泡を含有した機能水を生成できる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の機能水生成器において、気液噴出孔が回転対称軸の左右両側に設けられ、それぞれにディフューザ部が接続されていることで構成されている。
この構成によって、請求項1に記載の作用に加え以下の作用を有する。
(1)微細気泡を含有した水を吐出させるディフューザ部が、中空部の左右両側に設けられているので、微細気泡を含有した機能水の生成量を増やすことができる。
本発明の請求項3に記載の機能水生成方法は、請求項1又は請求項2に記載の機能水生成器(1)において、気液導入孔から水道水・ポンプ・水頭差によって作られる圧力水を供給することで器体内の中心部に負圧の気体軸が形成されることにより、圧力水中に溶存している気体が負圧の気体軸に向かって放出及び集まる溶存気体放出工程と、負圧の気体軸に集まり増加する膨張気体を旋回流によりディフューザ部の壁部で剪断し、微細気泡を含有した水を気液噴出孔から噴出させる膨張気体剪断工程と、膨張気体剪断工程によって作られた微細気泡を、ディフューザ部内を通過させることにより、微細気泡に急激な圧力変動を与えて崩壊させ、更に微細化された微細気泡を生成する衝撃圧微細化工程と、を備えて構成されている。
この構成によって、以下の作用を有する。
(1)負圧の気体軸がディフューザ部の壁に当たるように接続させて微細気泡を生成する膨張気体剪断工程により、空中でも負圧の気体軸と器体外部の大気とが直接接触することがないので、器体内に形成されている負圧の気体軸の負圧状態が保持されることになり、水中だけではなく空中においても多量の微細気泡を生成することができる。
(2)例えば溶存気体放出工程において、供給される圧力水として気体を高濃度に溶解させた水を用いた場合、圧力水中に溶存している気体が負圧の気体軸に多く集まることになり、この多く集まった気体を膨張気体剪断工程により剪断して微細気泡を生成し、更に、衝撃圧微細工程によりその微細気泡を微細化することで、多量に微細気泡を含んだ極めて白濁した状態の機能水を作ることができる。
(3)器体周壁の接線方向から供給される圧力水として、圧力0.6MPa以上の高圧の圧力水を用いた場合、前記器体内の中心部には強力な負圧の気体軸が形成されることになり、供給された圧力水中に溶存している気体は極めて強力な負圧の気体軸に向かって放出され、強力な負圧の気体軸に集まった気体を強力な剪断力によりディフューザ部の壁部で剪断することで極めて小さな微細気泡に生成され、更に、小さな微細気泡を含有した圧力水をディフューザ部内を通過させることにより、小さな微細気泡に急激な圧力変動を与えて崩壊させ、更に、極小の微細気泡を含んだ機能水を作ることができる。
(4)また、供給する圧力水が高濃度の気体溶解水の場合には、生成された微細気泡の周辺水がまだ過飽和状態なので、その周辺水の過飽和分の気体成分が生成された微細気泡内の空間に向かって放出することになり、生成された微細気泡は急速に拡大する。
また、供給する圧力水が飽和水の場合には、飽和水に溶存している気体が負圧の気体軸に向かって放出し微細気泡を生成するので、生成される微細気泡の周囲の水は脱気される。従って、微細気泡内の気体成分は周囲の水に溶解し、生成された微細気泡は小さくなる。
本発明の請求項1に記載の機能水生成器によれば、以下のような効果を有する。
(a)空中及び水中においても、微細気泡を多量に含んだ機能水を生成できるので、汎用性の高い機能水生成器を提供することができる。
(b)例えば、気体を高濃度に溶解させた圧力水を気液導入孔から供給すれば、多量の微細な気泡を含有させた白濁水を生成し、肌や衣類等を洗浄・洗濯する時に石鹸及び洗剤の使用量を抑えることができる。
また、簡単に微細な気泡を多量に含有した水を生成できるので、湖沼・河川等の水中及び水底の汚濁物に微細気泡を付着させ、浮力増により水面上に浮上させて回収することにより、水質浄化できる優れた機能水生成器を提供することができる。
(c)例えば、オゾンガス、水素ガス、酸素ガス等のガスを、圧力0.6MPa以上の高圧力水に溶解させて気液導入孔から供給すれば、オゾンガス、水素ガス、酸素ガス等の極微細な気泡を多量に含有した殺菌水、還元水、洗浄水等の機能を持つ機能水を製造できる。
本発明の請求項2に記載の機能水生成器によれば、請求項1に記載の効果に加えて以下のような効果を有する。
(a)微細気泡を含有した水を吐出させるディフューザ部が、中空部の左右両側に設けられているので、機能水の処理量を増やすことができる機能水生成器を提供することができる。
本発明の請求項3に記載の機能水生成方法によれば、以下のような効果を有する。
(a)溶解気体放出工程において、供給水の気体溶解濃度や供給水の圧力を変えることで、負圧の気体軸に集まる気体量を増やすことや、負圧の気体軸の負圧度を強力にすることにより集めた気体をより膨張させることもでき、所望に応じた微細気泡を含んだ機能水を作ることができ、汎用性、多様性に優れている。
(b)膨張気体剪断工程により、溶存している気体を負圧の気体軸に集めて膨張させディフューザ部の壁部分で、旋回流により剪断されて微細気泡が生成される。この微細気泡を含有した圧力水を流路断面積が緩やかに拡大する流路を通過させることで、微細気泡を衝撃圧により崩壊させて、更に微細気泡を小さくすることができる機能水生成方法である。
実施の形態1の機能水生成器で、図1(a)は機能水生成器内部の流体の状態を示す要部断面状態図であり、(b)は側面図である。 実施の形態1の機能水生成器で、(a)は図1(a)の機能水生成器に、反転ディフューザ部6が取り付けられた流体の状態を示す断面状態図であり、(b)は側面断面図で図中のGとHは、(a)のG点線部分及びH点線部分の断面図である。 実施の形態1の機能水生成器で、(a)は気液導入孔3から供給された圧力水1Wが、旋回しながら両端の気液噴出孔4へ移動し、両端のディフューザ部5内の壁部Cに旋回している圧力水1Wが当たり、直角に噴出するように接続されている機能水生成器の流体の状態を示す断面状態図であり、(b)は図2(a)と同様に、ディフューザ部分の流路を長くするためのもので、図2(a)の反転ディフューザ部6と形状は異なるが、同じ作用をする反転ディフューザ部6を取り付けた流体の状態を示す断面状態図である。 実施の形態1の機能水生成器で、(a)は器体2の右側端に一箇所の気液噴出孔4から、圧力水1Wが排出されディフューザ部5a内の壁部Cに当たり、更に、ディフューザ部5aの形状が渦巻き状に作られた機能水生成器の流体の状態を示す断面状態図であり、(b)は側面図であり、(c)は斜視図である。 実施の形態1の機能水生成器で、渦巻き状のディフューザ部5aが、器体2の両端に取り付けられ流体の状態を示す断面状態図である。 実施の形態1の機能水生成器で、(a)は2種類の水(液体)を、同時に供給できる機能水生成器の流体の状態を示す断面状態図で、(b)はその斜視図である。 実施の形態2の機能水生成器で、金属イオンを含有させた機能水を作ることのできる機能水生成器内部の流体の状態を示す要部断面状態図である。 実施の形態2の機能水生成器で、(a)はポンプ吸引側に器体2aの液体噴出孔4aを接続し、器体2a内に旋回流を発生させて、金属イオン水を生成する機能水生成器の様子を示した断面模式図であり、(b)はポンプ吐出側に器体2aの液体導入孔3aを接続し、圧力水1Wによって器体2a内に旋回流を発生させて、金属イオン水を生成する機能水生成器の様子を示した断面模式図である。 実施の形態2の機能水生成器で、(a)や (b)は、サイホン及び水頭差を利用して発生した流動水を用いて、器体2a内に旋回流を発生させ、球状金属B.Mを底凹面M.W内で回転させて接触させ、イオン化傾向の大きい金属の金属イオン溶解させる機能水生成器の様子を示した断面模式図である。 実施の形態1と実施の形態2を合わせた機能水生成器で、金属イオンと微細気泡を含有した水を作ることのできる機能水生成器内部の流体の状態を示す要部断面状態図である。 実施の形態1と実施の形態2を合わせた機能水生成器で、水道水の水圧エネルギーを主なエネルギー源として、気体溶解量調整装置Qと各種類の機能水生成器と、を管路P2で接続させた断面模式図である。
符号の説明
1 微細気泡を含有した機能水を生成することのできる機能水生成器
1W 圧力水
2 微細気泡を含有した機能水を生成することのできる機能水生成器の器体
2A 内器体
2B 外器体
2W 機能水
3 気液導入孔
3A 内気液導入孔
3B 外気液導入孔
4 気液噴出孔
5 ディフューザ部
5a 渦巻き状ディフューザ
6 反転ディフューザ部
11 金属イオンを含有した機能水を作ることのできる機能水生成器
12 金属イオンを含有した機能水を作ることのできる機能水生成器の器体
13 液体導入孔
14 液体噴出孔
B1 ボルト
B.M 球状金属
C 壁部
G1 閉塞防止部
G 図2(a)のG断面部分
H 図2(a)のH断面部分
J 反転旋回流
M 衝撃圧
M.W 金属イオンを溶解させる機能水生成器の器体下部の底凹面
OX 空気
P1 循環管路
P2 管路
Pr 水道管内の圧力を感知する圧力センサー
Prl 気体溶解量調整装置Q内の圧力を感知する圧力センサー
Q 気体溶解量調整装置
R 旋回流
V1 バルブ1
V2 バルブ2
V3 バルブ3
V4 バルブ4
X 負圧の気体軸
Wa 被処理液
Y 気体溶解量調整装置の満水位
Z 気体溶解量調整装置の減水位
e 負圧の軸に集まる気体
f 反転ディフューザ部6の内径
g 反転ディフューザ部6の長さ
h ディフューザの長さ
k 器体2の内径
m ディフューザの出口内径
n ディフューザの入口内径
r 反転流
u 気液導入孔3の内径
COMP コンプレッサー
Ctrl 制御装置
(実施の形態1)
実施の形態1における機能水生成器について、以下図面を参照しながらその動作を説明する。
図1(a)は機能水生成器内部の流体の状態を示す要部断面状態図であり、図1(b)は側面図である。図1(a)において、1は微細気泡を生成する機能水生成器、2は中空部を有する器体、3は器体2の周壁の接線方向から圧力水1Wを供給する気液導入孔、4は気液導入孔3から中心に向けた中心と直交する直径方向の両端部に穿設された気液噴出孔、5は流路断面積が緩やかに拡大するディフューザ部、1Wは水道水又はポンプ等により作られる圧力水、Rは器体2の周壁の接線方向から圧力水1Wを供給することで発生する旋回流、eは向心力により負圧の軸に集まる気体、Xは旋回流によって形成された負圧の気体軸、Cは負圧の気体軸Xに集まった気体が旋回流Rによって剪断され微細気泡になる壁部であり、ディフューザ部5内の急激な圧力変動による衝撃圧により微細気泡は崩壊し、更に微細化する。また、2Wは極めて小さい微細気泡を多量に含んだ機能水である。
圧力水1W(気液混合水や気体溶解水)を器体2周壁の接線方向に取り付けられた気液導入孔3から供給することで、器体2内に旋回流Rを発生させることができる。
圧力水1Wは旋回しながら左右の気液噴出孔4へ移動する際に、液体と気体との比重の差によって、液体には遠心力が働き、気体には向心力が働くことにより、負圧の気体軸Xに圧力水1W中に溶存している気体eが連続的に集まり、器体2の中心部分に負圧の気体軸Xが形成される。
形成された負圧の気体軸Xの中心軸部が、ディフューザ部5の壁部Cに当たるように接続されているので、圧力の低い負圧の気体軸Xに集まった気体は連続的に増加することにより、必然的に増加した気体分ほど圧力の高い部分へ移行することになり、この時に旋回流Rにより剪断され微細気泡が生成される。
また、この時に負圧の気体軸Xに集まった気体は、負圧下により膨張した状態で旋回流Rにより剪断され、圧力の高い部分に移行するので更に気泡は小さくなる。
更に、この微細気泡を含有した圧力水1Wを、ディフューザ部5内の流路断面積が緩やかに拡大する流路を通過させて、急激な圧力変動による衝撃圧Mをこの小さい微細気泡に与えて崩壊さることにより、極めて微細化された微細気泡を多量に含んだ機能水2Wを作ることができる。(通常、液体及び気体等の流体を、圧力の低い方から高い方へ移行させることはできないが、向心力により連続的に負圧の気体軸Xに集まり増加する前記の状態に置かれた気体の場合は可能である。)
尚、負圧の気体軸Xの中心がディフューザ部5の壁部Cに当たるように接続され、負圧の気体軸Xと器体2の外部の大気とが直接接触できない構造のため、負圧の気体軸Xの負圧を保持することができ、水中だけではなく空中おいても多量の微細気泡を含有した機能水2Wを生成できる。
また、図1に記載の機能水生成器のディフューザ部5は、右側2本と左側2本の合計4本が接続されているが、更に複数のディフューザ部5を接続させることもできる。
図2(a)は図1(a)の機能水生成器に、反転ディフューザ部6を取り付けることにより、反転流rを起こして流路を長くし、更に流路断面積の拡大率が大きくなることで、図1の機能水生成器と比べ、若干ディフューザ内を通過する水の流速を遅くした機能水生成器及び器体内の流体の状態を示す断面状態図である。
この構造により、例えば圧力0.6MPa以上の高圧の圧力水を気液導入孔3から供給すれば、器体2の中心部分に強力な旋回流により強力な負圧力を持った負圧の気体軸Xが形成されるので、強い向心力により圧力水1W中に溶存している気体eが強力に脱気されて負圧の気体軸Xに集まり、強力な負圧状態に集まった気体は更に膨張し、この気体を旋回流Rにより剪断して微細気泡含有水を生成し、反転ディフューザ部6により流路断面積の拡大率が大きく長い圧力水1Wを流路内を通過させるにより、微細気泡含有水の微細気泡を強力で急激な圧力変動による衝撃圧により崩壊させ、更に微細気泡を小さく生成することができる。この時、ディフューザから排出された機能水は脱気された未飽和水なので、生成された微細気泡は大きくならず、逆に脱気濃度の度合いに応じて小さくなる。
また、高濃度に気体を溶解した約0.2〜0.3MPaの圧力水1Wを気液導入孔3から供給すれば、機能水生成器内においては圧力水1Wは常時過飽和状態なので、壁部Cで生成された微細気泡が衝撃圧によって崩壊し更に小さくなってディフューザ流路内を通過中も拡大し続け、ディフューザ外に排出された機能水も過飽和状態なので、更にディフューザ外に排出された微細気泡も拡大し、ミルクの様に白濁した機能水2Wが生成される。
この様に小さな微細気泡が拡大して行く特性を利用することで、汚れを剥離させる洗浄水等として使用することもできる。
図2(b)は側面断面図で、図中のGとHは、図2(a)のG点線部分とH点線部分の断面図である。
次に、気体溶解量調整装置(図11中のQ)と図2に記載した機能水生成器とを接続し、多量に微細気泡を含有した機能水を生成した実施例を説明する。
この気体溶解量調整装置Qは、供給した気体をほぼ100%溶解し、圧力を保持した状態の圧力水1Wを作ることができる。
また、図11中の気体溶解量調整装置Qは本出願人が提案したPCT国際特許出願JP2004/001499号に記載されており、今回の実施に用いた気体溶解量調整装置Qは新光産業株式会社製の丸型12タイプを使用した。
機能水生成器は図2のタイプを使用し、図中の器体2の部分は、本出願人が提案した特許第3682286号(微細気泡発生器及びそれを備えた微細気泡発生装置)の微細気泡発生器であり、製造元は有限会社バブルタンク製の形式BT−50を使用した。
尚、器体2の内径kは50mm、気液導入孔3の内径uは13mmで、接続されたディフューザ5の入口内径nは2.2mm、出口内径mは8.2mm、長さhは36mmで右側2本と左側2本の合計4本が接続されて、反転ディフューザ部6の内径fは36mm、長さgは48mmである。
水圧0.36MPaの水道水を用いた圧力水1Wを、気体溶解量調整装置Q(図11のQを参照)へ供給し、高濃度に気体を溶解させた水を作り機能水生成器の気液導入孔3から供給することで、多量に微細気泡を含んだ機能水2Wを1分間に約12?生成することができた。
また、上記のように多量に微細気泡を生成している状態の機能水生成器を、約60?の水槽に水が満たされた状態の中に入れると、約15秒で水槽内全域をほぼ完全にミルクの様に白濁させることができた。
図3(a)は気液導入孔3から供給された圧力水1Wが、旋回しながら両端の気液噴出孔4へ移動し、両端のディフューザ部5内の壁部C部分に旋回している圧力水1Wが当たり、ほぼ直角方向に噴出するように接続されている機能水生成器の流体の状態を示す断面状態図である。
また、この機能水生成器の断面図中には、負圧の気体軸Xに集まった気体が旋回流Rにより、ディフューザ部5内の壁部C部分で剪断され微細気泡が生成され、この生成された微細気泡を含有した水がディフューザ部5内を通過する時に、この微細気泡を衝撃圧により崩壊させることにより、更に、小さな微細気泡を多量に含んだ機能水2Wが生成される順を、矢印で示している。
図3(b)は図2(a)と同様に、ディフューザの流路を長くするためのもので、図2(a)の反転ディフューザ部6と形状は異なるが、同じ作用をする反転ディフューザ部6を取り付けた断面状態図である。
図4(a)は器体2の右側端に一箇所の気液噴出孔4が配置され、接続されるディフューザの形状が渦巻き状であり、渦巻き状ディフューザ5a内の水の回転方向が、器体2内の旋回流とは逆の旋回になるように接続されることにより、渦巻き状ディフューザ5aから排出される機能水の流速を、若干抑えた機能水生成器の流体の状態を示す断面状態図である。
器体2の気液噴出孔4が右側端に一箇所しかないので、気液導入孔3から供給された圧力水1Wの約半分の水量は、左側に旋回しながら右側端の気液噴出孔4の孔径まで収束し、この孔径の幅で反転旋回流Jになり気液噴出孔4に移動し、気液導入孔3から供給されもう一方の右側に旋回した水量半分と気液噴出孔4の部分で合流する。
この時、左側に旋回して反転旋回流Jになった水量分は、負圧の気体軸Xに最も接近し高速旋回して通過するので、水中に溶存している気体分を負圧の気体軸Xに多く放出させることができる。従って、水中に溶存している気体分だけで微細気泡を生成させる方法に適している。
負圧の気体軸Xに集まった気体を、左側に旋回した反転旋回流Jの水量分と右側に旋回した水量分とを合わせた旋回流により、渦巻き状ディフューザ5a内の壁部C部分で剪断し微細気泡を生成することができる。更に、この微細気泡を含有した水を渦巻き状ディフューザ5a内に通過させることで、微細気泡に急激な圧力変動を与え衝撃圧により崩壊させて、更に小さく微細にすることができる。
特に、ミルクの様な白濁水を生成する場合には、図4の様に渦巻きの回転方向が、器体2内の旋回流とは逆の回転方向になるように接続した方が良く白濁させることができる。
また、渦巻き状ディフューザ5aの噴出口に、更に、図2中の様な反転ディフューザ部6を取り付けることもできる。
図4(b)は側面図で、図4(c)は斜視図である。
図5は渦巻き状ディフューザ部5aを器体2の両端に取り付けた場合に、気液導入孔3から供給された圧力水1Wの流体の状態を示す断面状態図である。
図2に記載の機能水生成器と、ほぼ同等の性能を持つ図5の機能水生成器は、器体2両端に渦巻き状ディフューザ部5aを接続し、気液噴出孔4の孔径を3.5mmとして、ほぼ直角に流路が変わるディフューザ接続部の入口内径nを3.5mm、渦巻き状の流路長さを110mm、ディフューザ5aの出口内径mを16.5mmのサイズで製作した。
結果、高濃度に気体溶解させた圧力水を、気液導入孔3から供給した場合に、1分間に約12?のマイクロバブルを含有した白濁水を生成し、図2に記載の機能水生成器と、ほぼ同じ性能を発揮することができた。
上記のように各種類の機能水生成器を製作した結果、図3、図4、図5に記載の機能水生成器は、図1、図2に記載の機能水生成器と比べて、ディフューザ5の入口の内径を大きくできる特徴があるので、ディフューザ5aの入口内径n以下の大きさの網目でつくられたストレーナーを、ポンプの吸引側に取り付けることにより、異物混入の多い湖沼内の自然水を用いても機能水生成器内の目詰りがなく、多量のマイクロバブルを含有した白濁水を生成することができた。
この事により、図3、図4、図5に記載の機能水生成器は、スケールアップして気液噴出孔4の孔径やディフューザ5aの入口内径nを更に大きくすることができれば、ストレーナーの網目を大きくすることができ、河川・海洋・湖沼等の自然水に対応できことが解かった。
図6(a)は2種類の水(液体)である圧力水1W及び圧力水Wを用いて、内気液導入孔3A及び外気液導入孔3Bから同時に供給することで、内器体2A内及び外器体2B内に、それぞれ左回り右回りの旋回流R1、R2が発生し、内器体2A内と外器体2B内に連通した負圧の気体軸Xが形成される。
この動作によって、外器体2B内では圧力水1Wと圧力水Wと、が強力に激しく混合されて、旋回流R1、R2により圧力水1Wや圧力水Wに溶存する気体eを、負圧の気体軸Xに放出させて集め、ディフューザ部5の壁部C部分で連続的に増加してくる気体を旋回流R2により剪断し、微細気泡を生成させることができる。
さらに、その微細気泡を含有した圧力水がディフューザ部5内を通過することにより、急激な圧力変動により微細気泡が崩壊して微細化する。図6(a)は機能水生成器の流体の状態を示す断面状態図で、図6(b)はその斜視図である。
また、図2記載の機能水生成器と同様に、反転ディフューザ部6を取り付けることともできる。
尚、内気液導入孔3A及び外気液導入孔3Bから供給される2種類の水(液体)は、例えば、水、オゾン水、高濃度酸素水、高濃度水素水、高濃度チッソ水、高濃度炭酸水、ミネラルコロイド水、金属イオン含有水等である。
また、アルコール類や炭化水素混合物類等も供給し混合させることもできる。
(実施の形態2)
実施の形態2における機能水生成器について、以下図面を参照しながら、その動作を説明する。
図7は金属イオンを含有させた機能水を作ることのできる機能水生成器内部の流体の状態を示す要部断面状態図であり、11は金属イオンを液体中に溶解させることができる機能水生成器、12は中空部を有する器体で底凹面M.Wが、ボルトB1等により脱着可能なイオン化傾向の小さい金属又はイオン化傾向の大きい金属で作られており、摩擦により底凹面M.Wが磨耗した場合には、取り替えることができる。
13は器体12の周壁の接線方向から圧力水1W(流動水を含む)を供給する液体導入孔、14は液体導入孔13から供給される液体が旋回しながら下降し、旋回流の中心部分で収束しながら反転旋回流Jが発生するように、器体12の上部中心に穿設された液体噴出孔である。
B.Mはイオン化傾向の小さい金属又はイオン化傾向の大きい金属で作られた球状金属であり、磨耗した場合は底凹面M.Wの交換と同様に底凹面M.Wを外して交換できるようになっている。
G1は機能水生成器11全体が転倒及び横向きに傾いても、球状金属B.Mが液体噴出孔14を閉塞させることがない閉塞防止部である。
Rは器体12周壁の接線方向に取り付けられた液体導入孔13から、圧力水1W(流動水)を供給することで器体12内に発生する旋回流、2Wは機能水生成器11内で生成された金属イオンを含んだ機能水である。
図7中の液体導入孔13から供給された圧力水1W(流動水)は、器体12内を旋回しながら下降し底凹面M.Wの底部ほぼ中心付近で、器体12上部の中心に穿設された液体噴出孔14の孔径の幅まで収束し反転旋回流Jになり、上昇しながら高速旋回し液体噴出孔14から機能水2Wとして排出される。
この時、器体12内で発生している旋回流Rにより、球状金属B.Mを底凹面M.W内で旋回運動させることができ、更に遠心力も加わり底凹面M.Wと強力に接触させることができることで、イオン化傾向の小さい金属からイオン化傾向の大きい金属に電流が流れ、イオン化傾向の大きい金属からイオン化傾向の小さい金属に電子が移動し、イオン化傾向の大きい金属から金属イオンが水中に溶解され、液体噴出孔14から金属イオンを含有した機能水2Wを得ることができる。
また、所望に合わせて金属イオンが溶出するイオン化傾向の大きい金属(金属を含有した鉱石やセラミック材や合金製も含む)を、底凹面M.W又は球状金属B.Mに決めることができる。なお、上記鉱石としては、例えば、ナトリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、リチウム、アルミニウム、ホウ素、珪素、酸素、水素、フッ素など多量の金属ミネラルを含むトルマリン鉱石が挙げられる。
また、底凹面M.W内で球状金属B.Mが旋回する時の旋回音が大きい場合には、底凹面M.Wを含めた器体12全体を遮音材等で包むことにより遮音できる。
図8(a)はポンプ吸引側に、器体12の液体噴出孔14を接続し、器体12内に旋回流を発生させて、金属イオン水を生成する機能水生成器の様子を示した断面模式図である。
被処理液Waは液体導入孔13を介して器体12内に吸引され、器体12内に旋回流を発生させることにより、球状金属B.Mを底凹面M.W内で旋回接触させる。この接触によりイオン化傾向の大きい金属の金属イオンを被処理液Wa中に溶解させて機能水2Wを得ることができる。
また、図8(b)はポンプ吐出側に、器体12の液体導入孔13を接続し、圧力水1Wによって旋回流を発生させて、球状金属B.Mを底凹面M.W内で旋回接触させ、図8(a)と同様にイオン化傾向の大きい金属の金属イオンを被処理液Waに溶解させる様子を示した断面模式図である。
また、図8(b)中のバルブV1とバルブV2を用いて、循環管路P1内を通過する循環水量を調整することで、機能水2W中の溶解する金属イオン濃度を調整することもできる。
図9(a)や図9(b)はサイホン及び水頭差を利用した流動水を用い、器体12内に旋回流を発生させて底凹面M.W内で球状金属B.Mを旋回接触させ、図7や図8と同様にイオン化傾向の大きい金属の金属イオンを、被処理液Wa中に溶解させる様子を示した断面模式図である。
図10は金属イオンと微細気泡とを含有した水を、同時に作ることのできる機能水生成器内部の流体の状態を示す要部断面状態図であり、液体導入孔13から圧力水1Wを供給することで、器体12内に旋回流を発生させて球状金属B.Mを底凹面M.W内で旋回接触させて、イオン化傾向の大きい金属の金属イオンを水(液体)に溶解させることは、図7の機能水生成器と同様であるが、液体噴出孔14の孔径を若干絞り器体12内に圧力が加わるようにしてディフューザ部5に接続させることで、圧力水1W中に溶存している気体eが反転旋回流Jの中心部に向かって放出されて負圧の気体軸Xが形成される。
負圧の気体軸Xに向かって放出し集まった気体eは、ディフューザ部5の壁部C部分で反転旋回流Jにより剪断され微細気泡が生成される。
更に、その微細気泡を含有した圧力水1Wはディフューザ部5内を通過することにより、急激な圧力変動による衝撃圧Mにより微細気泡が崩壊して更に微細化する。これにより、金属イオン及び微細気泡を含有した機能水2Wを生成できる。
また、球状金属B.Mが旋回する時に底凹面M.Wとの接触面を多くする為、底凹面M.Wの形状を球状金属B.Mの球面に合わせて成型すると接触面を多くすることができる。
G1は図7の機能水生成器と同様に、球状金属B.Mが液体噴出孔14を閉塞させないための閉塞防止部である。
図11は水道水の水圧エネルギーを主なエネルギー源として、気体溶解量調整装置Qと各種類の機能水生成器とを管路P2により接続させ、家屋内において金属イオン及び微細気泡を多量に含んだ機能水を生成し使用するために構成した断面模式図である。
図11中の(a)は、洗濯機内に機能水生成器を配置した断面模式図で、図11中の(b)は、気体溶解量調整装置Qで作られた高濃度の気体溶解水を、更に金属イオンを溶解させる機能水生成器を介して、浴槽中に配置された機能水生成器から微細気泡を発生させる断面模式図で、図11中の(c)は、炊事場や洗面台等において、空中で微細気泡を多量に発生させて使用する機能水生成器を配置した断面模式図である。
気体溶解量調整装置Q内に供給されている圧力水1Wは水道水であり、COMPは気体溶解量調整装置Q上部の孔から気体を供給するコンプレッサーであり、OXから供給される気体には通常空気を使用するが、炭酸ガスや酸素ガス等の気体であっても良い。
Ctrlは、気体溶解量調整装置Q内に配置されたY満水及びZ減水の水位を感知する水位センサーや、気体溶解量調整装置Q内の圧力を感知する圧力センサーPr1、及び水道管内の圧力を感知する圧力センサーPrからの情報を、気体の供給を調整するバルブV3や、水道水の供給を調整するバルブV4等に伝えて、気体溶解量調整装置Q内に供給する気体量を調整して水位を調整する制御装置である。
また、気体溶解量調整装置Q内の上部には常時気体が貯留されている為に、家屋外部の水道管内の圧力が変動した時には、この気体を介して家屋内に配管された管路P2内に圧力が伝わるので、圧力センサーPr1により(a)(b)(c)の各バルブVが閉められたことを感知しバブルV4を遮断することにより、家屋内に配管された管路P2内に起きる圧力変動及びエアーハンマー等の発生を未然に防ぐことができる。
(1)現在、水道水の供給目的は、主な家屋内へ水を供給することであり、水圧をエネルギー源として利用されておらず無駄に捨てられている。
本発明の機能水生成器及び機能水生成方法によれば、この水圧をエネルギー源として利用し、例えば、風呂、炊事、洗濯等において、微細気泡を多量に含んだ機能水を生成することにより、石鹸及び洗剤等の使用量を最小限に抑える給水設備を家庭内に提供できる。
また、給水設備産業界には、水道水の水圧エネルギーを利用した新しい設備産業を提供することができる。
(2)水処理及び水環境産業へ、湖沼、河川、海洋等の水質を改善する機能水生成器及び機能水生成方法を提供することができる。
(3)水道水・ポンプ・水頭差等によって作られる流動水のエネルギーで、異種金属を旋回接触させて、銀、銅、亜鉛等の金属イオンを流動水中に溶解させることで、殺菌効果及び消臭効果等を持つ、機能水を製造することのできる機能水生成器及び機能水生成方法を提供することができる。
(4)水道水・ポンプ・水頭差等によって作られる流動水のエネルギーで、異種金属を旋回接触させて、植物及び動物の成長にとって重要な働きをする鉄、マグネシウム、亜鉛等の金属イオン水を含んだ液肥及びミネラルイオン水を製造することのできる機能水生成器及び機能水生成方法を提供することができる。

Claims (3)

  1. 水道水・ポンプ・水頭差によって作られる圧力水を用いる機能水生成器(1)であって、
    転対称に形成され回転対称軸の軸方向の一方又は双方に向かって縮径した中空部を有する器体(2)と、
    前記器体(2)の周壁部に接線方向に開口された気液導入孔(3)と、
    前記中空部の回転対称軸の方向に開口して前記中空部の縮径部分に設けられた気液噴出孔(4)と、
    前記気液噴出孔(4)に接続され出口に向かって漸次拡径する流路を前記器体(2)の外側に形成するとともに、前記気液噴出孔(4)の一部を覆うように前記回転対象軸上に壁部(C)が設けられるディフューザ部(5)と、を備え、
    前記気液噴出孔(4)は前記器体(2)内に流入した気液混合流体の旋回流(R)により形成される負圧の気体軸(X)の位置にあわせて穿設されることを特徴とする機能水生成器(1)。
  2. 前記気液噴出孔(4)が前記回転対称軸の左右両側に設けられ、
    それぞれに前記ディフューザ部(5)が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の機能水生成器(1)。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の機能水生成器(1)において、前記気液導入孔(3)から水道水・ポンプ・水頭差によって作られる圧力水(1W)を供給することで前記器体(2)内の中心部に負圧の気体軸(X)が形成されることにより、前記圧力水(1W)中に溶存している気体(e)が前記負圧の気体軸(X)に向かって放出及び集まる溶存気体放出工程と、前記負圧の気体軸(X)に集まり増加する膨張気体を旋回流(R)によりディフューザ部(5)の前記壁部(C)で剪断し、微細気泡を含有した水を気液噴出孔(4)から噴出させる膨張気体剪断工程と、前記膨張気体剪断工程によって作られた微細気泡を、前記ディフューザ部(5)内を通過させることにより、微細気泡に急激な圧力変動を与えて崩壊させ、更に微細化された微細気泡を生成する衝撃圧微細化工程と、を備えたことを特徴とする機能水生成方法。
JP2007542239A 2005-10-28 2006-06-09 機能水生成器と機能水生成方法 Active JP5284645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007542239A JP5284645B2 (ja) 2005-10-28 2006-06-09 機能水生成器と機能水生成方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005342807 2005-10-28
JP2005342807 2005-10-28
JP2007542239A JP5284645B2 (ja) 2005-10-28 2006-06-09 機能水生成器と機能水生成方法
PCT/JP2006/311653 WO2007049377A1 (ja) 2005-10-28 2006-06-09 機能水生成器と機能水生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007049377A1 JPWO2007049377A1 (ja) 2009-04-30
JP5284645B2 true JP5284645B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=37967499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007542239A Active JP5284645B2 (ja) 2005-10-28 2006-06-09 機能水生成器と機能水生成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5284645B2 (ja)
WO (1) WO2007049377A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209972A (ja) * 2006-01-13 2007-08-23 Mikio Sugimoto 機能水製造装置並びに機能水製造方法
EP2252391B1 (en) * 2008-02-08 2013-05-22 PURAC Biochem BV Vortex mixer and method of obtaining a supersaturated solution or slurry
US8771524B2 (en) 2008-02-08 2014-07-08 Purac Biochem B.V. Vortex mixer and method of obtaining a supersaturated solution or slurry
JP2011101827A (ja) * 2008-02-27 2011-05-26 Tetsuhiko Fujisato 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置
US9974709B2 (en) 2014-02-18 2018-05-22 Nuwhirl Systems Corporation Nozzles
JP2017064590A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 有限会社イケダ商会 ガス溶解水生成装置
JP6897927B2 (ja) * 2016-12-12 2021-07-07 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機
JP7113349B2 (ja) * 2018-05-15 2022-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 液体処理装置
JP7224025B2 (ja) * 2019-01-25 2023-02-17 株式会社宮本製作所 水道水改質装置およびこの水道水改質装置を用いた水道水改質方法
JP7202764B1 (ja) 2022-04-28 2023-01-12 株式会社富士計器 給水ユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097958A1 (fr) * 2000-06-23 2001-12-27 Ikeda, Yoshiaki Generateur de bulles d'air fines et dispositif de generation de bulles d'air fines muni de ce generateur
JP2004321878A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Hideo Eguchi 水殺菌装置および水殺菌方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097958A1 (fr) * 2000-06-23 2001-12-27 Ikeda, Yoshiaki Generateur de bulles d'air fines et dispositif de generation de bulles d'air fines muni de ce generateur
JP2004321878A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Hideo Eguchi 水殺菌装置および水殺菌方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2007049377A1 (ja) 2009-04-30
WO2007049377A1 (ja) 2007-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5284645B2 (ja) 機能水生成器と機能水生成方法
AU2005333356B2 (en) Ballast water treating apparatus
ES2457752T3 (es) Método y dispositivo para producir líquido conteniendo finas burbujas de aire
WO2009116711A2 (en) Apparatus of generating microbubbles
JP4725707B2 (ja) 旋回式微細気泡発生装置及び同気泡発生方法
JP2009082903A (ja) マイクロバブル生成装置。
JP2008246486A (ja) ナノ流体生成装置および洗浄処理装置
JP4915641B2 (ja) キッチン用流し台
JP2007021343A (ja) マイクロバブル発生装置
JP2005334869A (ja) マイクロバブル発生方法およびその装置
KR101944684B1 (ko) 나노버블 발생장치
JPWO2019026195A1 (ja) 微細気泡発生装置及び微細気泡発生方法並びに前記微細気泡発生装置を有するシャワー装置及び油水分離装置
JP2008023435A (ja) マイクロバブル発生器
KR200449102Y1 (ko) 마이크로 버블 노즐
KR100938899B1 (ko) 마이크로버블 노즐
KR102132815B1 (ko) 미세 기포 발생 장치
JP2006263246A (ja) 浴槽用またはシャワー用微細気泡噴出装置
JP2017056438A (ja) 曝気撹拌装置
KR100938895B1 (ko) 고밀도형 마이크로버블 발생장치
JP2011152534A (ja) 気液混合循環流発生装置
JP2017136513A (ja) 微細気泡発生装置及び微細気泡発生方法並びに前記微細気泡発生装置を有するシャワー装置及び油水分離装置
KR101147702B1 (ko) 나노버블 발생장치를 이용한 탈취탑
JP4673673B2 (ja) オゾン水製造装置、オゾン水製造装置を用いた洗浄装置及びオゾン水製造装置を用いた水質改善装置
KR101191147B1 (ko) 마이크로 버블을 이용한 전기분해식 선박 평형수 살균 처리장치
JP2007203277A (ja) 気液混合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5284645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250