JP2011101827A - 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置 - Google Patents

飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011101827A
JP2011101827A JP2008084757A JP2008084757A JP2011101827A JP 2011101827 A JP2011101827 A JP 2011101827A JP 2008084757 A JP2008084757 A JP 2008084757A JP 2008084757 A JP2008084757 A JP 2008084757A JP 2011101827 A JP2011101827 A JP 2011101827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
water
saturated
gas
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008084757A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiko Fujisato
哲彦 藤里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008084757A priority Critical patent/JP2011101827A/ja
Priority to PCT/JP2009/000870 priority patent/WO2009107386A1/ja
Publication of JP2011101827A publication Critical patent/JP2011101827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/68Treatment of water, waste water, or sewage by addition of specified substances, e.g. trace elements, for ameliorating potable water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/20Mixing gases with liquids
    • B01F23/23Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids
    • B01F23/232Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids using flow-mixing means for introducing the gases, e.g. baffles
    • B01F23/2323Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids using flow-mixing means for introducing the gases, e.g. baffles by circulating the flow in guiding constructions or conduits
    • B01F23/23231Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids using flow-mixing means for introducing the gases, e.g. baffles by circulating the flow in guiding constructions or conduits being at least partially immersed in the liquid, e.g. in a closed circuit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/20Jet mixers, i.e. mixers using high-speed fluid streams
    • B01F25/21Jet mixers, i.e. mixers using high-speed fluid streams with submerged injectors, e.g. nozzles, for injecting high-pressure jets into a large volume or into mixing chambers
    • B01F25/211Jet mixers, i.e. mixers using high-speed fluid streams with submerged injectors, e.g. nozzles, for injecting high-pressure jets into a large volume or into mixing chambers the injectors being surrounded by guiding tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/30Injector mixers
    • B01F25/31Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows
    • B01F25/312Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows with Venturi elements; Details thereof
    • B01F25/3121Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows with Venturi elements; Details thereof with additional mixing means other than injector mixers, e.g. screens, baffles or rotating elements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/72Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
    • C02F1/74Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation with air
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2103/00Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
    • C02F2103/20Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated from animal husbandry

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

【課題】液体にかかる重力と気体にかかる重力の差を利用し、更に液体が持っている表面張力の特性を生かして液泡を生成し、液体にガス成分を効率よく飽和させることができる飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置を提供する。
【解決手段】ポンプや水頭差等で作られた圧力水に、気体を混合させて多く気泡を含んだ水流を作ることのできるノズル2と、前記ノズルによって噴射された気泡を多く含んだ水流を、一旦貯留できるように前記ノズルの周辺を容器で囲うことで、連続的に前記ノズルから噴射される水流を泡沫状の気泡集団(以下、液泡)に変化させることのできる液泡貯留容器3と、を有して飽和水生成器を構成している。

Description

本発明は、所望する気体の飽和水を生成し、河川や湖沼や養殖場等において、水中の溶存酸素量を高めて水質を改善することや、汚水にオゾンガスを高濃度に飽和させて、有機物の分解、殺菌、消臭などの汚水処理や、風呂場や炊事場での洗剤の使用量を抑えることのできる微細気泡を多量に含んだ白濁水の製造や、また、炭酸ガス、酸素ガス、水素ガスを飽和溶解させて、工業用や医療用などにも使用することができる飽和水及び飽和液体を生成する生成器及び装置に関する。
従来、液体に気体を飽和溶解させる技術として、ガス気泡を液体中に放散させる技術が知られていたが、大きな気泡径のガスは浮力が大きくて、液体(液相)中を急速上昇して表面で破裂し気相へ放散してしまうため、液体中のガスの飽和溶解度が低かった。
また、最近は微細気泡を混在させて気体の飽和溶解濃度を高めたりする技術も開発されている。
また、気体の飽和装置又は気体の溶解装置の原理などを開示している文献は極めて少なく、開示されている装置の文献は微細気泡発生装置も含め、いずれも液体と気体とを接触させることや圧力を加えて飽和溶解水を製造する技術である。
(1)気液混合液に乱流を生じさせることで、気液混合液中への気体の溶解度を高める気体溶解装置(例えば、特許文献1参照)
特開2007−237009号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の従来技術は、基本的には液体と気体とを混ぜ合わせて接触させること、及び圧力を加えて気体の溶解度を高める方法なので、エネルギーの効率は従来方法と殆ど変わらないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、液体にかかる重力と気体にかかる重力の差を利用し、更に液体が持っている表面張力の特性を生かして液泡を生成し、省エネルギー化を図った飽和溶解する装置及び方法で、気体を多く含有させた圧力水(液)をノズルから噴射する時に、その噴射した圧力水が一旦貯留できるように形成された容器内に向かって、連続的に噴射し続けることにより、その容器内に多量の泡沫状の気泡集団(液泡)を連続的に生成させることができる。
この現象により連続的にノスルから噴射された圧力水は、液泡貯留容器内ので生成された液泡中の気体圧力に応じた飽和水に生成することができる。
本発明の請求項1に記載の飽和水生成器は、ポンプや水頭差などで作られた圧力水に気体を混合させて気泡を多く含んだ水流を作ることのできるノズルと、前記ノズルによって噴射された気泡を多く含む水流を一旦貯留できるように前記ノズルの周辺を容器で囲うことで、連続的に前記ノズルから噴射される水流を泡沫状の気泡集団(以下、液泡)に変化させることのできる液泡貯留容器と、を備えて構成されている。
この構成によって以下の作用を有する。
(1)気泡を多く含んだ水流を液泡貯留容器内に噴射することで、液泡貯留容器内の状態 が水でもない気体でもない状態になり、噴射された水は表面張力の特性により多量 の液泡が連続的に生成され、また、同時に生成された液泡は噴射された水によって 連続的に破壊される挙動を泡貯留容器内で起こすことができる。
(2)水を液泡に変化させることによって、液泡中の気体分圧に応じて、その気体を液泡 の表面水に溶解させ飽和水を作ることができる。
(3)また、水を液泡に変化させることによって、液泡の表面水に不要に過飽和溶解して いる気体を、液泡中の気体分圧に応じて放出させることができる。
本発明の請求項2に記載の飽和水生成装置は、請求項1に記載の飽和水生成器をタンク内に配置し、前記タンク内の気体を加圧状態に保つことで、前記タンク内の加圧状態に応じた飽和水を生成することができる加圧タンク部を備えて構成されている。
この構成によって以下の作用を有する。
(1)タンク内上部の気体を所望に加圧すれば、連続的に液泡貯留容器内で生成される液 泡内の気体の圧力が、タンク内上部の気体の圧力と同じになることにより、タンク 内上部の気体の圧力に応じた飽和水を生成できる。
本発明の請求項3に記載の飽和水生成装置は、請求項1に記載の飽和水生成器をタンク内に配置し、前記タンク内の気体を減圧状態に保つことで、前記タンク内の減圧状態に応じた飽和水を生成することができる減圧タンク部を備えて構成されている。
この構成によって以下の作用を有する。
(1)水に溶解している不要な気体を、タンク内上部の気体の減圧状態に応じて除去でき 、脱気水を生成することができる。
本発明の請求項4に記載の飽和水生成装置は、請求項2に記載の飽和水生成装置において、供給する気体が空気以外の窒素、酸素、水素、オゾン、炭酸ガスなどを供給できるガス供給部を備えて構成されている。
この構成によって以下の作用を有する。
(1)水に所望するガス成分を、タンク内上部のガスの加圧状態に応じた気体を飽和させ ることができる。
(2)請求項3に記載した飽和水生成装置で脱気処理された水に、所望するガス成分を溶 解させれば、他のガス成分を含んでいない所望するガス飽和水を作ることができる 。
本発明の請求項5に記載の飽和液体生成装置は、請求項2の飽和水生成装置において、飽和水生成器をタンク内下部側に配置し、予め飽和水生成器部分が水没するように水を溜め、石油等の可燃性液体をポンプや水頭差などで圧力を加えて飽和水生成器へ供給することにより、静電気を発生させることなく前記可燃性液体に前記タンク内の気体圧力に応じた飽和液体を作ることができる水溜め部と、飽和した前記可燃性液体と水の比重差により浮上分離した前記可燃性液体を回収することができる回収孔と、を備えて構成されている。
この構成によって以下の作用を有する。
(1)可燃性液体を水中で処理することにより、静電気の発生を抑えることができる。
(2)可燃性液体中にタンク内の加圧状態に応じた気体量を飽和させることができる。
本発明の請求項1に記載の飽和水生成器によれば、以下のような効果を有する。
(a)例えば、空気を用いて水を液泡の状態にするだけで、空気成分の分圧に応じて飽和 するので、水生生物にとって生息しやすい水を作れる。
(b)供給した気体成分を効率良く水に飽和させることができるので、経済性や省エネル ギー性及び汎用性に優れている。
本発明の請求項2に記載の飽和水生成装置によれば、以下のような効果を有する。
(a)水や液体に、多量の気体を簡単に飽和溶解させることができるので、例えば、風呂 場や炊事場での洗剤の使用量を抑えることのできる微細気泡を多量に含んだ白濁水 の製造装置や、化学工場においては接触酸化やガス除去等の処理装置や、また、魚 介類の養殖場においては残餌・糞などを浮上分離させて除去する装置及び酸素供給 の装置として提供することができる。
本発明の請求項3に記載の飽和水生成装置によれば、以下のような効果を有する。
(a)水生生物にとって不要なガスが溶存している水を、減圧下の中で液泡を生成できる ことにより、効率良く不要ガスを放出させて脱気水を作ることができる。
本発明の請求項4に記載の飽和水生成装置によれば、以下のような効果を有する。
(a)例えば、水素ガスを水に高濃度に飽和させた洗浄水の製造や、窒素ガスを水に高濃 度に飽和させた不活性水の製造などの機能水を製造することができる。
(b)汚水にオゾンガスを高濃度に飽和させて、有機物の分解、殺菌、漂白、消臭などの 汚水処理工程に使用することができる。
(c)また、温泉場などにおいて、純酸素ガスや二酸化炭素をお湯に飽和させて、のぼせ 防止や血行促進などの機能を持たせたお湯を生成することができる。
本発明の請求項5に記載の飽和液生成装置によれば、以下のような効果を有する。
(a)例えば、石油等の可燃性液体に、燃焼効率の上がる酸素ガスを多量に飽和させるこ とにより、燃焼効率に優れた可燃性液体を作ることができる。
(b)ポンプ動力を使用せず、水頭差による圧力液でも稼動させることができるので、更 に静電気の発生を抑制することができ、安全性を高めることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の飽和水生成器について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態1における飽和水生成器であり、1は飽和水生成器、2は圧力水に気体を混合させ気泡を多く含んだ水流(以下、気泡含有水流Wx)を作ることのできるノズル、3はノズル2から噴射された気泡含有水流Wxを一旦貯留できるようにノズル2の周辺を容器で囲った液泡貯留容器である。
図1(b)は飽和水生成器1に実際に圧力水Wを供給した時に、エジェクタ方式のノズル2の縮径部分に発生する負圧D1により気体自吸パイプ2aから気体Xが自吸され、気泡を多く含んだ水流がノズル2から液泡貯留容器3内に噴射され、液泡貯留容器3内に液泡が生成される様子を示した模式図である。
右上の(a.f)はその液泡貯留容器3内で生成された液泡の拡大図で、噴射された気泡含有水流Wx中の水Wは液泡の表面水WFに一瞬変化していることを示しています。
しかし、液泡に変化した後の液泡は、連続的に噴射されている気泡含有水流Wxによって直ちに破壊されることになります。従って、液泡貯留容器3内に連続的に気泡を多く含んだ水流を噴射することで、液泡は連続的に生成されるが、同時に破壊されることになります。
結果的に連続的に供給された気泡含有水流Wxは、図中のように飽和水1Wと浮上気体x1とに分離し、液泡貯留容器3の外にそれぞれ連続的に排出されることになります。
図1(c)は飽和水生成器1を水槽内に配置し、ポンプ4に接続させた飽和水生成装置の模式図である。
大気圧下で水槽内の水Wを飽和水にする装置であり、ポンプ4を稼動させることで水槽内の水Wをポンプ4により吸水し、パイプやホース等を介して水中に配置された飽和水生成器1に、圧力が加えられた水Wを供給することができます。
この時、ノズル2の縮径部分に発生する負圧D1により、気体自吸パイプ2aから水面上部の気体Xが供給されることで、ノズル2から気泡を多く含んだ水流を液泡貯留容器部3内に噴射することができます。V0は気体自吸パイプ2aから気体Xの自吸量を調整できる自吸量調整バルブである。
図2(a)は、図1(c)の装置内のノズル2部分に、中空器体を用いた旋回流方式のノズル2を取り付けた飽和水生成装置であり、ノズル部分は図1(c)と同様にノズル2と表示する。
図の水槽中右側に記載した側面図にはポンプ4からの圧力水Wが、中空器体の接線方向2bから供給されることによって、中空器体内に旋回流Waが発生し負圧軸D2が形成される。このことにより気体自吸パイプ2aから水面上部の気体Xを自吸することができ、ノズル2の先端から気泡を多く含んだ水流を液泡貯留容器部3内に噴射することができる。この時の液泡貯留容器3内の液泡の生成の様子は、前記図1(b)の飽和水生成器とほぼ同じである。
図2(b)は、中空器体中に旋回流Waが発生する旋回流方式のノズルですが、中空器体の両端に噴出口があり、気泡含有水流Wxを左右の液泡貯留容器3内に噴射することができるタイプで、両端に噴出口があるのでポンプ4からの圧力水Wを多く供給するができ、水中だけではなく空中においても、液泡の生成量は若干少ないようですが飽和水を作ることができます。また、気体自吸パイプ2aからの気体Xの自吸量が少ない場合には、気体自吸パイプ2aにエアポンプを接続することで、気体Xの供給量を増やすこともできます。
前記の両端に噴出口がある旋回流方式の飽和水生成器を用いて、飽和水生成器に水道水を直結し、純酸素ガスを気体自吸パイプ2aから毎分7・6リットル自吸させ、水道水の溶存酸素量DOの測定した結果、ワンパスで溶存酸素量DO約32ppm18.7リットルの水道水を得ることができた。
また、ポンプを用いてpH12のアルカリ性液体を飽和水生成器に供給し、気体自吸パイプ2aから炭酸ガスを自吸及び供給してpHの変動を測定した結果、気体自吸パイプ2aから毎分7・0リットルの自吸する量だけではpH9.8ですが、少し圧力を加えて毎分9.7リットル供給すればpH7.5になり、また、毎分14.0リットル供給するとpH6.2の酸性になった。処理液量は約16.3リットルであった。使用した飽和水生成器の各部のサイズは中空器体の内径は45mmで、接線方向2bからの水が供給される管径は13mmで、中空器体の両端にある噴出口はそれぞれ口径5mmである。
また、発明者はノズルの部分をエジェクタ方式と旋回流方式を用いて実施したが、前記の他にアスピレターノズル、スタテックミキサーノズルなどのように、気体を含有することができるノズルであれ、図面のノズル2の部分として使用することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2の飽和液生成装置について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
図3(a)は飽和水生成器1をタンクT内に配置し、タンクT内上部の気体Xを加圧状態にすることで、液泡貯留容器3内に生成される液泡内の気体Xを同圧にすることができ、バルブV3より回収できる処理水1Wは、タンクT内上部の加圧状態に応じた飽和水を作ることのできる飽和水生成装置である。
まず、ポンプ4を稼動させることで水Wを吸水し、飽和水生成器1に圧力水を供給すると同時にポンプ4の吸水側に発生する負圧D3を利用して、バルブV1から気体Xを流量調整し、ノズル2から気泡含有水流Wxが液泡貯留容器3に噴射され液泡が生成され、同時に噴射された気泡含有水流Wxによって液泡は破壊される。
この時破壊された液泡の中の気体は、液泡貯留容器3から浮上気体x1としてタンクTの上部に向かって浮上し、タンクT内上部に気体Xとして溜まることになる。
この時にバブルV3からの処理水1Wの排出量と、バルブV1から気体Xを流量調整とを調整することにより、タンクT内を所望の加圧状態にすることができる。
また、この時タンクT内上部に浮上気体x1によって溜まった気体Xは、気体自吸パイプ2aにより飽和水生成器1に自吸供給され、浮上気体x1は再利用されたことになる。
また、タンクT内に水位センサーL.Sを配置し、タンクT内の水位を感知することにより、電気的に処理水1Wの排出量をバルブV3で調整することや、タンクT内へ供給される気体Xの適量をバルブV1で電気的に制御することもできる。
また、タンクT内の加圧状態や、供給気体の種類によっては、水への飽和溶解率が変わりますので、バルブV1からの気体供給量では不足する場合には、別途エアポンプ5を接続しバブルV2で調整しながらタンクT内へ供給する方法でも、実施の形態2の飽和液生成装置を稼動させることができる。
また、連続的に長時間稼動させると、元々供給された水に溶存していたガス(窒素、二酸化炭素、硫化水素等)が放出しタンクTの上部に溜まることがあり、その時はバルブV4を開けて、溜まった不要なガス気体XをタンクTの外に放出させることにより、所望する飽和水を得ることができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3の飽和液生成装置について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
図3(b)は、飽和水生成器1をタンクT内に配置し、タンクT内上部にある気体Xの状態を減圧にすることで、液泡貯留容器3内に生成される液泡内の気体XはタンクT内上部と同じ減圧になり、従って、タンクT内上部の減圧状態に応じた飽和水を作れる飽和液生成装置である。
先ず、タンクT上部側に配置されたバキュウムポンプ6を稼動させて、タンクT内の気体Xを外に排出することによりタンクT内を減圧状態にする。
次に、水Wをポンプ4で吸水し減圧状態のタンクT内に配置された飽和水生成器1に供給することで、タンクT上部から減圧されている気体Xを、気体自吸パイプ2aを介して飽和水生成器1に自吸させることにより、ノズル2から液泡貯留容器3内に減圧された気体Xで生成された気泡含有水流Wxを噴射することができる。
このことによって、生成された液泡の中は減圧の気体Xの空間であり、図1(b)の液泡の拡大図(a.f)のように、水Wが液泡の表面水WFになった瞬間に、表面水WFに溶解していた気体成分は、拡大図(a.f)に記載した矢印の反対方向の減圧気体X空間に向かって放出する。この現象により、ポンプ4により供給された水Wは、タンクT内上部の減圧状態に応じた飽和水にすることができる。
タンクT内の処理水1Wを回収する時は、タンクT内を減圧にしたままの状態での処理水1Wの回収は困難であり、ポンプ4とバキュウムポンプ6を停止し、バルブV5を開けて外の気体Xを入れることにより、タンクT内を大気圧にしバルブV3を開けて処理水1Wを回収する。
バキュウムポンプ6を稼動させたままの状態で、バルブV3から処理水1Wを回収する為には、バキュウムポンプ6よりも減圧能力の大きなポンプを用いなければタンクT内から回収することができない。
L.PはタンクT内で脱気処理された処理水Wの水量を目視で確認し、装置の稼動・停止を手動で操作できるように透明管で作られたレベルパイプである。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4の飽和液体生成装置について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、タンクT内を加圧状態して石油等の可燃性液体を液泡に生成し、可燃性液体に空気や酸素などを飽和させる飽和液体生成装置の模式図。
実施の形態2の飽和液生成装置と同じように、タンクT内上部の気体Xを加圧状態して石油等の可燃性液体を液泡に生成することによって、タンクT内の気体の加圧状態に応じて飽和した可燃性液体を作る装置である。
先ず、タンクT内下部に水を溜められる水溜め部WOを設け、ポンプ4吸引側から可燃性液体Gを吸引し圧力を加え、タンクT内下部の水溜め部WO中に配置された飽和水生成器1に可燃性液体Gを供給すると同時に、ポンプ4の吸引側に発生する負圧D3を利用して、バルブV1からポンプ4内に気体Xを自吸させることで、飽和水生成器1のノズル2から気体Xを含有した可燃性液体Gを噴射することができる。
この時に飽和水生成器1が水溜め部WO中に配置してあることにより、タンクT内に静電気を発生させることなく、可燃性液体Gで液泡を液泡貯留容器3内で生成できる。
液泡の表面液になった可燃性液体1Gは、液泡貯留容器3内から水Wとの比重差により、水溜め部WOの上部側に浮上分離することから、回収孔のバルブVGによって飽和済み可燃性液体1Gを回収できる。
また、同時に液泡貯留容器3内から放出された浮上気体x1は、水溜め部WO中から浮上し、更に飽和済み可燃性液体1Gの液中を浮上し、タンクTの上部に浮上して気体Xとして溜まりますが、気体自吸パイプ2aにより再び飽和水生成器1に自吸され、液泡に生成されるので浮上気体x1は再利用されます。
L.PはタンクT内の水溜め部WOの水位や飽和済み可燃性液体1Gを、目視で確認できる透明管で作られたレベルパイプである。
また、バルブV1からの気体供給量では不足する場合には、別途エアポンプ5を接続してバブルV2で気体の供給量を調整しながらタンクT内へ供給することも可能です。
また、タンクT内の上部に圧力計Mや水位センサーL.Sを取り付けることによって、飽和済み可燃性液体1Gの水位やタンクT内の圧力を電気的に感知することによって、バルブV1から気体Xの供給量調節や、回収孔のバルブVGから飽和済み可燃性液体1Gの回収量調節や、エアポンプ5に接続されたバブルV2からの気体供給量などの調節を、電気的に制御することもできる。
(1)魚介類などを養殖する際に使われる酸素供給装置。
(2)例えば、水素ガスを溶解させて洗浄水の製造装置や、窒素ガスを溶解させて不活性 水の製造装置など、ガス溶解水の製造装置。
(3)バスタブのお湯に多量の空気や酸素や炭酸ガスなどを溶解させて、バスタブ内を白 濁湯にする浴用水の製造装置。
(4)例えば、石油等の可燃性液体に空気や酸素ガスなどを多量に溶解させて、燃焼効率 を向上させた可燃性液体の製造装置。
図1(a)は本発明の実施の形態1における飽和水生成器。図1(b)は飽和水生成器1に実際に圧力水Wを供給した時、液泡貯留容器内の液泡の様子を示した模式図。図1(c)は飽和水生成器1を水槽内に配置して、ポンプ4に接続させた飽和水生成装置の模式図。 図2(a)は、図1(c)の装置内のノズル2部分に、中空器体を用いた旋回流方式のノズル2を取り付けた飽和水生成装置の模式図。図2(b)は、旋回流方式のノズルで中空器体の両端に噴出口があるタイプの液泡貯留容器内の液泡の様子を示す模式図。 図3(a)は、飽和水生成器1をタンクT内に配置し、加圧状態にした飽和液生成装置の模式図。図3(b)は、飽和水生成器1をタンクT内に配置し、減圧状態にした飽和液生成装置の模式図。 石油等の可燃性液体を液泡に生成し、気体を可燃性液体に飽和溶解させる飽和液体生成装置の模式図。
符号の説明
1 飽和水生成器
2 ノズル
2a 気体自吸パイプ
2b 中空器体の接線方向
3 液泡貯留容器
3a 吸盤3の後部側
4 ポンプ
5 エアポンプ
6 バキュウムポンプ
D1 負圧1
D2 負圧2
D3 負圧3
G 可燃性液体
1G 飽和済み可燃性液体
L.P レベルパイプ
L.S 水位センサー
T タンク
V0 自吸量調整バルブ
V1 バルブ1
V2 バルブ2
V3 バルブ3
V4 バルブ4
V5 バルブ5
VG 回収孔のバルブ
W 水
WO 水溜め部
Wa 旋回流
WF 表面水
Wx 気泡含有水流
1W 飽和水
X 気体
x1 浮上気体

Claims (5)

  1. ポンプや水頭差などで作られた圧力水に気体を混合させて気泡を多く含んだ水流を作ることのできるノズルと、前記ノズルによって噴射された気泡を多く含む水流を一旦貯留できるように前記ノズルの周辺を容器で囲うことで、連続的に前記ノズルから噴射される水流を泡沫状の気泡集団(以下、液泡)に変化させることのできる液泡貯留容器と、を備えていることを特徴とする飽和水生成器。
  2. 請求項1に記載の飽和水生成器をタンク内に配置し、前記タンク内の気体を加圧状態に保つことで、前記タンク内の加圧状態に応じた飽和水を生成することができる加圧タンク部を備えていることを特徴とする飽和水生成装置。
  3. 請求項1に記載の飽和水生成器をタンク内に配置し、前記タンク内の気体を減圧状態に保つことで、前記タンク内の減圧状態に応じた飽和水を生成することができる減圧タンク部を備えていることを特徴とする飽和水生成装置。
  4. 請求項2に記載の飽和水生成装置において、供給する気体が空気以外の窒素、酸素、水素、オゾン、炭酸ガスなどを供給できるガス供給部を備えていることを特徴とする飽和水生成装置。
  5. 請求項2の飽和水生成装置において、飽和水生成器をタンク内下部側に配置し、予め飽和水生成器部分が水没するように水を溜め、石油等の可燃性液体をポンプや水頭差などで圧力を加えて飽和水生成器へ供給することにより、静電気を発生させることなく前記可燃性液体に前記タンク内の気体圧力に応じた飽和液体を作ることができる水溜め部と、飽和した前記可燃性液体と水の比重差により浮上分離した前記可燃性液体を回収することができる回収孔と、を備えていることを特徴とする飽和液体生成装置。
JP2008084757A 2008-02-27 2008-02-27 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置 Pending JP2011101827A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084757A JP2011101827A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置
PCT/JP2009/000870 WO2009107386A1 (ja) 2008-02-27 2009-02-26 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084757A JP2011101827A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011101827A true JP2011101827A (ja) 2011-05-26

Family

ID=41015793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008084757A Pending JP2011101827A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2011101827A (ja)
WO (1) WO2009107386A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120443A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 国立大学法人山口大学 処理対象ガス中の二酸化炭素を分離・除去・貯蔵する方法及び二酸化炭素の分離・除去・貯蔵装置
JP2018176094A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 レッキス工業株式会社 気体溶解装置
WO2021153597A1 (ja) * 2020-01-31 2021-08-05 有限会社バブルタンク 気体溶解装置
JP2022057513A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 連洪 李 水素ガス含有液生成器

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037765A (ja) * 2011-12-16 2015-02-26 パナソニック株式会社 ナノバブル含有液体
JP5218948B1 (ja) * 2012-05-16 2013-06-26 重昭 安達 気体溶解器
CN106215730A (zh) * 2016-08-05 2016-12-14 南京大学 微米气泡发生器
FR3106072B1 (fr) * 2020-01-13 2022-10-28 Olivier Yves Christian Demay Système mécanique d’oxygénation par sursaturation pour lacs, lagunes et rivières

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001323288A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Kanagawa Hoken Jigyosha:Kk エマルジョン燃料及びその製造方法、ならびにエマルジョン燃料駆動装置
JP2004223441A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Toyota Auto Body Co Ltd オゾン水製造装置
GB2414689B (en) * 2003-02-13 2007-08-22 Masayuki Fukagawa Method, device, and system for controlling dissolved amount of gas
JP4378337B2 (ja) * 2005-09-15 2009-12-02 松江土建株式会社 気液溶解装置
WO2007049377A1 (ja) * 2005-10-28 2007-05-03 Ikeda, Yoshiaki 機能水生成器と機能水生成方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120443A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 国立大学法人山口大学 処理対象ガス中の二酸化炭素を分離・除去・貯蔵する方法及び二酸化炭素の分離・除去・貯蔵装置
JP2018176094A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 レッキス工業株式会社 気体溶解装置
WO2021153597A1 (ja) * 2020-01-31 2021-08-05 有限会社バブルタンク 気体溶解装置
JP2022057513A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 連洪 李 水素ガス含有液生成器
JP7093819B2 (ja) 2020-09-30 2022-06-30 連洪 李 水素ガス含有液生成器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009107386A1 (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011101827A (ja) 飽和水生成器及び飽和水又は飽和液体を生成する装置
CN1819868B (zh) 气体溶解量调整方法和其装置及其系统
JP4869922B2 (ja) 微細気泡発生器
TWI418522B (zh) 用於將臭氧溶於水中及催化性氧化的設備及方法
WO2009116711A2 (en) Apparatus of generating microbubbles
JP2006272232A (ja) 超微細気泡の生成方法、生成装置及びそれを利用した殺菌・消毒設備
CN102689978A (zh) 一种高浓度高盐度难降解有机废水处理系统
JP2011011098A (ja) 水質浄化装置
JP2007117799A (ja) 微細気泡生成器及びこれを用いた微細気泡生成装置
JP5395627B2 (ja) 気液溶解装置
CN202643406U (zh) 一种高浓度高盐度难降解有机废水处理系统
JPWO2015060382A1 (ja) 微細気泡生成装置および微細気泡生成装置を備える汚染水浄化システム
JP6338518B2 (ja) マイクロバブル発生装置
JP2010162519A (ja) 排ガス処理装置および排ガス処理方法
JPWO2007125996A1 (ja) 水質改善器及び水質改善装置
JP2009208051A (ja) 水素水及び水素水生成装置
EP3202491A1 (en) Anti-bubble generator
KR101075685B1 (ko) 포화액 생성기 및 이를 이용한 포화액 제조장치
KR101099752B1 (ko) 포화액 생성기 및 이를 이용한 포화액 제조장치
JP4133045B2 (ja) 気体溶解器及びそれらを備えた水処理装置
JP2009178702A (ja) 気液混合設備
JP5367335B2 (ja) 汚泥減容化装置及びこれを用いた汚泥処理設備並びに汚泥減容化方法
KR100842786B1 (ko) 수면 부유 기포식 산소 공급장치
JP2007090197A (ja) 地下水・土壌の浄化方法
JP2012213703A (ja) 洗浄液生成装置