JP5284118B2 - ダンプ車両 - Google Patents

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Description

本発明は、荷箱をシャシフレーム上で傾動させるダンプ装置を備えたダンプ車両に関する。
荷箱をシャシフレーム上で水平状態から後ろ下がり状態に傾動させるダンプ動作により荷箱内の積荷を後方へ排出するダンプ車両が従来より知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、上記ダンプ車両として、軽自動車(道路運送車両法の施行規則で定められている軽自動車)仕様のもの(以下、「軽ダンプ車両」ともいう。)も従来より知られている。
上記ダンプ車両において、荷箱のダンプ動作を行う場合、積荷が土砂などのように比較的重いものである場合は、予め荷箱の後部煽戸の下開きロックが解除され、その後部煽戸が下開き可能な状態でダンプ動作が行われる。この場合、後部煽戸は、荷箱の傾動に伴い後方へ滑り落ちる積荷の荷重によって押し開けられ、積荷は開口した荷箱の後部から車両後方へ排出される。
一方、積荷が雑草、藁などのように比較的軽いものである場合は、荷箱の傾動に伴い後方へ滑り落ちる積荷の重さだけで後部煽戸が開かないことが多い。このため、積荷が比較的軽いものである場合は、ダンプ動作前に手動で後部煽戸を一旦上開きさせた後、ダンプ動作を行うことで、積荷は、上開き状態に開口した荷箱の後部から車両後方へ排出される。
特開2001−294074号公報
ところで、軽ダンプ車両では、テールランプが車両後端位置に設置されていることが多く、そのような軽ダンプ車両においてテールランプを損傷し易いという問題があった。すなわち、図16に示すように、テールランプが車両後端位置に設置された軽ダンプ車両50Aでは、荷箱54Aの後部煽戸54Aaを下開き状態としてダンプ動作を行い、積荷54Aを後方へ排出させると、車両後方に形成される積荷の山55に、テールランプ52Aが接触して損傷することがあった。
一方、軽自動車規格外のダンプ車両(例えば2トンダンプ車両)では、テールランプが車両後端位置よりやや前方に設置されているため、既述のテールランプの損傷は発生し難かった。
図17および図18に、既存の軽ダンプ車両50Aと既存の2トンダンプ車両50Bとを比較した図を示す。ここで、図17(a)は軽ダンプ車両50Aの後部平面図であり、図17(b)は2トンダンプ車両50Bの後部平面図である。また、図18(a)は軽ダンプ車両50Aの後部左側面図であり、図18(b)は2トンダンプ車両50Bの後部左側面図である。
軽ダンプ車両50Aでは、シャシフレーム51Aの側部にテールランプを設置するスペースがないため、テールランプ52Aをシャシフレーム51Aの後端より後ろ側に設置している。
一方、2トンダンプ車両50Bでは、シャシフレーム51Bの側部に比較的大きな設置スペースがあり、この設置スペースにテールランプ52Bが設置される。このため、テールランプ52Bを車両後端位置よりやや前方に設置することができる。
もちろん、上記軽ダンプ車両50Aにおいて、シャシフレーム51Aの幅寸法を狭める設計変更を行ったり、テールランプ52Aのサイズを小さくしたりすれば、シャシフレーム51Aの側部にテールランプ52Aの設置スペースを確保することができ、その結果、テールランプ52Aを車両後端位置よりやや前方に設置することは可能となる。
しかし、厳しい軽自動車の車幅サイズの規制内でシャシフレーム51Aの幅寸法を狭めることは設計上容易ではない。仮にシャシフレームの幅寸法を狭める設計が可能であったとしても、シャシフレームおよびその周辺部の大幅な設計変更を強いられることとなり、多くの時間と労力を要することとなる。
また、現用の軽ダンプ車両のシャシフレームには、一般の軽貨物自動車のシャシフレームと同様のものが採用されている。このため、軽ダンプ車両の専用品として、幅寸法を狭めたシャシフレームを生産することは、大幅な生産コストの上昇を招くため、現実的ではない。
また、テールランプのサイズには、法令の規定に基づき定められた告示において、一定以上の大きさが要求されるため、軽ダンプ車両50Aのテールランプ52Aのサイズを小さくしてシャシフレーム51Aの側部の小さなスペースに設置することも困難である。
一方、ダンプ動作前に作業者により後部煽戸54Aaを上開きさせた上で積荷を後方に排出すれば、積荷の山55は更に後方に形成されるようになり、テールランプ52Bを損傷する可能性は低くなる。しかし、ダンプ動作前に重い後部煽戸54Baを手作業にて上開きしなければならず、作業者の作業負担が増すという点で問題が生じる。
本発明は、既述の問題点に鑑みて創案されたものであり、シャシフレームの後端より後ろ側にテールランプ等の灯具が設置された既存のシャシフレームの構造を生かしつつ、荷箱をシャシフレーム上で傾動させて積荷を排出する際に起こり得る灯具の損傷の防止を図り、且つ、作業負担の軽減をも図ったダンプ車両を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明のダンプ車両は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明のダンプ車両は、シャシフレーム上で後部煽戸を有する荷箱を傾動させるダンプ装置と、前記シャシフレームの後端より後側で車両後端部に位置するように、前記シャシフレームの後端に設置された灯具とを備え前記後部煽戸は、前記後部煽戸の下端部と荷箱との間に設けられたヒンジを中心にして、後部煽戸開閉装置により上開き可能に設けられたダンプ車両において、前記灯具は、前記ヒンジよりもシャシフレーム後方側で且つ下方に設けられ、前記荷箱が後ろ下がりに傾動し、前記後部煽戸が上開きの全開状態になると、前記後部煽戸は前記荷台と連続した平坦面を形成し、前記灯具を上方から覆うように、前記後部煽戸の先端部は前記灯具よりも後方に位置することを特徴としている。
上記何れかの構成を備えるダンプ車両によれば、ダンプ動作に連動して荷箱の後部煽戸が自動的に上開きするので、後部煽戸を予め上開きさせる作業負担が解消される。また、荷箱が傾動し、後部煽戸が上開き状態で全開すると、荷箱内の積荷は、上開き状態で全開した後部煽戸の先端部の下方に形成されるため、積荷の山とテールランプとの間に十分な距離が確保される。これにより、テールランプを積荷の山に接触させて損傷することが防止される。
また、本発明のダンプ車両は、上記何れかの構成を備えるダンプ車両において、前記後部煽戸開閉装置は、前記荷箱の底部に、中間部が回動自在に連結された第1リンク部材と、前記第1リンク部材の後端側に、前端側が回動自在に連結された第2リンク部材と、前記第2リンク部材の後端側に、一端側が回動自在に連結されるとともに、他端側が前記後部煽戸の後面に回動自在に連結された第3リンク部材と、前記荷箱が水平状態にあって前記後部煽戸が全閉状態にあるとき、その後部煽戸と前記第3リンク部材とを相対回動不能にロックすることが可能なロック部と、前記ロック部をロック状態又はロック解除状態の何れかに切替えるための切替操作部と、前記ロック部がロック状態にあって前記荷台の傾斜角が所定値以下のとき、前記第3リンク部材および第2リンク部材を介して前記後部煽戸の自重が回動力として作用する第1リンク部材の回動を規制するように設けられた回動規制部と、を有するものであることが望ましい。
かかる構成を備えるダンプ車両によれば、後部煽戸と第3リンク部材とがロック部により相対回動不能とされることで、後部煽戸が全閉状態にロックされるので、ロック部をロック状態又はロック解除状態に切替える切替操作部を作業者が操作し易い後部煽戸の上の方(遠心側)に設けることが容易になる。
また、本発明のダンプ車両は、上記構成を備えるダンプ車両において、前記ロック部は、ロッド部材と、前記後部煽戸に固設され、前記ロッド部材が軸方向にスライド自在に嵌入されたロッド部材案内部と、前記第3リンク部材の中間部に固設され、前記ロッド部材が挿脱自在に嵌入される嵌入部と、を有するものであることが望ましい。
かかる構成を備えるダンプ車両によれば、ロック部を簡易な構造で構成することができるため、ロック部の耐久性、信頼性が向上する。
また、本発明のダンプ車両は、上記構成を備えるダンプ車両において、前記後部煽戸の開方向への回動時に、当該後部煽戸が接近する車幅方向に延びた車幅方向部材を備えており、前記後部煽戸のヒンジを中心として前記車幅方向部材より遠心側であって前記後部煽戸の後面側に、前記切替操作部の操作ハンドルが配置されている、ものであることが望ましい。
かかる構成を備えるダンプ車両によれば、後部煽戸を開放する際に、後部煽戸と車幅方向部材との間に操作ハンドルを持つ作業者の手が挟まれることが防止される。
また、本発明のダンプ車両は、既述の構成を備えるダンプ車両において、前記後部煽戸の後面の遠心側に、前記切替操作部の操作ハンドルが配置されているものであってもよい。
かかる構成を備えるダンプ車両によれば、仮に、後部煽戸7が後方に傾斜した状態であっても作業者が煩雑性を感じることなく操作ハンドルによる回動操作を容易に行うことができる。
かかる構成を備えるダンプ車両によれば、後部煽戸7が全閉した状態のときに作業者が煩雑性を感じることなく操作ハンドルによる回動操作を容易に行うことができる。
本発明に係るダンプ車両によれば、シャシフレームの後端より後ろ側にテールランプ等の灯具が設置された既存のシャシフレームの構造を生かしつつ、荷箱をシャシフレーム上で傾動させて積荷を排出する際に起こり得る灯具の損傷を防止でき、併せて、作業負担の軽減を図ることもできる。
本発明の第1の実施の形態に係るダンプ車両の荷箱およびその周辺部の一部を後方から視た図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るダンプ車両の荷箱の底面図である。 図1のC部を後部煽戸に直交する方向から視た拡大図である。 図3において、荷台が水平状態のまま後部煽戸が全開放された状態を示す図である。 図3において、荷台が傾動され、後部煽戸が全開放された状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るダンプ車両の荷箱およびその周辺部の一部を後方から視た図である。 図8のX−X断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るダンプ車両の荷箱の底面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるロック部およびその周辺を示した断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるロック部およびその周辺を示した側面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるロック部およびその周辺を示した斜視図である。 図9において、荷台が水平状態のまま後部煽戸が全開放された状態を示す図である。 図9において、荷台が傾動され、後部煽戸が全開放された状態を示す図である。 軽ダンプ車両において、荷台を傾動させて積荷を車両後方へ排出する際の状態を示した側面図である。 (a)は軽ダンプ車両の後部平面図であり、(b)は2トンダンプ車両の後部平面図である。 (a)は軽ダンプ車両の後部左側面図であり、(b)は2トンダンプ車両の後部左側面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るダンプ車両1の荷箱2およびその周辺部の一部を後方から視た図である。図2は図1のA−A断面図であり、図3は図1のB−B断面図である。図4はダンプ車両1の荷箱2の底面図である。
本発明の第1の実施の形態に係るダンプ車両1は、軽自動車(道路運送車両法の施行規則で定められている軽自動車)仕様のものであり、そのシャシフレーム3の後端より後ろ側、例えば車両後端位置(水平状態の荷箱2の後端位置と略同一位置又は若干前方位置)、にテールランプ4(灯具)が設置されている。このテールランプ4は、視認性、視野角等の点から法令の規定に基づき定められた告示において規定されたサイズに適合するものであって、シャシフレーム3の側部スペースに収まりきらない車幅方向寸法を有するものとなっている。
ダンプ車両1の荷箱2はシャシフレーム3上に固定されたサブフレーム3上に設置されており、このサブフレーム5の後部ヒンジ5aを中心にしてシャシフレーム3に対して後ろ下がり状態に傾動させるダンプ装置6を備えている。ダンプ装置6は、周知の装置であり、後部ヒンジ5aのほか、後部ヒンジ5aより前方に設置されて荷箱の前部を昇降させる図示しない伸縮シリンダ等のアクチュエータによって構成されている。なお、ダンプ装置6は、後ろ下がり状態に傾斜した荷箱2を水平状態(走行状態)に復帰させるためにも使用される。
荷箱2の後部煽戸7は、その下端部と荷箱2との間に設けられたヒンジ7aを中心にして上開き可能に設けられている。この後部煽戸7は、その後面に設けられた左右一対のストッパ7b,7bが図示しない当接部に当接するまで開方向へ回動可能となっている。また、後部煽戸7は、その左右両側部に車幅方向外側に断面L字状に屈曲した係合片7cを有しており、この係合片7cが荷箱2の後端両側部に立設されたポスト9の後端面に全閉位置で係合する。これにより、後部煽戸7が全閉位置より前方に回動してしまうことを規制している。
また、ダンプ車両1は、ダンプ装置6による荷箱2の傾動(ダンプ動作)に連動して、その荷箱2の後部煽戸7を上開きさせる後部煽戸開閉装置8を備えている。また、後部煽戸開閉装置8は、後ろ下がりに傾斜した荷箱2を水平状態(走行状態)に復帰させるダンプ復帰動作に連動して、上開き状態の後部煽戸7を全閉状態に復帰させることをも行う。
荷箱2の後端両側部に立設されたポスト9,9間には、これらのポスト9,9同士が撓まない(変形しない)ようにするための補強部材として車幅方向に延びた車幅方向部材22が架設されている。なお、この車幅方向部材22は、荷箱2の後部煽戸7が開方向へ回動する際に、その後部煽戸7の後面が接近するような位置に設置されている。
<後部煽戸開閉装置の構成>
以下、後部煽戸開閉装置8について更に詳細に説明する。図1〜図4に示すように、後部煽戸開閉装置8は、第1リンク部材11、第2リンク部材12、第3リンク部材13、ロック部14、切替操作部15等を備えている。
第1リンク部材11は、荷箱2の底部にその中間部が第1車幅方向軸16を中心に回動自在に連結されている。例えば図示するように、荷箱2の底部に下方に延在した左右一対の板材からなる支持部材17が固設され、この支持部材17に、第1リンク部材11の中間部が第1車幅方向軸16を介して回動自在に連結されている。
第1リンク部材11の車両前方端部には、ローラ11aが設けられており、第1リンク部材11は、このローラ11aを介してその車両前方端部をサブフレーム5に設けられた支持板5b上に沿って移動可能となっている。一方、第1リンク部材11の車両後方端部は、第1リンク部材11の回動支点である第1車幅方向軸16より高い位置において、第2リンク部材12の前端部に第2車幅方向軸18を介して回動自在に連結されている。
第2リンク部材12は、後端部が第3リンク部材13の一端部に第3車幅方向軸20を介して回動自在に連結されている。なお、第1〜第3リンク部材11〜13の位置関係の調整を容易にするため、第2リンク部材12には、長さ調整機能を備えるもの、例えばターンバックルを備えるものが採用されている。
第3リンク部材13は、その他端部が後部煽戸7の後面に第4車幅方向軸21を介して回動自在に連結されている。
なお、既述の第1〜第4車幅方向軸16,18,20,21は、その名称、図面等から明らかなように、車幅方向に延在している軸である。
ロック部14は、荷箱2が水平状態にあり、後部煽戸7が全閉状態にあるときに、後部煽戸7と第3リンク部材13とを相対回動不能にロックするものである。このロック部14は、ロッド部材14a、ロッド部材案内部14b、嵌入部14c等を備えている。
ロッド部材14aは、後部煽戸7の後面に固設されたロッド部材案内部14b内にスライド自在に支持されており、その軸方向にのみ移動することが可能となっている。
ロッド部材案内部14bは、ロッド部材14aが嵌入部14cに挿脱自在に嵌入されるように案内する。ロッド部材案内部14bとしては、例えば図示するように筒体を採用することができる。
嵌入部14cは、下方にスライド移動するロッド部材14aの先端部が嵌まり込むように、第3リンク部材13に固設されている。また、嵌入部14cの第3リンク部材13における設置位置は、第3および第4車幅方向軸20,21が設けられている両端連結部の中間位置となっている。これにより、ロッド部材14aが嵌入部14cに嵌まり込むと、ロッド部材案内部14bと第3リンク部材13とは相対回動不能となり、その結果、後部煽戸7と第3リンク部材13とが相対回動不能にロックされる。
切替操作部15は、ロック部14を手動操作によりロック状態又はロック解除状態の何れかに切替える。この切替操作部15は、ロッド部材14aに固設されたアーム部15aと、このアーム部15aを介してロッド部材14aをロック側(嵌入部14c側)に付勢する付勢部材15bと、ロッド部材14aと連動するように設けられた操作ハンドル15cと、を備えている。例えば、図示するように、アーム部15aは、その基端部がロッド部材14aの上端部に一体に設けられており、当該上端部から側方に延出したものとすることができる。また、図1のC部を後部煽戸7に直交する方向から視た拡大図である図5に示すように、アーム部15aには、車幅方向に長い長穴が形成され、この長穴15aaにピン15abを介して操作ハンドル15cの中間部が回動自在に連結されている。
操作ハンドル15cは、基端部が後部煽戸7に設けられた支点5cに軸支され、後部煽戸7の後面に沿って回動自在に設けられたレバーからなる。この操作ハンドル15cは、後部煽戸7の遠心側、つまり、後部煽戸7のヒンジ7aを中心とした回動半径の1/2位置より遠心側に設けられている。
また、付勢部材15bは、例えばコイルスプリングからなり、引っ張り状態で、一端がアーム部15aの先端部に係合される一方、他端が後部煽戸7に係合されている。なお、後部煽戸7には、レバータイプの操作ハンドル15cのロック解除側(上方回動側)への回動範囲を規制する突起5dが設けられている。
<後部煽戸開閉装置の動作>
次に、後部煽戸開閉装置8の動作について説明する。
図2および図3に示すように、ダンプ車両1の荷箱2が水平状態にあるとき、後部煽戸7は後方にやや傾斜した状態で荷箱2の後部開口を閉塞している。このとき、第1リンク部材11の車両前方端部は、荷箱2の底部2aと支持板5b上とに挟まれて回動不能となっている。また、ロック部14は、後部煽戸7と第3リンク部材13とを相対回動不能にロックしており、回動不能状態にある第1リンク部材11と第3リンク部材13とは第2リンク部材12を介して連結されていることから、後部煽戸7は全閉状態で固定されている。
次に、上記状態より操作ハンドル15cをロック解除側(上方)に回動操作して嵌入部14cからロッド部材14aを脱抜させてロック解除とする。すると、後方にやや傾斜状態で配置されている後部煽戸7は、第3リンク部材13に対して回動自在になり、その自重によってヒンジ7aを中心として開方向へ回動する。そして、後部煽戸7は、自身に設けられているストッパ7bが荷台2と一体回動する図示しない当接部に当接するまで開放され、最終的に、図6に示すように全開状態となり、荷台2から連続した平坦面を形成する。
このように、荷台2が水平状態のまま、ハンドル15cを回動操作するだけで、後部煽戸7を開放することができる。しかも、後部煽戸7が開放する際に車幅方向に延びた車幅方向部材22に接近するが、操作ハンドル15cは、後部煽戸7の開閉動中心となるヒンジ7aを中心として車幅方向部材22より遠心側に配置されているため、操作ハンドル15cを持つ作業者の手が後部煽戸7と車幅方向部材22との間に挟まれることがなくなり、安全性の向上が図られている。
また、車幅方向部材22の有無にかかわらず、操作ハンドル15cが後部煽戸7の遠心側に設けられていることで、後部煽戸7が後方に傾斜した状態(例えば後部煽戸7の全閉時)でも作業者が煩雑性を感じることなく操作ハンドル15cによる回動操作を容易に行うことができる。つまり、後方に傾斜した後部煽戸7の回動中心付近の奥まった危険な部位に作業者の手を入れることなく操作ハンドル15cによる回動操作が行えるようになっている。
なお、荷箱2を水平状態にし、且つ、後部煽戸7を開放した状態にすることで荷箱2の長さよりも長い長尺物を当該荷箱2に積込むことが可能になる。
図6に示した状態より、後部煽戸7を閉鎖する場合は、作業者により、操作ハンドル15cを一旦ロック解除側に回動操作してロッド部材14aを後退させた上で、後部煽戸7を図2に示す元の位置まで戻す。その後、操作ハンドル15cから作業者が手を離すと、付勢部材15bの付勢力によってロッド部材14aの先端側が嵌入部14cに嵌入され、後部煽戸7は、図2および図3に示す元の全閉位置に固定される。
つぎに、切替操作部15によりロック部14をロック状態としたまま荷箱2を傾動させ、この傾動に連動して後部煽戸開閉装置8が後部煽戸7を上開きさせる際の動作について説明する。この場合、図3に示す状態より、第1リンク部材11の支点である第1車幅方向軸16が荷台2の傾動に伴って上方移動する。同時に、後方に傾斜状態で配置されている後部煽戸7が、その自重により、第3リンク部材13とともに、ヒンジ7a回りに開方向へ回動する。後部煽戸7の自重による回動力は、第3リンク部材13および第2リンク部材12を介して第1リンク部材11の車両後方端部を第1車幅方向軸16の上方へ向かって回動させさる回動力として作用する。後部煽戸7は、ストッパ7bが既述の当接部に当接するまで荷台2に対して開方向に回動し、最終的に、図7に示すような全開状態となる。この全開状態では、後部煽戸7は、荷台2から連続した平坦面を形成する。後部煽戸7が全開状態となるまでの間(換言すると、荷台2の傾斜角が所定値以下のとき)、第1リンク部材11の車両前方端部は、ローラ11aを介して支持板5b上に支持され、その回動が規制される。すなわち、第3リンク部材13および第2リンク部材12を介して後部煽戸7の自重が回動力として作用する第1リンク部材11の回動が支持板5bによって規制され、後部煽戸7の開動作が緩やかになるようにしている。
後部煽戸7が全開した後は、荷箱2の更なる傾動によって第1リンク部材11の車両前方端部(ローラ11a)は支持板5b上から上方へ離れる。
図7に示すように、荷箱2が後ろ下がりに傾動し、後部煽戸7が全開状態になると、荷箱2内の積荷は、斜め後方へ滑り落ちて地面に積荷の山23が形成される。ところが、この積荷の山23は、上開き状態で全開した後部煽戸7の先端部の下方に形成されるため、積荷の山23とシャシフレーム3の後端より後ろ側に設けられたテールランプ4との間に十分な距離が確保される。これにより、テールランプ4を積荷の山23に接触させて損傷することが防止される。
つぎに、荷箱2が後ろ下がり状態に傾斜した状態からダンプ復帰動作を行うと、荷箱2と共に降下する第1リンク部材11の車両前方端部がローラ11aを介して支持板5bに上方へ押圧され、第1車幅方向軸16を中心として上方回動する。すると、この第1リンク部材11の回動力が第2リンク部材12を介して、第3リンク部材13および後部煽戸7をヒンジ7aを中心に一体回動させる力として作用する。そして、図3に示したように、荷箱2が水平状態に復帰すると、第1リンク部材11およびこれに連動する第2〜第3リンク部材12〜13は動作を停止して、後部煽戸7は図3に示した元の全閉位置に固定される。
なお、図6に示したように荷箱2を水平状態にしたまま、後部煽戸7を開放した状態で、荷箱2をダンプさせた場合は、後部煽戸7は荷箱2に対する全開状態を維持しつつ荷箱2とともに後ろ下がりに傾動し、図7に示した状態となり、同様に、後部煽戸7を上開き状態にしたまま積荷を後方へ排出することができる。この場合も積荷の山23とテールランプ4との間に十分な距離が確保される。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係るダンプ車両について説明する。以下の説明では、第1実施形態で説明した構成と同様のものについては、同符号を付して説明を省略し、主に第1実施形態との相違点について説明する。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係るダンプ車両1Aの荷箱2Aおよびその周辺部の一部を後方から視た図である。図9は図8のX−X断面図であり、図10は荷箱2Aの底面図である。
本発明の第2の実施の形態に係るダンプ車両1Aも、軽自動車仕様のものであり、そのシャシフレーム3の後端より後ろ側にテールランプ4を設置している。
ダンプ車両1Aの荷箱2Aはシャシフレーム3上に固定されたサブフレーム3上に設置されており、このサブフレーム5の後部ヒンジ5aを中心にしてシャシフレーム3に対して後ろ下がり状態に傾動させるダンプ装置6を備えている。
荷箱2Aの後部煽戸7Aは、その下端部と荷箱2Aとの間に設けられたヒンジ7aを中心にして上開き可能に設けられている。この後部煽戸7Aは、その後面に設けられた左右一対のストッパ7b,7bが図示しない当接部に当接するまで開方向へ回動可能となっている。また、後部煽戸7Aの左右両側部に既述の係合片7cが固設されている。
また、ダンプ車両1Aは、ダンプ装置6による荷箱2Aの傾動(ダンプ動作)に連動して、その荷箱2Aの後部煽戸7Aを上開きさせる後部煽戸開閉装置8Aを備えている。また、後部煽戸開閉装置8Aは、後ろ下がりに傾斜した荷箱2Aを水平状態(走行状態)に復帰させるダンプ復帰動作に連動して、上開き状態の後部煽戸7Aを全閉状態に復帰させることをも行う。
<後部煽戸開閉装置の構成>
以下、後部煽戸開閉装置8Aについて更に詳細に説明する。図8〜図10に示すように、後部煽戸開閉装置8Aは、第1リンク部材11A、第2リンク部材12、第3リンク部材13A、ロック部14A、切替操作部15A等を備えている。
第1リンク部材11Aは、荷箱2Aの底部にその中間部が第1車幅方向軸16を中心に回動自在に連結されている。例えば図示するように、左右一対の支持部材17に第1リンク部材11Aの中間部が第1車幅方向軸16を介して回動自在に連結されている。
第1リンク部材11Aの車両前方端部には、ローラ11aが設けられており、第1リンク部材11Aは、このローラ11aを介してその車両前方端部をサブフレーム5に設けられた支持板5b上に沿って移動可能となっている。一方、第1リンク部材11Aの車両後方端部は、第1リンク部材11の回動支点である第1車幅方向軸16より高い位置において、第2リンク部材12の前端部に第2車幅方向軸18を介して回動自在に連結されている。
第2リンク部材12は、後端部が第3リンク部材13Aに形成された後述する長穴部13Aaの下端部において第3車幅方向軸20Aを介して回動自在に連結されている。
第3リンク部材13Aは、その他端部が後部煽戸7Aの後面に一体に固定されており、ヒンジ7aを中心に後部煽戸7Aと一体回動するようになっている。また、第3リンク部材13Aには、後部煽戸7の傾斜方向に沿って延びた長穴部13Aaが形成されている。
ロック部14Aは、荷箱2が水平状態にあり、後部煽戸7が全閉状態にあるときに、第2リンク部材12と第3リンク部材13Aとを相対回動不能にロックする。このロック部14Aは、図11〜図13に示すように、車幅方向軸20A、長穴部13Aa、ナット25、コイルスプリング26等で構成されている。
車幅方向軸20Aは、本体部20Aaおよびボルト部20Abからなる。本体部20Aaは、円柱体の側部に互いに平行な2つの平坦面20Aaa,20Aaaが形成されたものからなる。上記平坦面20Aaa,20Aaa同士の離間幅は、第3リンク部材13Aの長穴部13Aaの穴幅より若干小さくなっている。また、本体部20Aaの側部の平坦面20Aaa,20Aaaを除く部分は、軸線に直交する平面で切断した断面形状が円弧状となっている。ボルト部20Abは、本体部20Aaの一端部に連続しており、本体部20Aaより小径となっている。
図11〜図13においては、車幅方向軸20Aは、第3リンク部材13Aの長穴部13Aaの一端側に形成されている円孔部13Abに嵌まり込んでこの円孔部13Abから抜け出せないようになっている。すなわち、車幅方向軸20Aの本体部20Aaの最大径は長穴部13Aaの穴幅より大きくなっている。
コイルスプリング26は、図示するように、ボルト部20Abに螺合されたナット25と、ボルト部20Abの基部の異径段差部との間に圧縮された状態で介装されている。
切替操作部15Aは、車幅方向軸20Aの本体部20Aaの反ボルト部20Ab側の端部に固設されたリング状のつまみ15Aaと、このつまみ15Aaと本体部20Aaとの間に一体形成された円盤状座板の外周部に円盤中心側に切り欠かれた切欠部15Abと、この切欠部15Abに周方向に係合するよう、第3リンク部材13Aの側面に形成された突起係合部15Acとからなる。
図11〜図13は、切替操作部15Aがロック状態に切替えられた状態を示している。すなわち、切欠部15Abに突起係合部15Acが係合されていることにより、つまみ15Aaおよび車幅方向軸20Aの本体部20Aaを第3リンク部材13Aに対して廻すことができないようになっており、車幅方向軸20Aは、長穴部13Aaの一端側にある円孔部13Abから抜け出せないようになっている。この状態では、第2リンク部材12の後端部は、第3リンク部材13Aに対して回動することができるものの、第3リンク部材13Aの長穴部13Aaに沿って移動することはできない。
一方、図11〜図13に示す状態より、作業者等によって、つまみ15Aaが軸線方向外側に引き抜きながら、約90度廻されると、切欠部15Abと突起係合部15Acとの係合が解除され、車幅方向軸20Aは、円孔部13Abから抜け出して長穴部13Aaの長手方向に沿ってスライド移動可能となる。
<後部煽戸開閉装置の動作>
次に、後部煽戸開閉装置8Aの動作について説明する。
図9に示すように、ダンプ車両1Aの荷箱2Aが水平状態にあるとき、後部煽戸7Aは後方にやや傾斜した状態で荷箱2Aの後部開口を閉塞している。このとき、第1リンク部材11Aの車両前方端部は、荷箱2Aの底部2a支持されて回動不能となっている。また、ロック部14Aは、切替操作部15Aによりロック状態に切替えられていることで、後部煽戸7A(第3リンク部材13A)と第2リンク部材12とを相対回動不能にロックしており、回動不能状態にある第1リンク部材11Aと第3リンク部材13Aとは第2リンク部材12を介して連結されていることから、後部煽戸7Aは全閉状態で固定されている。
次に、上記状態より、つまみ15Aaが軸線方向外側に引き抜かれつつ、何れかの方向へ90度廻されて、ロック部14Aがロック状態からロック解除状態に切替えられると、車幅方向軸20Aの本体部20Aaは、長穴部13Aaの長手方向に沿ってスライド移動可能となる。すると、後方にやや傾斜状態で配置されている後部煽戸7Aは、その自重によってヒンジ7aを中心として開方向へ回動する。後部煽戸7Aは、自身に設けられているストッパ7bが荷台2Aと一体に回動する図示しない当接部に当接するまで回動し、最終的に、図14に示すように全開状態となり、荷台2Aから連続した平坦面を形成する。
このように、荷箱2Aを水平状態とし、後部煽戸7Aを全開状態にすることで荷箱2Aの長さよりも長い長尺物を当該荷箱2Aに積込むことが可能になる。
図14に示した状態より、後部煽戸7Aを閉鎖する場合は、作業者により、後部煽戸7Aが図9に示す元の位置まで戻される。その後、作業者により、つまみ15Aaが元の位置(図11〜図13に示す位置)まで廻されて、切欠部15Abに突起係合部15Acが係合される。
また、切替操作部15Aをロック状態に切替えたまま、図9に示す状態より、ダンプ装置6によって荷箱2Aをダンプさせると、荷箱2Aの傾動に連動して後部煽戸開閉装置8Aが荷箱2Aの後部煽戸8Aを上開きさせる。すなわち、このとき、第1リンク部材11Aの支点である第1車幅方向軸16が荷台2Aの傾動に伴って上方移動する。同時に、後方に傾斜状態で配置されている後部煽戸7Aが、その自重により、後部煽戸7Aに一体に固定されている第3リンク部材13Aとともに、ヒンジ7a回りに開方向へ回動する。つまり、後部煽戸7Aの自重による回動力は、第3リンク部材13Aおよび第2リンク部材12を介して第1リンク部材11Aの車両後方端部を第1車幅方向軸16の上方へ向かって回動させさる回動力として作用する。後部煽戸7Aは、ストッパ7bが既述の当接部に当接するまで荷台2Aに対して開方向に回動し、最終的に、図15に示すような全開状態となる。この全開状態では、後部煽戸7Aは、荷台2Aから連続した平坦面を形成し、全開状態となるまでの間、第1リンク部材11Aの車両前方端部は、ローラ11aを介して支持板5b上に支持され、その回動が規制される。
後部煽戸7Aが全開した後は、荷箱2Aの更なる傾動によって第1リンク部材11Aの車両前方端部(ローラ11a)は支持板5b上から上方へ離れる。
図15に示すように、荷箱2Aが後ろ下がりに傾動し、後部煽戸7Aが全開状態になると、荷箱2A内の積荷は、斜め後方へ滑り落ちて地面に積荷の山が形成される。この積荷の山は、テールランプ4より大きく後方に移動した後部煽戸7Aの先端部からの落下位置に形成される。つまり、荷の山は、テールランプ4の設置位置より十分に後方に形成される。これにより、テールランプ4が積荷の山によって損傷する可能性は少なくなる。
一方、荷箱2Aが図15に示すように、傾斜した状態から元の水平状態に復帰するダンプ復帰動作においては、荷箱2Aと共に降下する第1リンク部材11Aの車両前方端部がローラ11aを介して支持板5bに下から支持されて第1車幅方向軸16を中心として上方回動する。同時に、この第1リンク部材11Aの回動力が第2リンク部材12を介して、第3リンク部材13Aおよび後部煽戸7Aをヒンジ7aを中心に閉方向へ一体回動させる力として作用する。そして、図9に示したように、荷箱2Aが水平状態に復帰すると、第1リンク部材11Aおよびこれに連動する第2〜第3リンク部材12,13Aは停止して、後部煽戸7Aは図9に示した元の全閉位置に固定される。
なお、図14に示したように荷箱2Aを水平状態にして、後部煽戸7Aを開放した状態で、荷箱2Aをダンプさせた場合は、後部煽戸7Aは全開状態を維持しつつ荷箱2Aとともに後ろ下がりに傾動し、図15に示した状態となる。
[他の実施形態]
軽ダンプ車両以外のダンプ車両では、既述したように、車両後端部よりある程度前方にテールランプを設置することができるため、ダンプ動作によって排出した積荷の山によってテールランプが損傷するおそれは少ない。しかし、このようなダンプ車両に既述の後部煽戸開閉装置8,8Aを適用すれば、ロック部14、14A、切替操作部15、15A等によって後部煽戸のロック状態/ロック解除状態の切替を従来より簡易な操作で行うことができるようになる。
本発明は、例えば軽ダンプ車両に適用可能である。
1 ダンプ車両
2 荷箱
3 シャシフレーム
4 テールランプ(灯具)
5b 支持板(回動規制部)
6 ダンプ装置
7 後部煽戸
7a ヒンジ
8 後部煽戸開閉装置
11 第1リンク部材
12 第2リンク部材
13 第3リンク部材
14 ロック部
14a ロッド部材
14b ロッド部材案内部
14c 嵌入部
15 切替操作部
15c 操作ハンドル
22 車幅方向部材

Claims (5)

  1. シャシフレーム上で後部煽戸を有する荷箱を傾動させるダンプ装置と、
    前記シャシフレームの後端より後側で車両後端部に位置するように、前記シャシフレームの後端に設置された灯具とを備え
    前記後部煽戸は、前記後部煽戸の下端部と荷箱との間に設けられたヒンジを中心にして、後部煽戸開閉装置により上開き可能に設けられたダンプ車両において、
    前記灯具は、前記ヒンジよりもシャシフレーム後方側で且つ下方に設けられ、
    前記荷箱が後ろ下がりに傾動し、前記後部煽戸が上開きの全開状態になると、前記後部煽戸は前記荷台と連続した平坦面を形成し、前記灯具を上方から覆うように、前記後部煽戸の先端部は前記灯具よりも後方に位置することを特徴とするダンプ車両。
  2. 請求項に記載のダンプ車両において、
    前記後部煽戸開閉装置は、
    前記荷箱の底部に、中間部が回動自在に連結された第1リンク部材と、
    前記第1リンク部材の後端側に、前端側が回動自在に連結された第2リンク部材と、
    前記第2リンク部材の後端側に、一端側が回動自在に連結されるとともに、他端側が前記後部煽戸の後面に回動自在に連結された第3リンク部材と、
    前記荷箱が水平状態にあって前記後部煽戸が全閉状態にあるとき、その後部煽戸と前記第3リンク部材とを相対回動不能にロックすることが可能なロック部と、
    前記ロック部をロック状態又はロック解除状態の何れかに切替えるための切替操作部と、
    前記ロック部がロック状態にあって前記荷台の傾斜角が所定値以下のとき、前記第3リンク部材および第2リンク部材を介して前記後部煽戸の自重が回動力として作用する第1リンク部材の回動を規制するように設けられた回動規制部と、
    を有することを特徴とするダンプ車両。
  3. 請求項に記載のダンプ車両において、
    前記ロック部は、
    ロッド部材と、
    前記後部煽戸に固設され、前記ロッド部材が軸方向にスライド自在に嵌入されたロッド部材案内部と、
    前記第3リンク部材の中間部に固設され、前記ロッド部材が挿脱自在に嵌入される嵌入部と、
    を有することを特徴とするダンプ車両。
  4. 請求項に記載のダンプ車両において、
    前記後部煽戸の開方向への回動時に、当該後部煽戸が接近する車幅方向に延びた車幅方向部材を備えており、
    前記後部煽戸のヒンジを中心として前記車幅方向部材より遠心側であって前記後部煽戸の後面側に、前記切替操作部の操作ハンドルが配置されている、
    ことを特徴とするダンプ車両。
  5. 請求項又はに記載のダンプ車両において、
    前記後部煽戸の後面の遠心側に、前記切替操作部の操作ハンドルが配置されている、
    ことを特徴とするダンプ車両。
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