JP5283661B2 - ラッシングレールの断熱パネルへの固着構造 - Google Patents
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Description
図5(a)の固着方法は、ねじを形成した鋼製の比較的厚い補強板RPを、断熱材INを切削して形成した凹所内に埋め込んで接着等で固定し、ボルトBTを用いてラッシングレールLR等の被固着物品を固着するものである。
図5(b)の固着方法は、円筒形の合成樹脂製の保持部材(アンカー)ANに金属製のボルトBTを一体に組み込み、断熱材INを切削して形成した凹所内に保持部材ANを挿入し、周囲を接着して固定するものである。ラッシングレールLR等の物品は、内板IPから突出するボルトBTのねじ部にナットにより固着される。
また、図5(d)には、特許第3940516号公報に開示された物品の取り付け構造を示す。この取り付け構造は、箱型荷台のリア側に置かれた観音開き式ドアの断熱パネルの外板に、開閉用のヒンジ金具HGを固着するものであり、合成樹脂製の円筒形のカラーPCを内板IPと断熱材INに形成した孔に挿入する。カラーPCには、内板IPに係合する鍔部LDと内部孔IHとが設けられるとともに、内部孔IHの外板OP側には、カラーPCと外板OPとを貫通するボルトBTが取り付けられており、ヒンジ金具HGは、ナットNTによりボルトBTに固着される。
本発明の課題は、断熱パネルの破壊及び変形を防止しながらラッシングレールの強固な固着を実現し、しかも、簡単な作業で正確な固着が可能な、断熱性に優れた固着構造を提供して、上述の問題点を解消することにある。
「断熱材が配置され、車両の箱型荷台の壁面を構成する断熱パネルに、貨物緊縛のためのラッシングレールを固着する固着構造であって、
前記断熱パネルの端部は、前記箱型荷台のコーナー部に置かれた柱体に取り付けられるとともに、前記ラッシングレールの端部は、前記柱体と重なる位置に置かれ、かつ、前記断熱パネルに前記ラッシングレールの端部を固着する固着具が設けられており、さらに、
前記固着具は、固着具本体と金属製の締め付けナットとを備え、
前記固着具本体が、均一横断面の合成樹脂製の棒状本体部と、前記棒状本体部の一端に一体的に固定された拡大頭部と、前記棒状本体部の他端に一体的に固定された金属製のねじ棒とを備えており、
前記固着具本体を、前記断熱パネル、前記ラッシングレール及び前記柱体を貫通するように設置し、前記締め付けナットを前記ねじ棒の先端部分にねじ結合して、前記ラッシングレールの端部を前記断熱パネルに固着する」
ことを特徴とする固着構造となっている。
図1は、車両の箱型荷台の右側壁をなす断熱パネルの、ラッシングレールLRの端部が装着された後方端部付近を荷室内から見た図である。ラッシングレールLRは、図4のものと同様な、緊縛用ベルト等を掛け止め用の開口部OGが等間隔に多数形成された、断面ハット形の鋼材等の部品であり、取付図(A−A断面)に示すように、ブラインドリベットBR等の固定具によって断熱パネルの内板IPに取り付けられる。ラッシングレールLRを接着して取り付けてもよく、また、補強用のバックアッププレートを介在させて取り付けてもよい。
また、この実施例では、拡大頭部22の頭部とコーナーポストの外板部分CPOとの間には、シール部材であるゴム製の平坦なワッシャ4が配置してあり、雨水等が断熱パネルと固着具本体2との間隙を通過して侵入するのを防止している。ワッシャ4の代わりに、図5(d)に示されるような合成樹脂製キャップで頭部付きボルト22の頭部を覆い、シールを行うこともできる。
図3(b)の実施例では、拡大頭部22が棒状本体部21と同一の合成樹脂により一体的に成形される。これにより、拡大頭部22を棒状本体部21と同時に成形加工することが可能となる。そして、金属製のねじ棒23の部分は、6角形の頭部を有する通常のボルトを、鋳ぐるみ(インサート成形)により合成樹脂製の棒状本体部21に固定し一体化したものである。ボルトの頭部は、ねじ棒23の抜け止め及び回り止めとして機能する。
2 固着具本体
21 棒状本体部(合成樹脂製)
22 拡大頭部
23 ねじ棒(金属製)
3 締め付けナット
4 ゴム製ワッシャ(シール部材)
IN 断熱材
IP 内板
OP 外板
CP コーナーポスト(柱体)
Claims (8)
- 断熱材が配置され、車両の箱型荷台の壁面を構成する断熱パネルに、貨物緊縛のためのラッシングレールを固着する固着構造であって、
前記断熱パネルの端部は、前記箱型荷台のコーナー部に置かれた柱体に取り付けられるとともに、前記ラッシングレールの端部は、前記柱体と重なる位置に置かれ、かつ、前記断熱パネルに前記ラッシングレールの端部を固着する固着具が設けられており、さらに、
前記固着具は、固着具本体と金属製の締め付けナットとを備え、
前記固着具本体が、均一横断面の合成樹脂製の棒状本体部と、前記棒状本体部の一端に一体的に固定された拡大頭部と、前記棒状本体部の他端に一体的に固定された金属製のねじ棒とを備えており、
前記固着具本体を、前記断熱パネル、前記ラッシングレール及び前記柱体を貫通するように設置し、前記締め付けナットを前記ねじ棒の先端部分にねじ結合して、前記ラッシングレールの端部を前記断熱パネルに固着することを特徴とする固着構造。 - 前記断熱パネルは、発泡合成樹脂製の断熱材の両側に、金属製の薄板が積層されたサンドイッチ構造を有する請求項1に記載の固着構造。
- 前記固着具本体は、円形横断面の繊維強化合成樹脂製の前記棒状本体部を備える請求項1又は請求項2に記載の固着構造。
- 前記拡大頭部には、回転防止用の工具挿入孔が形成されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の固着構造。
- 前記拡大頭部と前記柱体との間には、シール部材が介在される請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の固着具。
- 前記拡大頭部が、前記棒状本体部と同一の合成樹脂により一体的に成形される請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固着構造。
- 前記拡大頭部が金属製であり、前記棒状本体部の一端に接着又は鋳ぐるみにより一体的に固定される請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固着構造。
- 前記ねじ棒が、前記棒状本体部の他端に接着又は鋳ぐるみにより一体的に固定される請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の固着構造。
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