JP5282746B2 - インク容器 - Google Patents

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Description

本発明は、インクカートリッジなどのインクを収容するためのインク容器の構造に関し、詳細には、インク容器のインク残量を検出するために用いられるインク残量検出部の構造に関する。
従来、紙などの記録媒体にインクで画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置は、記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッド部と、インクを貯溜するインク室を有するインク容器と、記録ヘッド部へインク容器に貯溜されたインクを供給するインク供給部とを備えている。インク容器は、一般的に、インクジェット記録装置の装置本体に対して着脱可能なインクカートリッジとして設けられており、インクカートリッジの装置本体への着脱時に記録ヘッド部のインク流路とインク室とがインク供給部を介して連結又は連結解除される。
インクジェット記録装置の装置本体に装着されたインクカートリッジのインク残量が少なくなれば、インク残量が少なくなったインクカートリッジとインクが充填された新たなインクカートリッジを交換することにより、インクジェット記録装置の使用を継続することができる。従来、インクカートリッジのインク残量が少なくなったことを検出するために、インクジェット記録装置の装置本体に備えた光学的機構を用いて検出することが行われている。このようなインクジェット記録装置の一例は、インク容器の壁面の一部に半透明又は透明のインク残量検知窓を備え、このインク残量検知窓に光学センサからの光を当てて、インク容器のインク残量を検出するように構成されている。このような構成においては、記録ヘッド部の移動に起因する振動でインク容器の液面が揺動したり、インク容器の内壁面へインクが付着したりすることによって、液面が誤認識されたり検出が不安定となったりすることが課題となっていた。
そこで、特許文献1では、光学センサを用いてインクカートリッジのインク残量が少なくなったことを検知するために壁面の一部に半透明又は透明のインク残量検知窓を備えたインク収容容器において、インク残量検知窓の内壁のインクに対する接触角を大きくするために、研磨などにより面粗度を小さくしたり、撥水又は撥油処理を施したりすることが記載されている。このような撥水又は撥油処理として、インク残量検知窓の内壁にフッ素系又はシリカ系の薄膜を成膜することが記載されている。
特開平8−187873号公報
上記特許文献1に記載されているようなインク残量検知窓の内壁を被う撥水性又は撥油性薄膜は、例えば、浸漬コーティング、スプレーコーティング、スピンコーティング、又は刷毛塗りなどにより基材(ここではインク残量検知窓の内壁)に液体の膜材料を塗布することにより成膜することができる。これらの塗布手法のなかでも、費用や基材形状の複雑さなどを考慮すれば、浸漬コーティングを採用することが望ましい。しかし、インク残量検知窓の内壁に浸漬コーティングで撥水性又は撥油性薄膜を成膜すると、インクカートリッジの使用を継続するうちに薄膜に亀裂が生じる場合があることがわかった。発明者らは、この亀裂は薄膜の膜厚の不均一を一因として生じているという考察に至った。例えば、赤道下など熱帯地の船便輸送に引き続き寒冷地の車両輸送が行われる場合など、輸送中の環境変化によりインクカートリッジの加熱と冷却が繰り返されると、インクカートリッジのインク残量検知窓の内壁と該内壁を被覆している薄膜との熱膨張率の差により薄膜に熱応力が生じる。このとき、膜厚が厚いところほど膜の応力が大きくなるので、膜厚が不均一であると膜厚の厚いところに亀裂が生じやすい。したがって、インクカートリッジのインク残量検知窓の内壁を被覆している薄膜の亀裂を防止するためには、薄膜の膜厚を薄く且つ均一化させることがよい。
ところが、インクカートリッジのインク残量検知窓の内壁には、2つの面が衝合して成る稜線の角や3つの面が衝合して成る頂点の角が存在している。インク残量検知窓の内壁に膜材料を浸漬コーティングにより塗布する際に、内壁の稜線の角や頂点の角には毛細管力によって液体状の膜材料が溜まるので、内壁に膜材料を均一に塗布することが難しい。この結果、インク残量検知窓の内壁を被覆している薄膜の膜厚は稜線や頂点の部分において他と比較して厚くなってしまう。薄膜の膜厚が不均一であると、上述の通り冷熱サイクルを繰り返すことにより膜厚の厚い部分に亀裂が生じ、この亀裂から薄膜の剥離が始まる。さらに、剥離した薄膜と基材との界面にインクが浸透することにより剥離が進行すると、薄膜がインク残量検知窓の内壁から剥がれて撥水性又は撥油性薄膜の効果が消滅するので、インク残量の誤認識が生じるおそれがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであって、光透過性のインク残量検出部が形成されたインク容器であって、このインク残量検出部の内壁に撥水性又は撥油性薄膜を膜厚を均一となるように成膜できるものを提供することを目的とする。ひいては、この膜厚の均一化により撥水性又は撥油性薄膜の剥離を抑制することを目的とする。
本発明に係るインク容器は、インクが収容されるインク室が内部に設けられたインク収容部と、該インク収容部から外方へ突出し、前記インク室と連続する中空状のインク残量検知室が内部に設けられ、かつ、光透過性を有する材料で構成されたインク残量検知部とを備え、前記インク残量検知室の内壁撥水性又は撥油性の薄膜で被覆されているとともに、前記インク残量検知室の内壁を形成している面同士が衝合して成る稜線の角が0.5〜8.00mmの範囲に含まれる所定の大きさの丸め半径で丸められているものである。
上記構成のインク容器では、インク残量検知部の内壁に存在する稜線の角が丸められて、稜線の角の数が低減されている。したがって、インク残量検知部の内壁に撥水性又は撥油性の薄膜を浸漬コーティングにより成膜する際に、毛細管力によって液体の膜材料が溜まりやすい部分が低減され、膜材料をより薄く均一に塗布することができる。この結果、インク残量検知部の内壁を被覆する薄膜の膜厚の不均一の程度が低減される。このように薄膜の膜厚の不均一の程度が低減されるので、冷熱サイクルを繰り返したときに熱応力により生じる亀裂の数(長さ)を低減できる。そして、亀裂の数が低減されることによって、亀裂から進行する薄膜の剥離が抑制されるので、インク残量検知窓の内壁のインクに対する接触角を大きくするという撥水性又は撥油性薄膜の効果が持続され、インク残量の誤認識の防止に寄与することができる。
本発明によれば、インク容器のインク残量検出部の内壁に撥水性又は撥油性薄膜を成膜する際に、毛細管力により膜材料が溜まりやすい角部分が低減されるので、膜材料をより薄く且つ均一に塗布することができる。これにより、インク容器のインク残量検出部の内壁に撥水性又は撥油性薄膜を膜厚を均一となるように成膜することができる。そして、膜厚の均一化により薄膜に生じる亀裂が低減され、亀裂から進行する薄膜の剥離を抑制することができる。
本実施の形態に係るインクカートリッジの外観構成を模式的に示す斜視図である。 インクカートリッジの構成を示す模式図であり、(a)はインクカートリッジの背面図、(b)はインクカートリッジの縦断面図である。 インクカートリッジが装着されたインク供給装置の縦断面構造を模式的に示す図である。 検知部の部分拡大図である。 実施例1に係るインクカートリッジの構成を示す図であり、(a)はインクカートリッジの側面図、(b)はインクカートリッジの背面図、(c)は図5(b)のc−c断面図、(d)は図5(a)のd−d断面図である。 比較例1に係る従来のインクカートリッジの構成を示す図であり、(a)はインクカートリッジの側面図、(b)はインクカートリッジの背面図、(c)は図6(b)のc−c断面図、(d)は図6(a)のd−d断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
本実施の形態に係るインク容器は、インクジェット方式のプリンタに代表される記録装置に装着されて使用されるインクカートリッジとして構成されている。詳細については省略するが、インクジェット方式の記録装置は、紙などの記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッド部と、インクを貯溜するインク室を有するインクカートリッジと、記録ヘッド部へインクカートリッジに貯溜されたインクを供給するインク供給部とを備えている。インクカートリッジは、記録装置が備えるカートリッジ収容部に着脱可能に構成されており、該カートリッジ収容部にインクカートリッジが装着されると、インクカートリッジのインク室がインク供給部を介して記録ヘッド部と接続され、記録ヘッド部にインクが供給可能となる。
[インクカートリッジ10の構成]
図1は本実施の形態に係るインクカートリッジの外観構成を模式的に示す斜視図である。図2はインクカートリッジの構成を示す模式図であり、(a)はインクカートリッジの背面図、(b)はインクカートリッジの縦断面図である。図1及び図2に示すように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略六面体として構成されている。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印51の方向)に細く、高さ方向(矢印52の方向)及び奥行き方向(矢印53の方向)が上記幅方向51よりも長い略直方体形状に形成されている。このインクカートリッジ10は、図1及び図2に示された装着姿勢で、図中の下側の面を底面44とし、図中の上側の面を上面43として、背面42側から挿入方向50に沿ってカートリッジ収容部71(図3参照)に挿入される。なお、背面42に対向する面を正面41といい、正面41、上面43、背面42及び底面44のそれぞれに隣接し且つ互いに対向する2つの面を側面45,46という。この側面45,46のうち、正面41から見て左側を左側面45といい、右側を右側面46という。
インクカートリッジ10は、大別して、インクが収容されるインク室11が内部に形成された本体20と、インク室11に設けられて該インク室11のインク残量を検知するための検知体60とを備えている。以下では、本体20と検知体60とについて詳細に説明する。
まず、本体20から説明する。本体20は、本体フレーム21とフィルム22とによって構成されている。本体フレーム21は、光透過性を有する例えばナイロンやポリエチレン、又はポリプロピレンなどの透明又は半透明の樹脂材料を射出成形して得られる。本体フレーム21は、インクカートリッジ10の筐体を構成する部材であり、インクカートリッジ10の六面41〜46を形成している。よって、インクカートリッジ10の各面41〜46は本体フレーム21の各面に一致するので、以下では、インクカートリッジ10の各面に付された符号(41〜46)を用いて本体フレーム21の各面を示すこととする。
本体フレーム21は、正面41、上面43、背面42及び底面44に概ね沿って環状に形成されている。これにより、本体フレーム21の左側面45及び右側面46に開口が形成されている。本体フレーム21の左側面45及び右側面46のそれぞれに、透明な樹脂で構成されたフィルム22,22が貼り付けられている。具体的には、フィルム22,22は、本体フレーム21の左側面45及び右側面46の外縁部に溶着されている。このフィルム22,22によって本体フレーム21の左側面45及び右側面46の開口が閉塞されており、本体フレーム21とフィルム22,22とによって囲まれた空間はインクが収容されるインク室11として区画されている。なお、本実施形態では、本体フレーム21とフィルム22,22とによってインク室11を形成することとしたが、例えば、本体フレーム21自体を直方体の容器状に形成することによってその内部にインク室11を設けてもかまわない。
本体フレーム21には、検知部14と、インク注入部15と、大気連通口81と、インク供給口91とが設けられている。検知部14、大気連通口81、及びインク供給口91は、いずれも本体フレーム21の背面42に設けられている。インク注入部15は、本体フレーム21の正面41に設けられている。
検知部14は、インク室11に収容されているインクの量を視覚的、電気的若しくは光学的に検知するためのものである。本実施の形態に係る検知部14は、本体フレーム21の背面42の中段付近に形成された突起部である。検知部14は、奥行き方向53及び幅方向51よりも高さ方向52に長い略直方体形状に形成されており、背面42の中段付近から外向きへ突出している。検知部14は、背面42に平行で、この背面42から外向きに所定距離だけ離間した矩形状の前壁141と、この前壁141の左右の二辺を含む一対の側壁142,142と、前壁141の上下の二辺を含む上壁143および下壁144とにより区画されてなる。これらの壁141,142,142,143,144で包囲された内部空間が検知室12となっている。検知室12は、インク室11から離れる方向へ突出しており、検知室12とインク室11とは連続している。検知室12を形作っている検知部14の内壁の形状については、後ほど詳しく説明する。
本実施形態に係る検知部14では、前壁141の幅方向51の寸法、つまり、検知部14の幅は、インクカートリッジ10の背面42の幅よりも小さく形成されており、検知室12は、奥行き方向53及び幅方向51よりも高さ方向52に長い略直方体形状の空間に形成されている。検知部14の幅は、該検知部14の側壁142の側方に後述する光センサ73(図3参照)の発光素子74及び受光素子75が配置可能なように設定されている。
検知部14は、本体フレーム21と同じ材質、すなわち、光透過性を有する樹脂材料で構成されている。なお、検知部14は、光透過性を有するものであれば、透明に限らず半透明の樹脂などで構成されていてもよい。検知部14を構成する各壁141〜144とその検知室12は、光が照射される照射領域である。本実施形態では、検知部14を構成する側壁142の下部の領域に、後述するカートリッジ収容部71に取り付けられた光センサ73の発光素子74(図3参照)によって光が照射される。
インク注入部15は、外部からインク室11へインクを注入するために利用される。このインク注入部15は、本体フレーム21の正面41側に設けられている。詳細には、インク注入部15は、本体フレーム21の正面41の中段付近よりやや下側に設けられている。インク注入部15は、正面41に開口18を有する円筒状の孔として形成されており、この開口が18が本体20の外部に開放されたインク注入口となっている。インク室11に貯溜されるインクは、開口18からインク注入部15を通じて注入される。インクカートリッジ10には、少なくとも検知部14の内部空間である検知室12を満たす量のインクが収容されている。
大気連通口81は、本体フレーム21の背面42において、検知部14より上方に形成されている。この大気連通口81は、インク室11内の空気とインクカートリッジ10の外部とを連通するための貫通孔である。インクカートリッジ10が未使用状態の場合は、大気連通口81は、シール部材(図示略)によって閉塞されている。インクカートリッジ10がカートリッジ収容部71に装着されると、大気連通口81に後述するロッド77(図3参照)が挿通される。これにより、大気連通口81が開放されて、インク室11内の気圧が大気圧になる。
インク供給口91は、本体フレーム21の背面42において検知部14よりも下方に形成されている。このインク供給口91は、インク室11からインクを外部に導出するための貫通孔である。インクカートリッジ10が未使用状態の場合は、インク供給口91は、シール部材(図示略)によって閉塞されている。インクカートリッジ10がカートリッジ収容部71に装着されると、インク供給口91に後述するインクニードル78(図3参照)が挿通される。これにより、インクニードル78を通じてインクカートリッジ10から記録ヘッド部(図示略)へインクが供給可能となる。
続いて、検知体60について説明する。検知体60は、インク室11に収容されたインクの量を検知するための部材である。検知体60は、略中心に軸孔65を有し、この軸孔65から前方へ延びるフロート部63と、同じく軸孔65から後方へ延びる検出アーム64と、検知アームの先端に設けられた指示部62とを一体的に有している。検知体60の軸孔65は、本体フレーム21においてインク室11内に設けられて幅方向51と平行に延びる回動軸66に外嵌されている。これにより、検知体60はインク室11内において回動軸66を中心として回動可能となっている。
検知体60の指示部62は、幅方向51に薄く形成され、高さ方向52へ延びる板状部材である。指示部62は、検知部14の検知室12内に挿入されており、検知体60の回動動作に応じて検知室12内で上下に移動する。本実施形態では、指示部62は、図2(b)に実線で示される第1位置と、図2(b)に破線で示されるように、上記第1位置から上方へ離間された第2位置との間で移動する。なお、上記第1位置は、指示部62が検知室12の下壁144に当接した位置である。また、上記第2位置は、指示部62が検知室12の下壁144から離れて上壁143に当接した位置である。
検知体60のフロート部63は、中空状に形成されており、浮力体の役割を担っている。これにより、フロート部63はインク室11内の液面の位置に応じて上下に変位し、このフロート部63の変位量に応じて検知体60が回動軸66を中心に回動する。なお、フロート部63は、検知体60を回動させる浮力を発生させ得るものであればよく、内部が中空状のものに限定されない。
検知体60は、例えばナイロン、ポリエチレンやポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート、ポリオレフィン、又はカーボンブラックが添加されたアクリル樹脂などの、遮光性を有する樹脂材料で構成されている。但し、検知体60の全体が遮光性を備える必要はなく、少なくとも指示部62が光センサ73(図3参照)の発光素子74から出射される光を遮断できるように遮光性を備えればよい。
[インク供給装置70の構成]
続いて、インクカートリッジが装着されるインク供給装置70の構成について説明する。インク供給装置70はインクジェット方式の記録装置に設けられており、記録装置が備える記録ヘッド部へインクを供給するものである。以下では、インク供給装置70に関し、特に、インクカートリッジ10のインク室11のインク残量を検知するための構成について詳細に説明する。
図3はインクカートリッジが装着されたインク供給装置の縦断面構造を模式的に示す図である。図3に示すように、インク供給装置70は、複数のインクカートリッジ10を装着可能なカートリッジ収容部71を備えている。カートリッジ収容部71は、正面に開口71aを有し、この開口71aを通じてカートリッジ収容部71の内部にインクカートリッジ10が挿入される。
カートリッジ収容部71の奥側であって、カートリッジ収容部71の背面を構成する壁面129の下部には、記録装置の記録ヘッド部へのインク流路と接続されたインクニードル78が設けられている。カートリッジ収容部71にインクカートリッジ10が装着されると、インクニードル78がインク供給口91に挿入されて、インクカートリッジ10のインク室11と記録ヘッド部に至るインク流路とが連通される。
また、壁面129においてインクニードル78の上方には、ロッド77が設けられている。カートリッジ収容部71にインクカートリッジ10が装着されると、ロッド77が大気連通口81に挿入されて、インク室11と外部とが大気連通口81を通じて連通される。
さらに、壁面129においてインクニードル78とロッド77との間には、光センサ73が設けられている。光センサ73は、カートリッジ収容部71に装着されたインクカートリッジ10内にインクが所定量あるかどうかを検知するためのものであり、本実施形態では、光センサ73として、発光素子74及び受光素子75を有する透過型のフォトインタラプタが用いられている。カートリッジ収容部71にインクカートリッジ10が装着されると、光センサ73の発光素子74と受光素子75との間の光路76に検知部14が挿入される。つまり、検知部14の側壁142において、光が照射される領域142A(図1参照)が発光素子74から受光素子75に至る光路76に配置される。
上記構成において、インクカートリッジ10のインク室11内の液面の位置に応じて検知体60のフロート部63が上下に変位すると、検知体60が回動し、その回動動作に応じて指示部62が検知室12内で上下に移動する。つまり、フロート部63が上昇すると指示部62が検知室12の下方へ移動する。指示部62が検知部14の下壁144に到達すると、指示部62は、下壁144に当接した第1位置(図2(b)において実線で示された姿勢)となる。このとき、指示部62は、検知部14の側壁142における下部の領域142A(図1において二点鎖線で囲まれた部分)の内側に配置される。上記第1位置において、領域142Aに垂直に光が照射されると、領域142Aを透過した光は指示部62によって遮断される。
一方、インクカートリッジ10のインク室11内のインクが所定量未満になって液面の降下とともに検知体60のフロート部63が降下すると、指示部62が検知室12の上方へ移動する。指示部62が検知部14の上壁143に到達すると、指示部62は、上壁143に当接した第2位置(図2(b)において破線で示された姿勢)となる。このとき、指示部62は、領域142A(図1参照)の内側から退避した位置に配置される。この第2位置において、領域142Aに垂直に光が照射されると、その光は指示部62に遮られることなく検知部14を透過する。
上述のように、指示部62が上記第1位置にある場合は、光センサ73の発光素子74から出射された光は指示部62によって遮断される。一方、指示部62が上記第2位置にある場合は、光は指示部62によって遮断されずに受光素子75へ到達する。したがって、受光素子75の出力信号の波形に基づいてインク室11内のインクが所定量以下であるかどうかを検知することができる。
[インクカートリッジ10の検知部14の構成]
続いて、図4を参照しながら、インクカートリッジ10の検知部14について詳細に説明する。図4は検知部の部分拡大図である。上述のように、インクカートリッジ10の検知部14は、インク室11のインク残量を検知するために用いられる。したがって、検知室12のインク液面が揺動したり、検知室12を形成する検知部14の内壁面へインクが付着したりすると、液面が誤認識されたりインク残量検出が不安定となったりする。そこで、検知部14の内壁面、即ち、検知室12を形成している面は、例えばフッ素系又はシリカ系の撥水性薄膜で被覆されて、インクに対する接触角が大きくなっている。この撥水性薄膜は、検知部14の内壁面に浸漬コーティングにより液体状の膜材料を塗布し、塗布した膜材料を乾燥させることによって、成膜されている。なお、インクカートリッジ10に収容されるインクの性質に応じて、上記撥水処理に代えて、撥油処理、又は撥水及び撥油処理を検知部14の内壁に施すことがよい。
検知部14は、本体フレーム21の背面42から突出しており、前壁141と、この前壁141の左右の二辺を含む一対の側壁142,142と、前壁141の上下の二辺を含む上壁143および下壁144とにより形成されている。この検知部14の内壁には、2つの面が衝合して成る稜線や、3つの面が衝合して成る頂点が存在している。具体的には、検知部14の内壁において前壁141と側壁142,142が衝合するところに2本の垂直方向(高さ方向52)の稜線101,102が存在し、前壁141と上壁143が衝合するところに1本の水平方向(幅方向51)の稜線103が存在し、前壁141と下壁144が衝合するところに1本の水平方向(幅方向51)の稜線104が存在し、上壁143と側壁142,142が衝合するところに2本の水平方向(奥行き方向53)の稜線105,106が存在し、下壁144と側壁142,142が衝合するところに2本の水平方向(奥行き方向53)の稜線107,108が存在する。そして、前壁141の四隅には3つの面が衝合して成る4つの頂点111,112,113,114が存在している。
上記稜線及び頂点に角が存在すると、撥水性薄膜の成膜時に毛細管力によって稜線の角や頂点の角に膜材料が溜まり、この結果、稜線や頂点の薄膜の膜厚が周囲と比較して厚くなってしまう。そこで、本実施の形態に係る検知部14では、内壁に存在する複数の稜線のうち少なくとも1つの稜線の角が丸められている。なお、丸められている稜線の角の数は多い方が好ましく、全ての稜線の角が丸められていることが望ましい。また、検知部14の内壁に存在する複数の頂点のうち少なくとも一つの頂点の角が丸められていることがよい。丸められている頂点の角の数は多い方が好ましく、全ての頂点の角が丸められていることが望ましい。
ここで、「稜線の角を丸める」とは、稜線において衝合する2つの面が曲面で接続されて角がないことをいう。このように角が丸められた稜線の、該稜線の方向と直交する断面はおよそ円弧となっている。一般に、角を丸める処理では、この円弧の半径(角R)で角の丸みが表されている。また、「頂点の角を丸める」とは、頂点において衝合する3つの面が曲面で接続されて角がないことをいう。このように角が丸められた頂点は球面状となっている。
検知部14の内壁の稜線及び頂点の角の丸み角Rは、インクカートリッジ10の内壁の形状や、この内壁を被覆する薄膜の性質に応じて定めることがよい。稜線及び頂点の角の丸み角Rが小さすぎると稜線及び頂点に液体の膜材料が溜まりやすい。一方、稜線及び頂点の角の丸み角Rが大きすぎると小型化が進められているインクカートリッジにおいて良好なインク残量検知を行うことのできる検知部14を形成することができない。このように定められる検知部14の内壁の稜線及び頂点の角の丸み角Rは0.5〜8.0mmの範囲である。このなかでも、検知部14の内壁の稜線及び頂点の角の丸み角Rは0.8〜5.0mmの範囲であることが望ましい。なお、本実施の形態に係るインクカートリッジ10のような樹脂成形品においては、一般的に、成形時に金型から抜き出すことを考慮して成形品の角部が丸められている。この型抜きのための角部の丸み(抜きの角R)は、成形品の大きさや形状並びに樹脂材料の性質によっても異なるが、一般的な従来のインクカートリッジでは、角R=0.2〜0.3mmである。従来のインクカートリッジの検知部の内壁にも、もちろん型抜きのための角部の丸みは設けられているが、良好に型抜きすることを目的として定められた角部の角Rでは、本発明の課題の解決には至らない。
上述のように、検知部14の内壁において、稜線の角や頂点の角が丸められることによって、撥水性薄膜の成膜時に毛細管力によって膜材料が溜まりやすい形状部分が少なくなり、膜材料をより薄く且つ均一に塗布することができる。この結果、検知部14の内壁を被覆している撥水性薄膜の膜厚の不均一の程度が低減される。特に、検知部14の内壁に角が存在しない場合、例えば、検知部14の内壁が全て曲面で形成されているような場合は、撥水性薄膜の成膜時に毛細管力によって膜材料が溜まりやすい形状部分が存在しなくなり、検知部14の内壁を被覆している撥水性薄膜の膜厚を均一化することが更に容易となる。このように、検知部14の内壁を被覆する撥水性薄膜の膜厚の不均一の程度が低減すれば、熱応力が大きくなる膜厚の厚い部分が少なくなり、熱応力を起因として撥水性薄膜に生じる亀裂の数(長さ)を低減できる。亀裂の数が低減できるので、亀裂から進行する撥水性薄膜の剥離が抑制され、撥水性薄膜の効果を持続させてインク残量の誤認識の防止に寄与することができる。さらに、検知部14の内面を被覆している撥水性薄膜の剥離が抑制されるので、剥離した膜がインクに混入して記録ヘッド部への流路に堆積することによって生じるインク吐出不良を防止することができる。
なお、本実施の形態に係る検知部14は、本体フレーム21の背面42から突出した形状を有しているが、検知部14の形態はこれに限定されるものではない。検知部14はその内部に形成された検知室12がインク室11から外方へ突出した形状であれば上記とは異なる態様であってよい。例えば、検知部14は本体フレーム21の背面42以外の面から外方へ突出して設けられていてもよいし、検知部14はインクカートリッジ10の外観に突出せずにインクカートリッジ10の内部形状によってインク室11から外方へ突出するように検知室12が設けられていてもよい。
また、検知部14の外形状と、検知部14の内形状(即ち、検知室12の形状)とは必ずしも一致しない。例えば、検知部14の外形状を略直方体形状とし、検知室12の形状を半球状とすれば、稜線の角や頂点の角が存在しない検知部14の内壁を具現化できる。
次に、本発明の実施例について説明する。本発明に係るインク容器の効果を確認するために、実施例1及び実施例2として上記実施の形態に係るインクカートリッジを具現化するインクカートリッジを製作し、その比較例1及び比較例2として従来のインクカートリッジを用意し、これらの各カートリッジに対して評価試験を行い、この評価試験の結果を比較した。
[実施例1]
まず、図5を参照しながら、実施例1に係るインクカートリッジについて説明する。図5は実施例1に係るインクカートリッジの構成を示す図であり、(a)はインクカートリッジの側面図、(b)はインクカートリッジの背面図、(c)は図5(b)のc−c断面図、(d)は図5(a)のd−d断面図である。実施例1に係るインクカートリッジ10Aは、本体フレーム21がポリプロピレンで構成され、フィルム22もポリプロピレンで構成されている。そして、実施例1に係るインクカートリッジ10Aの検知部14は、本体フレーム21の背面42から突出した半球状の突出部として形成されて、検知部14の内壁は全て曲面で形成されている。具体的には、全ての頂点111,112,113,114は角が丸められている。そして、前壁141と側壁142,142が衝合するところの2本の垂直方向の稜線101,102は角R=0.8mmの丸みで丸められており、前壁141と上壁143が衝合するところの1本の水平方向の稜線103は角R=5.0mmの丸みで丸められており、前壁141と下壁144が衝合するところの1本の水平方向の稜線104は角R=2.0mmの丸みで丸められており、上壁143と側壁142,142が衝合するところの2本の水平方向の稜線105,106は角R=0.8mmの丸みで丸められており、下壁144と側壁142,142が衝合するところの2本の水平方向の稜線107,108は角R=0.8mmの丸みで丸められている。
そして、上記形状の検知部14の内壁に対し、撥水撥油処理剤・フッ素コーティング剤(株式会社フロロテクノロジー製、商品名:フロロサーフ<株式会社フロロテクノロジーの商標>、型式:FS−1010Z−2.0)を、目標膜厚を1〜2μmとして浸漬コーティングにより塗布し、10秒以上乾燥させることによって、撥水性薄膜を成膜した。
インクカートリッジ10Aの内部には、装着姿勢において、検知室12がインクで完全に満たされる程度の量のインクを注入した。インクとしては、表面張力が46.0[mN/m]の顔料インク(ブラザー工業株式会社製、型式:LC10Bk)を用いた。なお、使用した顔料インクの表面張力の測定は、全自動表面張力計(共和界面化学株式会社製、型式:CBVP−Z)を用いて周知のウイルヘルミ法に基づいて行った。
[実施例2]
実施例2に係るインクカートリッジ(図示略)は、実施例1に係るインクカートリッジ10Aと形状、材質などは同一条件であり、検知部14の内壁に成膜された撥水性薄膜の材料と厚みが異なる。具体的には、実施例2に係るインクカートリッジでは、検知部14の内壁に対し、撥水撥油処理剤・フッ素コーティング剤(株式会社フロロテクノロジー製、商品名:フロロサーフ(株式会社フロロテクノロジーの商標)、型式:FS−1010Z−4.0)を、目標膜厚を2〜3μmとして浸漬コーティングにより塗布し、10秒以上乾燥させることによって、撥水性薄膜を成膜した。
[比較例1]
次に、図6を参照しながら、比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bについて説明する。図6は比較例1に係る従来のインクカートリッジの構成を示す図であり、(a)はインクカートリッジの側面図、(b)はインクカートリッジの背面図、(c)は図6(b)のc−c断面図、(d)は図6(a)のd−d断面図である。比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bは、本体フレーム21がポリプロピレンで構成され、フィルム22もポリプロピレンで構成されている。そして、比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bの検知部14は、本体フレーム21の背面42から突出した直方体状の突出部として形成されている。検知部14の内壁に存在する稜線は、全て45°でカットする面取り(C面カット)が施されている。具体的には、前壁141と側壁142,142が衝合するところの2本の垂直方向の稜線101,102はC=0.2mmで面取りされており、前壁141と上壁143が衝合するところの1本の水平方向の稜線103はC=1.0mmで面取りされており、前壁141と下壁144が衝合するところの1本の水平方向の稜線104はC=0.7mmで面取りされており、上壁143と側壁142,142が衝合するところの2本の水平方向の稜線105,106はC=0.2mmで面取りされており、下壁144と側壁142,142が衝合するところの2本の水平方向の稜線107,108はC=0.2mmで面取りされている。
そして、上記形状の検知部14の内壁に対し、撥水撥油処理剤・フッ素コーティング剤(株式会社フロロテクノロジー製、商品名:フロロサーフ<株式会社フロロテクノロジーの商標>、型式:FS−1010Z−2.0)を、目標膜厚を1〜2μmとして浸漬コーティングにより塗布し、10秒以上乾燥させることによって、撥水性薄膜を成膜した。
実施例1に係るインクカートリッジ10Aと同様に、比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bの内部には装着姿勢において、検知室12がインクで完全に満たされる程度の量のインクを注入した。このインクとしては、表面張力が46.0[mN/m]の顔料インク(ブラザー工業株式会社製、型式:LC10Bk)を用いた。なお、使用した顔料インクの表面張力の測定は、全自動表面張力計(共和界面化学株式会社製、型式:CBVP−Z)を用いて周知のウイルヘルミ法に基づいて行った。
[比較例2]
比較例2に係る従来のインクカートリッジ(図示略)は、比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bと形状、材質などは同一条件であり、検知部14の内壁に成膜された撥水性薄膜の材料と厚みが異なる。具体的には、比較例2に係る従来のインクカートリッジでは、検知部14の内壁に対し、撥水撥油処理剤・フッ素コーティング剤(株式会社フロロテクノロジー製、商品名:フロロサーフ(株式会社フロロテクノロジーの商標)、型式:FS−1010Z−4.0)を、目標膜厚を2〜3μmとして浸漬コーティングにより塗布し、10秒以上乾燥させることによって、撥水性薄膜を成膜した。
[評価試験]
実施例1に係るインクカートリッジ10Aと、実施例2に係るインクカートリッジと、比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bと、比較例2に係る従来のインクカートリッジとを用いて、以下の要領で検知部14の内壁に成膜された撥水性薄膜の評価試験を行った。評価試験として、冷熱衝撃試験機(エスペック株式会社製、型式TSA−71S)を用いて冷熱衝撃試験(サーマルショック試験)を行った。この冷熱衝撃試験では、インクカートリッジ10に対し、−40℃の低温と70℃の高温とを1時間毎に交互に10サイクル繰り返して与え、検知部14の内壁に成膜された撥水性薄膜の剥離を目視で確認した。この評価試験の結果は、下記の表1に示す通りである。
Figure 0005282746
表1に示されるように、評価試験の結果、実施例1に係るインクカートリッジ10Aと実施例2に係るインクカートリッジでは、検知部14の内壁において撥水性薄膜の剥離は目視で確認できなかった。一方、比較例1に係る従来のインクカートリッジ10Bと比較例2に係る従来のインクカートリッジでは、検知部14の内壁において撥水性薄膜の剥離が目視で確認された。特に、撥水性薄膜の膜厚の大きい比較例2に係る従来のインクカートリッジにおいて、撥水性薄膜の剥離が顕著であった。以上の通り、評価試験において、本発明に係るインク容器(インクカートリッジ)は、従来のインクカートリッジと比較して検知部14の内壁に成膜された撥水性又は撥油性薄膜の剥離が抑制されることが認められた。
本発明は、インクが収容されたインクカートリッジのみならず、液体、特に粘性を有する液体が収容される液体容器であって液体の残量検知部が形成されたもの全般に好適に用いることができる。
10 インクカートリッジ(インク容器)
11 インク室
12 検知室(インク残量検出室)
14 検知部(インク残量検出部)
15 インク注入部
20 本体
21 本体フレーム(インク収容部)
22 フィルム
60 検知体
62 指示部
63 フロート部
64 検出アーム
65 軸孔
66 回動軸
81 大気連通口
91 インク供給口
101〜108 稜線
111〜114 頂点
141 前壁
142 側壁
143 上壁
144 底壁

Claims (3)

  1. インクが収容されるインク室が内部に設けられたインク収容部と、
    該インク収容部から外方へ突出し、前記インク室と連続する中空状のインク残量検知室が内部に設けられ、かつ、光透過性を有する材料で構成されたインク残量検知部とを備え、
    前記インク残量検知室の内壁撥水性又は撥油性の薄膜で被覆されているとともに、前記インク残量検知室の内壁を形成している面同士が衝合して成る稜線の角が0.5〜8.00mmの範囲に含まれる所定の大きさの丸め半径で丸められている、インク容器。
  2. 前記インク残量検知室の内壁の少なくとも1つの頂点の角が丸められている、請求項1に記載のインク容器。
  3. 前記インク残量検知室の内壁は曲面で形成されている、請求項2に記載のインク容器。
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