JP5280778B2 - 情報処理装置、画像処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、画像処理装置、及び画像処理プログラムに関する。
近年、情報技術の発達に伴い、カーナビゲーション装置のように画面表示を使った車載電子機器が急速に発展している。例えば、特許文献1には、必要な情報のみを表示することにより地図の理解が容易になるカーナビゲーション装置が開示されている。
特開平11−304504号公報
情報技術の発展により、車載電子機器も高機能化の一途を辿っている。このような電子機器の高機能化に伴って増大するユーザ操作の負担を軽減する手段の一つとして、タッチパネル等を使ったGUI(Graphical User Interface)がある。しかし、電子機器類の設置スペースが制限される車内では、十分な表示スペースを確保することが難しいため、電子機器に備わる多種多様な機能に関わる操作ボタンをユーザが迷わないで操作できるように表示しつつ、必要な情報を適切に表示することは難しい。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、車内に配置されたタッチパネルにおけるボタン操作を容易にする情報処理装置、画像処理装置、及び画像処理プログラムを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、タッチパネルの表示領域を、カーナビゲーションに関わる領域と、これ以外の機能に関わる領域とに分ける。
詳細には、車内でカーナビゲーションの情報を処理可能な情報処理装置であって、画像の表示および車両の乗員によるタッチ操作を受付可能なタッチパネルと、前記タッチパネルで表示する画像であって、車両の経路を運転者に案内するナビゲーション画面とナビゲーション機能を含む特定の機能に関わる操作を該タッチパネルへのタッチ操作で実現するための操作ボタンとを組み合わせた画像を生成する画像生成部と、を備え、前記画像生成部は、前記タッチパネルの表示面を画定する複数の表示領域のうち、第一の表示領域に前記ナビゲーション画面と前記特定の機能のうちナビゲーション機能に関わるナビ操作ボタンとを組み合わせた画面が表示され、第二の表示領域に前記特定の機能のうち該ナビゲーション機能以外の所定機能に関わる所定操作ボタンで構成される画面が表示されるように、該タッチパネルで表示する画像を生成する。
上記情報処理装置のタッチパネルは、少なくとも車内に配置されて乗員からのタッチ操作を受付可能なものであり、各種電子機器や機能部等によって実現される各種特定の機能に関わる操作をユーザによるタッチ操作で実現する。
上記情報処理装置は、このようなタッチパネルで情報を表示するものであり、ナビゲーション画面や各種特定の機能に関わる操作ボタンを表示する。ここで、特定の機能とは、上記情報処理装置に外部接続されて、或いは該情報処理装置内で実現されてユーザの要求に応じて特定の機能を実行する電子機器や機能部によって実現される機能であり、タッチパネルと協働することで特定の機能を実行するものである。このような機能としては、例えば、テレビジョン放送受信機能や携帯式音楽プレーヤの再生機能、車両の経路を案内す
るナビゲーション機能等を例示できる。
画像生成部は、グラフィックデータに基づいて描画される操作ボタンと、車両の経路を案内するナビゲーション画面とを組み合わせた画像を生成する。画像生成部が画像を生成する際に参照する操作ボタン等のグラフィックデータは、予め人為的に作成されて記憶手段に記憶されたデータであり、画像生成部がこの記憶手段にアクセスすることで参照される。ここで、ナビゲーション画面は、情報処理装置に外部接続されるナビゲーション装置あるいは該情報処理装置の内部で実現されるナビゲーション機能で生成されたグラフィック画面、或いは生成されたグラフィックデータに基づいて画像生成部が描画するグラフィック画面であり、例えば、自車位置のアイコンや地図、或いは交差点の拡大図等を含む画面である。
ここで、上記画像生成部は、前記タッチパネルの表示面を複数の領域に区切って画像を生成処理する。本発明では、複数の表示領域の何れかを第一の表示領域とし、この領域をナビゲーション機能に関わる情報の表示スペースとして割り当てる。また、複数の表示領域のうち該第一の表示領域以外の何れかを第二の表示領域とし、この領域をナビゲーション機能以外の所定機能に関わる情報の表示スペースとして割り当てる。これらの各表示領域は、タッチパネルにおける位置や形状、大きさが固定されるようなものではなく、ユーザ操作等に応じて自在に調整可能である。そして、画像生成部は、このように画定される各表示領域に、それぞれに割り当てられた機能に関わる操作ボタンが表示されるように画像を生成する。これにより、ナビゲーション機能に関わる操作ボタンとこれ以外の機能に関わる操作ボタンとをタッチパネル上で同時に表示しても、両機能に関わる画面の表示領域が仕切られているため、ユーザがボタン操作を迷いにくくなる。従って、車内に配置されたタッチパネルにおけるボタン操作が容易になる。
なお、所定機能とは、情報処理装置に外部接続されて特定の機能を実行する電子機器、或いは情報処理装置内で実現されて特定の機能を実行する機能部によって実現される機能であって、ナビゲーション機能に関わる機能以外の機能であり、例えば、オーディオ再生機能や放送波受信機能等を例示できる。
ここで、前記画像生成部は、前記第二の表示領域が、前記特定の機能のうち前記乗員が操作対象とする機能の選択を受け付ける操作ボタンである機能選択ボタンが表示される機能選択領域と、該機能選択ボタンで選択された機能に対応する操作ボタンである機能別操作ボタンが表示される機能操作領域とに画定されるように、前記タッチパネルで表示する画像を生成するものであってもよい。このように構成される情報処理装置によれば、所定機能として多種多様な機能が用意されている場合に、機能の選択を受け付ける機能選択ボタンと機能別操作ボタンが第二の表示領域内に表示されるため、ナビゲーション機能に関わる操作ボタンとこれ以外の機能に関わる操作ボタンとが同時に表示されていてもユーザがボタン操作を迷いにくくなる。更に、機能選択ボタンが配置される機能選択領域と機能別操作ボタンが配置される機能操作領域とが第二の表示領域内で画定されているため、第二の表示領域内における機能の選択操作と各機能に関わる操作に際し、ユーザがボタン操作を迷いにくくなる。
ここで、前記第一の表示領域は、前記タッチパネルで占める範囲をユーザ操作により変更することが可能であり、前記画像生成部は、前記第一の表示領域の範囲が変更されても、前記ナビ操作ボタンが前記タッチパネルの同じ位置に表示されるように、該タッチパネルで表示する画像を生成するものであってもよい。また、前記第二の表示領域は、前記タッチパネルで占める範囲をユーザ操作により変更することが可能であり、前記所定操作ボタンは、前記所定機能の基本的な操作に関わる基本操作ボタンと拡張的な操作に関わる拡張操作ボタンとで構成されており、前記画像生成部は、前記第二の表示領域の範囲が変更
されても、前記基本操作ボタンが前記タッチパネルの同じ位置に表示されるように、該タッチパネルで表示する画像を生成すると共に、前記第二の表示領域の範囲が拡大されると、前記基本操作ボタンおよび前記拡張操作ボタンの両方が表示されるように、前記タッチパネルで表示する画像を生成するようにしてもよい。
タッチパネルの表示面に割り当てられる、ナビゲーション機能や上記所定機能に関わる情報の表示スペースは、ユーザの要求等に応じて調整可能とすべきである。すなわち、車両の進路を案内する必要性が乏しい場合は、ナビゲーション機能以外の機能である所定機能に関わる情報を多く表示すべきであるし、所定機能に関わる情報よりもナビゲーション機能に関わる情報の方が重要な場合は、ナビゲーション機能に関わる情報を多く表示すべきである。しかしながら、各機能に関わる操作ボタンを、画面切り替えにより表示する場合、画面毎に操作ボタンの位置が変わってしまう虞があり、また、何れの機能に関わる画面が表示されているのかを直感的に把握することが難しい。
ここで、各機能に対応する表示領域がタッチパネルで画定されている場合、各機能の必要性に応じて各表示領域の範囲を変更するようにすれば、必要性に応じた表示スペースが提供可能になる。更に、各機能に関わる画面が全て表示されている状態が維持されるため、何れの機能に関わる画面が表示されているのかを把握する必要がなくなる。従って、画面切り替えによる場合に比べて操作性が向上する。なお、表示領域の範囲の変更に関わるユーザ操作は、タッチパネルに表示される操作ボタン、或いはタッチパネルを取り囲む筐体に設けられる操作ボタン等、何らかの操作ボタンで受け付け可能にすることで実現できる。
ところで、表示領域の範囲を変更する場合、常に同一の表示領域の範囲内になる部分とそうでない部分とが生じ得る。上記画像処理装置で生成される画像では、各機能に関わる操作ボタンが、対応する各表示領域に表示されている。そこで、上記画像生成部は、各表示領域が拡縮されても、表示面で操作ボタンの位置が変わらないで同じ位置に表示され続けるように、画像を生成する。これにより、操作性を損なうことなく、各機能の必要性に応じた表示スペースが提供可能となる。
また、前記複数の表示領域は、前記タッチパネルを左側と右側とに画定する2つの表示領域であり、前記ナビゲーション画面と前記ナビ操作ボタンとを組み合わせた画面が表示される前記第一の表示領域は、前記2つの表示領域のうち運転席側の表示領域であってもよい。
ナビゲーション機能は、運転者に車両の経路を案内する機能であるため、運転者に近い領域にナビゲーション機能に関わる操作ボタンが表示されていると、運転者が操作しやすい。このため、第一の表示領域が運転席側に位置していれば、運転者のボタン操作が容易になる。
また、前記複数の表示領域のうち何れかの表示領域は、他の表示領域が前記タッチパネル内で占める範囲を変更しながら、自身が該タッチパネルで占める範囲を変更するものであってもよい。
前述したように、車内では電子機器類の設置スペースが制限されるため、十分な表示スペースを確保することが難しい。このため、表示スペースが制限されているタッチパネルの表示面を画定している各表示領域は、その範囲を変更する際、他の表示領域の範囲を変えなければ、自身の表示スペースを確保することが難しい。そこで、ここでは、各表示領域がその範囲を変更する際、タッチパネルで自身が占める範囲の拡縮のみならず、他の表示領域の拡縮を行う。これにより、表示スペースが制限されているタッチパネルの表示領
域が有効に活用され、結果的に、車内に配置されたタッチパネルにおけるボタン操作の操作性向上に寄与する。
また、前記ナビゲーション機能は、車両の位置データおよび記憶手段に記憶される地図データに基づいて、前記ナビゲーション画面を描画するためのグラフィックデータを生成し、前記画像生成部は、前記ナビゲーション機能が生成したグラフィックデータに基づいて描画される前記ナビゲーション画面と該ナビゲーション機能を含む特定の機能に関わる操作を前記タッチパネルへのタッチ操作で実現するための操作ボタンとを組み合わせた画像を生成し、前記ナビ操作ボタンは、ナビゲーションの各種設定を行う画面を呼び出すボタン、車両の目的地を設定する画面を呼び出すボタン、前記地図の拡大および縮小を行うボタンの少なくとも何れかを含むものであってもよい。また、前記所定機能は、車内に配置されたスピーカで音声を出力するためのオーディオ機能を含み、前記所定操作ボタンは、音楽の選曲ボタン、及びラジオ放送の選局ボタンの少なくとも何れかを含むものであってもよい。
このように構成される情報処理装置によれば、ナビゲーション機能に関わるタッチ操作を実現する画面が第一の表示領域に配置され、オーディオ機能に関わるタッチ操作を実現する画面が第二の表示領域に配置された、両方の機能に関わる操作画面を併せ持った画像が表示される。従って、何れの機能に関わるボタン操作を行う場合であっても、ユーザがボタン操作を迷うことなく、容易に両機能に関わるボタン操作を行うことが可能になる。
また、前記画像生成部は、前記タッチパネルに表示される操作ボタンが、操作履歴に応じて強調表示されるように、前記タッチパネルで表示する画像を生成するものであってもよい。このように構成される情報処理装置であれば、タッチパネルに表示される操作ボタンのうち特に頻繁に操作するボタンや前回操作したボタンが目立つため、ナビゲーション画面の地図等のグラフィック表示と共に表示されていても頻繁に操作するボタンをユーザが容易に認識できる。従って、ユーザにボタン操作を迷わなくさせることが可能である。
また、本発明は、画像を生成可能な画像処理装置としての側面からも捉えることができる。すなわち、本発明は、車内に配置されたタッチパネルで表示する画像を生成する画像処理装置であって、前記タッチパネルで表示する画像であって、車両の経路を運転者に案内するナビゲーション画面とナビゲーション機能を含む特定の機能に関わる操作を前記タッチパネルへのタッチ操作で実現するための操作ボタンとを組み合わせた画像を生成する画像生成部を備え、前記画像生成部は、前記タッチパネルを画定する複数の表示領域のうち、第一の表示領域に前記ナビゲーション画面と前記特定の機能のうちナビゲーション機能に関わるナビ操作ボタンとを組み合わせた画面が表示され、第二の表示領域に前記特定の機能のうち該ナビゲーション機能以外の所定機能に関わる所定操作ボタンで構成される画面が表示されるように、前記タッチパネルで表示する画像を生成するものであってもよい。
また、本発明は、タッチパネルで表示する画像を生成するコンピュータプログラムとしての側面からも捉えることが可能である。例えば、本発明は、コンピュータプログラムを実行可能な電子機器で実行される、車内に配置されたタッチパネルで表示する画像を生成可能な画像処理プログラムであって、前記タッチパネルで表示する画像であって、車両の経路を運転者に案内するナビゲーション画面とナビゲーション機能を含む特定の機能に関わる操作を前記タッチパネルへのタッチ操作で実現するための操作ボタンとを組み合わせた画像を生成する画像生成ステップを実行し、前記画像生成ステップでは、前記タッチパネルを画定する複数の表示領域のうち、第一の表示領域に前記ナビゲーション画面と前記特定の機能のうちナビゲーション機能に関わるナビ操作ボタンとを組み合わせた画面が表示され、第二の表示領域に前記特定の機能のうち該ナビゲーション機能以外の所定機能に
関わる所定操作ボタンで構成される画面が表示されるように、前記タッチパネルで表示する画像を生成するものであってもよい。
車内に配置されたタッチパネルにおけるボタン操作を容易にする情報処理装置、画像処理装置、及び画像処理プログラムを提供することが可能になる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を例示的に説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
<構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置1(本発明でいう情報処理装置に相当する)の外観図である。なお、ナビゲーション装置としては、例えば富士通テン株式会社のAVN(登録商標。Audio Visual Navigation)等の車載用ナビゲーション装置がある。但し、本発明は、例えば携帯型のナビゲーション機能を有する電子機器等、車載して利用できるものであれば如何なる電子機器にも適用可能である。本実施形態に係るナビゲーション装置1は、2DIN(Deutsche Industrie Normen)の本体・モニタ一体型カーナビゲーション装置であり、車両の現在地や目的地までの経路の案内等を行うカーナビゲーション機能や、各種オーディオ/ビジュアル(以下、AVという)コンテンツの再生機能、放送波を受信する機能等を有している。ナビゲーション装置1は、運転席や助手席の乗員の手が届きやすいダッシュボードの中央付近に設置された状態で使用されるものであり、メインユニット2とディスプレイユニット3とで構成されている。
図2は、ナビゲーション装置1の構成図である。メインユニット2は、電子部品類で構成されており、ブレーキ検知部4、リバース検知部5、携帯式プレーヤインターフェース6、放送波受信部7、外部音声/映像入力部8、GPS情報受信部9、車速検知部10、カメラ映像入力部11、アンプ12、開閉制御部13A、角度制御部13B、角度センサ14、モータ15、CDドライブ16、カードメモリインターフェース17、リセットボタン18、ジャイロセンサ19、制御部20(本発明でいう画像処理装置に相当する)が内蔵されている。ディスプレイユニット3は、主に、車両の乗員に対して各種の情報を映像で表示するとともに、ユーザ操作を受け付ける役割を司るデバイス類で構成されており、タッチパネル21、表示処理部22、操作受付部23、操作ボタン24、赤外線受/発光部25を内蔵している。
以下、メインユニット2の構成について説明する。ブレーキ検知部4は、車両のパーキングブレーキがかけられているか否かを検知し、これを制御部20に通知する。ブレーキ検知部4は、パーキングブレーキレバー(あるいはペダル)の動きと連動してオンオフするスイッチの通電状態により、ブレーキの状態を検知する。ブレーキ検知部4は、このスイッチの通電状態を、端子26Aを介して電気的に検知する。
リバース検知部5は、車両の変速レバーがリバース(後進)になっているか否かを検知し、これを制御部20に通知する。リバース検知部5は、変速レバーと連動して動くスイッチのオンオフにより、変速レバーの状態を検知する。リバース検知部5は、このスイッチの通電状態を、端子26Bを介して電気的に検知する。
携帯式プレーヤインターフェース6は、音楽等を再生する携帯式のプレーヤ(例えば、iPod(登録商標))と双方向通信を行うためのインターフェースである。携帯式プレーヤインターフェース6は、このような携帯式のプレーヤが外部接続されると双方向通信
を開始し、プレーヤから送られるオーディオ信号を制御部20へ送り、制御部20から送られる再生開始や曲送り等の制御信号をプレーヤへ送る。携帯式プレーヤインターフェース6は、端子26Cに接続されるコードを介してプレーヤと通信を行う。
放送波受信部7は、ワンセグチューナ(「ワンセグ」は商標登録出願中)、AMチューナ(AM:Amplitude Modulation)、及びFMチューナ(FM:Frequency Modulation)で構成される回路である。放送波受信部7は、制御部20からの制御信号に応じてチューナの受信状態を制御し、端子26Dに接続されるアンテナが受信した電波の信号を制御部20へ送る。
外部音声/映像入力部8は、端子26Eに接続されるビデオ/オーディオ機器からのコンポジット映像信号や音声信号を受け付け、これを制御部20へ送る回路である。
GPS情報受信部9(GPS:Global Positioning System)は、端子26Fに接続されるGPSアンテナが受信したGPS衛星からの電波の信号を受信し、受信した信号を制御部20へ送る。周知のように、GPSは、地球を周回する多数のGPS衛星のうち少なくとも3つ以上の衛星からの電波に基づいて車両の位置を測位するシステムである。GPS情報受信部9は、地球を周回するこれらGPS衛星の電波の信号を処理する。GPS情報受信部9によって受信されたGPS衛星からの信号は、カーナビゲーションに用いられる。
車速検知部10は、車軸の回転角に応じて発生する車速パルス信号を検知し、これを制御部20へ送る回路である。車速検知部10が検知する車速パルス信号は、車速センサまたは車両のエンジンやブレーキを制御する電子制御ユニットから出力されるステップ状の車速パルス信号であり、単位時間当たりのパルス数から車両速度を割り出す際に用いられる。単位時間当たりのパルス数が増えていれば車両が加速しており、減っていれば車両が減速していることになる。車両の速度と車速パルスとの相関関係は、車両を製造するメーカや車種、装着される車輪の大きさや空気圧等に応じて変化する。このため、制御部20では、GPSによる測位結果に基づいて算出される車両の移動距離とその間を走行する間に検知されたパルス数との相関から、車両の速度と車速パルスとの相関関係が適宜更新される。車速検知部10は、電子制御ユニットから出力される車速パルス信号を、端子26Gを介して電気的に検知する。
カメラ映像入力部11は、車両の後方を撮影するビデオカメラであるバックアイカメラからの映像信号を受け付け、制御部20へ送る回路である。すなわち、カメラ映像入力部11は、リバース検知部5が車両のリバースを検知した際、端子26Hに接続されているビデオカメラからの映像信号を制御部20へ送る。
アンプ12は、制御部20から車室内に設置されるスピーカへ送られる音声信号を増幅する回路である。アンプ12は、制御部20からの制御信号に応じて増幅率を任意に変更可能である。
開閉制御部13Aは、ディスプレイユニット3の開閉動作を行う回路である。開閉制御部13Aは、制御部20からの制御信号に応じてモータ15を制御したり、角度センサ14からの信号を処理したりすることにより、ディスプレイユニット3を開閉する。図3は、制御部20からの制御信号を受けた開閉制御部13Aがモータ15を制御することにより実現するディスプレイユニット3の開閉動作を示したものである。開閉制御部13Aは、図3に示すように、ディスプレイユニット3の姿勢を三段階に調整することが可能であり、CDドライブ16(CD:Compact Disc)の挿入口を閉じた「クローズ」状態、CDドライブ16のCD挿入口27を開いた「セミオープン」状態、及びカード
メモリインターフェース17のカード挿入口28やリセットボタン18を開いた「フルオープン」状態を実現する。ディスプレイユニット3の姿勢が「クローズ」状態の場合、CD挿入口27やカード挿入口28、リセットボタン18はディスプレイユニット3に隠れた状態である。また、ディスプレイユニット3の姿勢が「セミオープン」状態の場合、カード挿入口28やリセットボタン18がディスプレイユニット3に隠れ、CD挿入口27がナビゲーション装置1の正面からアクセス可能な状態になる。また、ディスプレイユニット3の姿勢が「フルオープン」状態の場合、CD挿入口27、カード挿入口28、及びリセットボタン18がナビゲーション装置1の正面からアクセス可能な状態になる。
角度制御部13Bは、ディスプレイユニット3の角度調整を行う回路である。角度制御部13Bは、開閉制御部13Aと同様、制御部20からの制御信号に応じてモータ15を制御したり、角度センサ14からの信号を処理したりすることにより、ディスプレイユニット3の角度を調整する。なお、ディスプレイユニット3の角度とは、ナビゲーション装置1の左右方向に伸びる軸を中心とする、メインユニット2の正面とディスプレイユニット3の正面(すなわち、タッチパネル21の表面)との相対的な角度である。図4は、角度制御部13Bが実現するディスプレイユニット3の角度調整状態を示したものである。角度制御部13Bは、図4に示すように、ディスプレイユニット3の仰角を多段階に調整してチルトアップすることが可能である。
角度センサ14は、ディスプレイユニット3の角度を検知するセンサであり、検知した角度を電気信号で開閉制御部13Aへ通知する。モータ15は、ディスプレイユニット3の角度を調整するモータであり、ディスプレイユニット3の上端を上下に動かしたり、ディスプレイユニット3の下端を前後に動かしたりする。開閉制御部13Aおよび角度制御部13Bは、制御部20からの制御信号を受けると、角度センサ14で検知されるディスプレイユニット3の角度と制御信号に基づいて決定される角度の目標値との差を割り出し、角度センサ14で検知されるディスプレイユニット3の角度が制御目標値と一致するようにモータ15をフィードバック制御する。
CDドライブ16は、音楽等のオーディオコンテンツが記録されたCDを読み取って再生する光ディスク読取装置であり、光ピックアップレンズや発光素子、ディスク駆動モータ等で構成されている。
カードメモリインターフェース17は、記憶保持動作が不要な不揮発性の半導体メモリカードを読み書きするメモリカードリーダライタである。カードメモリインターフェース17に挿入されるメモリカードは、4GB程度の記憶容量を有しており、高速道路や一般道等の道路情報、テーマパーク、ガソリンスタンドといった各種施設に関する地点情報(以降、POI(Point Of Interest)データとも表記)等を含む地図データ、並びに電話番号や施設名称等のデータが記録されている。制御部20は、メモリカードに記録されている地図データにアクセスすることでカーナビゲーションのルート検索等の諸機能を実現する。
ジャイロセンサ19は、メインユニット2に内蔵される2軸ジャイロセンサである。ジャイロセンサ19は、GPS衛星からの電波をGPS情報受信部9が受信できない時でも車両の測位を可能にするためのものである。なお、GPS衛星からの電波を受信できない時の車両の位置は、制御部20により、車速検知部10が検知する車両速度とジャイロセンサ19が検知する車両の進行方向とに基づいて算出される。
図5Aは、制御部20の構成図である。図5Aに示すように、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)20AやROM(Read Only Memory)20B、RAM(Random Access Memory)20
C、入出力インターフェース20D等で構成されている。ROM20Bには、後述するタッチパネル21に描画する操作ボタンやアイコン等のグラフィックデータが格納されている。制御部20は、車両のアクセサリー電源がオンになると、ROM20Bに記録されたコンピュータプログラムを実行し、カードメモリインターフェース17に挿入されたメモリカードのデータやRAM20Cに格納されているデータ等を使って各種機能を実現する。制御部20が実現する各種機能の詳細については後述する。
次に、ディスプレイユニット3を構成する各構成要素について説明する。タッチパネル21は、カラー液晶ディスプレイとタッチセンサとを組み合わせたGUI(Graphical User Interface)であり、7.0インチのEGA(Enhanced Graphics Adapter)型液晶ディスプレイで画面を表示すると共に、画面に表示されたアイコン等が押されるとタッチセンサがこれを検知する。
表示処理部22は、タッチパネル21の液晶ディスプレイに表示する画面を描画処理する回路である。表示処理部22は、制御部20から送られる映像信号に基づき、液晶ディスプレイに格子状に均等配列された薄膜トランジスタを駆動することで、タッチパネル21の画面を描画する。
操作受付部23は、タッチパネル21へのタッチ操作をタッチセンサが感知すると、タッチされた画面上の位置を特定し、操作された位置の情報を制御部20へ送る。
操作ボタン24は、タッチパネル21にアイコン表示されるボタンではなく、機械的なボタンであり、図1等に示すように、タッチパネル21の下に配置される操作用の押しボタン式スイッチである。操作ボタン24は、ディスプレイユニット3の左側から順に、開閉ボタン、現在地ボタン、音量調整ボタンで構成されている。音量調整ボタンは、右側が押されると音量アップ、左側が押されると音量ダウンになるように設定されている。これらのボタンが押されると、押されたボタンの信号が制御部20へ送られる。なお、タッチパネル21にソフトウェアで表示されるボタンではなく、機械的なハードウェアで用意されているこれらの押しボタンは、ナビゲーション装置1の操作性を高める観点から、必要最低限のボタンとして用意されたものである。すなわち、開閉ボタンは、タッチパネル21の不調時に、リセットボタン18への操作を試みたり、或いはCDドライブ16内のCDを取り出す際に必要とされるため、ソフトウェアで表示するボタンとは別途に設けられたものである。また、現在地ボタンは、現在の位置を表示するというナビとしてはベーシックな機能であるが、ナビゲーション機能に関わる操作の方法が判らなくなってしまったような場合に、最初のナビゲーション画面に戻るためのボタンであり、ソフトウェアで表示するボタンとは別途に設けられることで、このボタンさえ押せばいつでも最初のナビゲーション画面、即ち、地図上に自車位置を表示する画面に戻れるという安心感をユーザへ与えるという付加的な意味を持つ。また、音量調整ボタンは、何らかの理由によりスピーカ音量を直ちに下げたい場合に操作されるものであるため、ソフトウェアで表示するボタンとは別途に設けられることで咄嗟の操作を可能にしている。このように、最も重要と思われるボタン類のみをハードウェアボタンとしてタッチパネル21の周囲に別途用意し、その他のボタンをタッチパネル21にソフトウェア表示させることにより、タッチパネル21の表示スペースを十分に確保しつつもナビゲーション装置1の操作性を向上させ、更にユーザにナビゲーション装置1の操作を迷わせなくすることができる。
赤外線受/発光部25は、ナビゲーション装置1と携帯電話とが赤外線で双方向通信を行うためのインターフェースであり、電気で赤外線を発光する発光素子と、受光した赤外線を電気にする受光素子で構成されている。赤外線受/発光部25は、制御部20から送られる制御信号やデータを携帯電話へ送るとともに、携帯電話から送られる制御信号やデータを制御部20へ送る。
次に、メインユニット2の制御部20が実現する各種諸機能について詳述する。図5Bは、制御部20が実現する各種機能部を図示した機能ブロック図である。車両のアクセサリー電源がオンになると、制御部20は、図5Bに示すように操作処理機能部51、測位機能部52、ルート案内機能部53、地図データ処理機能部54(本発明でいう、ナビゲーション機能に相当する)、ユーザデータ処理機能部55、音声処理機能部56、及び映像処理機能部57を実現するコンピュータプログラムを実行する。
操作処理機能部51は、各種機能部の動作を制御するための操作画面を、映像処理機能部57を介してタッチパネル21に表示したり、操作受付部23や操作ボタン24、リセットボタン18からの操作信号を処理し、各種機能部の動作を制御したりする。
測位機能部52は、車両のアクセサリー電源がオンになると、GPS情報受信部9から送られる衛星からの電波の情報、車速検知部10から通知される車両速度の情報、及びジャイロセンサ19から送られる角速度の情報に基づいて車両の位置(緯度と経度)を測位する。
ルート案内機能部53は、車両の現在地からユーザが設定した目的地までのルートを索出し、ルート案内を行う機能部である。ルート案内機能部53は、測位機能部52が測位した車両の位置から目的地までの走行ルートを、カードメモリインターフェース17に挿入されるメモリカードの地図データから索出する。そして、索出した走行ルートと車両の位置との関係から車両の進路を音声、及び映像で案内する。
地図データ処理機能部54は、カードメモリインターフェース17に挿入されたメモリカードの地図データやルート案内機能部53が索出した走行ルートのデータ、放送波受信部7を介してFM放送波から取得されるVICS(登録商標)の道路交通情報のデータ、測位機能部52が測位した車両の位置データ等に基づき、タッチパネル21に表示する地図のグラフィックデータを生成する。
ユーザデータ処理機能部55は、ユーザが登録しようとする地点情報(例えば、自宅の位置情報等)やルート検索の履歴情報、アイコンの表示非表示等の設定情報をRAM20Cに書き込んだり、RAM20Cから読み出したりする。
音声処理機能部56は、アンプ12を介してスピーカから出力する音声の信号を処理する機能部である。すなわち、音声処理機能部56は、放送波受信部7が受信したラジオ放送、携帯式プレーヤインターフェース6がプレーヤから取得するオーディオ信号、CDドライブ16が再生するオーディオ信号をアンプ12へ送ったり、これらのオーディオ信号にルート案内機能部53からのルートガイダンスの音声信号を重畳し、アンプ12へ送ったりする。
映像処理機能部57は、タッチパネル21に表示させる映像データを生成する機能部である。すなわち、映像処理機能部57は、操作処理機能部51が生成する操作画面のデータと、地図データ処理機能部54が生成する表示用地図の画面のデータとを重畳して表示処理部22へ送ったり、放送波受信部7が受信したテレビジョン放送の映像データを表示処理部22へ送ったり、或いはリバース検知部5による車両後退の検知に連動してカメラ映像入力部11からの映像信号を表示処理部22へ送ったりする。なお、映像処理機能部57は、テレビジョン放送の映像データを表示処理部22へ送っている際にブレーキ検知部4がパーキングブレーキの解除を検知すると、映像データの通知を止める。
<動作>
以下、ナビゲーション装置1の動作について説明する。図6はナビゲーション装置1のメイン画面の画面遷移図であり、図7はナビに関する画面遷移図である。また、図8は、AV画面の表示モードを示した図である。以下、図6〜8に基づいてナビゲーション装置1の動作について説明する。
(D101)オープニング画面(D101)について説明する。車両のアクセサリー電源がオンになり、ナビゲーション装置1に電力が供給されると、制御部20は、ROM20Bに格納されているコンピュータプログラムを実行してナビゲーション装置1を初期化し、図5Bに示す各種機能部を実現する。ここで、映像処理機能部57は、ROM20Bに格納されているオープニング画面のデータを参照し、タッチパネル21にオープニング画面を表示させる。なお、オープニング画面が表示されている間、制御部20の各機能部では、次のような処理が実行される。すなわち、操作処理機能部51は、操作受付部23や操作ボタン24、リセットボタン18からの信号を走査してユーザ操作を受け付ける。また、測位機能部52は、GPS情報受信部9で取得される測位情報や車速検知部10、ジャイロセンサ19の信号を処理し、車両の位置を測定する。また、地図データ処理機能部54は、カードメモリインターフェース17に挿入されているカードメモリへアクセスし、測位機能部52が測位した自車位置の周辺の地図データを読み出す。
(D102)次に、マルチ画面(D102)について説明する。オープニング画面が表示されてから4秒経つと、映像処理機能部57は、ROM20Bに格納されている操作ボタン類の画像データや地図データ処理機能部54が読み出した地図データを基に、AVの操作画面とナビの操作画面とを組み合わせたマルチ画面(D102)を生成し、タッチパネル21に表示する。図9は、マルチ画面の図である。映像処理機能部57は、図9に示すように、AV(本発明でいう所定機能に相当し、特にラジオやCD、iPodに関わる機能が本発明でいうオーディオ機能に相当する)の操作ボタン類(本発明でいう、所定操作ボタンに相当する)を配置したAV領域(本発明でいう、第二の表示領域に相当する)の画面がタッチパネル21の左側に表示され、ナビ(本発明でいう、ナビゲーション機能に相当する)の地図や操作ボタン類(本発明でいう、ナビ操作ボタンに相当する)を配置したナビ領域(本発明でいう、第一の表示領域に相当する)の画面がタッチパネル21の右側(右ハンドルの車の場合、右側が運転席側となる)に表示されるように画像データを生成する。ナビゲーション装置1は、AVに関わる操作とナビに関わる操作とをグルーピングし、表示領域を分けている。AV領域は、更に、ソースを選択するための操作ボタン類をまとめて表示するソース選択領域(本発明でいう、機能選択領域に相当する)と、選択されたソースに関連するボタンや情報を表示するソース操作領域(本発明でいう、機能操作領域に相当する)とに区分されている。
図9に示すように、映像処理機能部57は、AV領域の内のソース選択領域に、「ラジオ」、「CD」、「ワンセグ」、「iPod」、「外部入力」、「OFF」、及び「AV」ボタンを表示する(これらのボタンは、本発明でいう機能選択ボタンに相当する)。何れかのソースボタンがタッチされると、そのソースが選択される。図9の例では、「ラジオ」が選択されており、受信周波数やAM/FMの切り替えボタン、選局ボタン等の選択されたソースに関連する操作ボタン(本発明でいう、機能別操作ボタンの一態様に相当する)や情報がソース操作領域に表示されている状態を図示している。従って、このとき、音声処理機能部56は、放送波受信部7が受信したAM放送の音声信号を、アンプ12を介してスピーカから出力している。他方、映像処理機能部57は、ナビ領域に、地図データ処理機能部54が読み出した地図データに基づいて描画される地図の他、「メニュー」、「目的地」、「周辺」、「自宅」、「ナビ」、「地図拡大」、及び「地図縮小」ボタンを表示する。なお、マルチ画面(D102)では、AV領域とナビ領域の2つが存在するため、AV領域がAV全画面(D104)の時よりも狭い。そこで、マルチ画面(D102)のソース操作領域には、そのソースに関わる操作ボタンや情報のうち基本的なものだ
けが表示されるようになっている。
この状態で「AV」ボタンが押されたことを操作処理機能部51が検知すると、映像処理機能部57は、AV全画面(D104)の画面表示状態に遷移する。なお、その他のボタンが押された場合についてはナビ全画面(D103)、及びAV全画面(D104)の説明の後に詳述する。
(D103)次に、ナビ全画面(D103)について説明する。映像処理機能部57は、マルチ画面(D102)に表示されている「ナビ」ボタンが押されたことを操作処理機能部51が検知すると、AV領域を徐々に縮小し、ナビ領域を全画面に拡大表示する。図10は、ナビ全画面の図である。映像処理機能部57は、図10に示すように、AV領域を消し、ナビ領域をタッチパネル21に全画面表示する。
図10に示すように、ナビ領域には、マルチ画面(D102)と同様、地図や、「メニュー」、「目的地」等の操作ボタンが表示されている。ここで、映像処理機能部57は、ナビ全画面に表示される自車位置のアイコンが、ナビ領域の中心に位置するように画面を表示している。このため、タッチパネル21の表示画面がマルチ画面(D102)からナビ全画面(D103)に遷移すると、自車位置のアイコンや地図の表示が、画面内で若干スクロールする。一方、映像処理機能部57は、「メニュー」や「目的地」等の操作ボタン類がタッチパネル21の表示画面上で同じ位置になるように画面を表示する。このため、タッチパネル21の表示画面がマルチ画面(D102)からナビ全画面(D103)に遷移しても、ナビの操作ボタン類がタッチパネル21の画面上でスクロールせず、同じ位置に表示され続ける。但し、「ナビ」ボタンのみ「AV+ナビ」ボタンに表示が切換わる。なお、「AV+ナビ」ボタンが押されると、映像処理機能部57は、ナビ全画面(D103)からマルチ画面(D102)へ表示を切り替える。
(D104)次に、AV全画面(D104)について説明する。映像処理機能部57は、マルチ画面(D102)に表示されている「AV」ボタンが押されたことを操作処理機能部51が検知すると、ナビ領域を徐々に縮小し、AV領域を全画面に拡大表示する。図11は、AV全画面の図である。映像処理機能部57は、図11に示すように、ナビ領域を消し、AV領域をタッチパネル21に全画面表示する。
図11に示すように、AV領域には、マルチ画面(D102)と同様、「ラジオ」、「CD」、「ワンセグ」、「iPod」、「外部入力」、及び「OFF」ボタン(これらのボタンが、本発明でいう基本操作ボタンに相当する)がソース選択領域に表示されている。また、AV領域には、ソース操作領域が拡大されて、マルチ画面(D102)で表示されていなかった放送局の名称やプリセットの選局ボタン、チャンネル設定ボタンや音設定ボタン(これらのボタンが、本発明でいう拡張操作ボタンに相当する)が表示されている。また、CDドライブ16にCDが挿入されていることを示す「CDIN」が表示されている。ここで、AV領域には、マルチ画面(D102)で表示されていた「ラジオ」、「CD」、「ワンセグ」、「iPod」、「外部入力」、及び「OFF」ボタンが同じ位置に表示されている。すなわち、ソース選択領域の広さはマルチ画面(D102)とAV全画面(D104)とで変わらない。但し、「ナビ」ボタンのみ「AV+ナビ」ボタンに表示が切換わる。以下、マルチ画面とAV全画面の両方で表示される領域を「AV通常領域」といい、AV全画面でのみ表示される領域を「AV拡張領域」という。なお、「AV+ナビ」ボタンが押されると、映像処理機能部57は、AV全画面(D104)からマルチ画面(D102)へ表示を切り替える。なお、AV全画面(D104)では、ナビ領域が存在しないので、AV領域がマルチ画面(D102)の時よりも広い。そこで、AV全画面(D104)のソース操作領域には、そのソースに関わる全ての操作ボタンや情報が表示されるようになっている。このように、AV全画面(D104)の場合にのみ表示され
るソースの操作ボタンや情報類の表示領域が「AV拡張領域」であり、ソース操作領域の一部を構成している。一方、マルチ画面(D102)とAV全画面(D104)の何れにも表示されるソースの操作ボタンや情報類の表示領域が「AV通常領域」であり、ソース操作領域の一部とソース選択領域とを構成している。
ナビゲーション装置1のメイン画面の画面遷移(図6)については以上の通りである。以下、マルチ画面(D102)からナビ全画面(D103)、或いはAV全画面(D104)へ画面が遷移する際の、ナビ領域、及びAV領域の画面上の動き方について詳述する。図12は、マルチ画面(D102)からナビ全画面(D103)へ遷移する際の、AV領域の消え方を示す図である。また、図13は、マルチ画面(D103)からAV全画面(D104)へ遷移する際の、ナビ領域の消え方を示す図である。映像処理機能部57は、マルチ画面からナビ、或いはAV全画面へ表示を切り替えるに際し、ナビ領域やAV領域がスクロールして見えるように画面表示を行っている。すなわち、映像処理機能部57は、マルチ画面からナビ全画面へ表示を切り替える際、AV領域が徐々に左側に退出していくように、換言すれば、AV領域の表示面積が徐々に減少するようにスクロールすると共に、ナビ領域の表示面積が徐々に増加するようにスクロールしていくように、画面を表示する。また、映像処理機能部57は、マルチ画面からAV全画面へ表示を切り替える際、その反対にAV領域が徐々に右側に進入してくるように画面を表示する。これにより、ユーザは、ナビ画面上にAV画面が抜き差しされるように感じ取ることができる。従って、ナビの画面を見たければ、マルチ画面(D102)の右側に表示されている「ナビ」ボタンを押すことにより、ナビ全画面(D103)に遷移することを視覚的に容易に理解することができ、AVの画面を見たければ、マルチ画面(D102)の左側に表示されている「AV」ボタンを押すことにより、AV画面が抜き差しされることを容易に理解することができる。図14は、メイン画面の画面遷移の様子を示した概念図である。ユーザは、図14に示すように、表示窓から覗き込むと見える右側の面(本実施形態でいうナビ画面に相当する)の上に、左側の面(本実施形態でいうAV画面に相当する)が左側から抜き差しされるようなイメージで、ナビゲーション装置1のメイン画面を操作できる。よって、今どこにいるのかが判りやすく、安心して操作することができる。尚、図12〜図14に示すスクロール表現処理は、これ単独で発明を構成してもよい。
(D201)次に、ナビゲーション装置1のナビに関する画面について説明する。まず始めに、メニュー画面(D201)について説明する。マルチ画面(D102)またはナビ全画面(D103)のナビ領域に表示されている「メニュー」ボタンが押されたことを操作処理機能部51が検知すると、映像処理機能部57は、メニュー画面(D201)をタッチパネル21に表示する。図15は、メニュー画面(D201)の図である。映像処理機能部57は、図15に示すように、ナビ領域の「メニュー」ボタンから立ち上がるようにメニューのポップアップを表示する。ここで、映像処理機能部57は、メニューのポップアップが「メニュー」ボタンから徐々に立ち上がるようにアニメーション表示し、更に、マルチ画面(D102)がポップアップの下側に見えるようにしている。なお、ポップアップとは、画面に表示されるボタンを押すと、そのボタンから立ち上がるように表示される領域であり、例えば、メニューの項目等が表示される領域である。図16は、マルチ画面(D102)からメニュー画面(D201)へ遷移する際のアニメーションを示した図である。マルチ画面(D102)の「メニュー」ボタンが押されると、「メニュー」ボタンから立ち上がるようにメニューのポップアップが表示される。従って、ユーザは、メニュー画面がマルチ画面から遷移して表示されていることを視覚で容易に理解することが可能であり、安心して操作することができる。なお、メニュー画面(D201)には、アイコンや施設表示等のユーザ設定用ボタンや、お気に入り地点の編集用ボタンが表示される。ユーザが登録した地点情報等は、ユーザデータ処理機能部55により、制御部20内のRAM20Cに記憶される。
(D202)次に、目的地設定画面(D202)について説明する。映像処理機能部57は、マルチ画面(D102)またはナビ全画面(D103)のナビ領域に表示されている「目的地」ボタンが押されたことを操作処理機能部51が検知すると、目的地設定画面(D202)をタッチパネル21に表示する。すなわち、映像処理機能部57は、図17に示すように、ナビ領域の「目的地」ボタンから立ち上がるように目的地設定用のボタンが配置されたポップアップをアニメーション表示する。映像処理機能部57は、操作処理機能部51が目的地設定用の何れかのボタンが押されたことを検知すると、これに対応する画面を表示する。映像処理機能部57は、例えば、「50音で探す」ボタンが押されれば文字入力用の画面を表示し、「住所で探す」ボタンが押されれば都道府県等を選択する画面を表示し、「携帯連携で探す」ボタンが押されれば赤外線受/発光部25に携帯電話を近づけるようユーザに促す画面を表示し、「履歴で探す」ボタンが押されれば過去に検索したことのある目的地を表示する。赤外線受/発光部25によって携帯電話から供される通信データには、目的地の緯度や経度、或いは住所や電話番号といった位置情報が含まれている。「50音検索」、「住所で探す」、「携帯連携で探す」、或いは「履歴で探す」ボタンを押すと表示される画面により目的地が設定されると、ルート案内機能部53は、測位機能部52が計測する自車位置と目的地までの最短ルートを索出し、ルートガイドを開始する。
(D203)次に、周辺施設検索画面(D203)について説明する。映像処理機能部57は、マルチ画面(D102)またはナビ全画面(D103)のナビ領域に表示されている「周辺」ボタンが押されたことを操作処理機能部51が検知すると、周辺施設検索画面(D203)をタッチパネル21に表示する。すなわち、映像処理機能部57は、図18に示すように、ナビ領域の「周辺」ボタンから立ち上がるように周辺施設検索用のボタン類を配置したポップアップをアニメーション表示する。そして、上述したD203と同様、何れかのボタンが押されればこれに対応する画面を表示する。すなわち、映像処理機能部57は、「周辺」ボタンが押されると、検索対象とする施設のカテゴリをユーザに選択させるボタンを表示し、検索対象のカテゴリが指定されると、自車位置の周辺にあるガソリンスタンドやコンビニエンスストア等、指定されたカテゴリに対応する施設類を、自車に近い順に索出して表示する。
(D204)次に、交差点拡大画面(D204)について説明する。上述した目的地設定画面(D202)、或いは周辺検索画面(D203)で目的地が設定されるか、または、マルチ画面(D102)やナビ全画面(D103)に表示されている「自宅」ボタンが押されて目的地が設定されると、ルート案内機能部53によるルートガイドが開始される。ルート案内機能部53は、測位機能部52が計測する自車位置と、地図データ処理機能部54がカードメモリから読み出す地図データとに基づいてルートの案内を行う。ルート案内機能部53は、右折あるいは左折等を行う交差点に車両が接近したら、交差点拡大画面(D204)を表示すると共に、音声処理機能部56に経路案内用の音声データを渡す。図19は、交差点拡大画面(D204)を示す図である。図19に示すように、ナビ領域には交差点の拡大図が表示され、車両の進むべき進路が矢印で図示される。なお、このとき、AV領域には、オーディオ/ビジュアル用の操作ボタン類が表示されている。
次に、ナビゲーション装置1のAV画面の表示モードについて説明する。図8で示したように、ナビゲーション装置1のAV画面には、ラジオモード、CDモード、ワンセグモード、iPodモード、外部入力モード、及びオフモードの6つの画面が用意されている。映像処理機能部57は、AV領域の左側に用意されている何れかのソース選択ボタン或いは「OFF」ボタンが押されると、これに対応するモードのAV操作画面を表示する。映像処理機能部57は、例えば、「ラジオ」ボタンが押されれば、図9に示すようなラジオの周波数や選局ボタンを表示する。CDやiPodボタンについても同様である。また、映像処理機能部57は、「ワンセグ」ボタンや「外部入力」ボタンが押されれば、AV
領域に選局ボタン等を表示すると共に、ナビ領域の表示を放送波受信部7からの映像や外部音声/映像入力部8の映像に切り替える。但し、映像処理機能部57は、ブレーキ検知部4がパーキングブレーキ信号の解除を検知した場合、放送波受信部7や外部音声/映像入力部8からの映像表示を止める。以下、AV画面の表示モードについて詳述する。
(ラジオモード)図20は、ラジオが選択されている場合の表示画面を示した図である。図20に示すように、AV領域は、ソースを切り替えるためのボタンが配置されたソース選択領域と、選択されたソースを操作するソース操作領域とに分けられている。ソース選択領域に表示されている各ソース選択ボタンは、何れのソースが選択されているか否かに関わらず、マルチ画面(D102)及びAV全画面(D104)でタッチパネル21に常に表示される。映像処理機能部57は、ソース選択ボタンのうち「ラジオ」が押されると、「ラジオ」ボタンが浮かび上がり、他のボタンと色も異なって見えるように画像を生成する。また、ソース操作領域には、AM/FMの切り替えボタン、選局ボタンなどの操作ボタンの他、受信している電波の周波数などの選択されたソース特有の情報が表示される。AM/FMの切り替えボタンは、ソース選択ボタンと同様、選択中のボタンが浮かび上がり、他のボタンと色が異なって見えるように表示される。
操作処理機能部51は、ユーザによる「ラジオ」ボタンへのタッチ操作を検知すると、放送波受信部7とアンプ12を制御して動作状態にし、放送波受信部7からアンプ12へ音声信号が送られるように音声処理機能部56を動作させる。なお、ソース操作領域は、ソース選択領域の操作ボタンから立ち上がってポップアップ表示されるようにしてもよい。これによれば、ソース操作領域に表示されている操作ボタンが、何れのソースに関わるものであるのかを更に認識しやすくなる。
(CDモード)図21は、CDが選択されている場合の表示画面を示した図である。映像処理機能部57は、ソース選択ボタンのうち「CD」が押されると、図21に示すように、「CD」ボタンが浮かび上がり、他のボタンと色も異なって見えるように画像を生成する。また、ソース操作領域には、選曲ボタンなどの操作ボタンの他、再生している曲のトラック番号や再生時間などの選択されたソース特有の情報が表示される。操作処理機能部51は、「CD」ボタンへのタッチ操作を検知すると、CDドライブ16とアンプ12を制御して動作状態にし、CDドライブ16で再生された音声信号がアンプ12へ送られるように音声処理機能部56を動作させる。
(ワンセグモード)図22は、ワンセグが選択されている場合の表示画面を示した図である。映像処理機能部57は、ソース選択ボタンのうち「ワンセグ」が押されると、図22に示すように、「ワンセグ」ボタンが浮かび上がり、他のボタンと色も異なって見えるように画像を生成する。なお、選局されているボタンについても「ワンセグ」ボタンと同様、ボタンが浮かび上がるように表示する。また、ソース操作領域には、選局ボタンなどの操作ボタンの他、受信している周波数のチャンネルや受信電波の強度などの選択されたソース特有の情報が表示される。なお、ワンセグモードが選択されている場合、映像処理機能部57は、ナビ領域にテレビ放送の画面を表示する。操作処理機能部51は、「ワンセグ」ボタンへのタッチ操作を検知すると、放送波受信部7やアンプ12、表示処理部22、音声処理機能部56、映像処理機能部57を制御し、タッチパネル21への映像表示やアンプ12による音声出力が行われるようにする。
(iPodモード)図23は、iPodが選択されている場合の表示画面を示した図である。映像処理機能部57は、ソース選択ボタンのうち「iPod」が押されると、図23に示すように、「iPod」ボタンが浮かび上がり、他のボタンと色も異なって見えるように画像を生成する。また、ソース操作領域には、選曲ボタンやメニューボタンなどの操作ボタンの他、再生している曲のタイトルや再生時間などのソース特有の情報が表示さ
れる。操作処理機能部51は、「iPod」ボタンへのタッチ操作を検知すると、携帯式プレーヤインターフェース6を介して外部の携帯式音楽プレーヤと通信を行い、取得した音声信号がアンプ12へ送られるように音声処理機能部56を動作させる。
(外部入力モード)図24は、外部入力が選択されている場合の表示画面を示した図である。映像処理機能部57は、ソース選択ボタンのうち「外部入力」が押されると、図24に示すように、「外部入力」ボタンが浮かび上がり、他のボタンと色も異なって見えるように画像を生成する。また、ソース操作領域には、外部入力映像を全画面に表示させる際に押されるフル映像ボタンなどの操作ボタンの他、ソース特有の情報として外部入力である旨が表示される。また、外部入力が選択されている場合、映像処理機能部57は、ナビ領域に外部入力映像の画面を表示する。操作処理機能部51は、「外部入力」ボタンへのタッチ操作を検知すると、外部音声/映像入力部8からの映像信号および音声信号が表示あるいは出力されるように、アンプ12、表示処理機能部22、音声処理機能部56、映像処理機能部57を制御する。
(オフモード)図25は、外部入力が選択されている場合の表示画面を示した図である。映像処理機能部57は、ソース選択ボタンのうち「OFF」が押されると、図25に示すように、「OFF」ボタンが浮かび上がり、他のボタンと色も異なって見えるように画像を生成する。また、ソース操作領域には、オーディオがオフである旨が表示される。なお、操作処理機能部51は、「OFF」ボタンへのタッチ操作を検知すると、タッチ操作前に作動していたアンプ12や放送波受信部7等の機器を停止する。なお、既述の様に、ソース操作領域をソース選択ボタンから立ち上がるように表示する場合、オフモードではソース操作領域を画面から消しても良い。換言すると、オフモードではポップアップがソース選択領域に引っ込むようにアニメーション表示してもよい。
ナビゲーション装置1の動作説明について、以上の通りである。本実施形態に係るナビゲーション装置1は、AV機能とナビゲーション機能の両方の操作性を高めるため、画面の表示領域をAV機能用とナビゲーション機能用の2つに分けている。そして、画面内における各領域の範囲が変わっても、AVとナビゲーションの操作を行うための操作ボタンが画面上で同じ位置に表示されるようにすることで、タッチパネル21による画面操作を容易にしている。
<変形例>
なお、上記ナビゲーション装置1は、次のように変形してもよい。図26および図27は、本変形例に係るマルチ画面の表示例を示した図である。本変形例では、タッチパネル21に表示する操作ボタンについて、操作履歴に応じた強調表示を行う。本変形例に係るナビゲーション装置1は、頻繁に操作するボタンについて、例えば、図26の「ラジオ」ボタンや「周辺」ボタンで示されるようにボタンに影を付けて表示したり、図27の「目的地」ボタンで示されるようにボタンを立体表示したり、図28の「目的地」ボタンで示されるようにフレーム(ボタンの枠)を破線表示や点滅表示、或いは動く破線で表示したりする。以下、本変形例に係るナビゲーション装置1で実行される処理について説明する。なお、以下に示す処理内容は、前述した各画面を表示する際にその都度実行される描画処理の一部を変形したものを示したものである。すなわち、以下に示す内容以外の機器構成や処理フローについては、上述した実施形態と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
<処理例1>
図29は、一定回数以上操作されたボタンについて強調表示する場合の、本変形例に係るナビゲーション装置1で実行されるグラフィック処理の処理フロー図である。映像処理機能部57は、グラフィック表示を行うに際し、図29に示すように、まず、テーブルを
参照する(S101)。このテーブルは、制御部20に設けられるRAM20Cに格納されたものであり、図30に示すように各ボタンの操作回数の履歴で構成されている。このテーブルは、操作処理機能部51が管理しており、操作ボタンが押される毎に操作回数が1ずつ加算されていく。映像処理機能部57は、マルチ画面等の各画面を表示するに際してテーブルを参照し、所定回数以上であるか否かを各ボタン毎に判別する(S102)。所定回数未満のボタンであれば、図26の「CD」ボタンのような通常の描画処理を行う(S103)。一方、所定回数以上のボタンであれば、図26の「周辺」ボタンや「ラジオ」ボタン、図27の「目的地」ボタン、図28の「目的地」ボタンのように特殊な形のボタンを描画処理する。なお、このような特殊な形の操作ボタンのグラフィックデータは、ROM20Bに予め格納しておく。
このようにグラフィック処理を行えば、一定回数以上操作されたボタンについて強調表示されるようになるため、ユーザがよく使うボタンが視覚的に容易に判別でき、簡単に認識することが可能になる。
<処理例2>
図31は、操作回数に応じて強調表示する場合の、本変形例に係るナビゲーション装置1で実行されるグラフィック処理の処理フロー図である。映像処理機能部57は、グラフィック表示を行うに際し、図31に示すように、まず、テーブルを参照する(S201)。このテーブルは、図30で示したものと同様であり、操作処理機能部51が管理している。映像処理機能部57は、テーブルの操作回数から、立体表示するボタンの高さを決定する(S202)。立体表示するボタンの高さは、テーブルに示される操作回数の履歴に応じて線形的に決定する。そして、映像処理機能部57は、操作回数に応じてボタンが高く見えるように、各ボタンの描画処理を行う(S203)。なお、立体表示は、例えば、図27の「目的地」ボタンのようにする。
このようにグラフィック処理を行えば、ボタンが操作頻度に応じて強調表示されるようになるため、ユーザがよく使うボタンが視覚的に容易に判別でき、簡単に認識することが可能になる。
<処理例3>
図32は、前回操作したボタンを強調表示する場合の、本変形例に係るナビゲーション装置1で実行されるグラフィック処理の処理フロー図である。映像処理機能部57は、グラフィック表示を行うに際し、図32に示すように、まず、テーブルを参照する(S301)。このテーブルは、図33に示すように、前回されたか否かのフラグがボタン毎に示されたものであり、操作処理機能部51が管理している。操作処理機能部51は、ユーザ操作を受け付けると、各操作ボタンのフラグをクリア(なし)にすると共に、ユーザが操作したボタンのフラグをオン(あり)にする。映像処理機能部57は、マルチ画面等の各画面を表示するに際してこのテーブルを参照し、前回操作されたものであるか否かを各ボタン毎に判別する(S302)。そして、前回操作されたボタンでなければ、図26の「CD」ボタンのような通常の描画処理を行う(S303)。一方、前回操作されたボタンであれば、図26の「周辺」ボタンや「ラジオ」ボタン、図27の「目的地」ボタン、図28の「目的地」ボタンのように特殊な形のボタンを描画処理する。
このようにグラフィック処理を行えば、前回操作されたボタンについて強調表示されるようになるため、他のボタンと比較して容易に認識することが可能になる。なお、以上の実施形態では車載用として説明したが、本発明は、車載用に利用できるものであれば如何なるものにも適用可能である。例えば、携帯型のナビゲーション機能を有する電子機器にも適用できる。
ナビゲーション装置の外観図。 ナビゲーション装置の構成図。 ディスプレイの動作を示す図。 ディスプレイの動作を示す図。 制御部の構成図。 制御部の機能ブロック図。 ナビゲーション装置のメイン画面の画面遷移図。 ナビの画面遷移図。 AV画面の表示モードを示す図。 マルチ画面の図。 ナビ全画面の図。 AV全画面の図。 AV領域の消え方を示す図。 ナビ領域の消え方を示す図。 メイン画面の画面遷移を示す概念図。 メニュー画面の図。 マルチ画面からメニュー画面へ遷移する際のアニメーションを示した図。 目的地設定画面の図。 周辺施設検索画面の図。 交差点拡大画面を示す図。 AV画面(ラジオ)。 AV画面(CD)。 AV画面(ワンセグ)。 AV画面(iPod)。 AV画面(外部入力)。 AV画面(OFF)。 変形例に係るマルチ画面の図。 変形例に係るマルチ画面の図。 変形例に係るマルチ画面の図。 変形例に係るナビゲーション装置のグラフィック処理の処理フロー図。 変形例に係るナビゲーション装置が有するテーブル。 変形例に係るナビゲーション装置のグラフィック処理の処理フロー図。 変形例に係るナビゲーション装置のグラフィック処理の処理フロー図。 変形例に係るナビゲーション装置が有するテーブル。
符号の説明
1・・・ナビゲーション装置
2・・・メインユニット
3・・・ディスプレイユニット
51・・操作処理機能部
52・・測位機能部
53・・ルート案内機能部
54・・地図データ処理機能部
55・・ユーザデータ処理機能部
56・・音声処理機能部
57・・映像処理機能部

Claims (11)

  1. 第1の機能を操作するための第1の操作ボタンを含む第1の機能画面、および前記第1の機能以外の機能を操作するための第2の操作ボタンを含む第2の機能画面を生成する画像生成部と、
    一つの表示画面に出力される複数の表示領域のうち、第1の表示領域に前記第1の機能画面を表示し、第2の表示領域に前記第2の機能画面を表示し、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を変更可能に表示する制御部とを有し、
    前記画像生成部は、前記第2の表示領域が変更されても、変更前に表示されていた前記第2の操作ボタンの表示位置を維持した第2の機能画面を生成することを特徴とする情報処理装置。
  2. ナビゲーション機能を操作するための第1の操作ボタンを含むナビゲーション画面、および前記ナビゲーション機能以外の機能を操作するための第2の操作ボタンを含む機能画面を生成する画像生成部と、
    一つの表示画面に出力される複数の表示領域のうち、第1の表示領域に前記ナビゲーション画面を表示し、第2の表示領域に前記機能画面を表示し、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を変更可能に表示する制御部とを有し、
    前記画像生成部は、前記第2の表示領域が変更されても、変更前に表示されていた前記第2の操作ボタンの表示位置を維持した機能画面を生成することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第2の操作ボタンは、基本操作ボタンと当該基本操作ボタンに関連する拡張操作ボタンを含み、
    前記画像生成部は、前記第2の表示領域を拡大した場合、前記拡大した表示領域に前記拡張操作ボタンを表示する機能画面を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記画像生成部は、前記第2の表示領域における基本操作ボタンを表示する領域、および拡張操作ボタンを表示する領域が固定された機能画面を生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記画像生成部は、前記第1の表示領域が変更されても、前記第1の操作ボタンを表示する位置を変更しないようにナビゲーション画面を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を隣接して表示し、当該隣接した境界を変更可能に表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の表示領域を表示部の全面に表示する場合は、前記第2の表示領域を表示せず、前記第2の表示領域を表示部の全面に表示する場合は、前記第1の表示領域を表示しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記画像生成部は、オーディオ機能を操作するための操作ボタンを含むオーディオ画面を生成し、
    前記制御部は、前記オーディオ画面を第2の表示領域に表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 第1の機能を操作するための第1の操作ボタンを含む第1の機能画面、および前記第1の機能以外の機能を操作するための第2の操作ボタンを含む第2の機能画面を生成する画像生成部と、
    一つの表示画面に出力される複数の表示領域のうち、第1の表示領域に前記第1の機能画面を表示し、第2の表示領域に前記第2の機能画面を表示し、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を変更可能に表示する制御部とを有し、
    前記画像生成部は、前記第2の表示領域が変更されても、変更前に表示されていた前記第2の操作ボタンの表示位置を維持した第2の機能画面を生成することを特徴とする画像処理装置。
  10. 表示部を有する情報処理装置が、
    第1の機能を操作するための第1の操作ボタンを含む第1の機能画面、および前記第1の機能以外の機能を操作するための第2の操作ボタンを含む第2の機能画面を生成する画像生成工程と、
    一つの表示画面に出力される複数の表示領域のうち、第1の表示領域に前記第1の機能画面を表示し、第2の表示領域に前記第2の機能画面を表示し、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を変更可能に表示する制御工程とを実行し
    前記画像生成工程では、前記第2の表示領域が変更されても、変更前に表示されていた前記第2の操作ボタンの表示位置を維持した第2の機能画面を生成することを特徴とする情報処理方法。
  11. 表示部を有する情報処理装置が、
    ナビゲーション機能を操作するための第1の操作ボタンを含むナビゲーション画面、および前記ナビゲーション機能以外の機能を操作するための第2の操作ボタンを含む機能画面を生成する画像生成工程と、
    一つの表示画面に出力される複数の表示領域のうち、第1の表示領域に前記ナビゲーション画面を表示し、第2の表示領域に前記機能画面を表示し、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を変更可能に表示する制御工程とを実行し
    前記画像生成工程では、前記第2の表示領域が変更されても、変更前に表示されていた前記第2の操作ボタンの表示位置を維持した機能画面を生成することを特徴とする情報処理方法。
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