JP5280772B2 - 反射鏡付放電ランプ - Google Patents

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Description

この発明は、プロジェクタ装置に使用される反射鏡付放電ランプに関する。
現状、交流タイプの反射鏡付放電ランプ(以下、ランプとも呼ぶ)は、特に楕円反射鏡との組合せの場合、光学系からの反射光により楕円反射鏡の開口部側の電極の温度が上昇し、それにより両電極間に温度差が発生し正常なハロゲンサイクルが機能しなくなる。結果として、楕円反射鏡の開口部側の電極先端が損耗し、ランプ特性が維持できなくなる場合がある。また、電極損耗により、電極形状が変化しアークスポットのずれが発生する。一般的に交流タイプの超高圧水銀ランプの場合、サイクル毎のスポットずれが、「ちらつき」となって感じられる。
この対策として、サイクル毎の電流波形に重畳パルスを加えて、電極先端の温度を高め、ハロゲンサイクルの最適化を図る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表平10−501919号公報
しかし、特許文献1の方法では、常に一定の電流パルスが発生しており、ハロゲンサイクルの最適化を図るどころか、逆に電極に大きなダメージを与えることになりかねない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、反射鏡の開口部側の電極の温度上昇を抑制し、電極損耗の少ない反射鏡付放電ランプを提供する。
この発明に係る反射鏡付放電ランプは、
開口部とこの開口部の反対側にネック部とを有する反射鏡と、
Fリード線が溶接されたFモリブデン箔を溶接したF電極と、Rリード線が溶接されたRモリブデン箔を溶接したR電極と、水銀とを封入した略球状の発光部を中央部に有する発光管とを備えた反射鏡付放電ランプであって、
前記F電極及び前記R電極は、
夫々所定の線径の芯線に、前記F電極及び前記R電極が対向する前記芯線の端部に所定線径、所定巻数のコイルを巻き、
次に、前記F電極及び前記R電極の先端を溶解して曲面形状のメルト電極を形成し、
さらに、エージングにより前記メルト電極の先端に、電極先端部を形成して構成され、
前記F電極、前記R電極の前記メルト電極を形成する前の形状が、以下に示す条件(a)〜(c)のいずれか一つ、若しくは以下に示す条件(a)〜(c)の任意の組合せを満たすことを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
(a)前記F電極の前記芯線の直径をd1f、前記R電極の前記芯線の直径をd1rとすると、
d1f>1.2×d1r;
(b)前記F電極の前記コイルの線径をd2f、前記R電極の前記コイルの線径をd2rとすると、
d2f>1.2×d2r;
(c)前記F電極の前記コイルの巻数をnf、前記R電極の前記コイルの巻数をnrとすると、
nf>1.2×nr。
この発明に係る反射鏡付放電ランプは、F電極、R電極のメルト電極を形成する前の形状が、以下に示す条件(a)〜(c)のいずれか一つ、若しくは以下に示す条件(a)〜(c)の任意の組合せを満たすことにより、F電極の表面積をR電極の表面積よりも大きくでき、プロジェクタ装置の光学系からの反射光により反射鏡の開口部側のF電極の温度上昇を抑制することができる。それによりハロゲンサイクルが正常に機能し、ランプ特性を維持できる。
(a)F電極の芯線の直径をd1f、R電極の芯線の直径をd1rとすると、
d1f>1.2×d1r;
(b)F電極のコイルの線径をd2f、R電極のコイルの線径をd2rとすると、
d2f>1.2×d2r;
(c)F電極のコイルの巻数をnf、R電極のコイルの巻数をnrとすると、
nf>1.2×nr。
実施の形態1.
図1乃至図8は実施の形態1を示す図で、図1は反射鏡付放電ランプ100の構成図、図2は一部を破断して断面で示す反射鏡付放電ランプ100の構成図、図3は製造過程における初期のF電極12の構成を示す図、図4はF電極12の先端を溶解してメルト電極12cを形成した図、図5はF電極12を点灯させて電極先端部12dを形成した図、図6は発光管1におけるF電極12とR電極13付近を示す図、図7はシミュレーションに用いたプロジェクタ装置の構成の概念図、図8は主に図7の構成において光学系から発光管1へ戻るエネルギーを求めた結果を示す図である。
本実施の形態は、発光管1の内部に配置される電極に特徴がある。従って、反射鏡付放電ランプ100の全体構成については、簡単に説明する。
図1、図2により、反射鏡付放電ランプ100の構成を説明する。反射鏡付放電ランプ100は、発光管1と、この発光管1を保持するセラミックリング2と、セラミックリング2が固定される楕円反射鏡3(反射鏡の一例)と、セラミックリング2の後面に固定されるキャップ5とを備える。セラミックリング2は、発光管1のRモリブデン箔付近(封止部)を保持する。反射鏡は、楕円反射鏡3以外に、放物型反射鏡等でもよい。
発光管1は、Fリード線17が溶接されたFモリブデン箔15を溶接したF電極12と、Rリード線18が溶接されたRモリブデン箔16を溶接したR電極13と、水銀14とを封入した略球状の発光部11を中央部(中央部分)に有する。
楕円反射鏡3は、回転楕円体形状の一部分の形をしている。楕円反射鏡3の材質は、ガラスである。
発光管1は、F電極12を楕円反射鏡3の開口部3a側に、R電極13をネック部3b側にして配置させる。
発光管1の中心軸を、楕円反射鏡3の開口部3aとネック部3bを結ぶ中心軸に一致させ、発光部11の中心が楕円反射鏡3の焦点に一致するように発光管1を楕円反射鏡3に組み込んだ構造とする。
セラミックリング2は、外周面2a、内周面2bを有する略円筒形である。セラミックリング2は、楕円反射鏡3に固定される側の端部に、楕円反射鏡3のネック部3bを覆うように嵌合する嵌合部22を備える。
また、セラミックリング2は、楕円反射鏡3に固定される側の端部に、楕円反射鏡3のネック部3bの軸方向端部が当接する当接部21を備える。当接部21は、発光管1の中心線方向に対して略直角である。
セラミックリング2は、セメント4aにより楕円反射鏡3に固定される。セメント4aの主成分は、シリカである。
さらに、セラミックリング2は、楕円反射鏡3に固定される側の端部に、嵌合部22を切り欠いた切り欠き部23を備える。切り欠き部23は、通風口として機能する。反射鏡付放電ランプ100において、楕円反射鏡3にセラミックリング2を固定した状態では、切り欠き部23が開口している。発光管1が何らかの原因により破裂した場合、ガラスの破片がこの切り欠き部23から飛び散る恐れがあるので、図1に示すように、切り欠き部23にメッシュ7を設けている。
ここで、反射鏡付放電ランプ100の組み立て手順を簡単に説明する。
先ず、楕円反射鏡3にセラミックリング2を固定する。楕円反射鏡3のネック部3bに、セラミックリング2の嵌合部22をネック部3bを覆うように嵌め、ネック部3bの軸方向端部にセラミックリング2の当接部21を当接させる。
その状態で、セメント4aで、楕円反射鏡3とセラミックリング2とを接着する。セメント4aの主成分は、シリカである。
次に、発光管1を楕円反射鏡3とセラミックリング2の内部に挿入する。そして、発光管1を点灯させながら、発光管1に3次元的な位置調整(軸調整ともいう)を行う。
これにより、発光管1の中心軸が楕円反射鏡3の開口部3aとネック部3bを結ぶ中心軸に一致し、発光部11の中心が楕円反射鏡3の焦点となる状態となる。
そして、セメント4bを発光管1とセラミックリング2の内周面2bとの隙間に注入し乾燥する(図2)。セメント4bは、セメント4aと同様、主成分はシリカである。
さらに、セラミックリング2から突出している発光管1を切断する。このとき、Rリード線18は切断しない。
Rリード線18とトリガーワイヤ9とを、かしめ部材(図示せず、金属製)でかしめる。リング状のかしめ部材にRリード線18とトリガーワイヤ9とを通し、リング状のかしめ部材を潰してかしめるイメージである。
Rリード線18とトリガーワイヤ9とをかしめたかしめ部材を第1の端子6に溶接する。
そして、キャップ5をセラミックリング2に被せる。このとき、キャップ5にはその側壁に切り欠き部(図示せず)があり、この切り欠き部に第1の端子6が納まる。
尚、発光管1の楕円反射鏡3の開口部3a側のFリード線17は、楕円反射鏡3の外周面に取り付けられる第2の端子31に接続される。
第1の端子6と、第2の端子31とが電源に接続される。
次に、F電極12、R電極13の構成について説明する。サイズの違いはあるが、F電極12とR電極13の基本的な構成は同じであるので、F電極12を例に説明する。
図3に示すように、F電極12は、先ず芯線12aの一方の端部(R電極13と対向する側)にコイル12bを所定線径、所定巻数で巻く。コイル12bの所定線径、所定巻数は、ランプのワット数によって変わる。
図3に示すF電極12は、例えば、250Wワットのランプに使用されるものである。ワット数が増えると、コイル12bの所定線径、所定巻数は増加する。
芯線12aの材料は、タングステンである。また、芯線12aの直径(d1f)は、0.5mm程度である。
コイル12bの材料も、タングステンである。また、コイル12bの線径(d2f)は、0.25〜0.3mm程度である。
F電極12(R電極13も同じ)は、図3の形状のままでは、ランプでの放電が安定しないため、R電極13に対向する部分を滑らか曲面にする。F電極12の先端に、曲面形状のメルト電極12cを形成する。
メルト電極12cは、F電極12及びR電極13にタングステンが溶解する程度の電流を流すことで形成される。タングステンの融点は、約3407°Cである。
このメルト電極12cの形成は、F電極12及びR電極13を発光管1に組み込む前に行う場合と、F電極12及びR電極13を発光管1に組み込んだ後に行う場合とがある。どちらでもよい。
さらに、ランプ完成後に、エージング(ランプを点灯させる)を行うと、F電極12(R電極13も同じ)のメルト電極12cの先端に、メルト電極12cに比べると小さい電極先端部12dが形成される。
電極先端部12dのサイズは、例えば、軸方向長さ、最大径ともに約0.1〜0.2mm程度である。
本実施の形態のF電極12、R電極13は、メルト電極12c,13cを形成する前の形状が、以下に示す条件(a)〜(c)のいずれか一つ、若しくは以下に示す条件(a)〜(c)の任意の組合せを満たすものとする。
(a)F電極12の芯線12aの直径をd1f、R電極13の芯線13aの直径をd1rとすると、
d1f>1.2×d1r (1)
(b)F電極12のコイル12bの線径をd2f、R電極13のコイル13bの線径をd2rとすると、
d2f>1.2×d2r (2)
(c)F電極12のコイル12bの巻数をnf、R電極13のコイル13bの巻数をnrとすると、
nf>1.2×nr (3)
F電極12、R電極13が、上記条件(a)〜(c)のいずれか一つ、若しくは上記条件(a)〜(c)の任意の組合せを満たす場合の、発光管1におけるF電極12、R電極13は、図6に示すように、F電極12のサイズがR電極13のサイズよりも大きくなる。そして、F電極12の表面積がR電極13の表面積よりも大きくなる。
尚、F電極12とR電極13との間の距離Lは、一例では、1.0mm程度である。電極先端部12dのサイズは、例えば、軸方向長さ、最大径ともに約0.1〜0.2mm程度である。従って、F電極12の電極先端部12dが損耗すると、F電極12とR電極13との間の距離Lは、1.1〜1.2mm程度に変化する。
F電極12の表面積がR電極13の表面積よりも大きくなることにより、プロジェクタ装置の光学系からの反射光により楕円反射鏡3の開口部側のF電極12の温度上昇が抑制される。それにより両電極間の温度差が、F電極12の表面積がR電極13の表面積と同じ場合に比べて小さくなり、ハロゲンサイクルが正常に機能し、F電極12の損耗を抑制できる。
ハロゲンサイクルとは、電極から蒸発した電極材料であるタングステンが、例えばサイクル毎の電流波形により電極先端を適切な温度に高めることにより、電極先端に戻り電極形状を維持することを言う。
次に、プロジェクタ装置の光学系からのランプへ戻る反射光のエネルギーをシミュレーションにより調査した結果を示す。
図7はシミュレーションに用いたプロジェクタ装置の構成の概念図である。図7において、本実施の形態の反射鏡付放電ランプ100は、プロジェクタ装置の前面ガラス30を備えるホルダーに保持される。
前面ガラス30は、反射鏡付放電ランプ100の中心線100aに対する直交線に対して、角度θ1傾斜している。角度θ1は、例えば、十度以内である。前面ガラス30では、発光管1から放射された光は、全透過する(一例)。
前面ガラス30の前方に、紫外線と赤外線を反射するUV/IRフィルタ40(紫外線/赤外線フィルタ)を設ける。UV/IRフィルタ40も、反射鏡付放電ランプ100の中心線100aに対する直交線に対して、角度θ2傾斜している。角度θ2は、例えば、十数度である。
UV/IRフィルタ40を角度θ2傾斜させているのは、UV/IRフィルタ40から戻る紫外線/赤外線が反射鏡付放電ランプ100から外れ、発光管1に戻るエネルギーが傾斜させない場合より小さくなると考えられるからである。
UV/IRフィルタ40の前方に、カラーホイール50を設ける。カラーホイール50からは、光が前方へ放射される。但し、カラーホイール50から戻るエネルギーもある。
図8は主に図7の構成において光学系から発光管1へ戻るエネルギーを求めた結果を示す図であり、横軸は前面ガラス30と発光管1の放電中心(F電極12とR電極13との間の中心)との距離、縦軸は発光管1へ戻るエネルギー(全放射エネルギーに対する比[%])である。そして、図7の構成において、F電極12とR電極13とに戻るエネルギーを求めている。また、参考に図7の構成からUV/IRフィルタ40を省いたときのF電極12に戻るエネルギーも求めている。但し、このデータについては、特に以下では言及しない。
図8から解るように、プロジェクタ装置で通常採用される前面ガラス30と発光管1の放電中心との距離において、図7の構成では、
(1)F電極12へ戻るエネルギー(全放射エネルギーに対する比[%])は、6.5〜8[%]程度である。
(2)R電極13へ戻るエネルギー(全放射エネルギーに対する比[%])は、1〜2[%]程度である。
このように、R電極13に比べ、F電極12へ戻るエネルギーが圧倒的に大きい。そのため、F電極12の温度が上昇し、R電極13との温度差が発生する場合は、F電極12の電極先端部12dが損耗し、ランプ特性が維持できなくなる場合がある。また、電極先端部12dの損耗により、電極形状が変化しアークスポットのずれが発生する。交流タイプの反射鏡付放電ランプ100の場合、サイクル毎のスポットずれが、「ちらつき」となって感じられることになる。
上記シミュレーション(図7の構成)におけるF電極12とR電極13の温度データの一例は、以下に示す通りである。
(1)F電極12の温度:約2900℃
(2)R電極13の温度:約2800℃
両者には、約100℃の差があることが解る。
参考データであるが、反射鏡付放電ランプ100をプロジェクタ装置から外に出し、自然点灯した場合のF電極12とR電極13の温度データの一例は、以下に示す通りである。
(1)F電極12の温度:2815〜2820℃
(2)R電極13の温度:2811〜2817℃
両者には、殆ど差がないことが解る。
このように、反射鏡付放電ランプ100をプロジェクタ装置に組込むと、プロジェクタ装置の光学系からの反射光により楕円反射鏡3の開口部側のF電極12の温度が上昇することが解る。それによりF電極12とR電極13との間に温度差が発生し正常なハロゲンサイクルが機能しなくなる。結果として、楕円反射鏡3の開口部側のF電極12の電極先端部12dが損耗し、ランプ特性が維持できなくなる場合がある。
以上のように、本実施の形態によれば、F電極12、R電極13のメルト電極12c,13cを形成する前の形状が、以下に示す条件(a)〜(c)のいずれか一つ、若しくは以下に示す条件(a)〜(c)の任意の組合せを満たすものとする。
(a)F電極12の芯線12aの直径をd1f、R電極13の芯線13aの直径をd1rとすると、
d1f>1.2×d1r (1)
(b)F電極12のコイル12bの線径をd2f、R電極13のコイル13bの線径をd2rとすると、
d2f>1.2×d2r (2)
(c)F電極12のコイル12bの巻数をnf、R電極13のコイル13bの巻数をnrとすると、
nf>1.2×nr (3)
以上のようにすることにより、F電極12の表面積をR電極13の表面積よりも大きくでき、プロジェクタ装置の光学系からの反射光により楕円反射鏡3の開口部側のF電極12の温度上昇を抑制することができる。それによりハロゲンサイクルが正常に機能し、ランプ特性を維持できる。
実施の形態1を示す図で、反射鏡付放電ランプ100の構成図。 実施の形態1を示す図で、一部を破断して断面で示す反射鏡付放電ランプ100の構成図。 実施の形態1を示す図で、製造過程における初期のF電極12の構成を示す図。 実施の形態1を示す図で、F電極12の先端を溶解してメルト電極12cを形成した図。 実施の形態1を示す図で、F電極12を点灯させて電極先端部12dを形成した図。 実施の形態1を示す図で、発光管1におけるF電極12とR電極13付近を示す図。 実施の形態1を示す図で、シミュレーションに用いたプロジェクタ装置の構成の概念図。 実施の形態1を示す図で、主に図7の構成において光学系から発光管1へ戻るエネルギーを求めた結果を示す図。
符号の説明
1 発光管、2 セラミックリング、2a 外周面、2b 内周面、3 楕円反射鏡、3a 開口部、3b ネック部、4a セメント、4b セメント、5 キャップ、6 第1の端子、7 メッシュ、9 トリガーワイヤ、11 発光部、12 F電極、12a 芯線、12b コイル、12c メルト電極、12d 電極先端部、13 R電極、13a 芯線、13b コイル、13c メルト電極、13d 電極先端部、14 水銀、15 Fモリブデン箔、16 Rモリブデン箔、17 Fリード線、18 Rリード線、21 当接部、22 嵌合部、23 切り欠き部、30 前面ガラス、31 第2の端子、40 UV/IRフィルタ、50 カラーホイール、100 反射鏡付放電ランプ。

Claims (3)

  1. 開口部とこの開口部の反対側にネック部とを有する反射鏡と、
    Fリード線が溶接されたFモリブデン箔を溶接したF電極と、Rリード線が溶接されたRモリブデン箔を溶接したR電極と、水銀とを封入した略球状の発光部を中央部に有する発光管とを備えた反射鏡付放電ランプであって、
    前記F電極及び前記R電極は、
    夫々所定の線径の芯線に、前記F電極及び前記R電極が対向する前記芯線の端部に所定線径、所定巻数のコイルを巻き、
    次に、前記F電極及び前記R電極の先端を溶解して曲面形状のメルト電極を形成し、
    さらに、エージングにより前記メルト電極の先端に、電極先端部を形成して構成され、
    前記電極先端部の芯線の軸方向の長さが0.1〜0.2mmであり、
    前記電極先端部の最大径が0.1〜0.2mmであり、
    前記F電極の電極先端部と前記R電極の電極先端部とのエージング後の距離をLとすると、L=1.0mmであり、
    前記F電極、前記R電極の前記メルト電極を形成する前の形状が、以下に示す条件(a)又は(b)を満たすこと、若しくは、以下に示す条件(a)と(b)との組合せを満たすことを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
    (a)前記F電極の前記芯線の直径をd1f、前記R電極の前記芯線の直径をd1rとすると、
    d1f>1.2×d1r(ここで、d1f=0.5mm)
    (b)前記F電極の前記コイルの線径をd2f、前記R電極の前記コイルの線径をd2rとすると、
    d2f>1.2×d2r(ここで、d2f=0.25〜0.3mm)
  2. 前記F電極、前記R電極の前記メルト電極を形成する前の形状が、さらに、以下に示す条件(c)を満たすことを特徴とする請求項1記載の反射鏡付放電ランプ。
    (c)前記F電極の前記コイルの巻数をnf、前記R電極の前記コイルの巻数をnrとすると、
    nf>1.2×nr。
  3. 前記反射鏡付放電ランプは、250ワットの放電ランプであることを特徴とする請求項1または2記載の反射鏡付放電ランプ。
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