JP5280069B2 - 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 - Google Patents
塗装方法およびそれにより得られる塗装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5280069B2 JP5280069B2 JP2008054675A JP2008054675A JP5280069B2 JP 5280069 B2 JP5280069 B2 JP 5280069B2 JP 2008054675 A JP2008054675 A JP 2008054675A JP 2008054675 A JP2008054675 A JP 2008054675A JP 5280069 B2 JP5280069 B2 JP 5280069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- coating material
- uppermost layer
- lower layer
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
基材上に形成された少なくとも1層の下層と前記下層上に形成された最上層とを備える積層塗膜を形成する塗装方法であって、
前記最上層を形成するための最上層用塗料として化学反応によって架橋構造を形成する硬化型塗料を準備し、且つ、前記下層を形成するための下層用塗料として熱硬化型塗料を準備し、該熱硬化型塗料のうちの少なくとも1種類として、前記最上層用塗料のゲル化開始時における相対損失弾性率が1s−2以下である熱硬化型塗料を準備する工程と、
前記基材上に前記下層用塗料および前記最上層用塗料をウェットオンウェットで積層して未硬化積層塗膜を形成する工程と、
前記未硬化積層塗膜に硬化処理を施して少なくとも前記最上層用塗料を硬化させる工程と、
を含むことを特徴とする方法である。
前記最上層を形成するための最上層用塗料として化学反応によって架橋構造を形成する硬化型塗料を準備し、且つ、前記下層を形成するための下層用塗料のうちの少なくとも1種類として、前記最上層用塗料のゲル化開始時における相対損失弾性率が1s−2以下である塗料を準備する工程と、
前記基材上に前記下層用塗料および前記最上層用塗料をウェットオンウェットで積層して未硬化積層塗膜を形成する工程と、
前記未硬化積層塗膜に硬化処理を施して少なくとも前記最上層用塗料を硬化させる工程と、
を含むことを特徴とする方法である。
式(1)中、Wは前記真空乾燥工程で得られた塗膜の質量(単位:g)であり、Pはその塗膜100gに含まれる顔料の質量(単位:g)である。なお、顔料の質量は塗料の配合表の値(カタログ値など)を採用できる。
Er’=A〔1−exp{k(t−td)}〕 (2)
(式(2)中、Aおよびkは定数であり、tは時間を示す。)
を当てはめ、非線形最小二乗法により時間軸切片tdを求める。このtdは、測定を開始してから最上層用塗料がゲル化が開始するまでの時間を表す。
Er’=BE’
Er”=BE”
で関連付けることができる。ここで、Bは測定条件によって決まる値あり、下記式:
B=(bh2cosφ)/(Isin3θ)
(式中、bは塗膜とナイフエッジとが接する長さ[単位:m]を示し、hは塗膜の膜厚[単位:m]を示し、φは静止した振子のナイフエッジ面と基材(上記の場合はステンレス鋼板)の表面とがなす角度を示し、Iは振子の刃先を軸とした回転慣性モーメント[単位:kg・m2]を示す)
で表されるものである。したがって、測定条件が固定されればBは一定値となる。
TU≦TT−30 (3)
で表される条件を満たすことが好ましい。下層用塗料として前記式(3)で表される条件を満たすものを用いると、低温加熱処理と高温加熱処理の2段の加熱処理を施すことができるとともに、これらの加熱温度の差を十分に広げることができ、その結果、最上層と下層とを別個独立して硬化させることが可能となる。また、このような観点から硬化温度TUとTTは下記式(3a)
TU≦TT−40 (3a)
(式(3a)中、TUおよびTTは前記式(3)中のTUおよびTTと同義である。)
で表される条件を満たすことがより好ましく、下層が2層以上の場合には、いずれの下層用塗料についてもその硬化温度TUが前記式(3)または(3a)で表される条件を満たすことが特に好ましい。
TT−20≦TH≦TT+40 (4)
で表される条件を満たすことがより好ましく、下記式(4a):
TT≦TH≦TT+20 (4a)
で表される条件を満たすことが特に好ましく、下記式(4b):
TT=TH (4b)
で表される条件を満たすことが最も好ましい。なお、式(4)、(4a)および(4b)中のTTは式(3)中のTTと同義である。高温加熱温度が前記下限未満になると最上層が十分に硬化しない傾向にあり、他方、前記上限を超えると最上層が過度に硬化して割れやすくなったり、黄変したりする傾向にある。
TU−20≦TL≦TT−30 (5)
で表される条件を満たすことがより好ましく、下記式(5a):
TU≦TL≦TT−30 (5a)
で表される条件を満たすことが特に好ましく、下記式(5b):
TU+10≦TL≦TT−40 (5b)
で表される条件を満たすことが最も好ましい。なお、式(5)、(5a)および(5b)中のTUおよびTTは前記式(3)中のTUおよびTTと同義である。
先ず、最上層用塗料を40mm×50mmのステンレス鋼板(厚さ0.5mm)に熱処理後の膜厚が35±5μmとなるように塗布した。具体的には、前記ステンレス鋼板を水平な台に配置し、前記ステンレス鋼板の対向する2辺の縁からそれぞれ5mm程度の領域に厚さ70μmの粘着テープを貼り付け、刃先が直線であるナイフを前記テープ上で滑らせて、前記ステンレス鋼板とナイフの刃先との隙間に最上層用塗料を塗り込んだ。
Er’=A〔1−exp{k(t−td)}〕 (2)
(式(2)中、Aおよびkは定数であり、tは時間を示す。)
を当てはめ、非線形最小二乗法により時間軸切片、すなわち測定を開始してから最上層用塗料がゲル化が開始するまでの時間tdを求めた。
対象とする塗料を熱処理後の膜厚が積層塗膜の目標膜厚となるようにアルミ箔上に塗装し、得られたアルミ箔試料を最上層用塗料の硬化温度TTよりも40℃低い温度[40−TT℃]および10−2Torr以下の真空条件で90分間乾燥した後、加熱脱着導入装置(例えば、GERSTEL社製Thermal Desorption System)付きガスクロマトグラフ/質量分析装置(例えば、Agilent社製6890GC/5975MSD)を用いて最上層用塗料の硬化温度TTで30分間加熱して揮発性生成物量(Rc(単位:g))と残存溶媒量を定量し、式(1)により重量減少率を算出した。この重量減少率は、塗膜中の全バインダー量に対する前記揮発性生成物量の割合である。
式(1)中、Wは前記真空乾燥工程で得られた塗膜の質量(単位:g)であり、Pはその塗膜100gに含まれる顔料の質量(単位:g)である。なお、顔料の質量は塗料の配合表の値を使用した。
メタクリル酸4.5質量部、アクリル酸エチル26.0質量部、水酸基含有モノマー(ダイセル化学工業社製、商品名「プラクセルFM−1」)64.5質量部、メチルスチレンダイマー(三井東圧化学社製、商品名「MSD−100」)5.0質量部およびアゾイソブチロニトリル13.0質量部を混合して混合溶液Aを調製した。
アクリル酸5.0質量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル17.0質量部、メタクリル酸n−ブチル66.0質量部、アクリル酸ステアリル12.0質量部およびアゾビスイソブチロニトリル0.8質量部を混合して混合溶液Bを調製した。
反応容器に合成例1で作製した固形分濃度75質量%のアクリル樹脂ワニスAを337質量部と酸化チタン(石原産業社製、商品名「CR−93」)1000質量部とカーボンブラック(デグサ社製、商品名「FW−200P」)10質量部とを仕込み、次いで酢酸ブチル163質量部とキシレン84質量部とを添加した。その後、仕込み全重量と同じ重量のガラスビーズ(粒径1.6mm)を投入し、卓上SGミルで3時間分散した。グラインドゲージによる分散終了時の粒度は5μm以下であった。その後、キシレン84質量部を添加した後、ガラスビーズを濾別し、顔料ペーストを作製した。この顔料ペーストに、前記アクリル樹脂ワニスAとメラミン樹脂(サイテック社製、商品名「サイメル254」)とをアクリル樹脂とメラミン樹脂との固形分重量比が10:1.5になるように、且つ中塗り塗膜中の顔料濃度が50.0質量%になるように添加し、イオン交換水で希釈して固形分濃度が50質量%の熱硬化型水性中塗り塗料Aを調製した。この熱硬化型水性中塗り塗料Aの硬化温度は140℃であり、140℃での重量減少率は1.6質量%(P=50.0として算出)であった。
前記アクリル樹脂ワニスAとメラミン樹脂(サイテック社製、商品名「サイメル254」)とをアクリル樹脂とメラミン樹脂との固形分重量比が10:3になるように使用した以外は調製例1と同様にして固形分濃度が50質量%の熱硬化型水性中塗り塗料Bを調製した。この熱硬化型水性中塗り塗料Bの硬化温度は140℃であり、140℃での重量減少率は3.3質量%(P=50.0として算出)であった。
合成例2で作製した固形分濃度60質量%のアクリル樹脂ワニスBにその固形分重量と同じ重量の1−t−ブトキシ−2−プロパノールを添加し、さらに水性塗料用アルミペーストをベース塗膜中の顔料濃度が17.7質量%になるように添加し、イオン交換水で希釈して固形分濃度が20質量%の非硬化型水性ベース塗料Aを作製した。この非硬化型水性ベース塗料Aの140℃での重量減少率は0質量%であった。
合成例2で作製した固形分濃度60質量%のアクリル樹脂ワニスBにメラミン樹脂(サイテック社製、商品名「サイメル325」)をアクリル樹脂とメラミン樹脂との固形分重量比が10:2になるように添加し、さらに水性塗料用アルミペーストをベース塗膜中の顔料濃度が17.7質量%になるように添加し、イオン交換水で希釈して固形分濃度が20質量%の熱硬化型(メラミン硬化型)水性ベース塗料Bを作製した。この熱硬化型水性ベース塗料Bの硬化温度は140℃であり、140℃での重量減少率は1.6質量%(P=17.7として算出)であった。
表1に示す割合でポリオール、添加剤および溶剤を混合して2液型の熱硬化型(イソシアネート硬化型)クリア塗料の主剤を調製した。また、前記熱硬化型クリア塗料の硬化剤として表1に示すイソシアネート硬化剤を使用した。以下の実施例および比較例ではこの主剤と硬化剤とを表1に示す割合で混合したもの(固形分濃度55質量%)を熱硬化型(イソシアネート硬化型)クリア塗料Aとして使用した。この熱硬化型クリア塗料Aの硬化温度は140℃であり、140℃での重量減少率は0質量%であった。
最上層用塗料として調製例5で調製した熱硬化型クリア塗料A(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=0質量%)を使用し、下層用塗料として調製例3で調製した非硬化型水性ベース塗料A(重量減少率(140℃)=0質量%)を使用した。前記熱硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記非硬化型水性ベース塗料Aの相対損失弾性率は0.29s−2であった。
下層用塗料として前記非硬化型水性ベース塗料Aの代わりに調製例4で調製した熱硬化型水性ベース塗料B(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=1.6質量%)を用いた以外は実施例1と同様にして積層塗膜を作製し、熱処理後の積層塗膜のWa〜Wdを測定した。その結果を表2に示す。なお、前記熱硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記熱硬化型水性ベース塗料Bの相対損失弾性率は1.1s−2であった。また、前記熱硬化型水性ベース塗料Bはアクリル樹脂の水酸基とメラミン樹脂とが縮合反応して硬化が進行し、この縮合反応において揮発性のアルコールや水が生成する。
最上層用塗料として調製例5で調製した熱硬化型クリア塗料A(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=0質量%)を使用し、下層用塗料として調製例1で調製した熱硬化型水性中塗り塗料A(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=1.6質量%)および調製例3で調製した非硬化型水性ベース塗料A(重量減少率(140℃)=0質量%)を使用した。なお、前記熱硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記熱硬化型水性中塗り塗料Aおよび前記非硬化型水性ベース塗料Aの相対損失弾性率は、それぞれ4.7s−2および0.29s−2であった。また、前記熱硬化型水性中塗り塗料Aはアクリル樹脂の水酸基とメラミン樹脂とが縮合反応して硬化が進行し、この縮合反応において揮発性のアルコールや水が生成する。
下層用塗料のうちの中塗り塗料として前記熱硬化型水性中塗り塗料Aの代わりに調製例2で調製した熱硬化型水性中塗り塗料B(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=3.3質量%)を用い、ベース塗料として前記非硬化型水性ベース塗料Aの代わりに調製例4で調製した熱硬化型水性ベース塗料B(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=1.6質量%)を用いた以外は実施例2と同様にして積層塗膜を作製し、熱処理後の積層塗膜のWa〜Wdを測定した。その結果を表3に示す。なお、前記熱硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記熱硬化型水性中塗り塗料Bおよび前記熱硬化型水性ベース塗料Bの相対損失弾性率は、それぞれ7.5s−2および1.1s−2であった。また、前記熱硬化型水性中塗り塗料Bおよび前記熱硬化型水性ベース塗料Bはアクリル樹脂の水酸基とメラミン樹脂とが縮合反応して硬化が進行し、この縮合反応において揮発性のアルコールや水が生成する。
最上層用塗料として調製例5で調製した熱硬化型(イソシアネート硬化型)クリア塗料A(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=0質量%)を使用し、下層用塗料としてブロックイソシアネート硬化型の溶剤型ベース塗料A(関西ペイント社製、商品名「SFX800」、硬化温度=80℃)を使用した。なお、前記イソシアネート硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記ブロックイソシアネート硬化型ベース塗料Aの相対損失弾性率は0.60s−2であった。また、前記ブロックイソシアネート硬化型ベース塗料Aはブロックイソシアネートの脱ブロック反応で生成するイソシアネート化合物の付加反応により硬化するが、この脱ブロック反応において揮発性のブロック剤が生成する。
下層用塗料としてブロックイソシアネート硬化型の溶剤型ベース塗料A(硬化温度=80℃)の代わりに調製例4で調製した熱硬化型(メラミン硬化型)水性ベース塗料B(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=1.6質量%)を使用した以外は実施例3と同様にして2段の加熱処理(90℃および140℃)を実施して積層塗膜を作製し、熱処理後の積層塗膜のWa〜Wdを測定した。その結果を表4に示す。なお、前記イソシアネート硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記メラミン硬化型水性ベース塗料Bの相対損失弾性率は1.1s−2であった。また、前記メラミン硬化型ベース塗料Bはアクリル樹脂の水酸基とメラミン樹脂とが縮合反応して硬化が進行し、この縮合反応において揮発性のアルコールや水が生成する。
最上層用塗料として調製例5で調製した熱硬化型(イソシアネート硬化型)クリア塗料A(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=0質量%)を使用し、下層用塗料としてイソシアネート硬化型(2液型)の溶剤型中塗り塗料A(関西ペイント社製、商品名「SFX5333」、硬化温度=80℃)および実施例3で使用したブロックイソシアネート硬化型ベース塗料A(硬化温度=80℃)を使用した。なお、前記イソシアネート硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記イソシアネート硬化型中塗り塗料Aおよびブロックイソシアネート硬化型ベース塗料Aの相対損失弾性率は、それぞれ17s−2および0.60s−2であった。また、前記イソシアネート硬化型中塗り塗料Aはイソシアネート化合物の付加反応により硬化するため、揮発性生成物は実質的に生成せず、140℃での重量減少率は0質量%であった。前記ブロックイソシアネート硬化型ベース塗料Aはブロックイソシアネートの脱ブロック反応で生成するイソシアネート化合物の付加反応により硬化するが、この脱ブロック反応において揮発性のブロック剤が生成する。
最上層用塗料として調製例5で調製した熱硬化型(イソシアネート硬化型)クリア塗料A(硬化温度=140℃、重量減少率(140℃)=0質量%)を使用し、下層用塗料としてブロックイソシアネート硬化型の溶剤型中塗り塗料B(関西ペイント社製、商品名「SFX3300CD」、硬化温度=90℃)およびブロックイソシアネート硬化型の溶剤型ベース塗料C(関西ペイント社製、商品名「SFX420」、硬化温度=90℃)を使用した。なお、前記イソシアネート硬化型クリア塗料Aのゲル化開始時における前記ブロックイソシアネート硬化型中塗り塗料Bおよびブロックイソシアネート硬化型ベース塗料Cの相対損失弾性率は、それぞれ0.70s−2および0.09s−2であった。また、これらのブロックイソシアネート硬化型塗料はブロックイソシアネートの脱ブロック反応で生成するイソシアネート化合物の付加反応により硬化するが、この脱ブロック反応において揮発性のブロック剤が生成する。
Claims (6)
- 基材上に形成された少なくとも1層の下層と前記下層上に形成された最上層とを備える積層塗膜を形成する塗装方法であって、
前記最上層を形成するための最上層用塗料として化学反応によって架橋構造を形成する硬化型塗料を準備し、且つ、前記下層を形成するための下層用塗料として熱硬化型塗料を準備し、該熱硬化型塗料のうちの少なくとも1種類として、前記最上層用塗料のゲル化開始時における相対損失弾性率が1s−2以下である熱硬化型塗料を準備する工程と、
前記基材上に前記下層用塗料および前記最上層用塗料をウェットオンウェットで積層して未硬化積層塗膜を形成する工程と、
前記未硬化積層塗膜に硬化処理を施して少なくとも前記最上層用塗料を硬化させる工程と、
を含むことを特徴とする塗装方法。 - 前記最上層用塗料が熱硬化型塗料であり、前記硬化処理が熱硬化処理であることを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
- 前記最上層用塗料が、その硬化温度における重量減少率が0.5質量%以下の塗料であることを特徴とする請求項1または2に記載の塗装方法。
- 前記相対損失弾性率が1s−2以下である熱硬化型塗料が、前記最上層用塗料の硬化温度における重量減少率が0.5質量%以下の熱硬化型塗料であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の塗装方法。
- 前記下層が2層以上であり、前記下層を形成するための下層用塗料のすべてが前記相対損失弾性率が1s−2以下の熱硬化型塗料であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の塗装方法。
- 基材上に形成された少なくとも1層の下層と前記下層上に形成された最上層とを備える積層塗膜を有する塗装体であって、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の塗装方法により得られたものであることを特徴とする塗装体。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008054675A JP5280069B2 (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 |
CA 2693745 CA2693745C (en) | 2007-07-06 | 2008-07-03 | Coating method and coated article obtained by the same |
BRPI0813577A BRPI0813577A8 (pt) | 2007-07-06 | 2008-07-03 | Método de revestimento e artigo revestido obtido pelo mesmo |
PCT/JP2008/062112 WO2009008338A1 (ja) | 2007-07-06 | 2008-07-03 | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 |
US12/452,269 US8795835B2 (en) | 2007-07-06 | 2008-07-03 | Coating method and coated article obtained by the same |
CN2008800237151A CN101790428B (zh) | 2007-07-06 | 2008-07-03 | 涂装方法和使用该涂装方法得到的涂装体 |
DE200811001732 DE112008001732T5 (de) | 2007-07-06 | 2008-07-03 | Beschichtungsverfahren und durch dasselbe erhaltener beschichteter Artikel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008054675A JP5280069B2 (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009208017A JP2009208017A (ja) | 2009-09-17 |
JP5280069B2 true JP5280069B2 (ja) | 2013-09-04 |
Family
ID=41181690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008054675A Expired - Fee Related JP5280069B2 (ja) | 2007-07-06 | 2008-03-05 | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5280069B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5498232B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2014-05-21 | ミサワホーム株式会社 | 塗装樹脂成形品の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3787215B2 (ja) * | 1997-04-28 | 2006-06-21 | 日本ビー・ケミカル株式会社 | プラスチック素材の塗装方法 |
JP2881139B2 (ja) * | 1997-10-30 | 1999-04-12 | 関西ペイント株式会社 | 塗膜の形成方法 |
JP3825241B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2006-09-27 | 関西ペイント株式会社 | プラスチック用プライマー |
JP2009034667A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-02-19 | Toyota Central R&D Labs Inc | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 |
-
2008
- 2008-03-05 JP JP2008054675A patent/JP5280069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009208017A (ja) | 2009-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2693745C (en) | Coating method and coated article obtained by the same | |
JP2009034667A (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP5260255B2 (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP5261061B2 (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP5513726B2 (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP5280069B2 (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP5120952B2 (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP2017218527A (ja) | イソシアネート硬化型塗料組成物及びそれを用いた塗装方法 | |
CN105960290B (zh) | 涂覆方法和通过所述方法获得的涂覆制品 | |
CN105939791B (zh) | 涂覆方法和通过所述方法获得的涂覆制品 | |
JP4235391B2 (ja) | 複層塗膜形成方法及び水性中塗り塗料組成物 | |
JP2009034668A (ja) | 塗装方法およびそれにより得られる塗装体 | |
JP5342457B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP6499538B2 (ja) | 塗装方法 | |
JP2001009364A (ja) | メタリック塗膜の補修方法 | |
JP2002126627A (ja) | 多層塗膜形成方法及び多層塗膜並びに水性中塗り塗料組成物 | |
JP4315001B2 (ja) | オーバーコートクリヤー塗料組成物の塗装方法及び塗装物品 | |
JP2009155396A (ja) | クリヤー塗料組成物及び複層塗膜形成方法 | |
JP2002113418A (ja) | 塗膜の部分補修方法 | |
JP6420733B2 (ja) | 塗装方法 | |
JP5515832B2 (ja) | 積層塗膜形成方法 | |
JP2001058156A (ja) | 塗膜の部分補修方法 | |
JP2002126625A (ja) | 塗膜形成方法及び塗膜 | |
JP2002126640A (ja) | 塗膜形成方法及び塗膜並びに水性塗料組成物 | |
JP2011200791A (ja) | 積層塗膜形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20101105 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |