JP5278301B2 - Led発光装置用ケースの製造方法 - Google Patents

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Description

LED発光装置に用いるケースに関するものであり、ケースに設けられた凹部の側面に特徴を有するものである。
本発明は、
従来、LED発光装置では、LEDチップやワイヤを保護するため、発光面からの光取り出しを向上させるため、および蛍光体を配置するために、LEDチップやワイヤを樹脂によって封止している。また、凹部を有したケースの底面にLEDチップを配置し、凹部を封止樹脂によって埋めた構成のLED発光装置もよく知られている。
このようなLED発光装置において、ケースの凹部は、LEDチップ側から光取り出し面側に向かって断面積が広がる角錐台状、円錐台状であるため、ケースから封止樹脂が剥離する方向に応力が常に発生しており、ケースと封止樹脂とが剥離してしまう問題がある。ケースと封止樹脂が剥離すると、ワイヤが切断されてしまったり、LEDチップを破損してしまう可能性がある。耐熱性を向上させ、不透化、着色化を防止するために、封止樹脂としてシリコーン樹脂が多く用いられるようになってきているが、シリコーン樹脂は熱膨張係数が高く、ケースからの剥離が特に問題となっている。
そこで特許文献1では、ケースとしてグリーンシートを積層して焼成したセラミックを用い、ケースの凹部側面に溝や突起を設けて、封止樹脂がケースから離脱するのを防止している。
また、特許文献2には、凹部を形成するコアピンの先端にらせん状の凹部を設け、樹脂の硬化後にコアピンを回転させながら抜くことによって、凹部側面にらせん状の凸部を設ける方法が示されている。また、コアピンを分割、摺動可能とすることで、凹部側面に溝を設ける方法が示されている。
特開平11−74561 特開2009−246068
しかし、特許文献1のようにケースの凹部側面に溝や突起を設ける方法は、グリーンシートを用いて積層構造とする場合には可能であるが、製造工程が複雑となり、低コストに製造することができない。ケースの凹部側面に溝や突起が設けられた形状は、射出成形やトランスファーモールドなどの樹脂成形では作製ができない。
また、特許文献2の方法では、凹部の直径が0.5〜2mm程度の微小なケースを形成することは困難であり、実現したとしても金型の故障により生産性が低下してしまう。
そこで本発明の目的は、樹脂からなるケースからの封止樹脂の剥離が防止された構造のLED発光装置用ケースの製造方法を実現することである。
第1の発明は、凹部を有し、凹部の側面に凹部の底面に平行な方向に深さを有する溝を有し、熱硬化性樹脂からなるLED発光装置用ケースを、樹脂成形によって形成するLED発光装置用ケースの製造方法において、先端部が凹部の形状に一致し、その先端部の側面に溝と噛み合い、凹部底面に平行な面に一周するリング状の突起部を有し、少なくとも突起部は、樹脂成形時の温度以上、ケース材の樹脂の熱分解温度以下の温度で融解する低融点金属からなる内型と、間に電極を挟む上外型と下外型とから成る外型とによってキャビティを形成し、低融点金属の融点以下の温度で、キャビティに熱硬化性樹脂を注入し、該熱硬化性樹脂を硬化させ、熱硬化性樹脂の硬化後に、低融点金属の融点以上、熱硬化性樹脂の熱分解温度以下の温度に加熱して低融点金属を融解させて液体とし、内型と低融点金属とを除去する、ことを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
凹部側面の溝は、複数設けてもよく、その場合、内型の先端部側面に対応する突起部を複数設ければよい。また、溝のパターン形状は任意の形状でもよいが、溝の底面に平行な面において一周するリング状に設けるのがよい。このようにリング状に設けると、溝を封止樹脂の剥離防止に利用する場合の剥離防止効果がより向上する。また、リング状にした場合、レンズのはめ込みに利用することもできる。もちろん、レンズのはめ込み用の溝と、封止樹脂の剥離防止用の溝の双方を設けてもよい。
ケースの樹脂材としては、エポキシ樹脂、ジメチルシリコーン樹脂、フェニルシリコーン樹脂、液晶ポリマー樹脂、半芳香族ナイロン(PA6T、PA9T、PA4T)、46ナイロン(PA46)などを用いることができる。
樹脂成形時の温度以上、樹脂の熱分解温度以下の融点である金属は、たとえば低融点はんだである。また低融点はんだは、Sn−Bi、Sn−Bi−Ag、Sn−Pb、Sn−Pb−Sb、Sn−Agなどである。内型全体がこのような金属で構成されていてもよいし、内型のLED発光装置用ケースの凹部の形状に合わせる先端部と突起部だけがこのような金属で構成されていてもよい。さらに、先端部のうち側面部分と突起部のみがこのような金属で構成されていてもよい。さらに、突起部のみをこのような金属で構成してもよい。
第2の発明は、第1の発明において、樹脂成形は射出成形またはトランスファーモールドであることを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、低融点金属は、低融点はんだであることを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
第4の発明は、第3の発明において、低融点はんだは、SnとBiを含む合金であることを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明において、内型は、突起部のみが低融点金属からなることを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
第6の発明は、第1の発明から第4の発明において、内型は、先端部全体と突起部とが低融点金属からなることを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
第7の発明は、第1の発明から第4の発明において、内型は、先端部の側面部分と、突起部とが低融点金属からなることを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明において、低融点金属は、Snを含む合金であり、低融点金属を融解させる工程は、低融点金属よりも融点が低くSnを含む金属を、融解させた状態で低融点金属に接触させて原子拡散させ、低融点金属の融点を低下させた後、低融点金属を融解させる工程である、ことを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法である。
低融点金属よりも融点が低くSnを含む金属は、融解させてから低融点金属に接触させてもよいし、接触させてから融解させてもよい。
第1の発明によれば、樹脂成形によってケースの凹部側面に溝を容易に形成することができる。その溝に封止樹脂が入り込むようにすれば、ケースからの封止樹脂の離脱を防止することができる。
また、溝をリング状とすれば、より封止樹脂の離脱防止効果を向上させることができる。また、溝をリング状とすることで、レンズのはめ込みに利用することもできる。
また、外型を2つに分割することで電極とケースとを一体に形成することもできる。
また、第2の発明のように、樹脂成形の方法として、射出成形やトランスファーモールドを採用することができる。
また、第3の発明のように、低融点金属として低融点はんだを用いることができ、特に第4の発明のように、低融点はんだとして、SnとBiを含む合金を用いることができる。
また、第5〜7の発明に示した内型を用いれば、凹部側面に溝を有したLED発光装置用ケースをさらに容易に製造することができる。
また、第8の発明のように、低融点金属の融点を下げてから融解させることで、ケースの劣化を防止することができる。
実施例1のLED発光装置の製造工程について示した図。 実施例1のLED発光装置の構成を示した図。 ケース11の製造に用いた型の構成を示した図。 実施例2のLED発光装置の構成を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を用いて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図2は、実施例1のLED発光装置の構成を示した図である。LED発光装置は、凹部14を有し、凹部14の底面14cに電極パターン10a、10bを有したケース11と、電極パターン10a上に搭載され、ボンディングワイヤ13a、13bによって電極パターン10a、10bと接続されたLEDチップ12と、凹部14内を満たした熱硬化性樹脂16の硬化物である封止樹脂15と、によって構成されている。
ケース11は、熱硬化性の樹脂で形成されている。LEDチップ12には、青、緑、赤など任意の発光波長のものを用いてよく、紫外光や赤外光を発光するものであってもよい。封止樹脂15には、蛍光体や、分散材などが混合されていてもよい。
封止樹脂15は、光取り出し面(凹部14の底面14c側とは反対側の表面)に凹凸18を有している。この凹凸18は、光取り出し効率を向上させるためのものである。凹凸18の形状は、光取り出し効率をより向上させるために、LEDチップ12の発光波長オーダーの微細な周期構造が望ましい。凹部14の形状は円錐台ないし角錐台状であり、凹部14の側面14aは、凹部14の底面14cに平行な面における凹部14の断面積が、底面14cから離れるにしたがって増加するような傾斜を有している。
また、凹部14の側面14aであって、ケース11の上面11a(凹部14の底面14c側とは反対側の面)近傍には、底面14cに平行な方向に深さを有する溝14bが形成されている。溝14bは、底面14cに平行な面内に一周するリング状である。この溝14bに封止樹脂15が入り込んでいるため、封止樹脂15のケース11からの離脱が防止される。より効果的に離脱を防止するためには、溝14の底面14cに平行な方向の深さ、および底面14cに垂直な方向の幅を、0.2〜0.5mmにするとよい。
このようなケース11は、型を用いた射出成形やトランスファーモールドなどの樹脂成形によって形成する。型は、図3(a)に示すように、内型100と、外型101とで構成されている。内型100は、先端部100aがケース11の凹部14の形状に一致する柱状の形状であり、いわゆるコアピンである。先端部100a側面には、凹部側面の溝14bとかみ合うリング状の突起部100bを有している。この突起部100bは、低融点はんだであるSn−Bi合金(Sn:42%、Bi:58%、融点138℃)からなり、その融点は、ケース11の材料である熱硬化性樹脂の硬化温度以上で、熱分解温度以下の温度である。なお、ケース11の材料として熱可塑性樹脂を用いる場合には、熱硬化性樹脂のガラス転移温度以上、熱分解温度以下の温度である。外型101は、ケース11の外側の面である上面11a、側面11bおよび底面11cの形状に合う形状であり、上外型101aと下外型101とによって構成されている。下外型101には、樹脂の注入口102が設けられている。また、上外型101aと下外型101との間には、電極パターン10a、10bが挟まれている。内型100の突起部100b以外の部分の材料、および外型101の材料は、射出成形やトランスファーモールドなどで通常用いられる材料でよい。
この内型100と外型101とを組み合わせてケース11の形状のキャビティを形成し、外型101の樹脂注入口102から熱硬化性樹脂を注入し、内型100が融解しない温度で熱硬化性樹脂を硬化させる。次に、外型101を機械的に取り外して除去し、その後内型100の突起部100bの融解温度以上であって熱硬化性樹脂が熱分解する温度以下の温度で加熱して突起部100bを融解させ、内型100と融解した低融点はんだを除去する。ここで突起部100bは融解して液体の状態にあるため、内型100を硬化した熱硬化性樹脂から剥離させる際に突起部100bが阻害してしまうことはない。また、熱硬化性樹脂の硬化後に熱硬化性樹脂が熱分解する温度以下の温度で突起部100bを融解させているため、溝14bの形状に変形などの不具合が生じることもない。以上の方法によって、凹部14を有し、凹部14側面14にリング状の溝14bを有したケース11を製造することができる。なお、内型100を除去した後で外型101を除去してもよい。
なお、図3(b)のように、先端部200aと突起部200bのみが低融点はんだからなる内型200を用いても、上記と同様にケース11を製造することができる。また、図3(c)のように、先端部300aの側面部分300aaと突起部300aのみが低融点はんだからなる内型200を用いても、上記と同様にケース11を製造することができる。
次に、LED発光装置の製造工程について、図1を参照に説明する。
まず、図1(a)のように、凹部14を有し、凹部14の底面14cに電極パターン10a、10bを有したケース11を用意し、電極パターン10a上にLEDチップ12を搭載し、ボンディングワイヤ13a、13bによってLEDチップ12の電極(図示しない)と電極パターン10a、10bとを接続する。
次に、図1(b)のように、凹部14内に未硬化の液状の熱硬化性樹脂16を充填し、金型17を樹脂の表面に押し当てる。金型17は、アルミニウム合金の金属板17aの一方の表面に、低融点はんだからなる凹凸17bを設けたものである。粒径20〜30μm程度のはんだペーストを金属板17aの表面に塗布することで凹凸17bを形成してもよい。金型17の樹脂に押し当てる側の面には、熱硬化性樹脂16と同一材料の樹脂をあらかじめ塗布しておき、金型17と熱硬化性樹脂16との間に気泡が生じてしまうのを防止するのがよい。ここで、熱硬化性樹脂には、一次硬化温度が100℃、二次硬化温度が150℃のシリコーン樹脂を用いた。また、低融点はんだには、Sn−Bi合金(Sn:42%、Bi:58%、融点138℃)を用いた。
なお、低融点はんだには、その融点が、熱硬化性樹脂16の一次硬化温度以上で、熱硬化性樹脂16の熱分解温度以下の範囲である任意の材料を用いることができる。
次に、熱硬化性樹脂16と金型17とが接触した状態で100℃まで加熱し、この温度を1時間維持して熱硬化性樹脂16を硬化させる(図1(c))。この時、熱硬化性樹脂16全体を硬化させる必要はなく、少なくとも金型17と接触する表面部分のみが硬化していればよい。この硬化によって、熱硬化性樹脂16の金型17と接触する表面には、凹凸17bを反転した形状の凹凸18が転写されて形成される。また、金型17の凹凸17bは、融点138℃以下の温度であるため融解せず、固体の状態を保持している。
次に、金型17の凹凸17bの融点である138℃以上で、熱硬化性樹脂16の二次硬化温度以下の温度、たとえば140℃、に加熱し、凹凸17bを融解させる。これにより、金型17の金属板17aは分離し、除去される。また、融解した凹凸17bは、低融点はんだの表面張力によってひとまとまりの液体の金属層19となり、熱硬化性樹脂16の凹凸18上に浮き上がった状態となる(図1(d))。
次に、温度を低下させて金属層19を固化し、凹凸18上から金属層19を除去する(図1(e))。金属層19は凹凸18上に浮き上がった状態にあるため、接触面積が狭く、容易に除去することができる。もちろん、金属層19が液体の状態にあるときに除去してもよい。その後、熱硬化性樹脂16を150℃で3時間加熱し、熱硬化性樹脂16をさらに硬化させた。以上によって、熱硬化性樹脂16の硬化物である封止樹脂15の光取り出し面に凹凸18が形成されたLED発光装置が製造される。
図4は、実施例2のLED発光装置の構成を示した図である。実施例2のLED発光装置は、実施例1のLED発光装置における封止樹脂15を、凹凸18を有さない平坦な封止樹脂25に替え、さらに溝14bにレンズ20をはめ込んだ構成である。このように、ケース11の凹部14側面14aに設けた溝14bを、レンズ20のはめ込み用の係止部として利用することもできる。また、レンズ20による支持によって、封止樹脂25の離脱も防止されている。
なお、実施例1、2では、ケースの凹部側面の溝を、リング状としているが、必ずしもリング状である必要はない。また、ケースの凹部側面の溝は複数設けてもよく、レンズのはめ込み用の溝と、封止樹脂剥離防止用の溝の双方を設けてもよい。
また、実施例1のケース製造工程における、内型100の突起部100bの融解方法として、以下の方法を用いてもよい。まず、突起部100bとしてSnを含む合金を用い、突起部100bよりも融点が低くSnを含む合金を用意する。次に、この合金を融解させて突起部100bに接触させる。または突起部100bに接触させてからその合金を融解させてもよい。これにより、その合金を突起部100bに原子拡散させ、突起部100bの融点を低下させることができる。そして、融点の低くなった突起部100bを融解させて除去する。
この突起部100bの融解方法は、樹脂融解温度が300℃程度の熱可塑性樹脂をケース材として用いる場合に有効である。たとえば、突起部100bを融点が約320℃の金属を用い、約300℃の融解した熱可塑性樹脂を用いて射出成形してケース11を形成後、上記突起部100bの融解方法を用いると、突起部100bの融点を下げてから(望ましくは熱可塑性樹脂の樹脂融解温度である300℃以下)、突起部100bを融解、除去することができるため、ケース11の劣化を防止することができる。
本発明のLED発光装置は、照明装置などに利用することができる。
10a、10b:電極パターン
11:ケース
12:LEDチップ
13a、13b:ボンディングワイヤ
14:溝
15、25:封止樹脂
16:熱硬化性樹脂
17:金型
18:凹凸
20:レンズ
100、200、300:内型
101:外型
100a、200a、300a:先端部
100b、200b、300b:突起部

Claims (8)

  1. 凹部を有し、前記凹部の側面に前記凹部の底面に平行な方向に深さを有する溝を有し、熱硬化性樹脂からなるLED発光装置用ケースを、樹脂成形によって形成するLED発光装置用ケースの製造方法において、
    先端部が前記凹部の形状に一致し、その先端部の側面に前記溝と噛み合い、前記凹部底面に平行な面に一周するリング状の突起部を有し、少なくとも前記突起部は、樹脂成形時の温度以上、ケース材の樹脂の熱分解温度以下の温度で融解する低融点金属からなる内型と、間に電極を挟む上外型と下外型とから成る外型とによってキャビティを形成し、
    前記低融点金属の融点以下の温度で、前記キャビティに熱硬化性樹脂を注入し、該熱硬化性樹脂を硬化させ、
    前記熱硬化性樹脂の硬化後に、前記低融点金属の融点以上、前記熱硬化性樹脂の熱分解温度以下の温度に加熱して前記低融点金属を融解させて液体とし、前記内型と前記低融点金属とを除去する、
    ことを特徴とするLED発光装置用ケースの製造方法。
  2. 前記樹脂成形は、射出成形またはトランスファーモールドであることを特徴とする請求項1に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
  3. 前記低融点金属は、低融点はんだであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
  4. 前記低融点はんだは、SnとBiを含む合金であることを特徴とする請求項3に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
  5. 前記内型は、前記突起部のみが前記低融点金属からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
  6. 前記内型は、前記先端部全体と前記突起部とが前記低融点金属からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
  7. 前記内型は、前記先端部の側面部分と、前記突起部とが前記低融点金属からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
  8. 前記低融点金属は、Snを含む合金であり、
    前記低融点金属を融解させる工程は、
    前記低融点金属よりも融点が低くSnを含む金属を、融解させた状態で前記低融点金属に接触させて原子拡散させ、前記低融点金属の融点を低下させた後、前記低融点金属を融解させる工程である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のLED発光装置用ケースの製造方法。
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