JP5277425B2 - 光学部材用プロテクトフィルム - Google Patents
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Description
こうした薄型の表示装置は、その断面を見ると、種々の機能を有する薄膜の多重積層構造を有している。このような各種機能を有する種々の機能を有する薄膜の多層構造を有する表示装置の表面には、その製造工程における損傷を防止するために保護フィルムが貼着されている。
従来、薄型の表示装置には、装置の保護および静電気が蓄積されないように、その表面にプロテクトフィルムが貼着されていた。
するアクリル系共重合体の混合物であってSP値が8.80〜9.00であるアクリル系共重合体混合物(A)、イソシアネート化合物(B)およびメチルエチルケトン(MEK
)に可溶で分子内に2個もしくは3個有する4級アンモニウム塩(C)を含むアクリル系感圧接着剤。」の発明が開示されている。しかしながら、特許文献1の段落〔0016〕に記載されているように、特許文献1に記載の感圧接着剤は、水酸基とイソシアネート化合物とによって形成された架橋構造物から帯電防止成分がブリードすることにより、帯電防止性を発現させているのである。このように帯電防止成分をブリードさせることにより、この感圧接着剤に帯電防止性能を付与することができるが、ブリードした帯電防止成分に微細な埃などが付着することがあり、表示装置の汚染に繋がる虞がある。
重量部と、(B)以下の特定の一般式(I)で表わされるα−オレフィン構造単位および/または下記の特定の一般式(II)で表わされる(メタ)アクリレート構造単位10〜
65モル%と、特定の一般式で表わされる(III),(IV),(V),(VI),(VII)および(VIII)で表わされる群から選ばれた1種類の第4級カチオン塩構造単位90〜35モル%とからなる重量平均分子量1000〜300000の第4級カチオン基含有重合体0.5〜50重量部と、(C)重量平均分子量が500〜1,000,000のポリエチレングリコール0〜20重量部とからなることを特徴とする熱可塑性ポリマー組成物。」の発明において、第4級カチオン基を含有するモノマーが特定の(メタ)ア
クリル構造単位(II)と結合して熱可塑性ポリマー組成物中に含有させることにより防止することができると記載されている。
上記アクリル系ポリマー(B)は、
側鎖に四級アンモニウム基を有する繰り返し単位を、アクリル系ポリマー(B)全体の7〜30重量%含有しており、かつ該アリル系ポリマー(B)を構成する全モノマー中に、アクリル系ポリマー(A)に共重合しているアクリル酸アルキルエステルと同一のアクリル酸アルキルエステルを一種類以上と、官能基含有モノマーと同一の官能基含有モノマーを一種類以上を合計で70〜90重量%の割合で共重合させた共重合体であることを特徴している。
アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B)を含有するアクリル系ポリマー(A)は、光学部材用プロテクトフィルムの粘着剤層を形成するものであり、アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B)がアクリル系ポリマー(A)に良好に分散するので、本発明の光学部材用プロテクトフィルムは、帯電防止性能に偏在がなく、具体的には、フィルム全体で剥離帯電圧が0.0Vである。このように本発明の光学部材用プロテクトフィルムは、優れた帯電防止性能を有するために、静電気によって周囲の粉塵を引き寄せることがなく、また、この粘着剤層のガラス転移温度をある程度高く設定することが可能であるので、本発明の光学部材用プロテクトフィルムあるいは被着体である表示装置が周囲の粉塵などによって汚染されにくい。粘着防止剤の透明性が高く、本発明の光学用プロテクトフィルムは、良好な透明性を有している。
本発明の光学部材用プロテクトフィルムは、少なくとも、基材フィルムに粘着剤層が積層された構造を有する積層体である。
ィン(共)重合体フィルムなどを挙げることができる。
る。上記厚さの下限を下回るフィルムは、充分な強度を有しているとは言い難く光学部材をプロテクトするという本発明の目的には適していない。また、フィルムの上限値は、光学部材をプロテクトするという点からすれば特に設定する必要はないが、上記範囲を超えるフィルムは、充分な可撓性を有していないことが多く、保護しようとする光学部材の形
状の変化に追随することができないことがある。
ここで使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、炭素数が通常は1〜18、好ましくは1〜8のアルキル基を有する。このアルキル基は、直鎖状であっても分岐を有していてもよい。
シル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、n-ノニル(メタ)アクリレー
ト、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、および、スチリル(メタ)アクリレートなどの直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート;
iso-プロピル(メタ)アクリレート、iso-ブチル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリ
レート、および、t-ブチル(メタ)アクリレートなどの分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
イソボルニル(メタ)アクリレート、および、シクロへキシル(メタ)アクリレートなどの環状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどを挙げることができる。これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
またはポリエチレングリコールとのモノエステル、および、ラクトン類と(メタ)アクリル酸-2-ヒドロキシエチルとの付加物のようなヒドロキシル基含有ビニル化合物を挙げる
ことができる。これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
共重合している官能基を有する重合性単量体の重合量は通常は40〜0.1重量部、好ましくは30〜2重量部である。
N−ヘキサン、N−ヘプタン、N−オクタン、i−オクタン、N−デカ ン、ジペンテ
ン、石油スピリット、石油ナフサおよびテレピン油などの脂肪系もしくは脂環族系炭化水素類;
酢酸エチル、酢酸N−ブチル、酢酸N−アミル、酢酸2−ヒドロキシエチル、酢酸2−ブトキシエチル、酢酸3−メトキシブチルおよび安息香酸メチルなどのエステル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチル−i−ブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンおよびメチルシクロヘキサノンなどのケトン類;
エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルおよびジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのグリコ−ルエ−テル類;
メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、N−ブチルアルコール、i−ブチルアルコール、s−ブチルアルコールおよびt−ブチルアルコールなどのアルコ−ル類などを挙げることができる。これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)ブタンおよび2,2−ビス(4,4−ジ−t−オクチルパーオキシシクロヘキシル)ブタンなどの有機過酸化物;
2,2'−アゾビス−i−ブチロニトリル、2,2'−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルおよび2,2'−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル
などのアゾ化合物を挙げることができる。
2-メルカプトエタノールを挙げることができる。このような連鎖移動剤は、反応する成
分に対して通常は0〜1重量部、好ましくは0.01〜0.10重量部の範囲内にある。
ポリマー(B)を構成する全モノマー中に、アクリル系ポリマー(A)に使用されるアク
リル酸アルキルエステルと同一のアクリル酸アルキルエステルを一種類以上と、官能基含有モノマーと同一の官能基含有モノマーを一種類以上とを70〜90重量%の割合で共重合させた重合体である。
ができる。これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
また、本発明で使用する四級化剤は、アルキル基の総炭素数が2以上の四級化剤を使用することが好ましく、このような四級化剤の例としては、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸のようなジアルキル硫酸;アルキルベンジルクロライド、ベンジルクロライド、エチルクロライド、プロピルクロライド、ブチルクロライド、エチルブロマイド、ブチルブロマイド、エチルアイオダイド、ブチルアイオダイド、α-クロロパラキシレンを挙げることがで
きる。これらの四級化剤は、通常は単独で使用するが、組み合わせて使用することもできる。
5〜2.0モルの範囲内の量、好ましくは0.7〜1.0モルの範囲内の量で使用される。
製造することができる。本発明で使用することができる連鎖移動剤の例としては、n-ド
デシルメルカプタン、2-メルカプトエタノールを挙げることができる。このような連鎖
移動剤は、反応する成分に対して通常は1〜40重量部、好ましくは20〜30重量部の範囲内の量で使用することができる。
他の条件は上記アクリル系ポリマー(A)の製造条件と同一である。
残存は好ましくはなく、上述のように残存する三級アミンの量を調整することが望ましい。
〔製造例1・アクリル系ポリマー(A)の製造〕
<アクリル系ポリマー(A-1)の製造>
温度計、攪拌機、コンデンサーを備え、窒素パージした容量1リットルのセパラブルフ
ラスコに360重量部の酢酸エチル(EtAc)を入れ、ここに2-エチルヘキシルアクリレート(2EHA)383.2重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)12.8重量部と、アクリル酸(AA)4重量部とを加えて70℃で攪拌した。
その後、反応開始1時間および2時間後に反応開始剤アゾビスイソブチルニトリル(AIBN)0.4重量部を4重量部の酢酸エチル(EtAc)に溶解させた溶液を速やかに加えて、
合計で6時間反応を続けた。
また、このアクリル系ポリマー(A-1)のガラス転移温度をFOXの式に従って算定したところ、このアクリル系ポリマー(A-1)のガラス転移温度(Tg)は−68℃であった。
温度計、攪拌機、滴下ロートおよびコンデンサーを備え、窒素パージした容量1リットルのセパラブルフラスコに、500重量部の酢酸エチルを入れ、ここに、2-エチルヘキシルアクリレート(2EHA)280重量部と、エトキシジエレングリコールアクリレート(EDA
)103.2重量部,2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)12.8重量部と、アクリル酸(AA)4重量部とを加えて70℃で攪拌した。
<アクリル系ポリマー(B−1)の製造>
温度計、攪拌機、滴下ロート、コンデンサーを備え、窒素パージした容量1リットルのセパラブルフラスコに121.8重量部のメチルエチルケトン(MEK)を入れ、これに2-エチルヘキシルアクリレート(2EHA)75.8重量部を入れ、さらに、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)20重量部と、連鎖移動剤としてのn−ドデスルメルカプタン(NDM)30重量部とを加えて攪拌した。
けた。
.1重量部を1重量部のメチルエチルケトン(MEK)に溶解した溶液および2-ヒドロキシエ
チルアクリレート(2HEA)3.2重量部とアクリル酸(AA)1重量部とを加えて合計6時
間反応を続けた。
また、このアクリル系ポリマーのガラス転移温度をFOXの式に従って算定したところ、このアクリル系ポリマーのガラス転移温度(Tg)は、−54℃であった。
滴下終了後5時間半反応を維持し、合計6時間反応を続けた。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−1)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−1)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
温度計、攪拌機、滴下ロート、コンデンサーを備え、窒素パージした容量1リットルのセパラブルフラスコに121.8重量部のメチルエチルケトン(MEK)を入れ、これに2-エチルヘキシルアクリレート(2EHA)75.8重量部を入れ、さらに、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)20重量部と、連鎖移動剤としてのn−ドデスルメルカプタン(NDM)30重量部とを加えて攪拌した。
けた。
.1重量部を1重量部のメチルエチルケトン(MEK)に溶解した溶液および2-ヒドロキシエ
チルアクリレート(2HEA)3.2重量部とアクリル酸(AA)1重量部とを加えて合計6時
間反応を続けた。
また、このアクリル系ポリマーのガラス転移温度をFOXの式に従って算定したところ、このアクリル系ポリマーのガラス転移温度(Tg)は、−54℃であった。
滴下終了後、5時間半反応液を継続し、合計6時間反応を続けた。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして重量平均分子量を測定したところ、得られた三級アミンポリマーの重量平均分子量(Mw)は1300であり、同様にして算定したガラス転移温度(Tg)は、−54℃であった。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−2)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−2)の重量平均分子量(Mw)は1400であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)20重量部の代わりに、ジメチルメタクリルアミド(DM)を20重量部使
用し、硫酸ジメチル(DM2SO4)の使用量を17.6重量部から16.0重量部に変えMEK17.5重量部から16.0重量部に変えた以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−3)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−3)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)20重量部の代わりに、ジメチルメタクリルアミド(DM)を20重量部使
用し、硫酸ジメチル(DM2SO4)の使用量を17.5重量部の代わりに、硫酸ジエチル(DE2SO4)を19.5重量部、MEKを19.5重量部使用した以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−4)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−1)の重量平均分子量(Mw)は1400であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)20重量部の代わりに、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAP
AA)を20重量部使用した以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−5)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−5)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、DM2SO4の代わりに、パラトルエンスルホン酸メチル(PTSM)を26.0重量部に変えた以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−6)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−6)の重量平均分子量(Mw)は1400であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、2EHAの代わりに、ブチルアクリレート(BA)を75.8重量部使用した以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−7)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−7)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、反応条件を変えて、即ち具体的には反応溶媒を酢酸エチル(EtAc)に変えた以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−8)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−8)の重量平均分子量(Mw)は8000であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、2EHAと共重合する2HEAおよ
びAAを使用しなかった以外は同様に操作した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−9)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−9)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、2EHAの使用量を90.8重量部
に変え、DMAEAの使用量を5重量部に変えた以外は、アクリル系ポリマー(B-1)と同様にしてアクリル系ポリマー(B-10)を製造した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B−10)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B−8)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
上記アクリル系ポリマー(B−1)の製造において、2EHAの使用量を55.8重量部
に変え、DMAEAの使用量を40重量部に変えた以外は、アクリル系ポリマー(B-1)と同様にしてアクリル系ポリマー(B-11)を製造した。
アクリル系ポリマー(A−1)と同様にして四級アンモニウム基を含有するアクリル系ポリマー(B-11)の重量平均分子量を測定したところ、得られたアクリル系ポリマー(B-11)の重量平均分子量(Mw)は1300であった。
上記製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリル系ポリマー(A−1)100重量部と、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポ
リマー(B−1)4.0重量部と、架橋剤(C)としてイソシアネート架橋剤L−45(
綜研化学(株)製)5重量部を混合して粘着剤組成物溶液を製造した。
次いで、この剥離フィルムを厚さ38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)からなる基材フィルムの表面に貼着して、23℃で、7日間放置した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−2)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−3)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−4)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリル系ポリマー(A−1)100重量部の代わりに、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリルポリマー(A−2)100重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例2において、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリル系ポリマー(A−1)100重量部の代わりに、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリルポリマー(A−2)100重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例3において、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリル系ポリマー(A−1)100重量部の代わりに、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリルポリマー(A−2)100重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例4において、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリル系ポリマー(A−1)100重量部の代わりに、製造例1のアクリル系ポリマー(A)の製造で得られたアクリルポリマー(A−2)100重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−5)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−6)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−7)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−8)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−1)4.0重量部の代わりに、製造例2のアクリル系ポリマー(B)の製造で得られたアクリル系ポリマー(B−9)4.0重量部を使用した以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B−1)の使用量を1重量部に変えた以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、製造例2のアクリル系ポリマー(B−1)の使用量を15重量部に変えた以外は同様にして光学部材用プロテクトフィルムを製造し、その剥離帯電圧、汚染性、透明度を測定した。
結果を表1に示す。
「2EHA」は、2-エチルヘキシルアクリレート、
「EDA」は、エトキシジエチレングリコールアクリレート、
「2HEA」は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、
「AA」は、アクリル酸、
「DMAEA」は、ジメチルアミノエチルアクリレート
「DM」は、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
「DMAPAA」は、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
「DM2SO4」は、硫酸ジメチル、
「DE2SO4」は、硫酸ジエチル、
「PTSM」は、パラトルエンスルホン酸メチル、
「L−45」は、イソシアネート系架橋剤(綜研化学(株)製:L-45)
「NDM」は、n−ドデシルメルカプタンを表す。
帯電性を付与するために配合する成分によって損なわれることがなく、高い透明度を示す。
Claims (7)
- (メタ)アクリル酸アルキルエステルと、これと共重合可能な官能基含有モノマーとが共重合してなるアクリル系ポリマー(A):100重量部に対して、ジメチルアミノエチルアクリレートおよび/またはジメチルアミノエチルメタクリレートを用いて得られる三級アミンを有するアクリル系ポリマーを、アルキル基の総炭素数が2個以上の四級化剤である硫酸ジメチルおよび/または硫酸ジエチルを用いて四級化して得られる側鎖に四級アンモニウム基を有する重量平均分子量500〜3000のアクリル系ポリマー(B):2〜10重量部からなる粘着剤層が、基材フィルムに積層されてなり、
上記アクリル系ポリマー(B)は、
側鎖に四級アンモニウム基を有する繰り返し単位を、アクリル系ポリマー(B)全体の7〜30重量%含有しており、かつ該アクリル系ポリマー(B)を構成する全モノマー中に、アクリル系ポリマー(A)に共重合しているアクリル酸アルキルエステルと同一のアクリル酸アルキルエステルを一種類以上と、官能基含有モノマーと同一の官能基含有モノマーを一種類以上を合計で70〜90重量%の割合で共重合させた共重合体であることを特徴とする光学部材用プロテクトフィルム。 - 上記光学部材用プロテクトフィルムの基材フィルムが、アクリル系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリエチレンテレフタレート系フィルム、および、ポリカーボネート系フィルムよりなる群から選ばれる少なくとも一種類のフィルムであることを特徴とする請求項第1項記載の光学部材用プロテクトフィルム。
- 上記粘着剤層の厚さが、5〜50μmの範囲内にあることを特徴とする請求項第1項記載の光学部材用プロテクトフィルム。
- 上記アクリル系ポリマー(B)が、(b-1)上記アクリル系ポリマー(A)と同一組成のアクリル系モノマー:70〜90重量%と、(b-2)三級アミン基を有するモノマーを共重合させた後、四級化剤を用いて四級化反応を行って得られ得るものであることを特徴とする請求項第1項記載の光学部材用プロテクトフィルム。
- 上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルが、炭素数が2〜8のアルキル基を有し、該アクリル酸アルキルエステルに、水酸基含有モノマーおよびカルボキシル基含有モノマーの少なくともいずれか一方の官能基含有モノマーが共重合してなることを特徴とする請求項第1項記載の光学部材用プロテクトフィルム。
- 上記アクリル系ポリマー(B)中の三級アミン基と四級アンモニウム基との比率〔四級アンモニウム基の数/(三級アミン基数+四級アンモニウム基数)〕が、0.7〜1.0の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項記載の光学部材用プロテクトフィルム。
- 上記アクリル系ポリマー(A)のガラス転移温度(Tg)が−70以上30℃未満の範囲内にあり、上記アクリル系ポリマー(B)のガラス転移温度(Tg)が−70〜30℃の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項記載の光学部材用プロテクトフィルム。
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