JP5277041B2 - 車両用ステアリングロック装置 - Google Patents

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本発明は、固定のハウジングで回動可能に支承されるシリンダ体と、メカニカルキーを挿入可能なキー孔を有して前記シリンダ体に相対回動可能に挿入されるロータと、前記キー孔に対応した開口部を前端壁に有して有底の筒状に形成されるとともに前記ロータの前端に着脱可能に取付けられるキャップと、前記開口部を前記ロータ側から閉じることを可能とするとともに前記開口部への外方からの前記メカニカルキーの挿入に応じて前記開口部を開くことを可能として前記キャップに設けられるシャッター機構とを備える車両用ステアリングロック装置に関する。
車両ユーザが携帯する携帯器と、車両側のステアリングロック装置との間でなされる交信によってIDコードが一致したときに、ステアリングロック装置が備えるロータをメカニカルキーを用いずに回動することを可能とするために前記ロータに操作ノブが設けられ、しかも操作ノブを用いてロータを回動している状態でメカニカルキーがロータのキー孔に挿入されることによる誤動作を防止するとともにメカニカルキーを用いた前記ロータの回動操作を可能とするために、キー孔に連なるキーガイド孔を有してロータに固定されるノブ本体と、キーガイド孔へのメカニカルキーの挿入を阻止するようにしてノブ本体に装着されるキャップとで操作ノブが構成されるようにしたものが、特許文献1で既に知られている。しかるに、そのようなものでは、メカニカルキーを用いる度にキャップを取り外す作業を行わねばならない。そこで特許文献2で開示されるように、キャップに開口部を設け、通常は開口部を閉じるが、メカニカルキーで押すことによって開口部を開くようにしたシャッター機構をキャップに採用することが考えられる。
特開2005−273393号公報 実開平3−76970号公報
ところが、キャップが上記特許文献2で開示されるように平板状のものであれば、シャッター機構をキャップに設けることは容易であるが、キャップが有底筒状に形成されるものであるときには、キャップ内にシャッター機構を組付けるのは難しく、組付け性に課題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、有底筒状のキャップ内に組付け性を高めたシャッター機構が設けられるようにした車両用ステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、固定のハウジングで回動可能に支承されるシリンダ体と、メカニカルキーを挿入可能なキー孔を有して前記シリンダ体に相対回動可能に挿入されるロータと、前記キー孔に対応した開口部を前端壁に有して有底の筒状に形成されるとともに前記ロータの前端に着脱可能に取付けられるキャップと、前記開口部を前記ロータ側から閉じることを可能とするとともに前記開口部への外方からの前記メカニカルキーの挿入に応じて前記開口部を開くことを可能として前記キャップに設けられるシャッター機構とを備える車両用ステアリングロック装置において、前記シャッター機構は、前記開口部を前記キャップの内方側から閉鎖し得るシャッター板と、同軸上に配置される支持孔をそれぞれ有するとともに相互に離隔した位置で前記前端壁の内面に設けられる一対の支持部と、それらの支持部に内方側で隣接するように配置されて前記シャッター板に設けられるとともに前記支持孔に対応した挿通孔がそれぞれ設けられる一対の被支持部と、前記シャッター板および前記キャップ間に介設されて前記シャッター板を閉じ側に付勢すべく前記両被支持部にその内方側で並ぶ一対のコイル状のねじりばね部を有する弾性部材と、相互に並ぶ2組の前記ねじりばね部、前記被支持部の挿通孔および前記支持部の支持孔にそれぞれ挿通されて前記シャッター板を前記キャップに回動可能に支承する一対の軸部を有するとともにそれらの軸部を近接させる側に撓むことを可能とした弾性支持部材とで構成されることを特徴とする。
本発明の上記特徴によれば、弾性支持部材が、シャッター板をキャップに回動可能に支承する一対の軸部を備えると共にそれらの軸部を近接させる側に撓むことが可能であるので、該軸部を弾性部材が有する一対のねじりばね部ならびにシャッター板に設けられた一対の被支持部の挿通孔にそれぞれ挿通することで、シャッター板に弾性部材および弾性支持部材を組付けた状態で、前記両軸部を相互に近接させるように弾性支持部材を撓ませながらシャッター板、弾性部材および弾性支持部材をキャップ内に挿入し、前記両軸部の先端がキャップに設けられた一対の支持部の支持孔に対応した位置にある状態で弾性支持部材を撓ませた力を解放すると、前記両軸部の先端部が前記両支持部の支持孔に挿通されることになり、シャッター機構のキャップへの組付けが容易となる。
ステアリングロック装置の要部縦断側面図であって図2の1−1線に沿う断面図である。 図1の2矢視方向から見た操作ノブの正面図である。 操作ノブの分解斜視図である。 ノブ本体の前面およびキャップの背面を並べて示す図である。 図2の5−5線に沿う操作ノブの断面図である。 図4の6−6線に沿うキャップの断面図である。 シャッタ機構を開いてメカニカルキーをキー孔に差し込んだ状態での図1に対応した断面図である。 携帯器ならびに該携帯器に付設されるメカニカルキーを示す図である。 図5の9−9線断面図である。 携帯器に付設されたメカニカルキーをキー孔に差し込んだ状態での図1に対応した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1について図1〜図10を参照しながら説明すると、先ず図1において、図示しないステアリングコラムには金属製のボディ11が取付けられ、該ボディ11に固定されるハウジング12で回動可能に支承されるシリンダ体13に、前方(図1の右方)に向けてばね付勢されるロータ14が相対回動可能に挿入され、ロータ14には、シリンダ体13との係合および係合解除を切換可能とした複数のタンブラー15,15…が内蔵される。前記ロータ14の後端部は、ステアリングシャフト(図示せず)のロックおよびロック解除をロータ14の回動に応じて切換えるロック機構(図示せず)ならびにロータ14の回動に応じてスイッチング態様を切換えるロータリースイッチ(図示せず)に連動、連結される。
ボディ11の前端部には、ハウジング12の前端部を覆うシリンダキャップ16が取付けられており、該シリンダキャップ16には、アンテナ18を内蔵したリング部材17が取付けられる。
ハウジング12よりも後方側でロータ14には、リング状のカラー19がピン20により固定される。またハウジング12の後端部には、シリンダ体13の後端をスラスト支持する鍔部12aが設けられており、前方にばね付勢されたロータ14の前進限は、前記カラー19がハウジング12の前記鍔部12aに当接することにより規制される。
またロータ14には、ロータ14の前端に前端開口部を臨ませる有底である矩形のキー孔21が設けられる。前記ロータ14の軸方向に間隔をあけた複数箇所には、半径方向外方にばね付勢されたタンブラー15,15…が内蔵され、シリンダ体13の内面には、それらのタンブラー15,15を係合させるための複数のタンブラー係合溝22…が軸方向に延びるようにして設けられる。そしてロータ14のキー孔21に、図7で示す正規のメカニカルキー38もしくは図8で示す正規のメカニカルキー40を挿入したときには、前記各タンブラー15,15…は前記タンブラー係合溝22…との係合を解除する位置に移動し、ロータ14の回動が許容されることになる。それに対し、キー孔21に正規のメカニカルキー38,40が挿入されていない状態では、各タンブラー15,15…がシリンダ体13の各タンブラー係合溝22…に係合したままであり、シリンダ体13に対するロータ14の軸方向相対移動は許容されるもののシリンダ体13に対するロータ14の相対回動は阻止されることになる。
ところで、前記タンブラー15,15…が係合することでロータ14とは相対回動不能な状態にあるシリンダ体13の回動は、ロータ14の前端部に取付けられた操作ノブ24の押し込み操作をトリガとして車両ユーザが携帯した携帯器および車両間で行なわれる交信により、IDコードの一致が確認されるのに応じて可能となるものであり、IDコードの一致が確認されるのに伴って操作ノブ24による操作が許可されたときには、該操作ノブ24を把持して手動操作することにより、シリンダ体13とともに前記ロータ14を回動することが可能である。
図2〜図5を併せて参照して、操作ノブ24は、ロータ14のキー孔21へのメカニカルキー38,40の挿入をガイドするガイド孔27を有してロータ14の前端に固定される合成樹脂製のノブ本体25と、前記ガイド孔27を覆うようにしてノブ本体25に着脱可能に装着される合成樹脂製のキャップ26とから成る。
ノブ本体25は、前記キー孔21に対応して矩形状に形成されるガイド孔27を有してリング部材11内に挿入される挿入部25aと、前記ガイド孔27の全体開口部を囲むようにして挿入部25aの前端から側方に張出す枠部25bとを一体に備え、前記挿入部25aが、ガイド孔27の両側に配置される一対のねじ部材28,28によってロータ14の前端に固定される。
一方、キャップ26は、矩形状である前記キー孔21および前記ガイド孔27の長手方向に沿って相互に平行に延びる一対の長側壁26a,26aと、それらの長側壁26a…の両側縁を結んで相互に平行に延びる一対の短側壁26b,26bと、両長側壁26a…および両短側壁26b…の前端を連結する前端壁26cとを一体に有し、前記キー孔21およびガイド孔27に対応して略矩形の有底筒状に形成されるものであり、その前端壁26cには、前記両長側壁26a…の長手方向に長い矩形の開口部30が設けられ、前記両長側壁26a…の後端には、前記ノブ本体25における枠部25bの前面に当接する張り出し部26d,26dが連設される。
図6をさらに併せて参照して、前記キャップ26には、前記開口部30を前記ロータ14側から閉じることを可能としたシャッター機構31が設けられる。このシャッター機構31は、前記開口部30を前記キャップ26の内方側から閉鎖し得るシャッター板32と、前記開口部30を閉鎖する側に前記シャッター板32を付勢する弾発力を発揮する弾性部材33と、前記シャッター板32を前記キャップ26に回動可能に支承する弾性支持部材34とを備える。
前記シャッター板32は、前記開口部30の周縁部にキャップ26の内方側から当接し得る鍔部32aを外周全周に有して前記開口部30に対応した矩形状に形成される。また前記開口部30の一側で前記キャップ26の前端壁26cの内面には前記一方向に間隔をあけた一対の支持部26e,26eが、同軸上に配置される支持孔35,35をそれぞれ有して一体に設けられる。一方、前記シャッター板32には、キャップ26の前記両支持部26e…に内方側で隣接するように配置される一対の被支持部32b,32bが設けられ、それらの被支持部32b…には、前記両支持部26e…の支持孔35…に対応した挿通孔36,36が設けられる。
前記弾性部材33は、前記シャッター板32の前記両被支持部32b…にその内方側で並ぶ一対のコイル状のねじりばね部33a,33aと、それらのねじりばね部33a…の一端からそれぞれ延びて前記シャッター板32の内面に係合、当接する当接腕部33b,33bと、略U字状に形成されて前記両ねじりばね部33a…の他端間を結ぶ連結部33cとを一体に有し、金属線材を曲げ加工して成るものであり、前記ねじりばね部33a…は、前記連結部33cをキャップ26における両長側壁26a…の一方の内面側に当接させた状態では前記両当接腕部33b…を係合、当接させたシャッター板32を閉じ側に付勢するばね力を発揮するものであり、前記シャッター板32および前記キャップ26間に介設されて前記シャッター板32を閉じ側に付勢することになる。
また前記弾性支持部材34は、相互に並ぶ2組の前記ねじりばね部33a…、前記被支持部32b…の挿通孔36…および前記支持部26e…の支持孔35…にそれぞれ挿通されてシャッター板32をキャップ26に回動可能に支承する一対の軸部34a,34aと、それらの軸部34…間に配置されるコイル部34bと、該コイル部34bの両端および前記軸部34a…間を結ぶ連結腕部34c,34cとを一体に有し、金属線材を曲げ加工して成るものであり、前記コイル部34bおよび連結腕部34c…は、前記両軸部34a…を近接させる側に撓むことが可能である。
而して前記弾性部材33の連結部33cは、前記弾性支持部材34のコイル部34bおよび連結腕部34c…をキャップ26の長側壁26aとの間に挟むように配置されるものであり、前記コイル部34bおよび前記両連結腕部34c…は弾性部材33の連結部33cおよびキャップ26の長側壁26a間に挟持される。
而して前記シャッター機構31は、図7で示すような通常のメカニカルキー38を外方から挿入して前記シャッター板32を外方から押すことによって、前記開口部30を開くことが可能であり、通常のメカニカルキー38は、キャップ26を取り外すことなく前記ガイド孔27から前記キー孔21に挿入可能である。
一方、図8で示すように、車両側のステアリングロック装置との間での交信を可能として車両ユーザが携帯する携帯器39に、緊急用のメカニカルキー40が挿脱可能として付設されることがあり、このようなメカニカルキー40は、その長さが短いことから、前記キャップ26がノブ本体25に取付けられた状態のままではロータ14のキー孔21に充分に差し込んで操作することが困難であり、このような携帯器39に付設されたメカニカルキー40を用いるときにはキャップ26をノブ本体25から取り外すことが必要となる。
図9を併せて参照して、前記キャップ26は前記ノブ本体25に対してスライド可能であり、この実施例1では、前記ロータ14とともに回動する前記ノブ本体25の回動軸線と直交する方向で、たとえば矩形状である前記開口部30の長手方向にスライドすることを可能としてキャップ26がノブ本体25に着脱可能に取付けられる。
而してキャップ26には、前記開口部30の長手方向に延びる一対の嵌合突部26f,26gが、キャップ26における一対の長側壁26a…の後端から突出するようにして一体に設けられ、ノブ本体25の枠部25bは、それらの嵌合突部26f,26gを前記ノブ本体25の回動軸線と直交する方向でスライド可能に嵌合せしめるようにして両嵌合突部26f,26gに対向する壁部25c,25dが設けられる。
ところで前記キャップ26およびノブ本体25の一方、この実施例1では、前記キャップ26における前記嵌合突部26f,26gの先端に、それらの嵌合突部26f,26gとともに略L字状となるようにして前記ノブ本体26の壁部25c,25d側に突出するガイド突部26h,26iが一体に設けられる。一方、前記キャップ26およびノブ本体25の他方、この実施例1では、前記ノブ本体25における壁部25c,26dに、ノブ本体25に対する前記キャップ26のスライド方向に延びるガイド溝41,42が前記ガイド突部26h,26iをスライド可能に嵌合せしめるようにして設けられる。
しかも前記キャップ26における前記両嵌合突部26f,26gのうち一方の嵌合突部26gには、キャップ26がノブ本体25のガイド孔27を覆う位置にあるときに前記ノブ本体25に弾発係合する係合爪43が設けられる。この係合爪43は、ノブ本体25における壁部25dにガイド溝42の一端に通じるようにして設けられる係合孔45に弾発的に係合するものであり、該係合孔45との係合を解除する側に前記係合爪43を動かすことを可能とした係合解除操作部44が、キャップ26の外部から操作することを可能として前記係合爪43に連設される。
またキャップ26における嵌合突部26fには、前記係合爪43を前記係合孔45に弾発係合する位置までノブ本体25に対してキャップ26をスライドさせたときにノブ本体25における壁部25cに当接してそれ以上のスライド動作を阻止する規制壁46が設けられ、ノブ本体25における壁部25dには、前記係合爪43を前記係合孔45に弾発係合する位置までノブ本体25に対してキャップ26をスライドさせたときにキャップ26における嵌合突部26iに当接してそれ以上のスライド動作を阻止する規制壁47が設けられる。
前記キャップ26をノブ本体25から取り外すには前記係合解除操作部44を押すよううに操作することで係合爪43の係合孔45との係合を解除するステップと、それに続くキャップ26のスライド操作を行うステップとを実行すればよく、そのようなキャップ26のノブ本体25からの取り外し手順を表示した操作手順表示部50が前記メカニカルキー40に設けられる。
而してキャップ26を取り外した状態では、図10で示すように,ガイド孔27からロータ14のキー孔21にメカニカルキー40を挿入することができる。
次にこの実施例1の作用について説明すると、操作ノブ24をノブ本体25とともに構成するようにして該ノブ本体25に着脱可能に取り付けられる有底の筒状であるキャップ26の前端壁26cに開口部30が設けられ、その開口部30を外方からのメカニカルキー38の挿入に応じて開くことを可能としたシャッター機構31がキャップ26に設けられており、このシャッター機構31は、前記開口部30を前記キャップ26の内方側から閉鎖し得るシャッター板32と、同軸上に配置される支持孔35…をそれぞれ有するとともに相互に離隔した位置で前記前端壁26cの内面に設けられる一対の支持部26e…と、それらの支持部26e…に内方側で隣接するように配置されて前記シャッター板32に設けられるとともに前記支持孔35…に対応した挿通孔36…がそれぞれ設けられる一対の被支持部32b…と、前記シャッター板32および前記キャップ26間に介設されて前記シャッター板32を閉じ側に付勢すべく前記両被支持部32b…にその内方側で並ぶ一対のコイル状のねじりばね部33a…を有する弾性部材33と、相互に並ぶ2組の前記ねじりばね部33a…、前記被支持部32b…の挿通孔36…および前記支持部26e…の支持孔35…にそれぞれ挿通されてシャッター板32をキャップ26に回動可能に支承する一対の軸部34a…を有するとともにそれらの軸部34a…を近接させる側に撓むことを可能とした弾性支持部材34とで構成されている。
したがってシャッター機構31をキャップ26にその内方側から組付けるにあたっては、弾性支持部材34が備える一対の軸部34a…を、弾性部材33が有する一対のねじりばね部33a…ならびにシャッター板32に設けられた一対の被支持部32b…の挿通孔36…に挿通することで、シャッター板32に弾性部材33および弾性支持部材34を組付けた状態で、前記両軸部34a…を相互に近接させるように弾性支持部材34を撓ませながらシャッター板32、弾性部材33および弾性支持部材34をキャップ26内に挿入し、前記両軸部34a…の先端がキャップ26に設けられた一対の支持部26e…の支持孔35…に対応した位置にある状態で弾性支持部材34を撓ませた力を解放すると、前記両軸部34a…の先端部が前記両支持部26e…の支持孔35…に挿通されることになり、シャッター機構31のキャップ26への組付けが容易となる。
また前記キャップ26はノブ本体25にスライド可能に取り付けられており、このキャップ26に,該キャップ26がノブ本体25のガイド孔27を覆う位置にあるときに前記ノブ本体25に弾発係合する係合爪43が設けられ、ノブ本体25との係合を解除する側に前記係合爪43を動かすことを可能とした係合解除操作部44が、キャップ26の外部から操作することを可能として前記係合爪43に連設されているので、ノブ本体25からキャップ26を外す際には、係合解除操作部44を操作するだけで係合爪43のノブ本体25への係合を解除して、ノブ本体25からキャップ26をスライドさせるようにして容易に外すことができ、特別な工具やメカニカルキーが不要である。
またキャップ26が、ロータ14とともに回動する前記ノブ本体25の回動軸線と直交する方向でスライドすることを可能としてノブ本体25に着脱可能に取付けられるので、メカニカルキー38,40を用いない状態での操作ノブ24の回動操作時にその回動操作力が、係合爪43のノブ本体への係合部に作用することがなく、前記係合部に剛性を持たせることを不要として簡単な係合構造とすることができる。
さらにキャップ26およびノブ本体25の一方、この実施例1ではキャップ26にガイド突部26h,26iが設けられ、キャップ26およびノブ本体25の他方、この実施例1ではノブ本体25に、ノブ本体25に対するキャップ26のスライド方向に延びるガイド溝41,42がガイド突部26h,26iをスライド可能に嵌合せしめるようにして設けられるので、ガイド突部26h,26iをガイド溝41,42にスライド可能に嵌合するようにした簡単な構成で、キャップ26をスライドさせてノブ本体25に対する着脱を容易に行うことができる。
さらにキャップ26をノブ本体25から外した状態で該ノブ本体25の前記ガイド孔27から前記キー孔21に挿入することが許容されるメカニカルキー40に、前記キャップ26のノブ本体25からの取り外し操作手順を表示した操作手順表示部50が設けられるので、緊急時にキャップ26をノブ本体25から外す際に、メカニカルキー40に表示された取り外し操作手順を見て取り外し操作を行うことができ、初めてキャップ26をノブ本体25から外す際であっても取り外し方が判らずに戸惑うことはない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
12・・・ハウジング
13・・・シリンダ体
14・・・ロータ
21・・・キー孔
30・・・開口部
26・・・キャップ
26c・・・前端壁
26e・・・支持部
31・・・シャッター機構
32・・・シャッター板
32b・・・被支持部
33・・・弾性部材
33a・・・ねじりばね部
34・・・弾性支持部材
34a・・・軸部
35・・・支持孔
36・・・挿通孔
38・・・メカニカルキー

Claims (1)

  1. 固定のハウジング(12)で回動可能に支承されるシリンダ体(13)と、メカニカルキー(38)を挿入可能なキー孔(21)を有して前記シリンダ体(13)に相対回動可能に挿入されるロータ(14)と、前記キー孔(21)に対応した開口部(30)を前端壁(26c)に有して有底の筒状に形成されるとともに前記ロータ(14)の前端に着脱可能に取付けられるキャップ(26)と、前記開口部(30)を前記ロータ(14)側から閉じることを可能とするとともに前記開口部(30)への外方からの前記メカニカルキー(38)の挿入に応じて前記開口部(30)を開くことを可能として前記キャップ(26)に設けられるシャッター機構(31)とを備える車両用ステアリングロック装置において、
    前記シャッター機構(31)は、前記開口部(30)を前記キャップ(26)の内方側から閉鎖し得るシャッター板(32)と、同軸上に配置される支持孔(35)をそれぞれ有するとともに相互に離隔した位置で前記前端壁(26c)の内面に設けられる一対の支持部(26e)と、それらの支持部(26e)に内方側で隣接するように配置されて前記シャッター板(32)に設けられるとともに前記支持孔(35)に対応した挿通孔(36)がそれぞれ設けられる一対の被支持部(32b)と、前記シャッター板(32)および前記キャップ(26)間に介設されて前記シャッター板(32)を閉じ側に付勢すべく前記両被支持部(32b)にその内方側で並ぶ一対のコイル状のねじりばね部(33a)を有する弾性部材(33)と、相互に並ぶ2組の前記ねじりばね部(33a)、前記被支持部(32b)の挿通孔(36)および前記支持部(26e)の支持孔(35)にそれぞれ挿通されて前記シャッター板(32)を前記キャップ(26)に回動可能に支承する一対の軸部(34a)を有するとともにそれらの軸部(34a)を近接させる側に撓むことを可能とした弾性支持部材(34)とで構成されることを特徴とする車両用ステアリングロック装置。
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