JP5274777B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は映像を表示処理可能な情報処理装置に関し、特に表示状況に応じて映像品質ま
たは消費電力の節約が可能な情報処理装置に関するものである。
従来の技術として、パーソナルコンピュータ(以下、PC)等の電子機器において、画
像のみの表示なのか、または画像と画像以外の混在表示なのかに応じて、画像以外の領域
の表示輝度を低くする。すなわち画像のみを表示する場合には高輝度で表示するものが開
示されている。
特開2006−262031号公報 (図1)
しかし、 パーソナルコンピュータのおもな利用方法である、複数のアプリケーション
を同時に利用するマルチウインドウでの動作が考慮されていないため、PCでの利用状況
に応じた適切な画質となっていない。
そこで、本発明は上述した課題を解決するために、表示状況に応じて、映像品質、および
消費電力の低減を可能とした情報処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上述したような課題を解決するため、放送映像をマルチウインドウ表示可能な情報処理装置において、放送映像を受信するチューナと、前記チューナにより受信した映像を表示する表示部と、ビューワプログラムを用いて前記表示部に映像を表示させる制御部とを具備し、前記制御部は、前記ビューワプログラムによって表示されている映像の表示サイズを検出し、前記表示サイズが全画面表示されている場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記表示サイズが全画面表示されていない場合には、前記表示部の表示輝度をユーザが登録した輝度に設定し、また、前記制御部は、前記ビューワプログラムが起動中に、前記表示サイズが切り替わった場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更し、さらに、前記制御部は、前記ビューワプログラムがリモコンにより制御可能なリモコンモードで動作しているか、マルチウインドウ表示によるマルチモードで動作しているかを検出し、前記リモコンモードで動作している場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記マルチモードで動作している場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更する、ものである。
本発明によれば、映像品質と消費電力とをバランスよく達成できる。
以下、本発明における実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるPCの概略構成図である。
このPC1は、情報処理の際に一時的に情報を記憶するメモリ10と、外部より放送波
を受信してチューニング可能なチューナ部11と、文字や画像を表示する表示部12と、
表示部12の表示に関する制御を行う表示制御部12Aと、音声情報を出力する音声出力
部13と、PC1を操作可能で図1に示す文字入力部140とタッチパッド141と決定
スイッチ142と切替スイッチ143とを含む操作部14と、情報を磁気情報として記憶
する記録部15と、PC1の各部を統括し、動作させる制御部16とを有する。
制御部16は、チューナ部11によって受信した放送波をデコードして表示するととも
に記録部15に保存された映像コンテンツを再生する映像表示プログラムとしてのTVビ
ュ−ワと、ウェブページを閲覧可能なウェブブラウザとをアプリケーションとして動作さ
せることが可能である。なお、これらの他に複数のアプリケーションを動作可能としても
よい。
TVビュ−ワはTVビュ−ワが実行中に表示されるチューナからの映像のサイズに基づ
いて表示部12に表示する輝度を設定可能な設定制御プログラムを有している。
制御部16は、TVビュ−ワ150で実行中のモードが後述するリモコンモードかマル
チモードかを判定し、また表示部12に表示されている映像のサイズがフルスクリーンモ
ードかマルチモードかを判定する。そして、この判定結果に基づいて、TVビューワが保
持している輝度設定値を参照して表示部12の表示輝度を切り替える。
図2は、PC1の表示モードに応じた表示画面構成例を示す図であり、図2(a)はマ
ルチモードでの表示構成例、図2(b)はリモコンモードでフルスクリーンで表示させた
表示構成例である。図2(a)に示すようにマルチモードは、主に別アプリケーション、
例えばウェブブラウザ161等を同時に使用する場合に操作するためのモードであって、
プレーヤ部310を有する。テレビ画像表示部311は
独立して表示されデスクトップ162上において自由に移動および配置が可能で表示サイ
ズを変更できるサイズ変更タグ等を有する。またプレーヤ部310は映像の再生制御を実
施する操作スイッチ群318を有し、デスクトップ162上において自由に移動、配置で
きる。 またプレーヤ部310は、5秒経つとその表示をやめ、テレビ画像表示部311
を選択クリックすることで再び5秒表示される。
図2(b)はリモコンモード、すなわち主にリモコンを用いて操作する表示モードであ
って、表示部12にフルスクリーンで映像が表示される。また別モードへの切り替えは、
リモコンによって行うが、リモコンモード表示画面351をリモコンによって選択決定す
ることで、前回表示したモード(マルチモードなど)に切り替えが可能である。
次に、本実施形態における動作を図1乃至図4を参照しつつ説明する。
各操作は操作部14において行われ、各処理は制御部16において実行される。制御部
16においで処理が実行さる際、メモリ10は一時的にデータを記録することで処理を補
助する。チューナ11は外部よりデジタル放送波を受信し、受信した映像信号は制御部1
6によりデコードされ、表示制御部12Aにより表示部12に表示される。また映像信号
の音声は音声出力部13から出力される。
テレビビューワ150は、操作部14あるいはリモコンにより起動が可能で、操作部1
4により起動した場合にはマルチモード表示画面350を表示し、リモコンにより起動し
た場合にはリモコンモード表示画面351を表示する。各モード表示画面において、操作
部14またはリモコンを操作することによって、他の表示モードに移行することができる
テレビ画像表示部311の表示サイズは、制御部16により監視されており、表示サイ
ズに応じて表示輝度を切り替える指示を制御部16が表示部12に出す。
図3は、本発明の実施形態に関するPCの動作を示すフローチャートである。
まず操作部14を所定の手順で操作することによりTVビューワ150を起動する(S
11)。次に図2(a)または図2(b)に示すいずれかの画面が表示され、制御部16
によりテレビ画像表示部311がフルスクリーン(全画面表示)かどうかが確認される(
S12)。
テレビ画像表示部311がフルスクリーンの場合(S12のY)、制御部12は表示部
の起動を最大に設定する。一方でテレビ画像表示部311がフルスクリーンでない場合に
は、表示部の輝度をユーザ設定値に設定する。ユーザ設定値はユーザがあらかじめ操作部
14を用いて設定していた輝度値であり記録部15に記録されている。そして、制御部1
6はTVビューワ150が終了するまで映像フルスクリーンか否かを監視し続け、映像サ
イズが切り替わる度に表示輝度を切り替えていく。
図4は、本発明の他の実施形態に関するPCの動作を示すフローチャートである。なお
以下の説明において、上述の実施形態と同一の構成および機能を有する部分については共
通の符号で説明している。
まず操作部14を所定の手順で操作することによりTVビューワ150を起動する(S
11)。次に起動された表示モードがリモコンモードであるのか、マルチモードであるの
かを制御部16が判定する(S21)。そして起動された表示モードがリモコンモードで
ある場合には、表示装置(LCD)の輝度を最大値に設定する(S22)。一方で表示モ
ードがマルチモードである場合には、制御部16がテレビ画像表示部311の表示サイズ
を検出し、表示サイズに応じた表示輝度を設定する。表示輝度の設定値と表示サイズとの
対応テーブルは記録部15に記録されてり、表示サイズが大きくなってく度に表示輝度が
高くなるような対応テーブルとなっており、表示サイズがフルスクリーンの大きさのとき
に表示輝度が最大となる設定値となる。
して、制御部16はTVビューワ150が終了するまで表示モードがリモコンモードか
マルチモードかを監視し続け(S15)、表示モードが切り替わる度に表示輝度を切り替
えていく。
以上説明したように本実施形態によれば、フルスクリーンモードで映像を表示する状態
では、他の作業は行えないため、映像の品質を上げ発色をよくするためにLCD輝度を最大
に設定する。
ウインドウモードでユーザが映像以外のウインドウを立ち上げたり、他の作業を並行し
て行うことが予測される場合、LCD輝度を適度な値に落とす。上記制御を行うことにより
、映像を楽しむ場合と他の作業を行う場合とで、適切なLCD輝度を設定し、眩しすぎて目
が疲れるということがないようになる。
本発明の一実施形態を示す本発明の一実施形態を示す情報処理装置のシステム構成図である。 同実施形態における表示画面図である。 同実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態の他の実施例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…PC、10…メモリ、11…チューナ部、12A…表示制御部、12…表示部、13
…音声出力部、14…操作部、15…記録部、16…制御部。

Claims (4)

  1. 放送映像をマルチウインドウ表示可能な情報処理装置において、
    放送映像を受信するチューナと、前記チューナにより受信した映像を表示する表示部と、ビューワプログラムを用いて前記表示部に映像を表示させる制御部とを具備し、
    前記制御部は、前記ビューワプログラムによって表示されている映像の表示サイズを検出し、前記表示サイズが全画面表示されている場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記表示サイズが全画面表示されていない場合には、前記表示部の表示輝度をユーザが登録した輝度に設定し、
    また、前記制御部は、前記ビューワプログラムが起動中に、前記表示サイズが切り替わった場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更し、
    さらに、前記制御部は、前記ビューワプログラムがリモコンにより制御可能なリモコンモードで動作しているか、マルチウインドウ表示によるマルチモードで動作しているかを検出し、前記リモコンモードで動作している場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記マルチモードで動作している場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 放送映像をマルチウインドウ表示可能な情報処理装置において、
    放送映像を受信するチューナと、前記チューナにより受信した映像を表示する表示部と、ビューワプログラムを用いて前記表示部に映像を表示させる制御部とを具備し、
    前記制御部は、前記ビューワプログラムがリモコンにより制御可能なリモコンモードで動作しているか、マルチウインドウ表示によるマルチモードで動作しているかを検出し、前記リモコンモードで動作している場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記マルチモードで動作している場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 放送映像をマルチウインドウ表示可能な情報処理装置による情報処理方法において、
    放送映像をチューナで受信する受信ステップと、前記チューナにより受信した映像を表示部で表示する表示ステップと、ビューワプログラムを用いて前記表示部に映像を表示させる表示制御ステップと、を有し、
    前記表示制御ステップでは、前記ビューワプログラムによって表示されている映像の表示サイズを検出し、前記表示サイズが全画面表示されている場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記表示サイズが全画面表示されていない場合には、前記表示部の表示輝度をユーザが登録した輝度に設定し、
    また、前記表示制御ステップでは、前記ビューワプログラムが起動中に、前記表示サイズが切り替わった場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更し、
    さらに、前記表示制御ステップでは、前記ビューワプログラムがリモコンにより制御可能なリモコンモードで動作しているか、マルチウインドウ表示によるマルチモードで動作しているかを検出し、前記リモコンモードで動作している場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記マルチモードで動作している場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  4. 放送映像をマルチウインドウ表示可能な情報処理装置による情報処理方法において、
    放送映像をチューナで受信する受信ステップと、前記チューナにより受信した映像を表示部で表示する表示ステップと、ビューワプログラムを用いて前記表示部に映像を表示させる表示制御ステップと、を有し、
    前記表示制御ステップでは、前記表示制御ステップでは、前記ビューワプログラムがリモコンにより制御可能なリモコンモードで動作しているか、マルチウインドウ表示によるマルチモードで動作しているかを検出し、前記リモコンモードで動作している場合には、前記表示部の表示輝度を最大値に設定し、前記マルチモードで動作している場合には、前記表示サイズに応じて前記表示部の表示輝度を変更する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
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