JP5273993B2 - 表示装置用表面保護板の製造方法、及び表示装置 - Google Patents
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Description
ハードコート層を有する透明ポリエステルフィルムの作製:
厚み250μmの透明ポリエステルフィルムA(ルミラーT60:東レ社)上に、下記の組成からなるハードコート層塗布液を、乾燥後の厚みが5μmとなるようにバーコーティング法により塗布、乾燥、紫外線照射してハードコート層を有する透明ポリエステルフィルムを作製した。
・電離放射線硬化型樹脂 58部
(ダイヤビームUR6530:三菱レイヨン社)
・光重合開始剤 1.8部
(イルガキュア651:チバ・ジャパン社)
・メチルエチルケトン 80部
・トルエン 60部
・エチルセルソルブ 7部
ハードコート層を有する透明ポリエステルフィルムのハードコート層とは反対面に、下記の組成からなる接着層塗布液を、厚みが20μmとなるようにバーコーティング法により塗布した。接着層上に厚み250μmの透明ポリエステルフィルムB(ルミラーT60:東レ社)を貼り合わせ積層板を作製した。次いで、積層板にトムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行った後、紫外線照射量を1000mJ/cm2となるように照射して接着層を硬化させ、実施例1の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
・光カチオン重合性オリゴマー 10部
(NKオリゴU-4HA:新中村化学工業社)
・光カチオン重合性モノマー 5部
(NKエステル701A:新中村化学工業社)
・光カチオン重合開始剤 0.1部
(イルガキュア184:チバ・ジャパン社)
実施例1の透明ポリエステルフィルムA及び透明ポリエステルフィルムBを何れも厚み188μmのポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例2の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例1の透明ポリエステルフィルムA及び透明ポリエステルフィルムBを何れも厚み125μmのポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例3の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例1の透明ポリエステルフィルムAの代わりに厚み188μmの透明ポリエステルフィルムC(ルミラーT60:東レ社)を用いて、実施例1と同様にしてハードコート層を有するポリエステルフィルムを作製した。次に、ハードコート層を有するポリエステルフィルムのハードコート層とは反対面と、厚み188μmの透明ポリエステルフィルムD(ルミラーT60:東レ社)の一方の面に、実施例1と同様の接着層塗布液を、それぞれ厚みが20μmとなるようにバーコーティング法により塗布し、2枚の接着フィルムを得た。次いで、得られた2枚の接着フィルムを、厚み188μmの透明ポリエステルフィルムE(ルミラーT60:東レ社)のそれぞれ異なる面に接着層を介して貼り合わせ、積層板を作製した。次いで、積層板にトムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行った後、紫外線照射量を1000mJ/cm2となるように紫外線照射して接着層を硬化させ、実施例4の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例4の透明ポリエステルフィルムC及び透明ポリエステルフィルムDを何れも厚み100μmのポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例4と同様にして実施例5の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例4の透明ポリエステルフィルムC、透明ポリエステルフィルムD、透明ポリエステルフィルムEを何れも厚み100μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例4と同様にして実施例6の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例4の透明ポリエステルフィルムC及び透明ポリエステルフィルムDを厚み50μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例4と同様にして実施例7の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例1の接着層塗布液を、下記接着層塗布液に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例8の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
・光カチオン重合性樹脂 1.5部
(アデカオプトマーKRN-2410:旭電化工業社)
・光カチオン重合開始剤 0.1部
(アデカオプトマーSP-170:旭電化工業社)
・アクリル系粘着性樹脂 4部
(SKダイン1102:綜研化学社)
・酢酸エチル 20部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル 10部
実施例1と同様に積層板を作成した。次いで、積層板に紫外線照射量を260mJ/cm2となるように照射して接着層を半硬化させた後、積層板にトムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行った。再度、紫外線照射量を780mJ/cm2となるように紫外線照射して接着層を完全硬化させ、実施例9の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例1で得られたハードコート層を有する透明ポリエステルフィルムのハードコート層とは反対面に、下記の組成からなる接着層塗布液を、乾燥後の厚みが20μmとなるようにバーコーティング法により塗布、乾燥した。接着層上に厚み250μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)を貼り合わせ積層板を作製した。次いで、積層板にトムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行った後、140℃で180分間加熱してブロックイソシアネートのマスク剤を解離させ接着層を硬化させて、実施例10の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
・熱硬化性アクリル樹脂 10部
(アクリディックA-814:大日本インキ化学工業社)
・ブロックイソシアネート硬化剤 0.86部
(DB-980K:大日本インキ化学工業社、マスク剤の解離温度:130℃)
・アクリル系粘着性樹脂 20部
(SKダイン1102:綜研化学社)
・酢酸エチル 50部
・メチルエチルケトン 50部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル 100部
実施例1の透明ポリエステルフィルムA及び透明ポリエステルフィルムBを何れも厚み100μmのポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例11の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
実施例4の透明ポリエステルフィルムEを厚み350μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーS10:東レ社)に変更し、透明ポリエステルフィルムC及び透明ポリエステルフィルムDを厚み250μmのポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)に変更した以外は、実施例4と同様にして実施例12の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
厚み188μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)上に、実施例1と同様のハードコート層を形成した後、トムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行い、比較例1の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
厚み350μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーS10:東レ社)上に、実施例1と同様のハードコート層を形成した後、トムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行い、比較例2の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
厚み250μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)上に、下記の組成からなる接着層塗布液を、厚みが20μmとなるようにバーコーティング法により塗布、乾燥した。次いで、接着層上に厚み250μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)を貼り合わせ、紫外線照射量を1000mJ/cm2となるように照射して接着層を硬化させた。次いで、実施例1と同様のハードコート層塗布液を、乾燥後の厚みが5μmとなるようにバーコーティング法により塗布、乾燥、紫外線照射して積層板を作製した。次いで、積層板にトムソン刃型を用いた型抜き機で型抜き処理を行い、比較例3の製造方法から製造された表示装置用表面保護板を得た。
・光カチオン重合性オリゴマー 10部
(NKオリゴU-4HA:新中村化学工業社)
・光カチオン重合性モノマー 5部
(NKエステル701A:新中村化学工業社)
・光カチオン重合開始剤 0.1部
(イルガキュア184:チバ・ジャパン社)
型抜き機による型抜きの際に剥がれや浮きが発生しなかったものを「○」、浮きや剥がれが発生したもの「×」とした。
表示装置用表面保護板のハードコート層を有するポリエステルフィルムと表面保護板を構成する他の部材を引き剥がし、ポリエステルフィルムが剥がれないものを「○」、ポリエステルフィルムが容易に剥がれてしまうものを「×」とした。
実施例1〜12および比較例1〜3の製造方法により得られた表示装置用表面保護板を、ハードコート層が表面側となるようにして携帯電話(P901i:エヌ・ティ・ティ・ドコモ社)の液晶表示装置用表面保護板として組み込み、実施例1〜12および比較例1〜3の表示装置を作成した。
実施例1〜12および比較例1〜3の表示装置の表面保護板に指で触れた際に、押し込んでも液晶の表示が滲まないものを「◎」、押し込むと僅かに滲むが触れただけでは滲まないものを「○」、触れた際に僅かに滲むものを「△」、触れた際に滲みがめだってしまうものを「×」とした。
2・・・偏光板
3・・・バックライト
4・・・筐体
5・・・表示装置用表面保護板
6・・・液晶表示装置
Claims (3)
- 少なくとも2枚以上のプラスチックフィルムを熱硬化型樹脂及び/又は電離放射線硬化型樹脂からなる接着層を介して貼り合せた積層板に型抜き処理を行い、所定の形状に成形された積層板とした後、加熱及び/又は電離放射線照射する工程を行い、接着層を硬化させ表面保護板を得ることを特徴とする表示装置用表面保護板の製造方法。
- 前記積層板の厚みが250〜700μmであり、プラスチックフィルムの各々の厚みが50〜400μmであることを特徴とする請求項1記載の表示装置用表面保護板の製造方法。
- 前記積層板は、少なくとも一方の面にハードコート層を有するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置用表面保護板の製造方法。
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