JP5273056B2 - 電力増幅器 - Google Patents

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Description

[関連出願の記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2008−033306号(2008年2月14日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、電力増幅器に関し、特に無線通信で使用される送信用電力増幅器に関する。
無線通信機に用いられる送信用電力増幅器は、通信機の中でも特に電力を消費する。そのため、電力増幅器の電力効率改善が通信機開発の重要課題とされている。近年の通信規格は、スペクトル効率改善のため振幅変調が主流になっている。この振幅変調は信号歪に対する要求が厳しいため、電力増幅器は線形性が良好になる高バックオフ(低入力電力)状態で動作させる。しかし高バックオフ動作を行なう場合、電力増幅の電力効率が低下するという問題があった。
このような電力増幅器の電力効率と線形性の両立の問題を解決するため、図34に示すようなポーラ変調技術を用いた電力増幅器が近年盛んに研究されている。図34の電力増幅器では、ポーラ変調器102の入力端子101に送信信号データを入力し、ポーラ変調器102の出力端子103に送信信号の振幅成分信号105を出力し、ポーラ変調器102の出力端子104に送信信号データの振幅成分及び位相成分を搬送波に載せた変調信号106もしくは送信信号の位相成分を搬送波に載せた位相変調信号107を出力する。ポーラ変調器102は、振幅成分信号105と、変調信号106もしくは位相変調信号107の出力タイミングを個別に所望値に設定できる機能も備えている。
電源変調器109は、振幅成分信号105を増幅した振幅成分信号110を出力し、振幅成分信号110によって電力増幅器108の電源端子111の変調を行う。また、電源変調器109は、出力検出端子114とフィードバック端子115を備えており、電源変調器109から出力される振幅成分信号110の情報を出力検出端子114から出力してフィードバック端子115に入力し、このフィードバック端子115に入力された信号に基づいて振幅成分信号110の精度を改善する機能を備えている。
ポーラ変調器102の出力端子104に出力された変調信号106もしくは位相変調信号107は、電力増幅器108に入力される。電力増幅器108の出力端子112には、送信信号データの振幅成分及び位相成分が搬送波に載り且つ増幅された変調信号113が出力される。
上記のポーラ変調技術を用いた電力増幅器では、出力変調信号113の振幅に合わせて電力増幅器108の電源端子111の電圧を制御する。特に変調信号113が低出力電力である場合は、電力増幅器108の電源端子111の電圧を低下させているので、低出力時に電源変調器109から電力増幅器108への供給電力を必要最低限の量に抑制し、無駄な消費電力を抑制することができる。
次に、図34の電力増幅器における電源変調器109の詳細について図35に基づいて説明する。電源変調器109は、パルス変調器121と、スイッチングアンプ122と、ローパスフィルタ(LPF)116と、減衰器117とで構成される。電源変調器109には振幅成分信号105が入力され、振幅成分信号105は、パルス変調器121でパルス信号に変換され、電力効率の高いスイッチングアンプ122でパルス信号118に増幅される。そして、パルス信号118は、ローパスフィルタ(LPF)116に入力され不要な高周波成分を除去されることで増幅された振幅成分信号110に変換される。電源変調器109は、減衰器117を経由して振幅成分信号110の情報を出力検出端子114から出力し、フィードバック端子115を経由して出力検出端子114の信号をパルス変調器121へフィードバックする。このような構成とすることで、振幅成分信号110の精度を改善することが可能である。図35の電力増幅器では、電源変調器109に高電力効率のスイッチアンプを使用し、且つ電力増幅器108の電源端子111の電圧制御を行うことで、全体として高電力効率を実現している。
ところで、図35の電力増幅器において、パルス変調器121及びスイッチングアンプ122から発生するスイッチングノイズなどに起因する誤差成分(不要波成分)119が振幅成分信号110に混入するという問題がある。この誤差成分119は、電力増幅器108における電源変調で搬送波の周波数帯fcに周波数変換され、誤差成分120として出力変調信号113に混入してしまう。この誤差成分120は、隣接チャネル漏洩電力(ACPR)の要因となり、WCDMAなどの通信規格で定められた信号精度を達成できないという問題を引き起こす。
上記のポーラ変調技術で問題になる誤差成分119を抑制するため、スイッチングアンプ122の代わりに低ノイズのリニアレギュレータを用いるという手段もある。しかしながら、リニアレギュレータはスイッチングアンプに比べて電力効率が低く、これを使用した場合、ポーラ変調技術の目的である高電力効率の実現が困難になる。
一方、電源変調器の誤差成分119を抑制する別の手法が特許文献1で開示されている。特許文献1における手法では図36に示すように、図35に示した電力増幅器に、誤差補正用アンプ123と、減衰器124を介するフィードバック回路を設けている。この回路では、誤差補正用アンプ123から出力される補正信号をLPF116の出力に注入することで、スイッチングアンプ122から発生する誤差成分119を抑制する。
また、電源変調器の誤差成分119に起因する誤差成分120を抑制する別の手法が特許文献2で開示されている。特許文献2における手法では図37で示すように、電源変調器109aから電源端子111aの変調を受けている電力増幅器111aと、電源変調器109bから電源端子111bの変調を受けている電力増幅器111bとを、分配合成器131及び132を用いて並列合成している。パルス変調器121a及び121bは、エラーアンプ135a及び135bと、PWM(Pulse Width Modulation)方式のパルス変調器136a及び136bとでそれぞれ構成され、パルス変調器121a及び121bの制御端子133a及び133bには、それぞれ三角波クロック信号134a及び134bが入力される。ここで三角波クロック信号134aと134bは、互いに逆相であるように設定される。これにより、電源変調器109a及び109bから出力される誤差成分119a及び119bも互いに逆相になる。さらに、誤差成分119a及び119bが電源変調で搬送波の周波数帯fcに周波数変換され電力増幅器108a及び108bの出力で発生する誤差成分120a及び120bも互いに逆相になる。電力増幅器108a及び108bの出力信号を分配合成器132で合成することで、互いに逆相である誤差成分120a及び120bは相殺されつつ、且つ所望信号である出力信号113a及び113bの合成値が出力される。
さらに、ポーラ変調技術における出力信号の精度を改善する技術として、ポーラ変調技術にフィードフォワード型線形化技術を組み合わせた手法が特許文献3で開示されている。特許文献3における手法では図38で示すように、従来型のポーラ変調型電力増幅器がポーラ変調器102と、電源変調器109と、電力増幅器108c及び108dと、ポーラ変調器102から出力される振幅成分信号(包絡線信号)と変調信号との出力タイミングを調整する遅延調整器142とで構成される。さらに、方向性結合器及び145と遅延調整器144とで構成される歪み検出ループ143と、方向性結合器145及び147と遅延調整器146とベクトル調整器148とエラーアンプ149とで構成される歪み除去ループ150とを備えている。この構成では、電力増幅器108dから出力される変調信号に含まれる誤差成分を、遅延調整器144から出力される誤差を含まない理想的な変調信号と電力増幅器108dから出力される変調波信号との差分として、方向性結合器145を用いて検出する。検出された電力増幅器108dの出力信号の誤差成分は、ベクトル調整器148に入力され位相調整を行った後、エラーアンプ149で所望振幅にまで増幅する。方向性結合器147において、遅延調整器146を経由した電力増幅器108dの出力信号と、ベクトル調整器148とエラーアンプ149で所望の振幅値と位相値に調整された電力増幅器108dの出力信号の誤差成分とを合成することで、電力増幅器108dの出力信号から誤差成分を除去することができる。
また、ポーラ変調技術における出力信号の精度を改善する技術として、ポーラ変調技術にプリディストーション型線形化技術を組み合わせた手法が特許文献4で開示されている。この特許文献4における手法では図39で示すように、ポーラ変調型電力増幅器が、振幅位相分離部161と、電源変調器109と、電力増幅器108と、位相変調部164とで構成される。振幅位相分離部161は、振幅成分信号S11と位相成分信号S12とを出力し、位相変調部164はプリディストーション部163を経由した位相成分信号V(ph)を搬送波に載せて位相変調信号S13として出力する。図39の構成では、従来のポーラ技術に、出力測定部168及び169と、乗算器162と、可変利得増幅器165と、プリディストーション部163、166、167とで構成されるプリディストーション部が追加される。プリディストーション部166は、電源変調器109の歪み特性を補正し、プリディストーション部163は電力増幅器108の歪み特性を補正し、プリディストーション部167は、可変利得増幅器165の利得を調整することで電力増幅器108に入力される位相変調波V(RF,VGA)の平均電力を最適化する。プリディストーション部163、166、167は、動作モード切換信号S21と、平均出力電力制御信号S20と、出力測定部168で測定される電力増幅器108の出力信号V(RF,PA)と、出力測定部169で測定される位相変調波V(RF,VGA)に基づいて、それぞれ信号の補正量を決定する。この構成では、プリディストーション部163、166、167の機能により、電力増幅器108の出力信号V(RF,PA)の信号精度が改善する。
なお、非特許文献1には、効率化を図った電源変調器の構成の一例が示されている。
特開2007−215158号公報 特開2006−093872号公報 特開2007−221418号公報 特開2005−269440号公報 「2006年12月、アイ・イー・イー・イー・トランザクションズ・オン・マイクロウェーブ・セオリー・アンド・テクニークス、第54巻、第12号、4086〜4099頁 (IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, vol.54, no.12, pp.4086−4096, (2006)」
なお、上記特許文献及び非特許文献の全開示内容はその引用をもって本書に繰込み記載する。以下の分析は、本発明によって与えられたものである。
ところで、図36に示す特許文献1の構成では、増幅後の振幅信号110に補正を掛けるため、補正信号の振幅も増幅後の振幅信号110に対応したスケールになり、補正信号の振幅は大きくなる。したがって、誤差補正用アンプ123を大振幅に対応させるように誤差補正アンプ123の電源電圧を高く設定しなければならず、このことが誤差補正アンプ123の消費電力の増大につながる。結果として、誤差補正アンプ123の消費電力が回路全体の電力効率を下げるという問題がある。
また、図37に示す特許文献2の構成では、高周波帯の出力信号113a及び113bを分配合成器132で合成するため、分配合成器132における合成損失が問題になり、結果として電力効率の低下が生じるという問題がある。また、この方式では、電源変調器と電力増幅器とをそれぞれ二個用いる必要があり、従来のポーラ変調技術と比べて回路規模とコストが増大するという問題点がある。
さらに、図38に示す特許文献3の構成では、エラーアンプ149で新たに歪みが追加されないように電力増幅器108dの出力信号の誤差成分を増幅する必要がある。このためエラーアンプ149は、飽和出力が電力増幅器108dと同程度かそれ以上の値を持ち且つ高い線形性を要求され、これらの要求を満たすためエラーアンプ149には消費電力の大きい電力増幅器を用いる必要がある。また、RF(radio frequency)帯で用いる遅延調整器144、146と方向性結合器141、145、147における電力損失は、無視できない値を持つ。これらのことは、回路全体の電力効率を押し下げ、所望の電力効率が得られないという問題を生じさせる。さらに、この方式ではポーラ変調器に歪み検出ループ143と歪み除去ループ150を新たに追加する必要があり、このことは回路規模とコストの増大につながるという問題点がある。
さらにまた、図39に示す特許文献4の構成では、プリディストーション部163、166、167と、出力測定部168、169を追加する必要があり、回路規模の増大という問題が生じる。さらにこの方式では、通常、プリディストーション部163、166、167をCPU(Central Processing Unit)とルックアップテーブルで構成されたデジタル回路で実装することが想定されるが、このようなデジタルプリディストーション方式では変調波の帯域が広いアプリケーションに対しては必要な計算量と処理速度が増大し、回路規模とコスト及び消費電力が一層増大するという問題点がある。
以上のように、図34から図39に示した従来型のポーラ変調技術において、電力効率の改善と出力信号の精度がトレードオフの関係にあり、両者の両立が依然として充分満たされないということが挙げられる。このことは、ポーラ変調技術を適用した電力増幅器の出力信号の精度を改善するために追加した回路の消費電力が大きいことによって引き起こされている。また従来技術において、出力信号の精度を改善するために大規模の回路を追加する必要があり、このため全体回路のサイズ及びコストが増大するという問題点がある。
したがって、本発明の目的は、高い電力効率を保ちつつ、かつ回路規模を大きく増大させることなく、出力信号精度をより高めた電力増幅器を提供することにある。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号を搬送波に重畳した変調信号と該入力信号の振幅成分信号とを生成する信号発生回路と、振幅成分信号をパルス変調して増幅した出力信号を出力する電源変調回路と、電源変調回路のパルス変調に係る不要波成分を変調信号に重畳して出力する誤差成分補償回路と、電源変調回路の出力信号に応じて自身の電源を変調すると共に、誤差成分補償回路の出力信号を入力して増幅する増幅器と、を備える。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路は、増幅した出力信号をさらに減衰もしくは増幅して補償信号として誤差成分補償回路に出力する機能を備え、誤差成分補償回路は、変調信号と振幅成分信号と補償信号とを入力し、振幅成分信号及び補償信号の差分から不要波成分を求め、変調信号に不要波成分を重畳するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路は、増幅した出力信号含まれる不要波成分を補償信号と振幅成分信号とに基づいて抑制する誤差抑制機能をさらに備えるようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路は、出力信号中の不要波成分を検知して誤差成分補償回路に出力する検知機能を備え、誤差成分補償回路は、変調信号と不要波成分とを入力し、変調信号に不要波成分を重畳するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、変調信号は、位相変調信号であって、信号発生回路は、変調信号として、入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した位相変調信号を生成するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、不要波成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得回路と、直流電圧源と、可変利得回路によって振幅を所望値に設定した不要波成分と、直流電圧源の出力信号とを合成して出力する加算回路と、加算回路の出力信号によって自身の電源が変調されると共に、信号発生回路から出力される変調信号を入力して増幅する補償増幅器と、を備え、補償増幅器が誤差成分補償回路の出力信号を出力するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、不要波成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得回路と、直流電圧源と、可変利得回路によって振幅を所望値に設定した不要波成分と、直流電圧源の出力信号とを合成して出力する加算回路と、信号発生回路から出力される変調信号と、加算回路の出力信号とを入力してミキシングするミキサと、を備え、ミキサが誤差成分補償回路の出力信号を出力するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、不要波成分の位相を所望値に設定して出力する可変移相器をさらに備え、加算器は、可変利得装置及び可変移相器によって振幅及び位相を所望値に設定した不要波成分と、直流電圧源の出力信号とを合成して出力するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路は、振幅成分信号に基づいてパルス信号を出力するパルス変調器と、パルス変調器の出力を増幅するスイッチングアンプと、スイッチングアンプから出力されるパルス信号を平滑化し、増幅した振幅成分信号を再生するローパスフィルタと、を備え、ローパスフィルタが電源変調回路の出力信号を出力するようにしてもよい。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路の出力と増幅器の電源との間に、電源変調回路の出力信号を遅延する遅延調整回路をさらに備えるようにしてもよい。
本発明の他のアスペクト(側面)に係る電力増幅方法は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器における方法であって、入力信号を搬送波に重畳した変調信号と該入力信号の振幅成分信号とを生成するステップと、振幅成分信号をパルス変調して増幅した出力信号を出力するステップと、パルス変調に係る不要波成分を検知し、入力した変調信号に不要波成分を重畳して出力するステップと、増幅した出力信号に応じて増幅器の電源を変調すると共に、該増幅器が不要波成分を重畳した出力信号を入力して増幅するステップと、を含む。
本発明の電力増幅方法において、変調信号は、位相変調信号であって、生成するステップにおいて、変調信号として、入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した位相変調信号を生成するようにしてもよい。
本発明によれば、電源変調器の不要波成分(誤差成分)に起因する、電力増幅器の出力信号の信号精度の劣化を抑制すると共に、高い電力効率を保つ小規模な回路の電力増幅器が実現される。
本発明の第1の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。 電源変調器の構成の一例を示す図である。 スイッチングアンプのより詳細な構成の第1の例を示す図である。 スイッチングアンプのより詳細な構成の第2の例を示す図である。 スイッチングアンプのより詳細な構成の第3の例を示す図である。 スイッチングアンプのより詳細な構成の第4の例を示す図である。 スイッチングアンプのより詳細な構成の第5の例を示す図である。 スイッチングアンプのより詳細な構成の第2の例を示す図である。 減衰器のより詳細な構成の例を示す図である。 本発明の第一の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第一の実施の形態の第一の変形例に係る電源変調器の構成の一例を示す図である。 本発明の第一の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第一の実施の形態の第二の変形例に係る電源変調器の構成の一例を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第二の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第二の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第三の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。 電力増幅器314の構成の一例を示す図である。 図17に示した誤差成分補償回路内の電力増幅器の電源端子に入力される誤差成分の振幅強度に対する、同電力増幅器から出力される変調信号及び誤差成分の振幅強度の変化を示した図である。 図17に示した誤差成分補償回路内の電力増幅器の電源端子に入力される誤差成分の位相に対する、同電力増幅器から出力される変調信号及び誤差成分の振幅強度の変化を示した図である。 図17に示した誤差成分補償回路内の電力増幅器の電源端子に入力される誤差成分の位相に対する、同電力増幅器から出力される変調信号及び誤差成分の位相の変化を示した図である。 図17に示した誤差成分補償回路内の電力増幅器の電源端子に入力される誤差成分の振幅強度に対する、同電力増幅器から出力される変調信号及び誤差成分の位相の変化を示した図である。 電力増幅器108の構成の一例を示す図である。 図17に示した誤差成分補償回路の後段に設置された電力増幅器の入力端子に入力される誤差成分の振幅強度及び位相に対する、同電力増幅器から出力される誤差成分の振幅の変化を示した図である。 図17に示した誤差成分補償回路の後段に設置された電力増幅器の入力端子に所望の誤差補償用の誤差成分を入力した場合及び入力しない場合における、同電力増幅器の出力信号のスペクトルを示した図である。 本発明の第三の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第三の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第四の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第四の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第四の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第五の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第五の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 本発明の第五の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。 従来のポーラ変調技術に基づく電力増幅器の構成図である。 従来のポーラ変調技術に基づく電力増幅器の詳細な構成図である。 特許文献1に基づく電力増幅器の構成図である。 特許文献2に基づく電力増幅器の構成図である。 特許文献3に基づく電力増幅器の構成図である。 特許文献4に基づく電力増幅器の構成図である。
符号の説明
101、103、104、111、112、114、115、202、204、221、222、235、315、322、405 端子
102 ポーラ変調器
105、110、209、210 振幅成分信号
106、113、206 変調信号
107 位相変調信号
108、314 電力増幅器
109、109c、109d 電源変調器
116 ローパスフィルタ
117、124 減衰器
118 パルス信号
119、120、207、208 誤差成分
121、136 パルス変調器
122 スイッチングアンプ
135、149 エラーアンプ
201 誤差成分補償回路
203、205、321 入力端子
231、232 ゲートドライバ
233、234、406 トランジスタ
241、282 ダイオード
251、252 抵抗
253 容量
261 インダクタ
271、281 トランス
301 増幅器
302 ヒステリシスコンパレータ
303 電流検出器
304 差動信号検出器
311、331 可変利得装置
312 電源
313 加算器
401、402 整合回路
403 ベースバイアス回路
404 コレクタバイアス回路
本発明の実施の形態に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号に基づいて、入力信号の振幅成分信号を生成し、且つ入力信号を搬送波に重畳した変調信号を生成する信号発生回路と、前記振幅成分信号を入力する入力端子を備え、前記振幅成分信号を増幅した出力信号を出力端子に出力し、前記出力信号を減衰もしくは増幅して出力信号検出端子に出力する電源変調回路と、前記変調信号が入力される第一の入力端子と、前記振幅成分信号が入力される第二の入力端子と、前記電源変調回路の出力信号検出端子の信号が入力される第三の入力端子とを備え、前記第二の入力端子及び第三の入力端子における信号の差分から前記電源変調回路の誤差成分が検知され、前記変調信号に前記誤差成分を重畳して出力する誤差成分補償回路と、前記誤差成分補償回路の出力信号が入力され、前記電源変調回路の出力信号によって電源端子が変調される。
より具体的には、電源変調器で電源変調を受けている電力増幅器の前段に誤差成分補償器を設置する。この誤差成分補償器は、電源変調器の出力信号の誤差成分を、電力増幅器に入力する変調波に重畳して出力する機能を有する。前記誤差成分補償器の出力に含まれる誤差成分は電力増幅器で増幅及び出力される。電力増幅器は誤差成分を含む電源変調器の出力信号で電源変調を受け、電力増幅器の出力信号に前記誤差成分が重畳される。誤差成分補償器から出力され電力増幅器で増幅される誤差成分と、電力増幅器の電源変調で生じる電力増幅器出力の誤差信号とが相殺されることで、電力増幅器出力の誤差成分が抑制される。また誤差成分補償器は、電力増幅器出力における誤差成分の相殺が適切に行われるよう、電源変調器出力の誤差成分の振幅と位相を最適な値に補正してから、電力増幅器に入力する変調波に重畳する機能を有する。
本発明の他の実施の形態に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号に基づいて、入力信号の振幅成分信号を生成し、且つ入力信号を搬送波に重畳した変調信号を生成する信号発生回路と、前記振幅成分信号を入力する入力端子を備え、前記振幅成分信号を増幅した出力信号を出力端子に出力し、前記出力信号を減衰もしくは増幅して出力信号検出端子に出力し、前記出力信号検出端子の信号が入力される制御端子を備え、前記入力端子と前記制御端子に入力される信号に基づいて前記出力信号の誤差を抑制する制御機構を備えた電源変調回路と、前記変調信号が入力される第一の入力端子と、前記振幅成分信号が入力される第二の入力端子と、前記電源変調回路の出力信号検出端子の信号が入力される第三の入力端子とを備え、前記第二の入力端子及び第三の入力端子における信号の差分から前記電源変調回路の誤差成分が検知され、前記変調信号に前記誤差成分を重畳して出力する誤差成分補償回路と、前記誤差成分補償回路の出力信号が入力され、前記電源変調回路の出力信号によって電源端子が変調される。
本発明のまた他の実施の形態に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号に基づいて、入力信号の振幅成分信号を生成し、且つ入力信号を搬送波に重畳した変調信号を生成する信号発生回路と、前記振幅成分信号を入力する入力端子を備え、前記振幅成分信号を増幅した出力信号を出力端子に出力し、前記出力信号の誤差成分を検知する機能を有し、前記誤差成分を誤差成分検出端子に出力する電源変調回路と、前記変調信号が入力される第一の入力端子と、前記電源変調回路の誤差成分検出端子から出力される前記誤差成分が入力される第二の入力端子とを備え、前記変調信号に前記誤差成分を重畳して出力する誤差成分補償回路と、前記誤差成分補償回路の出力信号が入力され、前記電源変調回路の出力信号によって電源端子が変調される。
本発明のさらに他の実施の形態に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号に基づいて、入力信号の振幅成分信号を生成し、且つ入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した位相変調信号を生成する信号発生回路と、前記振幅成分信号を入力する入力端子を備え、前記振幅成分信号を増幅した出力信号を出力端子に出力し、前記出力信号を減衰もしくは増幅して出力信号検出端子に出力する電源変調回路と、前記位相変調信号が入力される第一の入力端子と、前記振幅成分信号が入力される第二の入力端子と、前記電源変調回路の出力信号検出端子の信号が入力される第三の入力端子とを備え、前記第二の入力端子及び第三の入力端子における信号の差分から前記電源変調回路の誤差成分が検知され、前記位相変調信号に前記誤差成分を重畳して出力する誤差成分補償回路と、前記誤差成分補償回路の出力信号が入力され、前記電源変調回路の出力信号によって電源端子が変調される。
本発明の別の実施の形態に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号に基づいて、入力信号の振幅成分信号を生成し、且つ入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した位相変調信号を生成する信号発生回路と、前記振幅成分信号を入力する入力端子を備え、前記振幅成分信号を増幅した出力信号を出力端子に出力し、前記出力信号を減衰もしくは増幅して出力信号検出端子に出力し、前記出力信号検出端子の信号が入力される制御端子を備え、前記入力端子と前記制御端子に入力される信号に基づいて前記出力信号の誤差を抑制する制御機構を備えた電源変調回路と、前記位相変調信号が入力される第一の入力端子と、前記振幅成分信号が入力される第二の入力端子と、前記電源変調回路の出力信号検出端子の信号が入力される第三の入力端子とを備え、前記第二の入力端子及び第三の入力端子における信号の差分から前記電源変調回路の誤差成分が検知され、前記位相変調信号に前記誤差成分を重畳して出力する誤差成分補償回路と、前記誤差成分補償回路の出力信号が入力され、前記電源変調回路の出力信号によって電源端子が変調される。
本発明のまた別の実施の形態に係る電力増幅器は、送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、入力信号に基づいて、入力信号の振幅成分信号を生成し、且つ入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した位相変調信号を生成する信号発生回路と、前記振幅成分信号を入力する入力端子を備え、前記振幅成分信号を増幅した出力信号を出力端子に出力し、前記出力信号の誤差成分を検知する機能を有し、前記誤差成分を誤差成分検出端子に出力する電源変調回路と、前記位相変調信号が入力される第一の入力端子と、前記電源変調回路の誤差成分検出端子から出力される前記誤差成分が入力される第二の入力端子とを備え、前記位相変調信号に前記誤差成分を重畳して出力する誤差成分補償回路と、前記誤差成分補償回路の出力信号が入力され、前記電源変調回路の出力信号によって電源端子が変調される。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、前記誤差成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得装置と、直流電源回路と、前記可変利得装置によって振幅を所望値に設定された前記誤差成分と、前記直流電源回路の出力信号とを合成して出力する加算回路と、前記加算回路の出力信号によって電源端子が変調され、前記信号発生回路から出力される変調信号もしくは位相変調信号が入力端子に入力される増幅器と、を有することが好ましい。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、前記誤差成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得装置と、前記誤差成分の位相を所望値に設定して出力する可変移相器と、直流電源回路と、前記可変利得装置及び前記可変移相器によって振幅及び位相を所望値に設定された前記誤差成分と、前記直流電源回路の出力信号とを合成して出力する加算回路と、前記加算回路の出力信号によって電源端子が変調され、前記信号発生回路から出力される変調信号もしくは位相変調信号が入力端子に入力される増幅器と、を有することが好ましい。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、前記誤差成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得装置と、直流電源回路と、前記可変利得装置によって振幅を所望値に設定された前記誤差成分と、前記直流電源回路の出力信号とを合成して出力する加算回路と、前記信号発生回路から出力される変調信号もしくは位相変調信号が第一の入力端子に入力され、前記加算回路の出力信号が第二の入力端子に入力されるミキサと、を有することが好ましい。
本発明の電力増幅器において、誤差成分補償回路は、前記誤差成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得装置と、前記誤差成分の位相を所望値に設定して出力する可変移相器と、直流電源回路と、前記可変利得装置及び前記可変移相器によって振幅及び位相を所望値に設定された前記誤差成分と、前記直流電源回路の出力信号とを合成して出力する加算回路と、前記信号発生回路から出力される変調信号もしくは位相変調信号が第一の入力端子に入力され、前記加算回路の出力信号が第二の入力端子に入力されるミキサと、を有することが好ましい。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路の出力に、遅延調整回路が設置されることが好ましい。
本発明の電力増幅器において、電源変調回路は、前記電源変調回路に入力された信号に基づいてパルス信号を出力するパルス変調器と、前記パルス変調器の出力を増幅するスイッチングアンプと、スイッチングアンプから出力されるパルス信号を平滑化して増幅された前記振幅成分信号を再生するローパスフィルタと、を有することが好ましい。
以下、実施の形態についてより具体的に図面を参照し詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分については同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。図1において、電力増幅器は、信号発生回路に相当するポーラ変調器102、電力増幅器108、電源変調器109、誤差成分補償回路201を備える。また、必要に応じて遅延調整器211を備える。図1に示す電力増幅器は、図34で示した電力増幅器に、誤差成分補償回路201が追加されている。
電源変調器109から出力される振幅成分信号110と誤差成分(不要波成分)119をそれぞれ減衰もしくは増幅した信号が、振幅成分信号209及び誤差成分(不要波成分)210として、出力検出端子114にそれぞれ出力される。出力検出端子114の信号はフィードバック端子115に入力される。電源変調器109の入力端子204に入力される振幅成分信号105と、フィードバック端子115に入力される振幅成分信号209及び誤差成分210との差分から誤差成分210が検出される。この誤差成分210に基づく帰還制御によって電源変調器109の出力における誤差成分119が抑制される。電力増幅器108の電源端子111は、遅延調整器211を経由した振幅成分信号110と誤差成分119によって変調を受ける。誤差成分119は、この電源変調で搬送波帯fcに周波数変換されて誤差成分120として電力増幅器108出力の変調信号113に重畳される。
誤差成分補償回路201の入力端子203には、出力検出端子114の振幅成分信号209及び誤差成分210が入力され、入力端子205には、振幅成分信号105が入力される。そして、入力端子205と入力端子203における信号の差分から誤差成分210が検知される。誤差成分補償回路201には、ポーラ変調器102から出力される変調信号106もしくは位相変調信号107が入力され、この変調信号106もしくは位相変調信号107は誤差成分補償回路201で増幅もしくは減衰されて変調信号206として端子202へ出力される。さらに、入力端子205と入力端子203で検知された誤差成分210は、誤差成分補償回路201で搬送波帯fcに周波数変換され、誤差成分(不要波成分)207として誤差成分補償回路201の変調信号206に重畳される。変調信号206は電力増幅器108で増幅されて変調信号113として出力され、誤差成分207は電力増幅器108で増幅されて誤差成分(不要波成分)208として出力される。電力増幅器108は、出力における誤差成分120と誤差成分208を相殺させることで、電力増幅器108の出力の誤差成分を抑制し、信号精度の改善が図られる。
ここで、誤差成分120と誤差成分208の相殺は、両誤差成分が同振幅で且つ逆相である場合に最も適切に行われる。そのため、誤差成分120と誤差成分208の相殺が適切に行われるように、誤差成分208の振幅と位相を設定できることが望ましい。具体的には、誤差成分補償回路201は、入力端子205と入力端子203で検知された誤差成分210の振幅と位相を所望値に調整した上で搬送波帯fcに周波数変換し、誤差成分207として変調信号206に重畳させる機能を有することが望ましい。また、電源変調器109から出力される振幅成分信号110及び誤差成分119と誤差補償回路201から出力される変調信号206及び誤差成分207とが電力増幅器108へ入力されるタイミングを調整するため、遅延調整器211を必要に応じて電源変調器109の出力に挿入することが望ましい。ただし、遅延調整不要の場合は遅延調整器211を省くことができる。
電源変調器109は、振幅成分信号105を所望値に増幅もしくは減衰する機能があれば、種々の回路を用いることが可能である。図2は、電源変調器109の構成の一例を示す図である。電源変調器109は、図35の電源変調器と同様に、パルス変調器121と、スイッチアンプ122と、LPF116と、減衰器117とで構成される。パルス変調器121は、入力端子204及び115に入力される信号に基づいて所望のパルス信号を出力する機能を有する。パルス変調器121の具体的な方式としては、PWM方式、PFM(Pulse Frequency Modulation)方式、Δ変調方式、ΔΣ変調方式などが適用できるが、他のパルス変調方式を適用しても良い。
スイッチングアンプ122は、パルス変調器121から端子221に出力されたパルス信号を増幅し、パルス信号118として端子222に出力する機能を有する。図3は、スイッチングアンプ122のより詳細な構成の第1の例を示す図である。スイッチングアンプ122は、降圧型DC−DCコンバータの回路構成を基にして、縦続接続されるトランジスタ233及び234と、それぞれのゲートを駆動するゲートドライバ231と、インバータ機能を有するゲートドライバ232とで構成され、トランジスタ233のコレクタに接続される端子235には電圧が印加される構成となっている。
図4は、スイッチングアンプ122のより詳細な構成の第2の例を示す図である。スイッチングアンプ122は、降圧型DC−DCコンバータの回路構成を基にして、トランジスタ233と、トランジスタ233のソースに接続される逆方向のダイオード241と、トランジスタ233のゲートを駆動するゲートドライバ231とで構成され、トランジスタ233のコレクタに接続される端子235には電圧が印加される構成となっている。
図5は、スイッチングアンプ122のより詳細な構成の第3の例を示す図である。スイッチングアンプ122は、昇圧型DC−DCコンバータの回路構成を基にして、インダクタ261と、カソードが端子222に接続されるダイオード241と、インダクタ261の他端およびダイオード241のアノードにドレインを接続するトランジスタ233と、トランジスタ233のゲートを駆動するゲートドライバ231と、で構成され、インダクタ261の一端となる端子235には電圧が印加される構成となっている。
図6は、スイッチングアンプ122のより詳細な構成の第4の例を示す図である。スイッチングアンプ122は、フライバック型DC−DCコンバータの回路構成を基にして、トランス271と、トランス271を駆動するトランジスタ233と、トランス271から出力を取り出すダイオード241と、トランジスタ233のゲートを駆動するゲートドライバ231と、で構成され、トランス271の一端となる端子235には電圧が印加される構成となっている。
図7は、スイッチングアンプ122のより詳細な構成の第5の例を示す図である。スイッチングアンプ122は、フォワード型DC−DCコンバータの回路構成を基にして、トランス281と、トランス281を駆動するトランジスタ233と、トランス281から出力を取り出すダイオード241及び282と、トランジスタ233のゲートを駆動するゲートドライバ231と、で構成され、トランス281の一端となる端子235には電圧が印加される構成となっている。
図8は、減衰器117のより詳細な構成の例を示す図である。減衰器117は、分圧抵抗251と252で構成されている。減衰器117は、LPF116の出力信号110及び誤差成分119を減衰させて出力検出端子114へ出力される機能があれば良く、図8の構成には限定されない。
また、図9は、減衰器117のより詳細な構成の他の例を示す図である。ここでは減衰器117は、分圧抵抗252に容量253を加えた構成とし、減衰器117の一方の端子をスイッチングアンプ122の出力端子222に接続する。図9における減衰器117は、分圧抵抗251と252及び容量253による減衰及び積分機能で、パルス信号118から出力信号110及び誤差成分119の減衰信号を生成して出力検出端子114へ出力する。なお、電源変調器109の構成において、減衰器117は省いてもよく、または減衰器117の代わりに増幅器を用いてもよい。
(第1の実施の形態の第1の変形例)
図10は、本発明の第一の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図10で示した電力増幅器は、図1で示した電力増幅器から電源変調器109のフィードバック端子115が省略されている。図1で示した電力増幅器は、フィードバック端子115に入力される振幅成分信号209及び誤差成分210の差分から誤差成分210を検出し、誤差成分210に基づく帰還制御によって電源変調器109出力からの誤差成分119を抑制していた。
図10で示した電源変調器109cは、フィードバック端子115を利用した帰還制御による誤差成分119を抑制する機能を持たないが、図1で示した電力増幅器と同じく誤差成分補償回路201の機能により、誤差成分120と誤差成分208を相殺し、電力増幅器108の出力端子112における誤差成分を抑制し、信号精度の改善が図られる。誤差成分補償回路201の機能と動作は、図1で示した第一の実施の形態で既に説明しているので、ここでは説明を繰り返さない。
電源変調器109cは、振幅成分信号105を所望値に増幅もしくは減衰する機能があれば、任意の回路を用いてよい。図11は、電源変調器109cの構成の一例を示す図である。図11の電源変調器109cでは、図2で示した電源変調器109のパルス変調器121の入力端子115が、電源311に接続されている。入力端子115は、電源311に接続する代わりに接地されていても良い。
(第1の実施の形態の第2の変形例)
図12は、本発明の第一の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図12で示した電力増幅器では、図10で示した電力増幅器から電源変調器109cの出力検出端子114の代わりに誤差成分検出用の端子322が設けられ、誤差成分補償回路201の入力端子203及び205の代わりに入力端子321が設けられる。
図12で示した電力増幅器において、電源変調器109dは、誤差成分検出用の端子322に誤差成分210を出力し、誤差成分210は、誤差成分補償回路201の入力端子321に入力される。誤差成分補償回路201の入力端子321に入力された誤差成分210は、誤差成分補償回路201において搬送波の周波数帯fcに周波数変換されて誤差成分207として出力される。図12で示した電力増幅器においても、図1及び図10で示した電力増幅器と同じく、誤差成分207は電力増幅器108で増幅され誤差成分208として出力端子112に出力され、誤差成分208と電力増幅器108の電源変調で生じる誤差成分120とを相殺させることで、出力端子112における誤差成分が抑制される。
電源変調器109dは、振幅成分信号105を所望値に増幅もしくは減衰する機能があれば、任意の回路を用いてよい。図13は、電源変調器109dの構成の一例を示す図である。図13で示した電源変調器109dは、パルス変調器121cと、スイッチアンプ122と、LPF116と、差動信号検出器304とで構成されている。パルス変調器121cと、スイッチアンプ122と、LPF116とで構成された電源変調器は、非特許文献1において開示されている。ここでは非特許文献1で開示された電源変調器に新たに差動信号検出器304と誤差成分検出用の端子322が追加されている。スイッチアンプ122とLPF116の機能については既に説明しているので、ここでは説明を繰り返さない。
図13において、パルス変調器121cは、増幅器301と、ヒステリシスコンパレータ302と、電流検出器303とで構成されている。増幅器301は、ボルテージフォロワ型のオペアンプで構成され、電流検出器303は、抵抗で構成される。増幅器301は、入力端子204に入力される振幅成分信号105を増幅して、電源端子111へ振幅成分信号110の電圧成分を出力する。また、スイッチングアンプ122は、端子221に入力されたパルス信号を増幅してパルス信号118として出力し、パルス信号118は、LPF116で平滑化され振幅成分信号110の電流成分として電源端子111へ供給される。
図13の電源変調器109dにおいて、LPF116から出力される電流に誤差がある場合は、その電流誤差は増幅器301からの出力電流によって補償されるように構成されている。また、スイッチングアンプ122が誤差のない所望電流を出力するように、電流検出器303で検知した増幅器301の出力電流に基づいてヒステリシスコンパレータ302はパルス信号を生成して端子221へ出力する。電源変調器109dにおいて、電流検出器303で検知した増幅器301の出力電流は、電源端子111における誤差成分119を反映している。したがって、電流検出器303に差動信号検出器304を接続し、この差動信号検出器304の出力信号を誤差成分210として端子322に出力させることができる。
(第2の実施の形態)
図14は、本発明の第二の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。図14で示した電力増幅器では、誤差成分補償回路201が、差動入力可変利得装置311と、電源312と、加算器313と、電力増幅器314とで構成される。差動入力可変利得装置311は、入力端子203と入力端子205に入力された信号の差分を増幅もしくは減衰して出力する。また、差動入力可変利得装置311は、利得を可変設定する機能を有し、出力信号の振幅を所望値に設定できる機能を有する。加算器313は、差動入力可変利得装置311の出力信号と電源312の出力信号とを合成して出力する機能を有する。加算器313は、容量もしくトランスを用いた結合回路で実現してもよい。
誤差成分補償回路201において、入力端子203と入力端子205に入力された信号の差分として得られる誤差成分210が、差動入力可変利得装置311によって所望の振幅に増幅もしくは減衰されて出力される。電力増幅器314は、ポーラ変調器102の出力端子104における変調信号106もしくは位相変調信号107を増幅し、変調信号206として端子202へ出力する。さらに電力増幅器314の電源である端子315は、所望振幅に調整された誤差成分210と電源312の出力信号との合成信号によって変調される。この電力増幅器314の電源変調によって誤差成分210は搬送波帯fcに周波数変換され、誤差成分207として変調信号206に重畳される。
第一の実施の形態と同じく、誤差成分207は、電力増幅器108で増幅され誤差成分208として出力端子112に出力され、誤差成分208と電力増幅器108の電源変調で生じる誤差成分120とを相殺させることで、出力端子112における誤差成分が抑制される。特に第二の実施の形態では、差動入力可変利得装置311による誤差成分210の振幅調整を通じて誤差成分208の振幅調整が可能になっており、これにより誤差成分208と誤差成分120の相殺が適切に行なわれるように、誤差成分208の振幅を設定することができる。
(第2の実施の形態の第1の変形例)
図15は、本発明の第二の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図15で示した電力増幅器は、図10で示した電力増幅器と同じく、フィードバック端子115が省略された電源変調器109cが使用されている。図15で示した電力増幅器は、電源変調器109cを除き図14の電力増幅器と共通であり、電源変調器109cについては第一の実施の形態の第一の変形例で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。
(第2の実施の形態の第2の変形例)
図16は、本発明の第二の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図16で示した電力増幅器は、図12で示した電力増幅器と同じく、誤差成分検出用の端子322を備えた電源変調器109dが使用されている。電源変調器109dについては第一の実施の形態の第二の変形例で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。
図16で示した電力増幅器では、図14で示した電力増幅器から差動入力利得可変装置311が単相入力利得可変装置331に置き換えられる。単相入力利得可変装置331は、入力端子321に入力された誤差成分210を所望振幅に増幅もしくは減衰して出力する機能を有する。また、単相入力利得可変装置331は、差動入力利得可変装置311と同じく、利得を可変設定する機能を有し、出力信号の振幅を所望値に設定できる機能を有する。図16で示した電力増幅器は、電源変調器109dと単相入力利得可変装置331を除いては、図14で示した電力増幅器と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第3の実施の形態)
図17に、本発明の第三の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。図17で示した電力増幅器では、図14で示した電力増幅器における単相入力利得可変装置331の出力に可変位相調整器323が追加挿入されている。図17で示した電力増幅器は、差動入力可変利得装置311で誤差成分210の振幅を、可変位相調整器323で誤差成分210の位相をそれぞれ所望値に設定するように構成される。図17では、差動入力可変利得装置311で誤差成分210の振幅を所望値に設定して出力し、次に可変位相調整器323で誤差成分210の位相を所望値に設定して出力するように構成されているが、この順序を入れ替える構成とし、可変位相調整器323で誤差成分210の位相を調整し、次に差動入力可変利得装置311で誤差成分210の振幅を調整するようにしても良い。
図17で示した電力増幅器においても、第一及び第二の実施の形態と同じく、誤差成分208と誤差成分120とを相殺させることで、出力端子112における誤差成分が抑制される。第三の実施の形態では、誤差成分210の振幅及び位相の調整を通じて誤差成分208の振幅及び位相の調整が可能になっており、これにより誤差成分208と誤差成分120の相殺が適切に行なわれるように、誤差成分208の振幅及び位相を設定することができる。
図18は、電力増幅器314の構成の一例を示す図である。ここで電力増幅器314は、入力整合回路401aと、出力整合回路402aと、エミッタ接地されたバイポーラトランジスタ406aと、ベースバイアス回路403aと、コレクタバイアス回路404aとを備える。ベースバイアス回路403aは、一端を電源用の端子405aに接続して直流電圧を印加し、他端をバイポーラトランジスタ406aのベースと、一端が端子104に接続された入力整合回路401aの他端とに接続する。コレクタバイアス回路404aは、一端を電源となる端子315に接続し加算器313の出力信号が印加され、他端をバイポーラトランジスタ406aのコレクタと、一端が端子202に接続された出力整合回路402aの他端とに接続する。電力増幅器314に用いられるトランジスタは、バイポーラトランジスタに限定されず、電界効果トランジスタを用いても良い。
ここで一例として、変調信号106として搬送波周波数1.95GHzの正弦変調波(変調波周波数1MHz、変調度0.14)を、図18で示した構成の電力増幅器314の端子104に入力し、誤差成分210として4MHzの信号を加算器313で電源312の出力信号である直流電圧に重畳し、加算器313の出力信号を電力増幅器314の電源となる端子315に入力した場合のシミュレーション結果を、図19から図22に示す。
図19は、誤差成分210の振幅強度を変えた場合の、変調信号206及び誤差成分207の振幅強度の依存性を示す図である。図19に示すように、電力増幅器314の電源の端子315に入力される誤差成分210の振幅強度を変化させることで、変調信号206の振幅強度を変化させることなく、端子202に出力される誤差成分207の振幅強度を1dB/dBの変化率で制御することができる。
図20は、誤差成分210の位相を変えた場合の、変調信号206及び誤差成分207の振幅強度の依存性を示す図である。図20に示すように、誤差成分210の位相を変化させても、変調信号206及び誤差成分の207の振幅強度は変化しない。
図21は、誤差成分210の位相を変えた場合の、変調信号206及び誤差成分207の位相の依存性を示す図である。図21に示すように、誤差成分210の位相を変化させることで、変調信号206の位相を変化させることなく、誤差成分207の位相をupper band側(1.95GHz+4MHz)では+1deg/degの変化率で、lower band側(1.95GHz−4MHz)では−1deg/degの変化率で制御することができる。
図22は、誤差成分210の振幅強度を変えた場合の、変調信号206及び誤差成分207の位相の依存性を示す図である。図22に示すように、誤差成分210の振幅強度を変化させても、変調信号206及び誤差成分の207の位相は変化しない。
以上のように図19から図22の結果から、端子202に出力される変調波206の振幅及び位相に影響を与えることなく、誤差成分210の振幅で誤差成分207の振幅を、誤差成分210の位相で誤差成分207の位相を、それぞれ個別に制御できることが示される。
また、電力増幅器108の構成は、図23に示すように図18と同一の構成としてもよい。電力増幅器108の構成を図23で示した回路として、変調信号206として搬送波周波数1.95GHzの正弦変調波(変調波周波数1MHz、変調度0.14)を、誤差成分207として1.95GHz±4MHzの信号をそれぞれ端子202に入力し、電力増幅器108の電源端子111に入力される振幅成分信号110は正弦変調波(変調波周波数1MHz、変調度0.14)とし、誤差成分119として4MHzの成分を追加した。
図24は、端子202における誤差成分207の振幅と位相を変化させた場合の、出力端子112における誤差成分(誤差成分120及び208の和)の変化量をグラフ化したものである。この場合、誤差成分207の振幅と位相を振幅=−1.5dB及び位相=180°に設定した場合、誤差成分207を入力しない場合に比べて13dBの誤差改善が得られていることが分かる。
図25は、端子202への誤差成分207の注入がない場合と、最適な誤差成分207の注入を行なった場合の出力端子112におけるスペクトルを示す図である。図25において、端子202への誤差成分207の注入で変調信号113に影響を与えることなく、誤差成分120のみが抑制されることが示される。
以上の結果は、差動入力可変利得装置311と可変位相調整器323を用いて誤差成分210の振幅と位相を所望値に設定することで、誤差成分207及び208の振幅と位相も所望値に設定し、出力端子112において誤差成分120と208の相殺を行い、電力増幅器108における出力信号の精度を改善できることを示している。
次に、本発明の電力増幅器における消費電力について説明する。図36で示した従来例における差動増幅器123と、本発明の差動入力可変利得装置311もしくは単相入力可変利得装置331を比較した場合、差動増幅器123は、増幅後の振幅信号110のスケールに合った補正信号を出力する必要があるのに対し、差動入力可変利得装置311もしくは単相入力可変利得装置331は、増幅前の振幅信号105のスケールに合った補正信号を出力すればよい。すなわち本発明の可変利得装置311もしくは331の出力の方が差動増幅器123の出力よりも低振幅であるため、可変利得装置311もしくは331を増幅器で実装する場合、その電源電圧をより低く設定でき、結果として消費電力を抑制することができる。さらに、誤差成分210の振幅の最適値が低く可変利得装置311もしくは331を減衰器で実装する場合、可変利得装置311もしくは331は受動素子で構成できるので消費電力を一層低減することができる。
本発明では、誤差成分120を相殺できる所望振幅まで誤差補正信号210を増幅しなければならないが、この増幅は電力増幅器108の増幅過程によって行なう。図36で示した従来例の場合、補正信号を増幅するための差動増幅器123を追加することで消費電力が増大していた。これに対し、本発明では既存の電力増幅器108の増幅機能を流用して補正信号である誤差成分207の増幅すなわち誤差成分210の増幅を行なうので、消費電力の増大を伴うことなく電力増幅器108の出力端子112における信号の誤差抑制が可能となる。従って、本発明では、図36で示した従来例に比べて消費電力を大きく低減することができる。
図38で示した従来例では、補正信号の生成のために消費電力の大きいエラーアンプ149を追加しなければならなかった。また、図38で示した従来例では、損失の大きい高周波RF帯の遅延調整器144及び146と方向性結合器141と145及び147を使用しなければならなかった。これに対し、本発明では、低損失の低周波ベースバンド帯の可変利得装置311もしくは331と、可変位相調整器323と、加算器313とを従来の電力増幅器に追加するだけで良く、且つ既存の電力増幅器108の増幅機能を流用して消費電力の増大を伴うことなく補正用の誤差成分208を生成することができる。従って、本発明では、図38で示した従来例に比べて消費電力を大きく低減することができる。
図39で示した従来例では、プリディストーション部163と166及び167をCPU(Central Processing Unit)とルックアップテーブルで構成されたデジタル回路で実装することが想定される。このようなデジタルプリディストーション方式では変調波の帯域が広いアプリケーションに対しては必要な計算量と処理速度が増大し、回路規模とコスト及び消費電力が一層増大するという問題点があった。これに対し本発明では、デジタル回路による演算を経由せず直接に補正用の誤差成分208の生成が可能であるため、変調波帯域が拡大しても図39の従来例よりも低消費電力で電力増幅器108の出力端子112における信号の誤差抑制が可能になる。
次に、本発明の電力増幅器の回路規模とサイズについて説明する。本発明は、従来の電力増幅器に可変利得装置311もしくは331と、可変位相調整器323と、加算器313とを追加するだけで構成が可能である。従って、電源変調器と電力増幅器とをそれぞれ二個用いる必要があり回路サイズが従来の電力増幅器の2倍以上になる図37の構成や、回路サイズの大きい歪み検出ループ143と歪み除去ループ150を追加する必要がある図38の構成や、従来の電力増幅器に可変利得増幅器165に加えて出力測定部168及び169とプリディストーション部163及び166及び167とを追加する必要がある図39の構成よりも、本発明の電力増幅器は、回路規模とサイズとを大幅に縮小することができる。また回路規模とサイズの縮小により、本発明は従来例よりも大幅にコストを削減することが可能となる。
(第3の実施の形態の第1の変形例)
図26は、本発明の第三の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図26で示した電力増幅器では、図10で示した電力増幅器と同じく、図1のフィードバック端子115が省略された電源変調器109cが使用されている。図26で示した電力増幅器は、電源変調器109cを除き図17の電力増幅器と共通であり、電源変調器109cについては第一の実施の形態の第一の変形例で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。
(第3の実施の形態の第2の変形例)
図27は、本発明の第三の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図27で示した電力増幅器では、図12で示した電力増幅器と同じく、誤差成分検出用の端子322を備えた電源変調器109dが使用されている。電源変調器109dについては第一の実施の形態の第二の変形例で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。
図27で示した電力増幅器は、図17で示した電力増幅器から差動入力利得可変装置311が単相入力利得可変装置331に置き換えられている。単相入力利得可変装置331については、図15で示した第二の実施の形態の第二の変形例で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。図27で示した電力増幅器は、既に説明した電源変調器109dと単相入力利得可変装置331を除いては、図17で示した電力増幅器と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第4の実施の形態)
図28は、本発明の第四の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。図28で示した電力増幅器は、図14で示した電力増幅器における電力増幅器314が、ミキサ324に置き換えられて構成される。ミキサ324のLO(local oscillation)信号入力端子は、端子104に接続され、ミキサ324のベースバンド信号入力端子は、端子315に接続され、ミキサ324のRF出力端子は、端子202に接続される。この構成によってミキサ324は、図14の電力増幅器における電力増幅器314と同じく、振幅を所望値に設定した誤差成分210を搬送波帯fcに周波数変換して変調信号106もしくは位相変調信号107に重畳し、変調信号206及び誤差成分207を端子202に出力する。図28で示した電力増幅器は、ミキサ324を除いては、図14で示した第二の実施の形態と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第4の実施の形態の第1の変形例)
図29は、本発明の第四の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図29で示した電力増幅器は、図15で示した電力増幅器における電力増幅器314が、ミキサ324に置き換えられて構成されている。ミキサ324については、図28で示した電力増幅器で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。図29で示した電力増幅器は、既に説明したミキサ324を除いては、図15で示した第二の実施の形態の第一の変形例と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第4の実施の形態の第2の変形例)
図30は、本発明の第四の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図30で示した電力増幅器は、図16で示した電力増幅器における電力増幅器314が、ミキサ324に置き換えられて構成されている。ミキサ324については、図28で示した電力増幅器で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。図30で示した電力増幅器は、既に説明したミキサ324を除いては、図16で示した電力増幅器と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第5の実施の形態)
図31は、本発明の第五の実施の形態に係る電力増幅器の構成を示す図である。図31で示した電力増幅器は、図17で示した電力増幅器における電力増幅器314が、ミキサ324に置き換えられて構成される。ミキサ324については、図28で示した電力増幅器で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。図31で示した電力増幅器は、既に説明したミキサ324を除いては、図17で示した電力増幅器と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第5の実施の形態の第1の変形例)
図32は、本発明の第五の実施の形態の第一の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図32で示し電力増幅器は、図26で示した電力増幅器における電力増幅器314が、ミキサ324に置き換えられて構成されている。ミキサ324については、図28で示した電力増幅器で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。図32で示した電力増幅器は、既に説明したミキサ324を除いては、図26で示した電力増幅器と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
(第5の実施の形態の第2の変形例)
図33は、本発明の第五の実施の形態の第二の変形例に係る電力増幅器の構成を示す図である。図33で示した電力増幅器は、図26で示した電力増幅器における電力増幅器314が、ミキサ324に置き換えられて構成されている。ミキサ324については、図28で示した電力増幅器で既に説明がなされているので、ここでは説明を繰り返さない。図33で示した電力増幅器は、既に説明したミキサ324を除いては、図27で示した電力増幅器と共通の構成と効果を有するので、ここでは説明を繰り返さない。
以上の第一から第五の実施の形態及びそれらの変形例において、電力増幅器108は、1段構成に限定されず多段の電力増幅器としても良い。また、電力増幅器108の前段または後段、もしくは誤差成分補償回路201の前段または後段に、電力増幅器を追加して構成しても良い。
なお、前述の特許文献等の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。

Claims (12)

  1. 送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器であって、
    入力信号を搬送波に重畳した変調信号と該入力信号の振幅成分信号とを生成する信号発生回路と、
    前記振幅成分信号をパルス変調して増幅した出力信号を出力する電源変調回路と、
    前記電源変調回路のパルス変調に係る不要波成分を前記変調信号に重畳して出力する誤差成分補償回路と、
    前記電源変調回路の出力信号に応じて自身の電源を変調すると共に、前記誤差成分補償回路の出力信号を入力して増幅する増幅器と、
    を備えることを特徴とする電力増幅器。
  2. 前記電源変調回路は、前記増幅した出力信号をさらに減衰もしくは増幅して補償信号として前記誤差成分補償回路に出力する機能を備え、
    前記誤差成分補償回路は、前記変調信号と前記振幅成分信号と前記補償信号とを入力し、前記振幅成分信号及び前記補償信号の差分から前記不要波成分を求め、前記変調信号に前記不要波成分を重畳することを特徴とする請求項1記載の電力増幅器。
  3. 前記電源変調回路は、前記増幅した出力信号含まれる不要波成分を前記補償信号と前記振幅成分信号とに基づいて抑制する誤差抑制機能をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の電力増幅器。
  4. 前記電源変調回路は、前記出力信号中の不要波成分を検知して前記誤差成分補償回路に出力する検知機能を備え、
    前記誤差成分補償回路は、前記変調信号と前記不要波成分とを入力し、前記変調信号に前記不要波成分を重畳することを特徴とする請求項1記載の電力増幅器。
  5. 前記変調信号は、位相変調信号であって、
    前記信号発生回路は、前記変調信号として、前記入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した前記位相変調信号を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の電力増幅器。
  6. 前記誤差成分補償回路は、
    前記不要波成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得回路と、
    直流電圧源と、
    前記可変利得回路によって振幅を所望値に設定した前記不要波成分と、前記直流電圧源の出力信号とを合成して出力する加算回路と、
    前記加算回路の出力信号によって自身の電源が変調されると共に、前記信号発生回路から出力される変調信号を入力して増幅する補償増幅器と、
    を備え、
    前記補償増幅器が前記誤差成分補償回路の出力信号を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の電力増幅器。
  7. 前記誤差成分補償回路は、
    前記不要波成分の振幅を所望値に設定して出力する可変利得回路と、
    直流電圧源と、
    前記可変利得回路によって振幅を所望値に設定した前記不要波成分と、前記直流電圧源の出力信号とを合成して出力する加算回路と、
    前記信号発生回路から出力される変調信号と、前記加算回路の出力信号とを入力してミキシングするミキサと、
    を備え、
    前記ミキサが前記誤差成分補償回路の出力信号を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の電力増幅器。
  8. 前記誤差成分補償回路は、前記不要波成分の位相を所望値に設定して出力する可変移相器をさらに備え、
    前記加算器は、前記可変利得装置及び前記可変移相器によって振幅及び位相を所望値に設定した前記不要波成分と、前記直流電圧源の出力信号とを合成して出力することを特徴とする請求項6または7記載の電力増幅器。
  9. 前記電源変調回路は、
    前記振幅成分信号に基づいてパルス信号を出力するパルス変調器と、
    前記パルス変調器の出力を増幅するスイッチングアンプと、
    前記スイッチングアンプから出力されるパルス信号を平滑化し、増幅した前記振幅成分信号を再生するローパスフィルタと、
    を備え、
    前記ローパスフィルタが前記電源変調回路の出力信号を出力することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の電力増幅器。
  10. 前記電源変調回路の出力と前記増幅器の電源との間に、前記電源変調回路の出力信号を遅延する遅延調整回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の電力増幅器。
  11. 送信信号として変調信号を増幅する電力増幅器における方法であって、
    入力信号を搬送波に重畳した変調信号と該入力信号の振幅成分信号とを生成するステップと、
    前記振幅成分信号をパルス変調して増幅した出力信号を出力するステップと、
    前記パルス変調に係る不要波成分を検知し、入力した前記変調信号に前記不要波成分を重畳して出力するステップと、
    前記増幅した出力信号に応じて増幅器の電源を変調すると共に、該増幅器が前記不要波成分を重畳した出力信号を入力して増幅するステップと、
    を含むことを特徴とする電力増幅方法。
  12. 前記変調信号は、位相変調信号であって、
    前記生成するステップにおいて、前記変調信号として、前記入力信号の位相成分信号を搬送波に重畳した前記位相変調信号を生成することを特徴とする請求項11に記載の電力増幅方法。
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