JP5272945B2 - 機器用コネクタ - Google Patents

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本発明は、機器の器壁に取り付けられる機器用コネクタに関する。
従来、例えば車両に用いられる機器用コネクタとして、下記特許文献1に記載の中継コネクタが知られている。この中継コネクタは、ケース器壁に形成された貫通孔に嵌着されて、ケースの内部に配置された雌型の待ち受けコネクタと接続されるものである。
この中継コネクタは、ケース器壁に形成された貫通孔を貫通して取り付けられる合成樹脂製のハウジング本体と、そのハウジング本体内を貫通してハウジング本体の両側で露出する中継端子と、ハウジング本体に一体に設けられて中継端子の両端部を囲むフード部とを備えている。各フード部には相手方コネクタが嵌合され、ケースの内外を中継コネクタを介して電気的に接続状態とする。なお、貫通孔は円形をなしており、これに対応してハウジング本体も円柱状をなし、その外周に設けられたOリングによって貫通孔との間がシールされている。
特開平9−161866号公報
ところで、この種の中継コネクタにおいて、機器内に配置される待ち受けコネクタとの間でも防水構造を採用すると、フード部も円筒形とし、そのフード部内に嵌合される待ち受けコネクタとの間にもOリングを配置することになる。そして、そのフード部の中心軸は一般に円柱状をなすハウジング本体の中心軸と同心に配置することが一般的であった。
しかしながら、ハウジング本体とフード部とが上記のように同心配置の形状であると、中継コネクタが機器内部の待ち受けコネクタと嵌合された状態において、中継コネクタが貫通孔の内周面に沿った回転力を受けた場合、待ち受けコネクタとの間で回動を阻止する力が作用しないため、互いに接触状態にある端子金具を捻りながら僅かに回動してしまうことがある。
中継コネクタを回転させようとする力は、全て端子金具を捻る力として作用してしまうから、回転力が大きい場合には、端子金具を損傷させるに至ることがある。なお、このような回転力を受けてしまう状況は、ハウジング本体を貫通孔に挿入しつつ待ち受けコネクタと嵌合させてから、ハウジング本体の回動位置姿勢を適切にセットしてハウジング本体をボルト等によって機器に固定する前に発生することがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、機器用コネクタが機器内に位置する待ち受けコネクタと嵌合された状態において、機器用コネクタが貫通孔の内周面に沿った回転力を受けた場合でも、互いに接触状態にある端子金具に捻り力が作用することを防止できる機器用コネクタを提供することを目的とする。
本発明の機器用コネクタは、ケースの外部から、同ケースの内外を貫通する円形の貫通孔を貫通して、同ケースの内部に配置される待ち受けコネクタに接続される機器用コネクタであって、前記ケースの前記貫通孔に同ケースの外面側から嵌合する円柱状のコネクタ本体と、前記コネクタ本体の端部から前記ケースの内部側に一体に円柱状に延設され、前記コネクタ本体が前記貫通孔に嵌合することで前記待ち受けコネクタに嵌合する円柱状の嵌合部と、前記コネクタ本体に一体に形成され、前記嵌合部が前記待ち受けコネクタに完全に嵌合したときに前記ケースの外面に当接して、前記ケースにボルト止めされるフランジ部とを備え、前記嵌合部の中心軸が、前記コネクタ本体の中心軸に対して偏心して配置されている。
この構成によれば、嵌合部の中心軸と、コネクタ本体の中心軸とが偏心しているから、待ち受けコネクタに嵌合部が嵌合された状態において、機器用コネクタを貫通孔の内周面に沿って回転させようとする力を加えたとしても、待ち受けコネクタとの嵌合部によって回転力が受け止められるから、機器用コネクタは回転せず、端子金具を捻る力は作用しない。
前記コネクタ本体と一体に形成され、前記嵌合部とは反対側に位置して他のコネクタが接続される中継嵌合部を備えることが好ましい。
この構成によれば、機器用コネクタのうち嵌合部と反対側に中継嵌合部を備えることにより、機器用コネクタは待ち受けコネクタと他のコネクタとを中継して双方向に電気的な情報を伝えることができる。
前記コネクタ本体の前記貫通孔に対する嵌合面、及び前記嵌合部の前記待ち受けコネクタに対する嵌合面にはシール用のOリングがそれぞれ設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、Oリングによりコネクタ本体の貫通孔に対する嵌合面、及び、嵌合部の待ち受けコネクタに対する嵌合面をシールすることで、水などの液体の浸入を防ぐことができる。
本発明によれば、機器用コネクタが待ち受けコネクタと嵌合された状態において、機器用コネクタが貫通孔の内周面に沿った回転力を受けた場合でも、互いに接触状態にある端子金具に捻り力が作用することを防止できる。
中継コネクタの取付前の断面図 中継コネクタの側面図 中継コネクタの正面図 中継コネクタの取付後の断面図 取付状態で示す中継コネクタの平面図
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。機器用コネクタに相当する本実施形態の中継コネクタ10は、例えばデフケース50の外部から、デフケース50の壁部53を貫通して、デフケース50の内部に配置される待ち受けコネクタ40に接続されつつ、デフケース50に固定される。
デフケース50は、例えばアルミニウム合金からなり、図1に示すように、壁部53にデフケース50の内外を貫通する円形の貫通孔51が形成されている。
待ち受けコネクタ40は、デフケース50の内部に設けられており、貫通孔51に向かって突出する一本の金属製の雄端子41と、雄端子41の先端部分の周囲を円筒形状に覆う合成樹脂製の雄フード部42とを備えている。デフケース50の内部には、次に述べる中継コネクタ10が取り付けられて密閉状態となり、内部にオイルが充填される。
中継コネクタ10は、図1に示すように、内部に金属製の一本のバスバー11を配置して、合成樹脂のインサート成形によりコネクタ本体16を製造したものである。コネクタ本体16はデフケース50の貫通孔51内に挿入可能な円柱状をなし、図1に示す右端部側にバスバー11の一端部を包囲する円筒形のフード部13を有し、そのフード部13の左側に長円形の(図3参照)フランジ部12を有する。
フランジ部12には金属製のカラー15が併せてインサート成型されている。このカラー15には取付ボルト14が挿入され、その先端をデフケース50に形成したネジ穴52に螺合して中継コネクタ10をデフケース50に固定できるようになっている。
なお、コネクタ本体16の外周面には、Oリング装着溝18が形成され、ここにコネクタ本体側Oリング19が嵌め込まれている。このコネクタ本体側Oリング19は、コネクタ本体16が貫通孔51内に挿入されてデフケース50に固定されたとき、貫通孔51の内周面と密着して貫通孔51とコネクタ本体16の外周面との間を液密にシールする。
図1,2に示すように、中継コネクタ10のフード部13とは反対側の端部にはやはり円柱状の嵌合部17が延設されている。嵌合部17は待ち受けコネクタ40と嵌合可能な外形寸法を有しており、外周面にOリング装着溝23が形成され、ここにOリング24が嵌め込まれている。また、嵌合部17の内部には軸方向に延びるキャビティ21が形成されており、そのキャビティ21内にバスバー11の端部が露出している。
そのバスバー11の端部には両端側が雌型端子構造となった中継端子20が装着されていて、一端側がバスバー11に接続され、他端側がキャビティ21の端面近くに臨んでいる。嵌合部17の端面部にはキャビティ21を塞ぐようにしてリテーナ22が装着され、中継端子20の抜け止めがされている。なお、リテーナ22には端子挿入口25が形成され、嵌合部17の先端が待ち受けコネクタ40のフード部42内に嵌合したときに雄端子41が進入して中継端子20に接続されることが許容されている。
そして、嵌合部17とコネクタ本体16とは、図3及び図5に示すように、嵌合部17の中心軸P2が、コネクタ本体16の中心軸P1より左方向に偏心している構成になっている。
本実施形態の中継コネクタ10をデフケース50に固定するには、まず、コネクタ本体16を貫通孔51内に挿入し、嵌合部17をデフケース50内の待ち受けコネクタ40のフード部42内に嵌合しつつ、フランジ部12がデフケース50の外面に当接するまで押し込む。すると、嵌合部17がフード部42内に完全に嵌合し、かつ、フランジ部12のカラー15の中心軸と、デフケース50に形成されているネジ穴52との中心軸とが一致した状態となるから、その状態でカラー15及びネジ穴52に取付ボルト14を挿入してネジ込むことで中継コネクタ10をデフケース50に固定することができる。
本実施形態では、取付ボルト14によって中継コネクタ10を固定する前にあっても、嵌合部17の中心軸P2とコネクタ本体16の中心軸P1とは偏心した関係にあるから、中継コネクタ10に貫通孔51の内周面に沿って回転する方向に力が作用したとしても、嵌合部17とフード部42との嵌合部分によって回転力が受け止められるため、中継コネクタ10は回転することがない。このため、雄端子41や中継端子20が無理に捻られることがなく、これらの端子を損傷させてしまうことがない。
また、本実施形態では、リブなどの突起やガイドを設けるといった形状を複雑化させることをせず、コネクタ本体16と嵌合部17との中心軸P1,P2を偏心させるという簡単な構成によって回り止めを行うから、回り止めのためにほとんどコストを増大させることがない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、中継コネクタ10と待ち受けコネクタ40との接続部分において、中継コネクタ10側を雌端子、待ち受けコネクタ40を雄端子41としていたが、本発明はこのような態様に制限されるものではない。例えば、中継コネクタ10側を雄端子とし、待ち受けコネクタ40側を雌端子とすることも可能である。
(2)上記実施形態では、デフケースの内外を繋ぐ中継コネクタとしていたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、隔壁によって囲われて内部にオイル等の液体が収容されている機器に取り付けられる機器用コネクタとして広く使用することができる。
(3)上記実施形態では、一極型の中継コネクタ10に適用した例を示したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、2極以上の端子を有する機器用コネクタに適用することもできる。
10…中継コネクタ
13…フード部
16…コネクタ本体
17…嵌合部
19…コネクタ本体側Oリング
24…Oリング
40…待ち受けコネクタ
50…デフケース
51…貫通孔
P1…コネクタ本体の中心軸
P2…嵌合部の中心軸

Claims (3)

  1. ケースの外部から、同ケースの内外を貫通する円形の貫通孔を貫通して、同ケースの内部に配置される待ち受けコネクタに接続される機器用コネクタであって、
    前記ケースの前記貫通孔に同ケースの外面側から嵌合する円柱状のコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体の端部から前記ケースの内部側に一体に延設され、前記コネクタ本体が前記貫通孔に嵌合することで前記待ち受けコネクタに嵌合する円柱状の嵌合部と、
    前記コネクタ本体に一体に形成され、前記嵌合部が前記待ち受けコネクタに完全に嵌合したときに前記ケースの外面に当接して、前記ケースにボルト止めされるフランジ部とを備え、
    前記嵌合部の中心軸が、前記コネクタ本体の中心軸に対して偏心して配置されていることを特徴とする機器用コネクタ。
  2. 前記コネクタ本体と一体に形成され、前記嵌合部とは反対側に位置して他のコネクタが接続される中継嵌合部を備える請求項1に記載の機器用コネクタ。
  3. 前記コネクタ本体の前記貫通孔に対する嵌合面、及び前記嵌合部の前記待ち受けコネクタに対する嵌合面にはシール用のOリングがそれぞれ設けられている請求項1又は請求項2に記載の機器用コネクタ。
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