JP5272848B2 - 画像書込装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像書込装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
従来における画像書込装置としては例えば特許文献1,2に記載のものがある。
特許文献1は、発光素子アレイの熱膨張による主走査方向の倍率変動を抑制するために、発光素子アレイの主走査方向の長さ変動に応じて感光体と発光素子アレイとの相対角度を調整手段にて調整する技術である。
特許文献2は、支持部材によって感光体ドラムの周面方向に回動可能に露光装置を支持する技術である。
特開2007−152717号公報(発明を実施するための最良の形態,図6) 特開2008−93876号公報(発明を実施するための最良の形態,図4)
本発明の技術的課題は、円筒状の像保持体に対する画像書込具の配設位置を簡単且つ正確に調整する画像書込装置及びこれを用いた画像形成装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、回転可能な円筒状の像保持体に対向配置され且つ像保持体上に画像を書き込む画像書込具と、前記像保持体に対する画像書込具の配設位置を調整する調整機構とを備え、前記調整機構は、画像書込具を両側で保持する一対の保持部材と、前記画像書込具側に設けられ、像保持体の周面に沿って接触移動し且つ画像書込具と像保持体との間の間隙を一定に保つ間隙保持部材と、この間隙保持部材による間隙を保持した状態で、像保持体の周面より径方向外側に位置する揺動中心を中心として少なくとも一方の保持部材を揺動自在に支持する支持機構とを備えることを特徴とする画像書込装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像書込装置において、支持機構は、像保持体の径方向に沿った方向に画像書込具の姿勢を配置するものであることを特徴とする画像書込装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る画像書込装置において、支持機構は、保持部材が揺動支持される揺動部材を有し、揺動部材と保持部材との連結部に遊び代を設けたことを特徴とする画像書込装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれかに係る画像書込装置において、支持機構は、像保持体の周面に向かって間隙保持部材が付勢される付勢部材を有することを特徴とする画像書込装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る画像書込装置において、支持機構は、保持部材の揺動量を連続的に調整可能な調整部を有することを特徴とする画像書込装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5いずれかに係る画像書込装置において、支持機構は、保持部材の揺動位置を拘束する拘束機構を有することを特徴とする画像書込装置である。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6いずれかに係る画像書込装置において、支持機構は、一対の保持部材のうち一方の保持部材を揺動中心を中心として揺動自在に支持すると共に、固定部材に対し他方の保持部材を回転自在で且つ前記一方の保持部材の揺動に伴う回転中心変化が吸収されるように支持することを特徴とする画像書込装置である。
請求項8に係る発明は、回転可能な円筒状の像保持体と、この像保持体に画像を書き込む請求項1ないし7いずれかに係る画像書込装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、円筒状の像保持体に対する画像書込具の配設位置を簡単且つ正確に調整することができる。
請求項2に係る発明によれば、画像書込具の配設位置を調整したとしても、像保持体に対する画像書込性能を良好に保つことができる。
請求項3に係る発明によれば、簡単な構成で、像保持体と画像書込具との間の間隙を一定に保持しながら、画像書込具の配設位置を調整することができる。
請求項4に係る発明によれば、簡単な構成で、像保持体と画像書込具との間の間隙を一定に保持しながら、画像書込具の配設位置を調整することができる。
請求項5に係る発明によれば、像保持体に対する画像書込具の配設位置を細かく調整することができる。
請求項6に係る発明によれば、像保持体に対する画像書込具の配設位置を正確に調整することができる。
請求項7に係る発明によれば、一対の保持部材のうち一方側に揺動自在な支持機構を備えた態様であっても、他方側の保持部材にゆがみを生じさせることなく、像保持体に対する画像書込具の配設位置を調整することができる。
請求項8に係る発明によれば、円筒状の像保持体に対する画像書込具の配設位置を簡単且つ正確に調整することが可能な画像書込装置を含む画像形成装置を容易に構築することができる。
(a)は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる画像書込ヘッドと感光体との位置関係を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる画像書込ヘッドの調整機構をフロント側から見た斜視図である。 同調整機構をリア側から見た斜視図である。 同調整機構の要部を示す説明図である。 図7に示す調整機構の挙動課程を示す説明図である。 図7に示す調整機構による画像書込ヘッドの調整例を示す説明図である。 図7に示す調整機構による画像書込ヘッドの最大調整例を示す説明図である。 実施の形態1の調整機構のロック方法を示す説明図である。 (a)(b)は同調整機構の間隙保持ロールへの荷重付与方法の例を示す説明図である。 (a)(b)は固定側の保持部材の取付構造を示す説明図である。 (a)(b)は実施の形態1の変形形態を示す説明図である。 実施の形態2に係る画像書込ヘッドの調整機構を示す説明図である。 (a)は感光体に対する画像書込ヘッドの配設位置が最適に調整されている場合の動作例を示す説明図、(b)(c)は感光体に対する画像書込ヘッドの配設位置が不良である場合の動作例を示す説明図である。 図16(b)(c)の場合における比較の形態に係る画像書込ヘッドの配設位置の調整例を示す説明図である。 図17中A−A線断面に相当する説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態の概要を示す説明図、図1(b)は(a)中B方向から見た矢視図である。
同図において、画像形成装置は、回転可能な円筒状の像保持体11と、この像保持体11に画像を書き込む画像書込装置10とを備えている。
そして、本実施の形態では、画像書込装置10は、回転可能な円筒状の像保持体11に対向配置され且つ像保持体11上に画像を書き込む画像書込具1と、像保持体11に対する画像書込具1の配設位置を調整する調整機構2とを備え、調整機構2が、画像書込具1を両側で保持する一対の保持部材3(具体的には3a,3b)と、画像書込具1側に設けられ、像保持体11の周面に沿って接触移動し且つ画像書込具1と像保持体11との間の間隙を一定に保つ間隙保持部材4と、この間隙保持部材4による間隙を保持した状態で、像保持体11の周面より径方向外側に位置する揺動中心を中心として少なくとも一方の保持部材3(例えば3b)を揺動自在に支持する支持機構5とを備えるものである。
このような技術的手段において、像保持体11は主として回転可能な円筒状の態様を対象とする。ここで、ベルト状の像保持体11では通常直線部に対向した部位に画像書込具1が配置されることが多く、像保持体11に対する画像書込具1の配設位置の調整は比較的容易である。
また、画像書込具1の姿勢としては像保持体11の径方向に沿った姿勢に限られず、像保持体11との間隙が保持された状態で平行配置されても差し支えない。
更に、画像書込具1は通常像保持体11の回転軸方向に延びる長尺物であることから、これを安定的に保持する保持部材3としては、画像書込具1を両側で保持する態様(具体的には3a,3b)が採用されることが好ましい。
更にまた、間隙保持部材4としては、回転体が好ましいが、像保持体11の周面に接触移動する態様であれば回転体でない態様をも含む。また、間隙保持部材4は自重又は付勢部材にて像保持体11との接触状態を保つようにする必要がある。
また、支持機構5については、間隙保持部材4による間隙を保持することを満たし、少なくとも一方の保持部材3を揺動自在に支持することを要する。つまり、この支持機構5は、像保持体11の周面形状に沿いながら画像書込具1の長手方向位置を移動させるものであればよい。
次に、支持機構5の好ましい態様について説明する。
支持機構5としては、像保持体11の径方向に沿った方向に画像書込具1の姿勢を配置するものであることが好ましい。本態様によれば、画像書込具1の姿勢が像保持体11の径方向に沿った方向であることは、像保持体に書き込まれる画像ドットのゆがみが極めて少ない点で好ましい。
また、支持機構5として、像保持体11と画像書込具1との間の間隙を一定に保持しながら、画像書込具1の配設位置を調整するという観点からすれば、保持部材3(例えば3b)が揺動支持される揺動部材6を有し、揺動部材6と保持部材3bとの連結部に遊び代を設けるようにする態様が挙げられる。この連結部の遊び代は、揺動部材6によって画像書込具1を揺動させたとしても、像保持体11との間の間隙を一定保つように像保持体11との間隙を調整可能とするものである。
更に、支持機構5として、間隙保持部材4による間隙保持性を良好に保つという観点からすれば、像保持体11の周面に向かって間隙保持部材4が付勢される付勢部材(図示せず)を有する態様が好ましい。
更にまた、支持機構5として、画像書込具1の配設位置を細かく調整するという観点からすれば、保持部材11の揺動量を連続的に調整可能な調整部7を有する態様が好ましい。
また、支持機構5として、像保持体11に対する画像書込具1の配設位置を正確に調整するという観点からすれば、保持部材11の揺動位置を拘束する拘束部8を有する態様が好ましい。
更に、一対の保持部材3の一方の保持部材3bを揺動支持する態様では、一対の保持部材3のうち一方の保持部材3bを揺動中心を中心として揺動自在に支持すると共に、固定部材に対し他方の保持部材3aを回転自在で且つ一方の保持部材3bの揺動に伴う回転中心変化が吸収されるように支持することが好ましい。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
−画像形成装置の全体構成−
図2は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態の全体構成を示す説明図である。
同図において、画像形成装置20は連続記録材に作像処理を施すものであり、装置筐体21内に、折畳まれた連続記録材Sを順次供給する連続記録材供給装置22と、この連続記録材供給装置22にて供給された連続記録材Sを搬送する搬送機構23と、この搬送機構23にて搬送される連続記録材Sに対して例えば電子写真方式による作像処理を施す作像処理機構24と、この作像処理機構24にて作像処理された連続記録材Sに対して定着処理を施す定着器25と、この定着器25を通過した連続記録材Sを収容する連続記録材収容装置26とを備える。
ここで、本実施の形態では、連続記録材としてSは搬送方向に交差する幅方向両側部に一定の間隔で送り孔が配列された孔付き態様のものが使用されており、搬送機構23としては、前記作像処理機構24を挟んだ前後に孔付き連続記録材Sの送り孔にピンを嵌合させることによって連続記録材Sを搬送するピン付き搬送機構(トラクタ型搬送ベルト)23a,23bが配設されている。また、連続記録材収容装置26の直前の記録材搬送経路には、定着器25による定着処理後の連続記録材Sを挟持して排出する搬送機構23としての対構成の排出ロール23cが配設されている。
また、本実施の形態では、定着器25としては、例えば連続記録材Sに対して非接触で加熱定着するフラッシュ定着器が用いられている。
−作像処理機構−
本実施の形態において、作像処理機構24は、図3に示すように、回転可能な円筒状の感光体30を有し、この感光体30の周囲には、感光体30を帯電するコロトロン等の帯電器31と、帯電された感光体30に対して光による画像(静電潜像)を書き込む画像書込ヘッド32と、感光体30上に書き込まれた画像を現像剤としてのトナーにて可視像化する現像器33と、感光体30上に現像されたトナー画像を連続記録材(以下必要に応じて記録材Sと略記する)Sに転写するコロトロン等の転写器34と、感光体30上の残留トナーを清掃する清掃器35とを順次配設したものである。
−画像書込ヘッド−
本実施の形態において、画像書込ヘッド32は、ヘッド本体41に対しLEDアレイ42〔LEDが配列された基板及び収束レンズ(セルフォックレンズ)〕を搭載したものであり、LEDアレイ42と感光体30との間の間隙gについては前記収束レンズの焦点距離に合わせて設定するようにしたものである。
−画像書込ヘッドの調整機構−
また、本実施の形態では、画像書込ヘッド32には、図5ないし図7に示すような調整機構50が設けられており、この調整機構50が感光体30に対する画像書込ヘッド32の配設位置を調整可能にするものである。
本例では、調整機構50は、画像書込ヘッド32を両側で保持する一対の保持部材51,52と、画像書込ヘッド32のヘッド本体41の長手方向両端部付近に設けられ、感光体30の周面に沿って接触転動し且つ画像書込ヘッド32と感光体30との間の間隙を一定に保つ間隙保持ロール(トラッキングロール)53と、この間隙保持ロール53による間隙を保持した状態で、一方の保持部材51を回動自在に、かつ、他方の保持部材52を別の揺動中心を中心として揺動自在に支持する支持機構54とを備えている。
本実施の形態において、一対の保持部材51,52はいずれも略L字状に形成されており、各保持部材51,52の一つの腕部が画像書込ヘッド32のヘッド本体41の夫々の端部を保持するようになっている。
また、本実施の形態では、支持機構54による各保持部材51,52の支持構造は以下の通りである。
先ず、一方の保持部材51の支持構造は、特に、図5に示すように、保持部材51のうちヘッド本体41の端部を保持した腕部と異なる腕部を、装置筐体21内の固定フレーム60に回転軸61をもって回転支持し、画像書込ヘッド32のヘッド本体41に設けられた間隙保持ロール53を例えば自重にて感光体30周面に接触配置するようにしたものである。
また、他方の保持部材52の支持構造は、図5ないし図7に示すように、図示外の固定フレームに略逆L字状の揺動アーム70の一端側を揺動軸71をもって揺動自在に支持し、保持部材52のうちヘッド本体41の端部を保持した腕部と異なる腕部と、揺動アーム70の自由端部との間を連結ピン72と長孔73とからなる連結部にて回転自在に連結し、揺動アーム70にて保持部材52を揺動支持するようになっている。
本例では、感光体30の中心点と揺動アーム70の揺動軸71の中心点(揺動支点b)結ぶ直線上に沿って上記長孔73が延びており、連結ピン72が長孔73に沿って摺動自在に移動するようになっている。また、画像書込ヘッド32のヘッド本体41に設けられた間隙保持ロール53は連結ピン72による回転支点aを中心として自重にて感光体30周面に接触配置されるようになっている。
更に、本例では、揺動アーム70の揺動支点bの周囲には扇形状の円弧部74が形成されており、この円弧部74の外周にはギア75が形成されている。そして、このギア75には回転可能な調整ネジ76が噛み合っており、この調整ネジ76を回転することにより、前記ギア75が円弧部74の円周方向のいずれかに移動し、これに伴って、前記揺動アーム70が揺動支点bを中心に所定量揺動するようになっている。
更にまた、本実施の形態では、円弧部74のギア75にはラックギア77が噛み合っており、このラックギア77は例えば引張バネ78にて予め決められた矢印方向に引っ張られている。
−画像書込ヘッドの調整機構の挙動−
図8は画像書込ヘッド32の調整機構50の挙動を示す。
同図において、画像書込ヘッド32の配設位置を図中調整前の位置から調整後の位置へ移動させる場合を例に挙げると、図中Mに示すように、調整ネジ76を所定量回転させるようにすればよい。
このとき、調整ネジ76の回転操作に伴って調整ネジ76と噛み合っているギア5が移動し、これにより、揺動アーム70が揺動支点bを中心にMに示すように揺動する。
すると、揺動アーム70の揺動に伴って揺動アーム70の自由端が移動し、これに伴って、揺動アーム70と保持部材52との連結部(連結ピン72,長孔73)が移動することになり、これに伴って、画像書込ヘッド32が間隙保持ロール53を感光体30の周面に接触転動させながら調整後の位置に移動する。
この状態において、揺動アーム70と保持部材52との連結部では、連結ピン72が長孔73内で摺り移動自在な遊び代を持っているため、画像書込ヘッド32が調整後の位置に移動するに際し、間隙保持ロール53が感光体30周面から浮き上がることなく、感光体30周面に接触転動しながら移動する。
このように、画像書込ヘッド32が調整前の位置から調整後の位置に調整されたとしても、図9に示すように、画像書込ヘッド32は間隙保持ロール53により感光体30の周面との間隙(画像書込ヘッド32の焦点距離fに相当)を保持した状態で移動することから、画像書込ヘッド32と感光体30との間の相対位置関係は良好に保たれる。
特に、本実施の形態では、画像書込ヘッド32は、感光体30の径方向に沿った姿勢で位置調整されることから、画像書込ヘッド32から照射される感光体30表面のビームの状態は焦点距離fの合った絞られたビーム径であり、焦点ぼけなどの画像書込不良が生ずる懸念は全くない。
尚、本実施の形態では、他方の保持部材52が揺動アーム70の揺動に伴って移動するのに対し、一方の保持部材51は装置筐体21内の固定フレーム60に回転軸61をもって回転支持されていることから、他方の保持部材52の揺動に伴って一方の保持部材51の回転支点(回転軸61)にゆがみが生ずる虞れはある。しかしながら、保持部材51の回転支点の嵌め合い公差内に収まる範囲で、保持部材52の揺動範囲を選定するようにすれば、保持部材51の回転支点にゆがみが生ずる懸念はない。
また、本実施の形態における調整機構50の最大調整時についての模式図を図10に示す。
同図において、画像書込ヘッド32の調整前位置が点線で示す位置にあると仮定し、この調整前位置のときの揺動アーム70と保持部材(図示せず)との連結部(連結ピン72、長孔73)では、連結ピン72からなる支点(回転支点)aが長孔73の上端縁に位置しているものとする。
この状態で、図中Mに示すように調整ネジ76を調整すると、Mに示すようにギア75が回転し、Mに示すように揺動アーム70が回転する。これに伴って、Mに示すように保持部材を介して画像書込ヘッド32が調整後の位置に調整される。
今、揺動アーム70の揺動支点bと連結部の支点aとの調整前位置での距離をH、連結部の支点aが長孔73の下端縁に移動するときのHがHmaxである。また、H、Hmaxに対応する感光体30の中心と連結部の支点までの距離をR、Rmaxとすれば、H<Hmax及びR=Rmaxになる。
このように、長孔73の寸法(Hmax−H)が調整機構50による最大調整量を規制することになるため、必要に最大調整量に合わせて長孔73の寸法を選定することが必要である。
また、本実施の形態では、図11に示すように、調整ネジ76を所定量回転操作すると、調整ネジ76の歯がギア75に噛み合うが、両者間にはバックラッシが存在する。しかしながら、ラックギア77が引張バネ78(図7参照)にて所定方向に引っ張られているため、調整ネジ76とギア75との間にバックラッシが存在するとしても、ラックギア77が引張バネ78の引っ張り方向に対してギア75に噛み合った状態を保つ。このため、このラックギア77、ギア75及び引張バネ78が調整ギア76とギア75とのバックラッシをなくすためのロック機構(拘束機構)として働く。
◎変形形態
本実施の形態では、間隙保持ロール53は自重にて感光体30の周面に接触配置されているが、間隙保持ロール53と感光体30との接触状態をより安定的に確保するという観点からすれば、例えば図12(a)に示すように、保持部材52の回転支点aにねじりコイルバネ81を巻き付け、保持部材52を介して画像書込ヘッド32を感光体30の周面側に付勢し、感光体30周面に間隙保持ロール53を押し付けるようにしてもよい。また、他の方法としては、例えば図12(b)に示すように、略L字状の保持部材52の両腕部の合流部分に例えば引っ掛け孔82を開設し、この引っ掛け孔82に引張バネ83を引っ掛け、この引張バネ83による引張力にて、感光体30周面に間隙保持ロール53を押し付けるようにしてもよい。
また、本実施の形態において、一方の保持部材51の回転支点(回転軸61)でゆがみが大きい場合には、例えば図13(a)に示すように、固定フレーム60の軸受部材62に対し保持部材51の回転軸61を例えばゴム製の弾性リング63,64を介在させて装着するようにすれば、弾性リング63,64の弾性変形に伴って保持部材51の回転軸61を傾動変位させることができ、前述したゆがみを吸収することが可能である。
また、図13(b)に示すように、固定フレーム60のホルダ65に対し保持部材51の回転軸61をボールジョイント66結合するようにし、保持部材51の回転軸61を傾動変位させることができ、前述したゆがみを吸収することが可能である。
更にまた、本実施の形態では、調整ネジ76とギア75とギア比や、揺動アーム70のギア75に至るまでの腕長については適宜変更して差し支えない。例えば図14(a)に示すように、調整機構50として、揺動アーム70の揺動支点bからの腕長L1を斜線で示すようにL1’に延長すると、調整可能な移動範囲を更に広くすることが可能である。
また、本実施の形態では、揺動アーム70のギア75に調整ネジ76を設けるようにしているが、例えば図14(b)に示すように、例えば揺動アーム70のギア75とこれから離間した部位にギア90を設け、ギア75,90間にギア付きベルト91を掛け渡すようにすれば、ベルト91部分に調整ネジ76を設ける等レイアウト上の変更も可能である。
更に、画像位置を読み取るための検出器を備え、この検出器からの検出出力により調整ネジ76の回転量を制御すれば、画像書込ヘッド32の配設位置を自動的に調整することも可能である。
◎実施の形態2
図15は実施の形態2に係る画像書込ヘッドの調整機構を模式的に示す説明図である。
同図において、画像書込ヘッドの調整機構50は、実施の形態1と略同様に、画像書込ヘッド32と感光体30との間の間隙を一定に保持するものであるが、実施の形態1と異なり、揺動支持する側の画像書込ヘッド32の姿勢については感光体30の径方向に向けて配置するのではなく、調整前の位置と調整後の位置との間で平行変位しながら、同時に画像書込ヘッド32と感光体30周面との間の間隙を一定に保持するようにしたものである。
本実施の形態にあっても、調整機構50により位置調整された画像書込ヘッド32は、感光体30周面に対し所定の間隙(画像書込ヘッド32の焦点距離fに相当)をもって配置されるため、感光体30表面のビームの状態については、焦点距離fの合った絞られたビーム径であり、焦点ぼけなどの画像書込不良が生ずる懸念は全くない。
◎比較の形態
ここで、本実施の形態に係る画像書込ヘッドの調整機構の性能を評価する上で、比較の形態に係る画像書込ヘッドの調整機構について説明する。
一般に、感光体30’上に画像書込ヘッド32’にて画像を書き込む画像形成装置にあっては、図16(a)に示すように、記録材の搬送方向Pに対し感光体30’軸と記録材Sの先端は直角であることが望ましい。
ところが、θ(記録材搬送方向と感光体軸との角度)、θ(記録材搬送方向と記録材先端との角度)について、90度よりも大きくても、小さくても、図16(b)(c)に示すように、画像形成後の記録材上の画像は記録材Sに対して傾斜してしまうという所謂スキュー現象が見られる。
このような状況下において、図17に示すように、a軸上に回転中心を置き、画像書込ヘッド32’をθ回転させ、記録材上の画像調整を行うようにしたところ、図18に示すような状況に至った。
つまり、本比較の形態では、感光体30’は円筒状であり、画像書込ヘッド32’は見かけ上平行移動することになるため、感光体30’上の画像は調整機構による調整量が大きくなるに従って、画像書込ヘッド32’と感光体30’との間の間隙が変化する。この間隙は焦点距離fに合わせて設定されていれば画像書込を良好に保つことが可能であるが、本例では、両者の間隙が焦点距離fよりもαだけ増加してしまい、その分、焦点ボケ、書き出し位置ズレ等の画像書込不良の要因になってしまう。
これらを補うためには、画像の変位量を読み取る等して例えば電気的にスキュー補正する方式も考えられるが、検出器の追加や、処理が複雑になる懸念がある。
この点、本件実施の形態では、このような不具合は見られない。
1…画像書込具,2…調整機構,3(3a,3b)…保持部材,4…間隙保持部材,5…支持機構,6…揺動部材,7…調整部,8…拘束部,10…画像書込装置,11…像保持体

Claims (8)

  1. 回転可能な円筒状の像保持体に対向配置され且つ像保持体上に画像を書き込む画像書込具と、
    前記像保持体に対する画像書込具の配設位置を調整する調整機構とを備え、
    前記調整機構は、画像書込具を両側で保持する一対の保持部材と、
    前記画像書込具側に設けられ、像保持体の周面に沿って接触移動し且つ画像書込具と像保持体との間の間隙を一定に保つ間隙保持部材と、
    この間隙保持部材による間隙を保持した状態で、像保持体の周面より径方向外側に位置する揺動中心を中心として少なくとも一方の保持部材を揺動自在に支持する支持機構とを備えることを特徴とする画像書込装置。
  2. 請求項1記載の画像書込装置において、
    支持機構は、像保持体の径方向に沿った方向に画像書込具の姿勢を配置するものであることを特徴とする画像書込装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像書込装置において、
    支持機構は、保持部材が揺動支持される揺動部材を有し、揺動部材と保持部材との連結部に遊び代を設けたことを特徴とする画像書込装置。
  4. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像書込装置において、
    支持機構は、像保持体の周面に向かって間隙保持部材が付勢される付勢部材を有することを特徴とする画像書込装置。
  5. 請求項1ないし4いずれかに記載の画像書込装置において、
    支持機構は、保持部材の揺動量を連続的に調整可能な調整部を有することを特徴とする画像書込装置。
  6. 請求項1ないし5いずれかに記載の画像書込装置において、
    支持機構は、保持部材の揺動位置を拘束する拘束機構を有することを特徴とする画像書込装置。
  7. 請求項1ないし6いずれかに記載の画像書込装置において、
    支持機構は、一対の保持部材のうち一方の保持部材を揺動中心を中心として揺動自在に支持すると共に、固定部材に対し他方の保持部材を回転自在で且つ前記一方の保持部材の揺動に伴う回転中心変化が吸収されるように支持することを特徴とする画像書込装置。
  8. 回転可能な円筒状の像保持体と、この像保持体に画像を書き込む請求項1ないし7いずれかに記載の画像書込装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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