JP2014047847A - 回転体支持装置、およびこれを備えた定着装置、画像形成装置 - Google Patents

回転体支持装置、およびこれを備えた定着装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転体を回転可能に支持するベアリングの破損を抑止した回転体支持装置、およびこれを備えた定着装置、画像形成装置を提供する。
【解決手段】ローラー支持装置70は、定着ローラー62をシャフト701まわりに回転可能に支持する。ローラー支持装置70は、シャフト701とベアリング702とを備える。ベアリング702は、シャフト701を支持する内周部702Aと、定着ローラー62の大径部622Aに装着される外周部702Bと、を備える。シャフト701のシャフト小径部701Bにはスリーブ703が外嵌される。スリーブ703から突設される突起部703Aが内周部702Aに当接される。突起部703Aと内周部702Aとは周方向に沿って接触される。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転体を支持する回転体支持装置、およびこれを備えた定着装置、画像形成装置に関する。
従来、回転体を回転可能に支持する回転体支持装置は、回転体と、ブラケットと、ベアリングとを備える。ベアリングは、ブラケットに形成された挿入部に装着される。また、回転体はシャフトを備え、前記シャフトがベアリングの内周部に回転可能に挿入される。
特許文献1には、ブラケットの軸受用穴に装着されたベアリングの外周部を、径方向内側に付勢する軸受おさえを備えた技術が開示されている。ブラケットには、ベアリングの外周部分に対向して、複数の穴部が開口される。前記穴部には、ベアリングの外周部分を当接する軸受おさえが挿入される。軸受おさえは弾性部材から構成される。軸受用穴にベアリングが挿入されると、軸受おさえが圧縮される。この結果、軸受おさえとベアリングとの間に摩擦力が生じる。回転体に傾きが生じた場合であっても、前記摩擦力によって、ベアリングのクリープ防止および軸受おさえの抜け防止が実現される。
特開平4−337116号公報
回転体支持装置の使用環境によっては、前記ブラケットに対して回転体の軸方向と交差する方向に荷重がもたらされる場合がある。このような使用環境として、シートに画像が形成される画像形成装置のうち、シートにトナー像の定着処理を施す定着装置があげられる。回転体支持装置は、定着装置の定着ローラーを支持する。ベアリングは、円筒形状からなる定着ローラーの両端部の内周部分に装着される。そして、定着ローラーの回転軸が、ベアリングの内部に挿通される。定着ローラーとの間で定着ニップ部を形成する加圧ローラーが定着ローラーに押圧されると、定着ローラーに荷重が加わり、ベアリングの外周部が傾動される。一方、ベアリングの内周部は、定着ローラーの回転軸を支持しているため、外周部と異なる角度で傾動される。このような定着装置に、特許文献1の回転体支持装置が採用されると、ベアリングの外周部と内周部との間の傾きの差が大きいため、ベアリングが破損する場合があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、回転体を回転可能に支持するベアリングの破損を抑止した回転体支持装置、およびこれを備えた定着装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る回転体支持装置は、回転する回転軸または回転体の回転における固定軸となる軸部と、前記軸部を支持する内周部と、前記内周部に対して径方向に間隔をおいて配置される外周部と、を備えるベアリングと、前記外周部が装着される挿入部を備え、前記ベアリングを支持する取り付け部材と、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの一方から、前記回転における周方向に沿って前記径方向に突設され、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方に対して、前記周方向に沿って接触する突起部と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、ベアリングの外周部が挿入部に装着されることによって、ベアリングが取り付け部材に支持される。また、ベアリングの内周部は、軸部を支持する。ベアリングが装着される取り付け部材が、軸部の軸方向と交差する方向に傾いた場合、ベアリングの外周部は、取り付け部材に追従するように傾動される。一方、ベアリングの内周部は軸部を支持しているため、外周部とは異なる傾きを持って傾動される。このような場合であっても、ベアリングの内周部または軸部の周面から突設される突起部によって、ベアリングの内周部と軸部とが周方向に沿って接触されている。したがって、ベアリングの内周部が軸部によって過度に矯正されることなく、ベアリングの外周部の傾動に追従することが可能となる。この結果、ベアリングの外周部と内周部との間に生じる傾きの違いによって、ベアリングが破損することが抑止される。
上記の構成において、前記突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの前記他方に対して、前記周方向に沿って線状に接触することが望ましい。
本構成によれば、ベアリングの内周部が軸部によって過度に矯正されることが一層抑止される。
上記の構成において、前記突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの一方から、周方向に連続して突設され、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方に対して、前記周方向に沿って線接触することが望ましい。
本構成によれば、突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方に対して、前記周方向に沿って線接触する。このため、軸部がベアリングに安定して支持される。
上記の構成において、前記突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの一方から、周方向に間隔をおいて複数突設され、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方と前記複数の突起部とが接触することによって形成される複数の接触部は、前記周方向に沿って線状に配置されることが望ましい。
本構成によれば、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方と、前記複数の突起部とが接触することによって形成される複数の接触部が、前記周方向に沿って線状に配置される。このため、軸部とベアリングとの接触負荷が好適に低減されるとともに、ベアリングの外周部と内周部との間に生じる傾きの違いによって、ベアリングが破損することが抑止される。
上記の構成において、前記軸部は、前記ベアリングに対向して軸径が縮小された第1小径部と、前記第1小径部に外嵌された円管部材と、を有し、前記突起部は前記円管部材の外周面から突設され、前記ベアリングの内周部に接触されることが望ましい。
本構成によれば、突起部が円管部材から突設されることによって、軸部側に突起部を配置することが可能となる。また、軸部に形成された小径部に円管部材が外嵌されることによって、軸部の軸方向において、円管部材の位置決めが実現される。
上記の構成において、前記軸部は、前記ベアリングに対向して軸径が縮小された第2小径部を備え、前記突起部は、前記第2小径部に対向して前記ベアリングの前記内周部から突設され、前記第2小径部に接触することが望ましい。
本構成によれば、突起部がベアリングの内周部から突設されることによって、ベアリング側に突起部を配置することが可能となる。
上記の構成において、前記ベアリングの前記内周部は前記軸部と一体的に、前記外周部に対して相対的に回転され、前記ベアリングの前記外周部は、前記取り付け部材の前記挿入部に固定されることが望ましい。
本構成によれば、ベアリングの外周部に対して内周部が相対的に回転されることによって、軸部と取り付け部材とが相対的に回転可能とされる。
上記の構成において、前記ベアリングは、前記内周部と前記外周部との間に、前記周方向に沿って複数配置される球体を備えるボールベアリングであることが望ましい。
本構成によれば、ボールベアリングによって軸部と取り付け部材とが安定して相対的に回転可能とされる。また、ベアリングが装着される取り付け部材が、軸部の軸方向と交差する方向に傾いた場合であっても、ベアリングの内周部が軸部によって過度に矯正されることなく、ベアリングの外周部の傾動に追従することが可能となる。したがって、ベアリングが破損され、ベアリングの内部に配置された複数の球体が外部に離脱することが抑止される。
上記の構成において、前記ベアリングは前記軸部の軸方向の一端側と他端側に一対配置され、前記取り付け部材は、一対の前記挿入部を備え、前記一対のベアリングを支持することが望ましい。
本構成によれば、取り付け部材によって、一対のベアリングが支持される。取り付け部材が、軸部の軸方向と交差する方向に傾いた場合、それぞれのベアリングに異なる方向に向かって外力が生じやすい。このような場合であっても、それぞれのベアリングの内周部が軸部によって過度に矯正されることなく、外周部の傾動に追従することが可能となる。したがって、複数のベアリングにおいて、ベアリングの破損が好適に抑止される。
本発明の他の局面に係る定着装置は、シート上に担持された現像剤像に対向して配置される定着ローラーと、前記定着ローラーに押圧され、前記定着ローラーとの間で前記シートが通過される定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、前記取り付け部材としての前記定着ローラーまたは前記加圧ローラーを回転可能に支持する上記の何れかに記載の回転体支持装置と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、定着ローラーに加圧ローラーが押圧されることによって、定着ローラーまたは加圧ローラーに大きな負荷が生じる場合であっても、回転体支持装置によって、前記ローラーの回転が安定して維持される。また、前記押圧によって、定着ローラーまたは加圧ローラーが軸部の軸方向と交差する方向に傾いた場合であっても、ベアリングの破損が好適に抑止される。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シートに現像剤像を形成する画像形成部と、前記シートに前記現像剤像の定着処理を施す、上記に記載の定着装置と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、定着ローラーまたは加圧ローラーを回転可能に支持するベアリングの破損が好適に抑止される。このため、シートに現像剤像の定着処理が安定して実現される。
本発明によれば、回転体を回転可能に支持するベアリングの破損を抑止した回転体支持装置、およびこれを備えた定着装置、画像形成装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着ローラーに加わる荷重を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る回転体支持装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る回転体支持装置と比較されるための他の回転体支持装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る回転体支持装置と比較されるための他の回転体支持装置において(A)荷重が加わる前および(B)荷重が加わった状態を説明するための模式的な断面図である。 本発明の変形実施形態に係る突起部を示した模式的な断面図である。 本発明の他の変形実施形態に係る突起部を示した模式的な断面図である。 本発明の変形実施形態に係る突起部の配置を示した斜視図(A)、(B)、(C)、(D)である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す断面図である。ここでは、画像形成装置1として、プリンター機能と複写機能とを備えた複合機を例示するが、画像形成装置は、プリンター、複写機、ファクシミリ装置であってもよい。また、図2は、本発明の一実施形態に係る定着部60の断面図である。
<画像形成装置の説明>
画像形成装置1は、略直方体形状の筐体構造を有する装置本体10と、装置本体10上に配置される自動原稿給送装置20とを備える。装置本体10の内部には、複写する原稿画像を光学的に読み取る読取ユニット25と、シートにトナー像を形成する画像形成部30と、前記トナー像をシートに定着させる定着部60と、画像形成部30へ搬送されるシートを貯留する給紙部40と、シートを給紙部40又は給紙トレイ46から画像形成部30及び定着部60を経由して排紙部101まで搬送する搬送経路50と、が収容されている。
自動原稿給送装置(ADF)20は、装置本体10の上面に回動自在に取り付けられている。ADF20は、装置本体10における所定の原稿読取位置に向けて、複写される原稿シートを自動給送する。一方、ユーザーが手置きで原稿シートを所定の原稿読取位置に載置する場合は、ADF20は上方に開かれる。ADF20は、原稿シートが載置される原稿トレイ21と、自動原稿読取位置を経由して原稿シートを搬送する原稿搬送部22と、読取後の原稿シートが排出される原稿排出トレイ23とを含む。
読取ユニット25は、装置本体10の上面のADF20から自動給送される原稿シート又は手置きされる原稿シートの画像を光学的に読み取る。読取ユニット25内には、光源、移動キャリッジ、反射ミラー等を含む走査機構と、撮像素子とが収容されている(図略)。走査機構は、原稿シートに光を照射し、その反射光を撮像素子に導く。撮像素子は、前記反射光をアナログ電気信号に光電変換する。前記アナログ電気信号は、A/D変換回路でデジタル電気信号に変換された後、画像形成部30に入力される。
画像形成部30は、フルカラーのトナー画像を生成しこれをシート上に転写する処理を行うもので、タンデムに配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各トナー像を形成する4つのユニット32Y、32M、32C、32Bkを含む画像形成ユニット32と、該画像形成ユニット32の上に隣接して配置された中間転写ユニット33と、中間転写ユニット33上に配置されたトナー補給部34とを含む。
各画像形成ユニット32Y、32M、32C、32Bkは、感光体ドラム321と、この感光体ドラム321の周囲に配置された、帯電器322、露光器323、現像装置324、一次転写ローラー325及びクリーニング装置326とを含む。
感光体ドラム321は、その軸回りに回転し、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム321としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電器322は、感光体ドラム321の表面を均一に帯電する。露光器323は、レーザー光源とミラーやレンズ等の光学系機器とを有し、感光体ドラム321の周面に、原稿画像の画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
現像装置324は、感光体ドラム321上に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム321の周面にトナーを供給する。現像装置324は、2成分現像剤用のものであり、スクリューフィーダー、磁気ローラー、及び現像ローラーを含む。
一次転写ローラー325は、中間転写ユニット33に備えられている中間転写ベルト331を挟んで感光体ドラム321とニップ部を形成し、感光体ドラム321上のトナー像を中間転写ベルト331上に一次転写する。クリーニング装置326は、クリーニングローラー等を有し、トナー像転写後の感光体ドラム321の周面を清掃する。
中間転写ユニット33は、中間転写ベルト331、ベルト駆動ローラー332及び従動ローラー333を備える。中間転写ベルト331は、ベルト駆動ローラー332及び従動ローラー333に架け渡された無端ベルトであって、該中間転写ベルト331の外周面には、複数の感光体ドラム321からトナー像が、同一箇所に重ねて転写される。中間転写ユニット33は図1では反時計回りに回転される。
ベルト駆動ローラー332の周面に対向して、二次転写ローラー35が配置されている。ベルト駆動ローラー332と二次転写ローラー35とのニップ部は、中間転写ベルト331に重ね塗りされたフルカラーのトナー像をシートに転写する二次転写部となる。ベルト駆動ローラー332又は二次転写ローラー35のいずれか一方のローラーに、トナー像と逆極性の二次転写バイアス電位が印加され、他方のローラーは接地される。また、ベルト駆動ローラー332よりも、中間転写ベルト331の回転方向上流側の位置には、中間転写ベルト331の周面に対向する位置に、濃度センサー35Aが対向配置されている。濃度センサー35Aは、中間転写ベルト331上に形成された画像の濃度に応じた電気信号を出力する。
トナー補給部34は、イエロー用トナーコンテナ34Y、マゼンタ用トナーコンテナ34M、シアン用トナーコンテナ34C、及びブラック用トナーコンテナ34Bkを含む。これらトナーコンテナ34Y、34C、34M、34Bkは、それぞれ各色のトナーを貯留するものであり、YMCBk各色に対応する画像形成ユニット32Y、32M、32C、32Bkの現像装置324に、図略の供給経路を通して各色のトナーを供給する。
給紙部40は、画像形成処理が施されるシートSを収容する2段の給紙カセット40A、40Bを備える。これら給紙カセット40A、40Bは、装置本体10の前方から手前方向に引出可能である。
給紙カセット40A(40B)は、シートSが積層されてなるシート束を収納するシート収容部41と、前記シート束を給紙のためにリフトアップするリフト板42とを備える。給紙カセット40A(40B)の右端側の上部には、ピックアップローラー43と、給紙ローラー44とリタードローラー45とのローラー対とが配置されている。ピックアップローラー43及び給紙ローラー44の駆動により、給紙カセット40A内のシート束の最上層のシートSが1枚ずつ繰り出され、搬送経路50の上流端へ搬入される。
搬送経路50は、給紙部40から画像形成部30を経由して定着部60の出口までシートSを搬送する主搬送路50Aと、シートSに対して両面印刷を行う場合に片面印刷されたシートを画像形成部30に戻すための反転搬送路50Bと、主搬送路50Aの下流端から排紙部101へシートSを向かわせるための上方搬送路50C、下方搬送路50Dとを含む。
主搬送路50Aの、二次転写部35Aよりも上流側には、レジストローラー対51が配置されている。シートSは、停止状態のレジストローラー対51にて一旦停止され、スキュー矯正が行われる。その後、画像転写のための所定のタイミングで、レジストローラー対51が駆動モーター(図略)で回転駆動されることで、シートSは二次転写ローラー35に送り出される。この他、主搬送路50Aには、シートSを搬送するためのシート搬送ローラー52が複数配置されている。他の搬送路50B、50C、50Dも同様である。
定着部60は、シートSにトナー像を定着させる定着処理を施す誘導加熱方式の定着装置であって、加熱ローラー61、定着ローラー62、加圧ローラー63、定着ベルト64、及び誘導加熱ユニット65を含む。定着ベルト64を挟んで、定着ローラー62に対して加圧ローラー63が圧接され、定着ニップ部が形成されている。加圧ローラー63は不図示の駆動手段によって回転駆動される。一方、定着ローラー62は加圧ローラー63によって従動回転される。定着ベルト64は、定着ローラー62と加熱ローラー61との間に架け渡されている。加熱ローラー61の周面上において、定着ベルト64は誘導加熱ユニット65によって誘導加熱され、その熱を前記定着ニップ部に与える。シートSが定着ニップ部を通過することで、シートSに転写されたトナー像が当該シートに定着される。
図2を参照して、本実施形態では、シートは、下方から上方に向かって定着部60の内部に搬入される(図2の矢印D21)。この際、シートのうちトナー像が形成された面は、定着ローラー62上の定着ベルト64に当接される。また、前記トナー像が形成された面とは反対側の面は、加圧ローラー63に当接される。前記定着ニップ部において定着処理が施されたシートは、定着排出ローラー66によって、上方に向かって更に搬送される(図2の矢印D22)。
次に、図3および図4を参照して、本実施形態に係る定着ローラー62の支持構造について説明する。図3は、本実施形態に係る定着ローラー62に加わる荷重を説明するための断面図である。また、図4は、本実施形態に係る定着ローラー62を支持するローラー支持装置70の断面図である。
図3を参照して、定着ローラー62は定着処理が施されるシート幅方向に延伸される円筒形状からなる。定着ローラー62は、ローラー支持装置70によって回転可能に支持される。定着ローラー62は、ローラー外周部621と、ローラー内周部622(取付部材)とを備える。ローラー外周部621は、定着ローラー62の外周部であって、シリコンゴムなどの弾性材料から構成される。ローラー内周部622は、定着ローラー62の円筒内周部であって、前記弾性材料を支持する金属製の素管から構成される。図4を参照して、ローラー内周部622の軸方向の両端部には、大径部622A(挿入部)が配置される。大径部622Aは、ローラー内周部622の内径が拡大された部分である。大径部622Aの軸方向の内側には、ローラー段差部622Bが配置される。大径部622Aには、後記のベアリング702が装着される。換言すれば、定着ローラー62のローラー内周部622は後記のベアリング702が固定される取り付け部材として機能する。
ローラー支持装置70(回転体支持装置)は、定着ローラー62を回転可能に支持する。ローラー支持装置70は、シャフト701(回転軸)と、ベアリング702と、を備える。
シャフト701は、定着ローラー62の回転における固定軸である。シャフト701は、定着ローラー62を貫通するように延設される。シャフト701は、シャフト外周面701Aと、シャフト小径部701B(図4)(第1小径部)と、シャフト端部701Zと、スリーブ703(図4)(円管部材)と、を備える。シャフト外周面701Aは、シャフト701のうち、定着ローラー62の内部に配置される外周部である。シャフト小径部701Bは、シャフト外周面701Aの軸方向の両端部に連設される。シャフト小径部701Bの外径は、シャフト外周面701Aよりも僅かに小さく設定される。更に、シャフト端部701Zは、シャフト701の軸方向の両端部に配置され、シャフト小径部701Bよりも更に軸径が縮小された部分である。シャフト端部701Zは、定着部60の不図示のハウジングに固定される。
スリーブ703は、シャフト701のシャフト小径部701Bに外嵌される。シャフト701の軸方向において、スリーブ703は、シャフト段差部701Cに突き当たるように配置される。スリーブ703は、シャフト701の軸方向において、後記のベアリング702よりも僅かに幅広の円管部材である。スリーブ703は、突起部703Aを備える。突起部703Aは、スリーブ703の軸方向の中央部の外周部分から、シャフト701の径方向に向かって突設される。突起部703Aは、スリーブ703の周方向に沿って延設される。なお、図4に示す断面視において、突起部703Aは前記径方向に向かって円弧形状をもって突設される。
ベアリング702は、定着ローラー62の軸方向の両端部に一対配置される。本実施形態では、ベアリング702は、ボールベアリングから構成される。ベアリング702は、内周部702Aと、外周部702Bと、ボール702Cとを備える。内周部702Aは、ベアリング702の内周部を構成し、シャフト701に対向して配置される。内周部702Aには、スリーブ703の突起部703Aが当接される。外周部702Bは、ベアリング702の外周部を構成し、内周部702Aに対して前記径方向に間隔をおいて配置される。内周部702Aと外周部702Bとの間には、ボール702Cが配置される。ボール702Cは、ベアリング702の周方向に複数配置される球体である。内周部702Aおよび外周部702Bに形成された不図示の溝を、複数のボール702Cが転がることで、内周部702Aと外周部702Bとが相対的に回転可能とされる。
上記のスリーブ703が、シャフト701のシャフト小径部701Bに外嵌された後、スリーブ703とローラー内周部622との間に、ベアリング702が装着される。この際、ベアリング702の外周部702Bが、ローラー内周部622の大径部622Aに装着される。なお、外周部702Bは軸方向においてローラー段差部622Bに突き当たるように装着される。また、内周部702Aが、突起部703Aと摺擦されながら、スリーブ703の径方向の外側に配置される。この結果、シャフト701と、スリーブ703と、ベアリング702の内周部702Aとが一体とされる。一方、ローラー内周部622を含む定着ローラー62と、ベアリング702の外周部702Bとが一体とされ、シャフト701に対して回転可能とされる。この際、スリーブ703の突起部703Aと、ベアリング702の内周部702Aとが、周方向に沿って線接触(線状に接触)される。なお、本実施形態でいう線接触とは、内周部702Aが軸方向の幅の全域においてスリーブ703(シャフト701)と接触する場合と比較して、線状に接触することを意味するものであり、円弧形状からなる突起部703Aの先端部が僅かな幅をもって内周部702Aに接触する態様を含むものである。また、線状に接触する突起部は、周方向に連続して配置される単一の突起部だけではなく、後記の変形実施形態のように周方向に間隔をおいて配置された複数の突起部であってもよい。更に、突起部は、線接触または線状に接触するものに限らない。すなわち、突起部は、周方向に沿って接触するものであってもよい。また、図4では、定着ローラー62の軸方向の一端側を示しているが、図3に示すように、定着ローラー62の軸方向の他端側においても同様の構成が備えられる。
次に、図5および図6を参照して、本実施形態に係るローラー支持装置70を備えない場合の課題について説明する。図5は、本実施形態に係るローラー支持装置70と比較されるためのローラー支持装置90の断面図である。図6は、ローラー支持装置90に荷重が加わった際の挙動を説明するための模式的な断面図である。
ローラー支持装置90は、シャフト小径部701Bおよびスリーブ703を備えない点で、ローラー支持装置70と異なるため、該相違点について説明し、その他の点の説明を省略する。
ローラー支持装置90は、シャフト901に対して、定着ローラー82を回転可能に支持する。シャフト901の両端部は、不図示のハウジングに固定される。そして、定着ローラー82の両端部において、シャフト901がベアリング902に支持される。この際、シャフト901の外周部に相当するシャフト外周面901Aには、ベアリング902が直接外嵌される。詳しくは、ベアリング902の内周部902Aが、軸方向に所定の幅をもって、シャフト外周面901Aに当接される。また、ベアリング902の外周部902Bは、定着ローラー82のローラー内周面822に形成された大径部822Aに装着される。この結果、シャフト901とベアリング902の内周部902Aとが一体とされる。一方、定着ローラー82とベアリング902の外周部902Bとが一体とされ、シャフト901に対して回転可能とされる。
図3に示される定着ローラー62と同様に、図5の定着ローラー82に不図示の加圧ローラーが押圧されると、定着ローラー82に押圧荷重がもたらされる(図3の矢印D31参照)。一方、図3のシャフト701と同様に、シャフト901の両端部は不図示のハウジングに固定されているため、上記の押圧荷重の反力として、定着ローラー82にもたらされる押圧荷重とは逆方向に向かって、シャフト901の両端部に荷重がもたらされる(図3の矢印D32参照)。画像形成装置1の中でも、定着部60における定着ローラー62(定着ローラー82)および加圧ローラー63(定着ローラー82に押圧される加圧ローラー)には、特に大きな荷重が加えられる。一例として、図3の矢印D31に示される加圧ローラー63の押圧荷重は600Nであり、反力として、シャフト701の両端部に加わる荷重(図3の矢印D32)はそれぞれ300Nである。
このような荷重が、図5の定着ローラー82、シャフト901、ベアリング902の構造に加わった場合(図6のD61参照)、定着ローラー82の軸方向の撓み(図5のL52)とシャフト901の軸方向の撓み(図5のL51)は異なる角度で分布される。より詳しくは、図6(A)に示されるように、シャフト901とベアリング902の内周部902Aとの間には、所定の嵌めあい隙間Fが形成されている。この結果、図6(B)に示されるように、定着ローラー82よりも、シャフト901の方が、大きな角度をもって傾動される。この際、ベアリング902の外周部902Bは、定着ローラー82のローラー内周面822に追従するように傾動される。一方、ベアリング902の内周部902Aは、シャフト901に追従するように、外周部902Bよりも大きな角度をもって傾動される。このため、ベアリングの内周部902Aと外周部902Bとの間で、傾動角度が異なることによって、ベアリング902が圧壊される場合がある。あるいは、ベアリング902からボール902Cが脱離され、ベアリング902の回転機能が損なわれてしまう。
これに対し、本実施形態に係るローラー支持装置70では、図4に示されるように、シャフト701とベアリング702との接触は、スリーブ703の突起部703Aと、ベアリング702の内周部702Aとの間で実現される。そして、スリーブ703の突起部703Aとベアリング702の内周部702Aとが、周方向に沿って線接触される。このため、図3の矢印D31およびD32に示される荷重が、定着ローラー62およびシャフト701に加わった場合、ベアリング702の外周部702Bは、定着ローラー62のローラー内周部622に(大径部622A)に追従するように傾動される。
一方、シャフト701は定着ローラー62よりも大きな角度をもって傾動されるが、ベアリング702の内周部702Aは、円弧形状からなる突起部703Aの表面を滑りながらフレキシブルに移動することができる。すなわち、内周部702Aとシャフト701との傾動角度が異なる。この結果、ベアリング702の内周部702Aがシャフト701によって過度に矯正されることがなく、内周部702Aが外周部702Bに追従するように傾動することが可能となる。したがって、図6(B)に示される場合と比較して、ベアリング702の内周部702Aと外周部702Bとの間で、傾動角度が大きくことなることが抑止される。この結果、ベアリング702の圧壊やボール702Cの脱離が好適に抑制される。
また、上記の実施形態によれば、突起部703Aがスリーブ703から突設されることによって、シャフト701側に突起部703Aを配置することが可能となる。また、シャフト701に形成されたシャフト小径部701Bにスリーブ703が外嵌されることによって、シャフト701の軸方向において、スリーブ703の位置決めが実現される。特に、スリーブ703の軸方向の内側の端部が、シャフト段差部701Cに当接することによって、上記の位置決めが実現される。
また、上記の実施形態によれば、定着ローラー62のローラー内周部622によって、一対のベアリング702が支持される。定着ローラー62のローラー内周部622が、シャフト701の軸方向と交差する方向に傾いた場合、それぞれのベアリング702に異なる方向に向かって外力が生じる。このような場合であっても、それぞれのベアリング702の内周部702Aがシャフト701によって過度に矯正されることなく、外周部702Bの傾動に追従することが可能となる。したがって、複数のベアリング702において、ベアリング702の破損が好適に抑止される。
また、上記の実施形態によれば、定着ローラー62に加圧ローラー63が押圧されることによって、定着ローラー62に大きな負荷が生じる場合であっても、ローラー支持装置70によって、定着ローラー62の回転が安定して維持される。また、前記押圧によって、定着ローラー62がシャフト701の軸方向と交差する方向に傾いた場合であっても、ベアリング702の破損が好適に抑止される。この結果、定着部60において、シートにトナー像(現像剤像)の定着処理が安定して実現される。
以上、本発明の実施形態に係るローラー支持装置70およびこれを備える定着部60、画像形成装置1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を採用することができる。
(1)上記の実施形態では、加圧ローラー63が定着ローラー62に押圧されることによって、定着ローラー62よりもシャフト701のほうが大きな角度をもって傾動される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。定着ローラー62およびシャフト701の剛性の関係によっては、シャフト701よりも定着ローラー62のほうが大きな角度をもって傾動される場合がある。このような場合であっても、スリーブ703の突起部703Aに対して、ベアリング702の内周部702Aが滑りながら移動することができるため、内周部702Aと外周部702Bとの間の傾きの差が好適に縮小される。
(2)また、上記の実施形態では、ローラー支持装置70が定着ローラー62に配置される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ローラー支持装置70は、定着ローラー62に押圧される加圧ローラー63を回転可能に支持するものであってもよい。
(3)更に、上記の実施形態では、シャフト701が固定軸であり、シャフト701に対して定着ローラー82が相対的に回転可能とされる態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、シャフト701は、定着ローラー82と一体的に回転される回転軸であり、ローラー支持装置70が定着部60の不図示のハウジングに配置され、シャフト701を回転可能に支持するものであってもよい。この場合、前記ハウジングが取り付け部材としてベアリング702を支持する。
(4)また、上記の実施形態では、シャフト701にスリーブ703が外嵌され、スリーブ703から径方向に突起部703Aが突設される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図7は、本変形実施形態に係る突起部を示すための模式的な断面図である。シャフト705は、先の実施形態のようなスリーブを有さず、ベアリング704に対向して小径のシャフト先端部705B(第2小径部)を備える。シャフト先端部705Bに対向するように、ベアリング704の内周部704Aから径方向の内側に向かって突起部704Cが突設される。ベアリング704の斜視図が、図9(A)に示される。突起部704Cは、ベアリング704の内周部704Aの全周部分から内側に向かって突設される。この場合、突起部704Cはベアリング704と一体でもよく、また先の実施形態のスリーブ703のように別部材から構成されるものであってもよい。更に、突起部の先端部の形状は円弧形状に限られるものではなく、図4に示される断面視において、突起部703Aの先端部が、三角形状または僅かな平坦面を備えるものであってもよい。
(5)更に、図8は、他の変形実施形態に係る突起部を示すための模式的な断面図である。本変形実施形態では、先の実施形態に対して、スリーブ703(図4)を備えず、シャフト707から突起部707Aが突設される点で相違する。また、このようなシャフト707の斜視図が、図9(C)に示される。突起部707Aは、シャフト707のシャフト小径部707Bの全周部分から外側に向かって突設される。
(6)更に、ベアリング704やスリーブ707などから突設される各突起部は、周方向の全周部分から突設されるものに限られない。図9(B)は、図9(A)に示されるベアリング704の突起部704Cと異なり、周方向に3箇所をもって配置された突起部708Cを備えたベアリング708の斜視図である。また、図9(D)は、図9(C)に示されるシャフト707の突起部707Aと異なり、周方向に3箇所をもって配置された突起部709Aを備えたシャフト709の斜視図である。このような変形実施形態の構成について換言すれば、前記突起部は、前記シャフト709のシャフト小径部709Bまたはベアリング708の内周部708Aから、周方向に間隔をおいて複数突設される。そして、前記複数の突起部が対向して配置されるシャフトまたはベアリングに接触することで形成される複数の接触部は、周方向に沿って線状に配置される。このように、周方向に複数の突起部が備えられ、該突起部の接触部が周方向に線状に配置されることで、上記の各実施形態と同様の作用効果を備えることが可能となる。なお、各シャフトとベアリングと間の回転が安定して維持されるために、前記複数の突起部は、3箇所以上をもって配置されることが望ましい。
1 画像形成装置
30 画像形成部
60 定着部
61 加熱ローラー
62 定着ローラー
621 ローラー外周部
622 ローラー内周部(取り付け部材)
622A 大径部(挿入部)
622B ローラー段差部
63 加圧ローラー
64 定着ベルト
65 誘導加熱ユニット
70 ローラー支持装置(回転体支持装置)
701 シャフト(回転軸)
701A シャフト外周面
701B シャフト小径部(第1小径部)
701C シャフト段差部
701Z シャフト端部
702 ベアリング
702A 内周部
702B 外周部
702C ボール
703 スリーブ(円管部材)
703A 突起部
705B シャフト先端部(第2小径部)

Claims (11)

  1. 回転する回転軸または回転体の回転における固定軸となる軸部と、
    前記軸部を支持する内周部と、前記内周部に対して径方向に間隔をおいて配置される外周部と、を備えるベアリングと、
    前記外周部が装着される挿入部を備え、前記ベアリングを支持する取り付け部材と、
    前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの一方から、前記回転における周方向に沿って前記径方向に突設され、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方に対して、前記周方向に沿って接触する突起部と、
    を有することを特徴とする回転体支持装置。
  2. 前記突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの前記他方に対して、前記周方向に沿って線状に接触することを特徴とする請求項1に記載の回転体支持装置。
  3. 前記突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの一方から、周方向に連続して突設され、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方に対して、前記周方向に沿って線接触することを特徴とする請求項2に記載の回転体支持装置。
  4. 前記突起部は、前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの一方から、周方向に間隔をおいて複数突設され、
    前記軸部の周面および前記ベアリングの内周部のうちの他方と前記複数の突起部とが接触することによって形成される複数の接触部は、前記周方向に沿って線状に配置されることを特徴とする請求項2に記載の回転体支持装置。
  5. 前記軸部は、前記ベアリングに対向して軸径が縮小された第1小径部と、前記第1小径部に外嵌された円管部材と、を有し、
    前記突起部は前記円管部材の外周面から突設され、前記ベアリングの内周部に接触されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転体支持装置。
  6. 前記軸部は、前記ベアリングに対向して軸径が縮小された第2小径部を備え、
    前記突起部は、前記第2小径部に対向して前記ベアリングの前記内周部から突設され、前記第2小径部に接触することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転体支持装置。
  7. 前記ベアリングの前記内周部は前記軸部と一体的に、前記外周部に対して相対的に回転され、前記ベアリングの前記外周部は、前記取り付け部材の前記挿入部に固定されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の回転体支持装置。
  8. 前記ベアリングは、前記内周部と前記外周部との間に、前記周方向に沿って複数配置される球体を備えるボールベアリングであることを特徴とする請求項7に記載の回転体支持装置。
  9. 前記ベアリングは前記軸部の軸方向の一端側と他端側に一対配置され、
    前記取り付け部材は、一対の前記挿入部を備え、前記一対のベアリングを支持することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の回転体支持装置。
  10. シート上に担持された現像剤像に対向して配置される定着ローラーと、
    前記定着ローラーに押圧され、前記定着ローラーとの間で前記シートが通過される定着ニップ部を形成する加圧ローラーと、
    前記取り付け部材としての前記定着ローラーまたは前記加圧ローラーを回転可能に支持する請求項1乃至9の何れか1項に記載の回転体支持装置と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  11. シートに現像剤像を形成する画像形成部と、
    前記シートに前記現像剤像の定着処理を施す、請求項10に記載の定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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