JP5272811B2 - 回転ピッチ切換装置を用いたワーク処理装置 - Google Patents

回転ピッチ切換装置を用いたワーク処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、歯車により回転ピッチを変更する回転ピッチ切換装置を用いたワーク処理装置に関するものである。
歯車を用いた変速装置として、平行配置した入力軸及び出力軸と、入力軸に相対回転不能に設けた歯数の異なる複数の入力側歯車と、出力軸に相対回転不能に、入力側歯車と対をなして設けた歯数の異なる複数の出力側歯車と、入力側歯車又は出力側歯車を軸方向に移動させて、噛合させる歯車を切換える切換手段とを備えたものが種々提案され、実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記のような構成の変速装置では、入力側歯車又は出力側歯車を軸方向へ移動させて、噛合する歯車を歯数の異なるものと切換えることで、出力軸の回転速度を変更できるが、噛合する歯車を歯数の異なる歯車に切換えることになるので、変速前に噛合する歯車と変速後に噛合する歯車とでは噛合部分の周方向の位相が異なることになる。このため、通常は軸方向に隣接配置する歯車の対向面側における各歯の端部に、歯車の周方向位置を調整する尖鋭部を形成して、変速時には、噛合している歯車を切り離してから、次に噛合させる歯車が噛合するときに、尖鋭部同志を係合させて、入力軸と出力軸とを相対的に微少回転させ、歯車の周方向位置を調整するように構成されている。
しかし、このように入力軸と出力軸とを相対的に微少回転させて歯車を切換える場合には、入力軸と出力軸の周方向の位相がずれてしまう。このため、この変速装置を出力軸の回転ピッチを変更する回転ピッチ切換装置に適用したものはなく、他の機器との同期を取りつつ出力軸の回転ピッチを変更する場合には、通常はステッピングモータを用いて出力軸を回転駆動して、回転ピッチを調整するように構成している。
実開昭61−89448号公報
ところが、ステッピングモータを用いて出力軸を回転させる場合には、ステッピングモータの制御手段が必要になって、回転ピッチ切換装置の製作コストが高くなる。また、最近では、電気的な制御系の信頼性もかなり高くなっているが、機械的な連携による制御と比較するとまだまだ信頼性が低く、特に食品や医療品等などのように衛生面に対する要求の厳しい商品を取り扱う場合には、頻繁に洗浄を行なうことから、水との接触による機器の作動不良を防止するため、機械的な連動による制御が強く望まれている。
本発明の目的は、歯車を用いた簡単な構成で出力軸の回転ピッチを容易に且つ適正に変更可能な回転ピッチ切換装置を用いたワーク処理装置を提供することである。
本発明に係るワーク処理装置は、平行配置した入力軸及び出力軸と、前記入力軸に相対回転不能に設けた歯数の異なる2つの入力側歯車と、前記出力軸に相対回転不能に、入力側歯車と対をなして設けた歯数の異なる2つの出力側歯車と、噛合する歯車を歯数の異なるものに切換える切換手段であって、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相を一致させた状態で、入力側歯車又は出力側歯車を軸方向に移動させて、噛合させる歯車を切換える切換手段とを備え、前記歯車の切換時に、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とが同時に噛合するように、前記入力軸に対する2つの入力側歯車の配設位置と、出力軸に対する2つの出力側歯車の配設位置を設定し、前記切換手段に、前記入力側歯車又は出力側歯車の回転位置に基づいて、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相が一致しているか否かを検出する検出手段を設けた回転ピッチ切換装置と、前記回転ピッチ切換装置の出力軸と連動して回転するワークホルダと、前記ワークホルダの外周に保持させたワークに対して、前記回転ピッチ切換装置の入力軸に連動して必要な処理を行なう、ワークホルダの側方に設置した処理手段とを備え、前記処理手段によるワークへの処理ピッチの変更に応じて、前記回転ピッチ切換装置の歯車を切換えて、ワークホルダの回転ピッチを変更可能となしたものである。
このワーク処理手段では、ワークホルダの外周に保持させたワークに対して、処理手段により必要な処理を順次行なうことができる。また、回転ピッチ切換装置の出力軸と連動してワークホルダが回転するので、回転ピッチ切換装置の歯車を歯数の異なるものに切換えることで、ワークホルダの回転ピッチを変更できる。例えば、ワークとして大きさの異なるワークをワークホルダに保持させるため、ワークホルダとして、外周部に保持させるワークの配設ピッチを変更したワークホルダに交換する場合であっても、交換するワークホルダにおけるワークの配設ピッチに応じた歯数の歯車に歯車を切換えることで、処理手段の位置を変更することなく、大きさの異なるワークの適所に処理手段により必要な処理を行なうことができる。
また、回転ピッチ切換え装置では、切換手段により、入力軸又は出力軸を軸方向に移動させて、噛合する歯車を歯数の異なるものに切換えることになるが、このとき切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相を一致させた状態で切換えるので、歯車の切換時に入力軸と出力軸との位相がずれることを防止しつつ、出力軸の回転ピッチを切換えることができる。このため、歯車を切換えた後においても、入力軸と出力軸との回転方向に対する位置関係を正確に求めることが可能となり、機械的な連動機構を採用しつつ、簡単な作業で出力軸の回転ピッチを適正に変更することが可能となる。切換手段では、例えば出力軸又は出力軸の回転回数を検出するセンサーを設けて、切換前に噛合する1対の歯車と、切換後に噛合する1対の歯車との周方向の位相がそれぞれ一致する位置を基準位置とし、この基準位置から4つの歯車が次の基準位置に配置されるまでの、出力軸又は出力軸の回転回数をセンサーで検出し、該回転回数が検出されたときに、歯車を切換えることになる。入力側歯車又は出力側歯車の軸方向への移動操作は、自動で行うことも可能であるし、手動で行なうことも可能である。
ここで、前記入力側歯車として歯数の異なる2つの入力側歯車を設け、前記出力側歯車として歯数の異なる2つの出力側歯車を設けることができる。3つ以上の歯車を設けて、出力軸の回転ピッチを段階的に切換えることもできるが、入力軸及び出力軸に歯数の異なる歯車を間隔をあけて配置させる必要があるので、入力軸及び出力軸に設ける歯車の個数が増えると、その分だけ回転ピッチ切換装置が軸方向に大型になるので、歯車の個数はできるだけ少なく設定することが好ましい。
前記歯車の切換時に、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とが同時に噛合するように、前記入力軸に対する複数の入力側歯車の配設位置と、出力軸に対する複数の出力側歯車の配設位置を設定することができる。このように構成すると、隣接する歯車間の隙間をできるだけ小さくして、回転ピッチ切換装置を出力軸及び入力軸の軸方向に対して小型に構成することができる。
前記切換手段に、前記入力側歯車又は出力側歯車の回転位置に基づいて、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相が一致しているか否かを検出する検出手段を設けることができる。検出手段としては、前述したように、例えば出力軸又は出力軸の回転回数を検出するセンサーを設けて、切換前に噛合する1対の歯車と、切換後に噛合する1対の歯車との周方向の位相がそれぞれ一致する位置を基準位置とし、この基準位置から4つの歯車が次の基準位置に配置されるまでの、出力軸又は出力軸の回転回数をセンサーで検出し、該回転回数が検出されたときに、作業者に報知することになる。
ここで、前記ワークホルダにワークとしてのストロを設定間隔おきに収納したストロ実装テープを供給し、ワークホルダの側方に設置した処理手段としての切断手段により、入力軸に連動させて、ワークホルダに保持されたストロ実装テープを隣接するストロ間において順次切断することが好ましい実施の形態である。この場合には、ワークホルダを交換するとともに歯車を歯数の異なるものに切換えにより、ストロの実装間隔の異なるストロ実装テープをワークホルダに組み付け、しかも切断手段の作動タイミングを変更することなく、ストロ実装テープを隣接するストロ間において順次切断することができる。
本発明に係るワーク処理手段では、ワークホルダの外周に保持させたワークに対して、処理手段により必要な処理を順次行なうことができる。また、回転ピッチ切換装置の出力軸と連動してワークホルダが回転するので、回転ピッチ切換装置の歯車を歯数の異なるものに切換えることで、ワークホルダの回転ピッチを変更できる。例えば、ワークとして大きさの異なるワークをワークホルダに保持させるため、ワークホルダとして、外周部に保持させるワークの配設ピッチを変更したワークホルダに交換する場合であっても、交換するワークホルダにおけるワークの配設ピッチに応じた歯数の歯車に歯車を切換えることで、処理手段の位置を変更することなく、大きさの異なるワークの適所に処理手段により必要な処理を行なうことができる。回転ピッチ切換え装置では、切換手段により、入力軸又は出力軸を軸方向に移動させて、噛合する歯車を歯数の異なるものに切換えることになるが、このとき切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相を一致させた状態で切換えるので、歯車の切換時に入力軸と出力軸との位相がずれることを防止しつつ、出力軸の回転ピッチを切換えることができる。このため、歯車を切換えた後においても、入力軸と出力軸との回転方向に対する位置関係を正確に求めることが可能となり、機械的な連動機構を採用しつつ、簡単な作業で出力軸の回転ピッチを適正に変更することが可能となる。切換手段では、例えば出力軸又は出力軸の回転回数を検出するセンサーを設けて、切換前に噛合する1対の歯車と、切換後に噛合する1対の歯車との周方向の位相がそれぞれ一致する位置を基準位置とし、この基準位置から4つの歯車が次の基準位置に配置されるまでの、出力軸又は出力軸の回転回数をセンサーで検出し、該回転回数が検出されたときに、歯車を切換えることになる。入力側歯車又は出力側歯車の軸方向への移動操作は、自動で行うことも可能であるし、手動で行なうことも可能である。
カップ飲料の製造ラインの下流部の説明図 ストロ貼着装置の平面図 送り駆動手段の入力軸及び出力軸における縦断面図 送り駆動手段における歯車切換状態の説明図 送り駆動手段の切換手段での縦断面図 送り駆動手段の切断手段での縦断面図 ストロ実装テープの(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線断面図 (a)〜(c)は他の構成の回転ピッチ切換装置の作動説明図
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、カップ状容器1a(図3参照)にコーヒーなどの清涼飲料を充填したカップ飲料1の製造ラインの下流部の平面図で、清涼飲料を充填して開口部に封止フィルムを貼着したカップ飲料1は、その製造ラインLの下流部において、図1、図2に示すように、搬送手段10の円板状の搬送台11の上面外周部に設けた回転台12上に載置保持されて、回転台12とともに図2に矢印Aの方向に回転して周方向に位置決めされながら、搬送台11とともに図2に矢印Bの方向に回転して搬送される。そして、この搬送手段10による搬送途中において、カップ飲料1に対して蓋嵌合装置13により上蓋2が嵌合され、印字装置14によりカップ状容器1aの側面に賞味期限が印刷され、ストロ貼着装置15によりカップ状容器1aの側面にストロ3(図3参照)が貼着される。そして、2系統の搬送ラインLa、Lbに分流されて箱詰め装置16へ搬送され、箱詰め装置16により5行×2列に配置された計10個のカップ飲料1を1セットとして、段ボール箱などからなる収容箱5に順次箱詰めされることになる。なお、符号17は、カップ飲料1を一次的に貯留して、箱詰め装置16へのカップ飲料1の供給を調整する供給調整装置である。また、符号15は、ストロの貼付不良などのNG品を排出するための排出ラインであり、符号18は、サンプル品を排出するための排出ラインである。なお、ストロ貼着装置19以外の装置は本発明とは直接的に関係しないので、その詳細な説明を省略する。
ストロ貼着装置15は、図2〜図7に示すように、ワークとしてのカップ飲料1のカップ状容器1aの外周面に接着剤を吐着する吐着手段20と、設定間隔おきにストロ3を実装したストロ実装テープ4をホルダ部材31の外周に保持させてピッチ送りする送り駆動手段30と、ホルダ部材31の外周部に保持されたストロ実装テープ4を隣接するストロ3間において順次切断して、1つのストロ3を収容したストロ収容体4aに分離する切断手段50と、切断手段50にて分離したストロ収容体4aをカップ状容器1aの外周面に吐着した接着剤に当て付けて、カップ飲料1にストロ3を固定するストロ押当手段60とを備えている。
吐着手段20は、図2に示すように、搬送手段10にて搬送されたカップ状容器1aの外周面の高さ方向の途中部に接着剤を吐着する上下1対のノズル21と、両ノズル21をカップ状容器1aに接近させた前進位置と、カップ状容器1aから離間させた後退位置とに位置切換する位置切換手段22とを備え、この吐着手段20により、カップ状容器1aの周方向の設定位置における上下2箇所に接着剤が吐着されることになる。
送り駆動手段30について説明すると、図2〜図5に示すように、搬送台11の側方においてストロ貼着装置15の上面板32にはガイドスリーブ33が固定され、ガイドスリーブ33には上面板32を貫通して上下方向に延びる出力軸34が回転自在に設けられ、上面板32の上側において出力軸34にはホルダ部材31が相対回転不能に着脱自在に取り付けられている。ホルダ部材31は、上下1対の略円板状のホルダ部31aと、上下のホルダ部31aを連結するホルダ部31aよりも小径の胴部31bと、ホルダ部31aよりもやや大径の略円板状の支持部31cであって、下側のホルダ部31aの下側に固定した支持部31cとを備えている。上下のホルダ部31aの外周部にはストロ実装テープ4のストロ3側を保持する保持溝31dが上下方向に形成され、ストロ実装テープ4は、ストロ実装テープ4の下端部を支持部31cに載置し、ストロ実装テープ4の実装されたストロ3を上下の保持溝31dに嵌合させて、ホルダ部材31の約180度の範囲に外装されている。ホルダ部材31におけるストロ実装テープ4の外装部分の外側には、ホルダ部材31に僅かな隙間をあけて外嵌状に嵌合する半円筒の第1ガイド面35aを有するガイド部材35が設けられ、ストロ実装テープ4は、ホルダ部材31から脱落しないように、ガイド部材35により案内されている。隣接する保持溝31d間において上下のホルダ部31a及び支持部31cには上下方向に延びる刃物挿入溝31eが形成され、この刃物挿入溝31eに対してホルダ部材31の外方より刃物51を挿入することで、隣接するストロ3間においてストロ実装テープ4を先端側から順番に切断できるように構成されている。
上面板32の下側には、出力軸34の回転ピッチを切換えてストロ実装テープ4の送りピッチを変更するための回転ピッチ切換手段37が設けられている。この回転ピッチ切換手段37は、カップ状容器1aに貼着するストロ3の直径に応じてホルダ部材31によるストロ実装テープ4の送りピッチを切換えるものである。つまり、カップ飲料1においては、それに収容する清涼飲料の種類などにより、例えば果肉等の小片を清涼飲料に混入する場合には、標準サイズのストロ3よりも直径の大きなストロをカップ状容器1aの側面に貼り付けることになるが、このような直径の大きなストロを実装したストロ実装テープは、通常の直径のストロ3のストロ実装テープ4よりも、隣接するストロ3の配設ピッチP(図7参照)が大きくなる。そこで、この送り駆動手段30では、ホルダ部材31を、該ストロ実装テープに適合するピッチで保持溝31d及び刃物挿入溝31eを形成したホルダ部材に変更するとともに、該ホルダ部材の送りピッチを回転ピッチ切換手段37により切換えて、切断手段50の配設位置や作動タイミングを変更することなく、ストロ実装テープ4を隣接するストロ3間において切断できるように構成している。
本実施の形態は、このような回転ピッチ切換手段37に、本発明に係る回転ピッチ切換装置を適用したものであり、出力軸34の回転ピッチを変更しても、各種処理手段として切断手段50の作動タイミングを変更することなく、ワークとしてのストロ実装テープ4に対して切断手段50により適正なタイミングで切断処理を行なえるように構成したものである。
回転ピッチ切換手段37は、平行配置した入力軸38及び出力軸34と、入力軸38に相対回転不能に設けた歯数の異なる複数の入力側歯車39と、出力軸34に相対回転不能に、入力側歯車39と対をなして設けた歯数の異なる複数の出力側歯車40と、噛合する歯車を歯数の異なるものに切換える切換手段41とを備えている。
上面板32よりも下側において出力軸34には歯数の異なる上下1対の出力側歯車40U、40Lが設けられ、両出力側歯車40U、40Lはボルトで一体的に結合されて、出力軸34に対して相対回転不能で且つ軸方向に移動不能に設けられている。入力軸38には対応する出力側歯車40に噛合可能な上下1対の入力側歯車39U、39Lが設けられ、両入力側歯車39U、39Lはボルトで一体的に結合されて、入力軸38に対して相対回転不能で且つ上下移動自在に設けられ、両入力側歯車39U、39Lは、下側の入力側歯車39Lと下側の出力側歯車40Lとが噛合した図3に図示の第1送り位置と、上側の入力側歯車39Uと上側の出力側歯車40Uとが噛合した図2に図示の第2送り位置とに切換え可能に設けられている。
上下の出力側歯車40U、40Lの間隔Wは、上下の入力側歯車39U、39Lのそれぞれの厚さよりも大きく、上側の入力側歯車39Uの上端部と下側の入力側歯車39Lの下端部間の間隔よりも小さく設定されている。このように上下の出力側歯車40U、40Lの間隔Wを設定することで、噛合する歯車を確実に切換え可能に構成しつつ、回転ピッチ切換手段37を軸方向に小型に構成することができる。ただし、入力側歯車39U、39L及び出力側歯車40U、40Lの配置は、噛合する歯車を切換え可能に構成されていれば、任意の配置に設定することができる。
切換手段41は、入力側歯車39を上下方向に操作して、入力側歯車39と出力側歯車40とにおける噛合する歯車を切換えて、入力軸38に対する出力軸34の送りピッチを切換えるものである。ホルダ部材31の側方において上面板32には操作レバー42が回動自在に支持され、入力側歯車39と操作レバー42間において上面板32の下側には操作ロッド43が回動自在に支持されている。操作ロッド43の一端部は連結ロッド44を介して操作レバー42に連結され、他端部には1対の操作用コロ45が回転自在に設けられている。入力側歯車39の上側には操作部材46が固定され、操作部材46の上部には操作用コロ45が回転自在に嵌合する環状溝46aが形成され、操作レバー42を図5に実線で示す位置へ操作すると、入力側歯車39が下側へ移動して、下側の入力側歯車39Lと下側の出力側歯車40Lとが噛合し、操作レバー42を図5に仮想線で示す位置へ操作すると、入力側歯車39が上側へ移動して、上側の入力側歯車39Uと上側の出力側歯車40Uとが噛合して、入力軸38に対する出力軸34の回転ピッチが切換えられることになる。
下側の出力側歯車40Lの下面には検出用ボルト47が固定され、該出力側歯車40Lの下方には検出用ボルト47が対面したこと、即ち出力軸34が1回転したことを検出する非接触センサーからなる検出手段48が設けられている。そして、切換前に噛合する1対の歯車と、切換後に噛合する1対の歯車との噛合部における周方向の位相が一致する基準位置から、4つの歯車が次の基準位置に配置されるまでの、歯車の回転回数が検出手段48により検出され、該回転回数が検出されたときに、歯車を切換えることになる。具体的には、出力側歯車40U、40Lの歯数が90個、88個で、入力側歯車39U、39Lの歯数が40個、50個の場合には、出力軸34が5回転したときに、基準位置から次の基準位置まで歯車が回転して、上下の歯車の噛合部における周方向の位相が一致するので、このタイミングを作業者に報知して、噛合させる歯車を切換えることになる。ただし、入力側歯車39の回転回数を検出手段で検出して、噛合させる歯車を切換えるように構成することもできる。なお、本実施の形態では、手動により送りピッチを切換えるように構成したが、検出手段48により検出した歯車の切換タイミングに基づいて、エアシリンダなどにより自動で歯車を切換えるように構成することも可能である。また、出力軸34又は入力軸38が設定回転しないと、操作レバー42を操作できないように構成することもできる。
切断手段50について説明すると、図2、図6に示すように、ホルダ部材31の側方にはストロ実装テープ4をその先端側から順番に隣接するストロ3間において切断するための刃物51が設けられている。この刃物51は、枢支軸52を中心に実線で図示の切断位置と、ホルダ部材31から離間した仮想線で図示の退避位置にわたって回動自在に支持され、切断位置においてホルダ部材31に形成した刃物挿入溝31eに刃物51が挿入されて、ホルダ部材31の外周部に保持されたストロ実装テープ4が隣接するストロ3間において切断されるように構成されている。
刃物51は、タイミングベルト53を介して図示外の駆動手段により入力軸38と同期して、刃物51の正面側に刃物挿入溝31eが配置される毎に、切断位置に駆動されるように、切断位置と退避位置とに位置切換えされる。
切断手段50にて分離したストロ収容体4aをカップ状容器1aの外周面に吐着した接着剤に当て付けて、カップ飲料1にストロ3を固定するため、図2に示すように、ホルダ部材31を挟んで切断手段50とは反対側にはストロ押当手段60が設けられている。
ストロ押当手段60は、タイミングベルト61によりホルダ部材31と同期して回転する2本の回転軸62の上端部に固定した回転板63と、両回転板63の偏心位置に回動自在に支持されて両回転板63の偏心位置を連結する押当レバー64とを備えている。
押当レバー64の先端部はホルダ部材31の上下のホルダ部31a間に挿入可能な高さに配置され、押当レバー64の先端部にはストロ収容体4aのストロ3を外嵌保持する凹溝64aが形成され、押当レバー64の先端部は、1対の回転板63により一点鎖線で図示の移動軌跡Cに沿って回転するように構成されている。ガイド部材35にはホルダ部材31から押当レバー64に受け渡されたストロ収容体4aをカップ状容器1aの側面まで案内する、押当レバー64の先端部の移動軌跡Cに沿った円弧状の第2ガイド面35bが設けられ、ストロ収容体4aは、押当レバー64と第2ガイド面35b間に保持されてホルダ部材31からカップ状容器1aの側面まで移送され、カップ状容器1aの外周面に吐着した接着剤に、押当レバー64により当て付けられて、カップ状容器1aの周面に固定できるように構成されている。
このストロ貼着装置15では、吐着手段20と送り駆動手段30と切断手段50とストロ押当手段60とが搬送手段10の搬送台11に同期して駆動され、先ず吐着手段20によりカップ状容器1aの高さ方向の途中部の2箇所に対して接着剤を吐着し、送り駆動手段30のホルダ部材31の外周部にストロ実装テープ4を保持させて、ストロ実装テープ4を順次切断手段50側へピッチ送りし、ホルダ部材31の刃物挿入溝31eが切断手段50の刃物51に対面する毎に、刃物51を切断位置へ駆動して、ストロ実装テープ4を先端側から順番に隣接するストロ3間において切断する。そして、ストロ実装テープ4を切断してなるストロ収容体4aを、カップ状容器1aの外周面に吐着された接着剤にストロ押当手段60により押し付けて、カップ状容器1aの側面にストロ収容体4aを固定することになる。
一方、ストロ実装テープ4を、ストロ3の直径が大きくストロ3の配設ピッチが大きなストロ実装テープ4に交換する場合には、ホルダ部材31を取り外して、切換えるストロ実装テープ4に適合したピッチで保持溝31d及び刃物挿入溝31eが形成されたホルダ部材31を取り付けるとともに、操作レバー42を切換えて、入力側歯車39と出力側歯車40とにおいて噛合させる歯車を切換えることになる。このとき、出力側歯車40U、40Lを基準位置から次の基準位置まで回転させて、歯車を切換えることで、入力軸38と出力軸34の位相を変えることなる切換えることができる。このため、切断手段50とストロ押当手段60の作動タイミングを変更することなく、容易にストロ実装テープ4をピッチの異なるものに交換することができる。
なお、前記実施形態では、送りピッチを2段階に切換えるように構成したが、入力側歯車39と出力側歯車40の個数を増やすことで、それに応じて送りピッチの切換え段数を増やすことができる。例えば、図8に示すように、入力軸38に対して歯数の異なる3つの入力側歯車39を設け、出力軸34に入力側歯車39に対応して噛合する3つの出力側歯車40を設け、図8(a)、(b)(c)のように、3段階に送りピッチを切換可能に構成することも可能である。
また、本実施形態では、ストロ実装テープ4の送り駆動手段30に、本発明に係る回転ピッチ切換装置を適用した場合について説明した、この回転ピッチ切換装置は他の機器の回転ピッチ切換装置としても適用することができる。
1 カップ飲料 1a カップ状容器
2 上蓋 3 ストロ
4 ストロ実装テープ 4a ストロ収容体
5 収容箱
10 搬送手段 11 搬送台
12 回転台 13 蓋嵌合装置
14 印字装置 15 ストロ貼着装置
16 箱詰め装置 17 供給調整装置
18 排出ライン 19 排出ライン
20 吐着手段 21 ノズル
22 位置切換手段
30 送り駆動手段 31 ホルダ部材
31a ホルダ部 31b 胴部
31c 支持部 31d 保持溝
31e 刃物挿入溝 32 上面板
33 ガイドスリーブ 34 出力軸
35 ガイド部材 35a 第1ガイド面
35b 第2ガイド面 37 回転ピッチ切換手段
38 入力軸 39 入力側歯車
39U 入力側歯車 39L 入力側歯車
40 出力側歯車 40U 出力側歯車
40L 出力側歯車 41 切換手段
42 操作レバー 43 操作ロッド
44 連結ロッド 45 操作用コロ
46 操作部材 46a 環状溝
47 検出用ボルト 48 検出手段
50 切断手段 51 刃物
52 枢支軸 53 タイミングベルト
60 ストロ押当手段 61 タイミングベルト
62 回転軸 63 回転板
64 押当レバー 64a 凹溝

Claims (2)

  1. 平行配置した入力軸及び出力軸と、前記入力軸に相対回転不能に設けた歯数の異なる2つの入力側歯車と、前記出力軸に相対回転不能に、入力側歯車と対をなして設けた歯数の異なる2つの出力側歯車と、噛合する歯車を歯数の異なるものに切換える切換手段であって、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相を一致させた状態で、入力側歯車又は出力側歯車を軸方向に移動させて、噛合させる歯車を切換える切換手段とを備え、前記歯車の切換時に、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とが同時に噛合するように、前記入力軸に対する2つの入力側歯車の配設位置と、出力軸に対する2つの出力側歯車の配設位置を設定し、前記切換手段に、前記入力側歯車又は出力側歯車の回転位置に基づいて、切換前に噛合する1対の歯車と切換後に噛合する1対の歯車とにおける噛合部分の周方向の位相が一致しているか否かを検出する検出手段を設けた回転ピッチ切換装置と、
    前記回転ピッチ切換装置の出力軸と連動して回転するワークホルダと、
    前記ワークホルダの外周に保持させたワークに対して、前記回転ピッチ切換装置の入力軸に連動して必要な処理を行なう、ワークホルダの側方に設置した処理手段と、
    を備え、
    前記処理手段によるワークへの処理ピッチの変更に応じて、前記回転ピッチ切換装置の歯車を切換えて、ワークホルダの回転ピッチを変更可能となしたことを特徴とするワーク処理装置。
  2. 前記ワークホルダにワークとしてのストロを設定間隔おきに収納したストロ実装テープを供給し、ホルダ部材の側方に設置した処理手段としての切断手段により、入力軸に連動させて、ホルダ部材に保持されたストロ実装テープを隣接するストロ間において順次切断する請求項記載のワーク処理装置。
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