JP5272422B2 - 塗布液供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、塗布液を供給するための塗布液供給システムに関する。
液晶ディスプレイ用カラーフィルタの製造工程においては、ガラス基板にレジスト膜を形成するためダイコーターを利用してガラス基板にレジスト液を塗布する。レジスト液は、ダイへ供給される前に減圧されて空気が取り除かれる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−329305号公報
上述のような空気を取り除くためのタンクには、レジスト液を導入するための配管及び排出するための配管と、タンク内を減圧及び加圧するための配管とが設けられている。特に、減圧及び加圧に用いられる配管は空気を通過させるため、共通の配管で構成されている。タンク通過後のレジスト液はダイの先端部から吐出されてガラス基板に塗布されるが、レジスト液に発生源が不明の異物が混ざっていることがあり、塗布不良の原因となっている。
そこで、本発明は異物の混入がない塗布液供給システムを提供することを目的とする。
本発明の塗布液供給システムは、エアベントタンク(3)の内部を大気圧に開放して加圧タンク(2a、2b)から前記エアベントタンクに塗布液を取り込み、前記エアベントタンクに圧縮気体を導いて塗布液を塗布装置に供給する塗布液供給システムであって、前記エアベントタンクには、塗布液を貯留可能な貯留タンク(21)を大気圧に開放するための配管が接続される大気開放ポート(36)と、前記貯留タンクに圧縮気体を導くための配管が接続される加圧ポート(35)と、がそれぞれ別個に設けられ、前記加圧タンク及び前記加圧ポートには、共通のエア供給源から圧縮気体が供給されていることにより上記課題を解決する。
本発明の塗布液供給システムによれば、貯留タンク内を大気圧に開放してエアベントタンクの貯留タンクに塗布液が取り込まれる。一方、塗布装置へ塗布液を供給する際には、圧縮気体を貯留タンクへ導くことで塗布液が送り出される。このように、貯留タンクに対しては大気開放と加圧の両方が行われるが、大気開放ポートと加圧ポートを別個に設けることで大気開放と加圧の際の気体の通路を分離している。これにより、塗布液への異物の混入がなくなる。これは、発明者の検討の結果、大気開放の際に気体とともに塗布液が吸引される現象が起こることを突き止め、大気開放ポートと加圧ポートとを別個に設けることで塗布液が付着して乾燥した配管には圧縮気体が通過しないようにしたからである。従って、塗布液を均一に塗布することができる。
本発明の塗布液供給システムの一形態において、前記エアベントタンクには、前記貯留タンクへ塗布液を導入するための配管が接続される導入ポート(33)と、該導入ポートに接続されて前記貯留タンク内に延びる導入配管(26)と、前記貯留タンクから塗布液を排出するための配管が接続される排出ポート(34)と、該排出ポートに接続されて前記貯留タンク内に延びる排出配管(27)と、がさらに設けられ、前記導入配管の先端(26a)が、前記排出配管の先端(27a)よりも上に位置していてもよい。この形態によれば、導入配管の先端が排出配管の先端よりも上に位置しているので、導入された塗布液に気泡が含まれている場合でも、排出配管の先端付近に気泡が近付くことを防止することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上、説明したように、本発明の塗布液供給システムにおいては、貯留タンク内を大気圧に開放してエアベントタンクの貯留タンクに塗布液が取り込まれる。一方、塗布装置へ塗布液を供給する際には、圧縮気体を貯留タンクへ導くことで塗布液が送り出される。このように、貯留タンクに対しては大気開放と加圧の両方が行われるが、大気開放ポートと加圧ポートを別個に設けることで大気開放と加圧の際の気体の通路を分離している。これにより、塗布液への異物の混入がなくなる。これは、発明者の検討の結果、大気開放の際に気体とともに塗布液が吸引される現象が起こることを突き止め、大気開放ポートと加圧ポートとを別個に設けることで塗布液が付着して乾燥した配管には圧縮気体が通過しないようにしたからである。従って、塗布液を均一に塗布することができる。
図1は、本発明の一形態に係る塗布液供給システムを示す配管図である。塗布液供給システム1は、図示しない塗布装置としてのダイコーターへ塗布液としてのレジスト液を供給する。塗布液供給システム1は、レジスト液を貯留する2台の加圧タンク2a、2bと、エア抜き用のエアベントタンク3と、レジスト液中に溶け込んだ気体を除去する脱気モジュール4と、レジスト液中の異物を除去するフィルタ5と、廃液を貯留するドレインタンク6とを備えている。各加圧タンク2a、2bは、クリーンドライエア(以下、CDAと省略する。)を供給するCDA発生源、及びエアベントタンク3と配管され、各配管には、それぞれ、バルブ11a、11b、12a、12bが設けられている。バルブ11a、11bは、CDAの流量を調節する。バルブ12a、12bは、レジスト液の流量を調節する。加圧タンク2a、2bは、バルブ11a、11bを調節して交互に切り替えて使用される。
エアベントタンク3は、上述した加圧タンク2a、2bと配管される他、CDA発生源、脱気モジュール4、及びドレインタンク6とそれぞれ配管される。エアベントタンク3と、CDA発生源及びドレインタンク6との配管には、それぞれ、バルブ13、14が設けられ、エアベントタンク3内の加圧及び大気開放が可能である。エアベントタンク3の詳細は後述する。脱気モジュール4は、エアベントタンク3の他、フィルタ5と配管される。脱気モジュール4は、内部に多孔質の管が複数束ねられて配置されており、レジスト液がそれらの管を通過する間に気体のみが細孔を透過することによって液中に溶存する気体が除去される。なお、脱気モジュールに関しては各種の周知技術を利用してもよい。
フィルタ5は、脱気モジュール4の他、ダイコーター及びドレインタンク6とそれぞれ配管される。フィルタ5は、樹脂等の材質で形成され、レジスト液中に存在する異物を除去する。フィルタ5とダイコーターとの間の配管にはポンプ7及びバルブ15が設けられ、フィルタ5を通過したレジスト液は、ポンプ7によりダイコーターへ送り出される。バルブ15は、送り出すレジスト液の流量を調節する。一方、フィルタ5にて生じた廃液は、ドレインタンク6に回収される。フィルタ5とドレインタンク6との間の配管には、バルブ16、17が設けられている。ドレインタンク6は、エアベントタンク3及びフィルタ5から送り出される廃液を貯留する。ドレインタンク6は、ポンプ8と接続され、減圧され、エアベントタンク3及びフィルタ5から廃液を回収する。
図2Aはエアベントタンク3の片側断面図、図2Bはその上面図である。エアベントタンク3は、レジスト液を貯留する貯留タンク21と、加圧タンク2a、2bからの配管と接続される導入側継手22と、脱気モジュール4への配管と接続される排出側継手23と、CDA発生源からの配管と接続される加圧継手24と、ドレインタンク6への配管と接続されるエア抜き継手25と、導入側継手22と連結可能な導入配管26と、排出側継手23と連結可能な排出配管27と、加圧継手24及びエア抜き継手25のそれぞれと連結可能な加圧配管28及びエア抜き配管29と、貯留タンク21を密閉する上蓋30及び下蓋31とを備えている。
各継手22〜25は、ストレートタイプの継手で、それぞれ上蓋30に固定される。上蓋30は、複数のボルト32で締められて下蓋31に固定される。下蓋31には、導入側継手22と接続される導入ポート33と、排出側継手23と接続される排出ポート34と、加圧継手24と接続される加圧ポート35と、エア抜き継手25と接続される大気開放ポートとしてのエア抜きポート36とが設けられている。各ポート33〜36には、Oリング37がそれぞれ装着されて各継手22〜25及び各配管26〜29をそれぞれ連結して保持する。貯留タンク21に上蓋30及び下蓋31が取り付けられることにより貯留タンク21内が密閉される。導入配管26は、排出配管27よりも短い。このため、貯留タンク21内に取り付けられた導入配管26の先端26aと、同じく取り付けられた排出配管27の先端27aとの間に高低差hを有する。
次に、エアベントタンク3の作用を説明する。加圧タンク2aに貯留されるレジスト液をエアベントタンク3へ送り出す場合、バルブ14を開いて貯留タンク21内を大気圧に開放して、バルブ11a及びバルブ12aを開き、かつバルブ11b及びバルブ12bを閉じる。レジスト液は、エアベントタンク3の導入側継手22及び導入配管26を介して貯留タンク21へ導入される。導入配管26は、排出配管27に対して高低差hを有するので、気泡が混入したレジスト液が導入配管26から導入された場合でも排出配管27側への気泡の移動を防ぐことができる。なお、加圧タンク2bからレジスト液を送り出す場合も同様の手順である。
レジスト液が貯留タンク21内に供給される際、エア抜き継手25及びエア抜き配管29を介して貯留タンク21内の空気が排出される。一方、レジスト液を脱気モジュール4へ送り出す場合、バルブ11a、11b、12a、12b、14を閉じ、バルブ13を開く。これにより、加圧継手24及び加圧配管28を介してCDAが貯留タンク21内に流入して加圧されることにより脱気モジュール4へレジスト液が送り出される。このとき、加圧配管28とエア抜き配管29とが別個に設けられているので、CDAは専用の加圧配管28を通過する。従って、CDAはエア抜き配管29を通過しないので、異物が混入するようなことがない。エア抜き時に空気とともにレジスト液が排出されることがあり、エア抜き継手25やエア抜き配管29に付着したレジスト液が乾燥することで異物となってもCDAとともに戻ることがないからである。よって、エアベントタンク3によるエア抜きが原因となる異物がレジスト液に混入することがない。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、CDA発生源を利用してCDAをエアベントタンク3に供給したが、これに限られず、圧縮空気や窒素ガスを発生させる装置を利用してもよい。塗布液として、レジスト液を例として説明したが、これに限られず、例えば、着色樹脂や、ITO(indium tin oxide)膜等各種薄膜を形成するための塗布液に対して利用してもよい。塗布装置としてダイコーターを例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、スピンコート法やロールコート法等を採用した各種コーターや、インキを使用する印刷機等を塗布装置として適用してもよい。
本発明の一形態に係る塗布液供給システムを示す配管図。 エアベントタンクの片側断面図。 エアベントタンクの上面図。
符号の説明
1 塗布液供給システム
2a、2b 加圧タンク
3 エアベントタンク
6 ドレインタンク
21 貯留タンク
35 加圧ポート
36 エア抜きポート(大気開放ポート)

Claims (2)

  1. エアベントタンクの内部を大気圧に開放して加圧タンクから前記エアベントタンクに塗布液を取り込み、前記エアベントタンクに圧縮気体を導いて塗布液を塗布装置に供給する塗布液供給システムであって、
    前記エアベントタンクには、塗布液を貯留可能な貯留タンクを大気圧に開放するための配管が接続される大気開放ポートと、前記貯留タンクに圧縮気体を導くための配管が接続される加圧ポートと、がそれぞれ別個に設けられ
    前記加圧タンク及び前記加圧ポートには、共通のエア供給源から圧縮気体が供給されていることを特徴とする塗布液供給システム。
  2. 前記エアベントタンクには、前記貯留タンクへ塗布液を導入するための配管が接続される導入ポートと、該導入ポートに接続されて前記貯留タンク内に延びる導入配管と、前記貯留タンクからレジスト液を排出するための配管が接続される排出ポートと、該排出ポートに接続されて前記貯留タンク内に延びる排出配管と、がさらに設けられ、
    前記導入配管の先端が、前記排出配管の先端よりも上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の塗布液供給システム。
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