JP5272303B2 - ローラ、定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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請求項1に係る発明は、
芯金と、前記芯金の外周面上に形成される弾性層と、を有し、前記弾性層が、前記芯金の軸方向に貫通し、該芯金の径方向に切断したときの断面における形状が長径及び短径を有する長穴形状である貫通孔を、複数有し、前記断面において、前記貫通孔の重心と前記芯金の重心とを結ぶ直線と、前記貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度が、それぞれ30°以上60°以下であり、前記短径の長さが、それぞれ、前記弾性層の平均厚みの1/6以上1/3以下であり、前記長径の長さが、それぞれ、前記弾性層の平均厚みの1/2以上3/2以下であることを特徴とするローラである。
記録媒体上の未定着画像を記録媒体へ定着する定着部材と、前記定着部材の周面に加圧する加圧部材と、を備え、前記定着部材、もしくは加圧部材の少なくとも1つが、請求項1に記載のローラを備えることを特徴とする定着装置である。
像保持体と、前記像保持体表面を帯電する帯電手段と、前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、形成された前記潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着する定着手段と、を備え、前記帯電手段、転写手段、及び定着手段の少なくとも1つが、請求項1に記載のローラを備えることを特徴とする画像形成装置である。
前記定着手段が、前記ローラを備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
但し、本発明のローラは、前記短径の長さが、前記弾性層の平均厚みの1/6以上1/3以下であり、前記長径の長さが、前記弾性層の平均厚みの1/2以上3/2以下であるものが適用される。
また、長径の長さとは、前述した断面において、最も離れた2点間の長さをいい、短径の長さとは、該長径と直行する角度で測定した径の内、最も離れた2点間の長さをいう。長径、短径の長さは、マイクロメーターによる測定や、顕微鏡による観察、電子顕微鏡による画像解析等で測定することができる。本発明において、長径、短径の長さはマイクロメーター(ミツトヨ社製MDC−MJ/PJ)を用いて測定した。
また、本発明のローラを定着装置に用いる場合においても、貫通孔同士の距離を一定以上の長さに保ちながら貫通孔の断面積を大きくできるため、高温(180℃以上)で定着しても、ローラの外径の変化を抑えることができる。この結果、生産性も向上する。
ここで、貫通孔22Dの重心は、貫通孔22Dにおける長径の両端を結んだ線分を二等分する点と定める。また、芯金の重心は、芯金22Aの直径を二等分する点(芯金の中心)と定める。
また、貫通孔22Dの長径方向とは、貫通孔22Dにおける長径の両端を結ぶ直線に沿った方向をいう。
更に、貫通孔22Dは、弾性層の表面硬度のむら低減と外径変化の抑制の点で、弾性層22Bの外周面(離型層を有する場合は離型層と接する面)からの最短距離が弾性層22Aの平均厚みの1/12以上5/12以下であることが好ましく、1/6以上1/3以下であることがより好ましい。
また、弾性層22Bの厚みとしては、ローラに対向する部材との接触領域確保の点で、2mm以上10mm以下であることが好ましく、3mm以上8mm以下であることがより好ましい。
図2に示されるように、本発明の定着装置28は、磁界が印加された際に発生する渦電流により発熱する発熱層を含む定着ベルト20と、定着ベルト20に接して接触部分を形成し回転する加圧ローラ22と、定着ベルト20の加圧ローラ22が設けられた側と反対側の面を内側から押圧する加圧パッド24と、交番電流を流すことにより定着ベルト20の発熱層に磁界を印加する電磁誘導加熱装置26とを有している。
この定着ベルト20に接するように加圧ローラ22が配され、定着ベルト20と加圧ローラ22とは接触部分を形成している。加圧ローラ22は、芯金22A上にシリコーンゴム等による貫通孔22Dを有するスポンジ層(弾性層)22Bが形成され、さらにその上層にフッ素系化合物による離型層22Cが形成された構成を有する。
まず、不図示の駆動装置により加圧ローラ22が矢印G方向に回転し、それにつれて定着ベルト20も矢印F方向に従動回転する。ここで、未定着トナー像86が形成された記録媒体88は矢印H方向に、定着装置28の接触部分に挿通される。この際、未定着トナー像86は溶融状態で記録媒体88表面に押圧され、記録媒体88表面に定着される。
尚、図2に示した例では、ローラ駆動(ベルトが従動)であるが、駆動方法はベルト駆動(ローラが従動)であってもよい。
定着ベルト20は、その内周側から外周側へと、耐熱性樹脂層(基材)、発熱層、離型層がこの順に設けられた構成であるが、発熱層があればその他の層は特に限定されない。また、カラー画像の高画質化や、白黒画像の形成速度向上のために、発熱層の外周側で離型層の内周側の位置に弾性層を設けてもよい。
耐熱性樹脂層(基材)に用いられる材料としては、ポリイミド、芳香族ポリアミド、サーモトロピック液晶ポリマー等の液晶材料など、高耐熱・高強度樹脂等が挙げられるが、この中でもポリイミド、またはポリイミドを主成分(50質量%以上)としたものが好ましい。
離型層に用いられる材料としては、例えば、フッ素ゴムや、ポリテトラフルオロエチレン(以下、「PTFE」という)、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、「PFA」という)、四フッ化エチレン六フッ化プロピレン共重合体(以下、「FEP」という)等のフッ素樹脂などを用いることができるが、特に限定されるものではない。
また、現像装置66は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーをそれぞれ収容した各色の現像器(不図示)を備えており、現像装置66が回転することにより、感光ドラム60の表面に形成された潜像に各色のトナーを付与し、トナー像を形成することが可能である。
中間転写体68と転写ローラ70との圧接部への給紙は、給紙ユニット78に収納された記録媒体が、給紙ユニット78に内蔵された不図示の記録媒体押し上げ手段により給紙ローラ80に接触する位置まで押し上げられ、記録媒体が給紙ローラ80に接触した時点で、給紙ローラ80およびレジストローラ82が回転することにより記録媒体ガイド84に沿って矢印D方向に搬送されることにより行われる。
まず、感光ドラム60表面に形成された各色のトナー像は、感光ドラム60と中間転写体68とに印加されたバイアス電圧により、感光ドラム60と中間転写体68との接触部において、各色のトナー像毎に画像情報と一致するように中間転写体68外周面に重ねて転写される。このようにしてカラーのトナー像がその外周面に転写された中間転写体68は矢印C方向に回転し、トナー像は、転写ローラ70と中間転写体68との圧接部において、給紙装置によって、圧接部に搬送されてきた記録媒体表面に転写される。
(実施例1)
図1と同様の構造のローラを作製した。具体的には、芯金22Aは、鉄を使用している。弾性層22B(平均厚み:5mm)は、スポンジ層でありシリコーンゴムを加硫発泡させたスポンジゴムを使用している。離型層22Cは、カーボンブラック等の導電性付与剤を混入したテトラフルオルエチレンとパーフルオルアルキルパーフルオルビニルエーテルの共重合体(以下、導電性(表面抵抗値が106Ω以下)PFAとする)の50μm厚の導電性PFAチューブを使用している。貫通孔22Dは、図示しない押出機のトーピードに断面が長穴形状のピンを多数設け、原料ゴムをスクリューにより押出成形し、加熱しながら加硫発泡することにより形成した。貫通孔22Dは、それぞれ芯金22Aの径方向に切断したときの断面における重心が、離型層22Cと接する面からの最短距離が2.5mmとなるように、加圧ローラの軸に平行に18個、等間隔に形成されている。尚、複数の貫通孔22D(円を長径と短径を有するように湾曲させた長穴形状の貫通孔)の詳細(芯金22Aの径方向に切断したときの断面において、弾性層22Bの平均厚みに対する長径及び短径の長さの比率、貫通孔22Dの重心と芯金22Aの重心とを結ぶ直線と、貫通孔22Dの長径方向に伸びる直線とがなす角度)を表1に示す。なお、各長さは前述の方法で測定した。
[ゴム破断]
10万枚以上通紙した後に、弾性層に亀裂が発生しているかどうかを目視にて確認して、以下の基準でゴム破断を評価した。
○:亀裂なし
△:長さ1mm未満の亀裂発生
×:長さ1mm以上の亀裂発生
100%濃度の黒色画像を形成して定着処理した後の用紙画像部を、75度鏡面光沢計GM−26D(村上色彩技術研究所社製品)を用いて測定して、以下の基準で画像の光沢むらを評価した。
○:光沢度の差が5%未満
△:光沢度の差が5%以上10%未満
×:光沢度の差が10%以上
A3サイズで坪量が64g/m2の用紙を100枚連続通紙した場合の紙しわ発生状況を目視確認して、以下の基準で紙しわを評価した。
○:紙しわが未発生(0枚)
△:紙しわが1枚発生
×:紙しわが2枚以上発生
10万枚以上通紙した後に、定着ベルト表面温度を小スポット型赤外放射温度計(キーエンス社製IT2−02)で全面について測定し、φ30mm以内の部分的な温度低下の有無を確認して、以下の基準で発熱層クラックを評価した。
○:定着ベルト表面の温度差が10℃未満
△:定着ベルト表面の温度差が10℃以上20℃未満
×:定着ベルト表面の温度差が20℃以上
先端に白紙部(2mm以上8mm以下)を設け、240%濃度の画像を形成し定着処理したA4サイズで坪量が64g/m2の用紙先端が、剥離爪に接触するかどうかを確認して、以下の基準で剥離不良を評価した。
○:用紙先端白紙部の幅が4mm未満で剥離爪に非接触
△:用紙先端白紙部の幅が4mm以上6mm未満で剥離爪に非接触
×:用紙先端白紙部の幅が6mm以上で剥離爪に接触
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を30°に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すようにゴム破断、画像光沢むら、紙しわ、定着ベルト発熱層クラック、剥離不良は発生しなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を60°に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すようにゴム破断、画像光沢むら、紙しわ、定着ベルト発熱層クラック、剥離不良は発生しなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/6に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すようにゴム破断、画像光沢むら、紙しわ、定着ベルト発熱層クラック、剥離不良は発生しなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を60°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/3に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すようにゴム破断、画像光沢むら、紙しわ、定着ベルト発熱層クラック、剥離不良は発生しなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を60°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/4に、長径の長さの比率を1/2に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すようにゴム破断、画像光沢むら、紙しわ、定着ベルト発熱層クラック、剥離不良は発生しなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を60°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/4に、長径の長さの比率を3/2に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すようにゴム破断、画像光沢むら、紙しわ、定着ベルト発熱層クラック、剥離不良は発生しなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を30°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/7に、長径の長さの比率を1/2に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように、弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/7にすることにより、紙しわや定着ベルトの発熱層にクラックが僅かに生じ、剥離不良が僅かに発生したが問題のないレベルであった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を30°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を2/5に、長径の長さの比率を2/3に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように、弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率が1/3を超えると、前記断面孔角度が30°の場合には、画像の光沢むらが僅かに発生したが問題のないレベルであった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を60°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を2/5に、長径の長さの比率を2/3に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように、弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率が1/3を超えると、前記断面孔角度が60°の場合には、ゴム破断が僅かに発生するが問題のないレベルであった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を30°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/6に、長径の長さの比率を1/3に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように、弾性層の平均厚みに対する長径の長さの比率が1/2未満であると、紙しわや定着ベルトの発熱層にクラックが僅かに生じ、剥離不良が僅かに発生したが問題のないレベルであった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を60°に変え、それぞれ弾性層の平均厚みに対する短径の長さの比率を1/3に、長径の長さの比率を5/3に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように、弾性層の平均厚みに対する長径の長さの比率が3/2を超えると、画像の光沢むらが僅かに発生し、ゴム破断が僅かに発生したが問題のないレベルであった。
実施例1において、複数の貫通孔を、図4に示すようにそれぞれ弾性層の平均厚みに対して1/5の径を有する貫通孔に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように弾性層のゴム破断や画像の光沢むらは発生しないが、貫通孔径が小さいため弾性層中の空気の抜けが悪く、ローラ中央部と端部とで温度差による外径差が大きくなり紙しわや発熱層にクラックが発生したり、弾性層中への空気の入りが悪く、接触部分を通過後のローラの弾性層の厚さの回復が遅れるために、剥離部手前で用紙を定着ベルト側に押し付ける力が低下して剥離不良が発生した。
比較例1において、複数の貫通孔を、図4に示すようにそれぞれ弾性層の平均厚みに対して2/5の径を有する貫通孔に変えたこと以外実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように弾性層中の空気の抜けが良くなるため、紙しわの発生レベルや発熱層にクラックが発生するまでの用紙走行枚数に若干の改善はみられたが、弾性層のゴム破断や画像の光沢むらが発生するようになった。また、剥離不良については改善がみられなかった。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を20°に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように貫通孔がある部分とない部分とのローラ表面の硬度差が大きくなるため、接触部分の圧力差も大きくなり、画像の光沢むらが発生した。
実施例1において、複数の貫通孔を、それぞれの貫通孔の重心と該芯金の重心とを結ぶ直線と、該貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度を70°に変えたこと以外、実施例1と同様にローラを作製し、実施例1と同様の評価を実施した。その結果、表1に示すように近接する貫通孔との径方向における距離が短くなりすぎるため、せん断力が働く径方向のゴムの厚さが薄くなり強度が不足し、ゴム破断が発生した。
また、弾性層として、シリコーンゴムの他に、EPDMゴム、フッ素ゴム等を発泡させたスポンジゴムでも良い。さらに、加圧ローラは加熱手段により加熱されていてもよい。
22 加圧ローラ(加圧部材)
22A 芯金
22B 弾性層
22C 離型層
22D 貫通孔
26 電磁誘導加熱装置
28 定着装置
32A 芯金
32B 弾性層
32C 離型層
32D 貫通孔
40 画像形成装置
60 感光ドラム(像保持体)
62 帯電装置(帯電手段)
64 レーザースキャナ(潜像形成手段)
66 回転式現像装置(現像手段)
70 転写ローラ(転写手段)
Claims (4)
- 芯金と、
前記芯金の外周面上に形成される弾性層と、
を有し、
前記弾性層が、前記芯金の軸方向に貫通し、該芯金の径方向に切断したときの断面における形状が長径及び短径を有する長穴形状である貫通孔を、複数有し、
前記断面において、前記貫通孔の重心と前記芯金の重心とを結ぶ直線と、前記貫通孔の長径方向に伸びる直線とがなす角度が、それぞれ30°以上60°以下であり、
前記短径の長さが、それぞれ、前記弾性層の平均厚みの1/6以上1/3以下であり、
前記長径の長さが、それぞれ、前記弾性層の平均厚みの1/2以上3/2以下であることを特徴とするローラ。 - 記録媒体上の未定着画像を記録媒体へ定着する定着部材と、
前記定着部材の周面に加圧する加圧部材と、
を備え、
前記定着部材、もしくは加圧部材の少なくとも1つが、請求項1に記載のローラを備えることを特徴とする定着装置。 - 像保持体と、
前記像保持体表面を帯電する帯電手段と、
前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
形成された前記潜像をトナー像として現像する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着する定着手段と、
を備え、
前記帯電手段、転写手段、及び定着手段の少なくとも1つが、請求項1に記載のローラを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着手段が、前記ローラを備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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