JP5271303B2 - タンニン酸を含むインフルエンザウイルス感染の予防用組成物、該組成物を含むエアフィルター、及び該フィルターを含む空気清浄器 - Google Patents

タンニン酸を含むインフルエンザウイルス感染の予防用組成物、該組成物を含むエアフィルター、及び該フィルターを含む空気清浄器 Download PDF

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Description

本発明は、タンニン酸を含むインフルエンザウイルス感染の予防用組成物、該組成物を含むエアフィルター、及び該フィルターを含む空気清浄器に関する。
インフルエンザ(Influenza)は、通常、流感と呼ばれる感染性疾患や、その病原体であるオルソミクソウイルス科のインフルエンザウイルスを意味する。一般の症状は、悪寒、発熱、咽喉炎、筋肉痛、頭痛、咳、無力感と不快感であり、発熱と咳のような軽症が最も多く、度々致命的な合併症を引き起こすこともある。
インフルエンザは、季節毎に数千〜数万名が死亡する流感を全世界的に広がり続け、大流行を引き起こし、数年間の全世界的な流行の際は、通常、百万名程度が死亡した。20世紀には、新たな菌株のインフルエンザによる流感の世界的な流行が3回あり、数千万名に至る人々が死亡した。このような変種は、他の動物からヒトに感染が生じるとき、ヒトを主宿主とする種が他の動物を主宿主とする種から遺伝子を受けたときによく発生する。1990年アジアで出現したH5N1の登場は、世界的な流感の流行に大きな関心を引き起こしたが、この際の種は、ヒト対ヒト感染に特化するように変異されてはいなかった。2009年4月には、メキシコにおいてH1N1の変種が出現、諸国に広がるようになった。
インフルエンザは、厳密には、RNАウイルスであるオルソミクソウイルス科(Orthomyxoriridae)に含まれる5つの属のうち、インフルエンザA、インフルエンザB、インフルエンザCの3つに区別される。
インフルエンザAは、一つの種であるインフルエンザA型ウイルスのみを含む。野生水生鳥類が数種のインフルエンザAの自然宿主の役割をする。A型は、種間の伝染を通じて極めて大流行を引き起こし、インフルエンザのうち最も毒性が強い。A型は、抗体の反応有無によって、さらに数個の血清型(亜型)に分けられる。ヒトに流感を生じると知られた亜型を、流行当時の死亡者数によって降順に配列すると、次のとおりである。先ず、H1N1は、1918年のスペイン流感、2009年の全世界的な流感の流行を引き起こした。H2N2は、1957年にアジア流感を引き起こし、H3N2は、1968年に香港流感を引き起こした亜型である。それ以外にも、インフルエンザA型の亜型として、H5N1、H7N7、H1N2、H9N2、H7N2、H7N3、H10N7がある。
そのうち、H1N1についてより具体的に説明すると、インフルエンザウイルスA型H1N1亜型(英文:Influenza A virus subtype H1N1)またはH1N1は、インフルエンザAの亜型として、ヒトに発病するインフルエンザにおいて最も有り触れた類型である。ヒト意外にも、豚や鳥にも感染・発病することもある。
H1N1は、スペイン流感とも呼ばれる流感を引き起こし、1918年から1919年に5000万名から1億名の死亡者を記録した。2005年、H1N1のゲノムがサイエンスに発表され、このゲノムのウイルスが、1918年スペイン流感を引き起こし、現在のものと比較して、約4400個のアミノ酸のうち25個〜30個程度のみが変異されたと明らかにした。低病原性のH1N1は、現在、世界に広く分布されており、2006年にはヒトへの感染が略半分を占めているものと報告された。
しかしながら、2009年3月から全世界的にH1N1ウイルスによる死亡者数が増加しており、このウイルスは、発生初期は、豚流感と呼ばれたが、以降、豚から感染するものでないと結論付け、名称が撤廃され、韓国の言論及び政府では、新型流感または新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスという名称を用いており、同年6月11日、世界保健機関はH1N1インフルエンザの伝染病警報水準を大流行に上げた。
現在、韓国では2009年9月16日の発表を基準で、約1万名以上が感染され、8名は重症で入院治療を受けており、14名が持病合併症または急性合併症で死亡したと報告されている。
一方、インフルエンザBは、インフルエンザB型ウイルスである一つの種を含む。B型は、ほぼヒトにのみ感受性があり、A型よりも稀に出現する。B型が感受性を有すると疑われる他の動物は、おっとせいとフェレットである。この種は、A型よりも2〜3倍低い変異率を示し、遺伝学的多様性にも劣り、唯一つの亜型のみが存在する。このように低い抗原性の多様性のため、B型は、宿主の範囲も小さく、流行を殆ど引き起こさない。
また、インフルエンザCは、インフルエンザC型ウイルスである一つの種を含む。C型は、ヒト、犬、豚に感受性があるが、通常、子供たちに軽症のみを示す。A型とB型よりも少ない頻度で出現する。
従来、インフルエンザの治療に用いられる薬物としては、オセルタミビル(商品名:タミフル)、ザナミビル(商品命:リレンザ)、ペラミビル(Peramivir)、アマンタジン(Amantadine)等がある。タミフルと呼ばれるオセルタミビルが、現在H1N1インフルエンザA型の治療に主に用いられている。タミフルは、世界で唯一に独占生産する鳥インフルエンザ(AI)治療剤である。ウイルスを増殖させる酵素機能を防ぎ、治療効果を出す抗ウイルス剤であって、発症後48時間内の服用であれば治療効果が大きい。主な治療効果は、流感症状の悪化減少、気管支炎や肺炎等の2次合併症発生の減少、流感潜伏期間の減少等である。インフルエンザAとBの治療剤としても用いられる。ザナミビルは、ザナミビア(Zanamivir)とも呼ばれ、商品名はリレンザ(Relenza)である。これは、ニューラミニダーゼ阻害剤で作用し、インフルエンザA及びB型の治療に用いられている。
しかしながら、オセルタミビルは、深刻な嘔吐感が示される副作用があり、ザナミビルは、抗ウイルス効果は高いが、生体利用率が低く、腎臓での排出が速いという短所がある。
現在まで開発された抗インフルエンザ治療剤は、副作用を示す場合が殆どである。したがって、インフルエンザの予防及び治療に効果的な抗インフルエンザ組成物の開発が急である。
一方、インフルエンザは、普通、咳やくしゃみによって空気中に出る、ウイルスが含有された煙霧を吸入することにより、インフルエンザに感染される。その他にも、他の個体の排泄物、唾液、鼻水、大便と血液からも伝染されるが、殆どの伝染は、煙霧の吸入による飛沫感染であると言える。このようなインフルエンザは、日光、消毒剤、石けん等の界面活性剤で不活性化され感染を防止することができるが、空気中に含有されたウイルスの除去には役立たないという短所があった。
したがって、このような空気中のウイルスを除去することができれば、インフルエンザの感染を効果的に防止することができる。
エアフィルターは、フィルターを通過する気体のうち、汚染粒子をろ過し、フィルターを通過した気体が浄化されるようにする通気性部材である。このようなエフフィルターは、家電製品、車両、建物等、様々な場所に用いられ、例えば、空気清浄器、エアコン、乾燥機、掃除機、加湿器、除湿器、車両空調機、建物内の中央空気調和システム等で用いられる。
一方、空気清浄器は、汚染された空気を浄化して新鮮な空気に変わる装置であって、一つの空気清浄器に多数のフィルターが用いられる。一般に、粒子の大きい埃等を除去する前処理フィルターと、匂い、揮発性有機化合物、ホルムアルデヒド等の有害物質を除去する脱臭フィルターと、微細埃を除去する高性能フィルターであるHEPAフィルターと、HEPAフィルターの前面に設置され、埃からHEPAフィルターを保護する中間フィルターとが一つの空気清浄器において、それぞれ1つ乃至2つ以上用いられてもよい。
このようなフィルターを多く用いるほど、空気清浄性能は向上するが、全体の空気循環に抵抗を高めるため、全体的に3〜5段階のフィルターが用いられることが一般的である。
最近、空気清浄器を用いて人体に有害な物質を選択的にさらに精巧に除去し、または有害な物質を人体に有利な物質に代替することができる機能性フィルターが研究されている。研究されている例示として、乳児のためにさらに微細な物質をろ過可能な高性能微細物質フィルター、または新居症侯群による有害物質をろ過することができる新居症侯群専用フィルター等がある。
ここに、本発明者は、上記点に鑑み、抗インフルエンザ組成物を探しているうち、タンニン酸が優れた抗インフルエンザ活性を有し、これを有効成分として含む組成物がインフルエンザウイルス感染の予防に用いられ、前記組成物をフィルターにコートすることにより、空気中のインフルエンザウイルスを効果的に除去することができるのを見付け、本発明を完成した。
本発明の目的は、タンニン酸を含むインフルエンザウイルス感染の予防用組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、前記組成物を含むエアフィルターを提供することである。
本発明のまた他の目的は、前記フィルターを含む空気清浄器を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明は一態様として、タンニン酸を有効成分として含むインフルエンザウイルス感染の予防用組成物が提供される。
本発明の好適な態様によると、前記組成物は、医薬外品に用いられてもよい。
本発明のまた他の態様によると、前記組成物を含むエアフィルターが提供される。
本発明のまた他の態様によると、前記エアフィルターを含む空気清浄器が提供される。
本発明によるタンニン酸を含む組成物は、優れた抗インフルエンザ活性を有することにより、インフルエンザウイルス感染の予防に用いられ、前記組成物がコートされたフィルターは、空気中のインフルエンザウイルスを効果的に除去することができ、インフルエンザウイルス感染の予防に有用に用いられる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、タンニン酸を有効成分として含むインフルエンザウイルス感染の予防用組成物を提供する。
本発明において、用語の「予防」とは、組成物の使用によって、インフルエンザウイルス感染を抑制させ、または発病を遅延させる、全ての行為を意味する。
本発明において、前記インフルエンザウイルスは、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、C型インフルエンザウイルスであってもよく、好ましくはH1N1インフルエンザウイルス、より好ましくはA型インフルエンザウイルスH1N1亜種変種である、一名新型fluと呼ばれる新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスであってもよい。
H1N1インフルエンザウイルスは、正式名称がインフルエンザウイルスA型H1N1亜型(Influenza A virus subtype H1N1)であって、ヒトに発病するインフルエンザにおいて最も有り触れた類型である。ヒト意外にも、豚や鳥にも感染・発病することがあり、具体的な種類としては、A/PR/8(H1N1)、A/WSN/33(H1N1)、A/Bervig‐Mission/1/18(rvH1N1)、A/Singapore/6/86(H1N1)等がある。
新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスは、2009年インフルエンザ大流行(2009 flu pandemic)を引き起こしたウイルスであり、A/California/O4/09、A/California/7/2009等がある。
本発明において、前記インフルエンザウイルスは、流感、風邪、咽喉炎、気管支炎、肺炎を引き起こし、特に、鳥類流感、豚流感、または山羊流感等を引き起こすこともある。
本発明において、タンニン酸は、分子式がC765246であり、分子量が701.23である、下記化学式1の構造を有する化合物である。
化1
Figure 0005271303
本発明において、タンニン酸は、商業的に販売されるものを購入して用いてもよく、植物素材から抽出分離して用いてもよい。
また、本発明の化合物は、薬学的に許容可能な塩の形態で用いてもよく、塩としては、薬学的に許容可能な遊離酸によって形成された酸付加塩が有用である。酸付加塩は、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、亜硝酸、または亜リン酸のような無機酸類と、脂肪族モノ及びジカルボン酸、フェニル置換アルカノエート、ヒドロキシアルカノエート、及びアルカンジオエート、芳香族酸類、脂肪族及び芳香族スルホン酸類のような無毒性有機酸から得る。このような薬学的に無毒の塩類としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸一水素、リン酸二水素、メタリン酸塩、塩化ピロリン酸エステル、臭化物、ヨウ化物、フッ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリレート、ギ酸塩、イソ酪酸エステル、カプリン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオレート、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、 ブチン‐1,4‐ジオエート、ヘキサン‐1,6‐ジオエート、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタル酸塩、テレフタル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、β‐ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン‐1‐スルホン酸塩、ナフタレン‐2‐スルホン酸塩、またはマンデル酸塩を含む。
本発明による酸付加塩は、常法、例えば、化合物を過量の酸水溶液中に溶解させ、この塩を水混和性有機溶媒、例えば、メタノール、エタノール、アセトン、またはアセトニトリルを用いて沈殿させて製造することができる。
また、本発明の化合物は、塩基を用いて薬学的に許容可能な金属塩の形態に製造して用いることができる。アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩は、例えば、化合物を過量のアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物溶液中に溶解し、非溶解化合物塩をろ過し、ろ過液を蒸発、乾燥させて得る。この際、金属塩としては、ナトリウム、カリウム、またはカルシウム塩を製造することが、製薬上適合する。また、これに対応する銀塩は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を適当な銀塩(例えば、硝酸銀)と反応させて得る。
本発明の他の具現例によると、本発明のインフルエンザウイルス感染の予防用組成物は、医薬外品に用いることができる。
すなわち、本発明の組成物は、インフルエンザウイルス感染の予防を目的として、医薬外品に添加されてもよい。本発明の組成物を医薬外品添加物として用いる場合、前記組成物をそのまま添加し、または他の医薬外品または医薬外品成分と一緒に用いてもよく、常法によって適宜使用されてもよい。 有効成分の混合量は、使用目的に応じて適宜決定されてもよい。
好ましくは、前記医薬外品組成物は、フィルターコート剤、手洗い、口すすぎ、消毒清潔剤、シャワーフォーム、ウェットティッシュ、石けん、加湿器充填剤、マスク、または芳香剤の製造に用いられてもよい。
また、本発明は、前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物を含むエアフィルターを提供する。
本発明において、用語の「エアフィルター」とは、空気中の微生物、埃等を除去し、外部からの微生物、埃等の危険物質または汚染物質の流入を防止し、フィルターによる2次汚染を防ぐためのフィルターを意味する。したがって、本発明によるエアフィルターは、自動車用エアフィルター、家電製品用エアフィルター、空調機用エアフィルター、ガスマスク用エアフィルター、空気清浄器用エアフィルター、またはクリーンローム用エアフィルターとして用いられてもよく、好ましくは空気清浄器用エアフィルターに用いられる。
さらには、本発明は、前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物を含むエアフィルターの製造方法を提供し、以下、上述したインフルエンザウイルス感染の予防用組成物を含むエアフィルターの製造方法について説明する。
本発明のインフルエンザウイルス感染の予防用組成物を含むエアフィルターの製造方法は、
(a)インフルエンザウイルス感染の予防用組成物を製造する段階と、
(b)前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物をフィルター基材にコートする段階と、
(c)前記コートされたフィルターを乾燥する段階と、を含み、
前記(b)段階は、
前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物にローラを浸漬した後、前記浸漬されたローラを用いて、前記組成物を前記フィルター基材に塗布する段階と、
前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物に、前記フィルター基材を含むローラを浸漬する段階と、
前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物を、前記フィルター基材にスプレーする段階とからなる群より選ばれたいずれか一つ以上の段階によって行われることを特徴とする。
フィルター基材としては、金属、プラスチック、不織布、フィルム等が用いられてもよい。空気清浄器用エアフィルターとしては、高多孔性不織布が用いられることが好ましいが、これに制限されるものではない。
プラスチック材料には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、アクリル、PVC、またはポリスチレン等があるが、これに制限されるものではなく、好ましくはポリプロピレンである。
不織布は、繊維等を適当に配列して接着剤または自体融着力等による繊維絡みを用いたシート状の布を意味し、そのベースとなる物質に応じて、ペーパーベース不織布、繊維ベース不織布等がある。また、不織布の材料には、レイヨン、テンセル、またはポリプロピレン等があるが、これに制限されるものではなく、通常の不織布材料として、当業界に公知された材料はいずれも使用可能である。好ましくはポリプロピレンである。
本発明のフィルター基材は、プラスチック樹脂を融点付近の温度で加熱し、溶融紡糸して製造されるフィラメント糸を製織する製織形態、または繊維を製織せず、繊維のウェブ(格子状に絡み合われてもの)を作り、これを結合させる不織布形態の繊維用フィルターに製造し、または発泡剤を加えて多孔性の発泡体フィルターに製造することができる。
エアフィルターの製造のために、先ず、インフルエンザウイルス感染の予防用組成物を製造する。前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物は、好ましくは一定の溶媒で溶解または希釈させ、溶液の形態で、エアフィルターの製造に用いられてもよい。ここで、溶媒としては、水、エタノール、メタノール、ブタノール、またはn‐ヘキサン、n‐ヘプタン、DMSO、またはこれらの混合溶媒が用いられてもよい。
前記インフルエンザウイルス感染の予防用組成物でフィルター基材をコートする。コート法としては、スポンジのような吸水性部材が外側に設けられたローラを、前記組成物に浸漬した後、前記ローラをフィルター基材にローリングし、これを乾燥してコートする方法、フィルター基材を直接前記組成物に浸漬させ、乾燥させてコートする方法、前記組成物を前記フィルター基材にスプレーさせ、乾燥させてコートする方法等がある。
本発明のフィルターの製造のためのコーティング工程は、既に製造されたフィルター基材に適用することができ、フィルターを製織する前の繊維形態の段階でも適用可能である。繊維形態の場合、フィルター製織用繊維を、先ず本発明の組成物で浸漬または噴射するコーティング工程を行い、前記コーティング工程後、フィルター基材を製織するようになる。
前記本発明の組成物が浸漬または噴射によってコート処理されたフィルターを乾燥する場合、常温または熱風乾燥してもよく、乾燥方法は、当業界に公知された方法を制限なく用いることができる。乾燥によって、本発明の組成物がフィルターによく吸着され、長期間の間フィルターが抗菌効能を有することができる。
本発明のフィルターは、前記本発明の組成物以外にも、既存の抗菌物質、脱臭剤(例えば、フラボノイド、フィトンチッド、木酢液、植物エキス、シクロデキストリン、金属イオン、二酸化チタン)または集塵ろ過剤をさらに含んでもよく、これらの成分は、一緒にまたは成分別にそれぞれ別途塗布してもよく、塗布の順序は特に制限されない。
また、本発明は、前記エアフィルターを含む空気清浄器を提供する。
本発明のエアフィルターが用いられる一実施例として空気清浄器について言及すると、上述のように、空気清浄器には多数のフィルターが用いられるが、本発明によるインフルエンザウイルス感染の予防用組成物を含むエアフィルターは、機能性フィルターとして用いられてもよく、その他の空気清浄器内に含まれるいずれのフィルターとしても使用可能である。
本発明の前記エアフィルターが適用される空気清浄器には、その制限がなく、家庭または事務室内の空気清浄器、または自動車用・室内浄化用フィルター等がその例として挙げられ、このような通常の空気清浄器が有する通常の構成要素を含んでもよい。好ましくは、本発明の空気清浄器は、本発明のエアフィルターを空気の吸入口と噴出口との間に配置してなる。
また、本発明は、前記空気清浄器を使用する空気清浄方法を提供する。
以下、本発明を実施例及び実験例によりさらに詳述する。但し、下記実施例は、本発明の例示であるだけで、本発明の内容が下記実施例に限定されるものではない。
〔製造例1:タンニン酸がコートされた本発明によるエアフィルターの製造〕
タンニン酸(A&K Petrochem, Ontario, Canada)を10重量%の濃度で水に添加し混合してタンニン酸溶液を製造した。その後、ポリプロピレンフィルター基材に前記タンニン酸溶液を噴霧コートし、140℃で4分間乾燥することにより、タンニン酸処理フィルターを製造した。
〔実験例1:タンニン酸のインフルエンザウイルスの死滅活性の測定〕
タンニン酸のインフルエンザウイルスの死滅活性を、下記のとおり測定した。
インフルエンザウイルスとしては、2009年大流行が宣言(世界保健機関、2009年6月11日宣言)された新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスとして、WHO標準菌株であるインフルエンザウイルスH1N1(A/California/O4/09)と、既存にH1N1タイプと知られた他のH1N1タイプのウイルスとして、A/PR/8/34(H1N1)及びA/WSN/33(H1N1)を用いた。
試料としては、タンニン酸を用いた。より具体的な実験方法は、以下のとおりである。
先ず、MDCK(Mardine Darbine Canine Kidney)細胞株は、1.5×106細胞/mlの濃度で接種した後、6ウェルプレートにおいて、37℃、5%CO2濃度の培養器で24時間の間培養した。また、タンニン酸を100mg/ml(1X)で用水に希釈し、これを10倍ずつ希釈して試料を用意した。用意したタンニン酸を96ウェルプレートにそれぞれ90μlずつ入れ、インフルエンザウイルス10μlを処理した。10分間反応させた後、10倍ずつPBSで希釈した。その後、培養皿の低一杯になったMDCK細胞株を、前記希釈溶液1mlで1時間の間感染させた。一方、「感染+非投与」の対照群(インフルエンザウイルスで感染させた後、タンニン酸を投与しなかった細胞群)を同一の条件で反応後、MDCK細胞株に接種して培養した。
以降、培地を除去し、2×アガロースと10μg/mlトリプシンが含まれた2×MEM培地を重量比1:1で混合した後、2mlずつMDCK細胞株が含まれたプレートに注いだ。前記MDCK細胞株を2日間37℃のインキュベータで培養した後、4%パラホルムアルデヒド1mlを入れて固定させ、水で洗浄してアガロースを除去した。その後、クリスタルバイオレットで染色してプラークの数を測定し、その数は、プラーク形成単位(pfu/ml)で計算した。その結果を表1〜3に示す。
数式1
ウイルス阻害率(%)=(1−タンニン酸処理群/対照群)×100
表1
各試料処理後、新型インフルエンザA(H1N1)(A/California/O4/09)の力価
Figure 0005271303
表2
各試料処理後、インフルエンザA/WSN/33(H1N1)の力価
Figure 0005271303
表3
各試料処理後、インフルエンザA/PR/8(H1N1)の力価
Figure 0005271303
前記表1〜3の結果を通じて、対照群と比較して、タンニン酸を処理した場合、ウイルスが完全に死滅されるので、本発明によるタンニン酸が、優れたインフルエンザウイルス死滅活性を有することが分かる。
〔実験例2:本発明によるエアフィルターのインフルエンザウイルスの死滅活性の測定〕
本発明の製造例1で得られたタンニン酸を処理したエアフィルターのインフルエンザウイルスの死滅活性を、下記のとおり測定した。
インフルエンザウイルスとしては、2009年大流行が宣言(世界保健機関、2009年6月11日宣言)された新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスとして、WHO標準菌株であるインフルエンザウイルスH1N1(A/California/O4/09)と、既存にH1N1タイプと知られた他のH1N1タイプのウイルスとして、A/PR/8/34(H1N1)及びA/WSN/33(H1N1)を用いた。
試料としては、前記製造例1で得られたタンニン酸処理エアフィルターを用いた。対照群としては、いずれの抽出物も処理しなかったエアフィルターを用いた。より具体的な実験方法は、以下のとおりである。
2×2cmにフィルターろ過材を採取した後、フィルターに一定量のウイルス液を塗布し、10分間ろ過材に吸収して反応させた後、吸収されたフィルター上に培地(1ml)を入れ、10分間振とうしてウイルスを洗い上げる。これを10倍ずつ希釈して試料を用意した。前記用意した試料を96ウェルプレートにそれぞれ90μlずつ入れ、インフルエンザウイルス10μlを処理した。10分間反応させた後、10倍ずつPBSで希釈した。その後、培養皿の低一杯になったMDCK細胞株を、前記希釈溶液1mlで1時間の間感染させた。一方、「感染+非投与」の対照群(インフルエンザウイルスで感染させた後、いずれの抽出物も投与しなかった細胞群)を同一の条件で反応後、MDCK細胞株に接種して培養した。
以降、培地を除去し、2×アガロースと10μg/mlトリプシンが含まれた2×MEM培地を重量比1:1で混合した後、2mlずつMDCK細胞株が含まれたプレートに注いだ。前記MDCK細胞株を2日間37℃のインキュベータで培養した後、4%パラホルムアルデヒド1mlを入れて固定させ、水で洗浄してアガロースを除去した。その後、クリスタルバイオレットで染色してプラークの数を測定し、その数は、プラーク形成単位(pfu/ml)で計算した。
表4
各試料処理後、新型インフルエンザA(H1N1)(A/California/O4/09)の力価
Figure 0005271303
表5
各試料処理後、インフルエンザA/WSN/33(H1N1)の力価
Figure 0005271303
表6
各試料処理後、インフルエンザA/PR/8(H1N1)の力価
Figure 0005271303
前記表4〜6の結果を通じて、本発明によるタンニン酸処理エアフィルターが、優れたインフルエンザウイルス死滅活性を有することが分かる。

Claims (6)

  1. タンニン酸を有効成分として含む、インフルエンザウイルス感染の予防用組成物であって、
    前記インフルエンザウイルスは、A/California/04/09であることを特徴とするインフルエンザウイルス感染の予防用組成物。
  2. 前記インフルエンザウイルス感染による疾患は、流感、風邪、咽喉炎、気管支炎、肺炎、鳥類流感、豚流感、または山羊流感であることを特徴とする、請求項1に記載のインフルエンザウイルス感染の予防用組成物。
  3. 前記組成物は、医薬外品製造に用いられることを特徴とする、請求項1に記載のインフルエンザウイルス感染の予防用組成物。
  4. 前記医薬外品は、フィルターコート剤、手洗い、口すすぎ、消毒清潔剤、シャワーフォーム、ウェットティッシュ、石けん、加湿器充填剤、マスク、または芳香剤であることを特徴とする、請求項3に記載のインフルエンザウイルス感染の予防用組成物。
  5. 請求項1によるインフルエンザウイルス感染の予防用組成物を含むエアフィルター。
  6. 請求項5によるエアフィルターを含む空気清浄器。
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