JP5271112B2 - 振動減衰機能を備えた発進装置 - Google Patents

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Description

本発明は発進装置を対象とし、ロックアップOFFの状態、ロックアップされないスリップ状態(以下、ロックアップスリップ状態)、及びロックアップONの状態での振動を減衰することが出来るように機能する発進装置に関するものである。
図5は従来の発進装置の概略図を示している。エンジンからの動力を得てフロントカバー(イ)が回転し、該フロントカバー(イ)と共にポンプ(ロ)が回り、このポンプ(ロ)の回転によって外殻内部に満たされている作動流体が攪拌される。その結果、ポンプ(ロ)と対向して配置されているタービン(ハ)が回転する。該タービン(ハ)はタービンハブ(ニ)と連結している為に、タービンハブ(ニ)も同一速度で回転し、該タービンハブ(ニ)に嵌っているインプットシャフト(ホ)(出力軸)を回すことが出来る。
そこで、タービン(ハ)の回転速度が高くなって所定の領域に達したならば、クラッチ(ヘ)が作動する。クラッチ(ヘ)はドラム(ト)とクラッチプレート(チ)、及びクラッチディスク(リ)で構成されていて、クラッチプレート(チ)が移動してクラッチディスク(リ)が挟み込まれる。クラッチ(ヘ)が働き、クラッチプレート(チ)によりクラッチディスク(リ)が挟まれて互いに密着すると、フロントカバー(イ)の回転はクラッチディスク(リ)を回し、そしてダンパディスク(ヌ)が回転する。
ダンパディスク(ヌ)の回転は、ばね(ル)を介してダンパプレート(オ)へ伝わり、タービンハブ(ニ)を回すことが出来る。ところで、エンジンからの動力はその伝達径路は3ステージに分けることが出来、この3ステージとは、ロックアップOFFの状態、ロックアップスリップ状態、そしてロックアップONの状態である。
図6はこの3ステージでの動力伝達径路を示している。
(ロックアップOFFの状態)
クラッチ(ヘ)が働いていないロックアップOFFの状態では、ポンプ(ロ)の回転を作動流体を媒介としてタービン(ハ)が回り、タービンハブ(ニ)からインプットシャフト(ホ)へ伝達されるが、この場合、エンジンのトルク変動を作動流体によって吸収し切れず、上記インプットシャフト(ホ)へ伝わってしまう。
(ロックアップスリップ状態)
クラッチプレート(チ)によってクラッチディスク(リ)が挟持されると、ロックアップONとなるが、ロックアップONしないように制御することで、クラッチディスク(リ)はクラッチプレート(チ)と互いにスリップする。そして、この際にスティックスリップによる振動が発生し、この振動がダンパ(ワ)に備わっているばね(ル)と共振するが、該共振が低周波数域に現れることがある。
そして、スリップ時ではクラッチ(ヘ)がONの状態でなく、ポンプ(ロ)の回転トルクも作動流体を介してタービン(ヘ)へ伝達されるが、その為に、ロックアップOFFの場合と同じくエンジンのトルク変動及び振動がインプットシャフト(ホ)へ伝わることになる。
(ロックアップONの状態)
クラッチプレート(チ)が移動し、クラッチディスク(リ)が完全に挟み込まれてスリップが停止してロックアップONの状態と成る。この状態では、フロントカバー(イ)の回転はクラッチディスク(リ)を回し、そしてダンパディスク(ヌ)が回転する。そして、ダンパ(ワ)のばね(ル)を介してダンパプレート(オ)がタービンハブ(ニ)を回し、該タービンハブ(ニ)の軸穴に嵌っているインプットシャフト(ホ)へ動力が出力される。
ところで、燃費向上のためには低回転数(低周波数)でのロックアップONによるロックアップ領域の拡大が要求される。しかし、低周波数側での振動が許容以上であるとロックアップONした場合に車両振動などが発生し、ロックアップ領域を拡大出来ないといった問題がある。
このように、発進装置にはロックアップOFF状態、ロックアップスリップ状態、及びロックアップONの状態で、夫々上記のごとき振動の問題がある。本発明ではこれら各ステージでの振動を抑制することが出来るように振動減衰機能を備えた発進装置を提供する。
本発明に係る発進装置では、ダンパを流体継手(ポンプインペラ及びタービンランナの組合せ)及びクラッチの前(入力側)に配置した構造としている。外殻内部にはポンプ、タービン、クラッチ、及びダンパを備えた構造としているが、これらの配置を変えることで振動を抑えるように構成している。ここで、上記ポンプ、タービン、クラッチ、及びダンパの具体的な構造は限定しないことにする。
本発明に係る発進装置はダンパを流体継手及びクラッチの前に配置したことで次のような効果が得られる。
(ロックアップOFFの状態)
エンジンのトルク変動及び振動は発進装置へ伝わるが、ダンパが入力側に配置されることで、該ダンパにて減衰される。その為に、ポンプへ伝わるトルク変動及び振動は小さくなる。
(ロックアップスリップ状態)
クラッチの後にあるインプットシャフト(出力軸)は、ダンパを構成しているばね(ダンパスプリング)に比較してバネ剛性は非常に高く、スリップ時に発生するスティックスリップ振動による共振点を高周波数側へ移行させることが出来る。その為、通常の運転時ではスティックスリップ振動とばねとの共振を避けることが出来る。
従来の発進装置では前述の通り、スティックスリップによる振動と、クラッチの後にあるダンパのばねとが共振し、共振点が低周波数側に現れる場合がある。この共振点がエンジン振動の周波数領域に存在すると、車両振動など問題となるため、共振点を低周波数側又は高周波数側に移行させる必要がある。そこで、本発明ではクラッチの後にあるのはインプットシャフトであり、該インプットシャフトはダンパのばねに比較してバネ剛性が高いためにスティックスリップによる共振点を高周波側へ移行させることが出来る。
(ロックアップONの状態)
ダンパを入力側に配置したことで、ばね(ダンパスプリング)より後のイナーシャが大きくなり、インプットシャフト(出力軸)の共振点を低周波数側へ移行することが出来る。
すなわち、エンジン振動の周波数領域にインプットシャフト共振点が存在すると、車両振動などの問題になるため、インプットシャフト共振点を低周波数側又は高周波数側へ移行する必要があり、本発明の場合は低周波数側へ移行させることが出来る。
図1は本発明に係る発進装置の概略図を示している。外殻6の内部には作動流体が満たされ、ダンパ2、クラッチ3、ポンプ4とタービン5から成る流体継手が配置され、入力された動力はこれらダンパ2、流体継手、又はクラッチ3を介して出力され、インプットシャフト7(出力軸)へ伝達される。
図2はロックアップOFFの状態、ロックアップスリップ状態、ロックアップONの状態でのトルクの伝達径路を3ステージに分けて表している。
(ロックアップOFFの状態)
エンジンからの動力はフロントカバー1を回し、該フロントカバー1の回転はダンパ2へ伝わる。クラッチ3が働いていない低速域では、ダンパ2の回転はポンプ4へ伝達されて回転し、ポンプ4が回転することで対向して配置されているタービン5が外殻内に満たされている作動流体を媒介として回される。そして、タービン5の回転は上記インプットシャフト7(出力軸)へ出力される。ここで、インプットシャフト7はタービンハブ8の軸穴に嵌り、タービン5はタービンハブ8と連結している。
(ロックアップスリップ状態)
そして、タービン5の回転速度が上って所定の領域に達したならば、上記クラッチ3が働く。クラッチ3はドラム9とクラッチプレート10、及びクラッチディスク11から成り、クラッチプレート10が移動してクラッチディスク11を挟み込む。しかし、クラッチプレート10にてクラッチディスク11が完全に挟み込まれることなくスリップ状態がある。この状態では、ポンプ4にてタービン5を回すことで伝達されるトルクと、スリップ状態のクラッチ3を経て伝達されるトルクが存在する。
(ロックアップONの状態)
クラッチディスク11がクラッチプレート10にて挟まれた状態であり、ダンパ2から出たトルクはクラッチ3を通過してインプットシャフト7へ出力される。すなわち、クラッチディスク11はダンパ2のダンパプレート12と連結している為に、該ダンパ2の回転はクラッチディスク11へ伝達され、インプットシャフト7へ出力される。
ところで、上記ダンパ2はフロントカバー1に面して配置され、ダンパディスク13と両ダンパプレート12,12、及び複数本のばね14,14・・・(ダンパスプリング)で構成され、両ダンパプレート12,12にて挟まれたダンパディスク13の外周はフロントカバー1と連結している。ダンパディスク13とダンパプレート12,12との間には上記ばね14,14・・が介在している為に、エンジンのトルク変動及び振動はこのばね14,14・・にてある程度吸収される。
従って、トルク変動及び振動が小さくなった状態でポンプ4へ伝達され、該ポンプ4のトルクは作動流体を介してタービン5へ伝えられる。この場合にも、僅かではあるが作動流体によってトルク変動及び振動は減衰され、インプットシャフト7へ出力される。本発明では、フロントカバー1からの動力を最初にダンパ2を通過することで、エンジンのトルク変動及び振動を減衰させて後方へ伝達するように構成している。
そして、タービン5の回転速度が上って所定の領域に達したところで、クラッチ3が作動するが、クラッチプレート10が移動してクラッチディスク11を完全に挟み込むことなく、クラッチプレート10とクラッチディスク11とが接してスリップが発生するように制御される。ところで、このスリップに伴ってスティックスリップ振動を発生するが、このスティックスリップ振動による共振点を本発明の発進装置は高周波数側へ移行している。
すなわち、クラッチ3より後方に配置されているインプットシャフト7の捩れ変形に基づくバネ剛性はばね14より高いために、上記共振点は高周波数側へ移行することが出来、通常の運転時には共振しない領域となる。勿論、この場合のエンジントルク変動並びに振動はダンパ2にて減衰されている。
そして、クラッチディスク11が両クラッチプレート10,10にて挟み込まれてクラッチ3がロックアップONの状態と成れば、ダンパ2のばね14より後のイナーシャが大きくなる。すなわち、ポンプ4、タービン5、クラッチ3、それにタービンハブ8、インプットシャフト7がばね14の後方に配置されているために、後方のイナーシャは非常に大きく成っている。
その為の、インプットシャフト7の共振点は、ばね14の固有振動数である低周波数側へ移行する。すなわち、ロックアップONの状態では、ダンパ2より後方のイナーシャが大きくなることで、インプットシャフト7の共振点は低周波数側へ移行するが、ばね14の共振点と一致しないようにしている。
図2においては、本発明の発進装置を、1次部分、中間部分、2次部分に分けて図示している。そこで、ロックアップOFFの状態とロックアップスリップ状態では、ダンパ2のばね14とインプットシャフト7と連結している2次部分の間に中間部分が存在し、その為にバネ剛性の高いインプットシャフト7の固有振動数とバネ14が共振することはない。
ところが、ロックアップONの状態になれば、中間部分がなくなって2次部分と一体化する。その為にインプットシャフト7と連結している2次部分のイナーシャが増大する。その結果、インプットシャフト7の共振点を低周波数側へ移行することが出来、エンジン振動の周波数領域から避けることが出来る。
図3は本発明に係る発進装置を示す実施例で、片側断面を表している。同図の6は外殻、4はポンプ、5はタービン、3はクラッチ、2はダンパを夫々表している。この発進装置の構造を動作に基づいて説明すると、エンジンからの動力はフトントカバー1に伝達され、フトントカバー1と一体化している上記外殻6が回転する。
外殻6の外周部にはポンプ4が配置され、外殻6と共にダンパ2を介してポンプ4が回転すると、外殻内に充填されている作動流体が攪拌されて対向して配置されているタービン5が回転を開始する。タービン5から延びるアーム15はクラッチ3の外フレーム16に連結・固定され、この外フレーム16の中心穴にはタービンハブ8が嵌って固定されている。従って、ポンプ4の回転に伴ってタービン5が回転するならば、タービンハブ8が回転し、該タービンハブ8の軸穴に嵌っているインプットシャフト7(出力軸)が回転することになる。
そして、タービン5の回転速度が高くなって所定の領域に達したところで、上記クラッチ3が働く。クラッチ3が働くと、エンジンからの動力はダンパ2を間にしてタービンハブ8へ直接動力が伝達されるが、クラッチ3が作動することでポンプ4とタービン5との速度差に基づく衝撃トルクが発生し、この衝撃トルクは上記ダンパ2によって緩和される。
ダンパ2は中央ディスク19と2枚の側プレート20a,20b、ばね14,14・・・、及び補助ばね21,21・・・にて構成されている。中央ディスク19は両側プレート20a,20bにて挟まれ、ばね14は両側プレート20a,20bに形成しているばね収容部22に収容されている。
そして、中央ディスク19の外周には歯形が形成され、この歯形は外殻6の内周面に設けているスプライン歯23と噛み合っている。従って、外殻6が回転するならば、上記ポンプ4と共にダンパ2も回転することになる。ダンパ2の側プレート20aにはクラッチ3の内フレーム24が連結し、内フレーム24はダンパ2と共に同速で回転する。
該クラッチ3の外フレーム16にはリング状をした複数枚のクラッチ板25,25・・が噛み合い、内フレーム24には同じくリング状をした複数枚のクラッチ板26,26・・・が噛み合っており、クラッチ3が作動していない状態ではクラッチ板25,25・・・とクラッチ板26,26・・・は夫々異なる速度で回転している。
すなわち、外フレーム16と共に回転するクラッチ板25,25・・・の回転速度はタービン5と同じであり、内フレーム24と共に回転するクラッチ板26,26・・・はダンパ2、外殻6、及びポンプ4と同一速度で回転している。クラッチ板26,26・・とクラッチ板25,25・・の速度差はポンプ4とタービン5との速度差と同じであり、該クラッチ3が働くことで、クラッチ板26,26・・とクラッチ板25,25・・は互いに係合して同一速度となる。
そこで、クラッチ3にはピストン29が備わっており、該ピストン29が軸方向に移動することで各クラッチ板25,25・・、26,26・・は互いに係合する。又、クラッチ3には戻しバネが設けられ、油圧が低下することでピストン29は押戻されるようにバネ力が付勢されている。
このように、タービン5の回転速度が所定の領域に達したところで、クラッチ3が働き、該ダンパ2のばね14が圧縮変形してポンプ4とタービン5との速度差に基づく衝撃トルクが吸収される。本発明の発進装置ではポンプ4及びタービン5が外殻6の片隅に配置されて、その大きさは小さく、外殻6と共にポンプ4が回転しても作動流体の攪拌能力は小さく、その為にタービン5の回転速度は直ぐには立上がり難い。従って、タービン5の回転速度が低い領域においてクラッチ3が働くように機能し、ロックアップスリップ状態が具現されるように制御している。
図4は本発明の発進装置を表している更なる他の実施例である。この実施例の発進装置はフロントカバー1の側にクラッチ3を設け、後方にダンパ2を配置した構造としている。そして、ポンプ4はダンパ2に取着され、タービン5はクラッチ3の外フレーム16に連結している。ところで、ダンパ2の中央ディスク19はその内径側が外殻6のリヤカバー27に溶接されていて、外殻6が回転すればダンパ2も同一速度で回転することが出来る構造としている。
ダンパ2とクラッチ3が配置される位置が違っているだけで、動作は前記図3に示した発進装置の場合と同じである。ところで、ポンプ4はポンプシェル17に複数枚のブレード18,18・・・を配列・固定し、又ブレード18,18・・・の上縁にはコア28を取付けて連結している。このポンプ4の構造は前記図3に示した場合と共通している。
本発明に係る発進装置の概略図。 本発明に係る発進装置の各ステージにおける動力伝達径路。 本発明に係る発進装置の実施例。 本発明に係る発進装置の実施例。 従来の発進装置の概略図。 従来の発進装置の各ステージにおける動力伝達径路。
1 フロントカバー
2 ダンパ
3 クラッチ
4 ポンプ
5 タービン
6 外殻
7 インプットシャフト
8 タービンハブ
9 ドラム
10 クラッチプレート
11 クラッチディスク
12 ダンパプレート
13 ダンパディスク
14 ばね
15 アーム
16 外フレーム
17 ポンプシェル
18 ブレード
19 中央ディスク
20 側プレート
21 補助ばね
22 ばね収容部
23 スプライン歯
24 内フレーム
25 クラッチ板
26 クラッチ板
27 リヤカバー
28 コア
29 ピストン

Claims (2)

  1. 外殻内に作動流体を満たし、ポンプとタービンから成る流体継手、ダンパ、及びクラッチを有し、エンジンからの動力をインプットシャフト(出力軸)から出力する発進装置において、上記ダンパは中央ディスクを両側プレートによって挟み込むと共に、両側プレートに形成したばね収容部にはばねを収容し、中央ディスクの外周に設けた歯形を外殻内周面に形成したスプライン歯と噛み合わせ、そしてポンプをダンパの側プレートと連結し、又、クラッチは外フレームと共に回転するクラッチ板及び内フレームと共に回転するクラッチ板、それにこれら各クラッチ板を互いに係合する為のピストンを備え、上記外フレームとタービンを連結し、ダンパの側プレートを内フレームと連結したことを特徴とする振動減衰機能を備えた発進装置。
  2. 外殻内に作動流体を満たし、ポンプとタービンから成る流体継手、ダンパ、及びクラッチを有し、エンジンからの動力をインプットシャフト(出力軸)から出力する発進装置において、上記ダンパは中央ディスクを両側プレートによって挟み込むと共に、両側プレートに形成したばね収容部にはばねを収容し、中央ディスクの内周部をリヤカバーに固定し、そしてポンプをダンパの側プレートと連結し、又、クラッチは外フレームと共に回転するクラッチ板及び内フレームと共に回転するクラッチ板、それにこれら各クラッチ板を互いに係合する為のピストンを備え、上記外フレームとタービンを連結し、ダンパの側プレートを内フレームと連結したことを特徴とする振動減衰機能を備えた発進装置。
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