JP5270713B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング動作により所定の電圧を生成して出力するスイッチング電源装置に関する。
近年、情報機器、家電機器等の様々な機器において、スイッチング電源装置が広く利用されている。特に、携帯端末装置等の情報機器においては、CPU駆動用、ディスプレイ駆動用、通信インターフェース用等、機能毎に電圧が異なる様々な電源を必要としており、バッテリー電源(すなわち、入力電圧)からこれらの電源(すなわち、出力電圧)を生成する必要がある。このため、コイルに対する電圧の印加のオン/オフをスイッチングすることにより所望の出力電圧を得ることができるスイッチング電源が多く用いられている。
その一例として、例えば、特許文献1には、臨界モードPFC(Power Factor Correction)昇圧型コンバータにおいて、入力電圧および出力電圧を検出し、検出したこれらの電圧を用いた所定の演算を行なうことにより、スイッチング素子のオン時間幅およびオフ時間幅を決定し、決定したオン時間幅およびオフ時間幅に基づいて、スイッチング素子をターンオン/ターンオフする技術が開示されている。
このようなスイッチング電源装置においては、安定的な電源の供給を効率的に行なうため、適切なタイミングでスイッチングを行なうことが共通の課題となっている。
特開2010−104218号公報(公開日:2010年5月6日)
これにも関わらず、従来のスイッチング電源装置では、所定の演算によりスイッチング素子のターンオン・タイミングが決定されるため、この演算において誤差が生じると、スイッチング素子のターンオン・タイミングにもずれが生じてしまう。また、適切なターンオン・タイミングは、スイッチング素子の端子間容量、コイルのインダクタンス値、入力電圧等の変動要因によって変動するものであるが、従来のスイッチング電源装置では、所定の演算によりスイッチング素子のターンオン・タイミングを決定しているため、上記変動要因に対応させることができない。このように、従来のスイッチング電源装置では、適切なタイミングで、スイッチング素子をターンオンすることができない。
そこで、本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルに対する電圧の印加をスイッチングするためのスイッチング素子のターンオン・タイミングをより最適化することができるスイッチング電源装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明に係るスイッチング電源装置は、コイルに対する直流電圧の印加を前記コイルの一端に接続されたスイッチング素子によってスイッチングし、スイッチング素子のオン期間に前記コイルに蓄積した磁気エネルギーを、スイッチング素子のオフ期間に前記コイルに流れる電流によって移送される電気エネルギーとして出力側に取り出して出力電圧を得るスイッチング電源装置であって、前記スイッチング素子は、互いにカスコード接続されたノーマリーオン型の第1のスイッチング素子およびノーマリーオフ型の第2のスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のカスコード接続点における電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって検出された前記電圧に応じて、前記スイッチング素子のターンオンを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、スイッチング素子の適切なターンオン・タイミングを決定付けるスイッチング素子のカスコード接続点における電圧に応じてスイッチング素子のターンオンを制御しているため、スイッチング素子の端子間容量、インダクタンス値、または入力電圧により、コイル電流が0になってから、スイッチング素子のドレイン電圧が所定の電圧まで降下するまでの時間差が変動するような場合であっても、ドレイン電圧が所定の電圧まで降下する前にスイッチング素子をターンオンしてしまうようなことがない。したがって、スイッチング素子のターンオン・タイミングをより最適化することができる。また、スイッチング素子同士のカスコード接続点の電位を検出していることにより、スイッチング素子の端子間電圧よりも低い電圧による、スイッチング素子のターンオン・タイミングの制御を可能としている。
一般的に、検出部における耐圧が大きくなるにつれ、検出部のコストが増加することとなる。また、検出部における耐圧範囲が広くなるにつれ、検出部による検出精度が低下することとなる。そこで、本発明は、カスコード接続点の電圧を検出する構成を採用したことにより、上記構成により、より低い電圧を検出することとしている。これにより、検出部のコストを抑えることができ、また、検出部による検出精度を高めることができる。
ここで、単に検出部における電圧を低下させるのであれば、抵抗により分圧させる構成も考え得るが、この場合、部品点数が増加するうえ、抵抗による導通損失が発生する。本発明は、このような構成を用いていないので、部品点数が増加することもなく、導通損失が発生することもない。
また、上記スイッチング電源装置において、前記制御手段は、検出された前記電圧が、予め定められている閾値電圧よりも低くなった場合に、前記スイッチング素子をターンオンすることが好ましい。
この構成によれば、検出された電圧と閾値とを比較し、この比較結果により、スイッチング素子のターンオンを制御する、といった簡単かつ確実な構成で、適切なタイミングによるスイッチング素子のターンオンを実現することができる。
本発明に係るスイッチング電源装置によれば、コイルに対する電圧の印加をスイッチングするためのスイッチング素子のターンオン・タイミングをより最適化することができるという効果を奏する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す。 本実施形態に係るスイッチング電源装置が備える制御手段の構成の詳細を示す。 本実施形態に係るスイッチング電源装置の動作時における、各種パラメータの波形を示す。
本発明に係る実施形態について、図面を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態に係るスイッチング電源装置100の構成を示す。電源装置100は、コイルL1に対する直流電圧の印加をコイルL1の一端に接続されたスイッチング素子Q1によってスイッチングし、スイッチングのオン期間にコイルL1に蓄積した磁気エネルギーを、スイッチングのオフ期間にコイルL1に流れる電流によって移送される電気エネルギーとして出力側に取り出すことにより、入力電圧Viを昇圧して出力電圧Voを得る、いわゆる昇圧型のスイッチング電源装置である。
〔スイッチング電源装置の構成〕
スイッチング電源装置100は、コンデンサC1、コンデンサC2、コイルL1、スイッチング素子Q1、抵抗R11、抵抗R12、および制御回路200を備えている。
コンデンサC1は、入力電圧Viを平滑化する、いわゆる平滑コンデンサである。コイルL1は、入力電圧Viが印加されるとインダクタ電流が生じる、いわゆるインダクタである。コンデンサC2は、いわゆる出力コンデンサである。コンデンサC2は、コイルL1に生じたインダクタ電流により、充電される。これにより、コンデンサC2から、出力電圧Voを得ることができる。ダイオードD1は、インダクタ電流の逆流を防止するため、コイルL1とコンデンサC2との間に設けられている。抵抗R11およびR12は、出力電圧Voを分圧するためのものである。
(スイッチング素子Q1)
スイッチング素子Q1は、コイルL1に対する入力電圧Viの印加をスイッチングする。スイッチング素子Q1は、スイッチング素子Q1AおよびQ1Bを有する。スイッチング素子Q1A(第1のスイッチング素子)は、ノーマリーオン型の電界効果トランジスタ(ディプリーション型トランジスタ)である。ここではノーマリーオン型の電界効果トランジスタとしてディプリーション型nチャネル型の接合型電界効果トランジスタが用いられているが、ディプリーション型nチャネル型のMOS型電界効果トランジスタも使用可能である。また、スイッチング素子Q1B(第2のスイッチング素子)は、ノーマリーオフ型の電界効果トランジスタ(エンハンスメント型トランジスタ)である。ここではノーマリーオフ型の電界効果トランジスタとしてエンハンスメント型nチャネル型のMOS型電界効果トランジスタを用いている。スイッチング素子Q1およびQ1Bは、互いにカスコード接続されている。
具体的に説明すると、スイッチング素子Q1Bのドレインは、スイッチング素子Q1Aのソースに接続されている。また、スイッチング素子Q1Bのソースは、スイッチング素子Q1Aのゲートに接続されている。すなわち、スイッチング素子Q1においては、スイッチング素子Q1Bのドレイン−ソース間と、スイッチング素子Q1Aのソース−ゲート間とが、互いに並列に接続されている構成となっている。
この構成により、スイッチング素子Q1は、ノーマリーオフ型のスイッチング素子として機能する。すなわち、スイッチング素子Q1は、制御電圧がゲートに印加されると、オン状態となる。これにより、コイルL1に対して、入力電圧Viが印加されるようになる。反対に、スイッチング素子Q1は、ゲートへの制御電圧の印加が断たれると、オフ状態となる。これにより、コイルL1に対する入力電圧Viの印加が断たれるようになる。
スイッチング素子Q1のターンオフ動作について具体的に説明すると、まず、スイッチング素子Q1Bのゲート電圧が低下することにより、スイッチング素子Q1Bがオフになる。これにより、スイッチング素子Q1Bのソース−ドレイン間の電圧が上昇し、これに伴って、スイッチング素子Q1Aのソース−ゲート間の逆電圧が上昇する。そして、この逆電圧が、スイッチング素子Q1Aのゲート閾値電圧に達すると、スイッチング素子Q1Aがオフとなり、スイッチング素子Q1全体としてオフになる。
なお、上記ターンオフ動作からも判るように、スイッチング素子Q1Bに必要とされるドレイン−ソース間電圧耐量は、スイッチング素子Q1Aの閾値電圧の絶対値である。したがって、スイッチング素子Q1Bには、導通損失の小さい低耐圧のスイッチング素子が適用可能となり、その結果、導通損失が小さいスイッチング素子Q1を実現することができる。
また、スイッチング素子Q1Bのドレインとスイッチング素子Q1Aのソースとの接続点(以下、「カスコード接続点」と示す。)においては、後述する制御回路200からの電圧検出用の配線が接続されている。これにより、制御回路200による、スイッチング素子Q1Bのドレインとソースとの端子間電圧Vqの計測が可能となっている。
なお、図1において、Crss_Q1Aは、スイッチング素子Q1Aの帰還容量を示す。また、Ciss_Q1Aは、スイッチング素子Q1Aの入力容量を示す。また、Coss_Q1Aは、スイッチング素子Q1Aの出力容量を示す。また、スイッチング素子Q1Aのソース−ドレイン間のダイオードは、スイッチング素子Q1Aのボディーダイオード(寄生ダイオード)を示す。
同様に、Crss_Q1Bは、スイッチング素子Q1Bの帰還容量を示す。また、Ciss_Q1Bは、スイッチング素子Q1Bの入力容量を示す。また、Coss_Q1Bは、スイッチング素子Q1Bの出力容量を示す。また、スイッチング素子Q1Bのソース−ドレイン間に設けられたダイオードは、スイッチング素子Q1Bのボディーダイオード(寄生ダイオード)を示す。
(制御回路200)
制御回路200は、スイッチング素子Q1のスイッチング(すなわち、ターンオンおよびターンオフ)を制御する。制御回路200は、ボトム電圧検出回路210、ドライブ回路220、誤差増幅回路230、およびオンタイム生成回路240を備える。以下、制御回路200の構成の詳細を示す。図2は、本実施形態に係るスイッチング電源装置100が備える制御回路200の構成の詳細を示す。
(ボトム電圧検出回路210)
ボトム電圧検出回路210は、スイッチング素子Q1をターンオンするための制御信号(以下、「オン信号」と示す。)の出力を制御する。ボトム電圧検出回路210は、比較器212およびワンショットマルチバイブレータ214を備えている。
比較器212のプラス入力端子は、カスコード接続点に接続されている。すなわち、比較器212のプラス入力端子には、カスコード接続点において検出されたスイッチング素子Q1Bの端子間電圧Vqが入力される。したがって、この構成は、「スイッチング素子のカスコード接続点における電圧を検出する電圧検出手段」であると言える。
一方、比較器212のマイナス入力端子には、閾値電圧が入力される。この閾値には、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧の下限値が予め設定されている。例えば、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧が0Vまで低下する場合、この閾値電圧は、概ね0Vとなる。
この構成により、比較器212は、上記端子間電圧Vqが上記閾値電圧よりも小さくなったタイミングで、出力する制御信号をHiレベルからLoレベルへ切り替える構成となっている。
ワンショットマルチバイブレータ214は、比較器212から入力された制御信号がLoレベルに切り替わると、ドライブ回路220に対してオン信号を出力する。
すなわち、ボトム電圧検出回路210は、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧Vqの下限値が閾値電圧を下回ったタイミングで、ドライブ回路220に対してオン信号を出力するように構成されている。
(誤差増幅回路230)
誤差増幅回路230は、オペアンプ232を備えている。オペアンプ232は、出力電圧Voと基準電圧Vrefとの誤差を増幅して出力する。具体的には、オペアンプ232のマイナス入力端子は、抵抗R11と抵抗R12との接続点に接続されており、抵抗R11と抵抗R12とによって分圧された、出力電圧Voが入力される。一方、オペアンプ232のプラス入力端子は、基準電圧Vrefが入力される。オペアンプ232は、入力された出力電圧Voと基準電圧Vrefとの誤差を求め、この誤差を増幅して、誤差信号Compとして出力する。
(オンタイム生成回路240)
オンタイム生成回路240は、スイッチング素子Q1をターンオフするための制御信号(以下、「オフ信号」と示す。)の出力を制御する。オンタイム生成回路240は、比較器242、コンデンサC3、および定電流電源246を備えている。
比較器242のマイナス入力端子には、誤差増幅回路230の出力電圧Vcompが入力される。比較器242のプラス入力端子には、コンデンサC3の電圧VC3が入力される。比較器242は、誤差増幅回路230の出力電圧とコンデンサC3の電圧VC3とを比較し、コンデンサC3の電圧VC3が誤差増幅回路230の出力電圧の電圧に到達すると、オフ信号を出力する。
スイッチング素子Q1のオン期間においては、コンデンサC3は、定電流電源246によって定電流充電がなされるため、その電圧が上昇し続ける。そして、コンデンサC3の電圧が誤差増幅回路230の出力電圧Vcompに到達すると、オフ信号を出力する。スイッチング素子Q1がターンオフされると、コンデンサC3は放電される。
上記において、誤差増幅回路230の出力電圧Vcompは一定であるから、スイッチング素子Q1のオン期間は、コンデンサC3の充電時間によって決定付けられる。したがって、スイッチング素子Q1のオン期間を所望の出力電圧に応じたものとするため、コンデンサC3が所定時間充電されると、誤差増幅回路230の出力電圧Vcompに到達するように、コンデンサC3は、所定の定電流によって定電流充電がなされる。
(ドライブ回路220)
ドライブ回路220は、スイッチング素子Q1のスイッチングを制御する。ドライブ回路220は、FF(フリップフロップ)222および増幅器224を備えている。
FF222は、オン信号の出力と、オフ信号の出力との、切り替えを行なう。
具体的には、FF222のS入力端子には、ボトム電圧検出回路210からのオン信号が入力される。FF222は、オン信号が入力されると、このオン信号をQ出力端子から出力するようになる。
一方、FF222のR入力端子には、オンタイム生成回路240からのオフ信号が入力される。FF222は、オフ信号が入力されると、このオフ信号をQ出力端子から出力するようになる。
フロップフロップ222から出力されたオン信号またはオフ信号は、増幅器224によって増幅され、スイッチング素子Q1のゲートへ供給される。
(スイッチング電源装置100の動作)
続いて、本実施形態に係るスイッチング電源装置100の動作について説明する。図3は、本実施形態に係るスイッチング電源装置100の動作時における、各種パラメータの波形を示す。
まず、スイッチング素子Q1がオフ状態となると(タイミングt0)、コイルL1に流れるインダクタ電流は((出力電圧Vo−入力電圧Vi)/コイルL1のインダクタンス)の傾きで低下し始める。同時に、コンデンサC3が放電される。この時、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧Vqは、既に説明したとおり、スイッチング素子Q1Aの閾値電圧の絶対値となっている。
そして、コイルL1に流れるインダクタ電流が0になると(タイミングt1)、スイッチング素子Q1Aの帰還容量Crss_Q1AとコイルL1、入力電圧Viの直列共振動作を開始する。
この時、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧、すなわち、スイッチング素子Q1のカスコード接続点における電圧Vqは、スイッチング素子Q1Aの閾値電圧の絶対値のままである。したがって、スイッチング素子Q1Aの入力容量Ciss_Q1Aは、上記直列共振動作に含まれない。
また、上記直列共振動作により、スイッチング素子Q1Aの端子間電圧が低下するので、出力容量Coss_Q1Aの電荷の変動分の電流がスイッチング素子Q1Aのドレインからソースへ流れる。したがって、スイッチング素子Q1Aの出力容量Coss_Q1Aは、上記直列共振動作に含まれない。
なお、この時、スイッチング素子Q1Bの寄生容量も、上記直列共振動作に含まれない。
スイッチング素子Q1Aの端子間電圧が0Vになると(タイミングt2)、スイッチング素子Q1Aのボディーダイオードが導通し、スイッチング素子Q1Aの帰還容量Crss_Q1A、入力容量Ciss_Q1A、スイッチング素子Q1Bの帰還容量Crss_Q1B、出力容量Coss_Q1B、とコイルL1、入力電圧Viの直列共振動作を開始する。この時、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧、即ち、スイッチング素子Q1のカスコード接続点における電圧VqはVdsと等しくなる。
なお、この時、入力容量Ciss_Q1Bの端子間電圧は0Vであるため、スイッチング素子Q1Bの入力容量Ciss_Q1Bは、上記直列共振動作に含まれない。
制御回路200は、カスコード接続点で検出されたスイッチング素子Q1Bの端子間電圧Vqと閾値電圧とを比較しており、スイッチング素子Q1Bの端子間電圧Vqが閾値電圧よりも低くなると(タイミングt3)、オン信号を出力する。これにより、スイッチング素子Q1は、ターンオンされる。
スイッチング素子Q1がオンになると、コイルL1に入力電圧Viが印加され、コイルL1に流れるインダクタ電流が上昇する。インダクタ電流は、ダイオードD1を通って、出力コンデンサC2を充電する。すなわち、これにより、出力電圧Voが得られることとなる。
同時に、定電流電源246によってコンデンサC3の定電流充電が開始され、コンデンサC3の電圧VC3が上昇する。そして、コンデンサC3の電圧VC3がオペアンプ232から出力された誤差信号Compに達すると(タイミングt4)、オンタイム生成回路240は、オフ信号を出力する。これにより、スイッチング素子Q1は、ターンオフされる。
スイッチング電源装置100は、以上の動作を繰り返し行なうことにより、出力電圧Voを継続的かつ安定的に出力する。
(スイッチング電源装置100による効果)
以上のように、本実施形態に係るスイッチング電源装置100は、スイッチング素子Q1のカスコード接続点における電圧Vqを検出し、検出された電圧Vqに応じて、スイッチング素子Q1をターンオンする構成を採用している。
これにより、スイッチング素子Q1の端子間容量、コイルL1のインダクタンス値、および入力電圧Viのいずれが変動した場合でもその影響を受けることなく、スイッチング素子Q1のドレイン電圧に応じた適切なタイミングで、スイッチング素子Q1をターンオンすることができる。
また、スイッチング素子Q1A,Q1B同士のカスコード接続点の電圧Vqを検出していることにより、スイッチング素子Q1の端子間電圧よりも低い電圧による、スイッチング素子Q1のターンオン・タイミングの制御を実現している。
特に、本実施形態に係るスイッチング電源装置100は、検出された電圧が予め定められている閾値電圧よりも低くなった場合に、スイッチング素子Q1をターンオンする構成を採用している。
これにより、検出された電圧と閾値電圧とを比較器212によって比較し、この比較結果により、スイッチング素子Q1のターンオンを制御する、といった簡単かつ確実な構成で、適切なタイミングによるスイッチング素子Q1のターンオンを実現している。
さらに、本実施形態に係るスイッチング電源装置100は、スイッチング素子Q1Aとして、ノーマリーオン型のスイッチング素子を用いており、スイッチング素子Q1Bとして、ノーマリーオフ型のスイッチング素子を用いている。
これにより、導通損失の少ないノーマリーオン型のスイッチング素子をスイッチング素子Q1Aとして利用して、ノーマリーオフ型のスイッチング素子Q1を実現している。
(補足説明)
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、実施形態で説明したスイッチング電源装置の回路構成はあくまで一例に過ぎず、スイッチング電源装置において実施形態とは異なる回路構成を採用して本発明を実施した場合であっても、当該スイッチング電源装置は本発明の技術的範囲に含まれる。
また、実施形態では、制御手段は、カスコード接続点において検出された電圧が、予め定められている閾値電圧よりも低くなった場合に、スイッチング素子をターンオンすることとしたが、これに限定するものではない。すなわち、制御手段としては、少なくともカスコード接続点において検出された電圧に基づいて、スイッチング素子をターンオンするものであれば、いかなる構成を採用しても良い。
本発明に係るスイッチング電源装置は、コイルに印加する電圧のオンオフをスイッチングすることにより所望の出力電圧を得る各種スイッチング電源装置に適用することができ、特に、臨界モードPFC(Power Factor Correction)昇圧型コンバータに適用することができる。
100 スイッチング電源装置
200 制御回路(制御手段)
210 ボトム電圧検出回路
220 ドライブ回路
230 誤差増幅回路
240 オンタイム生成回路
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
C3 コンデンサ
D1 ダイオード
L1 コイル
Q1 スイッチング素子
Q1A スイッチング素子(第1のスイッチング素子)
Q1B スイッチング素子(第2のスイッチング素子)
R11 抵抗
R12 抵抗

Claims (2)

  1. コイルに対する直流電圧の印加を前記コイルの一端に接続されたスイッチング素子によってスイッチングし、スイッチングのオン期間に前記コイルに蓄積した磁気エネルギーを、スイッチングのオフ期間に前記コイルに流れる電流によって移送される電気エネルギーとして出力側に取り出して出力電圧を得るスイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング素子は、互いにカスコード接続されたノーマリーオン型の第1のスイッチング素子およびノーマリーオフ型の第2のスイッチング素子を有し、
    前記スイッチング素子のカスコード接続点における電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段によって検出された前記電圧に応じて、前記スイッチング素子のターンオンを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記電圧検出手段によって検出された前記電圧が、予め定められている閾値電圧よりも低くなった場合に、前記スイッチング素子をターンオンする
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
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