JP5270054B1 - 内視鏡用光学系 - Google Patents

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Abstract

物体側から順に、負のレンズ群G1、明るさ絞りS、正のレンズ群G2から構成され、負のレンズ群G1は、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2から構成され、以下の条件式(1)および(2)を満足することを特徴とする内視鏡用光学系、
0.05<H(100)×(nd01−1)/Rf01<0.38 …(1)
0.5<enp/FL<2.5 …(2)
ただし、H(100)は第1レンズ面に入射する入射角100度となる主光線が第1レンズ面に入射する高さ、Rf01は第1レンズL1のL面の曲率半径、nd01は第1レンズL1の屈折率、FLは全系の焦点距離、enpは入射瞳位置である。

Description

本発明は、200度以上の画角を有する内視鏡用光学系に関する。
内視鏡は、例えば体腔内を観察するものであるために、内視鏡用光学系は小型で広角のものが求められており、特に泌尿器内視鏡においては径方向に小型であることが必要である。
内視鏡に適用可能な画角200度以上の光学系としては、例えば、特開2007−279632号公報(特許文献1)、特開2008−058387号公報(特許文献2)、特開2005−227426号公報(特許文献3)、特開2009−276371号公報(特許文献4)に記載のものが知られている。
これらの内の、特許文献1〜3に開示されている光学系は、物体側から順に負の第1レンズ、負の第2レンズ、正の第3レンズ、明るさ絞り、正のレンズ群を有し、画角200度を有する点で優れている。
また、特許文献4に開示されている光学系は、物体側から順に負の第1レンズ、負の第2レンズ、フィルタ、明るさ絞り、正のレンズ群を有し、画角200度を有する点で優れている。
しかしながら、特許文献1〜3に開示されている光学系は、負の第2レンズと明るさ絞りの間に正の第3レンズが配置されていて、第1レンズから明るさ絞りまでの距離が長いために、入射瞳の位置が像側に移動してしまっている。このために、負の第1レンズが径方向に肥大化して内視鏡には好ましくなく、特に泌尿器内視鏡には適用できないほどである。
また、特許文献4に開示されている光学系は、負の第2レンズと明るさ絞りの間にフィルタが配置されていること、およびフィルタと明るさ絞りの空気間隔が長いことから、入射瞳の位置が像側に移動してしまっている。このために、負の第1レンズが径方向に肥大化して内視鏡には好ましくなく、特に泌尿器内視鏡には適用できないほどである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、200度以上の画角を有する小径な内視鏡用光学系を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様による内視鏡用光学系は、物体側から順に、負のレンズ群、明るさ絞り、正のレンズ群から構成され、前記負のレンズ群は、物体側から順に、負の第1レンズ、負の第2レンズから構成され、以下の条件式(1)および(2)を満足することを特徴とする、
0.05<H(100)×(nd01−1)/Rf01<0.38 …(1)
0.5<enp/FL<2.5 …(2)
ただし、H(100)は入射角100度主光線が前記第1レンズの物体側の面に入射する高さ、Rf01は前記第1レンズの物体側の面の曲率半径、nd01は前記第1レンズの屈折率、FLは全系の焦点距離、enpは入射瞳と前記第1レンズの物体側の面との距離である。
本発明の実施形態における第1実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図である。 上記実施形態における第1実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 上記実施形態における第2実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図である。 上記実施形態における第2実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 上記実施形態における第3実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図である。 上記実施形態における第3実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 上記実施形態における第4実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図である。 上記実施形態における第4実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 上記実施形態における第5実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図である。 上記実施形態における第5実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 上記実施形態における第6実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図である。 上記実施形態における第6実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態]
本実施形態の内視鏡用光学系は、物体側から順に、負のレンズ群、明るさ絞り、正のレンズ群から構成されている。さらに、負のレンズ群は、物体側から順に、負の第1レンズ、負の第2レンズから構成されている。これにより、入射瞳の位置を物体側に移動して、負の第1レンズの小径化を図ることが可能となる。そして、内視鏡用光学系を構成する各群のレンズ枚数を削減することが可能であり、全長の短縮やコストの削減を図ることができる。
ここに、内視鏡用光学系は、以下の条件式(1)および(2)を満足する。
0.05<H(100)×(nd01−1)/Rf01<0.38 …(1)
0.5<enp/FL<2.5 …(2)
ただし、H(100)は入射角100度主光線第1レンズの物体側の面に入射する高さ、Rf01は第1レンズの物体側の面の曲率半径、nd01は第1レンズの屈折率、FLは全系の焦点距離、enpは入射瞳と第1レンズの物体側の面との距離である。
まず、条件式(1)は入射角100度主光線第1レンズの物体側の面に入射する高さ、および第1レンズの屈折率、曲率に関する条件式である。この条件式(1)はアッベ(Abbe)の不変量の1部であり、第1面での屈折前後の光線の角度変化分、すなわち屈折量を規定する数式である。H(100)×(nd01−1)/Rf01が条件式(1)の上限を超えてしまうと、屈折量が大き過ぎて軸外の収差が発生し易くなるために好ましくない。また、H(100)×(nd01−1)/Rf01が条件式(1)の下限を超えてしまうと、屈折量が小さ過ぎてレンズの径が肥大化してしまうために好ましくない。
次に、条件式(2)は、入射瞳に関する条件式である。enp/FLが条件式(2)の範囲を満足していれば適切な入射瞳位置であるために、諸収差を大きく発生させることなく小型化を成し遂げることができる。これに対して、enp/FLが条件式(2)の上限を超えると、レンズが径方向に肥大化してしまうために好ましくない。また、enp/FLが条件式(2)の下限を超えると、負の第1レンズおよび負の第2レンズのパワーを著しく強くする必要があり、諸収差を大きく発生させ易くなるために好ましくない。
なお、上述した条件式(1)、(2)は、
0.1<H(100)×(nd01−1)/Rf01<0.37 …(1)’
1.0<enp/FL<2.0 …(2)’
であることが好ましく、さらには、
0.15<H(100)×(nd01−1)/Rf01<0.36 …(1)”
1.4<enp/FL<1.6 …(2)”
となることがより一層好ましい。
内視鏡用光学系は、以下の条件式(3)および(4)をさらに満足すると良い。
0.5<H(100)/FL<3.5 …(3)
1.1<(r1+r2)/(r1−r2)<1.9 …(4)
ただし、r1は第1レンズの物体側の面の曲率半径、r2は第1レンズの像側の面の曲率半径である。
条件式(3)は入射角100度主光線第1レンズの物体側の面に入射する高さに関する条件式である。H(100)/FLが条件式(3)の下限を超えてしまうと、レンズが径方向に極端に小さくなり過ぎて、負の第1レンズのパワーを強くする必要が生じ、軸上および軸外の収差を発生させてしまうために好ましくない。また、H(100)/FLが条件式(3)の上限を超えてしまうと、レンズが径方向に肥大化してしまうために好ましくない。
条件式(4)は、前記負のレンズ群の第1レンズのシェープファクター(shape factor)に関する条件式である。(r1+r2)/(r1−r2)が条件式(4)の範囲内にあれば、広画角を有しながらも必要な負のパワーを得ることができる。(r1+r2)/(r1−r2)が条件式(4)の下限を超えてしまうと、負の第1レンズの屈折力が低下してしまうために好ましくない。また、(r1+r2)/(r1−r2)が条件式(4)の上限を超えてしまうと、レンズの生産性が著しく低下するために好ましくない。
なお、上述した条件式(3)、(4)は、
1.0<H(100)/FL<2.0 …(3)’
1.2<(r1+r2)/(r1−r2)<1.8 …(4)’
であることが好ましく、さらには、
1.8<H(100)/FL<2.1 …(3)”
1.3<(r1+r2)/(r1−r2)<1.7 …(4)”
となることがより一層好ましい。
内視鏡用光学系は、レンズ系の入射角度ω=100である場合に、以下の条件式(5)をさらに満足すると良い。
0.00<|EX(ω)|/ω <0.03 …(5)
ただし、EX(ω)は、入射角度ωで入射した主光線が光学系から射出する角度である。
条件式(5)は、入射角に対する射出角光学系の関係式であり、入射角100度での光学系のテレセン性(像側テレセントリック性)を表している。テレセン性が崩れてしまうと、CCDやC−MOS等の撮像素子における斜入射特性により、周辺の明るさが低下したり、混色が発生したりするなどの影響が発生する。条件式(5)は、このような画質低下を発生させないための条件式である。
内視鏡用光学系は、以下の条件式(6)をさらに満足すると良い。
−8.0<F_front/F_rear<−0.1 …(6)
ただし、F_frontは負のレンズ群の焦点距離、F_rearは正のレンズ群の焦点距離である。
条件式(6)は、負のレンズ群と正のレンズ群のパワー配置に関する条件式である。F_front/F_rearが条件式(6)の範囲内にあれば、正のパワーを良好に分担できるために、色収差や球面収差、コマ収差を良好に補正できる。一方、F_front/F_rearが条件式(6)の上限または下限を超えてしまうと、どちらかのレンズ群にパワーが強くつき過ぎてしまうために、諸収差が発生し易くなってしまい、好ましくない。
なお、上述した条件式は(6)は、
−6.0<F_front/F_rear<−1.0 …(6)’
であることが好ましく、さらには、
−4.0<F_front/F_rear<−3.0 …(6)”
となることがより一層好ましい。
内視鏡用光学系は、以下の条件式(7)および(8)をさらに満足すると良い。
1.77<nd1<2.42 …(7)
1.9<nd2<2.42 …(8)
ただし、nd1は負の第1レンズの屈折率、nd2は負の第2レンズの屈折率である。
条件式(7)は負の第1レンズの屈折率に関する条件式、条件式(8)は負の第2レンズの屈折率に関する条件式である。nd1が条件式(7)の範囲内にあり、かつnd2が条件式(8)の範囲内にあれば、何れも適度な屈折率であるために、負の第1レンズ、負の第2レンズの物体側の曲率を極端に強くしなくても、適切な負のパワーを得ることができる。一方、nd1が条件式(7)の下限を超えるか、またはnd2が条件式(8)の下限を超えてしまうと、負の第1レンズ、負の第2レンズに極端に強い曲率をつけなければならず、軸外の収差を発生させ易くなるために好ましくない。また、nd1が条件式(7)の上限を超えるか、またはnd2が条件式(8)の上限を超えてしまうと、レンズ自体の入手(あるいは、硝材の入手)が著しく困難になり、また高いコストを要するために好ましくない。
また、内視鏡用光学系の正のレンズ群は、物体側から順に、少なくとも1枚の正レンズと、正レンズと負レンズとの接合レンズと、を含んで構成されていると良い。
内視鏡用光学系は、以下の条件式(9)をさらに満足すると良い。
0.1<PW_1/PW_2<0.26 …(9)
ただし、PW_1は前記負の第1レンズのパワー、PW_2は前記負の第2レンズのパワーである。
条件式(9)は前記負のレンズ群のパワー配置に関する条件式である。PW_1/PW_2が条件式(9)の範囲内にあれば、適切なパワー配置であるために、広い画角を保ちながらもレンズ径を小さく保つことが可能となる。一方、PW_1/PW_2が条件式(9)の上限を超えてしまうと第1レンズのパワーが強くなり過ぎ、広画角を保てなくなるだけでなく、特に軸外の収差を発生させ易くなるために好ましくない。また、PW_1/PW_2が条件式(9)の下限を超えてしまうと、第2レンズのパワーが強くなり過ぎて、軸外の収差を発生させ易くなるために好ましくない。さらに第1レンズの肥大化にもつながるために好ましくない。
なお、上述した条件式は(9)は、
0.12<PW_1/PW_2<0.255 …(9)’
であることが好ましく、さらには、
0.15<PW_1/PW_2<0.25 …(9)”
となることがより一層好ましい。
内視鏡用光学系におけるパワーを有する光学要素は、全て球面レンズであると良い。
パワーを有する光学要素として非球面レンズや回折光学素子を使用すると、コストが高くなってしまう。従って、内視鏡用光学系におけるパワーを有する光学要素(明るさ絞りや光学フィルタ等を除いた光学要素)を全て球面レンズで構成することにより、コストを安価に抑制することができる。
次に、表1および図1Aから図6Bを参照して、本実施形態の内視鏡用光学系の第1〜6実施例を説明する。
表1は、第1〜6実施例の内視鏡用光学系の上述した条件式の値を示す表である。この表を見れば分かるように、第1〜6実施例の内視鏡用光学系の全てが、上述した条件式(1)〜(9)(さらには、各条件式(1)’、(1)”、(2)’、(2)”、(3)’、(3)”、(4)’、(4)”、(6)’、(6)”、(9)’、(9)”)を満たしている。
Figure 0005270054
そして、第1〜6実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を図1A、図2A、図3A、図4A、図5A、図6Aにそれぞれ示す。また、第1〜6実施例の内視鏡用光学系の収差図を図1B、図2B、図3B、図4B、図5B、図6Bにそれぞれ示す。
ここに、光路に沿った内視鏡用光学系の構成図中、符号L1は第1レンズ、符号L2は第2レンズ、符号Sは明るさ絞り、符号L3は第3レンズ、符号L4は第4レンズ、符号OFはレーザーカットフィルタ、赤外カットフィルタ、光学的ローパスフィルタ等の光学フィルタを想定した光学部材、符号L5は第5レンズ、符号L6は第6レンズ、符号L7は第7レンズ、符号CGは撮像素子カバーガラス、符号ALは接着層、符号SGは撮像素子チップ封止ガラスをそれぞれ示している。
また、第1〜6実施例における光学面は、第1レンズL1の物体側がr1、第1レンズL1の像側がr2、第2レンズL2の物体側がr3、第2レンズL2の像側がr4、明るさ絞りSがr5、第3レンズL3の物体側がr6、第3レンズL3の像側がr7、第4レンズL4の物体側がr8、第4レンズL4の像側がr9、光学部材OFの物体側がr10、光学部材OFの像側がr11、第5レンズL5の物体側がr12、第5レンズL5と第6レンズL6との接合面がr13、第6レンズL6と第7レンズL7との接合面がr14、第7レンズL7の像側がr15、撮像素子カバーガラスCGの物体側がr16、撮像素子カバーガラスCGの像側(接着層ALの物体側)がr17、撮像素子チップ封止ガラスSGの物体側(接着層ALの像側)がr18、撮像素子チップ封止ガラスSGの像側である像面IMがr19となっていて、各光学面に付した数字が面番号を示している。同様に、図1A〜図6Aにおける面間隔dに付した数字が、面間隔dの物体側の面の面番号を示している。
本実施形態の第1〜6実施例の内視鏡用光学系は、物体側から順に、負のレンズ群である第1レンズ群G1、明るさ絞りS、正のレンズ群である第2レンズ群G2から構成されている。さらに、負のレンズ群である第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズL1、負レンズの第2レンズL2から構成されている。ここに、第2レンズL2は、第1〜第4実施例においては両凹レンズ、第5、第6実施例においては物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとなっている。
また、正のレンズ群である第2レンズ群G2は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第3レンズL3、像側に凸面を向けた平凸レンズ(正レンズ)の第4レンズL4、両凸レンズ(正レンズ)の第5レンズL5、両凹レンズ(負レンズ)の第6レンズL6、両凸レンズ(正レンズ)の第7レンズL7を含んでおり、第4レンズL4と第5レンズL5との間には光学部材OFが配設されている。
ここに、第5レンズL5と第6レンズL6は光学面r13により、また、第6レンズL6と第7レンズL7は光学面r14により、互いに接合されていて、その結果、3枚の第5〜第7レンズL5〜L7は接合レンズとなっている。これにより、正のレンズ群である第2レンズ群G2は、少なくとも1枚の正レンズと、正レンズと負レンズとの接合レンズと、を含んで構成されているということができる。
そして、第1〜第7レンズL1〜L7は、何れも球面レンズである。
第1実施例
図1Aは第1実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図、図1Bは第1実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
ここに、収差図中の球面収差図および倍率色収差図には、1点鎖線でg線(波長435.84nm)を、実線でd線(波長587.56nm)、点線でC線(波長656.27nm)を、それぞれ示している。また、収差図中の非点収差図には、点線でメリジオナル線Mを、実線でサジタル線Sを、それぞれ示している。なお、収差図中のFIYは半画角を表し、収差図および下記数値データのFNO.はFナンバーを表す。
この第1実施例の光学系の数値データは、以下に示す通りである。
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数νd
1 4.142 0.30 1.77000 73.00
2 0.625 0.29
3 -2.011 0.25 2.00330 28.27
4 1.378 0.50
5 (絞り) 0.40
6 -2.094 0.50 1.88300 40.76
7 -1.186 0.05
8 ∞ 0.65 1.64769 33.79
9 -1.721 0.05
10 ∞ 0.60 1.51965 75.01
11 ∞ 0.05
12 2.478 0.88 1.72916 54.68
13 -1.148 0.30 1.92286 18.90
14 1.812 0.60 1.88300 40.76
15 -7.685 0.25
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.01 1.51000 63.01
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 像面

焦点距離 0.41
FNO. 5.49
画角2ω 200.00

フランジバック (空気中) 0.90
全長 (空気中) 6.32
第2実施例
図2Aは第2実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図、図2Bは第2実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
ここに、収差図中の球面収差図および倍率色収差図には、1点鎖線でg線(波長435.84nm)を、実線でd線(波長587.56nm)、点線でC線(波長656.27nm)を、それぞれ示している。また、収差図中の非点収差図には、点線でメリジオナル線Mを、実線でサジタル線Sを、それぞれ示している。なお、収差図中のFIYは半画角を表し、収差図および下記数値データのFNO.はFナンバーを表す。
この第2実施例の光学系の数値データは、以下に示す通りである。
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数νd
1 3.579 0.30 1.88300 40.76
2 0.625 0.29
3 -2.546 0.25 2.00330 28.27
4 1.228 0.50
5 (絞り) 0.40
6 -1.960 0.50 1.88300 40.76
7 -1.165 0.05
8 ∞ 0.65 1.64769 33.79
9 -1.706 0.05
10 ∞ 0.60 1.51965 75.01
11 ∞ 0.05
12 2.391 0.88 1.72916 54.68
13 -1.130 0.30 1.92286 18.90
14 1.525 0.60 1.88300 40.76
15 -8.156 0.25
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.01 1.51000 63.01
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 像面

焦点距離 0.40
FNO. 5.49
画角2ω 202.00

フランジバック (空気中) 0.89
全長 (空気中) 6.31
第3実施例
図3Aは第3実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図、図3Bは第3実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
ここに、収差図中の球面収差図および倍率色収差図には、1点鎖線でg線(波長435.84nm)を、実線でd線(波長587.56nm)、点線でC線(波長656.27nm)を、それぞれ示している。また、収差図中の非点収差図には、点線でメリジオナル線Mを、実線でサジタル線Sを、それぞれ示している。なお、収差図中のFIYは半画角を表し、収差図および下記数値データのFNO.はFナンバーを表す。
この第3実施例の光学系の数値データは、以下に示す通りである。
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数νd
1 2.891 0.30 2.17000 33.00
2 0.625 0.29
3 -84.848 0.25 2.00330 28.27
4 0.860 0.50
5 (絞り) 0.40
6 -2.264 0.50 1.88300 40.76
7 -1.347 0.05
8 ∞ 0.65 1.64769 33.79
9 -1.484 0.05
10 ∞ 0.60 1.51965 75.01
11 ∞ 0.05
12 2.157 0.88 1.72916 54.68
13 -0.948 0.30 1.92286 18.90
14 1.702 0.60 1.88300 40.76
15 -9.072 0.25
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.01 1.51000 63.01
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 像面

焦点距離 0.36
FNO. 5.49
画角2ω 206.00

フランジバック (空気中) 0.89
全長 (空気中) 6.31
第4実施例
図4Aは第4実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図、図4Bは第4実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
ここに、収差図中の球面収差図および倍率色収差図には、1点鎖線でg線(波長435.84nm)を、実線でd線(波長587.56nm)、点線でC線(波長656.27nm)を、それぞれ示している。また、収差図中の非点収差図には、点線でメリジオナル線Mを、実線でサジタル線Sを、それぞれ示している。なお、収差図中のFIYは半画角を表し、収差図および下記数値データのFNO.はFナンバーを表す。
この第4実施例の光学系の数値データは、以下に示す通りである。
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数νd
1 3.149 0.30 2.00178 19.32
2 0.625 0.29
3 -3.207 0.25 2.00330 28.27
4 1.159 0.50
5 (絞り) 0.40
6 -2.190 0.50 1.88300 40.76
7 -1.346 0.05
8 ∞ 0.65 1.64769 33.79
9 -1.484 0.05
10 ∞ 0.60 1.51965 75.01
11 ∞ 0.05
12 2.179 0.88 1.72916 54.68
13 -0.966 0.30 1.92286 18.90
14 1.182 0.60 1.88300 40.76
15 -7.929 0.25
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.01 1.51000 63.01
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 像面

焦点距離 0.38
FNO. 5.47
画角2ω 200.00

フランジバック (空気中) 0.89
全長 (空気中) 6.31
第5実施例
図5Aは第5実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図、図5Bは第5実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
ここに、収差図中の球面収差図および倍率色収差図には、1点鎖線でF線(波長486.13nm)を、点線でd線(波長587.56nm)、実線でC線(波長656.27nm)を、それぞれ示している。また、収差図中の非点収差図には、点線でメリジオナル線Mを、実線でサジタル線Sを、それぞれ示している。なお、収差図中のFIYは半画角を表し、収差図および下記数値データのFNO.はFナンバーを表す。
この第5実施例の光学系の数値データは、以下に示す通りである。
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数νd
1 2.637 0.30 2.42000 58.00
2 0.625 0.29
3 2.034 0.25 2.00330 28.27
4 0.613 0.50
5 (絞り) 0.40
6 -2.877 0.50 1.88300 40.76
7 -1.438 0.05
8 ∞ 0.65 1.64769 33.79
9 -1.547 0.05
10 ∞ 0.60 1.51965 75.01
11 ∞ 0.05
12 1.994 0.88 1.72916 54.68
13 -0.973 0.30 1.92286 18.90
14 2.346 0.60 1.88300 40.76
15 -14.176 0.25
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.01 1.51000 63.01
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 像面

焦点距離 0.35
FNO. 5.50
画角2ω 202.00

フランジバック (空気中) 0.89
全長 (空気中) 6.31
第6実施例
図6Aは第6実施例の内視鏡用光学系の光路に沿った構成を示す図、図6Bは第6実施例の内視鏡用光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
ここに、収差図中の球面収差図および倍率色収差図には、1点鎖線でF線(波長486.13nm)を、点線でd線(波長587.56nm)、実線でC線(波長656.27nm)を、それぞれ示している。また、収差図中の非点収差図には、点線でメリジオナル線Mを、実線でサジタル線Sを、それぞれ示している。なお、収差図中のFIYは半画角を表し、収差図および下記数値データのFNO.はFナンバーを表す。
この第6実施例の光学系の数値データは、以下に示す通りである。
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数νd
1 2.811 0.30 2.42000 58.00
2 0.700 0.29
3 1.415 0.25 2.42000 58.00
4 0.544 0.50
5 (絞り) 0.40
6 -3.332 0.50 1.88300 40.76
7 -1.329 0.05
8 ∞ 0.65 1.64769 33.79
9 -1.698 0.05
10 ∞ 0.60 1.51965 75.01
11 ∞ 0.05
12 2.059 0.88 1.72916 54.68
13 -0.948 0.30 1.92286 18.90
14 3.307 0.60 1.88300 40.76
15 -10.876 0.25
16 ∞ 0.50 1.51633 64.14
17 ∞ 0.01 1.51000 63.01
18 ∞ 0.50 1.51633 64.14
19 ∞ 像面

焦点距離 0.36
FNO. 5.50
画角2ω 206.00

フランジバック (空気中) 0.89
全長 (空気中) 6.31
このような実施形態によれば、200度以上の画角を有する内視鏡用光学系において、負の第1レンズから明るさ絞りまでの距離を短くして入射瞳位置を物体側へ移動することにより、負の第1レンズの小径化を図ることができる。さらに、負の第1レンズの物体側の面の屈折量を半画角100度の入射角において適切に定めることによって、諸収差の発生を良好に抑制することが可能となる。
こうして、内視鏡(例えば泌尿器内視鏡やその他の内視鏡)に好適な、小径の内視鏡用光学系を構成することができる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明の態様を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本出願は、2011年10月6日に日本国に出願された特願2011−221667号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (8)

  1. 物体側から順に、負のレンズ群、明るさ絞り、正のレンズ群から構成され、
    前記負のレンズ群は、物体側から順に、負の第1レンズ、負の第2レンズから構成され、
    以下の条件式(1)および(2)を満足することを特徴とする内視鏡用光学系、
    0.05<H(100)×(nd01−1)/Rf01<0.38 …(1)
    0.5<enp/FL<2.5 …(2)
    ただし、
    H(100)は入射角100度主光線が前記第1レンズの物体側の面に入射する高さ、
    Rf01は前記第1レンズの物体側の面の曲率半径、
    nd01は前記第1レンズの屈折率、
    FLは全系の焦点距離、
    enpは入射瞳と前記第1レンズの物体側の面との距離
    である。
  2. 以下の条件式(3)および(4)をさらに満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光学系、
    0.5<H(100)/FL<3.5 …(3)
    1.1<(r1+r2)/(r1−r2)<1.9 …(4)
    ただし、
    r1は前記第1レンズの物体側の面の曲率半径、
    r2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径
    である。
  3. レンズ系の入射角度ω=100である場合に、以下の条件式(5)をさらに満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光学系、
    0.00<|EX(ω)|/ω <0.03 …(5)
    ただし、EX(ω)は、入射角度ωで入射した主光線が光学系から射出する角度である。
  4. 以下の条件式(6)をさらに満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光学系、
    −8.0<F_front/F_rear<−0.1 …(6)
    ただし、F_frontは負のレンズ群の焦点距離、F_rearは正のレンズ群の焦点距離である。
  5. 以下の条件式(7)および(8)をさらに満足することを特徴とする請求項1記載の内視鏡用光学系、
    1.77<nd1<2.42 …(7)
    1.9<nd2<2.42 …(8)
    ただし、nd1は負の第1レンズの屈折率、nd2は負の第2レンズの屈折率である。
  6. 前記正のレンズ群は、物体側から順に、少なくとも1枚の正レンズと、正レンズと負レンズとの接合レンズと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光学系。
  7. 以下の条件式(9)をさらに満足することを特徴とする請求項1記載の内視鏡用光学系、
    0.1<PW_1/PW_2<0.26 …(9)
    ただし、PW_1は前記負の第1レンズのパワー、PW_2は前記負の第2レンズのパワーである。
  8. 当該内視鏡用光学系におけるパワーを有する光学要素は、全て球面レンズであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光学系。
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