JP5269393B2 - 車両用アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両用アンテナ装置に関し、特に、車両のフロントガラスやリヤガラス等の固定窓の周囲の部分に貼り付けて使用される複数個のループアンテナから構成される車両用アンテナ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、移動中にも電波の受信等を可能にするアンテナが搭載されている。車両が受信する電波は、長年に渡ってAMラジオ用の中波(MW)とFMラジオ用やTV用の超短波(VHF)や極超短波(UHF)が主であった。一方、近年、GPS(全地球測位システム)用のアンテナや、地上波デジタル放送(デジタルTV)を受信するアンテナ等の高周波帯の電波を送受信するアンテナも車両に搭載されるようになってきている。
これらのアンテナを、移動体である自動車に取り付ける場合のアンテナの設置場所は、車両のフロントガラスが一般的である。アンテナがフロントガラスに取り付けられる場合は、ルーフに近いフロントガラスの上部に設置されるために、アンテナは透明なフィルムシートの上に形成され、粘着材でフロントガラスに貼り付けられる(特許文献1参照)。このようなフィルムアンテナには横長のループアンテナが形成されることが多い。
特開2006−270602号
しかしながら、従来フロントガラスの上部に取り付けられる地上波デジタルTV(以後DTVという)を受信するためのループアンテナは、その指向性が車両前方であったので、車両が進行方向を変更すると受信しにくくなるという課題があった。これを解消するために、DTV用のアンテナを車両のリヤガラスにも設け、受信感度の良い方の電波を選択して受信するダイバーシティアンテナ装置もあるが、アンテナの切り換え回路や受信電波の合成回路等が必要となり、設置が困難であると共に設置コストが高かった。
そこで、本発明は、車両のフロントガラスに、指向性に変化を持たせたループアンテナを最小限の数だけ設けることにより、DTVの受信指向性を向上させてDTVを良好に受信することができる、安価で設置が簡単な車両用アンテナ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成する本発明に係る車両用アンテナ装置は、車両の前後方向に平行な第1の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第1方向ループアンテナと、第1の方向とは異なる第2の方向に指向性を備えた少なくともつの第2方向ループアンテナとを備え、車両に設けられた前記窓に設置するアンテナ装置であって、第1方向ループアンテナは、2つの給電端子が第1方向ループアンテナを左右に二分する中心線に対して対称に位置し、第2方向ループアンテナは、2つの給電端子が第2方向ループアンテナを左右に二分する中心線に対して何れか一方の側にオフセットされて位置していることを特徴とするものである。
即ち、本発明に係る車両用アンテナ装置は、2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して対称に位置するループアンテナと、2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して右側にオフセットされて位置するループアンテナと、2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して左側にオフセットされて位置するループアンテナとを、車両に設けられた固定窓に設置することを特徴とするものである。このような車両用アンテナ装置には、以下のような形態がある。
第1の形態の車両用アンテナ装置は、第1方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の左上に設置された第1のループアンテナと、窓の右上に設置された第2のループアンテナとから構成され、第2方向ループアンテナが、車室内から見て、第1のループアンテナの右側に隣接して設置された第3のループアンテナと、第2のループアンテナの左側に設置された第4のループアンテナとから構成されることを特徴としている。
第2の形態の車両用アンテナ装置は、第1方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の左上に設置された第1のループアンテナと、窓の右上に設置された第2のループアンテナとから構成され、第2方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の左下に設置された第3のループアンテナと、窓の右下に設置された第4のループアンテナとから構成され、
第3のループアンテナが備える2つの給電端子が、当該第3のループアンテナを左右に二分する中心線に対してオフセットされる方向と、第4のループアンテナが備える2つの給電端子が、当該第4のループアンテナを左右に二分する中心線に対してオフセットされる方向とが異なることを特徴としている。
第3の形態の車両用アンテナ装置として、車両の前後方向に略平行な第1の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第1方向ループアンテナと、第1の方向とは異なる第2の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第2方向ループアンテナとを備え、車両に設けられた窓に設置するアンテナ装置であって、全てのループアンテナは、2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して何れか一方の側にオフセットされて位置しており、第1方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の左下に設置された第1のループアンテナと、窓の右下に設置された第2のループアンテナとから構成され、第2方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の左上に設置された第3のループアンテナと、窓の右上に設置された第4のループアンテナとから構成され、第1のループアンテナが備える2つの給電端子と、第2のループアンテナが備える2つの給電端子との、オフセットされる方向が異なり、第3のループアンテナが備える2つの給電端子と、第4のループアンテナが備える2つの給電端子との、オフセットされる方向が異なる車両用アンテナ装置が可能である。
また、第4の形態の車両用アンテナ装置として、第1方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の左上及び右上の何れか一方に設置された第1のループアンテナと、窓の左下及び右下の何れか一方に設置された第2のループアンテナとから構成され、第2方向ループアンテナが、車室内から見て、窓の上縁部に沿った方向に設置された第3のループアンテナ及び第4のループアンテナとから構成され、第3のループアンテナが備える2つの給電端子と、第4のループアンテナが備える2つの給電端子との、オフセットされる方向が異なる車両用アンテナ装置が可能である。
本発明に係る車両用アンテナ装置によれば、車両のフロントガラスに設置された複数個のループアンテナの指向性が、車両の前後方向ばかりではなく、車両の左右方向、あるいは車両の後方にもあるので、車両の進行方向が変わってもDTV用の電波を良好に受信することができ、アンテナの受信性能が向上する。
以下添付図面を用いて本発明に係る車両用アンテナ装置の実施の形態を、自動車のフロントガラスに設置される具体的な実施例に基づいて、詳細に説明する。
図1(a)は、自動車のフロントガラス1の左右の上部に取り付けられた本発明の第1の実施例に係る車両用アンテナ装置50の構成を示すものであり、自動車のフロントガラス1とその周囲を車室内側から見たものである。この実施例のアンテナ装置50は、DTV(地上波デジタルTV)を受信するためのものであり、4つのフィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dとから構成されている。4つのフィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dにはそれぞれコネクタ20と同軸ケーブル22からなる給電回路が接続される。
フィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dで受信した信号は、それぞれコネクタ20を介して同軸ケーブル22を備えた給電回路に入力される。この同軸ケーブル22は自動車のAピラー3に沿って配設され、本図には図示しないデジタルTVチューナに接続される。8は自動車のインストルメントパネル9に設置されたカーナビゲーション装置であり、チューナからの画像信号が入力される。
図1(b)は、図1(a)に示した自動車のフロントガラス1のルーフに近い左側の上部に取り付けられるフィルムアンテナ10Aと、ルーフに近い右側の上部に取り付けられるフィルムアンテナ10Dを拡大して示すものである。フィルムアンテナ10A,10Dには、アンテナ導体23が矩形状をなすループアンテナが使用される。ループアンテナは、シート状の透明フィルム24の上に導電性インク、或いは銅箔等の導体によって形成された、矩形状のアンテナ導体23と、アンテナ導体23に給電を行う給電端子11,12を備えている。フィルムアンテナ10A,10Dでは、給電端子11,12は、フィルムアンテナ10A,10Dを左右に二分する中心線に対して対称な位置に近接して設けられている。
図1(c)は、図1(a)に示した自動車のフロントガラス1の左側の上部に取り付けられるフィルムアンテナ10Aの、右側に隣接して設けられるフィルムアンテナ10Bを拡大して示すものである。フィルムアンテナ10Bには、アンテナ導体23が矩形状をなすループアンテナが使用される。ループアンテナは、シート状の透明フィルム24の上に形成された、矩形状のアンテナ導体23と、アンテナ導体23に給電を行う給電端子11,12を備えている。フィルムアンテナ10Bでは、給電端子11,12は、フィルムアンテナ10Bを左右に二分する中心線に対して左側の端部に近接して設けられている。
図1(d)は、図1(a)に示した自動車のフロントガラス1の右側の上部に取り付けられるフィルムアンテナ10Dの、左側に隣接して設けられるフィルムアンテナ10Cを拡大して示すものである。フィルムアンテナ10Cには、アンテナ導体23が矩形状をなすループアンテナが使用される。ループアンテナは、シート状の透明フィルム24の上に形成された、矩形状のアンテナ導体23と、アンテナ導体23に給電を行う給電端子11,12を備えている。フィルムアンテナ10Cでは、給電端子11,12は、フィルムアンテナ10Cを左右に二分する中心線に対して右側の端部に近接して設けられている。
図1(e)は、図1(c)にフィルムアンテナ10Bの変形例を示すフィルムアンテナ10BMの構成を示すものである。フィルムアンテナ10BMでは、フィルムアンテナ10Bの給電端子11に隣接する短手方向のアンテナ導体23Sと、給電端子12に隣接する長手方向のアンテナ導体23Lとが、それぞれ2本の並列接続された導体線で構成されている。これはインピーダンスの整合をとるためである。
図2(a)、(b)は、図1(a)に示したコネクタ20の外観、及びコネクタ20を分解した状態を示すものである。図2(a)に示すように、コネクタ20は、インナケース21とアウタケース25を合わせて構成されており、インナケース21の表面(アンテナ10への取り付け面)には2つの開口部21A,21Bがあり、ばね性を有する接続端子31,32がこの開口部21A,21Bから突出している。コネクタ20は、そのインナケース21の表面が両面テープなどの粘着材によって、アンテナ10A,10B,10C,及び10Dの上に固定される。
接続端子31,32は、図2(b)に示すように、インナケース21とアウタケース25に内蔵された回路基板(誘電体基板)30の一方の面上に取り付けられており、この回路基板30に同軸ケーブル22が接続している。回路基板30の他方の面上には後述する集積回路40が実装されている。一般に、接続端子31がホット側(信号伝達側)の端子であり,接続端子32がアース側の端子である。
図3(a)は、図2(b)に示したコネクタ20の内部にある回路基板30の一般的な構成を、インナケース21とアウタケース25を除いて示すものである。接続端子31,32は回路基板30の裏面側に取り付けられており、スルホール33,34で回路基板30の表側に導かれる。この例では、スルホール33は、回路基板30の表側に実装されている集積回路40の入力端子に接続され、スルホール34は、同軸ケーブル22のアース線(外側導体)22Bに接続している。集積回路40はアンテナで受信された信号に対して増幅等の処理を施すものであり、処理された信号は、同軸ケーブル22の中心導体(内側導体)22Aに出力される。
図3(b)は図3(a)に示した集積回路40の内部構成を示すものである。集積回路40の内部にはアンテナ10に接続するフィルタ41、フィルタ41から出力される信号を増幅するアンプ42、アンプ42から出力される信号帯域を定めるフィルタ43があり、このフィルタ43は直流を阻止するコンデンサ44を介して同軸ケーブル22の中心導体22Aに接続している。この同軸ケーブル22は電源重畳ケーブルであり、重畳された電源電圧(直流)は、交流成分を遮断するコイル45を通じてアンプ42に供給される。
図3(c)は、図3(a)に示したコネクタ20とは異なる回路基板30の構成を、インナケース21とアウタケース25を除いて示すものである。図3(a)に示したコネクタ20の回路基板30では、接続端子31がホット側(信号伝達側)の端子であり、スルホール33で集積回路40の入力端子に接続されており、接続端子32がアース側の端子であって、スルホール34で同軸ケーブル22のアース線22Bに接続していた。一方、図3(c)に示したコネクタ20の回路基板30は、接続端子31がアース側の端子であり、スルホール34で同軸ケーブル22のアース線22Bに接続しており、接続端子32がホット側(信号伝達側)の端子であって、スルホール33で集積回路40の入力端子に接続されている。このように、接続端子31をアース側の端子、接続端子32をホット側の端子とすることも可能である。
図4(a)は、図1(b)に示されるフィルムアンテナ10Aの代わりに使用することができる二重ループアンテナを備えたフィルムアンテナ10AMの構成を示す平面図である。フィルムアンテナ10AMは統合アンテナであり、DTV用のループアンテナのアンテナ導体23の内側に、GPS用のアンテナ13を備えて構成される。これは、GPS用のアンテナ13は、その受信周波数がDTVの周波数より高いので、ループアンテナのアンテナ導体15の大きさはフィルムアンテナ10AMのアンテナ導体23の大きさよりも小さくすることができるからである。GPS用のアンテナ13は、矩形状のアンテナ導体15と、このアンテナ導体15に隣接して設けられた無給電素子16とから構成される。アンテナ導体15と無給電素子16も導電性インク、或いは銅箔等の導体によってシート状の透明フィルム24の上に形成される。
この実施例のGPS用アンテナ13の2つの給電端子は、DTV用のフィルムアンテナ10AMの2つの給電端子11,12の近傍に配置されるので、ホット側の給電端子14はフィルムアンテナ10AMのホット側の給電端子12とアース側の給電端子11とは独立に設けられるが、アース側の給電端子はフィルムアンテナ10AMのアース側の給電端子11と共通になっている。
このため、GPS用のフィルムアンテナ13の給電端子11,14とDTV用のフィルムアンテナ10AMの給電端子11,12には、図4(b)に示すような3つの接続端子17,18,19を備えた1つのコネクタ27を接続することができる。コネクタ27の接続端子17,18,19は、それぞれ給電端子14,12,11に接続される。このコネクタ27には、前述のGPSの受信信号を取り出す同軸ケーブル28と、DTV放送の受信信号を取り出す同軸ケーブル29が接続される。接続端子17,18,19はバネ性を備えており、コネクタ27の接続端子17,18,19の周囲には両面接着テープが貼付されている。よって、コネクタ27を給電端子14,12,11に接続する際には、両面接着テープの剥離紙を剥がし、接続端子17,18,19が給電端子14,12,11に重なるように、図4(a)に示される二点鎖線の位置に取り付ければ良い。透明フィルム24の上のコネクタ27の貼り付け位置には実際にはマーク等が施される。
図5は、第1の実施例の車両用アンテナ装置50と、車両に搭載されたナビゲーション装置8との接続を示す回路図である。この実施例のアンテナ装置50には、図4(a)に示したフィルムアンテナ10AM、及び図1(b)、(c)、(d)に示したフィルムアンテナ10D、10B、10Cが使用されているものとする。また、この実施例では、TVチューナ5がナビゲーション装置8に内蔵されているが、TVチューナ5はナビゲーション装置8と別体になっていても良い。
この実施例では、フィルムアンテナ10AMの中のアンテナ導体23と、フィルムアンテナ10B,10C、10Dが地上波デジタルTV電波を受信するアンテナであり、フィルムアンテナ10AMの中のアンテナ導体15がGPS用のアンテナである。これらのフィルムアンテナ10AM,10B,10C,10Dで受信されたDTV用の信号は、前述のコネクタに内蔵された増幅等を行う集積回路40を介してケーブル22によってTVチューナ5に導かれ、復調された画像は、ナビゲーション装置8がTVモードの時にその表示器6に表示される。また、フィルムアンテナ10AMに搭載されたGPS用のアンテナ13(アンテナ導体15)で受信されたGPS用の信号は、集積回路40、ケーブル22を介してナビゲーション装置8のECU4に導かれ、自動車の現在位置が検出され、地図情報と共にナビゲーション装置8の表示器6に表示される。
ここで、図1(a)のようにフィルムアンテナ10A、10B、10C、及び10Dが配置された車両用アンテナ装置50のDTV受信時のアンテナ指向性について説明する。図6(a)は、図1(d)に示されるフィルムアンテナ10Cがルーフやボディ等の導体7の近傍に設置された場合の指向性を示すものであり、例えば、フィルムアンテナ10Cが自動車のフロントガラスの上部に設置されたときに、これを自動車の上方から見たものである。この場合の導体7は自動車のルーフ部2となる。フィルムアンテナ10Cは、これを左右に二分する中心線に対して右側に給電端子11,12が設けられているので、その指向性は車両の進行方向を示す線Fに対して左側を向いた線Lの方向となる。なお、図6(a)に破線で示す指向性は、指向性がおよそこの方向になるということを示すものであり、正確な指向性図ではない。
図6(b)は、図1(a)に示されるフィルムアンテナ10Aが誘電体の近傍に設置された場合の指向性を示すものである。ここでも、フィルムアンテナ10Aは自動車のフロントガラスの上部に設置されたものとし、この図は自動車を上方から見たものとし、導体7は自動車のルーフ部2とする。フィルムアンテナ10Aは、これを左右に二分する中心線に対して対称に給電端子11,12が設けられているので、その指向性は車両の進行方向を示す線Fと同じ方向となる。なお、破線で示す指向性は、指向性がおよそこの方向になるということを示すものであり、正確な指向性図ではない。
図6(c)は、図1(a)に示されるフィルムアンテナ10Bが導体7の近傍に設置された場合の指向性を示すものである。ここでも、フィルムアンテナ10Bは自動車のフロントガラスの上部に設置されたものとし、この図は自動車を上方から見たものとし、導体7は自動車のルーフ部2とする。フィルムアンテナ10Bは、これを左右に二分する中心線に対して左側に給電端子11,12が設けられているので、その指向性は車両の進行方向を示す線Fに対して右側を向いた線Rの方向となる。
図6(d)は図6(a)から(c)に示されるフィルムアンテナ10C,10A,10Bが自動車60のフロントガラス1の上部のルーフ部2の近傍に設置された場合の垂直方向の指向性を示すものである。ここでも破線で示す指向性は、指向性がおよそこの方向になるということを示すものであり、正確な指向性図ではない。フィルムアンテナ10C,10A,10Bは、DTV受信用であるので、これらのアンテナの垂直方向の指向性は、車両の進行方向Fに対して水平方向が強くなる。
従って、図1(a)に示すようにフィルムアンテナ10A,10B,10C,10Dを自動車60のフロントガラス1に配置したアンテナ装置50の指向性は、自動車60を上方から見た場合に図10(a)に示すようになり、DTVを受信可能な範囲が車両の進行方向を示す線Fに対して左方向を示す線Lと右方向を示す線Rの方向に広がる。この結果、車両が進行方向を変更してもDTVの電波が良好に受信できるようになり、アンテナ装置50の受信性能が向上する。
図7(a)は本発明の第2の実施例の車両用アンテナ装置50が取り付けられた自動車のフロントガラス1とその周囲を車室内側から見たものである。この実施例のアンテナ装置50もDTVを受信するためのものであり、4つのフィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dとから構成されている。4つのフィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dにはそれぞれコネクタ20と同軸ケーブル22からなる給電回路が接続されるが、コネクタ20と同軸ケーブル22の図示はこの実施例では省略してある。また、フィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dで受信した信号の処理は第1の実施例と同じであるので、ここではその説明を省略する。
第2の実施例では、4つのフィルムアンテナ10A,10B,10C,及び10Dのうち、フィルムアンテナ10Aと10Dの配置は第1の実施例と同じである。ところが、フィルムアンテナ10Bと10Cは、自動車のフロントガラス1の上部ではなく、ボディに近いフロントガラス1の下部の左右のAピラー3の近傍に設けられている。この時、フィルムアンテナ10Bは、アンテナ素子の長手方向がAピラー3に沿うように、第1の実施例の取付状態から左に90度回転させた状態で、フロントガラス1の左側下部に取り付けられている。同様に、この時、フィルムアンテナ10Cは、アンテナ素子の長手方向がAピラー3に沿うように、第1の実施例の取付状態から右に90度回転させた状態で、フロントガラス1の右側下部に取り付けられている。
第2の実施例のアンテナ装置50では、図6(a)、(c)で説明したフィルムアンテナ10C,10Bの指向性から、自動車60を側面から見た場合の垂直方向のアンテナ装置50の指向性が、図8に示すように自動車60の後方を示す線L,Rのようになる。この結果、自動車60の後方からのDTVの電波を受信し易くなり、アンテナ装置50の受信性能が向上する。なお、破線で示す指向性は、指向性がおよそこの方向になるということを示すものであり、正確な指向性図ではない。
図7(b)は、図7(a)に示される車両用アンテナ装置50の変形例の構成を示す自動車のフロントガラス1のみを車室内側から見た図である。この実施例では、図7(a)で説明したフィルムアンテナ10C,10Bの代わりに、無給電素子16を備えたフィルムアンテナ10E,10Fが使用されている。フィルムアンテナ10E,10Fは、図7(c)、(d)に示す通りの構成を備えるものであり、透明フィルム24上にある給電端子11,12から遠い側のアンテナ導体23の短い方の辺の近傍に、無給電素子16が隣接配置されている。無給電素子16は、アンテナ導体23の短い方(短手)に平行な部分16Aと、長い方(長手)の延長線上にある部分16Bとから構成されている。無給電素子16を追加することにより、受信角度が大きくなると共にアンテナ感度が向上する。
従って、図7(a)、(b)に示すようにフィルムアンテナ10A,10D,10E,10Fを自動車60のフロントガラス1に配置したアンテナ装置50の指向性は、自動車60を上方から見た場合に図10(b)に示すようになり、DTVを受信可能な範囲が、破線で示すように車両の進行方向を示す線Fに対して車両の後方に広がる。この結果、車両の後方からのDTVの電波が良好に受信できるようになり、アンテナ装置50の受信性能が向上する。なお、図10(b)に破線で示す指向性図は実際の指向性図を示すものではなく、本発明の効果のイメージを示すものである。
図9(a)は本発明の第3の実施例の車両用アンテナ装置50が取り付けられた自動車のフロントガラス1のみを車室内側から見たものであり、この実施例のアンテナ装置50もDTVを受信するためのものである。第3の実施例では、2つのフィルムアンテナ10Bと、2つのフィルムアンテナ10Cとからアンテナ装置50が構成されている。コネクタ20と同軸ケーブル22の図示はこの実施例でも省略してある。また、フィルムアンテナ10B及び10Cで受信した信号の処理も第1の実施例と同じであるので、ここではその説明を省略する。
第3の実施例では、自動車のルーフに近いフロントガラス1の上部に設置するフィルムアンテナ10B,10Cの配置は第1の実施例と同じである。また、ボディに近いフロントガラス1の下部の左右のAピラー3の近傍に設けるフィルムアンテナ10B,10Cの配置は第2の実施例と同じである。従って、第3の実施例のアンテナ装置50では、自動車60を上側から見た場合のアンテナ装置50の指向性は図10(c)に線L,Rと破線で示すようになる。なお、図10(c)に破線で示す指向性図は実際の指向性図を示すものではなく、本発明の効果のイメージを示すものである。
図9(b)は図9(a)に示される第3の実施例の車両用アンテナ装置50の変形例の構成を示す自動車のフロントガラス1のみを車室内側から見たものである。この変形例が第3の実施例と異なる点は、フロントガラス1の下部の左右のAピラー3の近傍に設けるフィルムアンテナ10B,10Cの代わりに、無給電素子16を備えたフィルムアンテナ10E,10Fを使用した点である。フィルムアンテナ10E,10Fは、図7(c)、(d)で既に説明した通り、アンテナ導体23の近傍に、無給電素子16が隣接配置されている。無給電素子16は、アンテナ導体23の短い方に平行な部分16Aと、長い方の延長線上にある部分16Bを備え、無給電素子16を追加することにより、受信角度が大きくなると共にアンテナ感度が向上する。
図9(c)は本発明の第4の実施例の車両用アンテナ装置50が取り付けられた自動車のフロントガラス1のみを車室内側から見たものである。第4の実施例は、車室側から見て、左半分の部分にあるフィルムアンテナ10A,10Bの配置が第1の実施例と同じであり、右半分にある2つのフィルムアンテナ10Cの配置が第3の実施例と同じである。従って、第4の実施例のアンテナ装置50では、自動車60を上側から見た場合のアンテナ装置50の指向性は図10(d)に線F,L,Rと破線で示すようになる。なお、図10(d)に破線で示す指向性図は実際の指向性図を示すものではなく、本発明の効果のイメージを示すものである。
図9(d)は本発明の第5の実施例の車両用アンテナ装置50が取り付けられた自動車のフロントガラス1のみを車室内側から見たものである。第5の実施例は、車室側から見て、右半分の部分にあるフィルムアンテナ10C,10Dの配置が第1の実施例と同じであり、左半分にある2つのフィルムアンテナ10Bの配置が第3の実施例と同じである。従って、第5の実施例のアンテナ装置50では、自動車60を上側から見た場合のアンテナ装置50の指向性は図10(e)に線F,L,Rと破線で示すようになる。なお、図10(e)に破線で示す指向性図は実際の指向性図を示すものではなく、本発明の効果のイメージを示すものである。
以上、本発明の実施の形態を、ループアンテナが自動車のフロントガラスに設置される実施例により説明したが、本発明に係るループアンテナは自動車のリヤガラスや固定式のサイドガラスに設置しても良い。
(a)は本発明の第1の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスとその周囲を車室内側から見た斜視図、(b)は(a)に示される車両用アンテナ装置を構成するループアンテナの1つを拡大して示す平面図、(c)は(a)に示される車両用アンテナ装置を構成するループアンテナの別の1つを拡大して示す平面図、(d)は(a)に示される車両用アンテナ装置を構成するループアンテナの更に別の1つを拡大して示す平面図、(e)は(c)に示されるループアンテナの変形例のループアンテナを拡大して示す平面図である。 (a)は図1(a)から(e)に示されるループアンテナの給電端子に接続するコネクタと同軸ケーブルの外観を示す斜視図、(b)は(a)に示したコネクタの分解斜視図である。 (a)は図2(b)に示した回路基板の一例を裏面側から見た図、(b)は(a)に示した回路基板に実装されたアンプの内部構成を示すブロック回路図、(c)は図2(b)に示した回路基板の別の一例を裏面側から見た図である。 (a)は、図2(b)に示されるループアンテナの代わりに使用することができる二重ループアンテナの構成を示す平面図、(b)は(a)に示すループアンテナの給電端子に接続するコネクタの外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施例の車両用アンテナ装置と車両に搭載されたナビゲーション装置との接続を示す回路図である。 (a)は図1(d)に示されるフィルムアンテナが誘電体の近傍に設置された場合の指向性を示す説明図、(b)は図1(b)に示されるフィルムアンテナが誘電体の近傍に設置された場合の指向性を示す説明図、(c)は図1(c)に示されるフィルムアンテナが誘電体の近傍に設置された場合の指向性を示す説明図、(d)は(a)から(c)に示されるフィルムアンテナが自動車のフロントガラス上部に設置された場合の垂直方向の指向性を示す説明図である。 (a)は本発明の第2の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスとその周囲を車室内側から見た斜視図、(b)は(a)に示される車両用アンテナ装置の変形例の構成を示す自動車のフロントガラスのみを車室内側から見た斜視図、(c)は(b)に示される車両用アンテナ装置を構成するループアンテナの一つを拡大して示す平面図、(d)は(a)に示される車両用アンテナ装置を構成するループアンテナの別の一つを拡大して示す平面図である。 本発明の第2の実施例の車両用アンテナ装置の自動車のフロントガラス下部に設置されたフィルムアンテナによる垂直方向の指向性を示す説明図である。 (a)は本発明の第3の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスのみを車室内側から見た斜視図、(b)は(a)に示される車両用アンテナ装置の変形例の構成を示す自動車のフロントガラスのみを車室内側から見た斜視図、(c)は本発明の第4の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスのみを車室内側から見た斜視図、(d)は本発明の第5の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスのみを車室内側から見た斜視図である。 (a)は図1(a)に示した本発明の第1の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスにおける4つのアンテナの指向性を示す自動車の平面図、(b)は図6(a)に示した本発明の第2の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスにおける4つのアンテナの指向性を示す自動車の平面図、(c)は図7(a)に示した本発明の第3の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスにおける4つのアンテナの指向性を示す自動車の平面図、(d)は図7(c)に示した本発明の第4の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスにおける4つのアンテナの指向性を示す自動車の平面図、(e)は図7(d)に示した本発明の第5の実施例の車両用アンテナ装置が取り付けられた自動車のフロントガラスにおける4つのアンテナの指向性を示す自動車の平面図である。
符号の説明
1 フロントガラス
2 ルーフ部
3 Aピラー
7 導体
8 カーナビ装置
10、10Å,10B,10C,10D,10E,10F フィルムアンテナ
11,12、14 給電端子
13 GPS用アンテナ
16 無給電素子
20 コネクタ
21 インナケース
22 同軸ケーブル
23 アンテナ導体
24 シート状フィルム
30 回路基板
40 集積回路
50 本発明の車両用アンテナ装置
60 自動車

Claims (13)

  1. 車両の前後方向に略平行な第1の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第1方向ループアンテナと、
    前記第1の方向とは異なる第2の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第2方向ループアンテナとを備え、
    車両に設けられた窓に設置するアンテナ装置であって、
    前記第1方向ループアンテナは、2つの給電端子が前記第1方向ループアンテナを左右に二分する中心線に対して対称に位置し、
    前記第2方向ループアンテナは、2つの給電端子が前記第2方向ループアンテナを左右に二分する中心線に対して何れか一方の側にオフセットされて位置していることを特徴とする車両用アンテナ装置。
  2. 2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して対称に位置するループアンテナと、
    2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して右側にオフセットされて位置するループアンテナと、
    2つの給電端子がループアンテナを左右に二分する中心線に対して左側にオフセットされて位置するループアンテナとを備え、
    車両に設けられた固定窓に設置されることを特徴とする車両用アンテナ装置。
  3. 前記第1方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の左上に設置された第1のループアンテナと、前記窓の右上に設置された第2のループアンテナ(10D)とから構成され、
    前記第2方向ループアンテナが、車室内から見て、前記第1のループアンテナの右側に隣接して設置された第3のループアンテナと、前記第2のループアンテナの左側に設置された第4のループアンテナとから構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ装置。
  4. 前記第3のループアンテナが備える2つの給電端子と、前記第4のループアンテナが備える2つの給電端子との、前記オフセットされる方向が異なることを特徴とする請求項3に記載の車両用アンテナ装置。
  5. 前記第3と第4のループアンテナは、前記窓の上縁部に沿った方向のアンテナエレメントと平行に配置される導体と、
    前記窓の上縁部に沿った方向に対して直角の方向のアンテナエレメントと平行に配置される導体とを備えることを特徴とする請求項4に記載の車両用アンテナ装置。
  6. 前記第1方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の左上に設置された第1のループアンテナと、前記窓の右上に設置された第2のループアンテナとから構成され、
    前記第2方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の左下に設置された第3のループアンテナと、前記窓の右下に設置された第4のループアンテナとから構成され、
    前記第3のループアンテナが備える2つの給電端子が、当該第3のループアンテナを左右に二分する中心線に対してオフセットされる方向と、前記第4のループアンテナが備える2つの給電端子が、当該第4のループアンテナを左右に二分する中心線に対してオフセットされる方向とが異なることを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ装置。
  7. 前記第3のループアンテナの給電端子から遠い側のアンテナエレメントの外側に、前記第3のループアンテナを構成するアンテナエレメントに接続しない線状導体が隣接して配置され、
    前記第4のループアンテナの給電端子から遠い側のアンテナエレメントの外側に、前記第4のループアンテナを構成するアンテナエレメントに接続しない線状導体が隣接して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用アンテナ装置。
  8. 前記線状導体は、前記第3のループアンテナのアンテナエレメントに平行な導体と、前記平行な導体の両端部に接続される導体とから構成され、
    前記線状導体は更に、前記第4のループアンテナのアンテナエレメントに平行な導体と、前記平行な導体の両端部に接続される導体とから構成されることを特徴とする請求項7に記載の車両用アンテナ装置。
  9. 車両の前後方向に略平行な第1の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第1方向ループアンテナと、
    前記第1の方向とは異なる第2の方向に指向性を備えた少なくとも1つの第2方向ループアンテナとを備え、
    車両に設けられた窓に設置するアンテナ装置であって、
    全てのループアンテナは、2つの給電端子が前記ループアンテナを左右に二分する中心線に対して何れか一方の側にオフセットされて位置しており、
    前記第1方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の左下に設置された第1のループアンテナと、前記窓の右下に設置された第2のループアンテナとから構成され、
    前記第2方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の左上に設置された第3のループアンテナと、前記窓の右上に設置された第4のループアンテナとから構成され、
    前記第1のループアンテナが備える2つの給電端子と、前記第2のループアンテナが備える2つの給電端子との、前記オフセットされる方向が異なり、前記第3のループアンテナが備える2つの給電端子と、前記第4のループアンテナが備える2つの給電端子との、前記オフセットされる方向が異なることを特徴とする車両用アンテナ装置。
  10. 前記第1のループアンテナの給電端子から遠い側のアンテナエレメントの外側に、前記第1のループアンテナを構成するアンテナエレメントに接続しない線状導体が隣接して配置され、
    前記第2のループアンテナの給電端子から遠い側のアンテナエレメントの外側に、前記第2のループアンテナを構成するアンテナエレメントに接続しない線状導体が隣接して配置されていることを特徴とする請求項9に記載の車両用アンテナ装置。
  11. 前記線状導体は、前記第1のループアンテナのアンテナエレメントに平行な導体と、前記平行な導体の両端部に接続される導体とから構成され、
    前記線状導体は更に、前記第2のループアンテナのアンテナエレメントに平行な導体と、前記平行な導体の両端部に接続される導体とから構成されることを特徴とする請求項10に記載の車両用アンテナ装置。
  12. 前記第1方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の左上及び右上の何れか一方に設置された第1のループアンテナと、前記窓の左下及び右下の何れか一方に設置された第2のループアンテナとから構成され、
    前記第2方向ループアンテナが、車室内から見て、前記窓の上縁部に沿った方向に設置された第3のループアンテナ及び第4のループアンテナとから構成され、
    前記第3のループアンテナが備える2つの給電端子と、前記第4のループアンテナが備える2つの給電端子との、前記オフセットされる方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ装置。
  13. 前記第3及び第4のループアンテナが備える2つの給電端子が、前記第3及び第4のループアンテナを左右に二分する中心線に対して車両のピラー側にオフセットされて設けられていることを特徴とする請求項12に記載の車両用アンテナ装置。
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